20080127 ダイアモンド富士よ・再び---- (山梨県石割山)
2008年 01月 29日
数日前、部屋に戻ると、山岳部の学生N君が待っていた。
早速、話を聞いてみると、彼は夕日と富士山の位置関係を計算したそうだ。彼の計算によれば、今週末の日曜日に、道志の石割山の山頂から、富士山頂に夕日が沈むダイアモンド富士が見えるという。
なるほど、夕日のダイアモンド富士とは、これまた面白いじゃないの!
もちろん、虫林は喜んで行く事を彼に告げた。
というのも、我々は2週間ほど前、本栖湖に近い竜ヶ岳という山で、朝日のダイアモンド富士に挑戦したが、悪天候のために富士山の姿すら拝めずに終わったからだ。(登頂はしたけどね)。
----ということで、今回はそのリベンジ山行ということになる。
ダイアモンド富士リベンジ石割山登山隊は、山岳部の学生3人(N君、T君、A君)、大学院生Ni君、そして虫林の計5人になった。
**************************************************
§Diary§
日曜日は朝から快晴である。
N君の車で現地到着後、登り口を午後3時頃に出発した。
下の写真は西日を受けながら雪中行軍する我らがリベンジ登山隊をN君が撮影してくれたものだ。
(恥ずかしながら、歩き始めのこの時の先頭は虫林、その後は?----ウーム)
。。。。。。。。。。◆雪中行軍するダイアモンド富士リベンジ登山隊(N君撮影)◆
.
。。。。。。。。。。(2008-January-28, Ishiwari-yama, Yamanashi)
歩くのが遅い虫林が、やっと頂上に到着した時には、陽はすでに富士山の右側に沈んでいた。結局、今回も虫林はダイアモンド富士を自分の目で見ることができなかったのだ。でも、登頂しただけでも、相当に嬉しい(負け惜しみ?)。登頂時には皆が祝福してくれたが-------微妙。
この石割山という道志山塊に位置する山は、標高が1400mちょっとで、それほど高くない山だ。しかし、頂上から見る富士山の景色には結構人気があり、山梨百名山にも選ばれている。
。。。。。。。。。。◆石割山頂上◆
。。。。。。。。。。 Olympus E-3, ASA 100
。。。。。。。。。。(2008-January-27, Ishiwari-yama, Yamanashi)
歩くのが速い学生君たちには、途中で先に行ってもらったが、彼らは山頂から目的のダイアモンド富士をしっかりと撮影していた。どうやら凄い速さで駆け登ったらしい-----でも間に合ってよかった。
下の写真は、N君がお姉さんから貰ったというコンデジで撮影したダイアモンド富士である。
太陽の位置が富士山頂の真中ではないが(少し計算間違い?)、綺麗に撮れていると思うよ。
◆石割山山頂から見たダイアモンド富士(N君撮影)◆
.
(2008-January-27, Ishiwari-yama, Yamanashi)
ダイアモンド富士を見ることができなかったとはいえ、静かな山頂からは黄昏迫る山中湖と富士山の雄大な景色が一望できた。刻々と沈む夕日を映す茜色の空を背景に、富士山はそのシルエットを際立たせ、大きな水溜りのように見える山中湖の向こうに悠然と聳えていた。
----その景色はまるで箱庭のようだ。
ここには我々以外に誰もいない。
◆黄昏迫る山中湖と富士山◆
. Olympus E-3, ZD8mm+EC14, ASA 200
(2008-January-27, Ishiwari-yama, Yamanashi)
◆暮れなずむ夕日をバックにした富士山◆
Olympus E-3, ZD50mm Macro + EC14, ASA 200
(2008-January-27, Ishiwari-yama, Yamanashi)
寒いながらも、穏やかに暮れ行く景色を見るリベンジ登山隊のメンバー。
(左からA君、T君、Ni君、N君)
◆富士を眺めるリベンジ登山隊のメンバー◆
Olympus E-3, ZD8mm+EC14, ASA 200
(2008-January-27, Ishiwari-yama, Yamanashi)
山頂では、学生君達がストーブで湯を沸かし、カップラーメンやお茶を振舞ってくれた。凍るような気温の中では、少量ではあっても、暖かい飲み物や食べ物はとても有難い。
おや、この後姿は-----?
。。。。。。。。。。◆富士山と?(T君撮影)◆
.
。。。。。。。。。。(2008-January-27, Ishiwari-yama, Yamanashi)
いつまでも、富士山を見ていたいが、あまりのんびりしていると、下山が真っ暗になってしまう。まだ薄暗い内に、帰路に付くことにした。
ヘッドランプの明かりを頼りに登り口まで全員無事に到着した。
**************************************************
§Afterword§
残念ながら、今回も虫林はダイアモンド富士に失敗したが、いつかまたチャレンジしようと思う。次のタイトルは、ダイアモンド富士・リベンジ・リベンジになるね。
学生君たちが撮影した写真を見せてもらうと、なかなかどうして素晴らしものが多くて驚いた。
これをきっかけに、山に登るだけでなく、風景や昆虫、植物等を撮影して、また見せて欲しい。
**************************************************
§Information§
第2回チョウ類保全シンポジウム-ギフチョウ・ヒメギフチョウ-が開催されます。
◆日時:2008年2月10日(日)10:00~16:30
◆場所:群馬県渋川市民会館
◆主催:特定非営利活動法人(NPO法人)日本チョウ類保全協会
◆共催:群馬昆虫学会・赤城姫を愛する集まり
◆後援:群馬県教育委員会・渋川市教育委員会・(財)日本自然保護協会・日本鱗翅学会
◆参加費:無料(どなたでも参加することができます)
詳しい内容はここをクリックしてください →Information
早速、話を聞いてみると、彼は夕日と富士山の位置関係を計算したそうだ。彼の計算によれば、今週末の日曜日に、道志の石割山の山頂から、富士山頂に夕日が沈むダイアモンド富士が見えるという。
なるほど、夕日のダイアモンド富士とは、これまた面白いじゃないの!
もちろん、虫林は喜んで行く事を彼に告げた。
というのも、我々は2週間ほど前、本栖湖に近い竜ヶ岳という山で、朝日のダイアモンド富士に挑戦したが、悪天候のために富士山の姿すら拝めずに終わったからだ。(登頂はしたけどね)。
----ということで、今回はそのリベンジ山行ということになる。
ダイアモンド富士リベンジ石割山登山隊は、山岳部の学生3人(N君、T君、A君)、大学院生Ni君、そして虫林の計5人になった。
§Diary§
日曜日は朝から快晴である。
N君の車で現地到着後、登り口を午後3時頃に出発した。
下の写真は西日を受けながら雪中行軍する我らがリベンジ登山隊をN君が撮影してくれたものだ。
(恥ずかしながら、歩き始めのこの時の先頭は虫林、その後は?----ウーム)
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。。。。。。。。。。(2008-January-28, Ishiwari-yama, Yamanashi)
歩くのが遅い虫林が、やっと頂上に到着した時には、陽はすでに富士山の右側に沈んでいた。結局、今回も虫林はダイアモンド富士を自分の目で見ることができなかったのだ。でも、登頂しただけでも、相当に嬉しい(負け惜しみ?)。登頂時には皆が祝福してくれたが-------微妙。
この石割山という道志山塊に位置する山は、標高が1400mちょっとで、それほど高くない山だ。しかし、頂上から見る富士山の景色には結構人気があり、山梨百名山にも選ばれている。
。。。。。。。。。。 Olympus E-3, ASA 100
。。。。。。。。。。(2008-January-27, Ishiwari-yama, Yamanashi)
歩くのが速い学生君たちには、途中で先に行ってもらったが、彼らは山頂から目的のダイアモンド富士をしっかりと撮影していた。どうやら凄い速さで駆け登ったらしい-----でも間に合ってよかった。
下の写真は、N君がお姉さんから貰ったというコンデジで撮影したダイアモンド富士である。
太陽の位置が富士山頂の真中ではないが(少し計算間違い?)、綺麗に撮れていると思うよ。
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(2008-January-27, Ishiwari-yama, Yamanashi)
ダイアモンド富士を見ることができなかったとはいえ、静かな山頂からは黄昏迫る山中湖と富士山の雄大な景色が一望できた。刻々と沈む夕日を映す茜色の空を背景に、富士山はそのシルエットを際立たせ、大きな水溜りのように見える山中湖の向こうに悠然と聳えていた。
----その景色はまるで箱庭のようだ。
ここには我々以外に誰もいない。
. Olympus E-3, ZD8mm+EC14, ASA 200
(2008-January-27, Ishiwari-yama, Yamanashi)
Olympus E-3, ZD50mm Macro + EC14, ASA 200
(2008-January-27, Ishiwari-yama, Yamanashi)
寒いながらも、穏やかに暮れ行く景色を見るリベンジ登山隊のメンバー。
(左からA君、T君、Ni君、N君)
Olympus E-3, ZD8mm+EC14, ASA 200
(2008-January-27, Ishiwari-yama, Yamanashi)
山頂では、学生君達がストーブで湯を沸かし、カップラーメンやお茶を振舞ってくれた。凍るような気温の中では、少量ではあっても、暖かい飲み物や食べ物はとても有難い。
おや、この後姿は-----?
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。。。。。。。。。。(2008-January-27, Ishiwari-yama, Yamanashi)
いつまでも、富士山を見ていたいが、あまりのんびりしていると、下山が真っ暗になってしまう。まだ薄暗い内に、帰路に付くことにした。
ヘッドランプの明かりを頼りに登り口まで全員無事に到着した。
§Afterword§
残念ながら、今回も虫林はダイアモンド富士に失敗したが、いつかまたチャレンジしようと思う。次のタイトルは、ダイアモンド富士・リベンジ・リベンジになるね。
学生君たちが撮影した写真を見せてもらうと、なかなかどうして素晴らしものが多くて驚いた。
これをきっかけに、山に登るだけでなく、風景や昆虫、植物等を撮影して、また見せて欲しい。
§Information§
第2回チョウ類保全シンポジウム-ギフチョウ・ヒメギフチョウ-が開催されます。
◆日時:2008年2月10日(日)10:00~16:30
◆場所:群馬県渋川市民会館
◆主催:特定非営利活動法人(NPO法人)日本チョウ類保全協会
◆共催:群馬昆虫学会・赤城姫を愛する集まり
◆後援:群馬県教育委員会・渋川市教育委員会・(財)日本自然保護協会・日本鱗翅学会
◆参加費:無料(どなたでも参加することができます)
詳しい内容はここをクリックしてください →Information
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maeda
at 2008-01-30 06:04
x
「ダイアモンド富士」はかなりすばらしいです。
でもその時間帯に山の上にいないと撮れない訳ですよね。
ちょっと辛いです。
でもその時間帯に山の上にいないと撮れない訳ですよね。
ちょっと辛いです。
0
ダイアモンド富士、きれいですね。
それでもって、虫林さんが肝心の時間に間に合わなかったというのが実に人間味があって良いです。
Nくんは二つも計算ミスをしてしまったわけですね。きっと山頂でやきもきして待っていたんでしょうね。
それでもって、虫林さんが肝心の時間に間に合わなかったというのが実に人間味があって良いです。
Nくんは二つも計算ミスをしてしまったわけですね。きっと山頂でやきもきして待っていたんでしょうね。
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banyan10 at 2008-01-30 15:36
間に合いませんでしたか。(^^;
でも、僕は夕陽よりも沈んでから暗くなるまでの方が好きです。
夕陽のダイアモンド富士はロープウエイを使うとあまり登らないですむ高尾が人気です。知り合いの撮った写真も見事でした。
この付近の山では御正体へ登りました。一番楽な往復コースでも結構ハードでした。(笑)
でも、僕は夕陽よりも沈んでから暗くなるまでの方が好きです。
夕陽のダイアモンド富士はロープウエイを使うとあまり登らないですむ高尾が人気です。知り合いの撮った写真も見事でした。
この付近の山では御正体へ登りました。一番楽な往復コースでも結構ハードでした。(笑)
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ぴくぱ
at 2008-01-30 18:09
x
富士山の写真を撮るために、毎週、yamaに行く人の気持ちがわかるような、素敵な写真ですね。思わず見入ってしまいました。
ダイアモンド富士、神秘的な感じさえいたします。
それにしても富士山、素晴らしいです。神々しいです。
あまり人を羨ましいとは思わない性格ですが、見たいときに富士山が見れる所に住んでいる人には羨ましさを感じます(笑)。
ええもん見せて頂きました。
それにしても富士山、素晴らしいです。神々しいです。
あまり人を羨ましいとは思わない性格ですが、見たいときに富士山が見れる所に住んでいる人には羨ましさを感じます(笑)。
ええもん見せて頂きました。
maedaさん、
ダイアモンド富士は、山に登らなくて見ることができるし、山に登っても見晴らしの良い場所があれば見ることができます。でも、山頂からみるダイアモンド富士にこだわって登りました。
何時になったら見ることができるのかな~。
ダイアモンド富士は、山に登らなくて見ることができるし、山に登っても見晴らしの良い場所があれば見ることができます。でも、山頂からみるダイアモンド富士にこだわって登りました。
何時になったら見ることができるのかな~。
ダンダラさん、
有難うございます。
運動不足がもろに出てしまって。急いで登る事ができませんでした。
でも、富士山も太陽も消えませんので、いつかは見れるかな?
N君には色々心配をかけたと思います。あとで、ケアしなければ!
有難うございます。
運動不足がもろに出てしまって。急いで登る事ができませんでした。
でも、富士山も太陽も消えませんので、いつかは見れるかな?
N君には色々心配をかけたと思います。あとで、ケアしなければ!
banyanさん、
高尾山の山頂から見ることができれば、楽ですね。
僕もね、夕日が沈んだ後の色合いがとても好きです。今回は山頂から素敵な景色を観る事ができたので、幸せです。
御正体はこの辺の最高峰の山ですね。僕も登った事がありますが、良い山です。ここはブナが多いので、フジミドリが期待できるかも。
高尾山の山頂から見ることができれば、楽ですね。
僕もね、夕日が沈んだ後の色合いがとても好きです。今回は山頂から素敵な景色を観る事ができたので、幸せです。
御正体はこの辺の最高峰の山ですね。僕も登った事がありますが、良い山です。ここはブナが多いので、フジミドリが期待できるかも。
nomusanさん、
有難うございます。毎日、富士山の姿を見ているので、その価値が分かりにくくなっているのですかね。確かに富士山は特別な山かもしれませんね。今度はもう少しありがたく思いながら見てみます。
いつか、見に来て下さい。
有難うございます。毎日、富士山の姿を見ているので、その価値が分かりにくくなっているのですかね。確かに富士山は特別な山かもしれませんね。今度はもう少しありがたく思いながら見てみます。
いつか、見に来て下さい。
by tyu-rinkazan
| 2008-01-29 23:37
| その他・雑
|
Comments(10)