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20150507 フィジー共和国の散歩道:怪物フィジーオオウスバカミキリなど

DIARY Vol.10 (662): #24, 2015 :  

怪物は博物館2階の小さな部屋に鎮座していた。
フィジーオオウスバカミキリ。

フィジーだけに産する巨大なカミキリムシで、体長は大きいものでは18㎝もあって、南米のタイタンオオウスバカミキリについで世界で2番目に大きいとのことだ。フィジーオオウスバカミキリには、鞘翅に明瞭な線状紋が並んでいて、無紋のタイタンよりはどこか格調が高くて、まるで古代生物的な雰囲気をもっている。

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---- フィジーオオウスバカミキリ- Xixuthrus heros

-----(Suva in Fiji, 07/May/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD14-150mm)


下の写真の上はフィジーアゲハでモンキアゲハに似ているが小さい。フィジー滞在中に黒いアゲハチョウを1頭目撃したが、もしかしてこの蝶だったのかも知れない。

下の写真の下はフィジームラサキとでも呼んでおこう。
リュウキュウムラサキの仲間だが、極めて稀な種類だそうだ。

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---- フィジーモンキアゲハとフィジームラサキ-Fijian butterfly

-----(Suva in Fiji, 07/May/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD14-150mm)



午後の海岸

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---- フィジーの浜- Landscapes of seashore

-----(Suva in Fiji, 07/May/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD14-150mm)



沢山のシオマネキが大きなハサミを振っていた。
フィジーのシオマネキは明るい茶色でとても綺麗だ。 

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---- シオマネキ- Landscapes of seashore

-----(Vanuadina Village in Fiji, 06/May/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD14-150mm)

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---- フィジーの浜- Landscapes of seashore

-----(Suva in Fiji, 07/May/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD14-150mm)



ラグビー

ホテルの前はラグビー場で、沢山の若者がプレーしていた。
やはりレベルは高そうに見えるが、何といっても彼らは楽しそうだ。

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---- ラグビー- Rugby

-----(Suva in Fiji, 07/May/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD14-150mm)



Grand Pacific Hotel

Suvaで宿泊したホテル。
映画にでも出てきそうな洒落た雰囲気のホテルだった。

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---- グランドパシフィックホテル- Grand Pacific Hotel

-----(Suva in Fiji, 07/May/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD14-150mm)



??虫眼鏡ノート

これでフィジー共和国の記事は終了。
フィジーは自然も人も興味深い国だった。
いつかもう一度訪れてフィジーの怪物フィジーオオウスバカミキリを探してみたいと思う。
My Dream----

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フィジーから3回飛行機を乗り換えて成田空港に到着した時には僕の荷物は届かなかった。
調べてもらったらまだ香港にあるとのこと、後で送ってもらうことにして帰宅した。
ちなみに、後日届いたトランクの中のカメラなどは無事だったのでほっとした。



Written by 虫林花山


Commented by khaoyai_m2 at 2015-05-18 14:37
18cmのカミキリは怖いですね。
Commented by tyu-rinkazan at 2015-05-25 22:21
カオヤイさん、
コメントありがとうございます。
レスが遅れて申し訳ありません。
このカミキリは標本をみるとド迫力でした。
こんな恐竜のような昆虫に出会ってみたいものです。
Commented by Hypo_inop at 2015-07-02 01:20
Fijian ムラサキは,100年間の間採集されたことがなく、博物館でもその実物が見ることができなかったものだそうです。
この写真は、採集されたものですか。貴重なものですよ。
Commented by 虫林 at 2015-07-04 00:06 x
Hypo_inopさん、
コメントありがとう御座います。
この標本は博物館に展示されていたものです。
おっしゃる通り、この蝶は貴重なものですが、
博物館での説明書きでは、最近発生地が見つかったようです。
おもしろいですね。
Commented by Hypo_inop at 2015-07-04 16:50
虫林さん。
コメントを頂き有難うございます。
Fijiの蝶に興味をもったいきさつは、リュウキュウムラサキの変異に驚かされ、数冊の文献を読むうちフィジー・ムラサキの存在を知りました。
このフィジー・ムラサキが100年間採集されなかったことで、実在が疑われていた種であったようです。
これらのことから、リュウキュウムラサキの累代飼育を継続すればフィジー・ムラサキに似たものが得られるのでないかと思い、累代飼育を試みました。しかし、冬季の食草の確保と温度維持双方ができず、累代飼育は失敗しました。
 この時間が経過するなかで、フィジー・ムラサキがNamosi, Viti Levuで発見され、また最近はViti Leve外でも発見され、希少種であるとの見解を変える時期が来るのでないかいわれているようです。
 ながながと書きすみません。

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by tyu-rinkazan | 2015-05-15 09:12 | ● Fiji | Comments(5)

Photographic Adventures for Insects and Flowers


by 虫林花山
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