NATURE DIARY

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20070623 本州のオオウラギンヒョウモン (山口県)

ヒヌマイトトンボを観察して、ホテルに戻ったのが朝の10時。山口宇部空港からの飛行機の出発時間は午後2時30分。------ウーム、今回もタイトだ。
急いでレンタカーを借りに、日産レンタカー宇部店にいったところ、誰もお店にいない。電話で聞いてみると、「配車に出ているので少しお待ちください」という。さらに聞いてみると、「今、お貸しできる車がありません」ときた。オーマイガット!

そこで、タクシーでトヨタレンタカーまで行くと、今度はすぐに借りることができた。
このごたごたで少し遅れたので、このまま順調に現地に到着できたとして、現地での滞在時間は1時間強、そこから直接に空港に向かえば飛行機の出発時間に間に合うだろう。特割りチケットなので、遅れるとダメージが大きい。

昨年秋に山口県を訪れた時にも、オオウラギンヒョウモン♀を撮影した(既にボロボロだったけどね)。今回は6月下旬ということで、もし出現していたとしても多分、♂だろうか------というような期待を胸に一路車を発生地まで走らせた。

広い草原は昨年と同様に温かく虫林を迎えてくれた。
空には厚い雲がかかっているが、部分的に青空が見えている。
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。。オオウラギンヒョウモンが棲む草原

。。。This grassland is the habitat of Fabriciana nerippe
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm Fisheye, X1.4 Telecon , ASA100
。。。.(2007-June-23, Yamaguchi)

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昨年、オオウラギンに出会ったポイントに車を停車し、草原の中の小道を歩いた。歩き始めて10分ほどで、眼前20mくらい先でヒョウモンの仲間が飛んだ。オオウラギンに違いない!
飛び去るこのヒョウモンチョウを追いかけたがすぐに見失ってしまった。でも、オオウラギン(らしき蝶)を見ることが出来たのは嬉しい。時期的に早いかもしれないと思ったが、すでに発生していたのだ。

§飛翔§

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。。飛翔するオオウラギンヒョウモン Fabriciana nerippe

。。。 A male of Fabriciana nerippe flying in the background of grassland.
。。。. Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm Fisheye, X1.4 Telecon , ASA100
。。。.(2007-June-23, Yamaguchi)


§静止§
さらに歩いていくと、アザミが咲いている場所にでた。晴れていればこんな場所がオオウラギンのレストランになるのだがなあ-----などと思いながら、ふとみると横の葉の上になんとオオウラギンヒョウモン様が鎮座しているではないか。

高鳴る胸の鼓動を抑えながらそっと近づき、近接撮影に成功した。
みると、まだ新鮮なオスのようである。後翅辺縁に並ぶハートマークが本種であることを物語っている。
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。。静止するオオウラギンヒョウモン Fabriciana nerippe

。。。 A male of Fabriciana nerippe resting on the grass leaf with the wings opened.
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-June-23, Yamaguchi)


さらに、GR-Dにワイコンを装着して、縦位置での広角写真を撮影した。
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。。。。。。。。。。広角:静止するオオウラギンヒョウモン Fabriciana nerippe

。。。。。。。。。。。 A male of Fabriciana nerippe resting on the grass leaf
。。。。。。。。。。。.Ricoh DR-D, GW1, ASA100
。。。。。。。。。。。.(2007-June-23, Yamaguchi)


§吸蜜§
オオウラギンヒョウモンは草原のアザミの花が大好きなようで、周りに咲いているヒメジオンに目もくれず(少しはくれていたみたいだが)、アザミの花に吸蜜にやってきた。吸蜜時間は数分くらいだろうか。

草原をバックにアザミに吸蜜するオオウラギンヒョウモン。何とステレオタイプな写真だろうか。しかし、これこそがこのオオウラギンヒョウモンの特徴を表していると思う。
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。。アザミで吸蜜するオオウラギンヒョウモン Fabriciana nerippe

。。。 A male of Fabriciana nerippe feeding at thistle
。。。.Pentax K10D, Pentax DA 10-17mm, X1.4 Telecon ASA100, ASA100
。。。.(2007-June-23, Yamaguchi)


さらに少しアップにして撮影してみた。やはり新鮮なオスのようである。
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。。アザミで吸蜜するオオウラギンヒョウモン Fabriciana nerippe

。。。 A male of Fabriciana nerippe feeding at thistle
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-June-23, Yamaguchi)


翅裏が見える写真が撮影したかったが、なかなかうまく撮影できなかった。この写真は何とか一瞬、翅を閉じてくれたので撮影できたのだ。
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。。。。。。。。。。アザミで吸蜜するオオウラギンヒョウモン Fabriciana nerippe

。。。。。。。。。。。 A male of Fabriciana nerippe feeding at thistle
。。。。。。。。。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。。。。。。。。。.(2007-June-23, Yamaguchi)

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§ダイミョウセセリ§
ホワイトバンドつきのダイミョウセセリ(こちらでは全てホワイトバンド付き)を見つけた。関東地方の人間にとっては、このホワイトバンドが非常に面白く目に映るのだ。少し古い個体で、通常であればレンズを向けないが、今回は撮影した。
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。。ダイミョウセセリ Daimio tethys

。。。 A female of Daimio tethys feeding at the flower
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-June-23, Yamaguchi)

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オオウラギンヒョウモンの新鮮なオスに出会えてとても嬉しかった。飛行機の時間が押しているので、ゆっくりと観察することが出来なかったが、会えただけでもよしとするべきだろうね。

オオウラギンヒョウモンは、以前には本州、四国、九州に広く分布していたみたいだが、現在では九州を除くほとんどの記録地で絶滅しており、とくに本州では風前の灯といったところであろう。何時までもこの愛らしいヒョウモンチョウが元気でいることを祈りながら現地を離れた。
by tyu-rinkazan | 2007-06-24 14:16 | ▣オオウラギンヒョウモン | Comments(36)

20070623 山口散歩:ヒヌマイトトンボ (山口県宇部市)

山口県宇部市を所用で訪れた。滞在中、雨が降ったり止んだりで、部屋に引きこもってしまっている。入梅宣言をしてから、好天が続いていたが、とうとう本格的な梅雨になってしまったようだ。まあ、梅雨の時期に、雨に文句をいっても仕方が無いよね。

ウーム、このままでは山口まで来たのに、散歩が出来ないかも知れない--------と思ったら、滞在最終日の土曜日の天気予報は「曇り」------何とか回復するみたいだ。

そこで、以前から是非見たいと思っていたイトトンボ(ヒヌマイトトンボ)の棲息地に行くことにした。ちなみに、ヒヌマイトトンボは環境省レッドデータブックの絶滅危惧I類に属する、貴重なトンボなのだ。今回は、有難い事に、山口県でのヒヌマ第1発見者の原隆氏が同行していただけることになった。

ヒヌマイトトンボの棲息地は海に程近い河口の葦原にあった。幼虫も成虫も汽水域に生息するトンボで、この湿原も海から近く、汽水環境となっている。
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。。河口近くの葦原(ヒヌマイトトンボの棲息地)

。。。 The habitat of Mortonagrion hirosei located at the river mouth
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)

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§ヒヌマイトトンボ§

中腰になって、目を皿のようにしながら探すが、虫林にはなかなか見つけることが出来なかった。しばらくして、原氏の「いましたよ!」の声で、駆けつけてみると、そこに今まで憧れてきたヒヌマイトトンボの可愛らしい姿があった。

ファインダーから見るヒヌマイトトンボは思ったよりも小さく、また前胸前面に見られる黄緑色の鮮やかな斑点は思いのほか綺麗だった。
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。。ヒヌマイトトンボ♂ Mortonagrion hirosei 

。。。 A male of Mortonagrion hirosei resting on reed
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)


まだ発生初期のようで、成熟した個体は少なかった。成熟した雄の翅胸前面は黒地に黄緑色の鮮やかな斑点が4個あり、非常に綺麗だ。また腹部各節には黄緑色の輪がある。
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。。ヒヌマイトトンボ♂ Mortonagrion hirosei 

。。。 A male of Mortonagrion hirosei resting on reed
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)


面白いのは、山口県のヒヌマイトトンボでは、♂と同系色の♀(♂に見える♀)が出現することである。このような♀は、他の地域では見られないものらしい。

♂と同系色のメスが交尾したのを見れば、♂と♂が交尾していると思うだろうね。
まあ、ヒトでは、オスに見えるメスなど近年は珍しくも無く(外見上の話だぞ)、実際に♂同士の交尾すらあるみたいだ。
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。。♂と同系色の♀:ヒヌマイトトンボMortonagrion hirosei

。。。 A female of Mortonagrion hirosei resting on reed
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)


やっとオレンジのヒヌマ♀を見ることができた。この個体は羽化して間も無い様で、綺麗な淡いオレンジ色をしている。メスは成熟するとややくすんだ緑褐色に変化する。
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。。未熟な♀:ヒヌマイトトンボMortonagrion hirosei

。。。A female of Mortonagrion hirosei resting on reed
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)


アシに静止しながら、腹部を曲げたり伸ばしたりしていた。面白い格好なので撮影してみた。
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。。ヒヌマイトトンボMortonagrion hirosei

。。。A female of Mortonagrion hirosei resting on reed
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)

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§アオモンイトトンボ§

アオモンイトトンボがすでに発生していた。このイトトンボはオス、メスともとても美しい姿をしている。しかし、実はヒヌマイトトンボの天敵なのである。この時期にすでにアオモンイトトンボが発生しているとなると。ヒヌマはおちおち昼寝などしていられなさそうだ。
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。。アオモンイトトンボ♂ Ishunula senegalensis

。。。A male of Ishunula senegalensis resting on reed
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)

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。。アオモンイトトンボ♀ Ishunula senegalensis

。。。A female of Ishunula senegalensis resting on reed
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)


アオモンイトトンボが静止したところから突然、飛び出し、獲物を捕まえた。みるとハエの1種らしい。可愛いイトトンボであるが、現実は、鳥でいうなら猛禽類と同じ行動を示しているのだ。
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。。昆虫(ハエの仲間?)を捕獲したアオモンイトトンボ♂ Ishunula senegalensis

。。。A male of Ishunula senegalensis catching and eating the insect.
。。。.Ricoh GR-D, ASA100
。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)

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§ムスジイトトンボ§

目の前に鮮やかな青色のトンボが出現した。後で調べたら、ムスジイトトンボという名前だ。このトンボ美しいので、もっと撮影したかったが、すぐに見失ってしまった。
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。。ムスジイトトンボ♂

。。。 The dragonfly resting on the dried grass
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA400
。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)

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§ショウジュウトンボ§

目の前に茶色いトンボが止まった、はじめはネキトンボと思ったが、それにしては変だ。ハラビロトンボでもない。どうやらショウジョウトンボの未熟個体のようだ。ショウジョウトンボは真っ赤なイメージが強いので驚いた。
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。。。。。。。。。。ショウジュウトンボ (未熟) Chrocothemis serilia

。。。。。。。。。。。 The dragonfly resting on the dried grass
。。。。。。。。。。。.Ricoh GR-D, ASA100
。。。。。。。。。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)


真っ赤な成熟個体を見つけた。
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。。。。。。。。。。ショウジュウトンボ(成熟) Chrocothemis serilia

。。。。。。。。。。。 The dragonfly resting on the dried grass
。。。。。。。。。。。.Ricoh GR-D, ASA100
。。。。。。。。。。。.(2007-June-23, Ube-shi/Yamaguchi)

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THE LAST NEW DRAGONFLY SPECIES FROM JAPAN?

ヒヌマイトトンボのヒヌマとは、発見された場所(宮城県茨城町中石崎宮前の涸沼)の名前で、The last new dragonfly species from Japan ? というタイトルで、1972年に記載された。全国で16都府県33カ所の生息地が確認されたものの、そのうち7ケ所は絶滅、生息地の一部消滅が9ケ所という厳しい生息状況にある(染谷, 1998)。そのような現状を受けて、国のレッドデータブックの改訂リスト(2000)でも《絶滅危惧I類》の指定を受けている。

山口県宇部市には、昨年10月にも訪れ、ヒヌマイトトンボを探してみたのだ。しかし、時期的には遅すぎたようで、この時は見ることができなかった(虫林花山の散歩道日記参照)。
今回は、やっとその希望を果たすことができて、とても嬉しい。

今回のヒヌマイトトンボの観察には、原 隆氏に大変お世話になった。原氏がいなければ多分、このトンボを見つけることが出来なかっただろうと思う。有難うございました。
by tyu-rinkazan | 2007-06-24 07:15 | ■トンボ | Comments(11)

20070617 アイノミドリシジミ 他ゼフ(山梨県甲府市、北杜市)

今日はゼフの撮影が目的なので、早起きするはずであったが、寝坊してしまった(家内の予想通り)。これでは、早朝からの活動を旨とするゼフィリスト(ゼフィルスの好きな人をこう呼ぶらしい)としては失格だね。

遅れたら遅れたで、別に急ぐ必要も無いのだが、慌てて北杜市の雑木林に出かけた。ところが、これがいけなかった。現地について、いざ撮影しようとしたら、Pentax K10Dの中にバッテリーが無いのだ。そうだ、充電器に忘れてきたに違いない。

深呼吸して、北杜市の谷戸から空をみると、箒で掃いたように絹雲(巻雲)が、空一面に広がっていた。この絹雲というのは、天気の悪化を意味するものではないらしいが、一説によると、一直線のものはあまり良くなく、巻雲と呼ばれる、片一方が巻いている雲は、晴れるみたいだ。

今見ている雲は巻雲だ。
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。。絹雲 Silk clouds

。。。 The silk clouds.appearing in the sky.
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm, elecon X1.4, ASA400
。。。.(2007-June-17, Hokuto-shi/Yamanashi)

そこで、自宅に戻り、朝食を摂った後、バッテリーを持って再度家を出た。
本日の目的は、アイノミドリの撮影だ!

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§アイノミドリ初見§

途中の林道にはゼフの姿が全く無かったので、まだアイノの時期には早いのかなと思った。しかし、ポイントに到着すると、すでに彼らは飛び回っていた。
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。。テリトリーを張るアイノミドリシジミ Chrysozephrus brillantius brillantius

。。。 Chrysozephrus brillantius perching on the leaf to keep his territory.
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200
。。。.(2007-June-17, Kofu-shi/Yamanashi)


他にも所々で、テリ張りをしているアイノミドリを見かけるが、ここ(直径5mくらいの場所)以外では、アイノミドリの開翅写真の撮影は極めて困難といえる。

テリ張りをしているオスのアイノミドリは、闖入者が来るたびにスクランブル発進を繰り返し、元の枝の葉に戻ることを繰り返した。自分のテリトリーを見張って、いつでも発進できるように、半開きしている翅が青く光る。-------何度見ても綺麗だ。

ゼフィリストたちは、この幻光に魅了されているのだろう。
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。。アイノミドリシジミ Chrysozephrus brillantius brillantius

。。。 Chrysozephrus brillantius perching on the leaf to keep his territory.
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA200
。。。.(2007-June-17, Kofu-shi/Yamanashi)


このオスは時々背の低いキイチゴの葉に静止した。キイチゴの葉は、目線よりも下なので、開翅写真を撮影するには最高のシチュエーションである。

アイノミドリシジミとメスアカミドリシジミはゼフの仲間の中でも、翅表の光が最も強いといわれている。この翅表の輝きは見る角度によって、異なる趣をみせる。

虫林の好みは、翅全体がビカビカにならない程度で、ミドリ色が良くわかるくらいのものが好きなのだ。つまり、掲載した写真程度の輝きが好ましいと思っている。
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。。葉上で開翅したアイノミドリシジミ Chrysozephrus brillantius brillantius

。。。 Chrysozephrus brillantius perching on the leaf with the wings opened
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA200
。。。.(2007-June-17, Kofu-shi/Yamanashi)


§アイノミドリ飛翔§

テリ張りオスにとって、闖入者が同じ仲間のオスだと、お互いにクルクルと回りながら飛び続ける(卍飛行)。この時が、飛翔写真のチャンスだ。さもなければ、飛翔中の彼らを撮影するのは至難の技といえる。

この時も、卍飛行のチャンスは数回あったので、何とか飛翔写真をものにできた。
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。。卍飛翔:アイノミドリシジミ Chrysozephrus brillantius brillantius

。。。Flying image of Chrysozephrus brillantius.
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm, Telecon X1.4, ASA200
。。。.(2007-June-17, Kofu-shi/Yamanashi)

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。。飛翔:アイノミドリシジミ Chrysozephrus brillantius brillantius

。。。Flying image of Chrysozephrus brillantius.
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm, Telecon X1.4, ASA200
。。。.(2007-June-17, Kofu-shi/Yamanashi)

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§ウラナミアカシジミ飛翔§

下草に点々とウラナミアカシジミが静止していた。多分、10頭くらいはいたと思う。

静止写真は何度も撮影しているので、今回は、前回失敗した飛翔写真にもう一度挑戦してみた。ほとんど開翅しない種類の翅表観察には、飛翔写真は有用だ。

この飛翔写真をみると、この蝶が♂である事がわかるね(翅端に黒い紋が無いので)。
背景のコンクリートが何ともクールじゃないかい?
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。。飛翔:ウラナミアカシジミ Japonica saepestriata 

。。。Flying of Japonica saepestriata 
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm, Telecon X1.4, ASA200
。。。.(2007-June-17, Kofu-shi/Yamanashi)

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ウラキンシジミを道路脇で見つけた。この個体は、翅裏の色調がやや暗く、多分オスなのだろう。円内にこの個体の飛翔写真を載せたが(何が何だか良く分からないね)、ウラキンの翅表はほとんどマックロクロスケ(真黒黒助)なんだ。あらためて感心してしまう。
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。。ウラキンシジミ♂ Coreana stygiana

。。。 Coreana stygiana resting on the leaf
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA200
。。。.(2007-June-17, Kofu-shi/Yamanashi)

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本日はかなりの数のウラゴマダラシジミを見かけた。大きな白いシジミチョウが飛んでいると、この時期は大抵がウラゴマダラである。

ウラゴマダラは静止した後、開翅することが多いので、この時も、葉上に静止したウラゴをしばらくの間見ていたら、案の定、開翅をした。翅を開くと、はっとするほど綺麗だ。
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。。ウラゴマダラシジミ Artpoetes pryeri

。。。 Artpoetes pryeri perching on the leaf
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200
。。。.(2007-June-17, Kofu-shi/Yamanashi)


この個体は別の個体で、残念はながら、後ろ翅の一部が欠損している。
でも、綺麗に撮影できたので載せた。
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。。ウラゴマダラシジミ Artpoetes pryeri

。。。 Artpoetes pryeri perching on the leaf
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200
。。。.(2007-June-17, Kofu-shi/Yamanashi)


ウラゴの翅裏表面の地色は、特別な白さである。これだけの白さは、この蝶に特別だ(サツマシジミも白い)。ウラゴマダラという名前はこの白い地に黒い紋が並んでいるところから来ているのだろうが、-------うーむ。
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。。ウラゴマダラシジミ Artpoetes pryeri

。。。 Artpoetes pryeri perching on the leaf
。。。.Pentax K100D, Tamron 70-300mm, ASA200
。。。.(2007-June-17, Kofu-shi/Yamanashi)


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§Epilogue§
今回の日記は、ゼフだけに限定した。
ゼフ以外の蝶については、後日といいたいところだが、時間的に日記の作製が無理かも知れない、できなかったらあしからず。

例年だとアイノミドリのポイントを訪れるのは、7月初旬が多い。今回はアイノの時期には、少し早いかなと思ったが、訪れてみたら、意外に元気な姿を見ることができて嬉しかった。来週から連続して週末に遠征が予定されていて、本日が山梨のアイノミドリを観察するラストチャンスの可能性が高いと思う。

本日は十分に満足したので、早めに帰ろうとした時、カメラを首から提げている人に出会った。「こんちは、蝶の撮影ですか?」と虫林が声をかけると、彼は「そうです」という。とても良い方で、立ち話ではあるが、蝶に関しての色々なお話をした。彼は千葉のH氏で、有難い事に、小生の拙ブログも見ていただいているとのこと。
-----恐縮します。いつか撮影をご一緒しましょう。
by tyu-rinkazan | 2007-06-18 00:07 | ▣アイノミドリシジミ | Comments(40)

20070616 メスアカミドリシジミ (山梨県北杜市)

梅雨に入った途端に快晴。なんで?

昨年はエルニーニョ現象とやらで、赤道域海面水温が高く、今年はラニーニャ現象で、赤道水域の海面水温が低くなっているそうだ。どちらにしても、天候不順になるらしく、困ったものである。ちなみに、エルニーニョとはスペイン語で「男の子」という意味で、ラニーニャは「女の子」という意味らしい。
何でスペイン語なの? なんで子供なの?--------ウーム、わからない。

木曜日から本日(土曜日)の正午まで、有楽町の東京フォーラムでの学会に出席した。セッション終了後、すぐ帰ったが、家に着いたのはすでに午後3時をまわってしまった。このところ、夜が遅かったり、不規則で、少し疲れてはいたが、外をみるとあまりに天気が良い。それではと、早速、ジーパンとTシャツに着替えて、北杜市の雑木林を歩いてみることにした。目的は勿論、ゼフに会うことだ。

先週まで週末のたびに天気が悪かったので、こんな素晴らしい天気は久しぶりだ。現地に到着して歩いていくと、林の向こうに綺麗な富士山が見えた。
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。。富士山 Mt. Fuji

。。。 Mt. Fuji lying beyond the woods roftily.
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm
。。。.(2007-June-16, Hokuto-shi/Yamanashi)

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ウルトラマン怪獣「ガラモン」

林を抜けて伐採地にでると、風が顔をなでてとても気持ちがよい。ミズナラの幼木の葉上に、交尾している小さな黒い甲虫を見つけた。近づいてよく見てみると、どうやらカタビロトゲトゲらしい。

虫の目で拡大してみると、この虫は本当にトゲトゲで、とくに頭部にあるトサカのような4本のトゲトゲがクールじゃないか。
ウーム、このトゲトゲ具合は、何かに似ている------そうだ!ウルトラマン怪獣「ガラモン」だ。
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。。カタビロトゲトゲ Dactylispa subquadrata

。。。Dactylispa subquadrata mating on the leaf
。。。.Ricoh Caplio GX-8, Gyorome-8, ASA200
。。。.(2007-June-16, Hokuto-shi/Yamanashi)

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メスアカミドリシジミ初見

この林には種々のゼフがいるはずだが、今年はこれまでここでゼフの姿をまだ見ていない。
日陰になっている林の中の道で、目の前の葉にゼフが静止した。

どうやら、今年初見のメスアカミドリシジミらしいが、光が弱く少し見にくい。そこで、慎重に100mmマクロレンズで撮影した。
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。。メスアカミドリシジミ Chrysozephyrus smaragdinus smaragdinus

。。。 Chrysozephyrus smaragdinus smaragdinus resting on the leaf
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, 1/180, F2.8, ASA800
。。。.(2007-June-16, Hokuto-shi/Yamanashi)


結局、メスアカはまだ出始めのようで、見たのはこの1頭だけに終わってしまった。でも、この辺りは、伐採がよく行われるので、出会えただけで感謝してしまう。
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。。メスアカミドリシジミ Chrysozephyrus smaragdinus smaragdinus

。。。 Chrysozephyrus smaragdinus smaragdinus resting on the leaf
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, 1/180, F2.8, ASA800
。。。.(2007-June-16, Hokuto-shi/Yamanashi)


近い種類にアイノミドリがあるが、アイノの活動は主に午前中であり、メスアカが午後だと本には書いてある。すると、明日午前中にでも訪れることが出来れば、アイノにも会えるかも知れない。まあ、「捕らぬ狸の皮算用」はしないに越したことはない。
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。。メスアカミドリシジミ Chrysozephyrus smaragdinus smaragdinus

。。。 Chrysozephyrus smaragdinus smaragdinus resting on the leaf
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, 1/180, F2.8, ASA800
。。。.(2007-June-16, Hokuto-shi/Yamanashi)

ゼフの姿は他にも、アカシジミ、ウラゴマダラは間違いなく見ることが出来たし、オオミドリ、ミズイロオナガらしき蝶も飛んでいた。しかし、これらの蝶は撮影するチャンスはなかった。

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道路脇で、オオミスジがフワフワと飛んでいた。ここは近くに梅ノ木でもあるのだろうか、オオミスジの個体数が多い。少なくとも3頭は見かけた。
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。。オオミスジ Neptis alwina

。。。 Neptis alwina resting on the leaf
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm, 1/1000, F56, ASA800
。。。.(2007-June-16, Hokuto-shi/Yamanashi)


クモガタヒョウモンがすごいスピードで飛んできて、目の前の葉に静止したので撮影した。実はその前に、メスグロヒョウモンのメスがイボタの花で吸蜜しているのを撮り損なってしまったのだ。
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。。クモガタヒョウモン Nephargynnis anadyomene

。。。 Nephargynnis anadyomene resting on the leaf
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm, 1/180, F16, ASA400
。。。.(2007-June-16, Hokuto-shi/Yamanashi)


帰りがけに、クヌギ林にも寄ってみたら、カナブン、アオカナブン、コクワガタ、スズメバチとともにヒオドシチョウが樹液を吸いにやってきていた。
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。。ヒオドシチョウ Nymphalis xanthomelas japonica

。。。 Nymphalis xanthomelas japonica feeding on the tree
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm, 1/180, F4.5, ASA800
。。。.(2007-June-16, Hokuto-shi/Yamanashi)

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久しぶりの良い天気になって、散歩していても気持ちがよい。どうやら、明日もよい天気ということで、ゼフにするか、他の蝶にするか迷ってしまう。
by tyu-rinkazan | 2007-06-17 01:39 | ▣メスアカミドリシジミ | Comments(16)

20070610 ウラナミアカシジミ初見 (山梨県甲府市)

朝起きると外はどんよりと曇っている。
本日は山岳部のN君にサポートしてもらい、八ヶ岳のクモツキ(巷では絶滅したとまで囁かれれている)に挑戦する予定だったが、この天気では、クモツキは全く飛ばない。
--------残念だが諦めるしかないだろう。

そこで、行きつけのクヌギ林を散歩することにした。

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現地に到着し、クヌギを見回してみるが、チョウの姿は全く見ることができない。
そこで、釣竿で少し枝をペシペシと叩いてみた。すると、一匹のオレンジが飛び出し、少し離れた枝の葉に静止した。どうやらウラナミアカシジミだ。

ウラナミアカシジミはすでに多くのチョウブログで素晴らしい写真が公開されているので、出遅れ気味の感があるが、虫林にとっては、なにしろ今年の初見なのだ。

早速、300mmにレンズを交換して、撮影した。
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。。クヌギの葉上のウラナミアカシジミ Japonica saepestriata

。。。 Japonica saepestriata resting on the leaf
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm
。。。.(2007-June-10, Kofu-shi/Yamanashi)


さらにペシペシすると別のウラナミアカが飛び出し、フラフラと飛んで20mほど離れたクヌギの幼木の葉に静止した。静止場所がはっきりしなかったので、双眼鏡で場所を確認した後、斜面をおりて、そのクヌギの幼木まで行き、何とかうまく見つけることができた。

でも、下草が雨で濡れていて、気持ちの良いものではないな(長靴を履いていたけど-----)。
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。。広角:クヌギの葉上のウラナミアカシジミ Japonica saepestriata

。。。 Wide-angle view of Japonica saepestriata resting on the leaf
。。。.Ricoh GR-D, ASA100
。。。.(2007-June-10, Kofu-shi/Yamanashi)


みるとこの個体は非常に新鮮で美しい。羽化後それほど経っていないようだ。

ウラナミアカシジミは英名をZebra hairstreakと呼ばれるようで、翅裏にゼブラ模様がある。「カラー日本の蝶(山渓カラーガイド)によれば、この模様の中に、シジミチョウで現れる斑紋の大部分があるということだ。
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。。ウラナミアカシジミ Japonica saepestriata

。。。 Close-up view of Japonica saepestriata resting on the leaf
。。。.Ricoh GR-D, ASA100
。。。.(2007-June-10, Kofu-shi/Yamanashi)

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。。。。。。。。。。ウラナミアカシジミ  Japonica saepestriata

。。。。。。。。。。。Japonica saepestriata resting on the leaf
。。。。。。。。。。。.Ricoh GR‐D, ASA100
。。。。。。。。。。。.(2007-June-10, Kofu-shi/Yamanashi)

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虫の目レンズでさらに近接撮影をしてみた。
よく見ると、このシジミは頭の上にオレンジの帽子をかぶっているじゃないか。

おしゃれな蝶だね。
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。。虫の目像:ウラナミアカシジミ Japonica saepestriata

。。。 Insect-eye view of Japonica saepestriata resting on the leaf
。。。.Ricoh Caplio GX-8, gyorome-8, ASA100
。。。.(2007-June-10, Kofu-shi/Yamanashi)


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ウラナミアカシジミの♂♀は、翅表を見れば簡単に鑑別できる(メスは前翅の端に黒い紋が発達する)。そこで翅表を見るためにも飛翔写真を撮影したいところだが、いかんせん小雨が降っていて暗いのだ。

GR-Dで、内蔵ストロボを用いて撮影してみたが、ディフュザーを使用したにもかかわらず、残念ながら露出オーバーになってしまった。

一応、気に入った写真とは程遠いが掲載する。
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。。飛翔:ウラナミアカシジミ Japonica saepestriata

。。。 Fly of Japonica saepestriata
。。。.Ricoh GR-D, Flash(+), ASA100
。。。.(2007-June-10, Kofu-shi/Yamanashi)

その後、雨が本降りになってしまったので、逃げるようにポイントを後にした。

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本日は何とかウラナミアカシジミを撮影できて嬉しい。
こちらではウラナミアカは決して少なくないが、まだ発生初期のようで、本日見た3匹ともとても新鮮だった。

その他のゼフも見てみたいものだ。
by tyu-rinkazan | 2007-06-10 16:00 | ▣ウラナミアカシジミ | Comments(28)

20070609 雨の日の虫たち (山梨県甲府市)

朝起きると外は雨------。
雨の日にはチョウは飛ばない。
でも6月は、虫屋が一番忙しい季節なのだ。雨でも外に出たい-------いい加減にしなさい!

雨の日のムシ屋は、家の中の仕事や家内のお付き合いもしなければならず、結構、忙しいのだ。でも、次回に気持ちよく出かけることが出来るかどうかがかかっているとなれば、何でもござれだ。

こんな日には、昨日、東京に所用で出かけた際に、古書で購入した「百蟲譜」でも読んでみよう。この本の中には、奥本大三郎氏によって選出された昆虫に関する短編が数編収められている。

さすがに、ヘルマンヘッセの「クジャクヤママユ」や北杜夫の「谿間にて」などは、何度呼んでも感動してしまう。ヘルマンヘッセの生きた時代のドイツは、昆虫採集の全盛期で、ヘルマンヘッセ自身も虫屋であったという背景がある。一般的な日本人は蛾とチョウを明確に分けるが、ヨーロッパでは、チョウと蛾の価値観にはそれほどの差がないので、このような作品が出るのだろう。一方、北杜夫氏は確か甲虫屋とくにコガネムシ屋のはずだが、「谿間にて」を読むと、北氏がチョウにも関心がいかに深いかが容易に推測できる。両作品とも昆虫コレクターの心情をうまく描いているように思う。
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。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。百蟲譜(奥本大三郎編)


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お昼近くになって、雨があがって、薄日も差してきたので、近くの散歩道を歩いてみた。
雨上がりとはいえ、下草が濡れているので、あまり森の中には入れない。

この時期、ヤマボウシの花が、暗緑色の森の中で、まるで白いライトでも付けたように、そこだけが艶やかに輝いている。さらに進むと、イボタがやや暗い樹林内にひっそり咲き初め、コゴメウツギはそこここで満開だ。
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。。ヤマボウシ Benthamidia japonica

。。。 Benthamidia japonica
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA400
。。。.(2007-June-9, Kofu-shi/Yamanashi)

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ナナフシの幼虫たちを観察していたら、同じ木にヤハズカミキリが枯葉に静止しているのを偶然に見つけた。長い触角が飛び出ていたので認識できたのだが、さもなければ、この虫を発見するのは、困難だっただろうと思う。
このカクレンボは虫林の勝ちだね-----。
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。。。。。。。。。。ヤハズカミキリ Uraecha bimaculata

。。。。。。。。。。。 Uraecha bimaculata resting on the branch
。。。。。。。。。。。. Ricoh GR-D, Flash (+), ASA100
。。。。。。。。。。。.(2007-June-9, Kofu-shi/Yamanashi)


ヤハズカミキリはけっして少ないものではないけど、かといってどこにでもいるカミキリムシではない。カミキリムシとしては地味だが、やや大型で立派だ。虫林としてはかなり好みの部類に属するかカミキリなので、この出会いはとても嬉しい。
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。。ヤハズカミキリ Uraecha bimaculata

。。。 Gonioctena rubripennis with water drops on the back
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA400
。。。.(2007-June-9, Kofu-shi/Yamanashi)


良く見るとこのヤハズカミキリも頭に水滴を載せている。
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。。。。。。。。。。ヤハズカミキリ Uraecha bimaculata

。。。。。。。。。。。 Uraecha bimaculata resting on the branch
。。。。。。。。。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA400, Flash(+)
。。。。。。。。。。。.(2007-June-9, Kofu-shi/Yamanashi)

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しばらく周りを見ながら歩くと、葉の上でフジハムシを見つけた。良く見ると、翅の上に水滴を背負っている。こんなに沢山の水滴を背中に載せていたら、人間だったら重くて動くのが大変だろうなと思う。
虫は本当に力持ちだ------.。
水滴のレンズ効果で、翅の表面が拡大されているのがおもしろい。
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。。水滴を翅に付けたフジハムシGonioctena rubripennis (Insert:水滴拡大)

。。。 Gonioctena rubripennis with water drops on the back
。。。.Ricoh GR-D, Flash (+), trimming
。。。.(2007-June-9, Kofu-shi/Yamanashi)

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ナナフシの幼虫をサクラ?の葉で見つけた。1匹だと思ったら、いるわいるわ----多分20-30匹が葉裏や葉表についている。実際、この写真でも4匹ほどが写っているのがわかる。
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。。ナナフシ Phraortes elongatus

。。。 Phraortes elongatus feeding at the leaf of cherry
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA400
。。。.(2007-June-9, Kofu-shi/Yamanashi)


ナナフシは、身に危険を感じると、前足を前方に突き出し、枝のように、あるいは葉脈のように見せかけるみたいだ。近くに親がいないので、この防御方法はどうやって学習したのだろうか。不思議だ------。
それとも、人間が驚いたときに飛び上がるように、一種の反射的な運動なのだろうか?
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。。ナナフシ Phraortes elongatus

。。。 Phraortes elongatus feeding at the leaf of cherry
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA400
。。。.(2007-June-9, Kofu-shi/Yamanashi)

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梅雨の時期に雨の文句をいっても仕方が無い。
この時期を、いかに楽しく過ごすかが、虫屋としての問題だ。
by tyu-rinkazan | 2007-06-09 20:16 | ■カミキリムシ | Comments(8)

20070603 里山散歩-甲虫編 (山梨県北杜市)

この時期の里山の雑木林は、半日散歩するだけでも色々な甲虫を観察できて楽しい。

甲府市近郊には、水田の周囲にクヌギやコナラを主体とした雑木林がひろがり、そこにはとても多くの種類の昆虫たちが棲息している。しかし、里山は人為的な影響を最も受け易く、虫林の知る散歩道でも、近年はナラやクヌギの伐採(シイタケ栽培のホダ木用?)があちこちで行われている。大きな台場クヌギが伐られて、無造作に横たわっている姿を見るのはつらいものだ。
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。。里山の風景

。。。 The peaceful landscape of country-side
。。。.Ricoh GR-D, ASA 100
。。。.(2007-June-3, Hokuto-shi/Yamanashi)

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§ヘリグロベニカミキリ§

里山を散歩していると、チョウとともに多くの甲虫たちが、虫林を迎えてくれる。元甲虫屋の虫林は、甲虫たちにもカメラが向いてしまうのだ。

林の中の開けた空間に、野バラが満開に咲いていた。そこには、種々の甲虫達が訪花していた。ハネビロハナカミキリ、クロハナカミキリ、ツヤケシハナカミキリなどを観察していたら、やや大型の赤い甲虫が飛んできた。
ヘリグロベニカミキリだ!
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。。野バラとヘリグロベニカミキリ Purpuricenus spectabilis

。。。 Purpuricenus spectabilis feeding at wild rose
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm, X1.4 Telecon, ASA 200
。。。.(2007-June-3, Hokuto-shi/Yamanashi)


地味な色彩の多いカミキリの中で、このヘリグロベニは鮮やかな赤い色で綺麗なカミキリである。この個体は触角が長く立派な♂のようだ。

ヘリグロベニは良く見るカミキリムシではあるが、色鮮やかなので被写体としてはとても良さそうなモデルである。野バラの白い花と赤いカミキリのコントラストは美しいと思う。
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。。。。。。。。。。野バラとヘリグロベニカミキリ Purpuricenus spectabilis

。。。。。。。。。。。 Purpuricenus spectabilis feeding at wild rose
。。。。。。。。。。。. Pentax K100D, Tamron 70-300mm, ASA 200
。。。。。。。。。。。.(2007-June-3, Hokuto-shi/Yamanashi)


ヘリグロベニカミキリが目の前に飛んできたので、飛翔写真に挑戦した。

カミキリの飛翔はチョウに比べてゆっくり(トラカミキリを除いて)で、また直線的だ。小型であるという点以外は、飛翔写真が撮りやすいと思う。

飛んでいるヘリグロベニを写真で見ると、全ての脚を水平にひろげているのがわかる。今まで、カミキリムシの飛翔など撮影してこなかったので、新鮮な驚きがあって嬉しい。
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。。飛翔するヘリグロベニカミキリ Purpuricenus spectabilis

。。。 Purpuricenus spectabilis flying with the legs widely opened
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm, X1.4 Telecon, ASA 200, Trimming (+)
。。。.(2007-June-3 Hokuto-shi/Yamanashi)

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。。飛翔するヘリグロベニカミキリ Purpuricenus spectabilis

。。。 Purpuricenus spectabilis flying with the legs widely opened
。。。.Pentax K100D, Pentax DA 10-17mm, X1.4 Telecon, ASA 200, Trimming (+)
。。。.(2007-June-3, Hokuto-shi/Yamanashi)

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§究極の近接撮影§

クズの葉上にはコフキゾウムシが多い。親しみのあるこのゾウムシであるが-------。
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。。コフキゾウムシ Eugnathus distinctus

。。。 Eugnathus distinctus, resting on the leaf
。。。.Ricoh GR-D, ASA 100
。。。.(2007-June-3, Hokuto-shi/Yamanashi)


虫の目レンズでコフキゾウムシを撮影していたところ、どういうわけか、突然、レンズによじ登ってきたのである。なにしろ、この虫の目レンズは最短撮影距離が極端に短いので、レンズ上のゾウムシにもピントがあってしまうのが面白い。

これなら手振れもない。これぞ、究極の近接撮影なのだ!

しかし、ゾウムシはどうして滑りやすいレンズの表面でも自由に歩けるのだろうか?
足の裏に滑り止めでもついているに違いない。
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。。超近接撮影(最短撮影距離0cm):コフキゾウムシ Eugnathus distinctus

。。。 Ultra-close-up view of Eugnathus distinctus, resting on the lens
。。。.Ricoh Caplio GX-8, gyorome-8, ASA 100
。。。.(2007-June-3, Hokuto-shi/Yamanashi)

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§日本のスカラベ§

林道を歩いていくと地上すれすれに低く飛ぶセンチコガネを見つけた。手で叩き落として、撮影しようとしたが、すぐまた飛び立とうとする。この虫は日本のスカラベだ。
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。。センチコガネ Geotrupes laevistriatus

。。。 Geotrupes laevistriatus, resting on the ground
。。。.Ricoh GR-D, ASA 100
。。。.(2007-June-3, Hokuto-shi/Yamanashi)

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。。虫の目像:センチコガネ Geotrupes laevistriatus

。。。 Insect-eye image of Geotrupes laevistriatus
。。。.Ricoh Caplio GX-8, gyorome-8, ASA 100
。。。.(2007-June-3, Hokuto-shi/Yamanashi)
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§丸いゾウムシ§

葉の先に黒い丸いものがくっついていた。何だろうと近寄り、よく見てみると、なんとゾウムシではないか。こんな丸いゾウムシははじめて見た。名前を調べてみると、マルモンタマゾウムシというらしい。

甲虫の世界の形の多様性には、しばしば驚かされる。
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。。マルモンタマゾウムシ Cionus tamazo

。。。 Cionus tamazo, resting on the leaf
。。。.Ricoh GR-D, ASA 100, Flash (+)
。。。.(2007-June-3, Hokuto-shi/Yamanashi)

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§ハムシ3種§

アカクビナガハムシは赤く輝くエリトラを持つやや大型のハムシだ。葉上で見つけたが、とても美しく、印象的だったので、GR-Dで内蔵ストロボ+ディフューザーで撮影してみた。
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。。アカクビナガハムシ Lilioceris subpolita

。。。 Lilioceris subpolita, resting on the leaf
。。。.Ricoh GR-D, ASA 100, Flash (+)
。。。.(2007-June-3, Hokuto-shi/Yamanashi)


このハムシは図鑑で調べて、ヤナギホシハムシと同定したが、全く自信がない。
色彩のバリエーションがあるハムシなので、この写真だけでは判断できかねるかもしれないが、間違っていたらご教示願いたい。
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。。ヤナギホシハムシ Gonioctena honshuensis

。。。 Gonioctena honshuensis, resting on the leaf
。。。.Ricoh Caplio GX-8, gyorome-8 ASA 100,
。。。.(2007-June-3, Hokuto-shi/Yamanashi)


ヨモギハムシは大きくてとても立派なハムシだ。ヨモギの葉上でみることができた。
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。。ヨモギハムシ Oreina aurichalcea

。。。 Oreina aurichalcea, resting on the leaf of tansy
。。。.Ricoh Caplio GX-8, gyorome-8 ASA 100,
。。。.(2007-June-3, Hokuto-shi/Yamanashi)

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§天牛§

ハネビロハナカミキリはジョウカイに良く似ているが、れっきとしたカミキリムシだ。この野バラには、三々五々とクロハナカミキリ、ツヤケシハナカミキリそしてこのハネビロハナカミキリが飛来した。
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。。野バラを訪れたハネビロハナカミキリ Leptura latipennis

。。。 Leptura latipennis, feeding at the wild rose
。。。.Ricoh GR-D, ASA 100,
。。。.(2007-June-3, Hokuto-shi/Yamanashi)

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6月の週末は色々な用が入っており、また入梅シーズンでもあるので、なかなかゆっくりと散歩するのは困難かもしれないが、出来る範囲で野山を歩きたいものだ。

ここ数日忙しく、なかなかこの甲虫編の日記をまとめる時間がとれなかった。本日少し時間が出来たので、なんとかアップすることができた------------。
by tyu-rinkazan | 2007-06-05 21:26 | ■カミキリムシ | Comments(10)

20070603 里山散歩-チョウ編 (山梨県北杜市)

<20070602.>

天気予報では本日午前中は晴れ。
そこで、南アルプスにクモマツマキチョウの撮影に行った。そこはここ数年毎年訪れているポイントで、今までに空振りしたことは無かった場所である。

山道をヒーコラ歩いてやっとポイントに到着し、数時間滞在したが、結局、クモツキは一頭も飛ばなかった。多分、天候(曇りで時々日が差す程度)、低気温、さらには時期的にまだ早かったことなどの理由によるものであろう。
-----うーん、残念だが仕方が無い、ここは潔く帰ろう。

虫林も 「泣く子と山の天気には勝てない」 のだ。

途中、下写真のようなすごい天然カラマツがあったので写真を撮影した。2次林でよく見るヘッポコカラマツとはまるで違い、別種のようで、森の王者のような風格が漂っている。このテンカラを見ることができる場所は、今や日本の中でもとても少ないと聞く。
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。。天然唐松 Japanese larch

。。。 The old Japanese larch looking like a king of forest
。。。.Ricoh GR-D, ASA 100
。。。.(2007-June-2, South Alps/Yamanashi)

早々に山を降り、疲れて帰宅してしまったので、本日はチョウの写真は無しだ。しかし、帰る途中でクモツキとの出会いが有望と思われる場所を一つ見つけたので、いつか天気の良い時に訪れてみたいと思う。

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<20070603.>

本日は朝から良い天気だ。
お昼に野暮用が出来てしまい、遠出は出来ない。そこで、今までも何回となく訪れたことのある北杜市(旧明野村)の雑木林に行くことにした。

やや暗い雑木林の中を抜けて、少し広い場所に出ると、大型のヒョウモンチョウが素晴らしいスピードで飛び出し、近くの草に静止した。クモガタヒョウモンだ。今年はこのヒョウモンチョウに出会って無かったので、新鮮な喜びがある。長玉での撮影の後、GR-Dをポケットから取り出し、広角写真を撮影した。敏感なチョウなので、この位の近接が精一杯なのだ。
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。。。。。。。。。。テリトリーを張るクモガタヒョウモン Nephargynnia anadyomene

。。。。。。。。。。。 Wide-angle view of Nephargynnia anadyomene perching on the leaf
。。。。。。。。。。。.Ricoh GR-D, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-June-3, Hokuto-shi/Yamanashi)


この蝶はクズの葉上に静止した後、翅を水平にまで開翅した。全開翅と半開翅の両方を撮影したが、見た感じは半開翅の方がバランスが良さそうに見えたので、今回は半開翅の方を掲載した。
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。。テリトリーを張るクモガタヒョウモン Nephargynnia anadyomene

。。。 Nephargynnia anadyomene perching on the leaf, with the wings semi-opened
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 100
。。。.(2007-June-3, Hokuto-shi/Yamanashi)


水溜りの傍の湿った地面で、ミネラルを摂取しているウラギンヒョウモンを見つけた。ウラギンヒョウモンも今年初めての出会いのチョウなので嬉しい。
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。。湿った地面でミネラルを補給するウラギンヒョウモン Fabriciana adippe

。。。 Fabriciana adippe, feeding salt on the moist ground
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-June-2, South Alps/Yamanashi)


ウラギンヒョウモンはクモガタヒョウモンと同様に、素晴らしく速く飛び、葉上や地面で静止したが、クモガタに比べると色彩がやや暗く、より小型で、一見してクモガタではないと感じる。この写真はたまたまクローバーで数秒間だけ吸蜜したときのものである。
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。。クローバーで吸蜜するウラギンヒョウモン Fabriciana adippe

。。。 Fabriciana adippe, feeding at the clover
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-June-2, South Alps/Yamanashi)


突然、虫林を待っていたかのようにアカシジミが飛び出し、目の前の葉上に静止した。翅の辺縁の毛が逆光に映え、とても綺麗だ。その後、回り込んで順光で撮影しようとしたところ飛ばれてしまった。
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。。アカシジミ Japonica lutea lutea

。。。 Back-light view of Japonica lutea lutea resting on the leaf
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 100
。。。.(2007-June-3, Hokuto-shi/Yamanashi)


目の前を青い閃光が走った。ゼフかなと思い、必死で目で追ってみると、葉上に静止したチョウははトラフシジミだった。今年はどういうわけか、トラフシジミと良く出会うようだ。この個体はしばらくすると少しだけ翅を開いたが、残念ながら、青く輝く金属光沢は今回も見ることが出来なかった。
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。。トラフシジミ Rapala arata arata

。。。 Rapala arata arata resting on the leaf, with the wings semi-opened
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 100
。。。.(2007-June-3, Hokuto-shi/Yamanashi)


§タテハチョウの新成虫3種§

越冬蝶でお馴染みのタテハチョウ科の新成虫3種を観察することができた。彼らの多くは、これから夏、秋、冬を越え来年の春まで生きる。
チョウの中では、かなり長生きなもの達なのだ。
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。。アカタテハ新成虫 Vanessa indica indica

。。。 New adult of Vanessa indica indica, resting on the ground
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-June-3, Hokuto-shi/Yamanashi)

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。。テングチョウ新成虫 Libythea celtis

。。。 New adult of Libythea celtis resting on the branchi
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-June-3, Hokuto-shi/Yamanashi)

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。。キタテハ新成虫 Polygonia c-aureum

。。。 New adult of polygonia c-aureum, resting on the ground
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-June-3, Hokuto-shi/Yamanashi)

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今週末はクモマツマキチョウにふられてしまったが、チャンスはまたあるだろう(今年の6月は予定が非常に立て込んでいて難しいかも)。あのオレンジの飛翔は、少なくとも年に1回くらいはお目にかかりたいものである。

今週末の日記も、チョウ編と甲虫編に分けた。
先週同様に、甲虫編にも乞うご期待を!
by tyu-rinkazan | 2007-06-03 21:17 | ▣クモガタヒョウモン | Comments(22)