NATURE DIARY

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カテゴリ:▣ウラキンシジミ( 2 )

20161002 神無月の散歩道;ウラギンシジミの集団吸汁など

DIARY Vol.11 (732): #28, 2016 :
 
昨日、ドイツで開かれた国際学会から帰国した。彼の地はすでに秋も深まって朝晩は上着が必要だった。日本よりもマイナス9時間なので、帰国後は夜眠れず日中が眠い(時差ぼけ)。ヨーロッパに出かけると帰ってからがひどいようだ。体内時計を元に戻さなければ------。ところで、今回の旅行にはキャノンM3を持参した。フォーカシング速度はM2 に比較して改善されたというが、ミラーレスなのでやはりもたつき感があった----残念。

帰国の次の日ということで少し疲れていたが、そろそろツマグロキチョウやウラギンシジミが秋型に変身する時期なので、県南のフィールドをのんびりと歩いてみることにした。



ウラギンシジミの集団吸汁

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---- ウラギンシジミの集団吸汁
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(October-02-2016, Yamanashi, Canon EOS 5D M-II + EF8-15mm Fisheye, EOS7D MII + EF100mm Macro)

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---- ウラギンシジミの集団吸汁
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(October-02-2016, Yamanashi, Canon EOS 5D M-II + EF8-15mm Fisheye, EOS7D MII + EF100mm Macro)

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---- 静止するウラギンシジミ
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(October-02-2016, Yamanashi, Canon EOS 7D MII + EF100mm Macro f/4L IS USM)

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---- 開翅するウラギンシジミ♂♀
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(October-02-2016, Yamanashi, Canon EOS 7D MII + EF100mm Macro f/4L IS USM)


ツマグロキチョウが秋型になっていた

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----ツマグロキチョウ
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(October-02-2016, Yamanashi, Canon EOS 7D MII + EF100mm Macro f/4L IS USM)


ハエトリグモがハエを捕まえた

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---- ハエトリグモ
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(October-02-2016, Yamanashi, Canon EOS 7D MII + EF100mm Macro f/4L IS USM)


虫眼鏡ノート

本日は雲が多かったが、時々薄日がさして気持ちが良い一日になった。秋型になった蝶たちをみると何となく寂しくかんじるが、その哀愁が僕にはフォトジェニックに思える。今回、初めてハエトリグモを撮影したが、このクモは複眼が大きいうえにモフモフしているのでなかなか面白いと思う。海外にはハエトリグモを撮影する写真家がいるが、その気持ちがわかるな。


Written by 虫林花山


by tyu-rinkazan | 2016-10-05 00:32 | ▣ウラキンシジミ | Comments(4)

20070721 八ヶ岳山麓の蝶1:ゼフィルス(長野県、山梨県)

先週、八ヶ岳のミヤマシロチョウ保護のための調査に参加しようと思ったが、雨のために中止になってしまった。でも、今週は八ヶ岳山麓の蝶の撮影に行くことにした。本日は、ここをフランチャイズにしている虫友のKさんにご一緒していただいた。

最初に訪れたポイントは、耕作地の中に残された湿地のハンノキ林であるが、ここにミドリシジミが生息している。埼玉あたりでは、ミドリシジミの出現時期は6月頃だが、ここでは7月末から8月初旬が最盛期となるみたいだ。ここは湿地なので、長靴が必携アイテムとなる。
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。。ハンノキ林

。。。 Woods of Alnus japonica
。。。. Ricoh GR-D
。。。.(2007-July-21, Yatsugatake)

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§ウラキンシジミ§
このハンノキ林には、大きなトネリコの木も混在していて、そこからウラキンシジミが発生している。日曜日に少しだけ立ち寄ったところ、葉の上のオスを発見した。コンデジ広角で撮影した。

しかし、ウラキンシジミのウラキンという名前は、この蝶をみていると、本当にぴったりな名前である事がわかる。「黄金の蝶」だ。
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。。ウラキンシジミ♂ Coreana stygiana

。。。A male of, Coreana stygiana, resting on the leaf
。。。.Ricoh GR-D, ASA 100
。。。.(2007-July-22, Yatsugatake)


ウラキンは意外と変異が報告されており、裏面の色調、紋の出方など異なる事が報告されている。今回の♂♀でも紋の出方に明らかな差が見られる。
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。。ウラキンシジミ♂ Coreana stygiana

。。。A male of, Coreana stygiana, resting on the leaf
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm macro, ASA 100
。。。.(2007-July-22, Yatsugatake)


ウラキンの♀は♂に比べて、翅形が幅広く、裏面の色彩が明るい。この個体をみると、どうやら♀のようである。裏面の紋の発達も♂に比べて発達している。
雰囲気がチョウアカにも似ているね。
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。。ウラキンシジミ♀ Coreana stygiana

。。。A female of, Coreana stygiana, resting on the leaf
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm macro, ASA 100
。。。.(2007-July-21, Yatsugatake)

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§ミドリシジミ§
ハンノキ林を散策すると、ミドリシジミがポツポツと飛び出した。
この天気では開翅はあまり期待できないが、撮影できるだけでも良いかもね。
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。。ミドリシジミ Neozephyrus japonicus

。。。The butterfly, Neozephyrus japonicus, resting on the leaf
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm macro, ASA 100
。。。.(2007-July-21, Yatsugatake)

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。。。。。。。。。。ミドリシジミ Neozephyrus japonicus

。。。。。。。。。。。 The butterfly, Neozephyrus japonicus, resting on the leaf
。。。。。。。。。。。. Ricoh GR-D, ASA100
。。。。。。。。。。。.(2007-July-21, Yatsugatake)


クルミの林から飛び出したゼフをK氏が見つけた。
どうやら、ミドリシジミみたいだ。みていると、突然、開翅したではないか。
A型の♀だ。
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。。開翅:ミドリシジミ♀ Neozephyrus japonicus

。。。A female of, Neozephyrus japonicus, resting on the leaf with the wings opened
。。。. Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 400
。。。.(2007-July-21, Yatsugatake)

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§ジョウザンミドリシジミ§

ミズナラ林の中で、テリ張りをするミドリシジミがいた。どうやらジョウザンミドリシジミらしい。翅表の青色光沢が綺麗だ。
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。。開翅:ジョウザンミドリシジミ♂ Fovonius taxila

。。。A male of, Fovonius taxila, resting on the leaf with the wings opened
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm macro, ASA 100
。。。.(2007-July-21, Yatsugatake)

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。。開翅:ジョウザンミドリシジミ♂ Fovonius taxila

。。。A male of, Fovonius taxila, resting on the leaf with the wings opened
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm macro, ASA 100
。。。.(2007-July-21, Yatsugatake)


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§オナガシジミ§
クルミ林のポイントで、オナガシジミを探したところ、1頭のオナガシジミが枝から飛び出し、草の上に静止した。近づいたところ、草の中にもぐりこんだ。そこで、あわてて草の間を探したが、蝶を見失ってしまった。

しばらくして、蝶を見失った場所に戻ってみると、何と開翅したミドリシジミ♀が草の上に載っているじゃないか--------。あれれ、先ほどのオナガシジミがミドリシジミに変身したのかな?
--------と思ったが、K氏が「これはオナガシジミじゃないですか?」といってくれた。

オナガシジミの開翅の写真は、今まで見たことがない。
多分、価値あるものだと思われるが、蝶が擦れてしまっているので、この位置にだした。
この蝶が擦れているのは、決して古くなったからではない、虫林が探すときに、多分草などで擦れてしまったみたいだ。
-----可愛そうなことをした。
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。。開翅:オナガシジミ Araragi enthea

。。。 The butterfly, Araragi enthea,, resting on the leaf with the wings opened
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm macro, ASA 100
。。。.(2007-July-21, Yatsugatake)


翅を閉じると、確かにオナガシジミだった。
数枚撮影したところで、この蝶は元気に飛び立ち、胡桃の木の上部に行ってしまった。
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。。オナガシジミ Araragi enthea

。。。The butterfly, Araragi enthea,, resting on the leaf with the wings closed
。。。. Ricoh GR-D, ASA 100
。。。.(2007-July-21, Yatsugatake)

オナガシジミの開翅は見たことが無かったので、とても嬉しい。

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§ハヤシミドリシジミ?エゾミドリシジミ§
車を運転していたら、耕作地の縁になかなか良さそうな林を見つけた。早速、車を止めて、チェックしてみたところ、葉の上にゼフが静止していたのだ。あわてて、レンズを70-300mmに交換して、撮影した。ハヤシミドリとしたいところだが、エゾミドリの可能性をこの拡大では否定できない。
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。。ハヤシミドリシジミ?エゾミドリシジミ Fovonius ultramarines

。。。The butterfly, Fovonius ultramarines,, resting on the leaf
。。。. Pentax K10D, Tamuron 70-300mm, ASA 400
。。。.(2007-July-21, Yatsugatake)

八ケ岳山麓のハヤシミドリは、多分記録は多いものではないと思う。
この個体は、最終的にエゾミドリということになった。

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今回の日記は、八ヶ岳山麓のゼフについて記載した。
八ヶ岳山麓は広いが、多くの場所では耕作地化しており、また、唐松を主体とする2次林が発達している。それ故、広葉樹を食樹とするゼフは少ないのではないかと思ったが、やはりいるところにはいるものである。

久しぶりにK氏に会えてとてもよかった。色々、有難うございました。まだ、体が本調子ではなさそうですが、お大事にしてください。

今週は2部作でいく。
by tyu-rinkazan | 2007-07-22 18:16 | ▣ウラキンシジミ | Comments(29)