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カテゴリ:▣ミヤマセセリ( 3 )

20170319 早春の散歩道:今年もミヤマセセリに会えた

DIARY Vol.12 (745): #09, 2017 :

Every year I look forward to the start of spring, not only because of the warmer temperatures and longer days, but for the brief appearance of spring butterflies flying in the early spring landscape. One of the first butterflies in this forest area we will see at the start of spring is Spring Flats (Erynnis montanus Bremer). Although they are not very beautiful, they makes me very happy.

毎年春を楽しみにしていますが、それは暖かくなることや日が長くなることばかりではなく、ミヤマセセリたちに会えるからです。ミヤマセセリは里山の春を告げる蝶なのです。この蝶はけっして綺麗とは言えませんが、この蝶は長い冬を越えたこに時期に、春の訪れを実感させてくれるのです。


ミヤマセセリ

本日は山口 進さんと一緒にコナラ林がある武田の杜を訪れた。山口さんとは今年の1月にフレンチギアナでご一緒して以来になるかな。本日の目的はミヤマセセリだが、今年は季節が遅れているようなので心配だ。でも、歩き始めて間もなく、黒っぽいセセリチョウが足元から飛び立ち、少し前の枯葉に静止した。ミヤマセセリにちがいない。驚いたことに、今年初見のミヤマセセリはメスだった

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----ミヤマセセリ雌 -
(March-19-2017, Kofu, Yamanashi)


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----ニオイスミレで吸蜜するミヤマセセリ -
(March-19-2017, Kofu, Yamanashi) 


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Written by 虫林花山

by tyu-rinkazan | 2017-03-20 12:05 | ▣ミヤマセセリ | Comments(3)

20070321 武田の杜散歩:ミヤマセセリ♀(山梨県甲府市)

本日はお彼岸だ。暑さ寒さも彼岸までというが、これからまた暖かくなっていくのだろう。
昨日、東京が桜開花宣言をしたので、今日あたりは甲府も開花宣言をするかも知れない。
例年よりも大体1週間ほど開花が早くなるみたいだ。

今日は風も無く、天気が良い。
例によって、NHKの連ドラ「芋たこなんきん」をみながら、どこにいこうか考える。

初ギフ狙いも良いかもしれないが、先日、自分の車はオイルパンを破損し、ドック入り状態。今はディーラーから借りている古い軽の代車なので、自粛しておくのが無難というものだろう。
まあ、あまり無理をしないで、また近所の武田の杜をのんびりと散歩することにした。

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この時期、日差しを浴びながら明るい林の中を歩くだけでも気持ちの良いものだ。
それに加えて蝶でも見ることが出来れば最高である。

しばらく歩くと足元に青と黒のだんだら模様の綺麗な鳥の羽を見つけた。
ムム-----これは カケスの大雨覆羽 に違いない。
一体全体どうしてこんな羽が落ちているのだろうか。----不思議な気がする。
それにしても綺麗な羽だ。カケスはこの大雨覆と中雨覆の部分がとても綺麗な鳥なのだ。
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。。。。。。。。。。。。。カケスの羽  Jaybird’s feather

。。。。。。。。。。。。。。GR-D, F5.0, 1/400, -0.3, ASA100 (2007-Mar-21, Kofu/Yamanashi)


本日の狙いはミヤマセセリの撮影だ。この林はコナラを中心とするので、ミヤマセセリが多い。ミヤマセセリは足元から飛び立ち、しばらく目で追っていると近くの地面に静止する。

ゆっくり落ち葉を踏みしめながら、少し登りの小道を歩いていると、目の前に、ミヤマセセリの♀が降り立った。静止後、すぐに翅をいっぱいに開いて、「日光浴 basking」を始めた。

今年はこれまでにオスは何度も見たが、メスに出会ったのは初めてだ。
ミヤマセセリは♀の翅の方が白い紋がはっきりしていて好きだ。
♀の性格は♂よりもノンビリしているみたいで(人と違って?)、ゆっくりと撮影させてくれたので有難い。
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。。。。。。。。日光浴をするミヤマセセリ♀ Erynnis montanus (The Spring Flat)

。。。。。。。。。A female Sprig Flat warming her body by basking in sunshine
。。。。。。。。 GR-D, F5.0, 1/400, -0.3, ASA100, 2007-Mar-21, Kofu/Yamanashi

午前中は日光浴に精を出していたが、昼近くになると、オスはメスを求めて林の中や小道を飛び回っている。なかなか静止しなくなってしまった。遠くで、交尾したように見えたが、確認できなかった。

オオイヌノフグリやスミレの花で吸密する個体も多く見られた。
吸蜜時間は数秒なので、その間にフォーカスをあわせて写真を撮らなくてはならない。
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。。スミレの花で吸蜜するミヤマセセリ♂ Erynnis montanus (The Spring Flat)

。。。 A male Sprig Flat feeding at viola flower.
。。。Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm, F5.0, 1/320, +0.7, ASA100 (2007-Mar-21, Kofu/Yamanashi)


ミヤマセセリはオオイヌフグリの花も意外とお好みで、盛んに吸蜜に訪れていた。
でも、小さな花は蜜の量が少ないためか、吸蜜時間は短いようだ。
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。。オオイヌノフグリの花で吸蜜するミヤマセセリ♂ Erynnis montanus (The Spring Flat)

。。。 A male Sprig Flat feeding at flowers of common field speedwell..
。。。Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm, F5.0, 1/320, +0.7, ASA100 (2007-Mar-21, Kofu/Yamanashi)


丘の上ではヒオドシチョウ (The large Tortoiseshell)がテリを張っていた。
図体が大きいだけに、飛び立つと迫力がある。
意外と敏感で、人の気配ですぐに飛び立ってしまうので、そっと近づいて、シグマの70-300mmで撮影した。
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。。テリトリーを張るヒオドシチョウ Nymphalis xanthomelas japonica

。。。A large Tortoiseshell perching on the branch.
。。。Pentax K10D, Sigma 70-300, F6.7, 1/1500, ASA400 (2007-Mar-21, Kofu/Yamanashi)


いざという時に、300mmがザックの中にあるのは心強い。
ヒオドシチョウは飛び立っても戻ってくるので、じっとしていたら、虫林のザックの上に静止してしまった。
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。。ザックの上で休むヒオドシチョウ Nymphalis xanthomelas japonica

。。。A large Tortoiseshell resting on my rucksack.
。。。Pentax K10D, Sigma 70-300, F11, 1/500, ASA400 (2007-Mar-21, Kofu/Yamanashi)


本日も多数のテングチョウを見ることができた。今、武田の杜では最も親しみやすい蝶になっている。今日は何とか「虫の目レンズ」でこの蝶を撮影したいと思っていたが、幸いにしてノンビリムードのテングチョウを発見できた。
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。。日光浴をするテングチョウの虫の目像 Libythea celtis amamiana (The European Beak)

。。。Insect-eye image of European Beak basking on the ground..
。。。Ricoh GX8, gyorome-8 (2007-Mar-21, Kofu/Yamanashi)


大きく翅を破損したキタテハを見つけた。越冬時に鳥にでも追われたのだろうか、尾羽打ち枯らした哀れな姿が哀愁を誘うではないか。しかし動きはすばやく撮影には苦労した。
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。。。。。。。。。日光浴をするキタテハPolygonia c-aureum (The Chinese Comma)

。。。。。。。。。。A Chinese Comma with broken wings basking on the ground..
。。。。。。。。。。Ricoh GR-D, F5.0, 1/400, -0.3, ASA100 (2007-Mar-21, Kofu/Yamanashi)


この時期にはどうしてもスミレの花が気にかかる。
道の脇に春一番で咲く、アカネスミレ Viola phalacrocarpa を見つけた。
やや小型で、愛らしい感じがするスミレである。
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。。アカネスミレ Viola phalacrocarpa

。。Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm Macro, F6.3, 1/200, -0.7, ASA100 (2007-Mar-21, Kofu/Yamanashi)


花の内部を虫の目レンズで撮影してみた。花弁に基部の突起がなかなか面白いではないか。
花弁を通した優しい青い色合いが見える。
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。。アカネスミレ Viola phalacrocarpa

。。。Ricoh Caplio GX8, gyorome, ASA100 (2007-Mar-21, Kofu/Yamanashi)


コブシの花の花弁で小さなオトシブミを見つけた。ヒメケブカチョッキリかな?
小型なので、一応、虫の目レンズで撮影しておこう。
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。。チョッキリの仲間

。。。Ricoh Caplio GX8, gyorome, ASA100 (2007-Mar-21, Kofu/Yamanashi)

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本日、この日記を書いている時にニュースで、甲府も桜開花宣言が出された。
これで、一気に桜が咲き出し、今週末はかなり咲くのではないかと思われる。
楽しみだ----------。
by tyu-rinkazan | 2007-03-21 21:08 | ▣ミヤマセセリ | Comments(20)

20070310 武田の杜散歩(山梨県甲府市)

「啓蟄」
今週も天気が良さそうなので、またまたフランチャイズの散歩道「武田の杜」を散策した。
今日は少し薄曇であるが、風も無く、比較的暖かい。

日溜りではタチツボスミレが咲き、ウグイスの囀りも聞こえる。
こんな長閑な春の日に、カサコソと落ち葉を踏んで明るい林をぶらぶらと歩くのは、たまらなく気持ちが良いものだ。(花粉症のくしゃみと鼻水、目のかゆみさえなかったら-----)


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南斜面の小道を歩いていると、傍らにシュンランを見つけた。
シュンランは明るい林に生えるランの仲間で、ここ武田の杜では3月下旬から4月が花期だ。

驚いたことに見つけたシュンランの中には、既に花がついているものがある。
やっぱり今年は早い---------。
この花の撮影には良い株を見つけなければならないが、花茎が伸びているものはさすがに少なく、この株くらいしか見つけることができなかった。

花の写真を拡大しようと覗いたところ、花弁の内部に毛虫を見つけた。
贅沢なことにシュンランの花を食べているらしい。
そういえば、シュンランの塩漬けにした花は、おめでたい席で用いる蘭茶にするらしいが、虫林は残念ながらまだ飲んだ覚えがない。
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。。シュンラン Cymbidium goeringii

。。。Pentax K100D, Pentax DA 10-17 Fisheye, ASA200
。。。2007-Mar-10, Kofu/Yamanashi


風はやや冷たいとはいえ、歩き出して30分もすると汗ばんでくる。
先週、ミヤマセセリを見つけた日溜りに着いた。

ゆっくり辺りを見回してみると、斜面の小枝に小型のクロっぽい蝶が降り立った。
慎重に近づいてみると、やはりミヤマセセリ(The Spring Flat) だった。
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。。枝の上で休むミヤマセセリ The Spring Flat resting on the branch

。。。Pentax K10D, Pentax K10D, Pentax 100mm Macro, ASA100
。。。2007-Mar-10, Kofu/Yamanashi


先週は1頭だけだったが、さすがに今週はポツポツと出てきてくれた。
本日、見かけたミヤマセセリは全部で6頭を数えた。
チョンチョンと轢く放物線を何回も描くように飛ぶが、すぐに静止して、翅を水平に開く。
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。。枯葉上で休むミヤマセセリ The Spring Flat resting on the dried leaf

。。。Pentax K10D, Pentax K10D, Pentax 100mm Macro, ASA100
。。。2007-Mar-10, Kofu/Yamanashi


テングチョウは道案内のように飛んではまた目の前に止まる。
大変古い種で、化石も見つかっているらしい。

ここでは結構数も多いので、広角写真で撮影したくなる。
先ずは練習のため、GR-Dで撮影した。
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。。テングチョウ The European Beak

。。。Ricoh GR-D, ASA100
。。。2007-Mar-10, Kofu/Yamanashi


テングチョウの特徴は、その名前にもあるように、頭部の先端から突き出た器官が長く発達していることである。
何回かの失敗の後、とうとう前方からの「虫の目レンズ撮影」に成功した。
長く発達した頭部の突起が迫力ある。
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。。。。。。。。テングチョウの虫の目像 Insect-eye view of the European Beak

。。。。。。。。。Ricoh Caplio GX8, gyorome-8
。。。。。。。。。2007-Mar-10, Kofu/Yamanashi


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虫林はスミレの花が好きだ。
スミレの花の撮影だけに山に出かけることもあるくらいだ。
日向ではタチツボスミレが花をつけ、とても綺麗だ。

しばらくすると、タチツボスミレよりも、花の色が濃いニオイタチツボスミレを見つけた。
このスミレには花に香りがあるのだが、花粉症の虫林にはこの花の香りを認識するのは困難だ。
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。。ニオイタチツボスミレ Sweet Violet

。。。Pentax K10D, Pentax K10D, Pentax 100mm Macro, ASA100
。。。2007-Mar-10, Kofu/Yamanashi


アオイスミレは甲府周辺では少ない。
虫林の知るこのスミレの発生地は数ヶ所しかない。
その一つを訪れてみたら、可愛い花を付けていたので安心した。
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。。アオイスミレ Viola hondoensis

。。。Pentax K10D, Pentax K10D, Pentax 100mm Macro, ASA100
。。。2007-Mar-10, Kofu/Yamanashi

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。。アオイスミレ Viola hondoensis

。。。Pentax K10D, Pentax K10D, Pentax 100mm Macro, ASA100
。。。2007-Mar-10, Kofu/Yamanashi


ゲンジスミレが花を付けていた。
虫林は毎年、この花を見るのが楽しみだ。
ゲンジスミレはもともと数が少なく、全国的には稀なスミレである。

山梨県ではそこそここのスミレを見ることができるが、やはりその数は多いとはいえない。
ここ武田の杜でも細々と生きるゲンジスミレがある。
しかし、昨年は数株確認できた本種が、今年は1株しかないではないか。
原因は明白だ、ゲンジスミレの発生する斜面の土が、間伐の作業のためにえぐられてしまったためだ。ここのゲンジスミレは残念だが絶滅必至だ-------。
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。。ゲンジスミレ Viola variegata var. nipponica

。。。Pentax K10D, Pentax K10D, Pentax 100mm Macro, ASA100
。。。2007-Mar-10, Kofu/Yamanashi


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タンポポの花をみると、小さな昆虫が訪れていた。
初めは甲虫かとも思ったが、よくみるとどうやらハチのようだ。
ハナバチの仲間だろうか?
虫の目レンズを花に近づけて撮影してみる。
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。。ハナバチ?の虫の目像 Insect-eye view of bee

。。。Ricoh Caplio GX8, gyorome-8
。。。2007-Mar-10, Kofu/Yamanashi


その後、タンポポを注意してみて歩いたが、今度は小さな甲虫(ルリマルノミハムシ)を見つけた。このムシはノミのようにジャンプする。
小さな虫なので、虫の目レンズで撮影した。
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。。ルリマルノミハムシ Nonarthra cyanea の虫の目像

。。。Ricoh Caplio GX8, gyorome-8
。。。2007-Mar-10, Kofu/Yamanashi


花の中にもぐりこんだ。
こんなとき、gyoromeは細く、また液晶で確認できるので面白い。
早速、gyoromeを花の中にいれて中の甲虫を撮影してみた。
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。。ルリマルノミハムシ Nonarthra cyanea の虫の目像

。。。Ricoh Caplio GX8, gyorome-8
。。。2007-Mar-10, Kofu/Yamanashi


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ミヤマセセリは意外に多くの個体が確認できたのでよかった。

やはり、フィールドに長時間いるのは少しつらい。
5回連続クシャミをしたのち、急いで帰ることにした。
by tyu-rinkazan | 2007-03-10 20:07 | ▣ミヤマセセリ | Comments(28)