NATURE DIARY

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20100425 武田の杜散歩:春の蝶と甲虫

Nature Diary #0317
Date: April 25th (Sunday), 2010
Place: Kofu, Yamanashi Pref.
Weather: fine



§ Diary §

新緑の候

昨日は京都からの帰宅が遅くなったので、朝はゆっくり起きた。
Nikon のコンデジを持って近くの武田の杜を散歩。


トラフシジミ; Japanese Flash

田の土手をウラウラと歩いていたら、トラフシジミが足下から飛び出した。
飛翔を注視していると、オオイヌノフグリの花で吸蜜。

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オオイヌノフグリで吸蜜するトラフシジミ

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A Japanese Flash feeding on the flower of Ooinunofuguri..
NIKON COOLPIX P100
(2010-April-25, Kofu)

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トラフシジミ

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A Japanese Flash feeding on the flower of Ooinunofuguri..
NIKON COOLPIX P100
(2010-April-25, Kofu)


ナミアゲハ; Chinese Yellow Swallowtail

木に絡むように飛ぶナミアゲハを見ていたら、産卵を開始。
あわてて、コンデジの望遠域ギリギリ(35mm換算:678mm)で手持ち撮影

数枚撮影した内の1枚は使える写真になった。
600mm以上の超望遠が手持ち撮影できるなんて時代は変わったな。

d0090322_2235530.jpg
産卵するナミアゲハ

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A Chinese Yellow-tail laying eggs on the branch..
NIKON COOLPIX P100, trimming(+)
(2010-April-25, Kofu)



クリストフコトラカミキリ; Pilagionotus christophi

切り倒されたコナラの材木上で歩き回るクリストフコトラカミキリを発見。
以前、カミキリムシ(天牛)屋だった虫林は胸が高鳴る。

このトラカミキリは、コトラ(小さいトラ)という名前が付いていますが、トラカミキリの仲間ではけっして小さい方ではありません(むしろ大きい)

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クリストフコトラカミキリ

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A long-horned beetle, Pilagionotus christophi , walking on the lumber .
NIKON COOLPIX P100, Flash(+)
(2010-April-25, Kofu)




ミヤマルリハナカミキリ; Kanekoa azumensis

満開のカエデの花を見つけた。

見ると、小型のカミキリムシが飛んでいる。
ミヤマルリハナカミキリだ。

ミヤマルリハナは結構珍しいハナカミキリだが、このカエデの花では多数の個体が飛んでいた。


ミヤマルリハナの体色は青緑色。
通常で撮影すると黒くなってしまうので、本来の体色を表現するのはなかなか困難。

下の写真は本来の体色に近いかな。

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ミヤマルリハナカミキリ

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A long-horned beetle, Kanekoa azumensis
NIKON COOLPIX P100, flash(+)
(2010-April-25, Kofu)


カエデの花に来集したミヤマルリハナ。

d0090322_2245538.jpg
カエデの花のミヤマルリハナカミキリ

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A long-horned beetle, Kanekoa azumensis
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, Flash(+)
(2010-April-25, Kofu)


E-3で飛翔しているミヤマルリハナを撮影。

ニコンのコンデジで、もっと楽に飛翔写真が撮影できると思ったが、スポーツ連射モード(パストレンシャ)では難しかった。先撮り撮影は練習が必要なのかもしれないな。

下の写真はE-3 で望遠飛翔撮影。

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ミヤマルリハナカミキリの飛翔

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A long-horned beetle, Kanekoa azumensis
NIKON COOLPIX P100
(2010-April-25, Kofu)



ヒゲナガオトシブミ; Paratrachelophorus longicornis

オトシブミ類のハンドブックを購入したので(下を参照)、本日は葉の上を注意深く観察。
すると、オトシブミ類のスーパースター格のヒゲナガオトシブミを発見。

さらに、葉を巻いている交尾ペアまで見つけた。

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交尾するヒゲナガオトシブミ

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Mating a pair of Paratrachelophorus longicornis
NIKON COOLPIX P100
(2010-April-25, Kofu)


オスに触角はとても長く、首(前胸背)と頭部も長い。
逆光になっていたのだろうか、体が飴色になっていて綺麗。

d0090322_0481522.jpg
交尾するヒゲナガオトシブミ

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Mating a pair of Paratrachelophorus longicornis
NIKON COOLPIX P100
(2010-April-25, Kofu)




ファウストハマキチョッキリ; Byctiscus fausti

ファウストハマキチョッキリは5mm程度の小さな甲虫だが、色彩は美しい。
カエデの葉を巻く。

d0090322_2255224.jpg
ファウストハマキチョッキリ

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Byctiscus fausti
NIKON COOLPIX P100, flash(+)
(2010-April-25, Kofu)




シロヒゲナガゾウムシ; Pilagionotus christophi

d0090322_2261091.jpg
シロヒゲナガゾウムシ

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An elephant beetle, Pilagionotus christophi, resting on the branch.
NIKON COOLPIX P100, flash(+)
(2010-April-25, Kofu)




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§ Afterword §

昨日は京都までの日帰り出張で、夜遅くに帰宅したので少し疲れていた。

すでに山は新緑に包まれ、若葉にはオトシブミ類が発生していた。
実は最近、オトシブミの手軽な図鑑を購入。

小さくて薄くて携帯にはとても便利。
実際の場所で種名を確かめることができる。。「お散歩の友」だね。

d0090322_2262933.jpg
お散歩の友?

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カエデの花もちょうど満開で、ミヤマルリハナの個体数の多さには驚いた。
以前、中学生の頃に、このハナカミキリを採集するために、生まれ育った神奈川の海辺の町から電車に乗って高尾山まで遠征したことが思い出される。

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本日はNIKON COOLPIX P100の機能をテスト。

色再現(△)、フォーカス速度(○)、フォーカス精度(×)、解像度(△)、使いやすさ(△)、携帯性(×)、可動性背面モニター(◎)、さらに連射機能はまだ評価不能(?)。

先撮り機能付きスポーツ連射(パスト連射)機能は使用可能だが、露出はオートのみ、昆虫写真では使い難いかも(×)。後日さらに検証してみる必要があり。





以上、 by 虫林花山
Commented by at 2010-04-25 23:49 x
クリストフコトラカミキリいいですねえー。一度撮影してみたいですね。

ここの場所、来月にコトラカミキリはでませんかね。
憧れだったんですよ・・・・・・
Commented by ダンダラ at 2010-04-26 09:40 x
ニコンの新コンデジは、広角からマクロ、望遠となかなかの性能ですね。
コンデジの望遠って、カタログ性能は十分でも実際にはターゲットの補足が難しく、使い物にならないという印象なのですが、使ってみての感想はいかがですか。
Commented by 虫林 at 2010-04-26 22:13 x
kさん、
コメント有難うございます。
クリストフコトラはなかなか立派なカミキリですので、気に入っています。この時期、甲府やその周辺ではしばしば見られます。コトラはクリストフよりも少ないようですので、なかなか見る事ができませんが、仰るとおりで、来月あたり探してみますね。
Commented by 虫林 at 2010-04-26 22:18 x
ダンダラさん、
コメント有難うございます。
ニコンのコンデジはよさそうですが、もう少しテストしないと実際にサブとして使用できるかどうかわかりません。
望遠は焦点距離が長いほどターゲットを捕え難いですね。望遠の場合は背面液晶だけで捉えようとすると難しいのですが、ニコンには一応ファインダーも使用できますので、一眼レフと同じ感覚で見る事もできます。液晶で捉えるには、液晶専用のフード付きのファインダーがありますので、それを使用すればうまくいくかもしれませんね。
Commented by chochoensis at 2010-04-27 15:12 x
=カミキリムシ=・・・撮影してもその場で種名が判らないので、いつも、自宅に帰ってから四苦八苦しています・・・勉強が足りないので、もっと、修行しないとだめですね・・・今年も先生に教わらないと・・・是非、ご教授ください・・・。クリストフコトラカミキリ・・・色彩がなんともいえない魅力がありますね・・・。
Commented by clossiana at 2010-04-27 17:46
ヒゲナガオトシブミの交尾って何だか♂がとても大変そうな感じで面白かったです。ところで変わったゾウムシを撮りましたのでネットで検索していましたら貴ブログにヒットしました。すると愛称ダッコちゃんでした。♀個体のように思われます。愛称からくるイメージ通りで且つ、品のいい色合いでした。
Commented by ヘムレン at 2010-04-27 20:23 x
カミキリの季節も到来ですか。
綺麗なカミキリ、オトシブミ・・・目を向ける先がたくさんで忙しそうです(^^)
写真も、みな綺麗で素晴らしいです。
Commented by himeoo27 at 2010-04-27 21:28
オトシブミの仲間は「ロボット」っぽいところが良いですね!
特に交尾の写真が好きです。
Commented by 蘭丸 at 2010-04-28 18:59 x
虫林san、こんばんは。
オトシブミの季節が始まりましたね。此方では、ヒメクロオトシブミが、ノイバラの葉を巻き始めました。
オトシブミハンドブックに限らず、このハンドブックシリーズは携行にも大変便利なうえ、
比較的安価なので、ドンドン新刊を発刊して欲しいところです。
Commented by 虫林 at 2010-04-30 17:21 x
chochoensisさん、
コメント、有難う御座います。東京での学会に集中していたため、レスが遅れまして申し訳ありませんでした。
カミキリの同定は難しくて新知見についていっていない部分もかなりありますが(Pidonia---ヒメハナカミキリの仲間 など)、僕のわかるものであれば遠慮なくお聞き下さいね。
クリストフコトラは春の一時期だけに出現するので、撮影できると嬉しいです。
Commented by 虫林 at 2010-04-30 17:26 x
clossianaさん、
コメント有難う御座います。
ホオジロアシナガゾウムシを撮影されたようですね。このゾウムシは越冬するダッコちゃんの仲間では、個体数が少ないようで、僕は今まで2度ほどしかみていません。おめでとう御座います。
こんなゾウムシを発見できるなんて、さすがですね。
Commented by 虫林 at 2010-04-30 17:28 x
ヘムレンさん、
コメント有難う御座います。
僕は欲が深いので、蝶だけでは飽き足らず、甲虫にも手を出してしまいます。でも、甲虫の世界もなかなか楽しいですよ。今年はカミキリも撮影対象としたいのですが、どうなることやら。
Commented by 虫林 at 2010-04-30 17:29 x
ヒメオオさん、
コメント有難う御座います。
ヒゲナガオトシブミはとてもユニークな形の上に、大きさも大きいので気に入っています。面白いでしょう?
Commented by 虫林 at 2010-04-30 19:11 x
蘭丸さん、
コメント有難う御座います。
ヒメクロオトシブミはこちらでも発生しています。今の時期、葉っぱを見ながら歩くのが好きで、したがってオトシブミの仲間に目が行ってしまいます。
ハンドブックシリーズは何しろ手軽に持ち歩くことが出来ますので、とても有用ですね。
Commented by banyan10 at 2010-05-02 01:14
トラフの広角良い雰囲気ですね。
未撮影の魅力的なカミキリなどが並んでいます。狙って撮影していないので難しいでしょうが、いつか見たいです。
コンデジの望遠がこれだけ撮れるのはいいですね。
Commented by 虫林 at 2010-05-02 22:15 x
banyanさん、
コメント有難うございます。
カミキリムシは、採集することができても、撮影するのが難しい状況が多いようです。とくにハナカミキリの仲間は高い木だとお手上げですね。でも、何とか下の花に来るものを狙って撮影したいと思います。
コンデジの望遠は僕も驚きました。
by tyu-rinkazan | 2010-04-25 22:16 | Comments(16)