20080117 白山のムネアカオオアリ (山梨県)
2009年 01月 18日
Nature Diary #0234
Date: January 17th (Saturday), 2009
Place: Kofu-shi, Yamanashi Pref.
Weather:Fine
§ Diary §
天気が良いので、昼食後に甲府市北の低山「白山:シロヤマ(標高620m)」に登った。葉を落としたコナラ林の中は午後の日差しが差し込んで明るく、黄褐色一色の世界だ。
ママス&パパスの 夢のカリフォルニア California dreamin という歌を思い出す。
All the leaves are brown and the sky is gray.
I’ve been for a walk on a winter’s day.
結局、亀のように遅い虫林の足でも、歩き始めてから約1時間強で頂上に何とか到着した。頂上には八王子神社の祠があるので、本日はゆっくりと手を合わせてお参りした。
◆白山頂上 (01月17日、甲府市)◆
.
Top of Mt. Shiro-yama
(Olympus E-3, ZD12-60mm)
頂上を少し越えたところに大きな岩があり、そこにあがると千代田湖の向こうに南アルプスの山々(特に甲斐駒ケ岳)が綺麗に見渡せる(虫林のお気に入りスポット)。
この大岩の上で、湯でも沸かして即席ラーメンを食べたら最高だろうな-----うーむ、次回は用意しよう。
◆白山頂上からの南アルプス (01月17日、甲府市)◆
.
Landscape from the top of Mt. Shiro-yama
(Olympus E-3, ZD12-60mm)
▶ムネアカオオアリ; Camponotus obscuripes
林の中の赤松の立ち枯れの樹皮をそっと剥がしてみると、ムネアカオオアリの巣を見つけた。このアリは冬期に枯れ木の中で越冬するのだ。
◆ムネアカオオアリの巣 (01月17日、甲府市)◆
.
Nest of ants, Camponotus obscuripes
(Olympus E-510, ZD50mm + EC-14 + Gyorome-8、ストロボ)
ムネアカオオアリは馴染みのあるアリの一つだが、大きさが1cmほどもありとても立派だ。本日は気温が高いので、越冬していたアリたちは、目が覚めたように活発に歩き始めた。
小さな昆虫の形態は肉眼で認識は難しいが、写真で拡大して見るとその迫力に驚くことが多い。
◆ムネアカオオアリ (01月17日、甲府市)◆
.
Camponotus obscuripes
(Olympus E-510, ZD50mm + EC-14 + Gyorome-8、ストロボ)
◆ムネアカオオアリ (01月17日、甲府市)◆
.
Camponotus obscuripes
(Olympus E-510, ZD50mm + EC-14 + Gyorome-8、ストロボ)
下の写真をクリックして拡大してみてください。
◆ムネアカオオアリ (01月17日、甲府市)◆
.
Camponotus obscuripes
(Olympus E-510, ZD50mm + EC-14 + Gyorome-8、ストロボ)
▶葉脈; Vein
葉脈だけが残った葉を見つけた-----ウーム、何となく綺麗だ。
葉脈は葉の構造を支えるとともに、物質交換、栄養輸送の役割を持つ。植物の血管のようだ。英語で葉脈は vein というらしいガ、人間の vein とは血管(静脈)のことである。
網目模様を強調するためにストロボを用いてみた。この葉脈が形作る密な網目模様は自然界の芸術といっても良い。
◆葉脈 (01月17日、甲府市)◆
.
Vein
(Olympus E-510, ZD50mm + EC-14、ストロボ)
**************************************************
§ Afterword §
根性無しで寒がりの虫林には、この寒い時期に高い山に登ることは無理なので、今回の白山のような低山をのんびりと散歩することが多くなる。ただ昆虫が少ないのが寂しいけどね。
でも、日本にはこの4季のインターバルがあるから良いのだ。すなわち、寒い冬があるからこそ、春の芽生え、一斉に咲く花々の美しさを実感できる。
------と強がってはみたものの、本当は冬の間だけでも暖かい国に行ってみたい。
以上、 by 虫林花山
Date: January 17th (Saturday), 2009
Place: Kofu-shi, Yamanashi Pref.
Weather:Fine
§ Diary §
天気が良いので、昼食後に甲府市北の低山「白山:シロヤマ(標高620m)」に登った。葉を落としたコナラ林の中は午後の日差しが差し込んで明るく、黄褐色一色の世界だ。
ママス&パパスの 夢のカリフォルニア California dreamin という歌を思い出す。
All the leaves are brown and the sky is gray.
I’ve been for a walk on a winter’s day.
結局、亀のように遅い虫林の足でも、歩き始めてから約1時間強で頂上に何とか到着した。頂上には八王子神社の祠があるので、本日はゆっくりと手を合わせてお参りした。
.
Top of Mt. Shiro-yama
(Olympus E-3, ZD12-60mm)
頂上を少し越えたところに大きな岩があり、そこにあがると千代田湖の向こうに南アルプスの山々(特に甲斐駒ケ岳)が綺麗に見渡せる(虫林のお気に入りスポット)。
この大岩の上で、湯でも沸かして即席ラーメンを食べたら最高だろうな-----うーむ、次回は用意しよう。
.
Landscape from the top of Mt. Shiro-yama
(Olympus E-3, ZD12-60mm)
▶ムネアカオオアリ; Camponotus obscuripes
林の中の赤松の立ち枯れの樹皮をそっと剥がしてみると、ムネアカオオアリの巣を見つけた。このアリは冬期に枯れ木の中で越冬するのだ。
.
Nest of ants, Camponotus obscuripes
(Olympus E-510, ZD50mm + EC-14 + Gyorome-8、ストロボ)
ムネアカオオアリは馴染みのあるアリの一つだが、大きさが1cmほどもありとても立派だ。本日は気温が高いので、越冬していたアリたちは、目が覚めたように活発に歩き始めた。
小さな昆虫の形態は肉眼で認識は難しいが、写真で拡大して見るとその迫力に驚くことが多い。
.
Camponotus obscuripes
(Olympus E-510, ZD50mm + EC-14 + Gyorome-8、ストロボ)
.
Camponotus obscuripes
(Olympus E-510, ZD50mm + EC-14 + Gyorome-8、ストロボ)
下の写真をクリックして拡大してみてください。
.
Camponotus obscuripes
(Olympus E-510, ZD50mm + EC-14 + Gyorome-8、ストロボ)
▶葉脈; Vein
葉脈だけが残った葉を見つけた-----ウーム、何となく綺麗だ。
葉脈は葉の構造を支えるとともに、物質交換、栄養輸送の役割を持つ。植物の血管のようだ。英語で葉脈は vein というらしいガ、人間の vein とは血管(静脈)のことである。
網目模様を強調するためにストロボを用いてみた。この葉脈が形作る密な網目模様は自然界の芸術といっても良い。
.
Vein
(Olympus E-510, ZD50mm + EC-14、ストロボ)
§ Afterword §
根性無しで寒がりの虫林には、この寒い時期に高い山に登ることは無理なので、今回の白山のような低山をのんびりと散歩することが多くなる。ただ昆虫が少ないのが寂しいけどね。
でも、日本にはこの4季のインターバルがあるから良いのだ。すなわち、寒い冬があるからこそ、春の芽生え、一斉に咲く花々の美しさを実感できる。
------と強がってはみたものの、本当は冬の間だけでも暖かい国に行ってみたい。
以上、 by 虫林花山
Commented
by
chochoensis at 2009-01-19 16:05
虫林さん、=ムネアカオオアリ=綺麗な迫力ある写真ですね・・・すばらしいです、私の画像は小さくて撮影しなおさないと駄目だな・・・と感じた素敵な写真・・・驚きました!
0
Commented
at 2009-01-19 16:08
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
banyan10 at 2009-01-19 20:19
Commented
by
蝶山人
at 2009-01-19 22:47
x
chochoensisさん、
有難うございます。
アリは小さいけれど、拡大するとロボットみたいで面白いです。なかなかカメラを向けることが少なかったのですが、これからはもっと撮影してみたいと思っています。
有難うございます。
アリは小さいけれど、拡大するとロボットみたいで面白いです。なかなかカメラを向けることが少なかったのですが、これからはもっと撮影してみたいと思っています。
非公開コメントさん、
お気遣い無用ですよ。
お気遣い無用ですよ。
banyanさん、
冬の寒い時期は、低山を散歩するのが楽しいです。この山でも1時間も歩けばひと汗かきました。シロ山は甲府駅からはもっとも近い山で、湯村山とこの山は通常はセットで登ります。
冬の寒い時期は、低山を散歩するのが楽しいです。この山でも1時間も歩けばひと汗かきました。シロ山は甲府駅からはもっとも近い山で、湯村山とこの山は通常はセットで登ります。
蝶山人さん、
どうしても成虫に目がいってしまいがちですが、準主役のアリも撮影してみたいです。小生はアリに関しての知識はほとんどありませんので、教示することはできませんが、クロオオアリやシワクシケアリも今年は撮影したいと思います。
どうしても成虫に目がいってしまいがちですが、準主役のアリも撮影してみたいです。小生はアリに関しての知識はほとんどありませんので、教示することはできませんが、クロオオアリやシワクシケアリも今年は撮影したいと思います。
by tyu-rinkazan
| 2009-01-18 17:28
| ■他の昆虫
|
Comments(8)