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060930 おいでませ山口3 (山口県美祢郡)

シリーズリスト
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■ おいでませ山口1  (アオモンイトトンボなど)。。。
■ おいでませ山口2  (アオイトトンボなど)。。。。。.
■ おいでませ山口3  (オオウラギンヒョウモンなど)
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。。。。。宇部市街から車(レンタカー)で1時間ほどで、広いカルスト地形にでた。

。。。。。カルスト地形とは石灰岩で出来た大地が、雨水などの浸食を受けて出来た地形のことだ。
。。。。。樹木が育ちにくく、見渡す限りの草原を形成している。

。。。。。適当な場所で車を止め、秋の草原を歩いてみた。
。。。。。風が吹きぬけ波打つ草原には、今はハイカーの姿もなく、風の音以外は耳にする音もない。



◆広々としたカルスト地形の草原◆
d0090322_22361819.jpg
= Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, ASA200 =



。。。。。1人でこの広い草原を歩くのは本当に気持ちが良い。
。。。。。すばらしい散歩道だ。

。。。。。草原の中を網目のようにはしるパス(散歩道)を歩いてみると、しばらくしてヒヨドリバナを主体とす
。。。。。る小さなお花畑を見つけた。
。。。。。みると、そこに数頭の大きなヒョウモンが訪花しているではないか。

。。。。。ウーム、オオウラギンヒョウモンの♀だ!

。。。。。時期的にかなり遅いので、オオウラギン様へのお目通しはかなわぬかもしれないと思っていたが、
。。。。。なんという幸運だろう。まあ、時期も時期ゆえ、観察できた個体は、さすがに翅の辺縁が破損して、
。。。。。痛々しく感じるが-----。



◆オオウラギンヒョウモン Large High Brown ♀の吸蜜◆
d0090322_22371413.jpg
= Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, ASA200 =




◆オオウラギンヒョウモン Large High Brown ♀の吸蜜◆
d0090322_22373638.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



。。。。。翅表の模様から本種であることは容易に認識できるが、裏面にはウラギン系ヒョウモンに特徴的
。。。。。な模様があり、濃い茶の幅広い帯が目立つ。
。。。。。飛んでいても、翅表の大きな黒紋と裏面の帯びが見え隠れするために、遠くからでも本種である
。。。。。ことがすぐにわかる。



◆オオウラギンヒョウモン Large High Brown ♀の翅裏◆
d0090322_22375945.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



。。。。。突然、1頭が地面に降りた。
。。。。。しめた、産卵に違いない。
。。。。。急いで駆け寄り、写真を撮ろうとするが、葉の下にもぐりこんでいて、中々難しい。
。。。。。でも、不明瞭ながら何とか数枚だけ写すことができた。

。。。。。その後、もう1頭の別な個体も同様の産卵行動を示した。

。。。。。オオウラギンヒョウモンはスミレが食草だが、スミレ(マンジュリカ)の葉に直接産卵すのではな
。。。。。さそうだ。



◆オオウラギンヒョウモン Large High Brown ♀の産卵◆
d0090322_22382447.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



。。。。。さらに、ヒヨドリバナで待ち伏せして、飛翔写真にも挑戦してみた。
。。。。。何とか数枚の満足できるカットをゲットできた。

。。。。。見ていると、1回の吸蜜に数分の時間をかけて、通常のヒョウモン類のように忙しく飛び回ることは
。。。。。ない。



◆オオウラギンヒョウモン Large High Brown ♀の飛翔◆
d0090322_22292164.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =




◆オオウラギンヒョウモン Large High Brown ♀の飛翔◆
d0090322_2239848.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



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。。。このお花畑には、オオウラギンヒョウモンの他にはあまり蝶の姿は見かけず、数頭のキタテハと
。。。ツマグロヒョウモンのみが認められた。



◆キタテハ Chinese Comma
d0090322_22392848.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =




◆ツマグロヒョウモン Indian Fritillary の産卵◆
d0090322_22394960.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



§終わりに§
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。。。。。。 オオウラギンヒョウモンは近年、衰退著しく、今や九州の阿蘇以外では、ここでしか見ることが
。。。。。。出来ない蝶になってしまった。
。。。。。。何とか運良く目的のオオウラギンヒョウモンの撮影に成功した。
。。。。。。無理してここまで来た甲斐があったというものだ。

。。。。。。ここはカルスト地形のため、草原が保たれる貴重な場所だ。
。。。。。。オオウラギンヒョウモンがこれからもこの草原で群れ遊ぶことを祈りながら、宇部に戻ることに
。。。。。。した。
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by tyu-rinkazan | 2006-09-30 22:44 | ▣オオウラギンヒョウモン | Comments(32)

060930 おいでませ山口2 (山口県宇部市)

シリーズリスト
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■ おいでませ山口1  (アオモンイトトンボなど)。。。
■ おいでませ山口2  (アオイトトンボなど)。。。。。.
■ おいでませ山口3  (オオウラギンヒョウモンなど)
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シンポジウムも無事終了し、半日時間が空いたので、早速、レンタカーをかりて、ドライブすることにした。

この季節、田園は色づき、マルコポーロのいう「黄金の国」だ。
あぜ道にはヒガンバナ(こちらでは曼珠沙華)が満開で、輝く田園を縁取っている。



◆ヒガンバナの咲く田園◆
d0090322_20204589.jpg
= Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, ASA200 =




◆ヒガンバナの咲く田園◆
d0090322_6294532.jpg
= Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, ASA200 =



途中、湿地があったので、立ち寄ってみた。
すると歩き始めてほどなく、大型のイトトンボが現れた。
ウーム、目が青い----。

アオイトトンボだ。
目が青く、体が金緑色に輝き、すこぶる美しいイトトンボだ。
ファインダーを覗きながら、息を呑んだ。



◆アオイトトンボ♂  Lestes sponsa
d0090322_20212324.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =





◆アオイトトンボ未成熟固体  Lestes sponsa
d0090322_2021581.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =




次にマユタテアカネの♂♀が出現した。



◆マユタテアカネ♂◆
d0090322_20222658.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =




◆マユタテアカネ♀◆
d0090322_20224764.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =




◆アキアカネ♂◆
d0090322_20274356.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =




◆ハグロトンボ◆
d0090322_2025976.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =




先日の台風の影響で、宇部市内の街路樹の葉がほとんど枯れている。
しかしながら、青々とした木もあるので、木の種類により、塩害に対する抵抗力に差があることがわかる。




◆塩害の宇部市内◆
d0090322_20244787.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =

by tyu-rinkazan | 2006-09-30 20:30 | ■トンボ | Comments(8)

060929 おいでませ山口1 (山口県宇部市)

シリーズリスト
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■ おいでませ山口1  (アオモンイトトンボなど)。。。
■ おいでませ山口2  (アオイトトンボなど)。。。。。.
■ おいでませ山口3  (オオウラギンヒョウモンなど)
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。。。。。日本臨床分子形態学会でのシンポジウムに参加するため、山口県宇部市にやってきた。
。。。。。実はこのシンポジウムへのお招きを喜んでお受けしたのは、ヒヌマイトトンボの存在による。

。。。。。学会を主催される山口大学医学部病理学教室のK先生が、拙ホームページをご覧になって虫林が
。。。。。昆虫に興味があることを知り、シンポジウムのメールに大学の傍で撮影されたというヒヌマイトトンボ
。。。。。の写真を添付して送ってこられたからだ。

。。。。。ウーム、ヒヌマイトトンボといえばレッドデータブックに載っている絶滅危惧種ではないか。
。。。。。見てみたい---------。

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。。。。。学会前日の会長招宴の席上で、K先生からヒヌマイトトンボの棲息地である汽水域のアシ原の場所を
。。。。。教えていただき、早速、早朝に訪れてみた。

。。。。。学会があるので、正味2時間ほどしか時間がない。



。。◆ヒヌマイトトンボの棲息地◆
d0090322_0332392.jpg
。。=Pentax*istDS, Pentax-DA 10-17mm FISHEYE (10mm)、ASA200、 1/1000sec、 F7.1、露出補正+0.7=



。。。。。アシ原の中の小道を歩き始めてすぐに、数匹のイトトンボが出現した。
。。。。。え! ヒヌマイトトンボ?

。。。。。しかし、出現したのはヒヌマイトトンボではなく、より大型のアオモンイトトンボだった。



。。◆アオモンイトトンボ♂ Ischnuma senegalensis
d0090322_0342283.jpg
。。= Ricoh Caplio GX8 =



。。。。。その後、アオモンイトトンボは次々に現れた。

。。。。。アオモンイトトンボは、平地の草の生えた池沼、河川敷の水溜り、水田やその周囲の溝などで普通に
。。。。。見られるイトトンボだ。ヒヌマイトトンボが6-7月に出現のピークを示すの対して、アオモンイトトンボは
。。。。。8月から個体数増える。どうやら、アオモンはヒヌマイトトンボの天敵らしい。



。。◆アオモンイトトンボ♂ Ischnuma senegalensis
d0090322_0345448.jpg
。。= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



。。。。。オレンジ色のアオモンイトトンボのメスに出会った。



。。◆アオモンイトトンボ♀ Ischnuma senegalensis
d0090322_0353445.jpg
。。= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



。。。。。水辺では多数の交尾したアオモンイトトンボが観察できた。
。。。。。なかなか敏感で近くには寄れないが、水溜りの草に静止した交尾個体を撮影した。



。。
◆アオモンイトトンボの交尾 Ischnuma senegalensis
d0090322_0375024.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



。。。。。このアシ原に接して水路があり、そこでもアオモンイトトンボを見ることが出来た。
。。。。。ねばった末、周囲の環境を入れた広角レンズでの撮影に成功した。



。。◆アオモンイトトンボの交尾 Ischnuma senegalensis
d0090322_0392218.jpg
。。= Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, ASA200 =




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。。。。。アシ原を歩いていたら、チョウトンボがひらひらと飛翔していた。
。。。。。このトンボと出会うのは何年ぶりだろうか。
。。。。。懐かしさを感じるトンボである。



。。◆チョウトンボ  Rhyothemis fuliginosa
d0090322_040511.jpg
。。= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



。。。。。しばらく見ていたら、やっと草の上に静止してくれた。
。。。。。脅かさないようにゆっくりと近づきシャッターをきった。

。。。。。見れば見るほど、面白い模様のトンボだ。



。。◆チョウトンボ  Rhyothemis fuliginosa
d0090322_041035.jpg
。。= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =




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。。。。。このアシ原には、ツバメシジミが多い。
。。。。。開翅したツバメシジミの♂をみると、青色の色調や翅脈がはっきり出ているところなど、いつも見てい
。。。。。るツバメシジミとなにか違う。

。。。。。気のせいだろうか?



。。◆ツバメシジミ Short Tailed Blue
d0090322_0412861.jpg
。。= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



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。。。。。残念ながら目的のヒヌマイトトンボは見ることが出来なかったが、時期が遅すぎるので仕方
。。。。。が無いだろう。
。。。。。いつか見てみたいものだ。

。。。。。ところで、山口県の宇部市について気になったのは、市内の街路樹などの葉がほとんど枯
。。。。。れていることだ。一体どうしたのだろう?

。。。。。どうやら、先日の台風による塩害らしい。
。。。。。ひどいものだ---------。
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by tyu-rinkazan | 2006-09-30 00:59 | ■トンボ | Comments(15)

060923 シルビア、クロツの秋 (山梨県南アルプス市)

数日前の朝日新聞で、今までシルビアシジミとされていた南西諸島の個体が、「ヒメシルビアシジミ」として新種記載されたという記事がのった。

詳細は不明であるが、記事によると、DNA解析と形態を再検討した結果、系統が全く異なるそうだ。
これで、本土産のシルビアシジミは固有腫ということになり、それを保護する必要性がさらに高まったことを新聞では報じている。

ならば、本土産(山梨県産)のシルビアシジミの撮影に行こう。


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朝食前の2時間を利用して訪れた。
ポイント到着後、前回、ダンダラさんと一緒にシルビアシジミの写真を撮影した場所に先ず向かってみた。
しかし、そこは草刈が入った後で、前回の撮影場所がなかなか特定できない。

でも、何となく周りの雰囲気からそれらしい場所を歩いてみた。
すると何頭かのヤマトシジミやツバメシジミを見かけた後、やや小型のブルーが飛び出した。
ウーム、もしかして------シルビア?

静止した小さなブルーは、紛れもなくシルビアシジミだった。



◆葉上で休む小さなシルビアシジミ Lesser Grass Blue
d0090322_20485383.jpg
= Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, ASA200 =



シルビアシジミのシルビアという名前の由来について、以前に北海道のFieldさんからご教示いただいた。

それはこの蝶の命名者である著名な昆虫家の御令嬢の名前らしい。
さらに、シルビアと名づけられた娘は、幼くして亡くなり(生後7ヶ月)、彼は娘をしのんで、この小さなシジミチョウに、娘の名前をつけたということだ。



◆シルビアシジミ Lesser Grass Blue のクローズアップ◆
d0090322_20495167.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



天気が良いので、昼食後にもう一度シルビアシジミの撮影に行った。

実は朝に訪れたときに、シルビアシジミを見つけた土手の反対側斜面に食草のミヤコグサの群落を見つけたからだ。その場所は、朝は日陰になっていたが、午後には日が当たり、シルビアシジミが訪れるかも知れないと思われた。

朝に目をつけたその場所に到着してまもなく、交尾したシルビアシジミを見つけた。
驚いた-----。



◆シルビアシジミ Lesser Grass Blue の交尾◆
d0090322_20501220.jpg
= Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, ASA200 =



再びシルビアシジミの交尾に出会えるとは、なんと虫林は運が良いのだろうか。
幸運に感謝しながら、西日の直射による暑さも忘れ、ゆっくりと撮影した。

交尾は虫林がその場所に滞在した1時間以上にわたって持続していた。



◆シルビアシジミ Lesser Grass Blue の交尾◆
d0090322_20503012.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



午後の日差しの中で、チョウたちは一向に静止してくれない。

ヤマトシジミより小型のシジミが現れたので、しつこく追いかけて、やっと静止したところをみたらシルビアシジミの♀だった。

見ていると、そのメスは開翅してくれた。
残念ながら擦れた個体であるが、シルビアシジミの秋型の特徴である前翅表面の基部に発達した青鱗がなかなかおしゃれである。



◆シルビアシジミ♀ Lesser Grass Blue の開翅◆
d0090322_20504711.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



一応、この♀で飛翔写真に挑戦してみた。



◆シルビアシジミ Lesser Grass Blue の飛翔◆
d0090322_205121.jpg
= Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, Flash+, ASA200 =


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以前の日記で、シルビアシジミとヤマトシジミの目の色の違いについて書いた。

今回、目に注目して撮影してみたが、驚いたのはヤマトシジミの目の色には微妙な個体差があることだった。つまり、ヤマトシジミの目は基本的には青灰色であるが、時に褐色調を帯びる事があるようだ。

次写真の個体の目の色は、ヤマトシジミでは典型的な青灰色である。



◆青灰色の目を持つヤマトシジミ Pale Grass Blue
d0090322_20511783.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



一方、次写真の個体は、目の色がシルビアシジミの目の色に近く、褐色だ。

この個体は、翅裏面の外縁にならぶ紋も、シルビアシジミのような褐色を呈している。
まさか雑交による個体ではないと思うが、ヤマトシジミの目の色は、翅裏の紋の色と同調しているかのようにみえる。

ウーム、面白い。

結論は、目の色での判断は難しい場合があるということだ。



◆褐色の目を持つヤマトシジミ Pale Grass Blue
d0090322_20513361.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =


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次に、クロツバメシジミポイントに立ち寄ってみることにした。
ツメレンゲの花の状態をみるためだ。

花は部分的に咲いてはいるものの、まだ一分咲き程度で、満開からは程遠い状態だ。



◆石の上で休むクロツバメシジミ Black Cupid
d0090322_20563549.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



クロツバメシジミは、英名をBlack Cupidという。
「黒いキューピット」、なかなか可愛い名前じゃないか。

実際に拡大してみると、クロツは可愛い顔しているので、黒いキューピットという名前がぴったりとくる。



◆クロツバメシジミ Black Cupid のクローズアップ◆
d0090322_20592373.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



1頭のクロツが食草のツメレンゲに止まった。
どうやら、産卵しているみたいだ。



◆クロツバメシジミ Black Cupid の産卵◆
d0090322_20595340.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =




翅表は全体に黒色で、後ろ翅の外縁に小さな青色の紋が並ぶ。
この青いスジは、関東の個体では発達が乏しいそうだ。



◆クロツバメシジミ Black Cupid の開翅◆
d0090322_2101519.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



◆クロツバメシジミ Black Cupid の吸蜜◆
d0090322_2105816.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



◆クロツバメシジミ Black Cupid の飛翔◆
d0090322_2111219.jpg
= Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, ASA200, Flash+ =



◆クロツバメシジミ Black Cupid の飛翔◆
d0090322_2112855.jpg
= Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, ASA200, Flash+ =



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モンキチョウの交尾写真を撮影していたら、1頭のオスが交尾個体にちょっかいを出しに訪れた。



◆モンキチョウ Pale Clouded Yellow の交尾◆
d0090322_2114262.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



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南アルプス市のクロツポイントに到着して観察していると、隣接した民家のご主人が声をかけてくださった。
虫林がそのご主人と会ったのは5年前で、それ以後、このポイントにくるとたびたびお会いしている。

いつも笑顔で話しかけてくれるので、ご主人とお会いするのが楽しみにもなっているのだ。

ご主人の話によれば、来週、この場所に草刈が入るそうだ。
クロツのポイントは雑草がはびこっても困るので、適切な草刈はむしろ歓迎かもしれない。

ご主人は、草刈のときにツメレンゲを刈らないようにと業者に注意してくれるとのことだ。
ありがとうございます。
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by tyu-rinkazan | 2006-09-24 19:04 | ▣シルビアシジミ | Comments(30)

060917 秋の河原のミヤマシジミ (山梨県甲府市)

超大型台風(13号)が九州に上陸した。
甲府地方気象台の天気予報では、本日の甲府市の天気は曇りのち雨だ。

朝起床して部屋の窓から外をみると、雲はいつもより多いものの日がさしているではないか。
ウーム、どこを散歩しようかな?

朝食後、自宅から車で10分ほどの河川敷に、ミヤマシジミを見に出かけてみることにした。
この河川敷は、広い草原状で、丈の低い草が繁茂している。
その中に、本流とは別の細流が流れ、潅木が散在し、ところどころで林を形成している。

ここは虫林のお気に入りの散歩道の一つだ。

ミヤマシジミはこの広い河原の中の、一部の限られた場所にのみ棲息しているのだ。
もちろん、その分布は食草のコマツナギと関係しているのだろう。

到着して、準備しながら空を見上げると、すっかり秋の空だ。
吹く風も涼しく、明らかに秋の深まりが感じられる。
河原の林には、行く夏を惜しむかのように、セミ(ツクツクホーシ)が盛んに鳴いていた。

d0090322_21293321.jpg
◆ミヤマシジミ棲息地◆..... = Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, ASA200 =



歩き始めて、まもなくチラチラ飛ぶ青いシジミチョウをみつけた。
明るい青なので、ルリシジミかツバメシジミかも知れないと思ったが、静止したときにみると、やはりミヤマシジミだ。

良かった!
ここは昨年訪れなかったので、2年ぶりに出会ったことになる。
河川敷は変化しやすいので、今でも棲息しているかどうか、かなり心配していたのだ。

嬉しい事に、草原のあちらこちらで、この蝶がチラチラと飛んでいる。

今年の夏に信州で行われた関西関東合同撮影会の際に、Banyanさんが松本市内の素晴らしい棲息地を案内してくれた。
ここはミヤマシジミの密度ではそこには及ぶべくもないが、甲府市内では大事なミヤマシジミ棲息地なのだ。

d0090322_22141123.jpg
◆ミヤマシジミ♂(静止)◆..... = Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, ASA200 =



綺麗な♂を見つけた。

枯れ草の上に静止し、開翅した時にあまりの美しさに息を呑んだ。
この個体は、大型で、今まで見たミヤマシジミ♂の中で、最も美しいと思う。

ミヤマシジミは、日本産ヒメシジミ群中、青紫味が最も強い。

Fantastic!

d0090322_2214317.jpg
◆ミヤマシジミ♂(開翅)◆..... = Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



翅裏面の色合いが、♂♀でこれだけ異なる種類も少ないだろう。
メスは茶色系で、白色調の強いオスとは直ちに区別できるのだ。

翅裏面の模様の中で、ワンポイントの青斑がとってもおしゃれだ。

d0090322_22144250.jpg
◆ミヤマシジミ♂(吸蜜)◆..... = Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



後翅の表面にある橙色の紋の内側に、青色鱗粉が発達しているミヤマシジミ♀を発見した。

この青色鱗粉は、春と秋に発生する個体で多く出現し、とくに晩秋になるほど発達するらしい。
おそらく、幼虫期における温度が関係しているといわれている(日本産蝶類標準図鑑)。

d0090322_2221424.jpg
◆ミヤマシジミ♀(吸蜜)◆..... = Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



今日の目的の一つは、飛翔写真にある。

色々と条件を変えながら、撮影してみる。
飛翔写真のために、河原をあちこち走り回ると、秋になったとはいえ、汗だくになってしまう。

虫林以外、誰もいない河原でゆっくりと蝶を観察できるのは、この上ない贅沢のような気がする。
こんな場所を大事にしたい。

d0090322_22175887.jpg
◆ミヤマシジミ♂(飛翔)◆..... = Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, Flash+, ASA200=


d0090322_22182691.jpg
◆ミヤマシジミ♂(飛翔)◆..... = Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, Flash+, ASA200 =


d0090322_22183440.jpg
◆ミヤマシジミ♂(飛翔)◆..... = Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, Flash+, ASA200 =


d0090322_22184634.jpg
◆ミヤマシジミ♀(飛翔)◆
= Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, Flash+, ASA200 =



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◆ミヤマシジミ♀(飛翔)◆..... = Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, Flash+, ASA200=



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ミヤマシジミよりも少し大きく、素晴らしい速さで飛翔するシジミチョウが出現した。

秋の常連さん、ウラナミシジミだ。
今日は開翅してくれた。

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◆ウラナミシジミ(開翅)◆..... = Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



ウラナミシジミが地面に静止した。
よくみると吸水しているではないか。
まあ、シジミチョウの仲間でも、スギタニルリシジミなどは好んで吸水するので、驚くほどもことではなさそうだが、ウラナミシジミの吸水を見るのは初めてだ。

d0090322_22191812.jpg
◆ウラナミシジミ(吸水)◆..... = Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



その他、キマダラセセリとチャバネセセリを発見したので、GX8で広角写真を撮った。

d0090322_22193220.jpg
◆キマダラセセリ(静止)◆..... = Ricoh Caplio GX8 =


d0090322_22194460.jpg
◆チャバネセセリ(静止)◆..... = Ricoh Caplio GX8 =



さっきまで晴れていたと思ったら、雨が降り出した。
女心と秋の空なのだ。

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ミヤマシジミは、ミヤマ(深山)という名前が着いているが、平地から低地に分布するシジミチョウだ。
それ故、開発の影響とくに農薬散布などの影響を受けやすいといわれている。
実際、色々な場所でこのシジミチョウが姿を消している。
保護しなければ、この愛らしいシジミチョウが姿を消してしまうかもしれない。
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by tyu-rinkazan | 2006-09-17 22:29 | ▣ミヤマシジミ | Comments(30)

060910 秋の蝶御三家 (山梨県南アルプス市、静岡県富士宮市)

秋の蝶御三家とは、シルビアシジミ、クロツバメシジミ、ツマグロキチョウだ。

本日は「蝶の写真館」のダンダラさんとご一緒した。

先ずシルビアポイントを訪れた。
ここは先週末に北海道のFieldさん達ときたが、その時はふられてしまった。
きっと6人で来たので、シルビアは恥ずかしがって、出てこなかったのかも知れない。

河原の土手に沿って歩き始めてまもなく、ダンダラさんのお好みの場所についた。
ここは草の丈が低く、食草のミヤコグサの花がちらほら咲いている。

みると、数匹の小型のシジミがかなりのスピードで飛び回っている。
翅の裏面の紋を確認したいのだが、なかなか静止してくれない。

やっと静止した個体をみると、あれっ! シルビアさんじゃありませんか。
目の前を飛び回っている少し小ぶりなシジミチョウは、どうやらシルビアみたいだ。

さらに、な、なんと突然、交尾が始まった。


◆シルビアシジミの交尾◆
d0090322_5535936.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm =


交尾に2匹のオスが絡んできた。
あわててカメラを構えたが、もたもたしている間に1匹が離れてしまった。

いずれにしろ、ここには4頭以上のシルビアシジミがいることは間違いない。


◆シルビアシジミ交尾とそれに絡む♂◆
d0090322_1302814.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm =


ファインダーを通してみるシルビアの目は褐色だ。
なるほど、こりゃあヤマトと違うわい(ヤマトシジミは灰青色)。
これでシルビアシジミであると確信できた。

現在まで、図鑑に記載されている蝶の同定法は全て、乾燥標本によるものだ。
すなわち、生きている個体でのものではない。

もし、生きている個体を用いた同定法であれば、鑑別点の一つに目の色を加えても良いと思われる。
いかがかな?

もう一つ面白そうなのは、オス(多分)の触角の先が赤いことだ。
ちょっかいに来たオスもそうなので、シルビアシジミのオスメス同定の所見になるかもしれない。

やはり、生きている蝶が蝶だ(当たり前だ)。


◆交尾するシルビアシジミの拡大◆
d0090322_11586.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO =


ダンダラさんのお陰でシルビアシジミそれも交尾個体を撮影できた。
さすが、ミスターシルビアだ。

先週にご一緒した方々には申し訳なく感じる。



次に先週に引き続き、クロツバメシジミのポイントを訪れた。

クロツバメシジミは、食草のツメレンゲがある狭い場所で、世代を繰り返すのだ。
一生、その場所から離れることはない。
こんな性質のシジミチョウがどうやってその分布を広げることができるのだろうか。


◆クロツバメシジミ◆ 
d0090322_1161460.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO =


今日は天気が良いので、クロツの活動も活発だ。
結構な個体数は見るのだが、なかなか静止してくれない。

でも、やっぱり中にはあまり飛ばないレイジーなやつがいるのだ。
やっと広角の出番になった。


◆クロツバメシジミの広角写真◆
d0090322_1164633.jpg
= Pentax istDS Pentax DA 10-17mm FISHEYE =



突然、交尾が始まった。
ウーム、やはり交尾の好きな蝶だ。
交尾個体の後ろに別な♂がジッと静止している。
もしかして、隙あらば自分も交尾したいのかな?

なんとなく、人間模様ならぬ蝶模様を感じさせるシーンではありませんか?


◆クロツバメシジミの交尾(左)と後ろの花上で静止する別なオス(右)◆ 
d0090322_1171435.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO =


よしよし、空を入れて、広角写真と決め込もう。


◆クロツバメシジミの交尾◆ 
d0090322_1174182.jpg
= Ricoh Caplio GX8 =


秋の蝶御三家の最後はツマグロキチョウだ。
この蝶はどこにでもいる蝶ではない。
とくに夏型は個体数が少ないといわれている。

ツマグロキチョウのポイントは、静岡県富士宮市の草原だ。


◆ツマグロキチョウの棲息する草原◆ 
d0090322_118282.jpg
= Pentax istDS Pentax DA 10-17mm FISHEYE =


ポイントについてまもなく、黄色い蝶が出現した。
あれツマグロキチョウかな?
追いかけてやっと静止したので確認すると、あ~あ、翅の裏に斑点が散在している。
ただのキチョウだ。


◆キチョウ◆ 
d0090322_1182361.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO =


とぼとぼと戻ってくると、ダンダラさんがこれはツマグロらしいと呼んでくれた。
指差す先に、通常のキチョウよりも明らかに小型で、色も薄いキチョウが静止していた。
静止した蝶の裏面をみると、紋がない。


ツマグロキチョウだ!


◆ツマグロキチョウ夏型◆ 
d0090322_1184232.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO=


ツマグロキチョウの食草はカワラケツメイだ。
この草はこの草原の中でもどこにでもあるものではない。
見たところ、ネムの木の葉にも似ている。


◆食草のカワラケツメイ◆ 
d0090322_119685.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO=


◆食草のカワラケツメイに静止するツマグロキチョウ◆
d0090322_1192073.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO =


その後、吸密する個体も出現し、やっとGX8で広角写真が撮影できた。


◆吸密するツマグロキチョウ◆
d0090322_1194517.jpg
= Ricoh Caplio GX8 =



さらにもう少し奥まで様子を見ることにした。、
突然、草むらからツマグロキチョウの交尾個体が飛び出した。
なんと、今日は運が良いのだ。


◆ツマグロキチョウ交尾◆ 
d0090322_120971.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO=


◆ツマグロキチョウ交尾◆
d0090322_1201999.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO=


一応、飛翔写真も撮影。


◆ツマグロキチョウ飛翔◆ 
d0090322_1203757.jpg
= Pentax istDS Pentax DA 10-17mm FISHEYE =


秋の御三家完全制覇。

この3種とも近年数が急速に減っているチョウ達だ。
大切にしなければならない。

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ツマグロキチョウを観察した後、まだ時間があったので、再びシルビアポイントに立ち寄った。
そこで見たものは、斜面の草を刈る作業の人達だ。
草刈作業車が、我々の目の前で、シルビアポイントの草を刈っていく。
あれれ!これではポイントが分からなくなってしまう。

しかし、冷静に考えれば、この草刈作業によりシルビアポイントが維持されているのだ。
皆さん、暑いのにご苦労さん!
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by tyu-rinkazan | 2006-09-11 01:41 | ▣シルビアシジミ | Comments(20)

060909 秋の気配 (山梨県甲府市)

本日から虫林花山の「フィールド散歩日記」はブログの「Nature Diary」に移行することにしました。

以前から、何人かの方にブログへ移行を薦められてきた。
しかし、自分のコンピューター内に日記のメモリを所持したかったので、ブログへの移行を今まで渋ってきたのだ(本当は面倒くさかっただけかも?)。

数日前、いたずらでブログの作成をやってみたら、意外と簡単に出来てしまい、出来てしまうと今度は使いたくなってしまった。

何となく不安ですが、どうぞ宜しくお願いします。

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本日、午後から近くの山に出かけた。

田は少し色づき、林の中の小道にはすでに秋の花が咲き乱れている。
これから豊かな実りの秋だ。


◆ 少し秋色を帯びた山間の田畑 ◆
d0090322_20521047.jpg
= Pentax istDS Pentax DA 10-17mm FISHEYE + X1.5 TC =


林の中の緩やかな坂を登ると日溜りに出た。
9月の高原とはいえ、かなり暑い。
一休みして額の汗を拭いていると、目の前の葉にクモガタヒョウモンのオスが舞い降りた。



◆ クモガタヒョウモン♂ ◆  
d0090322_2053447.jpg
= Pentax K100D  Pentax D-FA 100mm MACRO =



やや薄暗い林の中で、ミズナラの樹幹を歩く茶色い蝶を見つけた。
遠めにはキマダラヒカゲかと思ったら、よく見るとミドリヒョウモンの♀のようだ。

なんと、この蝶は樹皮を歩きながら、樹皮のしわの間に腹部を差込み産卵をしているのだ。
ミドリヒョウモンの産卵シーンは初めてだ。

この千載一遇のチャンスを何とかものにしなければ-----.
こんなとき手ぶれ補正内蔵のPentax K100Dで良かったと思う。
少し暗いが思いをこめてシャッターを切った。
(後で見てみると、3枚中2枚は手ぶれしていた。)




◆ ミドリヒョウモン♀の産卵 ◆  
d0090322_2054071.jpg
= Pentax K100D  Pentax D-FA 100mm MACRO =



スジグロシロチョウ♀が草の上で緩やかに飛んでいる。
いつもなら、完全に無視の蝶だが、今日はなかなか蝶にあえそうもないので、すこしゆっくりとこの蝶を観察してみる事にした。



◆ 葉の上に静止するスジグロシロチョウ♀ ◆ 
d0090322_20544193.jpg
= Pentax K100D  Pentax D-FA 100mm MACRO =



良く見ると葉上に静止したときに腹部を曲げている。
どうやら産卵しているみたいだ。
思わず駆け寄り、産卵シーンを撮ろうとするが、なかなかゆっくりと静止してくれない。

あれ!、腹部を曲げて葉に付けているが、卵を確認できない。
うーむ、どうやら、擬似産卵らしい。



◆ スジグロシロチョウ♀の擬似産卵 ◆  
d0090322_20553100.jpg
= Pentax K100D  Pentax D-FA 100mm MACRO =



いつもの飛翔写真用のセットで、一応、飛翔写真も撮影した。
数枚だけみれる写真がゲットできた。
しかし、相変わらず難しい。



◆ スジグロシロチョウの飛翔 ◆
d0090322_20553088.jpg
= Pentax istDS Pentax DA 10-17mm FISHEYE + X1.5 TC, ASA800 =



ツバメシジミの交尾を撮影した。
100mmマクロで撮影した後、次に広角写真を撮ろうと思ったら、あれ、GX8が無い!

どこで落としたのだろうか。
無くなってみて、このカメラの大切さがわかる。

幸いなことに、程なく、路上で発見できた。
よかった--------。
これから、もっと大切にするからね。



◆ ツバメシジミ交尾 ◆  
d0090322_20561266.jpg
= Pentax K100D  Pentax D-FA 100mm MACRO =



青い閃光が目の前をよぎった。
閃光は湿った日陰に舞い降りた。

ルリタテハだ。
翅を閉じたり開いたりしている。
開くタイミングでシャッターを切った。



◆ ルリタテハ ◆  
d0090322_20563378.jpg
= Pentax K100D  Pentax D-FA 100mm MACRO =



ここはやや標高が高いのでヒメキマダラヒカゲがいた。
どうも、この蝶はいるところにはわんさかいるので、撮影のモチベーションが低くなってしまう。

蝶種差別?をしてはいけないと思いながらも、やっぱり-------。



◆ ヒメキマダラヒカゲ ◆  
d0090322_2057214.jpg
= Ricoh Caplio GX8 + WC =



田んぼの傍で、虫林が好きなミヤマアカネを見つけた。

ミヤマアカネは田の近くの細流で育つので、近年すっかり数が減ってしまった。
今年もこのトンボに会えて嬉しい。



◆ ミヤマアカネ ◆ 
d0090322_20572439.jpg
= Pentax K100D  Pentax D-FA 100mm MACRO =



今度はオオシオカラトンボだ。

海辺の近くで育った虫林には、このオオシオカラトンボは何となく貴重で、通常のシオカラトンボとははっきり区別していた。
懐かしく感じる。



◆ オオシオカラトンボ ◆  
d0090322_20574582.jpg
= Pentax K100D  Pentax D-FA 100mm MACRO =



アカスジキンカメムシが虫林の車のウィンドウに飛来した。
このカメムシは、大型であることに加えてすこぶる美しい。
今年はどういうわけか、この美しいカメムシに2回出会えたことになる。



◆ アカスジキンカメムシ ◆  
d0090322_20583291.jpg
= Ricoh Caplio GX8 + WC =
by tyu-rinkazan | 2006-09-09 21:14 | Comments(28)