NATURE DIARY

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20150823 高山の散歩道:ベニヒカゲとシラフヒゲナガカミキリほか

DIARY Vol.10 (684): #46, 2015 :  

先日、家の棚を整理していて、以前に愛用していたリコーのGR Digital IIIを見つけた。このカメラは数年前にオリンパス TOUGH TG-3 を購入してからお蔵入りしていたのだが、昔のGRを意識した「コンパクトな黒塗りツヤ消しボディ」は今見てもやはり格好良い。どこか故障しているわけでもないので、このまま寝かしておくのはもったいない。いつもポケットに入れて普段使い用のカメラにしよう。

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---- GR-D IIIで撮影したトリカブトの花- Monkshood

-----(Yamanashi, 23/August/2015, Ricoh GR-D III



ベニヒカゲが飛ぶ草地にて

本日(日曜日)は雲が多いがなんとかもちそうだ。
そこで、ベニヒカゲに会いに八ヶ岳を散歩することにした。
1年に1度はこの蝶に会わないと落ち着かないからね。


汗をかきながらダケカンバの林を抜け針葉樹林(トウヒ)帯に入った。
立ち止まって見渡すとガレ場の草つきに小さな黒っぽい蝶の姿を見つけた。
今年もベニヒカゲに会うことができた。

ベニヒカゲは少し飛んではトウヒの幼木の枝に静止した。

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---- ベニヒカゲ-The Japanese Argus

-----(Yamanashi, 23/August/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L USM FISHEYE


ベニヒカゲの飛翔はあまり速くないので、飛翔写真を撮影することにした。

でも、曇っていて光量が少なめなのと、黒っぽい蝶なので林を背景にするとコントラストがつきにくい。
ハイスピードシンクロでストロボを補助光にして蝶の姿を強調してみた。

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---- 飛翔するベニヒカゲ- The Japanese Argus

-----(Yamanashi, 23/August/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L USM FISHEYE, ストロボ(+)


この場所にはヤツタカネアザミ以外の花はほとんどない。。
ベニヒカゲはたまにこのアザミでの吸蜜が観察できた。

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---- ヤツタカネアザミで吸蜜するベニヒカゲ- The Japanese Argus

-----(Yamanashi, 23/August/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F4/L IS USM


ベニヒカゲの個体変異。
下の上下の写真の個体の紋をみると少し違いがあるのがわかるだろう。

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---- ベニヒカゲの紋変異- The Japanese Argus

-----(Yamanashi, 23/August/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F4/L IS USM


正面からベニヒカゲを近接撮影。
小さなGR−D IIIにストロボ+自家製ディフューザーを用いた。

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---- ベニヒカゲ- The Japanese Argus

-----(Yamanashi, 23/August/2015, Ricoh GR-D III



ダケカンバの樹液にエルタテハ

ダケカンバの幹に何頭ものエルタテハが集まっていた。
どうやら樹液が出ているようだ。

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---- エルタテハ - The Large Comma

-----(Yamanashi, 23/August/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F4/L IS USM



イチモンジセセリ

ここは標高が亜高山帯だが、イチモンジセセリが多い。
彼らは集団で移動の途中なのだろうか。

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---- イチモンジセセリ - The Strait Swift

-----(Yamanashi, 23/August/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F4/L IS USM



シラフヒゲナガカミキリ

トウヒの樹幹にシラフヒゲナガカミキリのメスを見つけた。
シラフヒゲナガカミキリは高標高の針葉樹に集まる。

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---- シラフヒゲナガカミキリ-Monochamus (Monochamus) nitens

-----(Yamanashi, 23/August/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L USM FISHEYE



アカアシクワガタ

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---- アカアシクワガタ-Monochamus (Monochamus) nitens

-----(Yamanashi, 23/August/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F4/L IS USM



??虫眼鏡ノート

高山蝶のベニヒカゲは毎年一度は会いたい蝶である。

そこで、数年前に見つけたベニヒカゲが多い草つきまで散歩した。ベニヒカゲの個体数は例年に比較して少ないようだったが、新鮮な個体が多くみられたのが嬉しかった。高山の草つきに独り佇み、ベニヒカゲの飛ぶ姿をみるのは何とも満ち足りた時間に想える。今回の散歩では久しぶりにGR−D IIIをポケットに入れたが、やはり使いやすいカメラだと思う。

Written by 虫林花山





Commented by Sippo5655 at 2015-08-26 22:18
ベニヒカゲ・・
太陽の色を凝縮したようなオレンジ色。
夏の疲れも吹き飛ばしてくれそうですね!!

イチモンジセセリがこのようなところに、いるのですか!
びっくりしました。
気のせいか、白紋がやけにくっきりはっきりとしているような!?

この蝶も、移動するんですよね。
我が家の庭にもいると思うと、なおさら神秘の渦、、、
Commented by namiheiii at 2015-08-27 09:49
いずれも個性豊かな作品ですが、下から三枚目のシラフヒゲナガカミキリは写真の奥行きの深さにびっくりしました。一枚目のオーソドックスなトリカブトの写真もホッとしますね。
Commented by naoggio at 2015-08-28 10:37 x
しっとりした湿度を感じさせる1枚目のトリカブトの写真、いいですね。
ベニヒカゲの紋変異、2枚目の個体はこれがベニヒカゲとは思えないくらいです。派手ですねー。
ラスト、さすがです。
虫林さんが撮るとどうしてこう奇麗に撮れるのでしょう。
Commented by ダンダラ at 2015-08-28 14:21 x
GR-DⅢは確かにカッコいいですね。
インターバルタイマーで、ムラサキツバメやミドリシジミの撮影をよくしました。
最近は出番は減りましたが、今でもすぐ使える場所に置いてあります。
8-15㎜のレンズはボケも自然でいいレンズですね。
Commented by tyu-rinkazan at 2015-08-30 18:54
Shippoさん
コメントありがとう御座います。
ベニヒカゲは年に1度は会いたい蝶です。
この時期のイチモンジセセリは集団で北上するみたいなので、
この場所には立ち寄っただけでしょう。
Commented by tyu-rinkazan at 2015-08-30 18:56
namiheiiさん、
コメントありがとう御座います。
シラフヒゲナガカミキリをなんとか迫力あるように撮影したいと
思いいろいろな角度から見てみました。
今回のアングルが一番良いです。
Commented by tyu-rinkazan at 2015-08-30 18:58
naoggioさん、
コメントありがとう御座います。
ここのベニヒカゲの紋は南アルプスに比べて結構綺麗です。
昆虫写真はまだまだですが、色々と試してみると楽しいですね。
Commented by tyu-rinkazan at 2015-08-30 19:01
ダンダラさん、
コメントありがとう御座います。
GR-D IIIは小さくて使いやすいカメラですね。
また、ポケットに入れて持ち歩きたいと思います。
リコーイメージングがペンタックスと合併しましたので、
リコーのカメラとしての意味合いも気に入っています。
by tyu-rinkazan | 2015-08-26 21:31 | ▣ベニヒカゲ | Comments(8)