NATURE DIARY

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20120804 駿河のキリシマミドリと富士のホシチャバネ

Nature Diary vol.7(39):#464


<ロンドンオリンピック>
ロンドンオリンピックの熱戦が連日深夜にライブ放送されている。僕はもともと「宵っ張り」で寝る時間が少ない方だが、それにしても睡眠時間がさらに少なくなり、いまや慢性的な寝不足状態になっている。でも、鍛えあげた世界のアスリートたちが見せる素晴らしいパフォーマンスは、日本という国の枠を思わず忘れて応援してしまうのだ-----といいながら、心の中でゴーゴー、ニッポン!と叫んでいる(島国根性かな?)。

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今週末(土曜日)は天気が良い。
そこで、駿河の国にキリシマミドリシジミ(以下キリシマミドリ)を見に行くことにした。



キリシマミドリシジミ; The Wonderful Green Hairstreak

ポイントで飛来を待っていると♂が突然現れて、アカガシの葉の上に静止。
相変わらず翅裏の白さが目にしみる。

キリシマミドリは美しいだけでなく飛翔スピードもピカイチ。
ゼフィルスの ウサイン・ボルト選手 (男子陸上100m、200mで金メダル)----かな?

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アカガシの葉に静止するキリシマミドリシジミ♂

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A male of the Wonderful Green Hairstreak resting on the oak leaf.
Canon 7D, EF300mm, ISO800 (2012-August-04, Shizuoka)


キリシマミドリは見ることはできても、撮影は困難

静止したキリシマミドリはしばしば翅を開いてくれた。

下の写真は300mmの望遠レンズで撮影したが、いずれもトリミングしている。
今回、望遠飛翔撮影も試みたが光量不足でダメ。

このチョウの撮影には、一工夫、二工夫が必要だな----。

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半開翅するキリシマミドリシジミ♂

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A male of the Wonderful Green Hairstreak resting with the wings semi-opened.
Canon 7D, EF300mm, ISO800 (2012-August-04, Shizuoka)




ホシチャバネセセリ; The Japanese Scrub Hopper

キリシマミドリを撮影後、富士山麓の高原にホシチャバネセセリ(以下ホシチャ)を見に行った。
ホシチャが棲息する高原は少し雲がかかり、吹く風も心地よい。

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ホシチャバネセセリの棲息地

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Habitat of the Japanese Scrub Hopper
Canon 7D, Sigma10mm + X1.4 Telecon, ISO800 (2012-August-04, Mt.Fuji)


草原の中の道をのんびりと歩いたが、ホシチャの姿がない。
どうしたのかな?と思っていたら、ススキの葉上にやっとその可愛い姿を見つけた。

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ホシチャバネセセリ

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The Japanese Scrub Hopper
Canon 7D, Sigma10mm + X1.4 Telecon, ISO800 (2012-August-04, Mt.Fuji)


とにかくホシチャは小さくて、飛んでいるとハエみたいにみえる。

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ホシチャバネセセリ

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The Japanese Scrub Hopper
Canon 7D, EF100mm Macro, ISO800 (2012-August-04, Mt.Fuji)




ミヤマカラスシジミ; The Mera Black Hairstreak

ここにはミヤマカラスシジミがとても多い。
食樹のクロツバラの木が多いせいかな。

一般的に、山梨県ではカラスシジミよりもミヤマカラスシジミの方が多く、長野県では逆でカラスシジミの方がより多いように思う。

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ミヤマカラスシジミ

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The Mera Black Hairstreak
Canon 7D, Sigma10mm + X1.4 Telecon, ISO800 (2012-August-04, Mt.Fuji)

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ミヤマカラスシジミ

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The Mera Black Hairstreak
Canon 7D, EF100mm Macro, ISO400 (2012-August-04, Mt.Fuji)


多数のミヤマカラスシジミがサンショの木の花に群がっていた。また、食樹のクロツバラの木ではしばしば産卵行動が見られた。

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吸蜜や産卵行動するミヤマカラスシジミ

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The Mera Black Hairstreak
Canon 7D, EF100mm Macro, ISO400 (2012-August-04, Mt.Fuji)




その他; Miscellaneous

草原の小道の脇の花にクロシジミの♀が吸蜜に訪れていた。
これまで、国道を挟んでこちら側でクロシジミを見たのは初めてだろうと思う。

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吸蜜するクロシジミ♀

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The Gray-pointed Pierrot
Canon 7D, EF100mm Macro, ISO400 (2012-August-04, Mt.Fuji)


オオウラギンスジヒョウモンの♂がサンショの花で吸蜜していた。

オオウラギンスジヒョウモンはヒョウモン類の中でも好きな種類だが、本種は後翅の翅裏が黒く塗りつぶされたようになるので遠くからでも認識しやすい。

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オオウラギンスジヒョウモン♂

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The Great Eastern Silverstripe
Canon 7D, EF100mm Macro, ISO400 (2012-August-04, Mt.Fuji)




§ Afterword §

今年の夏は仕事や行事が立て込んでいて、ウィークデーに夏休みをとってのフィールド散歩はできそうにない。でも、フィールド散歩の後の写真整理やブログ記事を書くことを考えれば、週に一回くらいが僕の生活パターンに合っているように思う。

いつの間にか8月も過ぎてしまい、撮影対象も限られてきた。
来週のウィークエンドはどこに行こうかな?





以上、 by 虫林花山

Commented by hemlenk at 2012-08-06 12:38
駿河の国のキリシマも、厳しかったようですね。
なかなか翅表が撮れないまま年月が経っていきます(^_^;)
年に一度の訪問ではなかなか難しいですが、毎年の楽しみのひとつです。
Commented by naoggio at 2012-08-06 18:19 x
日曜日は私もキリシマ撮影に行きましたが証拠写真程度でした。
まあいつもそんな感じですが。
以前は国道のホシチャ側にもクロシジミがいたらしいですが今ではまず見られないと思います。
復活してきたのか風で飛ばされて来たのかわかりませんが、前者である事を祈りたいです。
Commented by アッキーマッキー at 2012-08-06 22:22 x
こんばんわ♪
駿河の国に10年ほどいて、アカガシの木を探しましたが、けっきょく一度もキリシマの姿は拝むことができませんでした。いつか見てみたい!
そうそう、フジミドリと思ったゼフィルス、良かったら同定頂けませんか?
お時間があれば、のぞいてみて下さい。
『三ツ峠山で作業 ついでに花紀行、そして夜は・・・』の記事の最後から5枚目の組写真の左上です。よろしくお願いします。
Commented by 虫林 at 2012-08-08 11:04 x
ヘムレンさん、
コメント有り難うございます。
駿河の国のキリシマは難敵ですね。
まともな写真を撮影するには、もう一工夫しないと
ダメなように思っています。
でも、僕も毎年の楽しみになってきました。
Commented by 虫林 at 2012-08-08 11:07 x
naoggioさん、
日曜日にチャレンジされたのですね。
やはりキリシマは難しいですね。
見ることはできても、撮影するのが困難という言葉
が良く理解できるようになりました。
そうですか、ホシチャサイドに以前はクロシジミが
棲息していたのですね。
今回は目の前で吸蜜していたので驚きました。
もう少しゆっくりと調査したいと思います。
Commented by 虫林 at 2012-08-08 11:13 x
アッキーマッキーさん、
キリシマミドリはいる所にはいるようです。
でも、木の高いところを飛ぶ姿は見ることができるので
すが、2−3m以内の至近距離で撮影するのは至難ですね。
三つ峠のフジミドリシジミと思われる写真を拝見しました。
ゼフィルスの場合、翅表だけでは判断するのは困難です。
でも、写真を拝見した所、フジミドリが属するFavoniusでは
なくて、どちらかといえば、アイノミドリやメスアカミドリ
が属するchrisozephyrusの仲間のように思えます。
三つ峠は大きなブナがありますので、フジミドリがいても
不思議ではありませんが、フジミドリである可能性は少ない
ように思えました。
貴重な情報を有り難うございました。
Commented by Sippo5655 at 2012-08-08 23:00
ミヤマカラスシジミ 懐かしいです
昨年、初めて山梨で出会いました。
私、ミドリシジミに見えちゃったんです><
で、通りがかった男性の方に聞いたのですが、
その方も特に否定もしなくて
帰宅して一生懸命、調べたっけ。
つとつととした白線の流れが大好きです。
オオウラギン いつか、どこかで、出会えるかな。
その頃にはもう少し ヒョウモン類の見分けができるように
なっていたいです(^-^*)
Commented by 虫林 at 2012-08-10 17:58 x
Shippoさん、
コメントありがとうございます。
山梨に来られてミヤマカラスシジミに出会えたのですね。
今回のものはさすがに少し古い個体が多かったのですが、
何とか選んで撮影できました。
確かにミドリシジミのような行動パターンをしますので、
間違われても無理はないですね。カラスシジミとの区別は
わかると楽しいです。
オオウラギンスジヒョウモンは、雄大で力強く感じるので、
好みの蝶です。近年はウラギンスジヒョウモンの数が減っ
ているそうですので、是非とも撮影してみてください。
Commented by 蝶調 at 2012-08-11 09:58 x
キリシマミドリに会えてよかったですね。私も1週間ばかり前に探しに行きましたが会えませんでした。
申し遅れましたが、いつも虫林さんの写真を楽しませていただいている新参者の蝶写真マニアです。
今年こそはゼフィルスに挑戦と張り切っていましたがシーズンはあっという間に過ぎ去りまた来年に多くの課題を残しました。

さて、この蘭にコメントを差し上げたのは少したくらみがあってのことです。虫林さんのブログにはおそらく毎日たくさんの訪問者があることと思います。そこで呼びかけなのですが、ウスイロコノマチョウの幼虫をもらって下さる人はいないでしょうか。現在私の所の飼育箱には数百のウスイロコノマチョウの幼虫がいて持て余しています。
虫林さんは飼育はあまりされないようですがお知り合いに飼育マニアの方がいませんか。ご希望の方がおられましたらお送りいたします。

http://blog.goo.ne.jp/kagyuenmoli/d/20120725
飼育の記録です。
by tyu-rinkazan | 2012-08-06 01:50 | ▣キリシマミドリシジミ | Comments(9)