NATURE DIARY

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20130429 新緑の散歩道:ミヤマルリハナカミキリなど

センス・オブ・ワンダー Sense of Wonder
センス・オブ・ワンダーという言葉は、レイチェル・カーソン Rachel Louise Carson (アメリカの女性海洋生物学者)の著作のタイトルだが、直訳すると「驚く感覚」になる。福岡伸一氏(生物学者)は、子供の頃に見たルリボシカミキリの美しさに感動し、それが生物学を志すきっかけになったと著書「ルリボシカミキリの青」の中で述べている。僕も昆虫少年だった頃、セイボウやカラスアゲハの美しさに心打たれ、タマムシの輝きに感激し、糞虫の彫刻的な形態にいつまでも見入ったものだ。つまり、センス・オブ・ワンダーとは、虫に限らず「自然界の神秘さや不思議さに目を見張る感性」といえる。今の子供たちにもこの感性を-------。

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Diary

日曜日まで東北での学会出張だったので、いわゆる「散歩欠乏症」---治療は散歩のみ。
そこで、連休前半最終日の本日、治療?と称して近くの里山を散歩してみた。

橋の下に花を付けたカエデの木を発見した。
橋の上に立つと、ちょうど木の上部が目の高さになって、花に集まった虫を見るのにすこぶる都合がよい。

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-The Maple Tree

-----Ricoh GRD IV



うーむ、見ると周囲を昆虫がたくさん飛んでいる。
しばらく観察していると飛んでいる昆虫の中に「ミヤマルリハナカミキリ」がいた。

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-Kanekoa azumensis

-----Upper: Canon EOS 7D, EF100mm Macro, Lower: Ricoh GRD IV



このミヤマルリハナカミキリはカエデの花を訪れる。

僕は高校生の時に、このカミキリに会うために電車を乗り継いで奥多摩の氷川町(現在は奥多摩町)に行ったことがある。当時の僕にとってこの初夏にだけ発生するこのカミキリは憧れだった。現在住んでいる山梨県では、カエデの花で比較的楽に見ることができるが、高い場所を飛んでいることが多いので、カメラでの撮影は意外に難しいものだ。

ミヤマルリハナの体長は7-8㎜程度かな。
全体に少しだけ青緑色を帯びるが、写真では黒色に近い色になってしまう。
地味なカミキリだが、春に出現するカミキリムシで、この虫は季節を実感させてくれる。

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-Kanekoa azumensis

-----Ricoh GRD IV, Flash(+)



ムラサキシキブの葉上に「セモンジンガサハムシ」を見つけた。
この虫はヘルメットのような面白い形だ。

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-Cassida versicolor

----- Olympus OM-D E-M5, ZD 35mm Macro



キバネツノトンボ」が近くから飛び出した

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-Ascalaphus ramburi

----- Upper: Ricoh GRD IV, Lower: Olympus OM-D E-M5, Panasonic 100-300mm



Nature Diary vol.8(23): #510
April 29th 2014, Yamanashi
Written by Tyurinkazan (虫林花山)









Commented by kmkurobe at 2013-04-30 14:51
このカエデの花に飛来する、絵に描いたような写真は想像を絶するものですね・・・・・
元カミキリ屋としてはこれは大感激です。
これはこれは・・・・・すばらしい!!!
恐れ入りました。
Commented by Sippo5655 at 2013-04-30 22:09
お散歩、楽しめたようで何よりでしたね!
私も、緑の中を歩いている時が何より楽しいです(^-^*)
モミジに、ミヤマルリハナカミキリ・・・
初夏を告げてくれるカミキリさん♪
セモンジンガサハムシ、冬場に初めて出会った
あの時は本当に嬉しくて、
キバネツノトンボ一度見てみたいです♪
なんだろう、ギフチョウみたいって、感じました!
Commented by yoda-1 at 2013-05-02 04:04
セモンジンガサハムシはいろいろ図書でも紹介されている人気者なのに、YODAは未見なので、うらやましく拝見しました。
自然の生き物を観察するだけで、体のひずみがとれるような感じに、私も救われている感じであり共感しました。
いつのまにかOMーDも購入されていますが、マクロ比較ではEF100mmF2.8LとZD35mmとは画質上はどんな感じでしょうか。
もちろん接近具合が違うので、使い分けする状況も多いのでしょうが。
Commented by 虫林 at 2013-05-02 16:46 x
kmkurobeさん、
有難うございます。
カエデの花に来るカミキリムシの撮影はなかなか難しい
のですが、今回は良い場所を見つけました。
もう少し他のカミキリムシも撮影できればもっと良いの
ですが、贅沢は言えませんね。
Commented by 虫林 at 2013-05-02 16:49 x
Shippoさん、
緑の中を歩くのは本当にリラックスできて良いもの
ですね。さらにお目当ての虫が撮影できれば幸せ
です。セモンジンガサハムシのように拡大すると
迫力が出るものもあります。
キバネツノトンボは、こちらでは比較的見ることが
できるのですが、他の場所ではどうなんでしょうね。
面白い虫ですよね。
Commented by 虫林 at 2013-05-02 16:57 x
yodaさん、
セモンジンガサハムシはこちらではムラサキシキブの葉で
見ることができます。そちらでも見ることができればよいです
ね。
僕は画質のことはあまり比較したことがないので、よくわかり
ませんが、キャノンのEF100mmはとても使いやすくて良い
レンズです。ZD35㎜はもともとフォーサーズ用のマクロレン
ズなので、OM-Dで使用するには、アダプターを介して使用
しています。この35㎜は安価ですがとても軽くて、OM-Dとの
相性もなかなか良さそうです。EF-100mmはボケ味がきれい
だし、ワーキングディスタンスもとれるので、チョウの撮影には
こちらの方が使いやすいと思いますが、35㎜マクロは被写界
深度が深いので、小さな甲虫の撮影にはこちらを使用したいと
考えています。
Commented by naoggio at 2013-05-05 18:58 x
キバネツノトンボの開翅、いいですねえ。
この昆虫、今までけっこう撮影チャンスに恵まれたのにどうしても開翅が撮れません。
止まった瞬間は開いていてもすぐに閉じてしまいます。
Commented by 虫林 at 2013-05-05 22:14 x
naoggioさん、
キバネツノトンボは撮影してみるとなかなかフォトジェニック
な昆虫ですね。おっしゃるとおりで、静止すると羽を閉じてし
舞います、したがって、開翅シーンは簡単ではありませんが
何とか撮影することができました。
by tyu-rinkazan | 2013-05-01 15:43 | Comments(8)