NATURE DIARY

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20130922 秋の散歩道:ミヤマシジミとタニグチコブヤハズカミキリ

Diary #547 :
日曜日は知人のYさんと南アルプス山中に特別な野生蘭を見に行くことにしていたが、広河原へのバスがでる市営駐車場がひどく混んでいて、車をとめることができなかった。そこで、今回は蘭の撮影を諦め、南アルプス前衛の山でタニグチコブヤハズカミキリを探すことに計画を変更した。


高原の湿原で、倒れかけた柳の幹に大きくて綺麗なキノコbを見つけた。
この時期、色々な場所で色々なキノコに出会う。

子供の頃はキノコはあまり好きではなかったのですが、大人になると味覚が変わって好物になってしまった。しかし、フィールド散歩の途中で見つけたキノコを持ち帰っても、家内をはじめ家族はけっしてそれを口にしない。僕は家族にはまったく信用がないのだなと思う。

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- Mushroom

---- Olympus Stylus TG2 tough



途中、ミヤマシジミのポイントに立ち寄ってみた。
食草のコマツナギが繁茂する草地を歩いていくと、足元から明るいブルーのシジミチョウが飛び出した。

ミヤマシジミだった。

蝶の撮影ポイントは一つ良いところを知るとあまり未知の場所へ行くことがなくなる。これではまずいと思うのだが、時間がないとどうしても既知の場所に足が向いてしまうのだ。甲府市内に住んでいるので、秋から冬のシーズンはもう少し新たな場所を探してみようと思う。

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- The Reverdin's Blue

---- Canon 7D + EF100mm F2.8L macro IS USM



ミヤマシジミ♂の青色は、日本の色表現だと「桔梗色」、英語表現では「indigo blue」。

実は青燐が発達した♀を期待したのだが、残念ながら見つけることができなかった。
下の写真のメスは通常よりも青燐が発達しているが、「青メス」と呼ぶには不十分だ。

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- The Reverdin's Blue

----Canon 7D + EF100mm F2.8L macro IS USM



虫の目レンズの魚露目(Gyorome)を装着して、空が入るように下から撮影した。
広角写真の良し悪しは背景による場合が多い。
そこれにしてもこれだけ近づいても背景が鮮明に写るのは魚露目の特徴だね。

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- The Reverdin's Blue

---- Olympus Stylus TG2 tough + Gyorome8



ニラの花でウラギンスジヒョウモンのメスが吸蜜していた。

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- The Eastern Silverstripe

---- Olympus Stylus TG2 tough




タニグチコブヤハズカミキリを探して、南アルプス前衛の山を訪れた。

マルバダケブキの枯葉をめくっていくと、翅に2つ黒紋があるコブヤハズカミキリが出てきた。
キモ可愛いその姿を見ると、いつも僕の胸は高鳴る。

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- Mesechithistatus taniguchii

---- Olympus Stylus TG2 tough, Olympus Stylus TG2 tough + Gyorome8



このオスは黒紋がほかの個体より明らかに大きい。
これまで黒紋がこれほど大きなものに出会ったことはない。

まるで、テレビ番組の「世界の果てまでイッテQ!」 に出てくるイモト女史の眉毛みたいだ。

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- Mesechithistatus taniguchii

---- Canon 7D + EF100mm F2.8L macro IS USM, Olympus Stylus TG2 tough + Gyorome8



TG-2のスーパーマクロ機能でタニグチコブヤハズカミキリのアップ。

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- Mesechithistatus taniguchii

---- Olympus Stylus TG2 tough



Postscript :
昨日(土曜日)は筑波での研究会に出席してとんぼ返りしたので帰宅が遅くなった。日曜日はほとんど寝ないで、そのまま早朝に家を出た。若い頃はこのくらいの強行軍は何でもなかったが、今は体に少しこたえたようで、帰宅後は写真の整理もしないですぐに寝入ってしまった。これからは無理な計画をせずにもう少し余裕を持って散歩をしようと思う----本当かいな?

この時期、山を歩くと吹く風も涼しくてすこぶる気持ちが良い。
散歩には良い季節になってきた。



Nature Diary vol.8(56): #547
Date: September-22 (Sunday) /2013
Place: Yamanashi





Commented by himeoo27 at 2013-09-24 07:06
彼岸を過ぎると風も涼しく、太陽光も柔らかくなったように
感じます。
「タニグチコブヤハズカミキリのアップ」顔は近所のオッサン
のようでユーモラスですね!

Commented by namiheiii at 2013-09-24 09:31
撮影には魚眼レンズのマクロを使うのですか?
Commented by 蝶山人 at 2013-09-24 15:43 x
魚露目描写いいですねぇ。
青空がとても印象的。

タニグチコブヤハズの黒紋
「井本の眉毛」とは笑っちゃいました。

筑波までいらしたなら
次回からは一泊にして一献いかがですか?
Commented by 虫林 at 2013-09-25 09:26 x
ヒメオオさん、
そろそろ日差しも弱くなって散歩には良い気候になりました。
昆虫が明日くなくなるのは寂しいですけど、じっくりと撮影
できるので、それも楽しいかなと思います。
Commented by 虫林 at 2013-09-25 09:29 x
namiheiiiさん、
僕の撮影には色々なレンズを使用しますけど、今回の魚眼に
見えるのはオリンパスのコンデジにアダプターを介して魚露
目という特殊なレンズを付けて撮影したものです。
Commented by 虫林 at 2013-09-25 09:33 x
蝶山人さん、
そういえば筑波はお近くでしたね。
今回は時間がありませんでしたが、次回、訪ねる時には連絡し
たいと思います。ありがとう御座います。
Commented by tamayam2 at 2013-09-25 20:38
タニグチコブヤハズカミキリのアップはすごい迫力。複眼である
ことがはっきりわかります。
Commented by Sippo5655 at 2013-09-25 21:40
ああーっ、このきのこ
子供の頃大好きだった絵本に出てくるきのこに似てる。。
あの絵本・・・
なんとか探し出して、もう一度手元に置きたいなあ
見つからないんです;_;
洞窟のような中の、きのこがいっぱい出てくる絵本

ミヤマシジミ 桔梗色・・・
素敵な表現ですね!

我が家の庭では、なんとか桔梗っていう小さな桔梗が
2年目のお花を咲かせてくれました。

この子がウラギンスジヒョウモン、、
私、どこかで出会ってもメスグロヒョウモンだと思ってしまいます^^;

カミキリさん、渋い~♪
黒紋 私も眉毛に見えました(笑)
Commented by 虫林 at 2013-09-29 17:28 x
tamayamさん
コメントありがとうございます。
タニグチコブヤハズカミキリは僕の好きな虫です。なかなか正面
からの撮影は難しいのですが、今回はうまくいきました。
Commented by 虫林 at 2013-09-29 17:30 x
Shippoさん、
秋になると撮影できる昆虫は限られてきますが、その分、じっくり
と撮影できるのがうれしいです。キノコは見ていて美しいものがあ
って、そんなキノコを見ると思わず撮影してしまいます。
by tyu-rinkazan | 2013-09-23 23:47 | Comments(10)