20110918 秋の県南散歩:ウラギンシジミほか
2011年 09月 19日
Nature Diary #411
本日(日曜日)は天気が良いので、県南部を中心にフィールド散歩することにしました。
この時期の富士山は雪が無いのであまり綺麗ではありません。雪が無い富士山なんて、クリープを入れないコーヒーみたいなものです(この表現古い?)。県南部では、田畑の周りに沢山のヒガンバナ(彼岸花)が咲いていたので、派手なヒガンバナと地味な富士山の組み合わせで撮影。
► 富士山と彼岸花 (富士宮市、9月18日)
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Ricoh GXR, S10 24-72mm, ASA100
» ナツアカネ; Sympetrum darwinianum
里は稲田が黄色く輝いて、季節はまさしく 「ハーベストシーズン」。その黄色く色づいた稲田には沢山の赤とんぼ(アキアカネ)が飛んでいました。稲田の上を飛ぶ沢山の赤トンボは日本の秋の風物詩ですな。
► 赤とんぼ (南部町、9月18日)
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Canon EOS 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA200
» ツマグロキチョウ; The Angulated Grass Yellow
ツマグロキチョウの棲む河原では、チョウたちはすでに翅が尖った秋型になっていました。
► イタドリの葉上に静止するツマグロキチョウ (南部町、9月18日)
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Canon EOS 60D, Sigma 10mm Fisheye, ASA200
天気が良くピーカンだと撮影した写真がコントラストつき過ぎるのであまり好みではありません。この時も順光撮影では蝶の黄色がとんでしまうように思えたので、逆光気味に撮影することにしました。
► 静止するツマグロキチョウ (南部町、9月18日)
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Canon EOS 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA200
ツマグロキチョウは比較的ゆっくりと飛ぶので、飛翔写真を撮影することはそれほど難しくありません。そこで、広角レンズで飛翔を撮影してみました。自宅で写真を拡大してみると、飛んでいるチョウがしっかりと此方を凝視しているように見えます。写真はトリミング拡大しています。
► 飛翔するツマグロキチョウ (南部町、9月18日)
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Canon EOS 60D, Sigma 10mm Fisheye, ASA400, Trimming(+)
» ウラギンシジミ; The Angled Sunbeam
ウラギンシジミが多い林道を歩いてみました。ウラギンシジミは好んで地面に静止しますが、翅裏の銀泊色は意外に保護色になるようです。ところで、ウラギンシジミばかりでなく秋型のチョウたちはどうして翅が尖がるのだろうか、何か合目的な意味があるに違いないがわからない。
► ウラギンシジミ (南部町、9月18日)
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Canon EOS 60D, Sigma 10mm Fisheye, ASA200
ウラギンシジミが数頭集まっていたので撮影してみました。何処となく「虫の目レンズ」で撮影したような不思議な雰囲気ですが、広角レンズ(10mm)でストロボ撮影したものです。虫の目レンズ(Gyorome8)は以前にはかなり使用していましたが、もう少し画質が良ければね------。
► 集まったウラギンシジミ (南部町、9月18日)
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Canon EOS 60D, Sigma 10mm Fisheye, ASA200、外部フラッシュ
このシジミは飛んでいる時に翅裏の銀泊色が点滅するのでとても綺麗です。飛翔速度はかなり速いので、飛んでいる姿を撮影するのは容易では有りませんが、ストロボを用いて何とか撮影することが出来ました。
► 飛翔するウラギンシジミ♂ (南部町、9月18日)
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Canon EOS 60D, Sigma 10mm Fisheye, ASA400、外部フラッシュ
» ナガサキアゲハ; The Common Mormon
毎年この時期になるとナガサキアゲハを見ることが出来るようになりました。あまり新鮮な個体ではありませんでしたが、しばしばキバナコスモスやヒガンバナの花を訪れていました。
► ナガサキアゲハの♂(上)と♀(下) (南部町、9月18日)
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Canon EOS 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA200
» モンキアゲハ; The Red Helen
► モンキアゲハ (南部町、9月18日)
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Canon EOS 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA200
► モンキアゲハ (南部町、9月18日)
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Canon EOS 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA200
» ミドリヒョウモン; Aeshna juncea juncea
天気があまりに良いので、富士山バックの写真を撮影することを思い立ち、富士山が見える高原に移動しました。すでにミドリヒョウモンも時期を過ぎ、翅も破損したものが大部分でしたが、ちょうど通りかかったミドリヒョウモンの♀を飛翔写真で撮影することが出来ました。
► 飛翔するミドリヒョウモン (身延町、9月18日)
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Canon EOS 60D, Sigma 10mm Fisheye, ASA400、外部フラッシュ
§ Afterword §
今回は県南部の秋のチョウたちを気の向くままにのんびりと撮影してみました。残暑厳しく、撮影していると黙っていても汗が額から流れ落ちてくるほど暑かったです。でも、やはり天気の良い日はチョウたちも沢山現われてくれて楽しい一日でした。
今年の9月から10月は出張が連続して詰まっていて大変忙しくなってしまいますが、何とか時間を見つけてフィールドに出たいと思っています------無理かもね。
以上、 by 虫林花山
本日(日曜日)は天気が良いので、県南部を中心にフィールド散歩することにしました。
この時期の富士山は雪が無いのであまり綺麗ではありません。雪が無い富士山なんて、クリープを入れないコーヒーみたいなものです(この表現古い?)。県南部では、田畑の周りに沢山のヒガンバナ(彼岸花)が咲いていたので、派手なヒガンバナと地味な富士山の組み合わせで撮影。
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Ricoh GXR, S10 24-72mm, ASA100
» ナツアカネ; Sympetrum darwinianum
里は稲田が黄色く輝いて、季節はまさしく 「ハーベストシーズン」。その黄色く色づいた稲田には沢山の赤とんぼ(アキアカネ)が飛んでいました。稲田の上を飛ぶ沢山の赤トンボは日本の秋の風物詩ですな。
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Canon EOS 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA200
» ツマグロキチョウ; The Angulated Grass Yellow
ツマグロキチョウの棲む河原では、チョウたちはすでに翅が尖った秋型になっていました。
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Canon EOS 60D, Sigma 10mm Fisheye, ASA200
天気が良くピーカンだと撮影した写真がコントラストつき過ぎるのであまり好みではありません。この時も順光撮影では蝶の黄色がとんでしまうように思えたので、逆光気味に撮影することにしました。
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Canon EOS 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA200
ツマグロキチョウは比較的ゆっくりと飛ぶので、飛翔写真を撮影することはそれほど難しくありません。そこで、広角レンズで飛翔を撮影してみました。自宅で写真を拡大してみると、飛んでいるチョウがしっかりと此方を凝視しているように見えます。写真はトリミング拡大しています。
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Canon EOS 60D, Sigma 10mm Fisheye, ASA400, Trimming(+)
» ウラギンシジミ; The Angled Sunbeam
ウラギンシジミが多い林道を歩いてみました。ウラギンシジミは好んで地面に静止しますが、翅裏の銀泊色は意外に保護色になるようです。ところで、ウラギンシジミばかりでなく秋型のチョウたちはどうして翅が尖がるのだろうか、何か合目的な意味があるに違いないがわからない。
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Canon EOS 60D, Sigma 10mm Fisheye, ASA200
ウラギンシジミが数頭集まっていたので撮影してみました。何処となく「虫の目レンズ」で撮影したような不思議な雰囲気ですが、広角レンズ(10mm)でストロボ撮影したものです。虫の目レンズ(Gyorome8)は以前にはかなり使用していましたが、もう少し画質が良ければね------。
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Canon EOS 60D, Sigma 10mm Fisheye, ASA200、外部フラッシュ
このシジミは飛んでいる時に翅裏の銀泊色が点滅するのでとても綺麗です。飛翔速度はかなり速いので、飛んでいる姿を撮影するのは容易では有りませんが、ストロボを用いて何とか撮影することが出来ました。
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Canon EOS 60D, Sigma 10mm Fisheye, ASA400、外部フラッシュ
» ナガサキアゲハ; The Common Mormon
毎年この時期になるとナガサキアゲハを見ることが出来るようになりました。あまり新鮮な個体ではありませんでしたが、しばしばキバナコスモスやヒガンバナの花を訪れていました。
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Canon EOS 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA200
» モンキアゲハ; The Red Helen
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Canon EOS 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA200
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Canon EOS 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA200
» ミドリヒョウモン; Aeshna juncea juncea
天気があまりに良いので、富士山バックの写真を撮影することを思い立ち、富士山が見える高原に移動しました。すでにミドリヒョウモンも時期を過ぎ、翅も破損したものが大部分でしたが、ちょうど通りかかったミドリヒョウモンの♀を飛翔写真で撮影することが出来ました。
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Canon EOS 60D, Sigma 10mm Fisheye, ASA400、外部フラッシュ
§ Afterword §
今回は県南部の秋のチョウたちを気の向くままにのんびりと撮影してみました。残暑厳しく、撮影していると黙っていても汗が額から流れ落ちてくるほど暑かったです。でも、やはり天気の良い日はチョウたちも沢山現われてくれて楽しい一日でした。
今年の9月から10月は出張が連続して詰まっていて大変忙しくなってしまいますが、何とか時間を見つけてフィールドに出たいと思っています------無理かもね。
以上、 by 虫林花山
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himeoo27 at 2011-09-19 20:21
ツマグロキチョウの飛翔画像本当にこちらを見ながら飛んでいるような素晴らしい写真ですね!
草の上で3頭のウラギンシジミが集まって話し合っているような光景とても変わっているので暫くじっと見つめてしまいました。
草の上で3頭のウラギンシジミが集まって話し合っているような光景とても変わっているので暫くじっと見つめてしまいました。
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banyan10 at 2011-09-20 12:21
いつの間にか彼岸花のの咲く季節になってしまいました。
野外に出ると日も短くなって来てちょっと寂しいですが、
この時期ならではの撮影も楽しいものですね。
ツマグロキチョウの逆光は本当にきれいです。
飛翔も皆面白い瞬間を切り取られていてさすがだなあと感心致しました。
ジムニーの入っているウラギンシジミの飛翔は特にお気に入りです。
野外に出ると日も短くなって来てちょっと寂しいですが、
この時期ならではの撮影も楽しいものですね。
ツマグロキチョウの逆光は本当にきれいです。
飛翔も皆面白い瞬間を切り取られていてさすがだなあと感心致しました。
ジムニーの入っているウラギンシジミの飛翔は特にお気に入りです。
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chochoensis
at 2011-09-20 16:26
x
虫林さん、パソコンを開いてビックリしました!!!=ツマグロキチョウ=の飛翔写真・・・なんとシャープで素晴らしいですほかの写真も凄いですがこれには驚きました。
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yoda-1 at 2011-09-20 18:37
ツマグロの愛嬌のある飛翔形、これはミラクルショットです。
ナガサキアゲハが、YODAの基準ではごく新鮮でうらやましい感じがしますが、ヒガンバナ+黒系アゲハの秋になったのを実感です。
愛車バックの飛翔もいいですね。最後の破損の個体が秋のススキと季節感をたっぷり使えてくれました。
(アカトンボはナツアカネの方だと思います)
ナガサキアゲハが、YODAの基準ではごく新鮮でうらやましい感じがしますが、ヒガンバナ+黒系アゲハの秋になったのを実感です。
愛車バックの飛翔もいいですね。最後の破損の個体が秋のススキと季節感をたっぷり使えてくれました。
(アカトンボはナツアカネの方だと思います)
banyanさん
コメント有難うございます。
彼岸花にはナガサキ、モンキ、オナガ、クロ、カラスが勢ぞろいしていましたよ。でも、かなりボロい個体が多かったのです。ナガサキ、モンキはその中では綺麗な方でした。
湘南では、綺麗なアゲハが撮影できると良いですね。
コメント有難うございます。
彼岸花にはナガサキ、モンキ、オナガ、クロ、カラスが勢ぞろいしていましたよ。でも、かなりボロい個体が多かったのです。ナガサキ、モンキはその中では綺麗な方でした。
湘南では、綺麗なアゲハが撮影できると良いですね。
naoggioさん、
コメント有難うございます。
彼岸花はこちらでも少しずつ増えているようで、道路わきで良く見られます。アゲハが集まるので、いつもこの季節は気にしています。
ツマグロキチョウは少し逆光気味の方が色がでて綺麗ですが、とくに今回は少しハイキーな感じがでました。
一生懸命に飛翔を撮影していたらジムニーが背景に入ってしまいラッキーでした。
コメント有難うございます。
彼岸花はこちらでも少しずつ増えているようで、道路わきで良く見られます。アゲハが集まるので、いつもこの季節は気にしています。
ツマグロキチョウは少し逆光気味の方が色がでて綺麗ですが、とくに今回は少しハイキーな感じがでました。
一生懸命に飛翔を撮影していたらジムニーが背景に入ってしまいラッキーでした。
yoda-1さん、
コメント有難うございます。
飛翔写真ていうのはギャンブル性があって楽しいですね。たまには面白い写真が撮影できると嬉しくなってしまいます(単純ですので)。
今年はyoda-1さんの飛翔写真に目を見張るものがあって楽しませていただいています。
ナツアカネですか。訂正しておきますね。有難うございます。
コメント有難うございます。
飛翔写真ていうのはギャンブル性があって楽しいですね。たまには面白い写真が撮影できると嬉しくなってしまいます(単純ですので)。
今年はyoda-1さんの飛翔写真に目を見張るものがあって楽しませていただいています。
ナツアカネですか。訂正しておきますね。有難うございます。
蝶は飛んでいる時には、目標をしっかり見るために首をかしげていますよね。
ツマグロキチョウの写真はそれが良くわかって素晴らしいです。
虫の目レンズと魚眼は基本的に同じような感じの写真になりますね。
あとは虫にどれだけ自然に近寄れるかだと思いますが、このウラギンシジミの写真は独特の雰囲気がよいですね。
ツマグロキチョウの写真はそれが良くわかって素晴らしいです。
虫の目レンズと魚眼は基本的に同じような感じの写真になりますね。
あとは虫にどれだけ自然に近寄れるかだと思いますが、このウラギンシジミの写真は独特の雰囲気がよいですね。
ダンダラさん、
コメントありがとう御座います。
成る程、チョウは見る時に首を傾げたりするのですね。そういえば、以前にも首を傾げた飛翔写真を撮影したことがあるように思えます。虫の目レンズは、近接能力が極めてたかいので、まるで昆虫たちの表情が読み取れるようなイメージの写真が撮れるので好きです。広角レンズでもそれに近いように思えますけど、虫の目レンズのイメージにはその点で及ばない気がしています。
コメントありがとう御座います。
成る程、チョウは見る時に首を傾げたりするのですね。そういえば、以前にも首を傾げた飛翔写真を撮影したことがあるように思えます。虫の目レンズは、近接能力が極めてたかいので、まるで昆虫たちの表情が読み取れるようなイメージの写真が撮れるので好きです。広角レンズでもそれに近いように思えますけど、虫の目レンズのイメージにはその点で及ばない気がしています。
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konty33 at 2011-09-21 00:08
彼岸花や稲穂など秋を感じる写真が並んでますね。
先日、やっと静岡でも秋型のツマグロキチョウが見られるようになりました。
飛翔のツマグロはカメラを意識して?こちらを見ているのが可愛いです。
秋らしい富士山も含めて季節感を意識した写真のすばらしさに感動しました。
先日、やっと静岡でも秋型のツマグロキチョウが見られるようになりました。
飛翔のツマグロはカメラを意識して?こちらを見ているのが可愛いです。
秋らしい富士山も含めて季節感を意識した写真のすばらしさに感動しました。
Kontyさん、
コメントありがとう御座います。
秋は雰囲気のある写真が撮影出来るので嬉しいですね。
ことらではツマグロキチョウは局所的で、確実に見ることが出来る場所はかなり限られてしまいます。飛翔写真は時にはッとするような瞬間が移し止められることがあって好きです。
お褒め頂きありがとう御座いました。
コメントありがとう御座います。
秋は雰囲気のある写真が撮影出来るので嬉しいですね。
ことらではツマグロキチョウは局所的で、確実に見ることが出来る場所はかなり限られてしまいます。飛翔写真は時にはッとするような瞬間が移し止められることがあって好きです。
お褒め頂きありがとう御座いました。
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tamayam2 at 2011-09-21 19:39
tamayam2さん、
コメント有難う御座います。
ウラギンシジミの初見、おめでとう御座います。
ウラギンシジミはこれから数が増えてきますので、また見ることが出来れば良いですね。
この時期の暑さは格別ですので、僕も参ってしまいます。
コメント有難う御座います。
ウラギンシジミの初見、おめでとう御座います。
ウラギンシジミはこれから数が増えてきますので、また見ることが出来れば良いですね。
この時期の暑さは格別ですので、僕も参ってしまいます。
by tyu-rinkazan
| 2011-09-19 19:45
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