NATURE DIARY

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20150804 ルリボシカミキリの青とダイコクコガネの角に魅せられて

DIARY Vol.10 (678): #40, 2015 :  

センス・オブ・ワンダー Sense of Wonder
生物学者の福岡伸一氏は著書「ルリボシカミキリの青」の中でルリボシカミキリに出会った時の感激が研究者の道を志すきっかけになったと述べている。他でもない虫林も、子供の頃からルリボシカミキリに憧れ、中学生の頃に初めて出会った時の感動は今でも鮮明に覚えている。その出会いが人生の選択までも決定したとは思わないが、自然界の生物が持つ計り知れない「美しさ」、「奇妙さ」や「不思議さ」に対する驚きこそ センス・オブ・ワンダーですね。大事にしたいものです。


フェルメールの絵の中の青色は独特の色合いで知られる。
下の写真の左は有名な「青いターバンの少女」。
下の写真の右は福岡伸一氏の著書「ルリボシカミキリの青」。

フェルメールブルーはルリボシカミキリの青色かな?

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----ーーーーーーーーー フェルメールの青とルリボシカミキリの青-

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ルリボシカミキリを撮影した

先日、昆虫写真家の山口進氏から突然の電話が入った。
聞くと、ご自宅の庭でルリボシカミキリが発生しているとのこと。
早速、訪れてみると、庭の立木にその美しい姿を見つけた。

ルリボシカミキリは山の娘ロザリア(属名Rosalia)。
ロザリアは青い服をまとい、虫林を惑わす。

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---- ルリボシカミキリ- Rosalia batesi

-----(Yamanashi, 30/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro


しばらくぶりで見るルリボシカミキリの青。
オリンパスのカメラは青色の発色に定評がある(オリンパスブルー)。。

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---- ルリボシカミキリ- Rosalia batesi

-----(Yamanashi, 30/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro



ダイコクコガネ

今年は山梨県内の牧場でダイコクコガネを探している。
しかし、残念ながら僕自身はまだ見つけていない。
下の写真は知人のダイコクコガネをお借りして撮影したものです。

ダイコクコガネの魅力は「彫刻的な美」。

魚露目レンズを通して見るダイコクコガネの姿は重厚でいかつくてクール。
体全体が黒光りし、前胸背は盾のように広がり、大きなツノが飛び出ている
まるで「中生代白亜紀の恐竜トリケラトプス」のような迫力がある。

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---- ダイコクコガネとトリケラトプス-Copris ochus and Triceratops

-----(Olympus TG-3 tough, Gyorome8

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---- ダイコクコガネ-Copris ochus

-----(Olympus TG-3 tough, Gyorome8



??虫眼鏡ノート

今回はフォトジェニックな甲虫2種を掲載しました。このような昆虫は何度見てもその美しさや奇怪な形態に驚いてしまう。そんなセンス・オブ・ワンダーは昆虫を撮影しているとしばしば感じ取ることができる。しかし、見ることに慣れてしまうと、その驚きは消失し当たり前となってしまうのが残念だ。虫の写真を撮る限りセンス・オブ・ワンダーを大事にしたいと思う。

今年の夏も残り少なくなってきた。
暑さに負けずにフィールドに出たいものだ

Written by 虫林花山





Commented by Sippo5655 at 2015-08-05 21:53
ルリボシカミキリは本当に美しいですよね!
ブルーという色は、特に神秘で
遠い遠いロマンの世界へと
いざなってくれそう・・・
人間の体にはこの色は無いから
それに、地球の色 空の色・・・
ロマンが、止まりません^^

ダイフクコガネ!?
ひゃー、こんな子もいるんだ(◎_◎;)
Commented by tyu-rinkazan at 2015-08-07 16:40
Shippoさん、
コメントありがとうございました。
ルリボシカミキリは見る角度によっては青色が鮮やかですね。
けっして珍しいカミキリムシではありませんが、見つけると
嬉しいです。
ダイコクコガネは今年の目標です。
Commented by OTTO at 2015-08-07 20:54 x
「センス・オヴ・ワンダー」とは、レイチェル・カーソンの著書にもあるとうり、自然の風物や生命の不思議さへの驚きの感情や美に対する感受性のことかと想像いたしますが、虫林さんの小さな命への感動の原初体験がルリボシカミキリだったわけですね。
昆虫や蝶の写真を撮っている多くの人たちにとっても、自然への関心や傾倒がそうした身近な生命に触れることから始まったのではないかと想像いたします。
そうした感動や驚きを、日常の慣性に埋没させることなく、小さな命に出会うたびにその都度、それを初めて見るもののように新鮮な感覚で触れ合っていきたいものですね。
Commented by tyu-rinkazan at 2015-08-08 00:02
OTTOさん、
コメントありがとう御座います。
センスオブワンダーは自然写真家には大事な心構えだし、
なるべくこれからもそんな気持ちを大事にしたいなと思
います。
by tyu-rinkazan | 2015-08-05 20:28 | ■カミキリムシ | Comments(4)