NATURE DIARY

tyurin.exblog.jp

20080921 武田神社の林散歩 (山梨県)

Nature Diary #0206
Date: September 21st, 2008
Place: Kofu-shi, Yamanashi Pref.
Weather:Cloudy and rain



§ Diary §

土曜日の夜に東京からもどり、日曜日の朝は少しゆっくりと起きた。朝食を食べながら窓の外をみるとドン曇りだ。台風の去った後は良い天気(台風一過)になるはずだがおかしいね。

朝食後、家内の用事に付き合って甲府市の北にある武田神社の近くまで行った。この武田神社は、戦国時代の武将「武田信玄」を奉った神社で、参拝すると「勝運」のご利益があるといわれている。そこで、近くまで来たついでに神社の境内にいって参拝した後、カメラを片手に神社の林の中をぶらぶらと散策することにした。2時間ほどあるので散歩にはちょうど良いだろう。



バニバナボロギク; Crassocephalm crepidioides

林をぬけて明るい草はらにでると、綺麗な冠毛をつけた植物を見つけた。どうやらバニバナボロギクの冠毛みたいだ。この冠毛はタンポポのものにも似ているが、タンポポのように綺麗に整列していない。綺麗なのでストロボを用いて接写してみた。

バニバナボロギクはアフリカ原産の植物で、戦後九州に入って急速に関東まで広がった外来植物のひとつである。このボロギクの仲間は山火事の後によく生えるので、アメリカでは「火の草:fire weed」と呼ばれるらしい。河川敷の野焼きの後にも繁茂するのだろうか。

d0090322_21255376.jpg
ベニバナボロギクの冠毛 (2008-September-21 甲府市)

.
Olympus E-3, ZD50mm MACRO, Telecon(EC-14), F5, 1/160, EV0.0, ASA200 、ストロボ



アカタテハ; Vanessa indica

小道の上に先日のゲリラ豪雨で落ちたと思われる柿の実が沢山あった。そっと近づいてみると、そのうちのいくつかにアカタテハとウラギンシジミが吸汁していた。ウラギンシジミは敏感で、すぐに気配を感じて飛び去ったが、アカタテハの方は少しだけ撮影させてくれた。

アカタテハは秋になると多くみられるチョウだ。こちらでは秋にはヒメアカタテハの方が圧倒的に多く、アカタテハはヒメに比べると見る機会が格段に少ない。どちらも身近な秋のチョウであることには変わりない。

d0090322_21263893.jpg
落柿で吸汁するアカタテハ (2008-September-21 甲府市)

.
Olympus E-3, Sigma150mm MACRO, F2.8, 1/1250, EV-0.7, ASA200

d0090322_2126524.jpg
開翅したアカタテハ (2008-September-21 甲府市)

.
Olympus E-3, Sigma150mm MACRO, F2.8, 1/1600, EV-0.7, ASA200



スナゴミムシダマシ; Gonocephalum perslmlle

下草に静止している黒っぽい甲虫を見つけた。初めはハムシの仲間と思っていたが、這いつくばってよく見るとどうやらゴミムシダマシの仲間のようだった。

帰宅後に図鑑で調べてスナゴミムシダマシによく似ているが、大きさはスナゴミムシダマシよりも明らかに小さかったので、ヒメスナゴミムシダマシだろうと思う。

d0090322_2127826.jpg
ヒメスナゴミムシダマシ (2008-September-21 甲府市)

.
Olympus E-3, ZD50mm MACRO, Telecon(EC-14), F5, 1/160, EV-0.7, ASA200、ストロボ



シマハナアブ; Eristalis cerealis

草むらの上に目をやるとアブの仲間のシマハナアブがホバリングしていた。しばらく見ていたが、かなり長い時間同じ場所でホバリングしているので、望遠マクロで撮影して見た。曇っているためにシャッタースピードを上げられないので、翅を止めることはできない。

d0090322_2127233.jpg
シマハナアブのホバリング (2008-September-21 甲府市)

.
Olympus E-3, Sigma150mm MACRO, F3.5, 1/1250, EV-1.3, ASA200、トリミング

d0090322_21273751.jpg
シマハナアブのホバリング (2008-September-21 甲府市)

.
Olympus E-3, Sigma150mm MACRO, F5.6, 1/400, EV-2.0, ASA200 、トリミング



キマワリ; Gonocephalum perslmlle


朽木についたキノコ(?)の仲間をキマワリが摂食していた。とても暗い場所なのでストロボを用いた。キマワリはいつ見ても怪しげな甲虫である。

d0090322_21275379.jpg
キマワリ (2008-September-21 甲府市)

.
Olympus E-3, ZD50mm MACRO, Telecon(EC-14), F5, 1/160, EV0.0, ASA200、ストロボ

d0090322_2128882.jpg
キマワリ (2008-September-21 甲府市)

.
Olympus E-3, ZD50mm MACRO, Telecon(EC-14), F11, 1/160, EV0.0, ASA200、ストロボ


**************************************************

§Afterword§

武田神社の森の木は大きくて、内部はやや薄暗く、昆虫の観察にはあまり向いていないようだ。でも、ゆっくりと散歩するとそれなりに昆虫たちは姿を見せてくれた。こんな身近な昆虫たちを撮影するのも気楽で良いものだね。

昼食を食べていたら、強い雨が降り出した。ウーム、気分がめいる。



以上、 by 虫林花山
Commented by chochoensis at 2008-09-23 09:10
虫林さん、キマワリの拡大写真・・・迫力がありますね。上面からの写真しかなかったので、こういう写真を見ると=ドキッ=としてしまいます、それほど素晴らしい写真ですね、流石です・・・。
Commented by 愛野緑 at 2008-09-23 09:41 x
キマワリもこうして近くで見るとカミキリムシのようで格好良く見えますね。なんとなく気持ち悪い部類に入る虫でしたが、見る目が変わりそうです。
Commented by 虫林 at 2008-09-24 02:02 x
chochoensisさん、
コメント有難うございます。
キマワリはよく見る甲虫ですが、じっくりと撮影した事がありませんでした。なかなか妖しい魅力がありますね。
Commented by 虫林 at 2008-09-24 02:04 x
愛野緑さん、
有難うございます。
たしかにキマワリは気持ちの悪い甲虫の部類に入りますね。
でも、じっくりと撮影してみるとまた違った魅力があるようです。
by tyu-rinkazan | 2008-09-22 21:34 | ▣アカタテハ | Comments(4)