NATURE DIARY

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20150822 蝉時雨の公園の散歩道:スミナガシとミカドミンミンに会う

DIARY Vol.10 (683): #45, 2015 :  

日本の四季(春は桜、夏は蝉時雨、秋は紅葉、冬は雪)。
そう、日本の夏は「蝉時雨」なのだ。
丘の上の公園では、「夏を惜しむ蝉時雨」が降り注いでいる。

去り行く夏を惜しみながら公園を散歩してみた。


ムクドリの群れ

最近、夕暮れ時になると「ムクドリの群れ」を見るようになった。
職場の敷地内にあるシイの小さな林が彼らのねぐらになっている。
まだ青みを残す夕空を背景に鳥の群れが空を埋める。

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---- ムクドリの群れ-A large swarm of birds in the background of dark sky.

-----(Yamanashi, 15/August/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L USM FISHEYE



公園の蝶

公園内のクヌギの樹液にスミナガシを見つけた。

そういえば、スミナガシには今年はまだ出会っていなかった。
思いがけないチョウとの出会いに思わず顔がほころんだ。

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---- スミナガシ -Asian Constable

-----(Yamanashi, 22/August/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F4/L IS USM


キマダラヒカゲは通好みのチョウだと思う。
この時期には個体数が多い。

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---- サトキマダラヒカゲ - Neope goschkevitschii

-----(Yamanashi, 22/August/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F4/L IS USM



ミンミンゼミの通常型と緑化型

ゆく夏を惜しむかのようなセミの合唱。

この公園内にもミンミンゼミの個体数は多い。
ミンミンゼミは北海道から九州に広く分布する。
個体数が多いのは圧倒的に関東地方のようだ。
この時期、関西ではクマゼミの方が多いからね。

アブラゼミとミンミンゼミの合唱は日本の夏。

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---- ミンミンゼミ-Robust Cicada (common type)

-----(Yamanashi, 2/August/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L USM FISHEYE


この公園には桜の古木にミンミンゼミが多いようだ。
それほど苦労せずに緑化型ミンミンゼミを見つけた。

緑化型ミンミンゼミは苔むした樹幹に保護色になる。

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---- 緑化型(ミカド型)ミンミンゼミ- Robust Cicada (Mikado type)

-----(Yamanashi, 2/August/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L USM FISHEYE


甲府盆地のミンミンゼミは緑化型の出現率が高い。
緑化型とは体の黒色班が消失した個体のことをいう。
この黒色班の消失程度は個体によって様々だ。
ほとんど体に黒色班が消失した個体を「ミカドミンミン」と呼ぶ。

下の写真の左が通常型、右がミカド型。
ミカド型として出したが、前胸背にちょっとだけ黒色紋が残っているね。。

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---- ミンミンゼミ- Robust Cicada (left: Common type, right: Mikado type)

-----(Yamanashi, 2/August/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L USM FISHEYE


こちらは完全なミカドミンミン。

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---- ミカドミンミン- Robust Cicada (Mikado type)

-----(Yamanashi, 2/August/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L USM FISHEYE



??虫眼鏡ノート

昨日の午後は東京で会議があり、その後の夕食会にも出たので帰宅がかなり遅くなった。この程度の出張は若い頃には苦にもならなかったが、近頃はやはり少し疲れる。寄る年波というやつかな。そこで、今回は甲府市内の公園を散歩することにした。この公園ではアカボシゴマダラらしき蝶をみたという噂を聞いているのでそれも期待したが見ることができなかった。


Written by 虫林花山





Commented by naoggio at 2015-08-23 17:59 x
横浜では秋も深まった頃、送電線を埋め尽くすムクドリの群れをよく見かけますが
こんなに早くから群れを作るとはびっくりしました。
あのムクドリの群れって生物学的、行動学的にはどういう解釈がなされているのでしょう。
以前から気になっていたのですが未だにわかりません。
思いがけない蝶との出合いほど胸がときめくものはありません。
それもスミナガシとくれば最高ですね。
先日自宅の前でけっこう緑がちなミンミンを見かけて以前の虫林さんの記事を思い出していたところです。
ミカドミンミンという名前が思い出せずコウテイミンミンだったっけな、なんて頭の中で呟いていました(笑)。
Commented by Sippo5655 at 2015-08-23 22:04
こんなにたくさんの、鳥さんの群れ、見たことないです。
ムクドリですか。
スケールが(◎-◎;)!!
サトキマダラヒカゲ 妖艶なる美しさを秘めていますね。

ミカドミンミン 緑ですね!!

たまたま私も先日、ミンミンゼミを撮影しましたが、緑じゃなかったです。

今日、アブラゼミが葉っぱに止まっていました。
動きません。
生きているのかすらわかりませんでした。
突こうと思ったけど、そっとしておきました。
Commented by tyu-rinkazan at 2015-08-26 21:02
naoggioさん、
コメントありがとう御座います。
ムクドリは職場の林を寝ぐらにしているので、かなり煩いです。
でも、群れて飛ぶ姿はなかなか壮観ですね。
スミナガシは好きな蝶ですが、確実に会える場所をしりません。
いつもこの蝶との出会いは突然のような気がします。
Commented by tyu-rinkazan at 2015-08-26 21:05
Shippoさん、
コメントありがとう御座います。
ムクドリの群れは毎年のことで、この時期になるとみられるようです。
ミカドミンミンは日本の中でも甲府盆地には多いのですが、他の地域だと見ることが難しいかもしれません。
このところ、セミの死骸を見ることが多くなってきました。
夏も終わりですね。
by tyu-rinkazan | 2015-08-23 08:21 | ■他の昆虫 | Comments(4)