NATURE DIARY

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20100103 初散歩:ウラギンシジミとウシカメムシ

Nature Diary #0298
Date: January 3rd (Sunday), 2009
Place: Kofu, Yamanashi
Weather:Fine



<お正月の誓い>
お正月は色々なことを リセット するのに都合がよい。

そこで、今までの体たらくな生活をすべて懺悔してチャラにし(都合が良いやっちゃ)、 お正月からはささやかなながらも 「新しい年頭の誓い」 をしてみようと思うのだ。

しかし、情けないのことに今までお正月に誓ったことが1年を通して守られたためしが無い。それならいっそのことお正月の誓いなど止めた方がましと思うかもしれないが、やはり年の初めにそれが無いと 「クリープを入れないコーヒーみたい」 だ------このコマーシャルフレーズが違和感なくわかる人はかなり古い(失礼)。


§ Diary §

寝正月を決め込んでいたのだが、3日(日曜日)はとても天気がよかったので、午前中に武田の杜を散歩することにした。今年の初散歩である。


ウラギンシジミ; Angled Sunbeam

斜面に数本の蜜柑の木があった。

アゲハ類の蛹でも付いていないかなと思い、斜面を少し登って蜜柑の木の幹や枝を観察した。残念ながらアゲハの仲間の蛹は見つからなかったが、葉裏に静止して越冬しているウラギンシジミを4頭も見つけた。

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葉下で越冬するウラギンシジミ(甲府市、1月3日)

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An Angled Sunbeam overwintering under the leaf of orange tree
Olympus EP-1, ASA200, Flash (+)


ウラギンシジミはいずれも木の北側の葉裏で見つけた。直射日光が当たる南側は越冬するには温度の変化が激しすぎるので倦厭されるのだろうか。

ちょうど2頭が入るアングルを見つけたので、縦位置で撮影した。

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葉下で越冬するウラギンシジミ(甲府市、1月3日)

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Two Angled Sunbeams
Olympus EP-1, ASA200, Flash (+)


ウラギンシジミの翅裏は白い、いやただ白いというよりもまるで「白い漆喰」を翅裏前面に塗ったようなこってりとした質感があるのが特徴だ。

ファインダーを覗いてみると、葉の間から洩れてくる光が円形の模様をつくって面白い背景になりそうだ。このような光の円が背景にある場合は、シボリはできるだけ解放した方が良い。シボリを絞ってしまうとせっかくの円形が6角形などになってしまうからである。

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ウラギンシジミ(甲府市、1月3日)

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An Angled Sunbeam overwintering under the leaf of orange tree
Olympus E-3, ZD35m Macro, ASA400, Flash (+)


太陽を一部に入れて撮影。

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ウラギンシジミ(甲府市、1月3日)

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An Angled Sunbeam overwintering under the leaf of orange tree
Olympus EP-1, ZD50mm Macro, EC-14, MMF-1, Gyorome-8, ASA200, Flash (+)

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ウラギンシジミ(甲府市、1月3日)

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An Angled Sunbeam overwintering under the leaf of orange tree
Olympus EP-1, ZD50mm Macro, EC-14, MMF-1, Gyorome-8, ASA200, Flash (+)



ウシカメムシ; Alcimocoris japonensis

コナラの枝で越冬しているウシカメムシを見つけた----これは嬉しい。

前胸背の外側部分が牛の角(水牛の角?)のように飛びだしたユニークな形のカメムシだ。1回見たら忘れないカメムシだろう。このカメムシは少ない種類のようだ。

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ウシカメムシ(甲府市、1月3日)

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A calicoback, Alcimocoris japonensis, overwintering on the branch of oak
Olympus EP-1, ZD35mm Macro, MMF-1, ASA200, Flash (+)

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ウシカメムシ(甲府市、1月3日)

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High-power view of a calicoback, Alcimocoris japonensis
Olympus EP-1, ZD35mm Macro, MMF-1, ASA200, Flash (+)


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§ Afterword §

今年の初散歩は、虫林のフランチャイズともいえる散歩道「武田の杜」になった。
スタートは、やはり武田の杜がふさわしいな。

今年は仕事の方が色々と忙しくなるので、これまでの様なペースで散歩できるかどうかはかなり疑問だ。まあ少し残念だが、そちらが本業なのでフィールド散歩はヒマを見ながらやろうと思う---といいながら、すぐにヒマを見つけてしまうのだ。



以上、 by 虫林花山
Commented by アッキーマッキー at 2010-01-03 21:29 x
虫林さん、こんにちは
見事なウラギンの写真ですね。僕も虫林さんを見習って今年はもっと里山散策をしようかなっと思ってます。
Commented by mtana2 at 2010-01-04 00:09 x
新年、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
また、ご一緒できると機会があるとよいです。
ウシカメ、かっこいいですね。お目にかかりたいものです。
Commented by spatica at 2010-01-04 00:16 x
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
ウラギンシジミもよいですが、個人的にはウシカメムシに強く魅かれてしまいます。何度か見たことはありますが、神出鬼没といった感じで安定して出会えないですね。
デジタルになってからは撮影していないので、是非会いたいものです。
Commented by chochoensis at 2010-01-04 16:44
虫林さん、=ウシカメムシ=・・・迫力満点で素晴らしいです。接近した写真が見事ですね・・・。
Commented by 虫林 at 2010-01-04 18:10 x
アッキーマッキー さん、
ウラギンシジミの羽裏は独特で、「漆喰」のような質感が好きです。さらに、比較的容易に冬でも越冬個体を発見できることも良いですね。
是非ともお近くで探してみて下さい。
Commented by 虫林 at 2010-01-04 18:13 x
mtanaさん、
おめでとう御座います。
冬の間は木々の葉が落ちて、トリの写真には最も良い季節ですね。僕もトリを見るのは好きですが、撮影となるとしり込みしてしまいます。色々と教えて頂ければ幸いです。ウシカメはユニークな形なので、見つけると写欲を刺激されます。でも、そう簡単に見られる種類でも無さそうですが、トライしてみる価値はあるように思います。
本年も宜しくお願いします。
Commented by 虫林 at 2010-01-04 18:15 x
spaticaさん、
お帰りなさい。ベトナムでの撮影旅行はすばらしい成果だったみたいで良かったですね。おっしゃるとおりで、ウシカメは安定してみることができるものではなさそうです。今回は偶然に見つけることができてとてもラッキーでした。
本年も宜しくお願いします。
Commented by 虫林 at 2010-01-04 18:40 x
chochoensisさん、
ウシカメはchohcoensisさんのブログで、2回もアップされているのですね。さすがです。このカメムシは本当にユニークな形で面白いですね。アップは、その特徴を強調したいなと思って撮影しました。
Commented by himeoo27 at 2010-01-04 21:32
越冬ウラギンシジミの色々な撮影パターン参考になりま
した。
昨年末、見沼田んぼで3頭、北本自然観察公園で2頭
見つけているので虫林さんの写真を参考にして再度撮
りなおしてみます。
Commented by ikedanochohcho at 2010-01-05 09:00 x
あけましておめでとうございます
春一番ウラギンシジミの素晴らしい写真、感動です。
 昨年、白馬・大町などでお逢いしているのですが、まだまだ皆さんのお仲間に入れてもらえるような写真がとれなくて、・・・・・・
今年も老体に鞭打ち頑張ってみようと思っております。
本年もよろしくお願いいたします。
Commented by 虫林 at 2010-01-05 18:27 x
ヒメオオさん、
コメント有難う御座います。
ウラギンシジミは見つけてしまえば、動きませんのでじっくと撮影できて良いですね。色々と試してみるのが良いかと思います。
是非とも楽しんで下さい。
Commented by 虫林 at 2010-01-05 18:30 x
ikedanochohcho さん、
コメント有難う御座います。
昨年は白馬でご一緒できて嬉しかったです。今年も白馬には是非ともお邪魔したいと思っていますので、またお会いできたら光栄です。
こちらこそ宜しくお願い申しあげます。
なお、後ほど「My Favorite Links」に貴ブログをリンクさせて頂きます。
Commented by miyagi at 2010-01-05 23:06 x
新年おめでとうございます。今年もよろしく。
ウシカメムシ、ほんとにユニークですね。角の尖り具合などは全く牛の角という感じでピッタリのネーミングです。図鑑をみると沖縄にもいるようです。(そのうち会いたいものです♪)
Commented by clossiana at 2010-01-06 07:41
ウシカメムシ、恰好いいですね。。冬にこんな虫を見つけられたら飛び上がって喜んじゃいますね。ウラギンの北側の越冬ですが、今観察中のムラツも一日中、日の当たらない少し暗い感じの場所の集団が一番安定しているように思われます。南側に陣取って少しくらい気温が上がった時などに陽気に浮かれて飛びだしたりすると却って危ういのではないかという印象です。或いは北側で暗い方が鳥などに見つかりにくいのかもしれません。いずれにしてもウラギンは♂個体が極端に少ないことと合わせて謎を秘めていますね。
Commented by ヘムレン at 2010-01-06 22:00 x
面白いカメムシですね(^^)。。
武田神社周辺は、バードウオッチングの推奨コースにもなっていますね。
前を通ることはあるのですが、中に入ったことはありません。
昆虫も豊富なようなので、一度足を運んでみたいです(^^)
Commented by 虫林 at 2010-01-07 09:22 x
miyagiさん、
明けましておめでとうございます。
こちらこそ宜しくお願いします。
ウシカメはどうやら少ない種類のようで、なかなか安定してみることは難しいですね。でも、気にしていないと見逃してしまいますので、時々目をやってくださいね。とてもユニークですよね。
Commented by 虫林 at 2010-01-07 09:25 x
clossianaさん、
ウシカメは見つけると本当に嬉しいです。思わず拡大写真を撮影してしまいました。ウラギンは4頭とも木の北側で見つけました。ウラギンを発見した木そのものは太陽に良く当たるので、気温の変化が少ない北側で越冬しているのかなと思っています。
確かにオスは少ないですね。
Commented by 虫林 at 2010-01-07 09:28 x
ヘムレンさん、
武田の杜は、武田神社にも近いので、武田神社で集合してからバードウォッチングの月例会のコースになるみたいです。甲府の北側の丘陵はどこも同じように散策コースがありあるので、足を運ばれたらよいかなと思います。とくにミヤマセセリは多いようですよ。
by tyu-rinkazan | 2010-01-03 19:57 | Comments(18)