NATURE DIARY

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20070729  ムモンアカシジミ初見 (山梨県)

すでに7月も終わろうとしているが、まだ梅雨が明けていない。一体どうなっているのだろうか。農作物への影響とともに虫屋への影響そして私への影響も計り知れない。

小生の頭の中にぶら下げている「テルテル坊主」も、週末の度に頑張りすぎて、今や疲れてしまったようだ。そろそろ「テルテル坊主」にも休ませてあげたいものだ。

日曜日はゆっくり起きた。
外をみると、どうやら良い天気になりそうだ。あまり遠出をする気もなく、クロミドリシジミの棲息地の探索やそろそろ出てくるムモンアカシジミを探していくつかの場所を訪れてみよう。

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§クロミドリシジミ§

今年はクロミドリシジミの探索に精を出している。
山梨県の特徴であるクヌギ林の主の生態をちゃんと把握してみたいと思ったからだ。

いくつかのポイントで、クロミドリシジミの棲息を確認できたが、なんと、自宅の近く(車で10分)で棲息しているのが判明した。「灯台下暗し」とはこのことだ。しかし、そこは数は多いようだが、撮影できる場所になかなか降りてきてくれない。

でも、この距離だと、「朝飯前のクロミドリ散歩」が可能なので、夏休みのラジオ体操のかわりになりそうだ。まだこれから少しの間は楽しめそうだ。
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。。。。。。。。。。クロミドリシジミ Favonius yuasai

。。。。。。。。。。 A butterfly, Favonius yuasai, resting on the leaf
。。。。。。。。。。。. Ricoh GR-D, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-July-29, Kofu-shi, Yamanashi)


d0090322_21201484.jpg
。。クロミドリシジミ Favonius yuasai

。。。 A butterfly, Favonius yuasai, resting on the leaf
。。。. Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-July-29, Kofu-shi, Yamanashi)


クヌギの葉上で静止しているクロミドリシジミを見つけた。クヌギ葉上での撮影は、今までできていなかったので、この写真は虫林にはとても嬉しいのです。
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。。クロミドリシジミ Favonius yuasai

。。。 A butterfly, Favonius yuasai, resting on the leaf
。。。. Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-July-29, Kofu-shi, Yamanashi)

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§黒いミドリシジミ§

朝、ハンノキ林の下草にミドリシジミを見つけた。
どうやらメスのようだが、まだ羽化直後なのだろうか、とても新鮮にみえる。
やはり、この辺りのミドリシジミの発生は、これからのようなので嬉しい。
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。。ミドリシジミ Neozephyrus japonicus

。。。 A female of Neozephyrus japonicus resting on the leaf
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA 100
。。。.(2007-July-28, Hara-mura, Nagano)


この下草で静止していたミドリシジミは、辺りが明るくなると飛び立ち、近くの葉の上で再び静止した。その静止したミドリシジミの場所まで、太陽光が当たってきたとき、突然、おもむろに開翅した。

O(無紋)型のミドリシジミだった。
クロミドリシジミではなく、「黒いミドリシジミ」なのだ。
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。。黒いミドリシジミ Neozephyrus japonicus

。。。 A female of Neozephyrus japonicus resting on the leaf with the wings opened
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA 100
。。。.(2007-July-28, Hara-mura, Nagano)


日が当たっているハンノキの葉上に、開翅したミドリシジミのオスも発見した。
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。。ミドリシジミ♂ Neozephyrus japonicus

。。。 A male of Neozephyrus japonicus resting on the leaf, the wings opened
。。。. Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 100
。。。.(2007-July-28, Hara-mura, Nagano)

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§ダイセンシジミ§

クロミドリの撮影のためにクヌギの木を見ていたら、偶然にダイセンシジミを見つけた。
さすがに少し古い個体みたいだが、山梨県での出合いが2回目なので、慎重に撮影した。
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。。ダイセンシジミ Wagimo signata

。。。 A butterfly, Wagimo signata, resting on the leaf
。。。. Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 200
。。。.(2007-July-29, Kofu-shi, Yamanashi)

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§カラスシジミ§

ミヤマシロチョウの撮影を終え、原村に向かった。
この時期、原村では沢山のヒメジオンが咲いている。原村に在住のぽんぽこ山本さんに教えていただいたヒメジオンの咲く荒地を、草を掻き分けながら探していくと、カラスシジミが吸蜜に訪れていた。
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。。。。。。。。。。カラスシジミ Fixsenia w-album fentoni

。。。。。。。。。。。 A butterfly, Fixsenia w-album fentoni, feeding at the flower
。。。。。。。。。。。. Ricoh GR-D, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-July-28, Hara-mura, Nagano)

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§ムモンアカシジミ§

林の周りを観察しながら歩いていくと、5mくらい先の小潅木の葉上に、金赤色に輝くシジミチョウが静止していた。遠くからでも非常に良く目立つ。

虫林は目に自信が無いので、まさかと思い何度も確認するように見直したが、それが何かは一目瞭然であった。----------そう、ムモンアカシジミなのだ。

しかし、ムモンアカの静止している場所が、微妙に高く、体の一部が少し隠れてしまう。背伸びしたり色々試したが、なかなかうまい位置取りができなかった。仕方が無いので、下の写真の撮影できる位置で妥協した。こんなときに、カメラにライブビュー+バリアングルファインダーがあればとても便利なのだが---。秋にでもオリンパスのE2がこれを装着しているかもね。
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。。ムモンアカシジミ Shirozua janasi

。。。 A butterfly, Shirozua janasi, resting on the leaf
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA 100
。。。.(2007-July-29, Kobuchizawa, Yamanashi)


ムモンアカシジミは鈍感な蝶だと思い、不用意に近づいたのが悪かった。
無常にも飛び立ってしまい、大きな胡桃の木の葉上に移ってしまったのである。

初めからレンズを交換して、長玉で少し離れた高い位置から撮影すればよかったが、横着して100mmマクロのままで撮影した。「後悔先に立たず」とはこのことである。
写真はトリミングしています。
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。。。。。。。。。。ムモンアカシジミ Shirozua janasi

。。。。。。。。。。。 A butterfly, Shirozua janasi, resting on the leaf
。。。。。。。。。。。. Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-July-29, Kobuchizawa, Yamanashi)

ムモンアカシジミは8月のチョウである。まだ時期的に少し早いような気がしたが、発生を確認することができた。意外にひっそりと出現しているのかもしれないね。

このポイントでは、クルミやクリの木などが混在しているが、クヌギの大木などは無く、これぞといえるムモンアカの発生木は特定できない。アリを観察するしかないか。
ムモンアカの撮影に関しては、ぽんぽこ山本さんにご教示いただきました。大変有難うございました。

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気温は30度を超え、昼ごろになるととても我慢できるレベルでは無くなった。
根性のない虫林は、午前中で撮影をギブアップし、水風呂にはいり自宅で蟄居した。
山梨県の夏は想像以上に暑いのです。
by tyu-rinkazan | 2007-07-31 22:49 | ▣クロミドリシジミ | Comments(18)

20070728 八ヶ岳南麓ミヤマシロチョウ調査 (山梨県)

日本チョウ類保全協会のミヤマシロチョウ調査に、恥ずかしながら虫林も手を上げた。いつも活動にレイジーな虫林も少しはお役に立とうと思ったからだ。

すると事務局のN氏から電話をいただき、「八ヶ岳の山梨県側の○×にある棲息地を調べて下さい」という。ムム、なにやらスパイ大作戦の指令みたいでワクワクするじゃないか。
彼は電話の最後に、「このテープは数秒後に自動的に消滅する」-----というかわりに、「多分、そこはいない可能性が高いと思いますけど」と付け加えた。

何?絶滅を確認しろということか。

これは困った。研究というのはPositiveを証明するよりもNegativeを証明するほうが実はよっぽど難しいのだ。つまり、いることを証明するよりもいないことを証明するほうが気を使う必要がある。そこで、天気の回復を待って、満を持して本日に調査を決行することにした。こんな天気の良い日に出てこなければ、本当にいない可能性が高いだろう。
しかし、いないことの証明に快晴を待つのもちょっとつらいものだね。

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目的のポイントは、こんな場所をよくも見つけたものだと思うような山中奥深くにわけ入ったところだった。N氏にK氏の書いたという手書きの地図を送っていただいたから良かったものの、無ければ1人では絶対に行かない、否、行けない場所だ。

実際、地図に注意しろと書かれていても、しょっぱなから道を間違え、1時間の時間的ロスならびに体力的なロスをした。道はあるような無いような心もとないもので、現地まで横滑り、しりもち、躓きながらやっとついた。

ミヤマシロチョウの棲息地は、なかなか気持ちの良い場所で、風の通りが良く、視界が開け、八ヶ岳の頂上に続く斜面が一望できる。大きな石に座り、汗を拭きながら環境を撮影した。写真の茂みは食樹のヒロハノヘビノボラズである。
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。。八ヶ岳南側のミヤマシロチョウ棲息地

。。。 Habitat of Aporia hippie japonica in south part of Mt. Yatsugatake
。。。. Ricoh GR-D, ASA 100
。。。.(2007-July-28, Yatsugatake, Yamanashi)


ここにはミヤマシロチョウの食樹のヒロハノヘビノボラズが多い。調査前に図鑑でヒロハノヘビノボラズを調べてきたが、葉の形や長い棘が特徴的なのですぐにわかった。

それにしてヘビノボラズとは洒落た名前をつけたものだ。その名前の意味は、長くて鋭い棘があるので、ヘビも登らないということだ。ヘビは木登りの名人なのだろうか?
確かに、サルノボラスあるいはリスノボラズでは格好がわるいか。
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。。ヒロハノヘビノボラズ

。。。 Feeding plant of Aporia hippie japonica
。。。. Ricoh GR-D, ASA 100
。。。.(2007-July-28, Yatsugatake, Yamanashi)

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下草には背の高いササが密生しているので、ミヤマシロチョウが吸蜜する花が少ない。一通り見回してみると、一箇所に、イボタとノリウツギの花が咲いているのを見つけた。
そこで、待つしかないな。
暑いさなか、じっと花の前で1時間ほど待ったが、ミヤマシロチョウはもちろんセセリ類以外のチョウは1頭も飛ばない。

ウーム、もう少し待って帰ろう----と思った矢先、突然、ミヤマシロチョウが後ろのノリウツギの花に飛来し、さらに虫林の待つ、イボタの花に移ってきた。
-----良かった。山梨県側のミヤマシロチョウは絶滅していなかったのだ。
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。。 吸蜜:ミヤマシロチョウ♂Aporia hippie japonica

。。。 A butterfly, Aporia hippie japonica, feeding at the flowers
。。。. Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 100
。。。.(2007-July-28, Yatsugatake, Yamanashi)


ミヤマシロは虫林を全く気にせずに、一心不乱に吸密している。
そこで、チョウが近くの花に移った時を見計らって、GR-Dでタテ位置広角撮影をした。
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。。。。。。。。。。 吸蜜:ミヤマシロチョウAporia hippie japonica

。。。。。。。。。。。 A butterfly, Aporia hippie japonica, feeding at the flowers
。。。。。。。。。。。. Ricoh GR-D, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-July-28, Yatsugatake, Yamanashi)


それほど数を見たわけではないが、たまたま♂♀が一緒の吸蜜となった場面。
翅表の色の違いが一目瞭然でわかる。もちろん、白いのが♂で黒っぽいのが♀。
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。。 吸蜜:ミヤマシロチョウ♂♀Aporia hippie japonica

。。。 Male and female of, Aporia hippie japonica feeding at the flowers
。。。. Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 100
。。。.(2007-July-28, Yatsugatake, Yamanashi)


観察できたミヤマシロチョウは、ほとんどが♂で、♀は1頭のみであった。
発生初期なのかな?それとも♂の頻度が高いのかな?
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。。 吸蜜:ミヤマシロチョウ♂ Aporia hippie japonica

。。。 A male of Aporia hippie japonica feeding at the flowers
。。。. Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 100
。。。.(2007-July-28, Yatsugatake, Yamanashi)


鳥の写真では、目に光が入ると、生き生きして見える効果がでる。多分、昆虫写真も同様で、この写真のように目に光が入ることがあるが、生き生きと見えるだろうか。
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。。 吸蜜:ミヤマシロチョウAporia hippie japonica

。。。 A male of Aporia hippie japonica feeding at the flowers
。。。. Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 100
。。。.(2007-July-28, Yatsugatake, Yamanashi)

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§Rejection of mating§
交尾拒否の2枚の写真は、実はgyoromeで撮影したものだ。-------ということは、レンズからチョウまで距離はかなり短いことになる。

メスを見ていると、しばしば♂がやってきて、求愛行動を示した。時には、かなり長い間、求愛行動が続くこともあるみたいだ。
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。。 ミヤマシロチョウ交尾拒否Aporia hippie japonica

。。。 Rejection of mating
。。。. Ricoh Caplio GX-8, gyorome-8, ASA100
。。。.(2007-July-28, Yatsugatake, Yamanashi)


♂が離れたときに、♀がどのようにして交尾拒否をしたかを写した。
ご覧のように後ろ翅をしっかりあわせ、尾部を翅で完全に隠しているではないか。なるほど、これでは♂はどうにも出来ないというわけだ。

この姿勢は♂が離れた後も数秒間続いた。
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。。 ミヤマシロチョウの交尾拒否Aporia hippie japonica

。。。 Rejection style of mating
。。。. Ricoh Caplio GX-8, gyorome-8, ASA100
。。。.(2007-July-28, Yatsugatake, Yamanashi)

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§Flying feature§
せっかく天気も良く、シャッター速度も上げられるので、飛翔写真も一応写した。
一応と書いたのは、バックグラウンドに林があり、面白くないからだ。
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。。 ミヤマシロチョウの飛翔Aporia hippie japonica

。。。 Flying feature of Aporia hippie
。。。. Pentax K100D, Sigma 15mm Fish-eye ASA400
。。。.(2007-July-28, Yatsugatake, Yamanashi)

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。。 ミヤマシロチョウの飛翔Aporia hippie japonica

。。。 Flying feature of Aporia hippie
。。。. Pentax K100D, Sigma 15mm Fish-eye ASA400
。。。.(2007-July-28, Yatsugatake, Yamanashi)

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§Insect-eye image§
虫の目写真の場合はGX-8を使うので、写真の形が一眼レフカメラのものと異なる(GR-Dは選択できるので、一眼に近い形を選んでいる)。そこで、横位置の写真の場合は、上下のみをトリミングして、写真の形に統一性を持たせている。

ミヤマシロチョウはノンビリとしたチョウなので、吸蜜中であれば、虫の目像でさえも写すことができるのだ。
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。。 虫の目像Aporia hippie japonica

。。。Insect-eye image of female of, Aporia hippie japonica feeding at the flowers
。。。. Ricoh Caplio GX-8, gyorome-8, ASA100
。。。.(2007-July-28, Yatsugatake, Yamanashi)


このくらい近づくと、ほとんど接するくらいの距離なのだが、一心不乱に吸蜜している。
ミヤマシロチョウは本当にノンビリしたチョウだね。
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。。 虫の目像Aporia hippie japonica

。。。Insect-eye image of female of, Aporia hippie japonica feeding at the flowers
。。。. Ricoh Caplio GX-8, gyorome-8, ASA100
。。。.(2007-July-28, Yatsugatake, Yamanashi)

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ミヤマシロチョウが山梨県側での消息が確認できたので、意気揚々引き上げた。
午後の夕立の後、原村で「ぽんぽこ山本」氏にお会いして、お話を色々うかがった(ぽんぽこ山本さん、有難うございました)。

その後、ミドリシジミのイブニングフライトをみようと、夕方1人で、ハンノキ林にたたずんでいたら、突然に虫林の携帯電話が鳴った。

電話の主は、保全協会のN氏であった。
もちろん、喜んでミヤマシロチョウの確認を報告したが、同時に採集者らしき人物が1人現れたことも述べた。

採集者と思しき人物は、虫林が引き上げる少し前にその場所にやってきた。ネットはもちろん出さず、ただじっとポイントから離れずにいたのだ。彼は登山者の格好をして、東京から来たと言っていた。話しによると、10年前にもここを訪れたことがあることを何となく聞き出した。

多分、虫林がひきあげるのを待っていたのだろう。
こんな場所に来る登山者などありえないのだから------。
しかし、後悔しているのは、採集者と思しきその人を厳しく追い払ったりしなかったのだ。

保全協会のN氏は、電話で「それは採集者ではなく、密猟者ですよ、ミヤマシロチョウは天然記念物ですからね」といった。恥ずかしながら、山梨県側のミヤマシロが天然記念物であることすら、虫林は知らなかった。誘われて協会に入会したものの、保全協会員としてこれは全く失格だ。そうと自覚していれば、もっと問い詰めるべきであっただろう。

それは虫林が、法的規制の知識に鈍感でありすぎたのが原因といえる。貴重なミヤマシロチョウを守れ(ら)なかった。
----後悔している。

帰宅後、山梨県のミヤマシロチョウの天然記念物指定について調べてみると、驚いたことにこれがなかなか大変で、結局、ネット上では調べることができなかった。最後に、「山梨の蝶(甲州昆虫同好会編著)」という本で、県指定の天然記念物として、キマダラルリツバメとミヤマシロチョウが昭和52年に認定されたという一文を発見した。ミヤマシロチョウは既に指定されていた長野県と協力して保護するということで認定されたらしい。

それでは、八ヶ岳の山梨県側にすむオオイチモンジやヤツタカネヒカゲ、クモマツマキチョウなどはどうなっているのだろうか?知れば知るほど、山梨県の蝶類保護に関する認識の不足が見えてきて、悲しくなってしまう(自分の認識の無さは棚上げ)。

ミヤマシロチョウの棲息を確認できたのは良かったが、別なことで懺悔の一日になってしまった。

ポンポコ山本さんに、チョウの法規制について、メールを頂いた。
これによると、国の自然公園法・文化財保護法 県の希少野生動植物保護条例・文化財保護条例ほかによって法的に守られているとのことでした。
by tyu-rinkazan | 2007-07-29 17:44 | ▣ミヤマシロチョウ | Comments(30)

20070722 八ヶ岳山麓の蝶2 (長野県、山梨県)

§ヒメシジミ§
草原を上部に向かって歩いた。少し登ると息が切れて休まなければないない。こんなときに日頃の不摂生が如実に表われてくる。明日からはエレベーターは使うまい!

草に付いた水滴で、ズボンが濡れ、靴の中にも水が入り、大変気持ちが悪い。それでも、何となく高いところを目指すのは、虫林の本能かもしれない。立ち止まって振り返ると、眼下に町をのぞみ、その眺めにしばし唖然としてしまった。草原を渡る風がなんと心地よいことか。下界の蒸し暑さが嘘のようである。

ヒメシジミは草原上部に群生していた。同時にアサマシジミも混生していたが、アサマの頻度はヒメに比較すると、かなり少ないようだ。ここのヒメシジミはいわゆるクロテン型といわれる高地独特のものもまざっているようだ。交尾するペアもいくつか認めた。
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。。交尾:ヒメシジミ Plebejus argus

。。。 A mating pair of Plebejus argus resting on the leaf
。。。. Pentax K100D, Sigma 15mm, ASA 200
。。。.(2007-July-21, Yatsugatake, Nagano)


これは別な交尾ペアであるが、ポケットからコンデジ(GR-D)を出して、撮影してみた。
この位寄ると、コンデジでもバックはややぼける。
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。。。。。。。。。。ヒメシジミ Plebejus argus

。。。。。。。。。。。 A mating pair of Plebejus argus resting on the leaf
。。。。。。。。。。。. Ricoh GR-D,, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-July-21, Yatsugatake, Nagano)


ヒメシジミは沢山いるので、飛翔写真も撮影してみた。この写真は、ヒメシジミが逆光気味に写り、飛んでいる蝶の縁毛が輝いている。以前に蝶の輝く縁毛を逆光で撮影するのが話題になったが、たまたま飛翔写真でその特徴がでた。
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。。。。。。。。。。飛翔:ヒメシジミ Plebejus argus

。。。。。。。。。。。 A flying feature of Plebejus argus
。。。。。。。。。。。. Pentax K100D, Sigma 15mm,, ASA 200
。。。。。。。。。。。.(2007-July-21, Yatsugatake, Nagano)


この飛翔写真では、ピントが顔に合っていて、翅がぶれている。
翅のブレを止めるには、シャッター速度1/750以上を用いなければならないが、逆にやや遅いシャッター速度で、翅のブレを強調するのもありかなと思う。
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。。飛翔:ヒメシジミ Plebejus argus

。。。 A flying feature of Plebejus argus
。。。. Pentax K100D, Sigma 15mm,, ASA 200
。。。.(2007-July-21, Yatsugatake, Nagano)

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§アサマシジミ§
ジョウザンミドリを撮影した林がある草原で、やや大きなブルーが飛び出した。アサマシジミである。同行のK氏によると、この場所でのアサマは初めてということだった。

飛び出したのはオスで、翅表の青鱗がかなり発達して美しい個体であった。それ以降も、アサマのオスを見かけたが、最初のこの個体を越えるものは出なかった。
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。。。。。。。。。。アサマシジミ♂ Lycaeides subsolanus

。。。。。。。。。。。 A male of Lycaeides subsolanus resting on the leaf
。。。。。。。。。。。. Ricoh GR-D, ASA100
。。。。。。。。。。。.(2007-July-16, Yatsugatake, Yamanashi)

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。。アサマシジミ♀ Lycaeides subsolanus

。。。 A female of Lycaeides subsolanus resting on the leaf
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro,, ASA100
。。。.(2007-July-21, Yatsugatake, Nagano)

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§メスグロヒョウモンの求愛行動§
一頭のメスに複数(3頭)のオスが次々に求愛行動を示す。オス達はメスに拒否されても、一向に気にする風もなく、次々にメスに求愛するみたいだ。でも、初めにきたオスに権利があるみたいで、ちょっかいは出すもののいずれ去ってしまった。ここに人間模様も重ねてしまうと興味深い(軽率に重ねてはいけないぞ)。
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。。求愛行動:メスグロヒョウモン Damora sagana liane

。。。Courtship behavior
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro,, ASA100
。。。.(2007-July-22, Yatsugatake, Nagano)


その後、しつこくメスに絡んで、求愛飛翔が長いこと続いた。求愛飛翔を観察するには、オスとメスが、色の違いではっきり分かるメスグロヒョウモンは理想的だと思う。

みたところ、メスは比較的直線的に飛び、オスはメスの後から下に回りこんで、そこから上昇し、メスの前に現れて、メスに絡み付こうとしていた。
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。。求愛飛翔:メスグロヒョウモン Damora sagana liane

。。。Courtship flight
。。。. Pentax K100D, Sigma 15mm Fish-eye, ASA400
。。。.(2007-July-22, Yatsugatake, Nagano)

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§ヒメシロチョウ§
ヒメジオンの多い場所では、ヒメシロチョウを何頭も見かけた。ヒメシロチョウは弱々しく飛ぶので、すぐに静止するように見えるが、これがまた、なかなか静止してくれない。
最後には痺れをきらして、飛翔写真を撮影してしまった。
d0090322_125122.jpg
。。飛翔:ヒメシロチョウ♂ Leptidea amurensis

。。。Flying male of Leptidea amurensis
。。。. Pentax K100D, Sigma 15mm Fish-eye, ASA400
。。。.(2007-July-22, Yatsugatake, Nagano)

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§コヒョウモンモドキ§
少ないながら、草原でコヒョウモンモドキを見つけた。
内モンゴルでは、このヒョウモンモドキ類が多く見られたので、何となく心臓がどきどきしてしまった。
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。。コヒョウモンモドキ Mellicta britomartis niphona

。。。A butterfly, Mellicta britomartis niphona, resting on the grass
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-21, Yatsugatake, Nagano)

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§ウラジャノメ§
ウラジャノメが現れ、葉の上で開翅してくれた。このウラジャノメは前翅上部に白い紋が明瞭に出ているので、メスみたいだ。
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。。ウラジャノメ Lopinga achine

。。。A butterfly, Lopinga achine, resting on the grass、with the wings opened
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-22, Yatsugatake)

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§オオアオゾウムシ§
オオアオゾウムシが集団で一塊になって葉の上にいるのを見つけた。
これも集団での求愛行動なのだろうか?それとも、内緒話でもしているのかな?
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。。求愛行動?:オオアオゾウムシ Chlorophanus grandis

。。。 Courtship behavior
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-21, Yatsugatake)

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§コエゾゼミ§
イタドリの葉の上にコエゾゼミを見つけた。あまり動きたくないようなので、虫の目レンズを取り出し、超接写を試みた。コエゾゼミの目の後ろには細かい毛が生えていて、眉毛みたいだね。
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。。。。。。。。。。虫の目像:コエゾゼミ Tibicen flammatus

。。。。。。。。。。。 Insect-eye image of Tibicen flammatus
。。。。。。。。。。。. Ricoh Caplio GX-8, Gyorome-8,, ASA 100
。。。。。。。。。。。.(2007-July-21, Yatsugatake, Nagano)

(当初、エゾゼミとして掲載したが、コエゾゼミに訂正しました。ぽんぽこ山本さん、有難うございました。)

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以上で今週の日記は終了であるが、ゼフ以外にも多くのチョウ達が、八ヶ岳山麓には棲息していた。これからさらに周辺を回って、蝶を調査してみたいと思う。
by tyu-rinkazan | 2007-07-24 01:31 | ▣アサマシジミ | Comments(12)

20070721 八ヶ岳山麓の蝶1:ゼフィルス(長野県、山梨県)

先週、八ヶ岳のミヤマシロチョウ保護のための調査に参加しようと思ったが、雨のために中止になってしまった。でも、今週は八ヶ岳山麓の蝶の撮影に行くことにした。本日は、ここをフランチャイズにしている虫友のKさんにご一緒していただいた。

最初に訪れたポイントは、耕作地の中に残された湿地のハンノキ林であるが、ここにミドリシジミが生息している。埼玉あたりでは、ミドリシジミの出現時期は6月頃だが、ここでは7月末から8月初旬が最盛期となるみたいだ。ここは湿地なので、長靴が必携アイテムとなる。
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。。ハンノキ林

。。。 Woods of Alnus japonica
。。。. Ricoh GR-D
。。。.(2007-July-21, Yatsugatake)

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§ウラキンシジミ§
このハンノキ林には、大きなトネリコの木も混在していて、そこからウラキンシジミが発生している。日曜日に少しだけ立ち寄ったところ、葉の上のオスを発見した。コンデジ広角で撮影した。

しかし、ウラキンシジミのウラキンという名前は、この蝶をみていると、本当にぴったりな名前である事がわかる。「黄金の蝶」だ。
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。。ウラキンシジミ♂ Coreana stygiana

。。。A male of, Coreana stygiana, resting on the leaf
。。。.Ricoh GR-D, ASA 100
。。。.(2007-July-22, Yatsugatake)


ウラキンは意外と変異が報告されており、裏面の色調、紋の出方など異なる事が報告されている。今回の♂♀でも紋の出方に明らかな差が見られる。
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。。ウラキンシジミ♂ Coreana stygiana

。。。A male of, Coreana stygiana, resting on the leaf
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm macro, ASA 100
。。。.(2007-July-22, Yatsugatake)


ウラキンの♀は♂に比べて、翅形が幅広く、裏面の色彩が明るい。この個体をみると、どうやら♀のようである。裏面の紋の発達も♂に比べて発達している。
雰囲気がチョウアカにも似ているね。
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。。ウラキンシジミ♀ Coreana stygiana

。。。A female of, Coreana stygiana, resting on the leaf
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm macro, ASA 100
。。。.(2007-July-21, Yatsugatake)

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§ミドリシジミ§
ハンノキ林を散策すると、ミドリシジミがポツポツと飛び出した。
この天気では開翅はあまり期待できないが、撮影できるだけでも良いかもね。
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。。ミドリシジミ Neozephyrus japonicus

。。。The butterfly, Neozephyrus japonicus, resting on the leaf
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm macro, ASA 100
。。。.(2007-July-21, Yatsugatake)

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。。。。。。。。。。ミドリシジミ Neozephyrus japonicus

。。。。。。。。。。。 The butterfly, Neozephyrus japonicus, resting on the leaf
。。。。。。。。。。。. Ricoh GR-D, ASA100
。。。。。。。。。。。.(2007-July-21, Yatsugatake)


クルミの林から飛び出したゼフをK氏が見つけた。
どうやら、ミドリシジミみたいだ。みていると、突然、開翅したではないか。
A型の♀だ。
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。。開翅:ミドリシジミ♀ Neozephyrus japonicus

。。。A female of, Neozephyrus japonicus, resting on the leaf with the wings opened
。。。. Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA 400
。。。.(2007-July-21, Yatsugatake)

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§ジョウザンミドリシジミ§

ミズナラ林の中で、テリ張りをするミドリシジミがいた。どうやらジョウザンミドリシジミらしい。翅表の青色光沢が綺麗だ。
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。。開翅:ジョウザンミドリシジミ♂ Fovonius taxila

。。。A male of, Fovonius taxila, resting on the leaf with the wings opened
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm macro, ASA 100
。。。.(2007-July-21, Yatsugatake)

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。。開翅:ジョウザンミドリシジミ♂ Fovonius taxila

。。。A male of, Fovonius taxila, resting on the leaf with the wings opened
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm macro, ASA 100
。。。.(2007-July-21, Yatsugatake)


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§オナガシジミ§
クルミ林のポイントで、オナガシジミを探したところ、1頭のオナガシジミが枝から飛び出し、草の上に静止した。近づいたところ、草の中にもぐりこんだ。そこで、あわてて草の間を探したが、蝶を見失ってしまった。

しばらくして、蝶を見失った場所に戻ってみると、何と開翅したミドリシジミ♀が草の上に載っているじゃないか--------。あれれ、先ほどのオナガシジミがミドリシジミに変身したのかな?
--------と思ったが、K氏が「これはオナガシジミじゃないですか?」といってくれた。

オナガシジミの開翅の写真は、今まで見たことがない。
多分、価値あるものだと思われるが、蝶が擦れてしまっているので、この位置にだした。
この蝶が擦れているのは、決して古くなったからではない、虫林が探すときに、多分草などで擦れてしまったみたいだ。
-----可愛そうなことをした。
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。。開翅:オナガシジミ Araragi enthea

。。。 The butterfly, Araragi enthea,, resting on the leaf with the wings opened
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm macro, ASA 100
。。。.(2007-July-21, Yatsugatake)


翅を閉じると、確かにオナガシジミだった。
数枚撮影したところで、この蝶は元気に飛び立ち、胡桃の木の上部に行ってしまった。
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。。オナガシジミ Araragi enthea

。。。The butterfly, Araragi enthea,, resting on the leaf with the wings closed
。。。. Ricoh GR-D, ASA 100
。。。.(2007-July-21, Yatsugatake)

オナガシジミの開翅は見たことが無かったので、とても嬉しい。

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§ハヤシミドリシジミ?エゾミドリシジミ§
車を運転していたら、耕作地の縁になかなか良さそうな林を見つけた。早速、車を止めて、チェックしてみたところ、葉の上にゼフが静止していたのだ。あわてて、レンズを70-300mmに交換して、撮影した。ハヤシミドリとしたいところだが、エゾミドリの可能性をこの拡大では否定できない。
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。。ハヤシミドリシジミ?エゾミドリシジミ Fovonius ultramarines

。。。The butterfly, Fovonius ultramarines,, resting on the leaf
。。。. Pentax K10D, Tamuron 70-300mm, ASA 400
。。。.(2007-July-21, Yatsugatake)

八ケ岳山麓のハヤシミドリは、多分記録は多いものではないと思う。
この個体は、最終的にエゾミドリということになった。

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今回の日記は、八ヶ岳山麓のゼフについて記載した。
八ヶ岳山麓は広いが、多くの場所では耕作地化しており、また、唐松を主体とする2次林が発達している。それ故、広葉樹を食樹とするゼフは少ないのではないかと思ったが、やはりいるところにはいるものである。

久しぶりにK氏に会えてとてもよかった。色々、有難うございました。まだ、体が本調子ではなさそうですが、お大事にしてください。

今週は2部作でいく。
by tyu-rinkazan | 2007-07-22 18:16 | ▣ウラキンシジミ | Comments(29)

20070716 クヌギ林散歩:クロミ+クロモ (山梨県甲府市、北杜市)

本日は大きな地震(震度6強)が新潟県+長野県で起きた。新潟県を中心に甚大な被害が出たことが報道されている。被災地の方々に心からのお見舞いを申し上げたい。

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§クロミドリシジミ§
本日はクロミドリシジミにフォーカスを当て、クヌギ林を色々まわって見ることにした。まず、先日にクロミドリシジミを見つけた林に行ってみた。到着して、クヌギの枝をペシペシしてみたところ、すぐにシジミチョウが飛び出し、竿が届かない上の枝にいってしまった。しかし、まもなく別の個体が飛び出して、斜面下のクズの葉上に静止した。
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。。。。。。。。。。クロミドリシジミ Favonius yuasai, The Copper Hairstreak

。。。。。。。。。。。A butterfly, Favonius yuasai, resting on the leaf
。。。。。。。。。。。. Ricoh GR-D, ASA100
。。。。。。。。。。。.(2007-July-16, Hokuto-shi, Yamanashi)


慌てて斜面を降り、ゼフが静止したクズの葉の近くまでいき、そっと覗き込んでみた。
ウーム、間違いなくクロミドリシジミである。100mmマクロで撮影した。

開翅を期待して、しばらく様子を見たが、残念ながら、飛び立ってしまった。
今回も開翅は見ることができなかったが、クロミの撮影ができただけでもよしとしよう。
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。。クロミドリシジミ Favonius yuasai, The Copper Hairstreak

。。。A butterfly, Favonius yuasai, resting on the leaf
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200
。。。.(2007-July-16, Hokuto-shi, Yamanashi)

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§クロヒカゲモドキ§
敷島のクヌギ林で、オオムラサキを撮影しているときに、クロヒカゲモドキを見つけた。昨年このチョウを見た場所は、薄暗い林の中だった、しかし、今回のクロモは林の縁の明るい場所にいた。さらに驚いたことに、この個体は開翅するではないか。

まだ、発生初期のようで、ピカピカの個体だ。
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。。。。。。。。。。クロヒカゲモドキ開翅 Lethe marginalis

。。。。。。。。。。。A butterfly, Lethe marginalis, with the wings opened
。。。。。。。。。。。. Ricoh GR-D, ASA100
。。。。。。。。。。。.(2007-July-16, Kofu-shi, Yamanashi)

d0090322_20361024.jpg
。。クロヒカゲモドキ開翅 Lethe marginalis

。。。A butterfly, Lethe marginalis, resting on the leaf with the wings opened
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200
。。。.(2007-July-16, Kofu-shi, Yamanashi)

d0090322_20362274.jpg
。。クロヒカゲモドキ開翅 Lethe marginalis

。。。A butterfly, Lethe marginalis, resting on the leaf with the wings opened
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200
。。。.(2007-July-16, Kofu-shi, Yamanashi)


しばらく見ていたら、オオムラサキやカナブンの横で、吸汁しだした。
クロヒカゲモドキは夕方に、しばしば樹液に集まるそうだが、実際にクヌギの樹液を吸汁している場面は初めての観察である。
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。。クロヒカゲモドキ吸汁 Lethe marginalis

。。。A butterfly, Lethe marginalis, feeding tree sap
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200
。。。.(2007-July-16, Kofu-shi, Yamanashi)

クロヒカゲモドキは結構敏感で、なかなか近くまで寄れないが、今回のものはフレンドリーであった。でも、それに甘えて近寄りすぎ、暗い林の中に逃げ込まれてしまった。
今年初めてのクロモだったので嬉しい。

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§オオムラサキ§
何といっても、クヌギの林の王様はオオムラサキである。
この大きさと美しさは、日本のチョウを代表するもので、実際に国蝶に選ばれているくらいだ。
山梨県では、クヌギ林に沢山いるが、何時見てもすばらしい蝶だ。

ちなみに国チョウの座は、ギフチョウと争ったと聞くが、虫屋の人気度では、ギフチョウの方が数段高いだろうと思う。
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。。樹液に来たオオムラサキ♂ Sasakia charonda

。。。A male of Sasakia charonda feeding tree sap
。。。. Pentax K100D, Sigma 15mm FISH-eye, ASA200
。。。.(2007-July-16, Kofu-shi, Yamanashi)

d0090322_20370100.jpg
。。オオムラサキ♂ Sasakia charonda

。。。A male of Sasakia charonda resting on the leaf with the wings opened
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200
。。。.(2007-July-16, Kofu-shi, Yamanashi)


路上にある動物の糞で、吸汁するオオムラサキを見つけた。タテハチョウの仲間は、しばしば糞に集まるが、オオムラサキも例外ではなさそうだ。
実際にオオムラサキの糞での吸汁はこれが初めてである。
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。。糞塊に来集したオオムラサキ♂ Sasakia charonda

。。。A male of Sasakia charonda feeding at fecal mass
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200
。。。.(2007-July-16, Kofu-shi, Yamanashi)


オオムラサキは、糞の吸汁で夢中なので、gyoromeで虫の目像を撮影してみた。でも、この深い被写界深度は、虫の目というよりもヒトの目に近いと思いませんか?
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。。糞塊に来集したオオムラサキ♂ Sasakia charonda

。。。Insect-eye image of a male of Sasakia charonda feeding at fecal mass
。。。. Ricoh Caplio GX-8, gyorome-8, ASA100
。。。.(2007-July-16, Kofu-shi, Yamanashi)


一応、飛翔写真も撮影した。バックの林が煩いが、縦位置のトリミングで掲載する。
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。。。。。。。。。。飛翔:オオムラサキ♂ Sasakia charonda

。。。。。。。。。。。Flying of a male of Sasakia charonda feeding at fecal mass
。。。。。。。。。。。. Pentax K100D, Sigma 15mm FISH-eye, ASA200
。。。。。。。。。。。.(2007-July-16, Kofu-shi, Yamanashi)

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§キタテハ§
車を止めた公園内の駐車場は見晴らしの良い場所で、そこの花にキタテハが訪れていた。
広角縦位置で、バックを入れて撮影した。
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。。。。。。。。。。キタテハPolygonia c-aureum

。。。。。。。。。。。 Polygonia c-aureum feeding at flower
。。。。。。。。。。。. Ricoh GR-D, ASA100
。。。。。。。。。。。.(2007-July-16, Kofu-shi, Yamanashi)

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田んぼの脇でツノトンボを見つけた。ただのツノトンボと思っていたら、図鑑で調べたところオオツノトンボらしい。北隆館の原色昆虫大図鑑IIIでは、本種は四国、九州、本州の山地に産するが、個体数は少ないとされている。
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。。オオツノトンボ Protidricerus japonicus

。。。Insect-eye image of Protidricerus japonicus resting on the grass
。。。. Ricoh Caplio GX-8, gyorome-8, ASA100
。。。.(2007-July-16, Hokuto-shi, Yamanashi)

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。。オジロアシナガゾウムシ Mesalcidodes trifidus

。。。Insect-eye image of Mesalcidodes trifidus
。。。. Ricoh Caplio GX-8, gyorome-8, ASA100
。。。.(2007-July-16, Hokuto-shi, Yamanashi)

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須玉、韮崎、北杜、甲府のクヌギ林で、クロミドリを探した。何回かゼフの姿を垣間見たが、確認はできなかった。一体、何本の大きなクヌギを探索しただろうか。

しかし、この作業のおかげで、台場クヌギの場所や内容を大体把握できた。以前に比べて、環境の変化が著しく、場所によっては既に伐採されて、林が無くなってしまったところもあった。

台場クヌギ林は、そこに住むヒトの生活と深く結びついた特徴的な里山環境である。しかし、現在は何の保護も受けておらず、近年林の数が減っている。大きな台場クヌギが伐採されてごろごろと横たわる姿を目の当たりにみることは悲しいものだ。世界遺産までしろとは言わないが、何らかの指導や保護が必要な時期にきているとおもわれる。


午前中は曇っていて、過ごし易かったが、午後1時くらいに日が差し始め、非常に暑くなった。こんな時は、下界よりも山の上に移動(逃げる)するのが一番だが、すでにクロミ探索で疲れてしまった。そこで、午後1時過ぎに自宅にもどり、シャワーを浴びて楽になった。こんなときのシャワーや水風呂はとても気持ちが良いものだ。

テレビで新潟(+長野)の地震のニュースを知り驚いた。
by tyu-rinkazan | 2007-07-16 20:45 | ▣クロヒカゲモドキ | Comments(28)

20070715 アサマシジミとナミヒョウモン (山梨県甲府市)

台風4号の進路が南に少しずれたみたいで、甲府市では午後には雨があがった。時々日も差してきた。

ウーム、すでに午後1時であるが、この天気に家でじっとしているのは、精神的にも、健康面からもよろしくない。-------とか何とか良いながら、今日も散歩に出よう。

この天気だと、アサマシジミのいる山上の草原が良いだろう。ここは甲府市北部に位置し、この時期、アヤメやユウスゲの花が咲いている。今年は1ヶ月前に訪れて以来だ。

ポイントへ向かう途中、丘の上から甲府市を見下ろすと、空にはまだ厚い雲がかかっていた。台風の影響だろうか、不気味な雲だ。
d0090322_228012.jpg
。。丘の上からの甲府市

。。。Landscape of Kofu basin from the hill top
。。。.Pentax K100D, Sigma 15mm, ASA100
。。。.(2007-July-15, Kofu, Yamanashi)

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甲府市北に位置するこの山の草原には、毎年アサマシジミを撮影に来ている。今年はなかなか訪れることができず、アサマシジミもまだあまり見ていない。

到着してまもなく、アサマシジミの♂が姿を現した。しかし、昨年に比べると非常に個体数が少ないようだ。このままだと姿を消すかもしれない。------心配だ。
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。。吸蜜:アサマシジミ♂ Lycaeides subsolanus

。。。A male of Lycaeides subsolanus feeding at the flower with the wings opened
。。。.Pentax K100D, Tamron 70-300mm, ASA100
。。。.(2007-July-15, Kofu, Yamanashi)

d0090322_2235249.jpg
。。静止:アサマシジミ♀ Lycaeides subsolanus

。。。A female of Lycaeides subsolanus resting on the leaf with the wings opened
。。。.Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-15, Kofu, Yamanashi)


本日は昔使用していたSigma15mm(デジタル対応ではないもの)を久しぶりに持ち出し、飛翔写真にチャレンジしてみた。
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。。。。。。。。。。飛翔:アサマシジミ♂ Lycaeides subsolanus

。。。。。。。。。。。A male of Lycaeides subsolanus flying in the grass field
。。。。。。。。。。。.Pentax K10D, Sigam 15mm Fish-eye, ASA400
。。。。。。。。。。。.(2007-July-15, Kofu, Yamanashi)

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。。飛翔:アサマシジミ♀ Lycaeides subsolanus

。。。A female of Lycaeides subsolanus flying in the grass field
。。。.Pentax K10D, Sigam 15mm Fish-eye, ASA400
。。。.(2007-July-15, Kofu, Yamanashi)

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この時期、この草原にはナミヒョウモンが非常に多い
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。。広角:ナミヒョウモン Brenthis ino

。。。Wide angle-view of Brenthis ino resting on the leaf
。。。.Pentax K100D, Sigma 15mm Fish-eye, ASA100
。。。.(2007-July-15, Kofu, Yamanashi)

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。。静止:ナミヒョウモン Brenthis ino

。。。A butterfly, Brenthis ino, resting on the leaf
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-15, Kofu, Yamanashi)


交尾したナミヒョウモンのカップルがいたので、撮影した。
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。。交尾:ナミヒョウモン Brenthis ino

。。。A mating couple of Brenthis ino on the leaf
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-15, Kofu, Yamanashi)

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美しいアサギマダラが現れたので、マクロレンズで撮影した。
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。。静止:アサギマダラ Parantica sita

。。。 A butterfly, Parantica sita, resting on the leaf
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-15, Kofu, Yamanashi)

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本日は、台風4号のために、散歩は諦めていたが、午後から雨があがったために草原を散歩することができた。甲府市はこんな時でも天気はすぐによくなる。日照時間が最長の県庁所在地だからね。
by tyu-rinkazan | 2007-07-15 22:12 | ▣アサマシジミ | Comments(6)

20070714 雨中の幸運:クロミドリシジミ (山梨県韮崎市)

現在、台風4号が上陸している。台風は、これから本州に沿って北上するので、この連休中は全て雨の予報だ。せっかく、久しぶりの自宅での週末なのに残念だ。

朝起きると小雨が降っている-------。いつものように、NHKの連ドラ「どんど晴れ」を家族と見ながら食事をした後、雨にも関わらず、散歩に出ることにした。
ウーム、多少の雨でもゼフなら活動するし、いくつか見ることができるはずだ。

車で20分ほどのクヌギの林に向かう途中、雨に濡れたヤブカンゾウの花が道路脇に群生し、とても綺麗だった。この時期、山梨ではこの花が多い。
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。。ヤブカンゾウの花 Hemerrocallis fulva

。。。Many followers, Hemerrocallis fulva, found by the road
。。。.Pentax K10D, Pentax DA100mm MACRO, ASA100
。。。.(2007-July-14, Nirasaki, Yamanashi)

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訪れた散歩道は、いわゆる台場クヌギの混在する大きなクヌギ林で、林の内部は日中でも薄暗い。雨にもかかわらず、カナブンなどの甲虫が樹液に参集していた。
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。。クヌギ林Sawtooth oak

。。。Sawtooth oak forest
。。。.Ricoh GR-D, ASA100
。。。.(2007-July-14, Nirasaki-shi, Yamanashi)


クヌギの枝を釣竿でちょっとぺたぺたやってみると、曇り空を背景にゼフが飛び出した。アイノミドリやメスアカミドリに比べて少し小型で、黒っぽくみえる。
もしかして、クロミドリシジミ?

飛翔速度が速く、なかなか静止しないので、見逃さないように目をこらして見守ると、10メートルくらい先のやや低い木に絡みついたフジの葉の上に静止したように見えた。
はたして、近づいてみると、ゼフの翅の上面のみがみえた。一応、記録写真ということで、撮影したのがこの写真だ。
d0090322_1751279.jpg
。。葉に静止したゼフ

。。。A butterfly, Zephyrus, resting on the leaf
。。。.Pentax K10D, Pentax DA100mm MACRO, ASA4 00
。。。.(2007-July-14, Nirasaki-shi, Yamanashi)


ウーム、このままでは撮影困難だ。
そこで、手前の葉を慎重に横によせ、さらにチョウが静止している枝をゆっくりと下に手で下げてみた。蝶の全体がみることができるようになった。
やはりクロミドリシジミだ。
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。。広角:クロミドリシジミ Favonius yuasai, The Copper Hairstreak

。。。A butterfly, Favonius yuasai, resting on the leaf
。。。. Pentax K10D, Pentax DA 10-17mm Fish-eye, X1.4 Telecon, ASA400
。。。.(2007-July-14, Nirasaki-shi, Yamanashi)


クロミドリシジミの撮影は、実はこれが初めてだ。
これまで、どういうわけか見ることができなかった。クヌギ林ならどこでも良いというわけではなく、また木も選ぶらしい。

これは、雨の中の奇跡、幸運と呼ぶしかない。
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。。クロミドリシジミ Favonius yuasai, The Copper Hairstreak

。。。A butterfly, Favonius yuasai, resting on the leaf
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA400
。。。.(2007-July-14, Nirasaki-shi, Yamanashi)


翅裏面の地色は確かに褐色味が強く、中室短条は不明瞭だ。驚いたのは尾状突起の長さである。
Favoniusの中では1番長いのではなかろうか。
こりゃーオナガミドリシジミという名前でもよさそうだ。
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。。クロミドリシジミ Favonius yuasai, The Copper Hairstreak

。。。A butterfly, Favonius yuasai, resting on the leaf
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA400
。。。.(2007-July-14, Nirasaki-shi, Yamanashi)

さらにコンデジで近接撮影をしようとしたところ、さすがに飛んで高い木の上に移動してしまった。

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数匹のウラナミアカシジミも飛び出したが、あまり低いところに静止しなかった。
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。。ウラナミアカシジミ Japonica sepestriata

。。。A butterfly, Japonica sepestriata, resting on the leaf
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA400
。。。.(2007-July-14, Nirasaki-shi, Yamanashi)


ツバメシジミやヤマトシジミは、雨の中でも活発に活動していた。
d0090322_17533066.jpg
。。ツバメシジミ Everes argiades

。。。A butterfly, Everes argiades, resting on the leaf
。。。. Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA400
。。。.(2007-July-14, Nirasaki-shi, Yamanashi)

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せっかくの3連休だが、雨の休日になってしまった。しかし、念願のクロミドリシジミを撮影できたのは嬉しい。棲息している場所がわかったので、これからさらに検討してみたいと思う。

台風は九州で猛威を振るっているらしい。これから、本州にそって北上してくるみたいだ。
あまり被害がでないことを祈るのみである。
by tyu-rinkazan | 2007-07-14 17:54 | ▣クロミドリシジミ | Comments(28)

20070708 内モンゴル散歩:荒地のチョウ達 (中国)

20070708
本日は草原からフフホトに戻り、夕方の飛行機で北京に移動する予定だ。

草原からフフホトへの途中は、荒涼とした樹木の無い山並みが続き、山肌にはマダラ状に背の低い草が生えた乾燥した荒野が広がっている。
-------こりゃー西部劇の世界だ。

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。。荒涼とした山
bleak mountain
。。。.Pentax K10D, Pentax DA18-55mm ASA100
。。。.(2007-July-08, Inner mongolia, China)

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車の窓から外を見ていると、目立たないけど花が多く咲く場所が所々にあるようだ。
運転手さんに花の多い場所で車を停車してくれないかとたのんだところ、快く虫林のワガママを聞き入れてくれて、道路脇に車を停車させた。

車を降りて辺りを見回すと、ベニシジミに良く似たチョウを発見した。日本のベニシジミと比較して、このベニシジミの大きさは、約2倍ほどもある。ゴマシジミくらいといえば具体的だね。
イブキジャコウソウの花で吸蜜しているところを撮影した。

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。。。。。。。。。。ベニシジミ に似たチョウ Thersamonolycaena violacea

。。。。。。。。。。。 A butterfly, Thersamonolycaena violacea, resting on the ground
。。。。。。。。。。。.Ricoh GR-D, GW-1, ASA100
。。。。。。。。。。。.(2007-July-08, Inner mongolia, China)


何とかこのチョウの翅表を撮影したくて(この蝶がベニシジミであることを確認したくて)、しばらく追ってみたところ、少しだけ開翅してくれた。ファインダーから覗くシジミチョウは、まさしくベニシジミのそれであった。
この蝶は日本のベニシジミと違い、吸蜜中は翅を開かないようだ。

d0090322_22595857.jpg
。。ベニシジミ に似たチョウ Thersamonolycaena violacea

。。。 A butterfly、Thersamonolycaena violacea, resting on the ground
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-08, Inner mongolia, China)


さらにコヒオドシが出現した。こんな日本から遠く離れた所で、知っているチョウに出会うと、何となく古い友人に出会ったようで懐かしく、そして嬉しい。

コヒオドシという小さなチョウの分布が中国からヨーロッパまで広く分布することは知っていたが、こんなところで会うとはね。

d0090322_230119.jpg
。。コヒオドシ Aglais urticae

。。。A butterfly, Aglais urticae, feeding at the flowers
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-08, Inner mongolia, China)


近くの葉に静止したチョウは、カラスシジミを少しだけ鮮やかにして、白い線を太くしたようなチョウだ。

カラスシジミの分布は、中国東北部からヨーロッパにも広く分布するので、この蝶がカラスシジミであっても全く不思議ではないだろう。しかし、日本のカラスシジミの幼虫はハルニレなどの木の葉を食するが、このチョウを見た場所は草しかないところだった。

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。。アオカラスシジミ(Fixcenia latior)

。。。 A butterfly, Fixcenia latior, feeding at the flowers
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-08, Inner mongolia, China)


こちらでもヒョウモンモドキのようなチョウを見つけた。やはり、この仲間がこの辺りではとても多いようだ。
しかし、図鑑でみるヒョウモンモドキにそっくりだな~。
え? もしかして、本当のヒョウモンモドキ?

ヒョウモンモドキの分布は、東アジア特産で、朝鮮半島から中国東北部、北部まで分布する。
-------とすると、やはりヒョウモンモドキとして矛盾が無いではないか(maedaさんによればヒョウモンモドキは分布しないそうだ)。

日本ではお目にかかっていない珍しいチョウをこんな遠く離れた場所で撮影できるとは、何か変な気分だ。
とにかく嬉しい。

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。。ヒョウモンモドキ類似種 Melitaea phoebe

。。。 A butterfly, Melitaea phoebe, resting on the stone
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-08, Inner mongolia, China)

d0090322_2305050.jpg
。。ヒョウモンモドキ類似種 Melitaea phoebe

。。。 A butterfly, Melitaea phoebe, resting on the stone
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-08, Inner mongolia, China)


またまたヒョウモンモドキのようなチョウが出現した。ヒョウモンモドキに似ているが、紋がかなり異なる。
-----しょうがない、こうなったらヒョウモンモドキモドキという名前でアップしておこう。

d0090322_231493.jpg
。。ヒョウモンモドキモドキ

。。。 A butterfly resembling Mellicta niphona resting on the ground
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-08, Inner mongolia, China)


フタスジチョウも虫林を出迎えてくれた。後ろ翅の白い帯がかなり太い。北海道や東北北部のものに似ている。後翅裏面外縁の白斑はこちらがより発達しているようにみえる。。

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。。フタスジチョウ  Neptis rivularis

。。。 A butterfly, Neptis rivularis ,feeding at the flowers
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-08, Inner mongolia, China)


この蝶はそこそこに大きく、敏感で、なかなか撮影を許してもらえなかった。

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。。タカネジャノメ (Hipparchia autonoe)

。。。 A butterfly, Hipparchia autonoe, resting on the ground
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-08, Inner mongolia, China)


シロオビヒメヒカゲの白い帯が無いようなチョウだ。ヒメヒカゲの仲間で問題はないだろう。

d0090322_2315280.jpg
。。キイロヒメヒカゲ (C amaryllis)

。。。 A butterfly, C amaryllis, resting on the leaf
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-08, Inner mongolia, China)

d0090322_232550.jpg
。。フェルラジャノメ (Satyrus ferula)

。。。 A butterfly, Satyrus ferula, resting on the ground
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-08, Inner mongolia, China)


フワフワと白い紋をちらつかせながら飛ぶジャノメチョウを見つけた。どうやらツマジロウラジャノメのようだ。日本のツマジロと同様で、なかなか静止してくれずやきもきしたが、路上に止まった。

d0090322_232199.jpg
。。ツマジロウラジャノメ Lasiommata deidamia

。。。 A butterfly, Lasiommata deidamia ,resting on the ground
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-08, Inner mongolia, China)


チャマダラセセリも出現した。

d0090322_2323060.jpg
。。アルベウス (Pyrgus alveus)

。。。 A butterfly, Pyrgus alveus, resting on the ground
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-08, Inner mongolia, China)


フフホトから北京への飛行機は夕方、定刻に飛び立ったが、途中で北京上空の天候不順とやらで、なんとまたフフホト空港に引き返してしまった。結局、空港内で3時間待機した後、OKが出たので再び北京に飛び立った。結局、北京のホテルでチェックインできたのは深夜になってしまい。ホテル内で食事を済ませた。

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20070709
朝、北京大学のW教授のところの大学院生のSさんがホテルまで迎えに来てくれて、ハスの花で有名な公園を案内してくれた。北京の蒸し暑さにビックリした。

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。。。。。。。。。。ハスの花 Lotus flower

。。。。。。。。。。。 Lotus flowers reflecting on the water surface
。。。。。。。。。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。。。。。。。。。.(2007-July-08, Inner mongolia, China)


あまり鳥の写真を撮影しない虫林だが、綺麗な鳥だったので、撮影してしまった。
名前はまだわからない。

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。。アカガシラサギ

。。。 A bird having designs against his prey
。。。.Pentax K10D, Tamron 70-300mm, ASA100
。。。.(2007-July-08, Inner mongolia, China)


公園の下草に静止していたチョウ。裏面がとても綺麗だ。
小生の持っている図鑑では、 Eastern Bath Whiteのようだ。

d0090322_2332876.jpg
。。チョウセンシロ Eastern Bath White

。。。 A butterfly, Eastern Bath White, resting on the grass
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-08, Inner mongolia, China)


その後、北京大学構内を散歩して、大学内のレストランで昼食を摂った。

d0090322_237735.jpg
。。北京大学西門

。。。 A butterfly resembling Mellicta niphona resting on the ground
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-08, Inner mongolia, China)

夕食は北京大学の親しい友人のW教授その教室員のCさん、C教授にご招待いただき、大変楽しい時を過ごした。

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大陸北部の蝶と日本の蝶は類似点が多く、非常に面白い。これからもう少し広い視野でチョウ達を観察できるようになればよいが----。

フフホトから草原までは場所にもよるが、3時間以上はかかる、その間、郊外の町の景色や荒涼とした山の眺めを楽しめる。今回は途中で2回ほど、花の多い場所で停車してもらい撮影した。ポイントはなんといっても、イブキジャコウソウとアザミだった。

観察した蝶の名前については maeda さん に、鳥の名前については chochoensis さん にご教示いただいた。有難うございました。



by tyu-rinkazan | 2007-07-10 23:10 | ● China | Comments(22)

20070707 内モンゴル草原散歩:草原のチョウ達 (中国)

ホホフト市から数時間の距離にある「草原」にやってきた。ここは標高1200-300mで、見渡す限り、ほとんど人工物の無い草原が広がっている。

風はやや強く、草がざわざわとなびいている。フフホトに比べて、別世界のように涼しい。
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。。内モンゴル草原

。。。Grass-land in Inner Mongolia
。。。.Ricoh GR-D, GW-1, ASA100
。。。.(2007-July-07, Inner mongolia, China)


草原はゆるい起伏を示し、どこまでも続いている。所々に池が点在し、その周りにやや丈の高い草が生えている。昨年、一面に咲く黄色い花に感動したが、今年は雨が少なく、花は残念ながら少ないらしい。
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。。内モンゴル草原

。。。 Grass-land in Inner Mongolia
。。。.Pentax K10D, Pentax DA 18-55mm, ASA100
。。。.(2007-July-07, Inner mongolia, China)


川向こうに牛を引いた男がゆっくりとやってきた。民族服を身に纏い、なかなか風情があってよろしいが、どこから来たのだろうか?
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。。内モンゴル草原

。。。 Grass-land in Inner Mongolia
。。。.Pentax K10D, Pentax DA 18-55mm, ASA100
。。。.(2007-July-07, Inner mongolia, China)


精悍な顔をした蒙古族の若者が馬で走り去っていった。夕日に向かって疾走する様子は、みていてとても格好が良い。馬に乗れない虫林はただただ憧れるのみだ。
やはり、草原には馬が良く似合う。
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。。内モンゴル草原

。。。 Grass-land in Inner Mongolia
。。。.Pentax K10D, Pentax DA 18-55mm, ASA100
。。。.(2007-July-07, Inner mongolia, China)


草原をぶらぶらと歩いていたら、犬の死骸のようなものに出くわした。おそるおそる調べてみると、オオカミの死骸の可能性がある。パオで現地の方に尋ねたところ、ここにはオオカミもいるとのことであった。オオカミの死骸かな?
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。。オオカミ?の死骸

。。。 Dead body of wolf or dog
。。。.Pentax K10D, Pentax DA 18-55mm, ASA100
。。。.(2007-July-07, Inner mongolia, China)


本日は、遊牧民の住居「パオ」で宿泊だ。我々が泊まるパオは、観光目的のためで、遊牧民が用いる本当のものとは多分色々な点で違うと思う。しかし、大草原の中で、1晩をパオで過ごすことは貴重な体験であった。

草原では夜10時をまわっても、なかなか真っ暗にならない。暗くなるとともに、空には満天の星が現れた。今更ながら星の数に驚いた。
そういえば、本日は、2007年の7月7日で、日本では七夕だ。天の川が綺麗だ。
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。。内モンゴル草原

。。。 Grass-land in Inner Mongolia
。。。.Pentax K10D, Pentax DA 18-55mm, ASA800
。。。.(2007-July-07, Inner mongolia, China)

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今年は雨が少なく、草原の花が非常に少ない。したがって蝶も少ないようだ。
朝、起きてパオから出たら、風は相変わらず強いが天気は快晴だ。早速、草原をあても無く散歩してみた。

出発までの間に、いくつかの種類のチョウ達を発見できたが、いずれも地味なチョウ達だった。
しかし、日本のチョウと類似した点も多く、種の分布などを考える上で、興味深い。

手元に図鑑類がないので、仮の名前を付けてアップしておく。後ほどゆっくりと種名については検討することにした。(maedaさんからコメントで蝶の名前をご教示いただいた)

§フチグロヒョウモンモドキ§

しばらく歩くと足元から小型のヒョウモンチョウが飛び出した。飛翔力は強くなさそうだが、風に吹き飛ばされると速い。目の前で風に飛ばされる蝶を追って走ると、やっと地面に静止してくれた。

大きさや雰囲気は、Mellictaすなわちヒョウモンモドキの仲間に類似しているように感じた。日本のヒョウモンモドキやコヒョウモンモドキとは明らかにことなるが、種名がわからないので、一応、モンゴルのヒョウモンモドキ?としておくことにする。
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。。。。。。。。。。フチグロヒョウモンモドキ(Melitaea didymoides)

。。。。。。。。。。。 A butterfly, Melitaea didymoides, resting on the ground
。。。。。。。。。。。.Ricoh GR-D, GW-1, ASA100
。。。。。。。。。。。.(2007-July-07, Inner mongolia, China)

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。。フチグロヒョウモンモドキ(Melitaea didymoides)

。。。 A butterfly, Melitaea didymoides, resting on the ground
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-07, Inner mongolia, China)

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。。フチグロヒョウモンモドキ(Melitaea didymoides)

。。。 A butterfly, Melitaea didymoides, resting on the ground
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-07, Inner mongolia, China)


風が強くて飛翔写真はなかなか難しかったが、一応チャレンジしてみた。何とか使える写真が撮れたので嬉しい(トリミング)。
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。。フチグロヒョウモンモドキ(Melitaea didymoides)

。。。 A butterfly, Melitaea didymoides, flying in the grass-landon the ground
。。。.Pentax K10D, Pentax DA 10-17mm Fisheye, X1.4 Telecon, ASA400
。。。.(2007-July-07, Inner mongolia, China)


さらにもっと小型で良く似た蝶も発見した。羽の模様や大きさが、前種とはかなり異なる。
性差ではなく、多分別種だと思う。この草原ではこのようなチョウが繁栄しているようだ。
d0090322_23255489.jpg
。。ロマノフヒョウモンモドキ(M romanovi)

。。。 A butterfly, M romanovi, resting on the ground
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-07, Inner mongolia, China)

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§アカオビシジミ§

小型のシジミチョウも現れた。このシジミは、日本のヒメシジミあるいはアサマシジミ♀に類似しているが、赤紋の発達が非常に強く、翅の辺縁が綺麗だ。

是非とも♂も見たいと思ったが、残念ながら発見できなかった。
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。。。。。。。。。。アカオビシジミ(Aricia chinensis)

。。。。。。。。。。。 A butterfly, Aricia chinensis, resting on the leaf
。。。。。。。。。。。.Ricoh GR-D, GW-1, ASA100
。。。。。。。。。。。.(2007-July-07, Inner mongolia, China)

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。。アカオビシジミ(Aricia chinensis)

。。。 A butterfly, Aricia chinensis, feeding at the flowers
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-07, Inner mongolia, China)

d0090322_23271976.jpg
。。アカオビシジミ(Aricia chinensis)

。。。 A butterfly, Aricia chinensis, resting on the leaf
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-07, Inner mongolia, China)

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§ハイヤーレモンキチョウ?§

少し暖かくなると、日本のモンキチョウ良く似たColiasが飛び出した。静止したので駆け寄って写真を撮影したが、日本のものよりも裏面の黄色味が強い。その他、オレンジのColiasも飛び出したが、こちらは素早くて撮影できなかった。
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。。。。。。。。。。ハイヤーレモンキチョウ?(C hyale)

。。。。。。。。。。。 A butterfly resembling Colias hyale feedig at the flowers
。。。。。。。。。。。.Ricoh GR-D, GW-1, ASA100
。。。。。。。。。。。.(2007-July-07, Inner mongolia, China)

d0090322_23275258.jpg
。。ハイヤーレモンキチョウ?(C hyale)

。。。 A butterfly resembling Colias hyale resting on the leaf
。。。.Pentax K10D, Pentax D-FA 100mm Macro, ASA100
。。。.(2007-July-07, Inner mongolia, China)

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内モンゴルの草原は、風に吹かれて散歩するだけで気持ちよい。午前中の短い間ではあったがいくつかのチョウ達に出会えたのは嬉しい。

パルナシウスも勿論期待したが、ここでは見ることができなかった。

さらに草原のチョウを別にアップする。
by tyu-rinkazan | 2007-07-09 23:16 | ● China | Comments(11)

20070706 内モンゴル散歩(内モンゴル自治区、中国)

20070706
成田から北京経由で、内モンゴル自治区・呼和浩特(フフホト)市にやってきた。成田から北京までは約3時間、北京からフフホトまで約2時間である。

フフホト訪問はこれで3回目だが、訪れるたびに街の発展のスピードに驚かされる。街には新しいビルが立ち並び、今や近代都市に変貌を遂げつつあるようだ。訪れた内蒙古医学院も新しい場所(郊外)に移転し、非常に大きく綺麗になった。
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。。内蒙古医学院

。。。 Inner Mongolia Medical College
。。。.Ricoh GR-D, ASA100
。。。.(2007-July-06, Hu he hao te, Inner mongolia, China)


それにしても、中国の大学の学生数には驚かされる。医学部でも、1学年1000人以上いるのだ、学生の教育システムは少し複雑で、5年から8年と幅がある。大学全体では、学生数だけでもすごい数になるし、彼らは寮生活をするのだ。

門柱に書かれている文字は、蒙古語の文字である。内モンゴルでは、あらゆる表示には、必ず蒙古語をつけることになっている。しかし、読める人は実際には少ない。ちなみに蒙古語のイロハや数の数え方などは、日本語に不思議なくらい近い。日本人のルーツは蒙古民族かもしれない。
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。。内蒙古医学院

。。。 Inner Mongolia Medical College
。。。.Pentax K10D, Pentax DA 18-55mm, ASA100
。。。.(2007-July-06, Hu he hao te, Inner mongolia, China)


朝、早く起きたので、ホホフト市内を散歩してみると、多くの人が健康のために歩いている。
太極拳をやっている人も少なくない。

フフホトの市内の道はとても広く、気持ちが良い。
d0090322_16422423.jpg
。。呼和浩特(フフホト)市内

。。。 City center
。。。. Pentax K10D, Pentax DA 18-55mm, ASA100
。。。.(2007-July-06, Hu he hao te, Inner mongolia, China)


繁華街の朝。綺麗な街も良いのだが、やはりもっと人間くさい場所にカメラが向いてしまう。早朝の繁華街は、まだ寝静まっているようだが、それでも路上では既に働いている若者もいる。
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。。呼和浩特市内

。。。Morning in the city center
。。。. Pentax K10D, Pentax DA 18-55mm, ASA100
。。。.(2007-July-06, Hu he hao te, Inner mongolia, China)

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20070707
内モンゴル医学院での所用も無事終わり、いよいよ草原に行くことになった。
このところの遠征続きで、少し疲れてはいるが、内モンゴルの大草原に飛ぶチョウたちを考えると、そんなこともいっていられない。

草原までは、大学の外事部の車で数時間かかる。我々4人のために外事部の人間が4人も着いていただき大変恐縮する。ありがたいことだ。

フフホト市内から草原までは、見知らぬ街の風景が広がり、興味深い。
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。。郊外の風景

。。。Landscape of the suburb
。。。. Pentax K10D, Pentax DA 18-55mm, ASA100
。。。.(2007-July-06, Hu he hao te, Inner mongolia, China)

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。。郊外の風景

。。。Landscape of the suburb
。。。. Pentax K10D, Pentax DA 18-55mm, ASA100
。。。.(2007-July-06, Hu he hao te, Inner mongolia, China)

d0090322_16471941.jpg
。。郊外の風景

。。。Landscape of the suburb
。。。. Pentax K10D, Pentax DA 18-55mm, ASA100
。。。.(2007-July-07, Hu he hao te, Inner mongolia, China)


農村地帯では、レンガや土で作った家が並ぶ。膨大な土地に、名産のジャガイモ、ソバなどの作物を作っている。
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。。農村地帯

。。。Farmer’s house
。。。. Pentax K10D, Pentax DA 18-55mm, ASA100
。。。.(2007-July-07, Hu he hao te, Inner mongolia, China)


d0090322_16475241.jpg
。。耕作する人

。。。 Cultivator
。。。. Pentax K10D, Pentax DA 18-55mm, ASA100
。。。.(2007-July-07, Hu he hao te, Inner mongolia, China)


内モンゴルの食卓には、やはりヒツジがのぼることが多い。写真はヒツジの丸焼きで、まずこの状態で、テーブルに置かれ、その後、解体されて、もう一度おかれる。
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。。ヒツジの丸焼き

。。。Roasted whole sheep
。。。. Ricoh GR-D, ASA100
。。。.(2007-July-07, Hu he hao te, Inner mongolia, China)


内モンゴルはソバの一大産地である。「韃靼ソバ」は内モンゴル産のソバをさす。日本のそば粉の7-8割が内モンゴル産であることを知る人は多くない。
人々はソバを食する習慣もあり、商店ではソバが売られていた。
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。。ソバ

。。。Soba noodle
。。。. Pentax K10D, Pentax DA 18-55mm, ASA100
。。。.(2007-July-07, Hu he hao te, Inner mongolia, China)


村のお店に立ち寄ったところ、ダンボールにアンズ、モモ、スイカなどが所狭しと置かれていた。デザートには必ずといって良いほどスイカが出る。
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。。フルーツ

。。。Fruits
。。。. Pentax K10D, Pentax DA 18-55mm, ASA100
。。。.(2007-July-07, Hu he hao te, Inner mongolia, China)

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現在、7月9日で、明日、日本にもどる予定だ。
本日宿泊する北京市のホテルから日記をアップしてみた。窓の下をみると、北京の町並みがみえる。ひどく車が渋滞しているようだ。

中国を一言で言えば、月並みであるがとにかく広い。そして、やたら工事中である。
建物は大きく、迫力があるが、内部はあまり丁寧に仕上げられていないのが普通で、とくにトイレはもう少し何とかならないものか--------。

今年も内モンゴルの草原にやってきた。
次回はいよいよ草原の風景とチョウ達をアップしたいと思います。
by tyu-rinkazan | 2007-07-09 16:56 | ● China | Comments(4)