NATURE DIARY

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20141214 雑木林の散歩道;イボタノキのアカコブコブゾウムシなど

DIARY 9 (74): #635 :  

本日の天気はとても良いが、当地の朝の最低気温がマイナス3.1℃で今年最も低かった。しかし、こんな程度の気温で寒い寒いなどとぼやいてばかりいてはいけない。気象庁が発表した本日の全国市町村別気温表をみてみると、北海道の「陸別」では何とマイナス21.0℃だったのだ。陸別といえば道東にある思い出の町。というのも、虫林の若かりし頃(大学生時代)、北海道遠征(カミキリムシの採集を目的)した際に立ち寄った町なのだ。当時の僕は車もなく、寝袋で駅に泊まりながらの貧乏旅行だった。陸別の線路脇や丘の林を歩いて珍しいハナカミキリなどを採集したのを記憶している。今は昔------だね。

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☐冬野を彩る実

冬枯れた茶色一色の野にひときわ目立つ赤や黒紫の実。

赤い実はヒヨドリジョウゴ(鵯上戸、Solanum lyratum)
黒紫の実はエビズル(蝦蔓、Vitis ficifolia var. lobata)

エビズルは日本に広く分布し、無毒で食べることもできるらしいが、ヒヨドリジョウゴの方は明るい赤色で美味しそうに見えるが、実はソラニンという毒性物質を含むために生食は不可だ。でも、漢方ではヒヨドリジョウゴを解熱の生薬(白毛藤)として用いるらしい。

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----- 雑木林の実--Berry

----(Hokuto-shi, Yamanashi, Dec. 14, 2014、Canon EOS 6D, EF100mm Macro F2.4/L IS HSM)



イボタノキの枝で休むアカコブコブゾウムシ


ウラゴマダラシジミの越冬卵を探してイボタノキの枝を見て回った。

すでに何本のイボタノキの枝を見たのだろうか---------。
こういうシチュエーションでは、不安になると探し方が雑になる。
人間の眼、視力というのは、感情や精神活動に強く連携している。
2時間ほど探したが、見つけることができなかった。ネバーマインド!
 

小枝にしがみついているアカコブコブゾウムシを見つけた。
このゾウムシをイボタノキの枝で見るのは初めてだ。
結局、イボタノキで2頭見つけたのでこのゾウムシが好んで越冬するのかも知れないな。

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----- アカコブコブゾウムシ --Kobuzo rectirostris 

-------(Hokuto-shi, Yamanashi, Dec. 14, 2014、Canon EOS 6D, EF100mm Macro F2.4/L IS HSM)


オリンパスTG-3の顕微鏡モード深度合成機能を用いて接写した。

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----- アカコブコブゾウムシ -- Kobuzo rectirostris 

-------Hokuto-shi, Yamanashi, Dec. 14, 2014、Olympus Stylus TG-3

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----- 円周(全周)魚眼イメージ:アカコブコブゾウムシ -- Kobuzo rectirostris 

-------(Hokuto-shi, Yamanashi, Dec. 14, 2014、Canon EOS 6D, EF8-15mm Fisheye F4/L HSM, 430EX )



陽だまりで日光浴するテングチョウ


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----- テングチョウ -- European Beak

-------(Hokuto-shi, Yamanashi, Dec. 14, 2014、Canon EOS 6D, EF100mm Macro F2.4/L IS HSM)



モズの早贄(はやにえ)


イボタノキの枝にバッタが串刺しになっていた。
モズの仕業に違いない。

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----- モズのはやにえ-- Strange shaped grass hopper

-------(Hokuto-shi, Yamanashi, Dec. 14, 2014、Canon EOS 6D, EF100mm Macro F2.4/L IS HSM)



Note :

寒くなりました。実は本日のフィールド散歩の目的は「ウラゴマダラシジミの越冬卵」の撮影でした。夏にウラゴを見かけた場所でイボタノキの枝をゆっくりと見たのですが、残念ながら見つけることができませんでした。どうもウラゴの越冬卵は相性が悪いようです。でも、これからが楽しみです。 

By 虫林花山
Commented by Sippo5655 at 2014-12-15 21:52
麦わら帽子・・・
残念でしたね><
私も、ずっと探しているものがあるのですが
苦節3年!?
未だ見つかりません;_;
でも、諦めないで探します(笑)
ほどほどに・・・^^;ですが。
ゾウムシ なんかあったかいベッドに包まれているみたい!
テングチョウ、鮮やかですね!
そういえばモズのはやにえも見ていないなあ。
氷点下の気温・・・想像もつきません。
近所でウラギンの越冬個体を4つ見つけたので
この子たちを見守ることで、元気を貰えそう。
Commented by 虫林 at 2014-12-16 20:29 x
Shippoさん、
コメントありがとう御座います。
ウラギンシジミを4頭も発見されたとのこと羨ましいです。
今年は海外での散歩が多くて、地元がよく把握できていません。
でも、これからですよね。
4頭のウラギンがちゃんと冬を越せれば良いですね。
by tyu-rinkazan | 2014-12-14 21:58 | ■甲虫 | Comments(2)