20110508 信濃の散歩道:クモマツマキチョウ
2011年 05月 10日
=散歩欠乏(散欠)状態=
今年の連休はあまりフィールドに出ることが出来ずに不完全燃焼のまま何となく過ぎてしまったようだ。
そこで、連休最後の日曜日(5月8日)くらいはどこかに遠征したいなと思っていたら好機到来。蝶友 kmkurobe さん(安曇野の蝶と自然)と Oさん(ネイチャーKENDAMAR の歳時記) にご一緒させていただき、渓間のオレンジ: クモマツマキチョウ (以下クモツキ)の撮影に行くことになった。ちなみにOさんとは、昨年の「山ゴマ」撮影の際にご一緒して以来だ-----ウーム、とても楽しみだな。
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Nature Diary #386
Oさんの車に同乗して向かった先は、大きな石(落石)が転がる山奥の林道だった。
現地に到着してみると、そこはまだ雪が残る急峻な谷で、標高は多分1000mは越えているだろう。谷の木々は少し芽吹いて、茶灰色の山肌に浅葱色から黄赤色の淡いアクセントを添えていた。
空を見上げると、雲は水が流れるような速度で動き、時折雲の切れ間から青空が顔を出した。
► 急峻な谷 (長野県, 5月8日)
.
Olympus EP-1, MZD14-42mm F3.5-5.6, ASA400
» クモマツマキチョウ ; Orange Tip
ぶらぶらと周囲を歩きながら待つことしばし、心躍る瞬間は突然訪れた。
雲の切れ間から陽の光が差してしばらくすると、「いたよ~」というkmkurobeさんの大きな声に慌てて駆け付けたところ、そこには目にも鮮やかな小さなオレンジが、斜面に沿ってひらひらと飛んでいた。「止まれ!」と心で念じながら、驚かさない様に少し離れてチョウを追跡すると、うまい具合に地面の枯れ草で静止した。
今年初めてのクモツキが、何と5月の連休最終日に見ることができた------来た甲斐があったな。
► 枯れ草に静止したクモマツマキチョウ♂ (長野県, 5月8日)
.
Canon EOS 7D, EF 300mm F4L IS USM, ASA800
見つけたクモツキは、枯草からすぐに飛び立って近くのフキノトウの花で吸蜜を始めた。
kmkurobeさんの観察によれば、蝶たちは谷の下から上がって来るようだという。今回、我々が待機した場所は標高1000mをかなり超えていて、木々もまだ芽吹いたばかりだった。また食草のハタザオも見ることが出来なかったので、クモツキたちはここで羽化したとは少し考え難い。つまり、クモツキたちはこの谷のかなり下方で羽化し、谷に沿って上がってきたのだろう。いつか谷の下方でハタザオを探してみたいものだ。
► フキノトウの花で吸蜜するクモマツマキチョウ♂ (長野県, 5月8日)
.
Canon EOS 7D, EF 300mm F4L IS USM, ASA800
開翅したクモツキのオスは息を飲むほど美しい。
昨年は英国スコットランドのエジンバラ市郊外にある岩山の間の湿地帯で Orange tip に出会ったが、その時に撮影した写真を比較すると、日本のクモツキはヨーロッパのOrange tipよりも前翅表のオレンジの範囲がより広くて美しい。
多分、日本のクモツキは、世界一美しいOrange tip------かも知れない(手前味噌)。
► フキノトウに静止したクモマツマキチョウ♂ (長野県, 5月8日)
.
Canon EOS 7D, EF 300mm F4L IS USM, ASA800
► フキノトウに静止したクモマツマキチョウ♂ (長野県, 5月8日)
.
Canon EOS 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400
日が陰るとクモツキは翅を閉じて静止したまま全く動かなくなった。
こうなると、かなり大胆に撮影しても飛び去る危険は無くなる。そこで、広角レンズで背景の山を意識しながら撮影してみた。ここではシボリを開けてバックを適度にぼかした写真を掲載する。
► クモマツマキチョウ♂ (長野県, 5月8日)
.
Canon EOS 60D, Sigma 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM, Kenko C-AF 1.4X Teleplus MC4, ASA400
突然陽が差してきた。
暖かな五月の陽がオレンジの紋を透かしてとても綺麗だった。見ると陽に照らし出されたクモツキはゆっくりと翅を開き始めた。高山蝶の1種であるクモツキは、陽の光にはとても敏感なようだな。
► クモマツマキチョウ♂ (長野県, 5月8日)
.
Canon EOS 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400
しばらくすると、メスも現れて渓流脇のフキノトウに静止した。すぐに陽が陰ってしまい、雨まで降ってきたが静止したクモツキは動こうともしない。
► クモマツマキチョウ♀ (長野県, 5月8日)
.
Canon EOS 60D, Sigma 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM, ASA400
翅裏をじっくりと拡大撮影してみた。
みると、体を覆う長い毛が濡れそぼっているのが少し哀れにみえる。これでは大雨になったら困るに違いないが、自然界の中でたくましく生きる彼らは多分平気なのだろう。
► クモマツマキチョウ♀ (長野県, 5月8日)
.
Canon EOS 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400
陽が差して半開翅した♀を撮影した。
► クモマツマキチョウ♀ (長野県, 5月8日)
.
Canon EOS 7D, EF 300mm F4L IS USM, ASA400
» ヒメギフチョウ ; Luehdorfia japonica
その後、近くのヒメギフチョウのポイントに少しだけ立ち寄ってみた。天気は少し回復したものの、風がとても強くてヒメギフはあまり飛ばなかったが、それでも2頭ほど姿を見ることができた。
► ヒメギフチョウ (長野県, 5月8日)
.
Canon EOS 7D, EF 300mm F4L IS USM, ASA400
§ Afterword §
昼を過ぎると風が強くなってきたので、早々に引き揚げた。
それにしても、5月の連休にクモツキ撮影は想定外だったので、実際に撮影できたときにはとても嬉しかった。さらにメスまで出現したのには驚く他はない。ご案内いただいたOさん、いつもご一緒させていただいている kmkurobeさんに感謝します(下の写真は、広角接写する kmkurobe さん)。
楽しくエキサイティングな一日でした。
※ 今シーズンから取り組んできたブログのスタイル変更もやっと落ち着いてきました。何となくほっとしています。これで当分の間このままで行こうかなと思っています。今後ともどうぞ宜しくお願いします。
以上、 by 虫林花山
今年の連休はあまりフィールドに出ることが出来ずに不完全燃焼のまま何となく過ぎてしまったようだ。
そこで、連休最後の日曜日(5月8日)くらいはどこかに遠征したいなと思っていたら好機到来。蝶友 kmkurobe さん(安曇野の蝶と自然)と Oさん(ネイチャーKENDAMAR の歳時記) にご一緒させていただき、渓間のオレンジ: クモマツマキチョウ (以下クモツキ)の撮影に行くことになった。ちなみにOさんとは、昨年の「山ゴマ」撮影の際にご一緒して以来だ-----ウーム、とても楽しみだな。
Nature Diary #386
Oさんの車に同乗して向かった先は、大きな石(落石)が転がる山奥の林道だった。
現地に到着してみると、そこはまだ雪が残る急峻な谷で、標高は多分1000mは越えているだろう。谷の木々は少し芽吹いて、茶灰色の山肌に浅葱色から黄赤色の淡いアクセントを添えていた。
空を見上げると、雲は水が流れるような速度で動き、時折雲の切れ間から青空が顔を出した。
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Olympus EP-1, MZD14-42mm F3.5-5.6, ASA400
» クモマツマキチョウ ; Orange Tip
ぶらぶらと周囲を歩きながら待つことしばし、心躍る瞬間は突然訪れた。
雲の切れ間から陽の光が差してしばらくすると、「いたよ~」というkmkurobeさんの大きな声に慌てて駆け付けたところ、そこには目にも鮮やかな小さなオレンジが、斜面に沿ってひらひらと飛んでいた。「止まれ!」と心で念じながら、驚かさない様に少し離れてチョウを追跡すると、うまい具合に地面の枯れ草で静止した。
今年初めてのクモツキが、何と5月の連休最終日に見ることができた------来た甲斐があったな。
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Canon EOS 7D, EF 300mm F4L IS USM, ASA800
見つけたクモツキは、枯草からすぐに飛び立って近くのフキノトウの花で吸蜜を始めた。
kmkurobeさんの観察によれば、蝶たちは谷の下から上がって来るようだという。今回、我々が待機した場所は標高1000mをかなり超えていて、木々もまだ芽吹いたばかりだった。また食草のハタザオも見ることが出来なかったので、クモツキたちはここで羽化したとは少し考え難い。つまり、クモツキたちはこの谷のかなり下方で羽化し、谷に沿って上がってきたのだろう。いつか谷の下方でハタザオを探してみたいものだ。
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Canon EOS 7D, EF 300mm F4L IS USM, ASA800
開翅したクモツキのオスは息を飲むほど美しい。
昨年は英国スコットランドのエジンバラ市郊外にある岩山の間の湿地帯で Orange tip に出会ったが、その時に撮影した写真を比較すると、日本のクモツキはヨーロッパのOrange tipよりも前翅表のオレンジの範囲がより広くて美しい。
多分、日本のクモツキは、世界一美しいOrange tip------かも知れない(手前味噌)。
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Canon EOS 7D, EF 300mm F4L IS USM, ASA800
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Canon EOS 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400
日が陰るとクモツキは翅を閉じて静止したまま全く動かなくなった。
こうなると、かなり大胆に撮影しても飛び去る危険は無くなる。そこで、広角レンズで背景の山を意識しながら撮影してみた。ここではシボリを開けてバックを適度にぼかした写真を掲載する。
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Canon EOS 60D, Sigma 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM, Kenko C-AF 1.4X Teleplus MC4, ASA400
突然陽が差してきた。
暖かな五月の陽がオレンジの紋を透かしてとても綺麗だった。見ると陽に照らし出されたクモツキはゆっくりと翅を開き始めた。高山蝶の1種であるクモツキは、陽の光にはとても敏感なようだな。
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Canon EOS 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400
しばらくすると、メスも現れて渓流脇のフキノトウに静止した。すぐに陽が陰ってしまい、雨まで降ってきたが静止したクモツキは動こうともしない。
.
Canon EOS 60D, Sigma 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM, ASA400
翅裏をじっくりと拡大撮影してみた。
みると、体を覆う長い毛が濡れそぼっているのが少し哀れにみえる。これでは大雨になったら困るに違いないが、自然界の中でたくましく生きる彼らは多分平気なのだろう。
.
Canon EOS 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400
陽が差して半開翅した♀を撮影した。
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Canon EOS 7D, EF 300mm F4L IS USM, ASA400
» ヒメギフチョウ ; Luehdorfia japonica
その後、近くのヒメギフチョウのポイントに少しだけ立ち寄ってみた。天気は少し回復したものの、風がとても強くてヒメギフはあまり飛ばなかったが、それでも2頭ほど姿を見ることができた。
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Canon EOS 7D, EF 300mm F4L IS USM, ASA400
§ Afterword §
昼を過ぎると風が強くなってきたので、早々に引き揚げた。
それにしても、5月の連休にクモツキ撮影は想定外だったので、実際に撮影できたときにはとても嬉しかった。さらにメスまで出現したのには驚く他はない。ご案内いただいたOさん、いつもご一緒させていただいている kmkurobeさんに感謝します(下の写真は、広角接写する kmkurobe さん)。
楽しくエキサイティングな一日でした。
※ 今シーズンから取り組んできたブログのスタイル変更もやっと落ち着いてきました。何となくほっとしています。これで当分の間このままで行こうかなと思っています。今後ともどうぞ宜しくお願いします。
以上、 by 虫林花山
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himeoo27 at 2011-05-10 20:12
クモマツマキチョウの雌雄&開閉を一度に撮影出来るとは凄いポイントですね!やはり♂の表翅とっても素敵です。
0
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kmkurobe
at 2011-05-10 20:38
x
kmkurobeさん、
コメントあリがとうございます。
僕のツキよりも、kmkurobeさんの観察眼が素晴らしいからだと思います。こちらこそご一緒で来て嬉しい限りです。
そうですね、バンドの交尾は夢ですね。ぜひ行きたいものです。
コメントあリがとうございます。
僕のツキよりも、kmkurobeさんの観察眼が素晴らしいからだと思います。こちらこそご一緒で来て嬉しい限りです。
そうですね、バンドの交尾は夢ですね。ぜひ行きたいものです。
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clossiana at 2011-05-11 07:38
わっ、もうクモツキですか。。早いですね。連休に見られるところは標高の低いところかと思っていましたが下から上がってくるのですね。なるほど。。納得です。ツマキも正面から撮るとかなり毛深いですから、やはり良く似ているのだなと思いました。でもこのオレンジ紋は全く目の毒ですね。
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YATAROU
at 2011-05-11 09:17
x
うあー、もうクモツキですか、いいなー、私は今年こそクモツキを見に行こうと、上高地を予定しているのです。あと扇沢、南アルプス林道、くらいしか見られる所を知らないもので、5月末と考えていました。
おおっ、眩しいオレンジですね。
フキノトウとの組み合わせは、初夏というより春を感じさせる画像です。
ところで前出のヒメギフの後翅の赤斑の比較画像、大変参考にさせていただいております。有り難うございます。
フキノトウとの組み合わせは、初夏というより春を感じさせる画像です。
ところで前出のヒメギフの後翅の赤斑の比較画像、大変参考にさせていただいております。有り難うございます。
素晴らしい成果ですね。
ここは5月の連休に出ると言うことは知っていましたが、なかなか足が向きません。(細かい場所も知らないし)
日本のクモツキはヨーロッパのものよりきれいですか。
うれしいですね。
ここは5月の連休に出ると言うことは知っていましたが、なかなか足が向きません。(細かい場所も知らないし)
日本のクモツキはヨーロッパのものよりきれいですか。
うれしいですね。
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banyan10 at 2011-05-11 17:03
この時期のクモツキは標高もそれほど高くなく、フキノトウなどが咲いている場所に発生するのですね。
なんとなく高山の花でないと違和感感じてしまいますが、オレンジは眩しいですね。
昨年は一度も見に行けなかったので、今年はどこかでオレンジを堪能したいです。
なんとなく高山の花でないと違和感感じてしまいますが、オレンジは眩しいですね。
昨年は一度も見に行けなかったので、今年はどこかでオレンジを堪能したいです。
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at 2011-05-11 20:24
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
clossianaさん、
コメント有難うございました。この時期にクモツキはあまり経験の無い僕には意外でした。でも、何とかオス、メスと帰りに林道を飛ぶオスを見ることができたので、結構発生しているみたいです。
撮影した僕でさえ、オレンジの紋は目に毒です(笑)。
コメント有難うございました。この時期にクモツキはあまり経験の無い僕には意外でした。でも、何とかオス、メスと帰りに林道を飛ぶオスを見ることができたので、結構発生しているみたいです。
撮影した僕でさえ、オレンジの紋は目に毒です(笑)。
YATAROU さん、
コメント有難うございます。
クモツキの撮影は僕の知っているところは大体5月下旬からで、確実にみようと思えば、6月初めでした。でもここはこの時期にもかなり出ているみたいなので驚きました。是非とも撮影に成功されることを祈念いたします。
コメント有難うございます。
クモツキの撮影は僕の知っているところは大体5月下旬からで、確実にみようと思えば、6月初めでした。でもここはこの時期にもかなり出ているみたいなので驚きました。是非とも撮影に成功されることを祈念いたします。
kenkenさん、
コメント有難うございます。
こおんは吸蜜植物はキブシとフキノトウくらいしかありませんでした。スミレサイシンも少し咲いていましたが、そちらの方はまだこれからでしょう。僕にはフキノトウとクモツキの組み合わせは何となく奇異に映りました。ヒメギフの赤上がりはとても綺麗なので、並べてみましたが、姫川流域はかなりバリエーションが大きいので、注意すると面白いかもしれませんね。
コメント有難うございます。
こおんは吸蜜植物はキブシとフキノトウくらいしかありませんでした。スミレサイシンも少し咲いていましたが、そちらの方はまだこれからでしょう。僕にはフキノトウとクモツキの組み合わせは何となく奇異に映りました。ヒメギフの赤上がりはとても綺麗なので、並べてみましたが、姫川流域はかなりバリエーションが大きいので、注意すると面白いかもしれませんね。
22wn3288 さん、
コメント有難うございます。
大井川上流のブログを拝見しましたよ。二軒小屋に宿泊しての探索は素晴らしい臨場感でした。こちらではそれほどのアドベンチャーではなく撮影できるみたいです。何とか今年も撮影できてほっとした次第です。
コメント有難うございます。
大井川上流のブログを拝見しましたよ。二軒小屋に宿泊しての探索は素晴らしい臨場感でした。こちらではそれほどのアドベンチャーではなく撮影できるみたいです。何とか今年も撮影できてほっとした次第です。
ダンダラさん、
コメント有難うございます。多分ご想像の場所で間違いないと思います。谷筋には結構発生しているようですよ。
ヨーロッパのクモツキに比べると、日本の方がオレンジの紋の範囲が広くて美しいようです。それに中部山岳地帯だけというイメージも良いですよね。
コメント有難うございます。多分ご想像の場所で間違いないと思います。谷筋には結構発生しているようですよ。
ヨーロッパのクモツキに比べると、日本の方がオレンジの紋の範囲が広くて美しいようです。それに中部山岳地帯だけというイメージも良いですよね。
banyanさん、
コメント有難うございます。
ここは1000mを越えていますので、それほど低所ではありませんよ。花もフキノトウくらいしか咲いていないので、初めは本当に来るのかしらと不安でした。でも、訪れてくれた時は嬉しかったです。
今年も撮影できると良いですね。
コメント有難うございます。
ここは1000mを越えていますので、それほど低所ではありませんよ。花もフキノトウくらいしか咲いていないので、初めは本当に来るのかしらと不安でした。でも、訪れてくれた時は嬉しかったです。
今年も撮影できると良いですね。
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ヘムレン
at 2011-05-11 20:59
x
非公開コメントさん
有難うございます。
なるほどなるほど、一方通行のような飛翔コースをとるのですね。もう少し個体数がいればもっと観察できたのですが、なかなかそういうわけにもいきませんでした。食草は崖なのですね。僕もそのつもりで少し探したのですが、探し方が足りなかったのでしょう。いやいや勉強になります。有難うございました。
最後のスギタニルリですが、確かにかなり飛んでいました。でも、カメラを向けなかったのです。後悔していますよ~。もし、次回行く機会があれば、かならず撮影してみたいと思います。
有難うございます。
なるほどなるほど、一方通行のような飛翔コースをとるのですね。もう少し個体数がいればもっと観察できたのですが、なかなかそういうわけにもいきませんでした。食草は崖なのですね。僕もそのつもりで少し探したのですが、探し方が足りなかったのでしょう。いやいや勉強になります。有難うございました。
最後のスギタニルリですが、確かにかなり飛んでいました。でも、カメラを向けなかったのです。後悔していますよ~。もし、次回行く機会があれば、かならず撮影してみたいと思います。
ヘムレンさん、
コメント有難うございます。
僕もため息が出てしまいます(笑)。クモツキは何度であってもいくつになってもため息が出る蝶ですね。
今年もクモツキのシーズンはこれからですから楽しみですね。
コメント有難うございます。
僕もため息が出てしまいます(笑)。クモツキは何度であってもいくつになってもため息が出る蝶ですね。
今年もクモツキのシーズンはこれからですから楽しみですね。
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cactuss at 2011-05-11 21:36
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ネイチャーkendamar
at 2011-05-11 22:37
x
ご一緒させていただきこちらも勉強になりました。
下からという発想はまったくありませんでした。
例年だとスミレぐらいは咲いていて、これではだめだと思っていました。
クモツキ・ウソツキにならなくてよかった~
大先輩の方々のおかげです。
あの場所は谷がたくさんあって
林道を走っていると5月末ぐらいまで楽しめる場所です。今年は6月までいけてしまうかもしれません。
そしてギフ撮影ができなくなることに…。
食草探しという課題があがっているようですね。探してみたいと思います。
ヒメギフの発生地もまだわかっていなくて、あの山の山頂でも飛んでいるそうです。だとしたら、アルプスバックです。
虫林さんの行動力見習わないといけないと思いました。
また、ご一緒させてください。
下からという発想はまったくありませんでした。
例年だとスミレぐらいは咲いていて、これではだめだと思っていました。
クモツキ・ウソツキにならなくてよかった~
大先輩の方々のおかげです。
あの場所は谷がたくさんあって
林道を走っていると5月末ぐらいまで楽しめる場所です。今年は6月までいけてしまうかもしれません。
そしてギフ撮影ができなくなることに…。
食草探しという課題があがっているようですね。探してみたいと思います。
ヒメギフの発生地もまだわかっていなくて、あの山の山頂でも飛んでいるそうです。だとしたら、アルプスバックです。
虫林さんの行動力見習わないといけないと思いました。
また、ご一緒させてください。
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by
fanseab at 2011-05-12 01:05
cactussさん、
僕の中ではクモツキは6月上旬の蝶ですので、5月の連休中に撮影できたのはとても意外でした。いつもクモツキは天気が良いと韋駄天のように飛び回るので、なかなか落ち着いて撮影できませんが、今回はゆっくりと撮影で来てとても良かったです。
僕の中ではクモツキは6月上旬の蝶ですので、5月の連休中に撮影できたのはとても意外でした。いつもクモツキは天気が良いと韋駄天のように飛び回るので、なかなか落ち着いて撮影できませんが、今回はゆっくりと撮影で来てとても良かったです。
ネイチャーkendamar さん、
有難うございました。クモツキもうれしかったですが、皆さんと1日ご一緒で来てとても楽しかったです。
とにかく、我々だけの静かなクモツキタイムは癒されますね。
食草はあの場所がお詳しい方がいて(非公開コメント)、とにかく崖だそうです。でも、崖はかなり危険なのであまり近づかない方が良さそうです(実際滑落して多発骨折をしたそうです)。あそこはすぐそばにヒメギフを発生地もあってさらに良いですね。
そうそう、あそこのスギタニはこちらのものと異なるようですので、次回は撮影してみないといけません。
とにかく、おかげ様で楽しい一日でした。有難うございました。
有難うございました。クモツキもうれしかったですが、皆さんと1日ご一緒で来てとても楽しかったです。
とにかく、我々だけの静かなクモツキタイムは癒されますね。
食草はあの場所がお詳しい方がいて(非公開コメント)、とにかく崖だそうです。でも、崖はかなり危険なのであまり近づかない方が良さそうです(実際滑落して多発骨折をしたそうです)。あそこはすぐそばにヒメギフを発生地もあってさらに良いですね。
そうそう、あそこのスギタニはこちらのものと異なるようですので、次回は撮影してみないといけません。
とにかく、おかげ様で楽しい一日でした。有難うございました。
fanseabさん、
日本のクモツキとヨーロッパのオレンジとは少し斑紋が異なることが実際に撮影してみてわかりました。でも、飛び方や習性は日本のものとほぼ同じですね。オレンジの鮮やかさや斑紋の大きさなどは日本のクモツキに軍配が上がると思っています。
機会があれば、イギリスのクモツキももっと撮影してみたいなと考えていますが、なかなかそんなに都合のよいことは今のところありません。
日本のクモツキとヨーロッパのオレンジとは少し斑紋が異なることが実際に撮影してみてわかりました。でも、飛び方や習性は日本のものとほぼ同じですね。オレンジの鮮やかさや斑紋の大きさなどは日本のクモツキに軍配が上がると思っています。
機会があれば、イギリスのクモツキももっと撮影してみたいなと考えていますが、なかなかそんなに都合のよいことは今のところありません。
蘭丸さん、
クモツキのような高山蝶は、開発の影響が少なくて、人が近づけない深山の絶壁で発生するのであまり焦らなくてもいつか撮影できますよ。そうはいっても、僕の知っていた山梨県の櫛形山のポイントは今は環境が変わってしまい、いなくなってしまいました。
蘭丸さんも撮影できると良いですね。
クモツキのような高山蝶は、開発の影響が少なくて、人が近づけない深山の絶壁で発生するのであまり焦らなくてもいつか撮影できますよ。そうはいっても、僕の知っていた山梨県の櫛形山のポイントは今は環境が変わってしまい、いなくなってしまいました。
蘭丸さんも撮影できると良いですね。
画面一杯のクモマツマキチョウ。素晴らしいですね。
殊に6枚目の背景が黒い写真、ただただきれいです。
こんな所を見てみたいものです。
時期と風景から想像すると白馬と反対の方のようにも思えますが、違うかな?
殊に6枚目の背景が黒い写真、ただただきれいです。
こんな所を見てみたいものです。
時期と風景から想像すると白馬と反対の方のようにも思えますが、違うかな?
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霧島緑
at 2011-05-12 22:16
x
大変ご無沙汰しています。
オレンジが素晴らしいですね。希少種とは言いながら、まだまだ何処かでしっかり生き延びていることを感じさせ、大変うれしく思ってしまいます。こんな環境が人知れず残っていることを期待するとともに、採集熱が下がればまだまだ復活する産地もあるだろうなと願っています。
渓谷を飛ぶオレンジをまた見てみたいです。
オレンジが素晴らしいですね。希少種とは言いながら、まだまだ何処かでしっかり生き延びていることを感じさせ、大変うれしく思ってしまいます。こんな環境が人知れず残っていることを期待するとともに、採集熱が下がればまだまだ復活する産地もあるだろうなと願っています。
渓谷を飛ぶオレンジをまた見てみたいです。
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dragonbutter at 2011-05-12 23:46
クモツキの写真はよく見ますし、どれもきれいですが、これらは正に至宝の作品ですね。
私が見たのはハタザオへの訪花でしたが、あわただしく移動し、むずかしい撮影でした。曇るとそんなに落ち着いてとまるものなのですね。
私が見たのはハタザオへの訪花でしたが、あわただしく移動し、むずかしい撮影でした。曇るとそんなに落ち着いてとまるものなのですね。
naoggioさん、
クモツキは天気が良いと、飛び回るだけでなかなか満足に撮影させてくれませんが、今回は雲が多くて、時々日が差すという天候が幸いしたようです。6枚目の写真は、翅裏を近接撮影していた時に、突然日が差してきた時のもので、翅が開く直前でした。翅が開くとやはり翅表が撮影したくなりますが、少し我慢して撮影しました。
白馬と反対の方?はあっているような間違っているような何とも微妙な雰囲気ですね。
クモツキは天気が良いと、飛び回るだけでなかなか満足に撮影させてくれませんが、今回は雲が多くて、時々日が差すという天候が幸いしたようです。6枚目の写真は、翅裏を近接撮影していた時に、突然日が差してきた時のもので、翅が開く直前でした。翅が開くとやはり翅表が撮影したくなりますが、少し我慢して撮影しました。
白馬と反対の方?はあっているような間違っているような何とも微妙な雰囲気ですね。
霧島緑さん、
こちらこそ大変ごぶさたしています。そうですね、クモツキは希少種ですが、もともと人が入れないような崖で発生しているので、まだまだいるところにはいるような気がしています。八ヶ岳も調査しないといけないな。霧島緑さんは以前に●●川の上流で交尾写真を撮影していましたね。僕も交尾写真を夢見ています。
こちらこそ大変ごぶさたしています。そうですね、クモツキは希少種ですが、もともと人が入れないような崖で発生しているので、まだまだいるところにはいるような気がしています。八ヶ岳も調査しないといけないな。霧島緑さんは以前に●●川の上流で交尾写真を撮影していましたね。僕も交尾写真を夢見ています。
dragonbutterさん、
たしかにクモツキはあわただしく訪花して、飛び回るのが普通ですね。そのため、かなりの数を見てもなかなか気に行った写真が撮影できません。今回は、曇り時々晴れの天気が幸いしたのだと思います。誰もいないポイントでゆっくりと撮影できたのも良かったのかもしれません。
高山蝶は曇りと全く動かなくなります。同行の人が直接触れても動こうともしなかったのには驚きました。
たしかにクモツキはあわただしく訪花して、飛び回るのが普通ですね。そのため、かなりの数を見てもなかなか気に行った写真が撮影できません。今回は、曇り時々晴れの天気が幸いしたのだと思います。誰もいないポイントでゆっくりと撮影できたのも良かったのかもしれません。
高山蝶は曇りと全く動かなくなります。同行の人が直接触れても動こうともしなかったのには驚きました。
Commented
by
chochoensis
at 2011-05-13 19:28
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虫林さん、フキノトウの=クモツキ=・・・目を見張るほど美しい・・・いつか観察してみたいけれど、夢のまた夢・・・素晴らしいですね。写真がシャープで、本当に美麗・・・高嶺の花にため息をつきました・・・すばらしいです。
体調が回復されたようで良かったです。これから昆虫たちも沢山出てきますので、楽しめますね。クモツキはいつまでたっても気持ちを高ぶらせる蝶です。今回は同行者のおかげで撮影できました。
Commented
by
thecla
at 2011-05-14 19:11
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連休のクモツキいいなあ~
バックが黒でオレンジが透過している一枚素晴らしいです。少し曇り気味だったのが全体にソフトな光回りになったのでしょうか。
表紙の広角もこの山の雰囲気出ていますね。詳しいポイントを知らないのと道が悪いらしいので行けていません。
バックが黒でオレンジが透過している一枚素晴らしいです。少し曇り気味だったのが全体にソフトな光回りになったのでしょうか。
表紙の広角もこの山の雰囲気出ていますね。詳しいポイントを知らないのと道が悪いらしいので行けていません。
theclaさん、
連休にクモツキはとても嬉しいですけど、例年ですと白馬のギフとかちあって、迷いますよね。逆光気味に写っているのは僕も気に行っています。ポイントは多分行けると思いますが----。
連休にクモツキはとても嬉しいですけど、例年ですと白馬のギフとかちあって、迷いますよね。逆光気味に写っているのは僕も気に行っています。ポイントは多分行けると思いますが----。
超ご無沙汰失礼、串本でお会いしたGENです。
素晴らしいクモツキの写真を拝見させていただき感激です!クモツキはメタボのぼくには高嶺の蝶とあきらめていました。しかし、こんなすごい写真見せていただくと、空振り覚悟で雰囲気だけでもと血が騒ぎ始めました。感謝!
素晴らしいクモツキの写真を拝見させていただき感激です!クモツキはメタボのぼくには高嶺の蝶とあきらめていました。しかし、こんなすごい写真見せていただくと、空振り覚悟で雰囲気だけでもと血が騒ぎ始めました。感謝!
GENさん、
こちらこそご無沙汰しています。
串本は楽しかったです。また行きたいな。
クモツキはそれほど高い山にはおりません。今回もあまり歩いていません。でも、道が悪かったりしますので、注意しなければいけませんね。
是非ともトライされてみると良いかと思います。
こちらこそご無沙汰しています。
串本は楽しかったです。また行きたいな。
クモツキはそれほど高い山にはおりません。今回もあまり歩いていません。でも、道が悪かったりしますので、注意しなければいけませんね。
是非ともトライされてみると良いかと思います。
by tyu-rinkazan
| 2011-05-10 20:07
| ▣クモマツマキチョウ
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Comments(40)