NATURE DIARY

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20070527 ゼフシーズン到来:アカシジミ初見(山梨県甲府市)

1ヶ月近く修理にだしていたマイカメラがやっと戻ってきた。山の中で撮影していた時に、カメラのハンドリングが悪く、石の上に落下させてしまったのだ。そのため、カメラ本体にヒビが入ったのと電源が入らなくなった(なお、その時装着していたレンズも壊れた)。

戻ってきたマイカメラを一通りチェックしてみると、ちゃんと動くようだ。----この修理にはメーカー保障が効かなかったので、出費は少し痛いが、何はともあれ治ってよかった。
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。。。。。。。。修理から戻ってきたマイカメラ

。。。。。。。。。 Pentax K10D with a lens (Tamron 70-300mm)
。。。。。。。。。.GR-D, ASA 100
。。。。。。。。。.(2007-May-27, Kofu/Yamanashi)

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昨夜は山岳部の新歓コンパがあり、今朝は体の調子がイマイチだ。
朝起きると天気が良い。でも、このところ日中の暑さがひどくて、一日中活動する気にならない。
-------ということで、今回は自宅から車で15分ほどのクヌギ林を初めに散歩し、その後お昼までは、甲府市北部のO山周辺を散策することにした。どちらも虫林のフランチャイズともいえるお馴染みの散歩道だ。

<ゼフの季節到来>

訪れたクヌギ林は夏にオオムラサキが非常に多く、昨年はクロヒカゲモドキが観察できた。
朝は散歩する人もいてとても気持ちが良い場所だ。

歩き出して20分もたっただろうか、クヌギの葉の上に“オレンジ”を見つけた。----え! クモツキ?
いいえ、虫林が見つけたのは“別のオレンジ”であるアカシジミだ。アカシジミとクモツキでは、同じオレンジでも、普通のみかんと夏みかんよりも大きな違いがある。

なにやら、果物の話みたいになってしまったが、新鮮なアカシジミのオレンジ色は非常に綺麗だ。緑の葉の中に鮮やかなオレンジ色は良く目立つのだ。
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。。アカシジミJaponica Iutea lutea

。。。 Japonica Iutea lutea resting on the leaf
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-May-27, Kofu/Yamanashi)


アカシジミは日本の名前(Japonica)を属名に持つシジミチョウであるが、日本だけではなく、朝鮮半島や中国、台湾にも分布があるらしい。

アカシジミの発生はゼフィルスの中で最も早いかもしれない(この時点で、ダンダラさんがウラゴマダラを撮影しているので、ウラゴマと良い勝負)
すなわち、このチョウの出現が「ゼフの季節到来」を告げることになるのだ。

朝の光で、枝の影が翅に入ってしまった。------ウーム、残念。
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。。アカシジミJaponica Iutea lutea

。。。 Japonica Iutea lutea resting on the leaf
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-May-27, Kofu/Yamanashi)


このクヌギの森は夏になるとオオムラサキが多いが、どういうわけか今までゴマダラチョウを見たことが無かったのである。甲府市周辺では意外とゴマダラチョウは少ないものである。

出現したゴマダラチョウは滑るように滑空し、クヌギの枝先に静止した。静止後、テリ張りに入ったことを示す翅を180度以上に開いてあたりを見回しているようだ。
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。。テリトリーを見張るゴマダラチョウ Hestina japonica

。。。 Hestina japonica, perching from time to time to bask in the sun.
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-May-27, Kofu/Yamanashi)


春型のゴマダラチョウは大型で、色白、まるで夏型とは別種のような高貴な雰囲気が漂っている。
------なんてことを思うのは虫林だけかな。
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。。春型ゴマダラチョウ Hestina japonica

。。。 Hestina japonica resting on the leaf, with wings closed
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-May-27, Kofu/Yamanashi)


ヤマキマダラヒカゲが素晴らしいスピードで飛翔して目の前のクヌギの幹に静止した。やや逆光気味であるが、写真としてはこの方が面白いだろう。
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。。ヤマキマダラヒカゲ Neope niphonica

。。。 Neope niphonica resting on the trunk.
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-May-27, Kofu/Yamanashi)

その後、日が差してきて気温が上昇したため、甲府市北部の山に移動することにした。

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甲府市北部に位置するこの山は、頂上が草原状になっていてとても気持ちが良い。
丁度、ズミの花が満開で、ツツジも咲き始めていた。

草原の中に孤立性に立っているツツジに何気なく目をやると、なんとミヤマカラスアゲハが2匹も吸蜜に訪れているではないか。早速、撮影したが、意外と黒いチョウの撮影は難しく、翅が静止した写真は少なかった。
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。。ツツジの花で吸蜜するミヤマカラスアゲハ Papilio maackii

。。。 Papilio maackii feeding at the azalea
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-May-27, Kofu/Yamanashi)


トラフシジミが目にも止まらぬスピードで飛翔し、御丁寧にも目の前の葉上で静止した。しばらく様子をみたが(気が短い虫林なので、多分数分のみ)、残念ながら翅を開くことはなかった。
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。。。。。。。。。。トラフシジミ Rapala arata

。。。。。。。。。。。 Rapala arata resting on the leaf.
。。。。。。。。。。。.GR-D, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-May-27, Kofu/Yamanashi)


ギンイチモンジセセリがフラフラと飛んで、すぐ近くに静止した。翅裏のギンイチモンジがとても綺麗だ。この蝶はこの場所で見ることは少ないので、とても嬉しい。
せっかくなので、トラフシジミに続いて縦位置広角で撮影した。
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。。。。。。。。。。ギンイチモンジセセリ Leptalina unicolor

。。。。。。。。。。。 Leptalina unicolor resting on the ground.
。。。。。。。。。。。. GR-D, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-May-27, Kofu/Yamanashi)


すでに5月も下旬だというのに、ミヤマセセリが飛び回っていた。さすがに翅はすれ、色も褪せている。飛んでいるのはメスばかりのようである。
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。。。。。。。。。。ミヤマセセリ Erynnis montanus

。。。。。。。。。。。 Erynnis montanus resting on the branch.
。。。。。。。。。。。. GR-D, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-May-27, Kofu/Yamanashi)


ツマグロヒョウモンは美しい蝶であるが、1年中どこでも見られるドコデモチョウになってしまった。温暖化の象徴とはいえ、気持ちが良いものではない。
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。。ツマグロヒョウモン Argyreus hyperhius

。。。 Argyreus hyperhius resting at the grass
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-May-27, Kofu/Yamanashi)


チョウではないが、とても面白い形態をしているルリマエヒゲナガを見つけた。
まったく、どうしてこんなに長い触角が必要なのだろうか。面白いものである。
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。。。。。。。。。。ルリマエヒゲナガ Nemophora aurifera

。。。。。。。。。。。 Nemophora aurifera resting on the leaf.
。。。。。。。。。。。. Pentax K10D, Tamuron 70-300, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-May-27, Kofu/Yamanashi)

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この時期の里山は昆虫が非常に豊富だ。
この日記では、チョウだけを取り上げたが、甲虫やトンボなども面白い写真が撮影できたので、漸次掲載していきたいと思う。

後日、日記を追加していくので、乞うご期待!
Commented by kmkurobe at 2007-05-27 19:43
これはすごい本日はまた会心の作ばかりではありませんか。私は一枚目のアカシジミの木漏れ日越しに見える空の青さが何とも言えません。
広角のトラフこれまた素晴らしい。恐れ入りました。
Commented by maeda at 2007-05-27 19:59 x
アカシジミ、綺麗ですね。
こちらのゼフはまだまだです。2-4令幼虫でしょう。
高温日や低温日など交互に現れ、季節がどうなっているのか訳が分からなくなってきました。
Commented by nomusan at 2007-05-27 21:20 x
いつもながら、綺麗な画像の数々、ため息混じりに拝見しています。アカシジミ、綺麗です。私も春型の白いゴマダラチョウは「別もの」って感じがします。
Commented by kasya5 at 2007-05-27 21:23
アカシジミも綺麗ですが4枚目のゴマダラチョウに惹かれました。
この春型は不思議な雰囲気で何とも言えません。
Commented by fanseab at 2007-05-27 21:26
毎シーズン、最初に見るアカシジミは眼に染みます。一枚目にその情景が見事に表現されていると思いました。小生も韮崎でオオムラサキ撮影に執着していた際、ゴマダラは本当に珍品でした。ゴマダラの2枚目は大好きな構図です。
Commented by ダンダラ at 2007-05-27 23:03 x
いよいよゼフの季節ですね。この1ヶ月はどこに行こうか迷いますね。
遠征すべきか地元でじっくりゼフをとるか・・
ミヤマカラスは今日ふられてしまいました。来週は何とかと思っていますが、色々煩悩も多くて・・
今年はギンイチの春型もちゃんと撮れていないのでうらやましいです。
あっ、トラフもまだお目にかかっていないんです。
Commented by banyan10 at 2007-05-27 23:54
そちらでもアカシジミですか。
ゴマダラチョウの翅裏素晴らしいですね。
ギンイチもトラフもまだまだ新鮮ですね。近くに良い場所があって羨ましいです。
Commented by grassmonblue at 2007-05-28 00:02 x
1枚目のアカシジミ。いい写真ですね~。生息環境が表現されていて、青空が素敵。
私も地元の公園で、本日ウラナミアカとゴマダラに出会いました。
Commented by 虫林 at 2007-05-28 00:03 x
kmkurobeさん、
コメント有難うございます。
今年もアカシジミが出始めましたので、これからゼフのシーズンイン
になりました。楽しい季節です。トラフはのんびりとした個体で、ゆっ
くりと撮影させてくれました。
Commented by 虫林 at 2007-05-28 00:07 x
maedaさん、
ゼフの出現時期は、北海道とは半月から1ヶ月の差があるようですが、
出始めるとそちらはきっと色々な種類が短い期間の中で、同時にでて
くると思いますので、たのしみですね。
Commented by 虫林 at 2007-05-28 00:10 x
nomusanさん、
お褒めいただき、恐縮します。
春型のゴマダラは本当に綺麗で、また体も大きいので、別種のよう
な錯覚に陥りますね。この時期のゴマダラをもっと観察したいので
すが、こちらではゴマダラは少ないです。ゴマダラチョウはもともと
南方系のチョウですから、九州では個体数が多いかもしれません
ね。
Commented by 虫林 at 2007-05-28 00:14 x
kasyaさん、
小生のK10Dがやっと修理から戻ってきました。K10DはK100D
よりも数段写りが良いので、これからが楽しみです。
北海道ではもっと綺麗な白化した個体が見ることができるかもしれ
ませんね。こうしてみると、ゴマダラチョウは不思議なチョウですね。
Commented by 虫林 at 2007-05-28 00:19 x
fanseabさん、
お褒めいただき、有難うございます。
甲府周辺のクヌギ林にはオオムラサキは凄い数を見ることができ
るのですが、どういうわけかゴマダラチョウは稀種といってよいほど
少ないようです。このことを感じているのは自分だけかと思っていた
のですが、fanseabさんにそういっていただくと、とても嬉しいです。
Commented by 虫林 at 2007-05-28 00:23 x
ダンダラさん、
6月は1年中で里山の昆虫達が最も豊富になるので、撮影するのも
大変になります。仰るとおりで、遠征するのか、近場でじっくりと撮影
するのかの判断に困ってしまいます。
今年はもう少し、ゼフの写真を撮影したいと思っています。
Commented by 虫林 at 2007-05-28 00:29 x
banyanさん、
そろそろアカシジミが出ましたので、次はオオミドリ辺りを撮影してみた
いですね。ゴマダラチョウの翅裏は、ファインダーを覗きながら、その
美しさに息を呑んだ次第です。もっと近くで観察したいのですが、ゴマダ
ラチョウは下に下りてきませんでした。
Commented by 虫林 at 2007-05-28 00:33 x
grassmonblue さん、
そちらではすでにウラナミアカですか--------なるほど。
当地では、ウラナミアカの出現は、アカの後になる事が多いようです。
ウラナミアカも観察してみたいです。
コメント有難うございました。
Commented by chochoensis at 2007-05-28 07:57
虫林さん、「アカシジミ」綺麗ですね・・・もうゼフの時期になったのですね、たまたま昨日、自宅近くの公園でも「アカ系」シジミをチラッと見たのですが撮影できませんでした・・・とても羨ましいです。ピントもシッカリ合っているし素晴らし写真ですね。トラフも羨ましい・・・今年は未だ観察できていません。素敵な写真ありがとうございます。
Commented by 虫林 at 2007-05-28 19:15 x
chohcoensisさん、
暖かいコメントをいつもしていただきありがとうございます。
アカシジミは残念でしたね。でもこれからチャンスはかなりある
と思います。さらにオオミドリシジミやそのほかのチョウや昆虫
も可能性はあるので、是非とも散歩してみてください。
Commented by cactuss at 2007-05-28 22:30
すばらしい写真の数々、どの写真もいいですね。
アカシジミ、偶然、同じ日に撮影しました。
この暑さで、一気に羽化したのでしょうか。
Commented by 虫林 at 2007-05-28 23:16 x
cactussさん、
アカシジミを偶然、同じ日に撮影していたとは奇遇ですね。
なにしろ小生が見つけたのが1頭のみですから、まだまだ
出はじめと思います。これから色々なゼフが出てきますの
で楽しみにしている次第です。
コメント、有難うございました。
Commented by thecla at 2007-05-29 22:58 x
ゼフも出てきて楽しい季節になりましたね。
実は、山梨に行こうか丹沢に行こうか迷ったあげく丹沢、横浜市周辺をぶらつきました。もし、山梨だったら、お会いできたかもしれませんね。
あの山の上はこの時期もいいのですね。
Commented by 虫林 at 2007-05-30 00:14 x
theclaさん、
山梨のあの山の上であれば、お会いできたでしょうね。
そうですね、とても気持ちが良いので、散歩するのにとてもよいところです。写真のミヤマカラス、トラフシジミ、ギンイチ、ミヤマセセリはそこで撮影したものです。ア○○シジミのころには是非ともお出でください。
by tyu-rinkazan | 2007-05-27 18:53 | ▣アカシジミ | Comments(22)