NATURE DIARY

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20071222 オリンパス E-3と魚露目 Gyorome (山梨県)

冬至の侯

本日は朝から曇り空で暗く、午後から雨か雪になるようだ。
そこで、午前中に近くのクヌギ林で、E-3とgyoromeレンズのテストをした。

もともと、Fit社のGyoromeは、プロ写真家の湊和雄氏の日記を見て知り、面白い虫の目像が撮影できるので、昨年の12月に導入した。Ricoh Caplio GX-8とGyorome-8の組み合わせは相性が思いの他良く、手軽に虫の目像が撮影できるので、今まで色々な場面で活躍してくれた。しかし、コンデジ(GX-8)での問題点は、光学ズームではテレ側でも隅がケラれてしまい、1.6倍か1.8倍のデジタルズームを併用しなければならないことだった。つまりデジタル拡大することで、画質低下が免れないのだ。

2週間ほど前のE-3導入に関する拙ブログの記事に、「青森の蝶たち」のze_phさんが、Olympus Zuiko 50mm MACROはレンズの口径が小さいのでGyoromeとの相性が良いかもしれない---というコメントをくれた。今まで、一眼デジでの虫の目撮影は考えていなかったが、早速試してみることにした。

Gyoromeはアダプターを介してZuiko 50mm Macroレンズに装着すると、写真のようになる。マクロレンズの先についている細いレンズがGyoromeである。非常にシンプルで良い。なお、写真はテレコンバーター(EC-14)をレンズと本体の間に入れている。
d0090322_2394880.jpg
。。。。。。。。。。Gyoromeを装着したOlympus E-3

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I went to the park with Olympus E-3 having a gyorome-8 attached on Zuiko Digital 50mm MACRO + EC14. Using this camera system, Gyorome-8, a kind of door-lens, allowed me to take insect-eye image photographs.
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Ricoh GR-D, ASA 100
(2007-December-22, Yamanashi)

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夏にオオムラサキが多いクヌギ林を歩いてみると、クヌギの幹で、綺麗なクヌギカメムシを見つけた。早速、gyoromeを50mmマクロレンズに装着して撮影した。

写真はクヌギカメムシの虫の目像である。通常の撮影では、ここまで近接して撮影すれば、バックはほとんどボケてしまうが、gyoromeでの撮影では写真のように背景が写りこんでいる。
もちろん、この写真はトリミングはしていない。
d0090322_0211880.jpg
クヌギカメムシ Urostytis westwoodi

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A calicoback resting on the oak trunk
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Olympus E-3, Olympus 50mm Macro, EC-14, Gyorome-8, F20.0, 1/20, EV-33, ASA 400

(2007-December-22, Yamanashi)


さらに近接しての撮影では、F値を上げて被写界震度を深くしたいので、内蔵ストロボを使用して撮影してみた。Gyoromeの先端部分にディフューザーをつけて、内蔵フラッシュを光らせると丁度良く光がまわった。ちなみに、ASAを400にしたので、カメラ内のフラッシュ調整を最弱レベルにしている。この写真もトリミングはしていない。
d0090322_23191867.jpg
クヌギカメムシ Urostytis westwoodi

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A calicoback resting on the oak trunk
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Olympus E-3, Olympus 50mm Macro, EC-14, Gyorome-8, F32.0, 1/160, ASA400, Flash (+)

(2007-December-22, Yamanashi)

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§Epilogue§
E-3にGyoromeをつけての撮影では以下のことがわかった。

<画角>Zuiko 50mm MACROレンズにgyoromeを装着して撮影すると、写真の隅が少しケラれてしまう。一方、1.4倍のテレコンをかませてやると、隅がケラれることも無く、さらに周辺部の不自然な部分(強く魚眼効果が出る部分)が少しカットされるようでなおさら良いようだ。

<露出>E-3にgyoromeを装着すると、オートでは露出がオーバーになった。しかし、マイナス側に露出補正をすることで解決できた。マニュアル露出でも良いのだが、せっかく露出補正機能があるので、これを使用したほうが速いだろう。

<フォーカスその他>一眼レフでの近接撮影では、フォーカスの合う範囲がコンデジでのものよりも浅くなる。この点に関しては、E-3は他社よりも小さな撮像センサー(4/3型ハイスピードLive MOSセンサー )なので、少し有利であるが、やはり絞りをできるだけ入れたほうがベターのようだ。絞りを入れた撮影では、当然、シャッター速度が遅くなるが、幸いにしてE-3には強力な手振れ補正装置がカメラ本体についているので助かる。

<ライブビュー>E-3にはライブビュー機能があるが、gyoromeでの撮影でマイナス側への極端な露出補正をすると、液晶モニターの画面がかなり暗くなってしまい、ライブビューでの撮影が困難になった。
----この問題はもう少し検討したい。
もちろん、ファインダーでの撮影には支障は全く無い。

gyoromeによる虫の目像は、特殊な世界であり、一般撮影には向かないと思う。つまり、単に広角写真として用いるのはこのレンズの特徴を良く表していない。この癖のあるレンズの適応をよく考えるのも面白いものだ。

何しろデジ一眼でのgyoromeは初めてなので、まだまだわからないことが多く、この長い冬の間に検討していきたいと思う。
Commented by fanseab at 2007-12-23 07:56
小生もデジ一とgyoromeのコンビを検討中なので、このレポートを心待ちにしておりました。拡大系に使う前玉の口径もさることながら、前玉とgyoromeの距離をいかに短縮できるか?がポイントと思っています。Zuiko 50mmマクロでは、その距離が結構接近できるのですね?一枚目は冬場の台場クヌギの情景がよく表現されていると思います。
Commented by 虫林 at 2007-12-23 18:15 x
fanseabさん、
デジ一とgyoromeの組み合わせは、僕も初めてですが、何とかいけるみたいですので良かったです。
詳しい事は分かりませんが、50mmマクロに1.4倍のテレコンで70mm相当ですので、35mmでの焦点距離は140mm相当です。すると、他社の100mmマクロと同等ですので、100mmマクロで試されてみると良いかもしれませんね。これからまだ検討してみたいと思っています。コメント有難うございました。
Commented by 6422j-nozomu2 at 2007-12-23 22:27
色々と工夫をされていますね。2枚目の写真なかなか魅力的です。もっと小さい被写体ですと、さらにこのコンビのメリットが出そうですね。今後も楽しみにしております。
Commented by 虫林 at 2007-12-23 23:20 x
nozomuさん、
有難うございます。
gyoromeも一眼で撮影したいと以前から思っていましたので、嬉しく思っています。この冬は試行錯誤で楽しめそうです。
仰るとおりで、もっと小さい虫にも試してみたいですね。
コメント有難うございました。




Commented by maeda@仕事 at 2007-12-24 10:11 x
わたしも一眼とgyoromeの組合せはテストしてみました。
オートフォーカスも使えるのですが、センサーイメージの小さいコンデジの方がgyoromeにあっているように感じで居ます。
それで、いまはGX100との組合せで使っています。
いろいろなレンズとの相性をチェックしたわけでないので、最適な組合せがあるかもしれません。
Commented by 虫林 at 2007-12-24 21:50 x
maedaさん、
確かにコンデジの方が、被写界震度も深く、撮影も楽です。
しかし、デジタルズームをいれるのが、何となく抵抗ありました。もう少し、テストしてみて、一眼でいけるようなら、一眼になると思います。
by tyu-rinkazan | 2007-12-22 23:20 | ■撮影機材ほか | Comments(6)