NATURE DIARY

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20070428 みちのく一人旅1 (岩手県)

みちのく岩手県盛岡市を訪れることになった。
親しくしていただいているN教授が大学を突然辞職するので、「N教授を囲む会」を開くというのだ。彼は定年までまだ5年ほどもあるが、自分の引き際は自分で決定するという。日頃、だくだくと何もしないで定年を迎える多くの凡人よりは、その姿勢はとても潔く、また格好が良い。さすが団塊の世代はたくましいと思う。

---------ということで、このゴールデンウィークの初めは、岩手県に行くことになり、「みちのくのヒメギフチョウ」を見る機会が出来たのは嬉しい。虫林としてはカタクリのお花畑の上を飛び交う春の女神様にお目にかかりたいものだ。

東京駅八重洲口で乗った夜行バス「らくちん1号」は早朝に盛岡駅に到着した。
盛岡駅前の橋からは、「南部富士」との愛称をもつ岩手山を望むことができる。
「ふるさとの山にむかひて言ふことなし、ふるさとの山はありがたきかな」(石川啄木)。
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。。南部富士(岩手山) Mt. Iwate

。。。 The Mt. Iwate (Nambu Fuji) appearing over the Kitakami river
。。。.Pentax K100D, Sigma 70-300mm, , ASA 200
。。。.(2007-Apr-28, Morioka-shi/Iwate)    

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駅前でレンタカーをかり、みちのくのヒメギフチョウに会うために出発した。
盛岡は北国だけあって、朝の空気は少し肌寒いが、今日は天気が良く、空は晴れ渡っている。
は~れた空、そ~よぐ風♪------かなり古いね。

現地には9時過ぎに到着した。
ヒメギフポイントは山の南斜面にあり、一面にキクザキイチゲの花が咲き、カタクリも咲き始めていた。ゆっくりと見渡してみると、すでに数頭のヒメギフが飛んでいる。
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。。日光浴をするヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。Wide-angle view of L. puziloi inexpecta basking on the ground
。。。.Ricoh GR-D, ASA 100
。。。.(2007-Apr-28, Iwate)


ヒメギフはまだ発生初期のようで、黄色が鮮やかで新鮮な個体が多い。
これだけ飛んでいれば、あせる必要はないのだ。ここには虫林一人しかいないのだから-----。
なんと贅沢な時間なのだろうか、この幸せに感動すら覚えるのだった。
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。。日光浴をするヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。 L. puziloi inexpecta basking on the ground
。。。.Pentax K100D, Sigma 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-Apr-28, Iwate)


カタクリの花はまだ咲き始めのようで、開花したものでは濃いピンクの花色をみせてとても美しい。昔から「梅にウグイス」というが、ヒメギフにはカタクリの花が良く似合う。
「カタクリにヒメギフチョウ」なのだ。
山梨県ではこの組み合わせでの撮影は絶望的なので、ここで真面目に撮影することにした。

ヒメギフチョウの吸蜜は、スミレの花も良いが、やはりカタクリの花のとの組み合わせは最高だ。カタクリの花は意外と綺麗な時期は短いようで、すぐに青く変色し、斑状に痛んでしまう。本日のカタクリの花は、数は最盛期に比較してみるべくも無いが、花の質が良いようだ。
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。。。。。。。。。。カタクリで吸蜜するヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。。。。。。。。。 L. puziloi inexpecta feeding at dogtooth violed
。。。。。。。。。。。.Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-Apr-28, Iwate)


飛び回るヒメギフチョウたちは、次々とカタクリの花で吸蜜してくれるが、今日は気温がやや高いせいか、吸蜜時間が短い。

背景をなるべくぼかしたいので、300mm(デジタルカメラ換算で450mm)の望遠で吸蜜を狙ったが、うまく背景を整理するのがなかなか難しい。
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。。。。。。。。。。カタクリで吸蜜するヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。。。。。。。。。 L. puziloi inexpecta feeding at dogtooth violed
。。。。。。。。。。。.Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-Apr-28, Iwate)


斜面を登ったり、下ったりしていると、汗はでるは、足はガクガクになるはで、消耗してしまう。小休止して、ゆっくり周囲を見渡してみると、自分がスプリングエフェメラルの群落のど真ん中にいることに気づいた。それはまさしく天国のイメージなのだ。
背景がうまくぼけた写真ができた。
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。。。。。。。。。。カタクリで吸蜜するヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。。。。。。。。。 L. puziloi inexpecta feeding at dogtooth violet
。。。。。。。。。。。.Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-Apr-28, Iwate)


ヒメギフチョウの吸蜜を拡大して写真を撮った。
ファインダー越しにみるヒメギフチョウは、息を呑む美しさだ。
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。。カタクリで吸蜜する Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。 L. puziloi inexpecta feeding at dogtooth violed
。。。.Pentax K100D, Sigma 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-Apr-28, Iwate)

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。。カタクリで吸蜜する Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。 L. puziloi inexpecta feeding at dogtooth violed
。。。.Pentax K100D, Sigma 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-Apr-28, Iwate)


突然、ヒオドシチョウが舞い降りてきて、目の前のキクザキイチゲの花で吸蜜をはじめた。
キクザキイチゲは多数咲いているが、この花でヒメギフチョウが吸密する場面は見たことがない。
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。。キクザキイチゲで吸蜜する ヒオドシチョウLuehdorfia puziloi inexpecta

。。。The large Tortoiseshell feeding at Anemone pseudoaltaica
。。。.Pentax K100D, Sigma 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-Apr-28, Iwate)

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午前中数時間の訪問であったが、ヒメギフチョウとの出会いを楽しむことができたのはとても嬉しい。みちのくのヒメギフは虫林の期待を裏切らなかった。

実はこのヒメギフの時間を捻出するために、日程的にかなりの強行軍を強いられた。
盛岡入りする前日に甲府から神戸に向かい、ミーティング後、夕食会は途中で失礼して、その日の夜に新幹線で東京、さらに夜11時10分発の夜行バス(らくちん1号)で、早朝に盛岡入りしたのだ。

さらに、「N教授を囲む会」の次の日は、父の米寿の祝いが神奈川であるので、朝一の東北新幹線で盛岡を離れた。

今週のみちのく盛岡行はさらに飛翔写真なども撮影したので、2部作とする。
--------------乞うご期待。

最後に、今回の「N教授を囲む会を運営し、虫林を招待してくださいましたSさんに感謝します。有難うございました。

<どんど晴れ>
by tyu-rinkazan | 2007-04-29 19:47 | ▣ギフ | Comments(18)

20070422 雪椿とヒメギフ散歩(長野県白馬から小谷村)

本日はダンダラさん愛野緑さんにご一緒させていただき、kmkurobeさんのご案内で白馬のギフチョウ、ヒメギフチョウに挑戦することになった。

しかし生憎、前線が中国大陸から広く日本列島を覆っており、本日の天気予報は曇り後雨--------はてさてギフ、ヒメギフの顔を見ることはなかなか難しいそうである。

でも、Never give up !----------決行することになった。

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白馬の山々の上部には未だ雪が残っているようであるが、麓では完全に消え、キクザキイチゲ、アズマイチゲ、カタクリなどのいわゆるスプリングエフェメラルが咲き乱れている。
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。。白馬の山々

。。。 Mountains in Hakuba
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm, Telecon, ASA 200
。。。.(2007-Apr-22, Hakuba/Nagano)    

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。。キクザキイチゲ Anemone pseudo-altaica

。。。 Anemone pseudo-altaica growing in a large cluster
。。。.Pentax K100D, Sigma 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-Apr-21, Otari/Nagano)    

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白馬の駅前でkmkurobeさんと待ち合わせ、先ずはギフ、ヒメギフの混生地に向かった。
天候は薄曇で時々日が指す。気温は高く、後は主役の登場を待つだけだ。
しかし、なかなか出てきてくれない。
ヒメギフばかりか他のチョウも飛ばないので、条件的に悪いのかも知れない。

ウーム、気が短い虫林は、とうとう雪椿やキブシの花、山桜が混生する明るい林の中に入っていくことにした。
林の中は背の低い木が密生し、とても歩きにくい。
汗をかきながら、進んでいくと、猫の額ほどの小さな陽だまりにスミレの群落があり、そこに憧れの女神様が鎮座していたのである。
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。。。。。。。。。。やっと出会えたヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。。。。。。。。。 L. puziloi inexpecta feeding at V. hondoensis
。。。。。。。。。。。.Ricoh GR-D, Asa 100
。。。。。。。。。。。.(2007-Apr-22, Otari/Nagano)    


吸蜜しているスミレをみると、アオイスミレが多いようだ。
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。。ヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。 L. puziloi inexpecta feeding at V. hondoensis
。。。.Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 100
。。。.(2007-Apr-22, Otari/Nagano)    

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。。落ち葉で休むヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。 L. puziloi inexpecta resting on the dry leaves
。。。.Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 100
。。。.(2007-Apr-22, Otari/Nagano)    

何とか撮影できたので、そこでしばらく待つことにした。すると、また別の個体が飛来して吸蜜を始めたではないか。
どうやら、ここは蝶道になっているらしい---------。
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。。。。。。。。。。アオイスミレ吸蜜するヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。。。。。。。。。 L. puziloi inexpecta feeding at V. hondoensis
。。。。。。。。。。。.Ricoh GR-D, Asa 100
。。。。。。。。。。。.(2007-Apr-22, Otari/Nagano)    

そこで、他の人にもここを知らせようと思い、一旦林から出ることにした。
しかし、ユキツバキの林は入るのよりも出るのが難しかった(木の生育方向のため)、また脱出する方向を見失い、少しあせった。
それでも大汗をかいて何とか林から脱出し、林の外にいたダンダラさん、kmkurobeさんとやっと合流できた時には、内心かなりほっとしたのだ。

どうやら、ダンダラさんが明るく開けた場所でヒメギフが出現する良い場所を発見したらしい。
ウーム、あの苦労は一体なんだったんだろう。
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。。ユキツバキ

。。。.Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 100
。。。.(2007-Apr-22, Otari/Nagano)    

その場所では、次々にヒメギフが出現し、我々を喜ばせてくれた。
良いところだ-------------。

しかし他の場所の様子も覗いてみたいという希望もあり、昼食後に移動することにした。
Kmkrobeさんに色々なポイントをご紹介いただいたが、途中で雨が降り出し、ジ・エンド。

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ここまで来ると、日本海側のスミレが気になってくる。
観察できたのはタチツボスミレ、アオイスミレ(大きな群落を形成し、花の色が濃いものから白に近いものまで見られた)、ニョイスミレなどとともに日本海側特有の種類(ナガハシスミレ、オオタチツボスミレ、スミレサイシン)も観察できた。

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。。。。。。。。。。ナガハシスミレ Viola rostrata

。。。。。。。。。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACro, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-Apr-22, Otari/Nagano)    

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。。ナガハシスミレ Viola rostrata

。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACro, ASA 100
。。。.(2007-Apr-22, Otari/Nagano)    

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。。オオタチツボスミレ Viola kusanoana

。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACro, ASA 100
。。。.(2007-Apr-22, Otari/Nagano)    

d0090322_7154665.jpg
。。スミレサイシン Viola vaginata

。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACro, ASA 100
。。。.(2007-Apr-22, Otari/Nagano)    

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天気がイマイチという予報にも関わらず、今回の白馬散歩は良い結果が出たように思われます。
ご案内いただいたkmkurobeさん、同行させていただいたダンダラさん、愛野緑さんに末筆ながら感謝します。
by tyu-rinkazan | 2007-04-23 07:21 | ▣ヒメギフ | Comments(34)

20070421 ヒメギフとスミレ散歩(長野県富士見町・山梨県北杜市)

昨日の金曜日は神戸から夜遅くに帰宅したので、朝はゆっくり起きた。
天気予報によれば、本日は晴れるが、明日はあまり良くないみたいだ。
まあ、「春に3日の晴れは無し」なのだ。

先日、拙ブログをご覧になっているという方からメールを戴いた。
そのメールには、長坂のスミレ情報がかなり詳しく書かれており、そのご親切な気持ちに報いるためにも、今日は是非ともメールに記された場所を訪れてみたいと思った。
--------ということで、本日は久しぶりに北へ向かうことになったのだ。

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現地へ行く途中、無数のツクシが畑を埋めている所を見つけ、車を止めて観察した。
これはこれは-------言葉を失う。

ツクシは種子をつくる植物ではなく、胞子によって増えるシダ植物だ。
田や畑などの栄養分が多いと、ツクシはあまりでないで、スギナばかりが出てくるらしい。
とすると、ここは栄養分の少ない土地ということになるが、それにしても、こんなに大きなツクシ群落を今まで見たことがない。
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。。ツクシ Equisetum arvense

。。。 Equisetum arvense growing in a large cluster
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm, Telecon, ASA 200
。。。.(2007-Apr-21, Hokuto-shi/Yamanashi)    

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<ヒメギフチョウ初見>

目的地のある長坂方面に進路をとっていたが、もう少し足をのばして、富士見町のヒメギフチョウポイントにまず行ってみることにした。ここは、何年か前にヒメギフを見たことがあるのだが、撮影した記録が無い。

到着して車を道路際に駐車し、記憶を頼りに雑木林の中をゆっくりと歩き始めた。記憶の糸を辿りながら、林の中を進み、何とかイメージどおりの斜面にでることができた。この斜面を下りればポイントだ!

注意しながら斜面を下ると、そこは林に囲まれ小さな湿地で、アズマイチゲが白い綺麗な花を付けていた。数年前に訪れた時には、ここでヒカゲスミレを見たのだが、今回はヒカゲスミレは全く無く(多分、時期的にまだ早いのかな)、ピンクの可憐な花を咲かせるヒナスミレが多く見られた。

到着して、花の写真を撮影していると、突然、ヒメギフチョウが現れて、地面に咲くヒナスミレで吸蜜をはじめた。あまり期待をしていなかっただけに嬉しい----------。
ゆっくり近づき、今年初めてのヒメギフチョウを撮影した。
裏面の紅帯が綺麗で息を呑む。
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。。ヒナスミレで吸蜜するヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。 L. puziloi inexpecta feeding at V. tokubuchiana
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA 100
。。。.(2007-Apr-21, Fujimi-cho/Yamanashi)    


逆光気味な方角からも写真を撮影してみた。
黄色いチョウ(キチョウも含む)は逆光気味に撮影すると綺麗な色がでるようなのだ。
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。。ヒナスミレで吸蜜するヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi inexpecta

。。。 L. puziloi inexpecta feeding at V. tokubuchiana
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA 100
。。。.(2007-Apr-21, Fujimi-cho/Yamanashi)    


斜面を登るときに、食草のウスバサイシンを撮影したが、まだ花が蕾のようだ。
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。。ウスバサイシン Asarum sieboldii

。。。 L. puziloi inexpecta feeding at V. tokubuchiana
。。。.Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 100
。。。.(2007-Apr-21, Fujimi-cho/Yamanashi)    

本日の第一の目的は長坂でのスミレ散歩なので、ヒメギフチョウに少し未練があるものの早々に切り上げて、長坂のご紹介いただいた場所に移動することにした。


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長坂の散歩道は明確な説明文と写真で、すぐに発見できた。
そこからはコナラやミズナラの林と斜面に作られた田畑が一望でき、その向こうには小川が流れている。
長閑な春の風景が広がっていた。
d0090322_29126.jpg
。。長閑な風景

。。。 Peaceful landscape
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm+Tlelecon X1.4, ASA 200
。。。.(2007-Apr-21, Nagasaka/Yamanashi)    


明るい谷には八重桜や菜の花が咲き乱れていた。
菜の花で春型のトラフシジミを見つけた。
春型のトラフシジミは、ダンダラ模様がはっきりしていて綺麗だ。
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。。菜の花で吸蜜するトラフシジミ Rapala arata

。。。 Rapala arata feeding at field mustard
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm+Tlelecon X1.4, ASA 200
。。。.(2007-Apr-21, Nagasaka/Yamanashi)    


この個体はかなり虫林にフレンドリーな様子なので、GR-Dで近接撮影をして見ることにした。トラフシジミはゆっくり移動しながら体の向きを変えるので、楽なようでいてなかなか難しいのが近接撮影だ。
もしかして翅を開かないかと思い、しばらく待ったが、残念ながら開翅まではいたらなかった。
d0090322_293693.jpg
。。拡大:トラフシジミ Rapala arata

。。。 High-power view of Rapala arata feeding at field mustard
。。。.GR-D, ASA 100
。。。.(2007-Apr-21, Nagasaka/Yamanashi)    

さらに虫も目レンズでも撮影した。
虫の目レンズだと、トラフシジミの顔の直前まできてしまうのだが、なんとか吸密する所の超接写に成功した。

トラフシジミの肢が触角と同じようにトラ模様だったとは拡大してみないと気づかない。
ということは、このチョウの模様は翅といい、肢といい、触角といい、全てトラ模様でトータルコーディネートされているのだ。
トラフシジミは文字通り「虎斑シジミ」だった!
d0090322_29509.jpg
。。虫の目:トラフシジミ Rapala arata

。。。 Insect-eye image of Rapala arata feeding at field mustard
。。。.GR-D, ASA 100
。。。.(2007-Apr-21, Nagasaka/Yamanashi)    


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小道を歩いていると前を飛ぶミヤマハンミョウを見つけた。まだ4月なのに少し目覚めが早くないかい?ハンミョウの仲間は、歩くと飛び立ち、数メートル先におりる。これを繰り返すことから「道教え」と呼ぶこともある。

このハンミョウの飛翔写真を撮影することを思い立った。
カメラの条件はチョウの飛翔と同じだが、やや薄暗いのでストロボをたいた方が良さそうだ。
自信がなかったが、そこそこの写真が撮影できたので自分でも驚いている。

こうしてみると、ミヤマハンミョウは地味な色の昆虫かと思っていたが、地味な鞘翅の下には、青く金属光沢のある体を隠していたのだな。-------うーむ、怪しい虫だ。
d0090322_21022.jpg
。。飛翔するミヤマハンミョウ Cicindela sachalinensis

。。。 Flying Cicindela sachalinensis
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm+Tlelecon X1.4, ASA 200, Flash +
。。。.(2007-Apr-21, Nagasaka/Yamanashi)    


「バナナムシ」と俗に呼ばれているツマグロオオヨコバイが道路脇からしばしば飛び出す。
結構、動きが早くなかなかgyoromeを近づけることができなかったが、何とか菜の花で静止するバナナムシの写真が撮影できた。
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。。ツマグロオオヨコバイの虫の目写真 Bothrogonia japonica

。。。 Insect-eye image of Bothrogonia japonica
。。。.Ricoh Caplio GX-8, gyorome-8, ASA100
。。。.(2007-Apr-21, Nagasaka/Yamanashi)    


道端でベニコメツキの仲間が葉の上に乗っていた。
わざとあまり近寄らないで、背景の桜が写しこめるくらいの拡大で撮影してみた。
d0090322_210276.jpg
。。ベニコメツキの虫の目写真 Denticollis miniatus

。。。 Insect-eye image of Denticollis miniatus
。。。.Ricoh Caplio GX-8, gyorome-8, ASA100
。。。.(2007-Apr-21, Nagasaka/Yamanashi)    

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小道を歩くと多くのスミレたちに会える。
ここはタチツボスミレとともにケマルバスミレやイブキスミレが多い。またタチツボスミレの中にはいわゆる「アカフタチツボスミレ」も混在している。
アカネスミレ、スミレ、ノジスミレなどは日向の畑の斜面にいくらでも咲いている。
少ないながら、エゾノタチツボスミレ、エゾアオイスミレなどもひっそりと林縁で咲いていた。さらに今回お目当てのゲンジスミレも道路脇でポツポツと観察できた。
d0090322_2103945.jpg
。。ゲンジスミレ Viola variegata

。。。 Viola variegata found on the slope
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-Apr-21, Nagasaka/Yamanashi)    


ゲンジスミレは今年も今まで何回かお目にかかっているが、満足のいく写真が撮影できていない。今日は晴れたり曇ったりで、日差しが優しく、この花の撮影には良い日である。
d0090322_2105111.jpg
。。ゲンジスミレ Viola variegata

。。。 Viola variegata found on the slope
。。。. Ricoh GR-D, ASA100
。。。.(2007-Apr-21, Nagasaka/Yamanashi)    


さらに小川の傍の湿地で、少数ではあるがニョイスミレの花を見つけた。
ニョイスミレの花期はスミレの仲間の中でも遅いほうだ。このスミレが咲き出しているということは、春は盛りを少し過ぎつつあるのだろう。
d0090322_21147.jpg
。。ニョイスミレ Viola verecunda

。。。 Viola verecunda found on the damp ground
。。。. Ricoh GR-D, ASA100
。。。.(2007-Apr-21, Nagasaka/Yamanashi)    

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短時間であるがポイントでヒメギフチョウを撮影できたのはラッキーだった。
ギフチョウも綺麗だが、ヒメギフチョウの裏面の紅帯は虫林の自律神経を刺激させ、心臓が早鐘のように早くなる。------こんな感動を持つことが昆虫写真の醍醐味だね。

メールで教えていただいた長坂に散歩道は、紛れも無く1級のスミレ散歩道だった。
今までこの周辺でスミレなどの観察をする機会が無かったが、それだけにこのような場所を歩くことはとても楽しかった。
KMさん、有難うございました。
by tyu-rinkazan | 2007-04-22 02:23 | ▣ヒメギフ | Comments(24)

20070415  スミレ三昧2 (山梨県明野町・甲府市)

日本は「スミレ王国」だ。
この時期、どこに行ってもスミレを見ることができる。
こんなスミレがあふれる野山での散歩(スミレウォーク)は楽しい。

-------ということで、先週末の散歩の際に撮影したいくつかのスミレについて書くことにする。

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<ビロウドツリアブはスミレでの吸蜜用に特化した昆虫?>

ビロウドツリアブは体長1cmほどで、体に長い毛が生えており、まるでクマのヌイグルミみたいな愛らしいアブだ。
しかし、幼虫はヒメハナバチ科の幼虫に寄生する、寄生アブなのだ。
「アブも見かけによらない」のだ。

このアブは極めて長い口吻をもつ。
考えてみたまえ、こんな長いストローを顔に付けていたらどうなることか?
いったい長いストローは何のために-------。

スミレには花の後ろに「距」という特殊な構造があり、そこに蜜腺がある。昆虫がスミレの蜜を吸うためには花の中に必死でもぐりこまなければ蜜のある距までとどかないのだ。
しかし、ビロウドツリアブのように、距に届く長い口吻を持っていれば、スミレ類の花から難なく蜜を吸える。つまり、ビロウドツリアブはスミレ用昆虫なのだ。

発生時期がスミレの花期に完全に一致していることも、このアブがスミレ用昆虫であるとする仮説を裏付ける。

下の写真の上はビロウドツリアブの交尾像、どうも♂♀で色が異なる。
下左はエイザンスミレでの吸蜜、下右は桜の花で吸蜜するビロウドツリアブの虫の目像である。
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。。ビロウドツリアブ Bombylius major の交尾(上)と吸蜜(下)

。。。 Upper, Mating; Lower lt, feeding at viola; Lower rt; feeding at cherry-blossom
。。。.(2007-Apr-15, Kofu/Yamanashi)

上の吸蜜の写真をみると、通常の花(桜)では長い突起が邪魔をして、足場がとれないこともありそうだ。スミレでの吸蜜では、安定しているようにみえるが、気のせいかな?


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<ゲンジスミレ発見>

ゲンジスミレは青森から岩手にかけての太平洋岸、中部地方から関東地方の内陸部、岡山県、愛媛県の4地域に分布するが、一般に個体数が少なく、良い株に出会うことは稀である。山梨県では他の地域に比較して、比較的多く見ることができるが、やはりそう簡単にみることのできるスミレではない。

クリストフコトラカミキリを撮影した後、汗を拭きながら休憩していると、何と目の前にゲンジスミレを見つけた。
こりゃ大変だ、休んでなどいられない。
周囲を必死で探し回ったところ、ポツポツとこのスミレが咲いているではないか。
ウーム、嬉しい-------。

ゲンジスミレは地面が露出した裸地の斜面に点々と咲いていた。
まあ、本日ようなピーカンでは、ゲンジスミレのしっとりとした色合いを出すことが極めて難しい。
---------曇りの日にもう一度撮影かな。

ゲンジスミレが咲く斜面で、背景全体がわかるように広角レンズで撮影してみた。
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。。裸地の斜面に生えるゲンジスミレ Viola variegate var. nipponia

。。。 Wide view of V. variegata found on the slope
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm, Telecon, ASA 200
。。。.(2007-Apr-14, Akeno/Yamanashi)


見つけたゲンジスミレは、ほとんど裸地の斜面に散在性に生えていたもので、写真の株は比較的立派は方だ。花茎が這うようなものが多く、写真に適するのはなかなか無いので苦労する。
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。。ゲンジスミレ Viola variegate var. nipponia

。。。 V. variegate found on the bare ground
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm, Telecon, ASA 200
。。。.(2007-Apr-14, Akeno/Yamanashi)


ゲンジスミレの花は白であるがうっすらと紫がのり、やや厚ぼったく、花弁基部は黄色く色が着き、比較的長い毛が生えている。葉は円形から長円形で、葉裏は紫の色調が強い。
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。。ゲンジスミレ Viola variegate var. nipponiaの花(上)、花側面(下左)、葉(下右)

。。。 Composite view of Viola variegate
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm, Telecon, ASA 200
。。。.(2007-Apr-14, Akeno/Yamanashi)


大きなゲンジスミレの株を見つけた。しかし、花の形が変なのだ。初め2つの花が重なっているのかと思っていたが、よく見ると一つの花のように見える。奇形花らしい---------。
虫林は今までスミレの奇形花というものを見たことが無い。多分、珍しいものであろう。この株での奇形花は1つのみで、同じ株の他の花は全て正常であった。
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。。ゲンジスミレの奇形花 Malformed flowers of Viola variegate var. nipponia

。。。 Malformation of flowers (insert) of Viola variegate var. nipponia
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm, Telecon, ASA 200
。。。.(2007-Apr-14, Akeno/Yamanashi)


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<ヒナスミレとフイリヒナスミレ>

林の中を歩いているとき、傍らにヒナスミレを見つけた。
虫林はこの清らかともいえるピンクの花のスミレが好きで、毎年この花に会うことを楽しみにしている。
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。。ヒナスミレ Viola tokubuchiana var. takedana

。。。 Viola tokubuchiana var. takedana found on the ground
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm, Telecon, ASA 200
。。。.(2007-Apr-15, Kofu/Yamanashi)

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。。ヒナスミレ Viola tokubuchiana var. takedana

。。。 A Flower of Viola tokubuchiana var. takedana on the ground
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm, Telecon, ASA 200
。。。.(2007-Apr-15, Kofu/Yamanashi)


虫林の知るヒナスミレの発生地では、葉に白い斑が入るフイリヒナスミレといえる個体がしばしば認められる。この株はとても綺麗であるが、花の形が丸く、通常の花とは異なる形態をしているようだ。
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。。フイリヒナスミレ Viola tokubuchiana f. variegata

。。。 Viola tokubuchiana with variegated leaves
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm, Telecon, ASA 200
。。。.(2007-Apr-15, Kofu/Yamanashi)


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<エゾアオイスミレ>

林に中の斜面では多数のエゾアオイスミレを見つけた。今まで見つけた本種は、数株が孤立散在性にみられたが、今回は数十株が杉林の斜面に群生していた。
この花は他のスミレよりもやや薄暗い林内を好むようで、このスミレの生える環境では他のスミレはあまり見られない。

エゾアオイスミレは花に比べて、葉が遅れて出るため、写真の個体のように花ばかりが目立つことが多い。
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。。エゾアオイスミレ Viola collina

。。。 Viola collina found in the forest floor
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm, Telecon, ASA 200
。。。.(2007-Apr-15, Kofu/Yamanashi)

エゾアオイスミレの花は大きく、鮮やかで美しい。
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。。エゾアオイスミレ Viola collina

。。。 Close-up view of a flower of Viola collina
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm, Telecon, ASA 200
。。。.(2007-Apr-15, Kofu/Yamanashi)

シロバナに近いエゾアオイスミレも認めた。
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。。白花に近いエゾアオイスミレ Viola collina

。。。 Nearly white flower of Viola collina o
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm, Telecon, ASA 200
。。。.(2007-Apr-15, Kofu/Yamanashi)

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<イブキスミレ>

小川に近い林の中でイブキスミレの群生を見つけた。
イブキスミレは一見、花の色がタチツボスミレに似ているので、うっかりすると見逃してしまう。しかし、よく見ると花弁の基部に毛があり、葉の形態などからイブキスミレであることは容易に区別できる。

どういうわけか、ゲンジスミレを見つけたときに本種もみることが多い。
気のせいかな?
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。。イブキスミレ Viola mirabilis var. subglabra

。。。 Viola mirabilis found by the stream
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm, Telecon, ASA 200
。。。.(2007-Apr-15, Kofu/Yamanashi)


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<ノジスミレ>

道路脇のアスファルトと土の境界で、大きなノジスミレの株を見つけた。
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。。ノジスミレ Viola yedoensis

。。。 Viola yedoensis found on the road
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm, Telecon, ASA 200
。。。.(2007-Apr-15, Kofu/Yamanashi)


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。。アカネスミレ Viola phalacrocarpa

。。。 Viola phalacrocarpa with many flowers found on the road
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm, Telecon, ASA 200
。。。.(2007-Apr-15, Kofu/Yamanashi)


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本日、最も嬉しかったのはゲンジスミレの自生地を見つけたことだ。
これから毎年、ここを訪れることになるだろう。
by tyu-rinkazan | 2007-04-17 23:31 | ■野花 | Comments(12)

20070414 春のチョウとカミキリムシ (山梨県北杜市)

今日は素晴らしい天気になった。
NHKの朝の連ドラ「どんど晴れ」を見た後、いつものように散歩に出かけた。

ギフチョウは先週撮影したし、さてどこに行こうかな?
そうだ明野方面に行ってみよう。もしかしたら、クリストフコトラカミキリを見ることが出来るかも-------。
まあ、天気も良いことだし、とにかく行ってみよう。

まず武田の杜の駐車場から甲府盆地の写真を撮影した。
甲府市街の向こうに御坂山地、南アルプス、そして富士山が一望だ。
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。。甲府盆地と富士山 Kofu basin and Mt.Fuji

。。。 View from the top of the hill
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm, Telecon, ASA 200
。。。.(2007-Apr-14, Kofu/Yamanashi)


途中、桜が咲いていたので、虫の目レンズでビロウドツリアブの撮影を試みていたが、後で見ると、偶然ではあるが、なかなか幻想的な写真になった。
まあ、ご愛嬌という事でご覧願いたい。
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。。桜とビロウドツリアブ

。。。 Cherry blossom and Fly
。。。.Ricoh Caplio GX-8, gyorome-8, ASA 100
。。。.(2007-Apr-15, Kofu/Yamanashi)


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桜でビロウドツリアブなどと戯れていたら、突然、ウスバアゲハ(ウスバシロチョウ)が現れた。
なかなか静止してくれなかったが、やっと地面に止まった。
ウスバアゲハは初見なので、記録として撮影した。かなり早い記録なのでは----
ウスバアゲハの名前にはまだ違和感がある。本をみると和名ばかりか学名まで変わっているようだ。
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。。初見:ウスバアゲハ Parnassius citrinarius (The Glacial Parnassius)

。。。 First look of Glacial parnassius resting on the ground
。。。.Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-Apr-15, Kofu/Yamanashi)


実は今年はまだ撮影していなかったものにコツバメがある。
山の中の小川に程近い開けた日溜りにはコツバメが日光浴をしていることが多い。
そんな場所を意識して訪れたところ、足元からやや青黒い小型のシジミチョウが飛び立った。スピードが速く目で追うのが難しい。
コツバメだ-----。

コツバメの写真は地面あるいは枝でテリ張りしているものが多いが、花にも結構来る。
キブシの花や桜の花でコツバメの訪問を認めた。
特にキブシの花では数頭が同時に訪れていた。
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。。コツバメ Collophrys ferrea

。。。 A Collophrys ferrea feeding at tree flowers
。。。.Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-Apr-14, Akeno/Yamanashi)


コツバメを観察すると、静止した時に体を横に傾ける。この習性はタカネヒカゲで有名だが、コツバメの場合は太陽光線を十分に翅や体に浴びるために横に傾けるらしい。したがって、気温が低いときにこの体勢をとる。
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。。。。。。。。。。。石の上で体を横に傾け日光浴をするコツバメ Collophrys ferrea

。。。 A Collophrys ferrea sideways on to the sun to expose the maximum wing.
。。。.Ricoh GR-D, ASA 100
。。。.(2007-Apr-15, Kofu/Yamanashi)


この個体はかなりノンビリ君なので、虫の目レンズでも撮影してみた。
こうして拡大してみると、コツバメというチョウは春のチョウらしく体が長い毛で覆われている事が分かる。見ているだけで暖かそうに見えるではないか。
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。。コツバメの虫の目拡大像 Collophrys ferrea

。。。 Insect-eye image of Collophrys ferrea basking on the ground.
。。。.Ricoh Caplio GX-8, gyorome, ASA 100
。。。.(2007-Apr-15, Kofu/Yamanashi)


コツバメの開翅は聞いたことがない。したがって、翅表を見たい場合は飛翔写真になる。
コツバメの飛翔は結構速いが、テリ張りをしているときは、他のチョウ達と同様で、出撃しても元いた場所に戻るようだ。何とか撮影できたが、大きくトリミングしてこの程度だ。
まあ、宿題にしておこうと思う。
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。。飛翔するコツバメ Collophrys ferrea

。。。 Flying Collophrys ferrea
。。。.Ricoh Caplio GX-8, gyorome, ASA 100
。。。.(2007-Apr-15, Kofu/Yamanashi)


汗をかいたので、切り株に座ってタオルで顔を拭いていると、目の前にかなりぼろぼろのヒオドシチョウが舞い降りた。細い枝に静止したところをそっと虫の目レンズで撮影した。
できた写真を見て思わず顔がほころんだ。一見、飛翔写真にみえるのだ。
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。。飛翔写真風ヒオドシチョウ Nymphalis xanthomelas japonica

。。。 Pseudo-flying image of Large Tortoiseshell
。。。.Ricoh Caplio GX-8, gyorome-8, ASA 100
。。。.(2007-Apr-14, Akeno/Yamanashi)


2頭のタテハが入り乱れて飛んできて、目の前に静止した。
見ると、シータテハとキタテハではないか。異種間のこのような求愛行動は稀ではなさそうだが、このキタテハのオスは執拗にシータテハにくっついていた。
チョウのストーカーかな?
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。。シータテハ(Comma)とキタテハ (Chinese comma)の求愛行動

。。。Comma and Chinese comma
。。。.Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 100
。。。.(2007-Apr-14, Akeno/Yamanashi)


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数年前にここでクリストフコトラカミキリを発見したのだが、その後、お目にかかっていない。伐採地の斜面を行ったり来たりして、やっと一頭のクリストフコトラカミキリをミズナラの材上で見つけた。
良かった------。

クリストフコトラは気温が高いとかなり敏速に材木上を走り回る。
しかし、まだ時期的に早いのか気温が低いのかわからないが、あまり動く様子がない。
しめた、そこで虫の目レンズのついたGX-8を取り出し、何枚かの写真を撮影することができた。この写真が本日もっと撮りたかったの写像なのだ。
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。。クリストフコトラカミキリ Plagionotus christophi

。。。 P. christophi resting on a log
。。。.Ricoh Caplio GX-8, gyorome-8, ASA 100
。。。.(2007-Apr-14, Akeno/Yamanashi)


クリストフコトラカミキリは北海道から九州まで広く産する。5月の東北地方や北関東の一部ではかなり多いが、分布は少し局地的でそうやたらと見ることのできるカミキリではない。
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。。クリストフコトラカミキリ Plagionotus christophi

。。。 P. christophi resting on a log
。。。.Ricoh Caplio GX-8, gyorome-8, ASA 100
。。。.(2007-Apr-14, Akeno/Yamanashi)


虫林は結構ながいあいだ「カミキリ屋」だった。
カミキリ屋はこの時期、カエデの花をすくってカミキリを採集するのが恒例である。
ネットを捨てた今でも、カエデの花を見ると、毎年恒例であった「カエデの花すくい」を思い出す。
三つ子の魂、100までである。

桜の花を見ていたら、そこにミヤマルリハナカミキリを2頭みつけた。
ミヤマルリハナカミキリはかなり珍しいカミキリムシで、この時期、カエデの花や桜の花に集まる。
早春に発生するカミキリで、人気が高く、以前は春になると、ヤマトシロオビトラカミキリとこのカミキリムシを狙って、高尾山や奥多摩を徘徊したことを思い出す。
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。。ミヤマルリハナカミキリ Kanekoa azumensis

。。。 Insect-eye image of Kanekoa azumensis feeding at cherry blossom.
。。。.Ricoh Caplio GX-8, gyorome-8, ASA 100
。。。.(2007-Apr-15, Kofu/Yamanashi)


ゆっくり見てみると、カエデの花でツヤケシハナカミキリを見つけた。
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。。ツヤケシハナカミキリ Anastrangalia scotodes scotodes

。。。 Insect-eye image of Anastrangalia scotodes scotodes feeding at the maple flower.
。。。.Ricoh Caplio GX-8, gyorome-8, ASA 100
。。。.(2007-Apr-14, Akeno/Yamanashi)


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この時期、散歩するとかなりの種類を撮影できる。
今週末も日記は2部作でいく。

また後ほどアップするのはスミレ三昧2であるが、今回は内容が濃い。
乞うご期待を------。
by tyu-rinkazan | 2007-04-15 19:58 | ▣シータテハ | Comments(30)

20070408-2 スミレ三昧 (富士山麓)

春になるとスミレの仲間が一斉に咲く。
虫林はこのスミレの花が好きで、春のチョウのついでに、否、スミレのついでに春のチョウを撮影したりしている。

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<スミレでの吸蜜>
スミレの花の後ろには「距」という長く延びたポケットにような部分があり、この中に蜜腺がある。すなわち、距の中に届く昆虫が蜜を手に入れることができるのだ。チョウの場合、ストローを伸ばして、距の中の蜜を吸うことが可能であるが、多くの場合、もっと吸おうと、花の中に頭を入れてストローを伸ばすみたいだ。

下の写真はスミレの花に静止したギフチョウであるが、左ではストローは伸びていない。右では頭を花の中に入れている。スミレでは、基本的には頭を花の中に入れて蜜を吸うみたいだ。
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。。タチツボスミレで吸蜜するギフチョウLuehdorfia japonica (The Luehdorfia)

。。。 The Luehdorfia feeding at followers of Viola grypoceras
。。。.Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 100
。。。.(2007-Apr-07, border between Yamanashi and Shizuoka)

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ギフチョウの撮影をお昼で切り上げて、富士山麓にキスミレを見に行くことにした。
キスミレの分布は富士山と阿蘇山という2大火山の周辺に多く、他では数が少ないものとされている。

探し始めてすぐに見つかった。
今年も会えてよかった。
キスミレは群生しないで、孤立散在性に咲くので、注意しないと見落としてしまう。
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。。キスミレ Viola orientalis

。。。 Beautiful yellow flowers of V. orientalis found in the forest floor..
。。。.Pentax K100D, Pentax D-FA 10-17mm, ASA200
。。。.(2007-Apr-08, Base of Mt. Fuji)

d0090322_20294385.jpg
。。キスミレ Viola orientalis

。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm, ASA100
。。。.(2007-Apr-08, Base of Mt. Fuji)

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。。キスミレの拡大 Viola orientalis

。。。 Close-up view of a flower of V. orientalis.
。。。.Ricoh GX8, gyorome-8, ASA 100
。。。.(2007-Apr-08, Base of Mt. Fuji)


道の脇で多くの花を付けたタチツボスミレを見つけた。
d0090322_20301020.jpg
。。多くの花を付けたタチツボスミレ Viola grypoceras

。。。 V. grypoceras with many flowers.
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm, ASA100
。。。.(2007-Apr-08, border between Yamanashi and Shizuoka)


多数のタチツボスミレの中に、オトメスミレやシロバナタチツボスミレまで行かないが、
かなり白化の進んだ個体を見ることができた。
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。。不完全白化したタチツボスミレ Viola grypoceras

。。。 V. grypoceras with incomplete .white change
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 10-17mm, ASA100
。。。.(2007-Apr-08, Base of Mt. Fuji)


ギフチョウポイントの林には、ナガバノスミレサイシンが多い。
この花は、やや薄暗い場所を好むようで、林内にポツポツと咲いている。
d0090322_20323483.jpg
。。ナガバノスミレサイシン Viola bisseti

。。。 Fowers of V. bisseti found in the forest floor
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm, ASA100
。。。.(2007-Apr-08, border between Yamanashi and Shizuoka)


キスミレの咲く林には、小さなスミレのフモトスミレも認められた。フモトスミレは虫林の好きなスミレの一つで、山梨県ではかなりその分布は局地的だ。
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。。フモトスミレ Viola siebold

。。。 Flowers of V. bisseti found in the forest floor
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm, ASA100
。。。.(2007-Apr-08, Base of Mt. Fuji)


エイザンスミレの花は白から赤まで色々だが、下の写真のようにほんのり赤が載った程度のものが上品で好きだ。
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。。エイザンスミレ Viola enzanensis

。。。 Flowers of V. enzanensis
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm, ASA100
。。。.(2007-Apr-08, Base of Mt. Fuji)



コスミレの花を見つけた。
撮影して絵になる個体で、とても綺麗だ。
d0090322_20331258.jpg
。。コスミレ Viola japonica

。。。 Flowers of V. japonia
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm, ASA100
。。。.(2007-Apr-08, Base of Mt. Fuji)


さらに虫の目レンズで花を拡大してみた。
d0090322_20332481.jpg
。。<拡大:コスミレ Viola japonica

。。。 Insect-eye image of a flower of V. japonia
。。。. Ricoh GX8, Gyorome-8, ASA100
。。。.(2007-Apr-08, Base of Mt. Fuji)


林道脇でサクラソウの仲間を見つけた。よく見ると数は多くないもののポツポツと生えている。虫林はサクラソウの仲間も好きだ。
はじめはサクラソウかと思ったが、葉が明らかに異なる。
コイワサクラにしては背が高いし、葉に毛も無い。
一応、シナノコザクラが最も近いようだ。
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。。。。。。。。。。。。シナノコザクラ Primura tosaensis var. brachycarpa

。。。。。。。。。。。。 A flower of Primura tosaensis was found by the pass.
。。。。。。。。。。。。。 Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm, ASA100
。。。。。。。。。。。。。 (2007-Apr-08, border between Yamanashi and Shizuoka)
by tyu-rinkazan | 2007-04-10 21:07 | ■野花 | Comments(24)

20070408-1 ギフチョウ三昧(富士川流域)

今年はすでに多くのブログ仲間が春の女神:ギフチョウを撮影している。
今まで色々なことがあって、ギフチョウ撮影になかなか行くことが出来なかったが、この週末はやっとゆっくりと会うことができた。

やはり、ギフチョウは素晴らしい-------。

時は春、山桜のピンクから白の優しい色合いが、山を彩っている。
春爛漫である。
d0090322_20421753.jpg
。。春の山

。。。Landscape of mountain in the full of spring
。。。 (2007-Apr-07, border between Yamanashi and Shizuoka)


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現地に到着すると、「ギフチョウを守る会」の方たちの中に、見覚えのある御夫婦とお会いした。
以前に、ここでギフチョウを撮影した時に、ご親切に色々教えていただいた方である。
ご挨拶して、再会を喜んだ。

しばらく様子を見た後、以前お会いした時に教えていただいたモミジイチゴのポイントでねばってみることにした。杉林の中は薄暗く、林床にはギフチョウの食草である「ランヨウアオイ」を所々に見る。
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。。林と食草(ランヨウアオイ) Forest and Food plant (Asarum blumei?)

。。。 (2007-Apr-07, border between Yamanashi and Shizuoka)


モミジイチゴポイントは森林中の少し開けた場所で、いわゆる日溜り的な場所だ。そこにはモミジイチゴの花が多い。待っていると、ギフチョウが三々五々に訪れてくれるが、花で吸密する個体は見られず、日光浴とテリ張りをしているみたいだ。

しばらく観察していると、ギフチョウたちが静止する部位は半径1m以内のある特定の場所であることがわかった。そこで、あらかじめその場所の近くに寝ていて(死んだ振りして)、ギフチョウが静止した時に、おもむろに撮影すれば良い。うふふ-----。
実際、この方法はレイジーな虫林には最も似合った撮影法だと思う。
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。。。。。。。。草に静止するギフチョウの広角像Luehdorfia japonica (The Luehdorfia)

。。。。。。。。。 Wide-angle view of the Luehdorfia busking on the grass.
。。。。。。。。。。Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm FISHEYE, ASA 100
。。。。。。。。。。(2007-Apr-08, border between Yamanashi and Shizuoka)


d0090322_20482100.jpg
。。草に静止するギフチョウLuehdorfia japonica (The Luehdorfia)

。。。 Close-up view of the Luehdorfia resting on the grass
。。。Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 100, (2008-Apr-07, border between Yamanashi and Shizuoka)

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。。側面からのギフチョウLuehdorfia japonica (The Luehdorfia)

。。。 Side- view of the Luehdorfia resting on the branch
。。。Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 100, (2008-Apr-07, border between Yamanashi and Shizuoka)


林道脇にはタチツボスミレなどのスミレ類が多く、また周囲の樹林の林床にも群生している。午前から午後にかけて日の動きに合わせて、ギフチョウたちが訪花する花が違ってくる。
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。。タチツボスミレで吸蜜するギフチョウLuehdorfia japonica (The Luehdorfia)

。。。 The Luehdorfia feeding at followers of Viola grypoceras.
。。。Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 100, (2007-Apr-07, border between Yamanashi and Shizuoka)


ギフチョウの吸蜜はタチツボスミレに静止した後に花の中に頭を入れて行う。
この習性は何度も見ることが出来た。
スミレには距という構造があり、この構造がチョウにこのような姿勢を強いることになるのだと思われる。
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。。タチツボスミレで吸蜜するギフチョウLuehdorfia japonica (The Luehdorfia)

。。。 The Luehdorfia feeding at followers of Viola grypoceras.
。。。Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 100, (2007-Apr-07, border between Yamanashi and Shizuoka)


この日溜りに座っていると、ギフチョウはある一定の場所を旋回する時がある。
そんな時に、持っていた魚眼にテレコンX1.4をかませて、飛翔写真に挑戦してみた。
トリミングすると何とか見ることができる写真になったように思う。
バックが暗い林になるので、シャッター速度の維持がやや難しい。
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。。飛翔するギフチョウLuehdorfia japonica (The Luehdorfia)

。。。。Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm FISHEYE, ASA 100
。。。。(2007-Apr-08, border between Yamanashi and Shizuoka)


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タンポポにスジグロシロチョウが訪れていた。
すこし様子を見てみると、かなり熱心に吸蜜しているみたいだ。
そこで、虫の目レンズで撮影してみることにした。
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。。タンポポで吸蜜スジグロシロチョウPieris melete

。。。An insect-eye view of Pieris melete feeding at dandelion.
。。。Ricoh GX8, gyorome-8, ASA 100, (2007-Apr-07, border between Yamanashi and Shizuoka)


虫の目レンズで拡大してみると、チョウの目がギョロメにみえる。虫の目レンズの名前のgyoromeはここから来ているのかもしれない。
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。。タンポポで吸蜜スジグロシロチョウPieris melete

。。。An insect-eye view of Pieris melete feeding at dandelion.
。。。Ricoh GX8, gyorome-8, ASA 100, (2007-Apr-07, border between Yamanashi and Shizuoka)


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道路脇でチラチラと飛ぶやや暗いブルーを見つけた。スギタニルリシジミだ!
スギタニは路上に静止したので、そっと近づき「虫の目レンズ」で撮影。
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。。地面でミネラルを摂るスギタニルリシジミThe Sugitani’s Hedge Blue

。。。An insect-eye view of Sugitani’s Hedge Blue on the moist ground for mineral salts
。。。Ricoh GX8, gyorome-8, ASA 100, (2007-Apr-07, border between Yamanashi and Shizuoka)


別な個体だが、しばらく見ていたら羽を半開翅いた。
どうも古い個体のようで、翅が破損しているのが残念だ。
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。。スギタニルリシジミの半開翅The Sugitani’s Hedge Blue

。。。 Sugitani’s Hedge Blue on the moist ground with the wings semi-open
。。。Ricoh GX8, gyorome-8, ASA 100, (2007-Apr-07, border between Yamanashi and Shizuoka)


スギタニルリシジミをはじめ、なかなか開翅しないチョウの翅表を撮影するには、飛翔写真を撮るしかない。本日は広角ズームに1.4倍のリアコンを付けて撮影してみた。
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。。スギタニルリシジミの飛翔 Flying the Sugitani’s Hedge Blue

。。。。Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm FISHEYE, ASA 100
。。。。(2007-Apr-08, border between Yamanashi and Shizuoka)


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毎年、春にはこのギフチョウに会うのが楽しみだ。

今年は虫林の知る富士川のポイントは、まだ発生初期のようで、数も昨年に比較して少ないようだ。周りのスギ林が成長しすぎたためかどうかはわからないが、食草も少なくなってきた感じがする。

今週末のブログはチョウとスミレの2部にする。
スミレ編をお楽しみに-----------。
by tyu-rinkazan | 2007-04-08 21:06 | ▣ギフ | Comments(25)

20070403 武漢のチョウ達(中華人民共和国湖北省武漢市)

武漢に来て初めて良い天気になったが、今日は朝から合同学術集会開催に関する会議である。まあ、こちらが今回の旅の主目的なので集中しなければならない。

----------と思うだろうが、会議が午後2時過ぎで終了した。ウーム、夕食のための集合時間である午後6時までの間に少しの時間があるのだ。

会議終了後、ホテルに戻り、すばやく着替えを済ませてから、昨日訪れた○×森林公園を訪れてみることにした。そこまでは、タクシーでも40分ほどかかり、帰る時間も考慮すると、現地で観察できる時間は正味1時間強ほどしかないのだ。いや~、忙しい--------。

ホテルの前でタクシーを捕まえ、行き先をいって乗った(地図で目的の場所を指しただけ)。
虫林は知らない国ではタクシーに乗るとき、いつも地図で道を確認している。
このタクシー運転手は虫林がわからないと思ったらしく明らかに遠回りをしているみたいだ。いちおう英語でクレームをつけたが、全くこの忙しいときになんて奴だ-----。

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森林公園に到着するとすぐに階段を登った。ヒーヒーゼーゼーとあえぎながら丘の上の広場に出た。ここは開けた草地になっていて、花も多い。

疲れたので広場の階段に腰かけて、汗を拭きながら後ろを振り向いたときに、息を呑んだ。
武漢の町が林の向こうに一望できるではないか。ここがこんなに良い眺望だとは今まで知らなかった。
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。。丘の上から望む武漢

。。。A distant view of Wuhan from the top of the hill.
。。。 (2007-Apr-03, Wuhan/China)


みると数匹のアゲハチョウが飛んでいる。虫林のあせる気持ちを知らずに、アゲハたちは次々と現れるがなかなか静止してくれない。どうやらここはアゲハの集まる稜線になっているようだ。

しばらく見ていると、虫林の気持ちが通じたのであろうか、元気なアゲハ君達は葉の上や土の上に静止してくれた。みたところ、日本のアゲハの春型と変わりないようだが、異国の地でアゲハの春型をみるとどうも不思議な気がするのだ。

丁度、背景に東湖が遠望できる位置に2匹が静止した。これはチャンスとゆっくり近づき、縦位置で撮影した。もうちょっと寄りたいところだったが、知らずに枝を揺らしてしまい、チョウたちは飛び立ってしまった。まあ、背景の広がりはこの位が気持ち良いだろう。
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。。。。。。。。武漢のアゲハチョウ Papillio xuthus (Chinese Swallowtail)

。。。。。。。。。A wide-angle view of two Chinese swallow-tails basking on the leaves.
。。。。。。。。。Pentax K10D, Pentax DA 18-55mm, ASA 100, (2007-Apr-03, Wuhan/China)


その後、アゲハたちは次々と出現し、求愛行動などもしばしばみることができた。
下の写真の時も求愛の飛翔行動と思われたが、交尾までには至っていない。
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。。飛翔するアゲハPapillio xuthus (Chinese Swallowtail)

。。。Flying Chinese swallow-tails.
。。。Pentax K10D, Pentax DA 18-55mm, ASA 100, (2007-Apr-03, Wuhan/China)


アゲハチョウは沢山咲いているカキドオシに似た花に吸密に訪れていた。小さな花だと吸蜜時間が短くて、ゆっくりとは撮影させてもらえない。こんな時、シグマの70-300mmは比較的楽にアップの写真を可能にしてくれるのであり難い。
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。。吸蜜するアゲハPapillio xuthus (Chinese Swallowtail)

。。。 A Chinese swallow-tail feeding at flower.
。。。Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 100, (2007-Apr-03, Wuhan/China)


翅裏の写真が欲しくて、回りこんで横から見た写真も撮影した。
オレンジの紋が発達していて、裏側もとても綺麗だ。
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。。吸蜜するアゲハPapillio xuthus (Chinese Swallowtail)

。。。 A side-view of Chinese swallow-tail feeding at flower.
。。。Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 100, (2007-Apr-03, Wuhan/China)


ここの草原には様々な色の四角い紙が散らばっていた(何の紙なのか皆目検討もつかない)。見ていると、アゲハはその紙の上に静止する行動がしばしば観察された。とくに色々ある中でも、白と青の紙がお好みのようだった。赤や黒などの色には一度も静止しなかった。
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。。四角い白い紙の上に静止するアゲハPapillio xuthus (Chinese Swallowtail)

。。。 A Chinese swallow-tail resting on the square-white paper.
。。。Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 100, (2007-Apr-03, Wuhan/China)


黄色い花の群落にジャコウアゲハの♂が吸蜜に訪れていた。もちろん時期的には春型と呼べる小型の個体だったが、翅表は一様に黒いだけでどうもね-----。
フワフワとゆっくり飛んで、黄色い花にとまり吸蜜してくれるので撮影しやすい。
ジャコウアゲハは裏面をみるとそのどぎつい赤にハッとすることが多い。決して気分の良い赤ではないが、南国的なムードが漂っている。
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。。ジャコウアゲハ Atrophaneura alcinous

。。。 An Atrophaneura alcinous feeding at the yellow-flower.
。。。Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 100, (2007-Apr-03, Wuhan/China)


アゲハチョウの仲間では、クロアゲハやアオスジアゲハなども見ることが出来たが、残念ながら写真は撮影できなかった。

黄色いキンポウゲ科の花に明るいブルーのシジミチョウが訪れていた。ルリシジミなのだろうか、裏面がやけに白い。このシジミチョウはかなり敏感で、すぐに飛び去ってしまった。
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。。ルリシジミHolly blue

。。。 An Atrophaneura alcinous feeding at the yellow-flower.
。。。Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 100, (2007-Apr-03, Wuhan/China)


帰る途中で、このブルーのシジミが翅を半開翅して葉の上に静止していた。回り込んで翅の表面を撮影しようと思ったが、すぐに飛び去ってしまった。ウーム、悔しい-----。
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。。ルリシジミHolly blue

。。。 A Holly blue resting on the leaf with the wings semi-open
。。。Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 100, (2007-Apr-03, Wuhan/China)


まあ、何とか少しでもチョウも撮影できたので、駆け足で丘を降りてきた。
下までくると、カササギ(Magpie)が迎えてくれた。このカササギという鳥は、日本では佐賀県の一部にしかいないが、大陸では良く見る鳥だ。
マグパイよお前はやはり幸運を呼ぶ鳥かもしれないね。
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。。カササギMagpie

。。。 A Magpie resting on the top of the tree in the background of large bildings
。。。Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA 100, (2007-Apr-03, Wuhan/China)


タクシーは有名な景勝地の東湖の横を走った。ノンビリした風景の向こうに武漢中心街のビル群が聳え立っている。
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。。東湖

。。。Bildings in Wuhan beyond the lake.
。。。Pentax K10D, Pentax DA 100mm Macro, ASA 100, (2007-Apr-03, Wuhan/China)

何しろ武漢では道路がすぐに渋滞してしまうので、帰りは気が気ではなかったが、何とか5時半過ぎにはホテルに着くことができた。よかった、よかった。

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今回の中国武漢市の訪問では、天候に恵まれずにきたが、何とか最後に少しだけではあるが、チョウを撮影できてとても嬉しかった。この“少し”はゼロに比較すれば限りなく大きいのだからね--------。

実は本日の朝、大学構内で、我々を乗せた車に自転車が突然ぶつかってきた。当然車が傷ついた。Li教授が車から出て、自転車に乗っていた若い女性に大声を出して怒った。そこにどういうわけか野次馬たちも加わって言い合いになり、20人ほどの人が大声で怒鳴りあっていた。しばらくすると、警察もやってきたが、いつまでも皆が大声で怒鳴っていてらちがあかない。
最後には警察官も興奮してしまい、反対に警察官が野次馬になだめられる一こまもあった。
結局、1時間ほどして解散になったが、その結末はよくわからなかった。
わかったことは、何しろ怒鳴って主張するのが武漢の慣習らしい。

最後に色々と面倒を見ていただいたTongji大学のLi教授と奥様、Li教授の教室に所属する大学院生のフォアンさん、タンさん、チェンさん、本当に有難うございました。
謝々!

明日朝の飛行機で日本に戻る。
再見!
by tyu-rinkazan | 2007-04-05 01:46 | ● China | Comments(17)

20070402 武漢にて3 (中華人民共和国湖北省武漢市)

武漢は「中国のかまど」といわれているが、今日も曇り空で風が強く肌寒い。

朝起きて、1人で朝食をとりながら地図を眺めてみると、○×森林公園という場所を見つけた。
ウーム、なかなかいい名前じゃないか。ホテルのフロントでその場所を尋ねたところ、タクシーで50元(日本円で750円くらい)そこそこで行ける距離だという。
よし、午前中は何も予定が無いので、そこをゆっくり散歩してみよう。

現地にタクシーで到着したが、降りようとしたところ、運転手がここで待つという(多分)。
ここで待ってもらっても困るので、お引きとり願いたいといったのだが、英語が通じない(そりゃそうだよな)。そこで、ホテルのフロントに彼の携帯電話で電話して、中国語と英語が両方できるフロント係りを介して、目の前の運転手と会話し、納得してもらった。
後で聞けば笑い話になるようなことだが、なかなか良いアイデアであったと自分では思っている。

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やっと雑木林の中の道を歩くことができた。
樹相はクロマツと広葉樹からなるが混合林で、このような混合林をあるくとその土地のファウナを理解しやすい。日本とは樹種が似ているが少しづつ異なるようで面白い。
スギは無いようだが、どういうわけか虫林の花粉症の症状が出ている。抗原は何だろうか?
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。。雑木林 Copse

。。。Ricoh GR-D, ASA100 (2007-Apr-02, Wuhan/China)


稜線にでると風が強く寒い。しかし、下草の中にスミレを見つけた。どうやら、マンジュリカ(スミレ)らしい。タチツボスミレが日本を中心に分布するのに対して、マンジュリカは大陸を中心に分布するのだ。マンジュリカの名前が満州に語源があることでもわかるだろう。
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。。中国のマンジュリカ(スミレ) Viola mandshurica of China

。。。 A Viola mandshurica found on the brow of a hill
。。。 (2007-Apr-02, Wuhan/China)


花の正面、側面、葉の拡大写真。花は濃い紫色で、花弁基部に毛をもち、距は少し長く、どこから見てもマンジュリカ(スミレ)である。

マンジュリカは数も少なく、この稜線にだけ見られた。他のスミレも探したが、見つけることはできなかった。日本でこの時期に同じような場所には、スミレ類が群落を形成して今を盛りと咲いているに違いない。こうしてみると、日本は「スミレ天国」であることが再認識させられる。
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。。中国のマンジュリカ(スミレ) Viola mandshurica

。。。 Frontal view, Side view, Leaves
。。。 (2007-Apr-02, Wuhan/China)


天候のせいもあるが、昆虫を見つけることができない。しばらく歩いて、やっと見つけた甲虫が、日本でも普通にいるウリハムシだった。
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。。ウリハムシAulacophora femoralis (Motschulsky) (cucurbit leaf beetle)

。。。 Mating Aulacophora femoralis
。。。 (2007-Apr-02, Wuhan/China)


さらにカキドオシに良く似た花もあった。
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。。カキドオシに似た花

。。。A flower similar to ground ivy
。。。Pentax K10D, Pentas DA 100mm Macro, ASA100 (2007-Apr-02, Wuhan/China)


大きなノバラの花を見つけた。
はじめ斜面にこの花を見つけたときは、白いクレマチスかと思った。
野生のバラだとすれば、すごく綺麗だ。
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。。野バラ Wild rose

。。。A beautiful wild rose found on a slope .
。。。Pentax K10D, Pentas DA 100mm Macro, ASA100 (2007-Apr-02, Wuhan/China)


クサボケに似た白い花。日本のクサボケは橙色であるが、ここでは白い。
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。。クサボケDwarf quinceに似た花

。。。This flowers similar to Dwarf quince in Japan .
。。。Pentax K10D, Pentas DA 100mm Macro, ASA100 (2007-Apr-02, Wuhan/China)


稜線で見つけた斜めの木。風が右から左にいかに強く吹くのかわかるだろう。
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。。稜線の斜めの木

。。。The woods being in an oblique deposition due to strong wind from right to left
。。。Pentax K10D, Pentas DA 100mm Macro, ASA100 (2007-Apr-02, Wuhan/China)


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森林公園を早々に抜けて、山側にでると、綺麗なお寺があった。そこで、そのお寺のトイレを貸していただくことにした。虫林は消化器が弱いほうではないが、旅行3日目くらいで下痢気味になることが多い。

トイレにいったところ先客が入っていて驚いた。ここではトイレはただの溝の上にまたがって用を足す。覆いがすこしあるが、写真のような具合なので、文字通り「頭隠して尻隠さず」状態になるのだ。
実際、使用してみると後ろの方がスースーして落ち着かない。
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。。山の寺(右下がトイレ) Temple (under-right: toilet)

。。。Ricoh GR-D, ASA100 (2007-Apr-02, Wuhan/China)


綺麗なドアノブがあったので、思わず撮影してしまった。
お寺の傍にはお店があり、現地の人が大声で話し合っていた。まるで怒っているようにみえるが、そうではないみたいだ。
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。。ドアノブdoor knob と店 shop

。。。(2007-Apr-02, Wuhan/China)


下町のラーメン屋に入り、昼食を食べた。写真のように数種類の麺が用意されてあり、その中から好きな麺を選べる。味はラーメンというよりはウドンに近いような気がした。
そのとき同時に食べた水餃子がニラが一杯で◎。餃子は北のものらしいが、ここでも実に旨い。
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。。下町のラーメン店

。。。The noodle shop in downtown
。。。Ricoh GR-D, ASA100 (2007-Apr-02, Wuhan/China)

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今回は残念ながら蝶の姿を写真におさめる事は難しいみたいである。
まあ、それが目的で来たのではないので、自然の中をゆっくりと歩けただけでよいのだろうと思う。
by tyu-rinkazan | 2007-04-03 04:45 | ● China | Comments(10)

20070401 武漢にて2 (中華人民共和国湖北省武漢)

オ~フリーダム、オ~フリーダム、オーバー ミー♪
今日は自由だ!
さて、どこへ行こうかな~と窓のカーテンを開けると----------雨が降っているではないか。
そんなはずでは--------。ヤフーの「世界のお天気」では中国の武漢は「晴れ」だったじゃないか。

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それでも気を取り直して、近くの公園まで出かけてみることにした。
そこは「中山公園」というありふれた名前の場所で、雨の中を車を押す人がいた。
赤い帽子がなかなか良いコントラストなので写真を撮影したが、バックに邪魔な車が写ってしまった。
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。。

。。。Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA100 (2007-Apr-01, Wuhan/China)


あれ! 上から何か降ってくる-------雪かな?
よく見ると何かの種のようだ。
その元はすぐにわかった。スズカケノキ(プラタナス)の実がはじけて中の種が飛んでいるのだ。武漢ではスズカケノキが街路樹や公園で非常に多く、この時期、綿毛のついた種がまるで雪が舞う様の落ちてくる。道路の上などもこれで覆われてしまうみたいだ。
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。。スズカケノキ Platanus orientalis

。。。 The branches laden with rupturing fruit.
。。。.Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA100 (2007-Apr-01, Wuhan/China)


相変わらず雨が降ったりやんだりしており、蝶は絶望的だ。
そこで、もしかしたら虫林の好きなスミレでもないかと探してみた。

スミレは少ないようで、なかなか見つからなかったが、やっと背が高い日本のエゾタチツボスミレに良く似たスミレを見つけることができた。

日本でよく見るタチツボスミレは全く見ることができなかった。そういえば、タチツボスミレは日本に重点的に分布し、日本以外では朝鮮半島の島に僅かに見られるに過ぎないのだ。
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。。エゾノタチツボスミレ類似種 Viola acuminata

。。。 The viola found in Wuhan resembling with Japanese Viola acuminata
。。。.Pentax K10D, Pentax-DA 100mm Macro, ASA100 (2007-Apr-01, Wuhan/China)


姿や形はエゾタチツボスミレに非常に良く似ているが、花の中心部が緑色が大きく入るところが異なるようだ。また花弁基部の毛も少ない。
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。。エゾノタチツボスミレ類似種  Viola acuminata

。。。 The viola found in Wuhan resembling with Japanese Viola acuminata
。。。.Pentax K10D, Pentax-DA 100mm Macro, ASA100 (2007-Apr-01, Wuhan/China)


池に1羽のオシドリを見つけた。なんと無く懐かしくて写真を撮ってしまった。
見たところ、日本にオシドリとあまり変わり無いように思う。
ところで、日本ではよく仲の良い夫婦に「オシドリ夫婦」という言葉を使うが、オシドリはどうやらよくパートナーを変えることがあるそうだ。
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。。オシドリMandarin Duck

。。。 Mandarin Duck resting on the branch in the pond.
。。。.Pentax K10D, Sigma 70-300mm, ASA100 (2007-Apr-01, Wuhan/China)

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早々に切り上げて、ホテルに戻る。
まだ時間があるので、また下町散歩をすることにした。

小さな市場みたいなところに入ってみる。
ここには野菜などとともに、肉や魚などが所狭しと並んでいる。
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。。市場の中

。。。 Inside view of the market
。。。.Pentax K10D, Pentax-DA 100mm Macro, ASA100 (2007-Apr-01, Wuhan/China)


揚子江や湖でとれる淡水魚が並んでいた。とくに名物は湖で獲れる武昌魚(草魚)らしい。雷魚もあったが、この魚は英名をsnake headという。申し訳ないが、かなり気持ち悪い。
また、中国ではカエルのことを田鶏と呼ぶらしい。さすが、昔からこれを食用としてきた歴史があるのだ。
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。。草魚、雷魚、スッポン、カエル

。。。Grass Carp, Snakehead, Chinese softshell turtle , Frog
。。。Pentax K10D, Pentax-DA 100mm Macro, ASA400 (2007-Apr-01, Wuhan/China)


高層ビルの立ち並ぶ武漢であるが、一歩、脇道に入ると、乱雑なアジアンムードの雰囲気がそこかしこから臭ってくる。
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。。アパートの下で休む老人達

。。。 Old flat and Old persons with a peaceful atmosphere
。。。.Pentax K10D, Pentax-DA 100mm Macro, ASA100 (2007-Apr-01, Wuhan/China)

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。。下町のラーメン屋

。。。 Noodle shop in downtown
。。。.Pentax K10D, Pentax-DA 100mm Macro, ASA100 (2007-Apr-01, Wuhan/China)

路上で中国将棋を楽しむ人がいた。
虫林はしばらく見ていたが、残念ながらルールを理解することは出来なかった。
なかなか面白いものだ。
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。。中国将棋

。。。Playing Chinese chess on the road
。。。Pentax K10D, Pentax-DA 100mm Macro, ASA100 (2007-Apr-01, Wuhan/China)

路上には色々な物売りがいる。
写真のこちらを向いている人は、似顔絵を書くらしいが、見本をみると到底頼む気になれなかった。
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。。路上の似顔絵画家

。。。 Portrait painter on the road
。。。.Pentax K10D, Pentax-DA 100mm Macro, ASA100 (2007-Apr-01, Wuhan/China)

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世界自然基金会というところが世界の川の中で、自然破壊の深刻な川、ワースト10を発表した。アジアの河川では、長江やザール温江、インダス川、ガンジス川、メコン川が深刻で、その他の5本はドナウ河、リオグランデ川、ラプラタ川、ナイル川、墨累河があげられている。

虫林は名前の挙がっている河川のうち、長江、ドナウ川、ラプラタ川を見たことがある。いずれも海のような大きな川で、汚染されているのが認識し難い。どうか長江がこれ以上汚染されないことを祈るばかりだ。
by tyu-rinkazan | 2007-04-01 23:37 | ● China | Comments(16)