NATURE DIARY

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20080127 ダイアモンド富士よ・再び---- (山梨県石割山)

数日前、部屋に戻ると、山岳部の学生N君が待っていた。
早速、話を聞いてみると、彼は夕日と富士山の位置関係を計算したそうだ。彼の計算によれば、今週末の日曜日に、道志の石割山の山頂から、富士山頂に夕日が沈むダイアモンド富士が見えるという。

なるほど、夕日のダイアモンド富士とは、これまた面白いじゃないの!
もちろん、虫林は喜んで行く事を彼に告げた。

というのも、我々は2週間ほど前、本栖湖に近い竜ヶ岳という山で、朝日のダイアモンド富士に挑戦したが、悪天候のために富士山の姿すら拝めずに終わったからだ。(登頂はしたけどね)。

----ということで、今回はそのリベンジ山行ということになる。

ダイアモンド富士リベンジ石割山登山隊は、山岳部の学生3人(N君、T君、A君)、大学院生Ni君、そして虫林の計5人になった。

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§Diary§

日曜日は朝から快晴である。
N君の車で現地到着後、登り口を午後3時頃に出発した。

下の写真は西日を受けながら雪中行軍する我らがリベンジ登山隊をN君が撮影してくれたものだ。
(恥ずかしながら、歩き始めのこの時の先頭は虫林、その後は?----ウーム)
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。。。。。。。。。。雪中行軍するダイアモンド富士リベンジ登山隊(N君撮影)

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。。。。。。。。。。(2008-January-28, Ishiwari-yama, Yamanashi)


歩くのが遅い虫林が、やっと頂上に到着した時には、陽はすでに富士山の右側に沈んでいた。結局、今回も虫林はダイアモンド富士を自分の目で見ることができなかったのだ。でも、登頂しただけでも、相当に嬉しい(負け惜しみ?)。登頂時には皆が祝福してくれたが-------微妙。

この石割山という道志山塊に位置する山は、標高が1400mちょっとで、それほど高くない山だ。しかし、頂上から見る富士山の景色には結構人気があり、山梨百名山にも選ばれている。
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。。。。。。。。。。石割山頂上

。。。。。。。。。。 Olympus E-3, ASA 100
。。。。。。。。。。(2008-January-27, Ishiwari-yama, Yamanashi)


歩くのが速い学生君たちには、途中で先に行ってもらったが、彼らは山頂から目的のダイアモンド富士をしっかりと撮影していた。どうやら凄い速さで駆け登ったらしい-----でも間に合ってよかった。

下の写真は、N君がお姉さんから貰ったというコンデジで撮影したダイアモンド富士である。
太陽の位置が富士山頂の真中ではないが(少し計算間違い?)、綺麗に撮れていると思うよ。
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石割山山頂から見たダイアモンド富士(N君撮影)

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(2008-January-27, Ishiwari-yama, Yamanashi)


ダイアモンド富士を見ることができなかったとはいえ、静かな山頂からは黄昏迫る山中湖と富士山の雄大な景色が一望できた。刻々と沈む夕日を映す茜色の空を背景に、富士山はそのシルエットを際立たせ、大きな水溜りのように見える山中湖の向こうに悠然と聳えていた。
----その景色はまるで箱庭のようだ。

ここには我々以外に誰もいない。
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黄昏迫る山中湖と富士山

. Olympus E-3, ZD8mm+EC14, ASA 200
(2008-January-27, Ishiwari-yama, Yamanashi)

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暮れなずむ夕日をバックにした富士山

Olympus E-3, ZD50mm Macro + EC14, ASA 200
(2008-January-27, Ishiwari-yama, Yamanashi)


寒いながらも、穏やかに暮れ行く景色を見るリベンジ登山隊のメンバー。
(左からA君、T君、Ni君、N君)
d0090322_23265532.jpg
富士を眺めるリベンジ登山隊のメンバー

Olympus E-3, ZD8mm+EC14, ASA 200
(2008-January-27, Ishiwari-yama, Yamanashi)


山頂では、学生君達がストーブで湯を沸かし、カップラーメンやお茶を振舞ってくれた。凍るような気温の中では、少量ではあっても、暖かい飲み物や食べ物はとても有難い。

おや、この後姿は-----?
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。。。。。。。。。。富士山と?(T君撮影)

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。。。。。。。。。。(2008-January-27, Ishiwari-yama, Yamanashi)

いつまでも、富士山を見ていたいが、あまりのんびりしていると、下山が真っ暗になってしまう。まだ薄暗い内に、帰路に付くことにした。

ヘッドランプの明かりを頼りに登り口まで全員無事に到着した。

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§Afterword§

残念ながら、今回も虫林はダイアモンド富士に失敗したが、いつかまたチャレンジしようと思う。次のタイトルは、ダイアモンド富士・リベンジ・リベンジになるね。

学生君たちが撮影した写真を見せてもらうと、なかなかどうして素晴らしものが多くて驚いた。
これをきっかけに、山に登るだけでなく、風景や昆虫、植物等を撮影して、また見せて欲しい。

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§Information§

第2回チョウ類保全シンポジウム-ギフチョウ・ヒメギフチョウ-が開催されます。

◆日時:2008年2月10日(日)10:00~16:30
◆場所:群馬県渋川市民会館
◆主催:特定非営利活動法人(NPO法人)日本チョウ類保全協会
◆共催:群馬昆虫学会・赤城姫を愛する集まり
◆後援:群馬県教育委員会・渋川市教育委員会・(財)日本自然保護協会・日本鱗翅学会
◆参加費:無料(どなたでも参加することができます)


詳しい内容はここをクリックしてください →Information


by tyu-rinkazan | 2008-01-29 23:37 | その他・雑 | Comments(10)

20080126 河原の散歩道:カメノコハムシ (山梨県甲府市)

本日は天気が良いが、さすがに気温が低いようだ。
いつものように、午前中、少しだけ河原を散歩してみよう。

現地に着くと、風が無いので、思ったほど寒く感じない。
河原の土手道の上をブラブラと歩いていると、雪に飾られた八ヶ岳がくっきりと見えた。
----気持ちよい朝だ。
歩いていくと、果樹の林の地面に、大きな黄色い実が沢山落ちていた。
どうやら、カリン(花梨)の実が先日の風で一斉に落ちたのかもしれない。

カリン(花梨)は、長野県の諏訪地方が多産地として有名だが、山梨県でも多い木だ。
実は黄色く、大きいので食べたくなるが、通常はそのまま生食はしないで、ウォカや焼酎などにつけてカリン酒とすることが多い。また、カリンのエキスをいれたのど飴などは一般的ですね。種子に含まれるアミグダリンが加水分解した成分ベンズアルデヒドが咳や痰などに効果があるといわれている。

Bitterly cold weather but clear skies, I walked on the bankroad by the river (Kamanashi-gawa). Mt. Yatsugatake stood out in clear relief. When I was at the orchard, I found numerous fruits of Chaenomeles sinensis droped and laid on the ground possibly due to strong wind, representig "windfall fruits".
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地面に落ちたカリン(花梨)の実

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Olympus E-3, ZD 8mm FISH-EYE+EC-14, ASA 200

(2008-January-26, Kofu-shi, Yamanashi)


黒松の樹皮を少しはがしてみたら、樹皮下で越冬していたヒメジンガサハムシを見つけた。このハムシは面白い形をしているので嬉しい。
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ヒメジンガサハムシ Cassida fuscorufa

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A small beetle, Cassida fuscorufa , winter passing under the tree bark.
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Olympus E-3, ZD50+EC-14+Gyrome, ASA 400, Buit-in-Flash(+)

(2008-January-26, Kofu-shi, Yamanashi)

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ヒメジンガサハムシ Cassida fuscorufa

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A small beetle, Cassida fuscorufa , winter passing under the tree bark.
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Olympus E-3, ZD50+EC-14+Gyrome, ASA 400, Buit-in-Flash(+)

(2008-January-26, Kofu-shi, Yamanashi)

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§Afterword§

最近、キチョウの越冬態を観察しようと思い、河原を中心に探しているのだが、まだ見つけられない。どこで、越冬しているのだろうか?

キチョウは「貴重」なのだ。

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§Information§

第2回チョウ類保全シンポジウム-ギフチョウ・ヒメギフチョウ-が開催されます。

◆日時:2008年2月10日(日)10:00~16:30
◆場所:群馬県渋川市民会館
◆主催:特定非営利活動法人(NPO法人)日本チョウ類保全協会
◆共催:群馬昆虫学会・赤城姫を愛する集まり
◆後援:群馬県教育委員会・渋川市教育委員会・(財)日本自然保護協会・日本鱗翅学会
◆参加費:無料(どなたでも参加することができます)


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by tyu-rinkazan | 2008-01-26 21:39 | ■甲虫 | Comments(8)

20080123 雪の日に虫屋の見る夢は------

<虫屋の見る夢シリーズ1>

甲府にもとうとう雪が降った。

雪の日に虫屋の見る夢は---------

数年前の11月、虫林はアルゼンチンのブエノスアイレスにいた。
夕方暗くなってから、ふらっと入った小さなレストラン「Lala」は、タンゴのリズムとやや低い人々の話し声で満ちていた。

テーブルについて、見渡すと、ゆっくりとした時間の中で、人生を楽しむ人々が見えてくる。
----ここは地球の裏側。
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。。レストラン「Lala」




汗をかきながら綺麗なウズマキタテハの後を追いかけた。
蝶はベンチに腰掛けた少女の肩に静止した。

ラテン系の褐色の肌をもった彼女と縞模様の服、そしてウズマキタテハのコントラスト。
d0090322_22545366.jpg
。。ウズマキタテハ



楽しかった南米の日よ------
by tyu-rinkazan | 2008-01-23 22:59 | その他・雑 | Comments(10)

20080119 温暖化と蝶:ムラシの越冬 (山梨県南部町)

§Information§

第2回チョウ類保全シンポジウム-ギフチョウ・ヒメギフチョウ-が開催されます。

◆日時:2008年2月10日(日)10:00~16:30
◆場所:群馬県渋川市民会館
◆主催:特定非営利活動法人(NPO法人)日本チョウ類保全協会
◆共催:群馬昆虫学会・赤城姫を愛する集まり
◆後援:群馬県教育委員会・渋川市教育委員会・(財)日本自然保護協会・日本鱗翅学会
◆参加費:無料(どなたでも参加することができます)


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§ 温暖化と蝶: Who knows next ? §

今年も地球温暖化が叫ばれている。

虫林の周りでも、もともと住んでいなかった暖地性の蝶たちが急激に増えてきた。
その最も顕著なものは、ツマグロヒョウモンとクロコノマチョウだろう。

15年ほど前の山梨県では、ツマグロヒョウモンは迷蝶あるいは偶産蝶(山梨の蝶:甲州昆虫同好会編、山梨日日新聞社)だったが、近頃では、甲府市内でも普通に見られる蝶になってしまった。このツマグロヒョウモンは、今や北関東をも完全に分布圏内に入れ、東北地方へと進出しようとしているのだ。一方、クロコノマチョウの方は、かなり前に山梨県や千葉県房総半島まで北上、東進していた。最近では本栖湖湖畔などでも姿を見かけた人がいるという。さらに、驚いたことに、クロコノマチョウが青森県内でも記録されているらしい(越冬は不可だろうけどね)。

暖地性の蝶達の北上は、この2種にとどまらない。
ナガサキアゲハは、神奈川県ではかなり普通に見られるし、最近は北関東(群馬県、栃木県)でも土着が確認されている。ムラサキツバメも北関東まで急速に北上し、神奈川県や千葉県では、関西方面よりも個体数が多く発生しているようにみえる。その他、ヤクシマルリシジミ(静岡県まで)やイシガケチョウ(三重県まで)なども年々確実に北上しているようだ。

一方、北上する蝶達に疑問を呈する人もいる。
高桑正敏氏は、「月刊 むし」という雑誌に、亜熱帯性チョウ2種の関東における発生の謎という興味あるレビュー記事を載せている(月刊 むし 2001; 364:18-25)。それによると、関東におけるムラサキツバメとナガサキアゲハの突然の分布拡大は不審な点が多々あり、放蝶などの人為的移入の可能性が高い事を指摘している(その根拠を列記すると長くなるので、原著をご覧になってほしい)。

虫林もつい最近まで、この2種の蝶については、人為による(食樹での移入も含めて)可能性が高いと考えてきた。その根拠として、分布拡大があまりに急激である事、北上したにしては、分布上、静岡県が空白になっていたからである。ところが、実際に調べて見ると、静岡県でもムラサキツバメは普通に見られるようだし、先月、1頭ではあるが山梨県でもムラツを見つけた。このような事実を考えると、両種の分布拡大は、必ずしも人為的な移入とはいえないかもしれないと思うようになった。

両種の分布拡大には種々の要因が関わっている可能性があるようだが、自然の北上であれ、人為的な移入であれ、南国の蝶たちの急速な分布拡大(北上)の背景に、温暖化(warming temperature)が重要な役割を果たしていることは間違い無さそうである。

この10数年間における、このような南国のチョウ達の急激な分布拡大を、誰が想像できただろうか?
この現象は、蝶に限ったことでないのは明白で、他の色々な昆虫や植物にも同様なことが考えられるのであろう。
------この先、いったいどうなるのであろうか。 Who knows next ?である。

P.S.
話は少しそれるが、昨年、ソテツを食するクロマダラソテツシジミの放蝶が、関西地方で相次いで見られた。その時に、「南国の蝶が身近な蝶になった」 とそれを歓迎する空気もあったように思う。少なくとも、厳しい糾弾はされなかった。これは、大変な間違いだ。そんなことが許されるのであれば、日本の生態系は乱れに乱れてしまうだろう。

関西および関東の都市圏では、蝶に限らず多くの他の動物(インコなどの鳥も含む)が、ブリーダーにより、安易に野外に離され、自然繁殖して、在来種を圧迫している。

また、娯楽目的で意図的に放される場合も多い。とくに、食魚性のブラックバスなどは、駆除不能な状態にまで追い込まれているのはご存知の通りである。

蝶でも、現実的に神奈川でのアカボシゴマダラや関東でのホソオチョウの例もあるので、是非ともそのような放蝶行為だけは謹んで欲しい。

アマチュア蝶愛好家はモラルを守って楽しもう!

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§Diary§

朝起きて、いつものように「ちりとてちん」を家族で見ながら朝食をとった。
本日は非常に天気が良いようだ。

ウーム、そうだ!
昨年の暮れに県南で見つけたムラサキシジミ(ムラシ)とムラサキツバメ(ムラツ)の混合越冬集団の様子を見に行ってみよう。最後に見てからすでに3週間も経っている。

山梨県内とはいえ、静岡県との境界に近い県南の町までくると、さすがに少し暖かく感じる。
この辺では、ユズを栽培している家が多い。冬の最中とはいえ、ユズがある風景はどことなく暖かく感じられるようだ。

ユズの実を大きく入れて、広角レンズで撮影してみた。---大きくしたので夏みかんみたいだね。
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ユズの実

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A fruit of Yuzu
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Olympus E-3, ZD 8mm FISH-EYE, EC-14, ASA 200

(2008-January-19, Nanbu-cho, Yamanashi)


先月、見つけた越冬集団は、アオキの葉の上にくっついた枯れ葉上で見られた。
今回、同じ場所を見たところ、葉の上の枯れ葉が消失していた。しかし、嬉しいことにムラシはまだ3頭ほど葉上で越冬していたのだ。

ムラシは基本的に枯葉の上で越冬する蝶なのだが、今回の緑葉上での越冬は、葉の上に付着していた枯れ葉が落ちたあとに残った個体なのだろう。
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越冬するムラサキシジミ

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Three Japanese Oak Blues passing the winter in group on a leaf
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Olympus E-3, ZD 8mm FISH-EYE, EC-14, ASA 200, Built-in-Flash (+)

(2008-January-19, Nanbu-cho, Yamanashi)

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。。。。。。。。。。越冬するムラサキシジミ

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。。。。。。。。。。Three Japanese Oak Blues passing the winter in group on a leaf
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。。。。。。。。。。 Olympus E-3, ZD 50mm MACRO + EC-14 + Gyorome-8, ASA 400, Built-in-Flash (+)

。。。。。。。。。。(2008-January-19, Nanbu-cho, Yamanashi)


さらに、近くの別な場所で2頭のムラサキシジミを認めた。この個体も以前は同一場所にいたものだろう。

この場所の越冬集団は、最も多いときにはムラシ7頭+ムラツ1頭の計8頭だったので、それから比べると、かなり少なくなったといえるかもしれない。さらに、ムラツは消えてしまったのが、少し寂しく感じる。
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越冬するムラサキツバメ

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Two Japanese Oak Blues passing the winter under the leaf
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO + EC-14 + Gyorome-8, ASA 400, Built-in-Flash (+)

(2008-January-19, Nanbu-cho, Yamanashi)


林道奥の別な場所で、南向きの杉の木の樹皮をめくったところ(写真の右にある幹)、テントウムシの越冬集団を見つけた。以前にも見つけた木なので、いても当然であるが、それにしても沢山の個体が一緒に越冬しているものだ。
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杉の木

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Japanese cedar
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Olympus E-3, ZD 8mm FISH-EYE, EC-14, ASA 200

(2008-January-19, Nanbu-cho, Yamanashi)


これらはどれもテントウムシで、同一種であってもこれだけ色彩や斑紋が異なるのだ。
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越冬するテントウムシ

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The Lady birds passing the winter in group
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO + EC-14 + Gyorome-8, ASA 400, Built-in-Flash (+)

(2008-January-19, Nanbu-cho, Yamanashi)


その後、秋にキタキチョウやツマグロキチョウを多く見かけたポイントに行き、キチョウの仲間の越冬を1時間ほど探したが、残念ながら見つけることができなかった。

キタテハの翅の一部が、枯れた草原の上に寂しげに落ちていた。
d0090322_22343320.jpg
キタテハの翅の断片

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A fragment of Chinese comma’s wing
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO + EC-14, ASA 200

(2008-January-19, Nanbu-cho, Yamanashi)


まだ実の残る柿木を見ていたら、突然、メジロの群れが訪れた。
石化けしている虫林をあまり恐れずに、柿の実をついばんでいたので、マクロレンズのままで撮影した。
d0090322_2234040.jpg
柿の実とメジロ

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White-eyes and persimmons
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO + EC-14, ASA 200, Trimming (+)

(2008-January-19, Nanbu-cho, Yamanashi)

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§Afterword§

近年の南国のチョウ達の北上スピードは異常である。
温暖化は身近にあるに違いない。

冬が寒いから、春が嬉しい。夏が暑いから、秋になると気持ちが良いのだ。
こんな日本の四季が崩れない事をいのるばかりだ。

それにしても、この寒い時期に、成虫を見ることができるムラサキシジミはありがたい存在である。しかし、越冬集団を構成する蝶の数は、枯れ葉が落ちたためか、寒さのためか減少してしまったのが少し残念に思う。

今回はキチョウの越冬態は観察できなかったが、この蝶の越冬態なら甲府市内でも観察できるはずなので、これからも少し探していきたいと思っている。
by tyu-rinkazan | 2008-01-20 22:44 | ▣ムラサキシジミ | Comments(8)

20080114  真冬に飛ぶ蝶:フユシャクの林 (山梨県甲府市)

§Information§

第2回チョウ類保全シンポジウム-ギフチョウ・ヒメギフチョウ-が開催されます。

◆日時:2008年2月10日(日)10:00~16:30
◆場所:群馬県渋川市民会館
◆主催:特定非営利活動法人(NPO法人)日本チョウ類保全協会
◆共催:群馬昆虫学会・赤城姫を愛する集まり
◆後援:群馬県教育委員会・渋川市教育委員会・(財)日本自然保護協会・日本鱗翅学会
◆参加費:無料(どなたでも参加することができます)


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§Preface§

冬には多くの動植物は休眠する。
冬に休眠しないのは、お馬鹿な人間とその周りの哺乳類だけか-------と思っていたら、真冬に成虫が出現し、交尾し、産卵するという変わり者がいた。

それは、「フユシャク」と呼ばれるシャクガの一群だ。

このけったいな蛾の仲間は、冬に出現するというだけではなく、色々とユニークな特徴を持っている。例えば、メスもオスも口吻がなく、食事はしない。また、メスは翅が退化し、飛ぶことができないという。

フユシャクの仲間は、日本に25種ほどもいるそうで、フユシャクを集めるフユシャクマニアも多いと聞く。そんなフユシャクをゆっくりと観察してみたいと以前から思っていた。

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§Diary§

本日(連休最終日の月曜)は天気が良く、絶好のフユシャク日和だ(本当かね?)。
午後2時過ぎに自宅近くの散歩道「武田の杜」に行くことにした。陽が落ちるまでに2時間ほどある。

駐車場に車を止め、歩き始めるとまもなく、水溜りがあった。何気なく水溜りに張っている氷をみると、面白い模様がついていたので撮影してみた。
d0090322_20113322.jpg
氷の模様

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Icy puddle with curious pattern
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO, EC-14, ASA 200

(2008-January-14, Kofu-shi, Yamanashi)


フユシャクを探しながら、落ち葉の積もった小道をゆっくりと歩いた。コナラを主体とする雑木林では、ほとんどの木が葉を落とし、冬枯れの景色を見せている。さすがに虫の気配は無い。

敷き詰められた落ち葉の中に、綺麗なマメ科の植物の種を見つけた。形からすると、多分、ニセアカシアの種なのだろうか------何となく撮影。
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落ち葉の中の種

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Seeds on the path drifted with leaves
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO, EC-14, ASA 200

(2008-January-14, Kofu-shi, Yamanashi)


色々な木の樹幹を見て歩くが、フユシャクを見つけることはできなかった。
そういえば、フユシャクは桜の幹にいるとどこかで聞いた覚えがある。ならば、以前に花見に訪れたことのある桜の木の林に行って見よう。

しかし、桜の林でもなかなか発見できず、そろそろ諦めて帰ろうと思ったときに、目の前の太い幹にやっと待望のフユシャクを見つけた。フユシャクの仲間のメスだ。

フユシャクのメスは思ったよりも小さい(体長7mmくらいか)。なるほど、これでは見つけにくいわけだ。さらに、樹皮に良く似た色彩でカモフラージュされているので、目をその場所から離すと、再度見つけ出すのが難しいくらいだ。

なにはともあれ、待望のフユシャクを見つけたのは嬉しい。
その小ささを表現するために、まずは広角で撮影した。
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コナミフユナミシャク Operophtera brunneaのメス

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A female of winter moth, Operophtera brunnea , resting on the trunk of cherry tree.
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Olympus E-3, ZD 8mm Fish-eye, ASA 100

(2008-January-14, Kofu-shi, Yamanashi)


メスのフユシャクは、翅がとても小さく、これでは飛ぶことはできない。印象的なのは、足が長いことだ。

調べた限りでは、どうやらコナミフユナミシャクで良さそうだが-------自身はない。
間違っていたら、コメントをいただきたい。
d0090322_20122913.jpg
コナミフユナミシャク Operophtera brunneaのメス

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A female of winter moth, Operophtera brunnea , resting on the trunk of cherry tree.
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO, ASA 100

(2008-January-14, Kofu-shi, Yamanashi)


少しつついたら、器用に幹上を歩き始めたので、側面から撮影してみた。
歩くときは、ヒヨコのように小さな翅を上にあげる様子がユニークだ。

そうか、このムシは、飛ぶのが苦手な分、歩くのが得意になったのかもしれない?
d0090322_20124164.jpg
樹幹上を歩くコナミフユナミシャク Operophtera brunneaのメス

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A female of winter moth, Operophtera brunnea, walking on the trunk of cherry tree.
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO + Gyorome-8,, ASA 400, Built-in-Flash (+)

(2008-January-14, Kofu-shi, Yamanashi)


いかにも産卵するような姿勢をとったので、驚いた(実は産卵ではなかった)。
Gyoromeを装着し、ストロボをたいて、拡大撮影して見ると、フユシャクのメスの体は、防寒のためか、ぶ厚い毛皮のコートをまとっているようにモクモクして見える。
d0090322_20125245.jpg
樹幹で静止するコナミフユナミシャク Operophtera brunneaのメス

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A female of winter moth, Operophtera brunnea, resting on the trunk of cherry tree.
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO + Gyorome-8,, ASA 400, Built-in-Flash (+)

(2008-January-14, Kofu-shi, Yamanashi)


フユシャクのメスは、小さくて見つけ難い。
しかし、1頭見つけると、コツがわかるのだろうか、あるいは意識の中にイメージができるのだろうか、いくつか別な個体を見つけ出すことができた。

この個体は、前述のコナミフユナミシャクと模様が良く似ているが、体が細く、翅の黒い帯が太く明瞭だ。同じ種類なのだろうか?
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樹幹で静止するコナミフユナミシャクのメス?

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A female of winter moth, Operophtera brunnea, resting on the trunk of cherry tree.
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO + Gyorome-8,, ASA 400, Built-in-Flash (+)

(2008-January-14, Kofu-shi, Yamanashi)


これはまた別の個体だが、模様はコナミフユナミシャクにも類似しているが、全体の色彩が明らかに茶色っぽい。ウーム、フユシャクは同定は難しい。
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樹幹で静止するフユシャクのメス

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A female of winter moth, Operophtera brunnea, resting on the trunk of cherry tree.
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO + Gyorome-8,F22, 1/20, EV-3.3, ASA 400

(2008-January-14, Kofu-shi, Yamanashi)

d0090322_20132788.jpg
樹幹で静止するフユシャクのメス

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A female of winter moth, Operophtera brunnea, resting on the trunk of cherry tree.
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO+Gyorome-8, F32, 1/160, EV-3.3, ASA 400, Built-in-Flash (+)

(2008-January-14, Kofu-shi, Yamanashi)


結局、メスは7-8頭を見つけることができたが、オスはなかなか見つけ出すことができなかった。帰る直前に、とうとうオスのフユシャクも見つけることができた。
その木は、すでに見た木だった。

やはり、見ているようで見ていないのだ。
オスのフユシャクは、翅の模様からクロバネフユシャクと同定したが、これまた自信がない。。
d0090322_20134143.jpg
クロバネフユシャク Alsophila foedataのオス

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A male of winter moth resting on the trunk of cherry tree.
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO, EC-14, F5.6, EV-1.0, ASA 200

(2008-January-14, Kofu-shi, Yamanashi)


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§Afterword§

蝶の成虫がいないこの時期には、冬だけに活発に活動するフユシャクの存在はありがたいものだ。もう少し、深く観察して見たいと思っているが、なにぶん知識が乏しくて同定もおぼつかない。

でも良い機会なので、これから興味を持って調べていこうと思う。
成虫が冬だけに出現するフユシャクは、僕にとっては真冬に飛ぶ蝶なのだから!
by tyu-rinkazan | 2008-01-17 20:25 | ■他の昆虫 | Comments(9)

20080113 本年初登山---ダイアモンド富士よ何処?(山梨県竜ヶ岳)

§Information§

第2回チョウ類保全シンポジウム-ギフチョウ・ヒメギフチョウ-が開催されます。

◆日時:2008年2月10日(日)10:00~16:30
◆場所:群馬県渋川市民会館
◆主催:特定非営利活動法人(NPO法人)日本チョウ類保全協会
◆共催:群馬昆虫学会・赤城姫を愛する集まり
◆後援:群馬県教育委員会・渋川市教育委員会・(財)日本自然保護協会・日本鱗翅学会
◆参加費:無料(どなたでも参加することができます)


詳しい内容はここをクリックしてください →Information


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§Preface§

数日前に山岳部の学生N君が、ふらりと虫林の研究室を訪れた。話をすると、今年の初登山を本栖湖の南に位置する竜ヶ岳にするという。「ダイアモンド富士」を見るために------。

ウーム、いいじゃないか!
虫林は今まで、ダイアモンド富士なるものを見たことが無い。
このところの怠惰な生活のために、体力的に不安が残る虫林であるが、その山行きに同行することにした。ダイアモンドという言葉に弱いのかな?

土曜日は、雨が降り続いた。
しかし、本日(日曜日)は太平洋高気圧が張り出して良い天気になるという予報だった。
土曜日の夜にN君から電話が入り、竜ヶ岳登山を本日(日曜日)の早朝に決行することになった。
何しろダイアモンド富士を見るには、天気が重要なのだ。


この山行には、山岳部の学生君達(5人)とともに留学生のNi君も参加することになり、総勢7人のパーティになった。

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§Diary§

竜ヶ岳の登り口のある、本栖湖キャンプ場には、午前5時に到着した。さすがにあたりは暗く、そして寒いのだ。♪夜~明けは~近い、夜~明けは~近い♪

寒がりの虫林は、シャツの上に、フリース、さらにその上にダウンジャケット、さらに厚手のウィンドヤッケを重ね着した。さすがにこれだけ着ると、暖かい反面、ゴーストバスターズに出てくるマシュマロマンみたいで少し格好が悪い。
まあ、いいか。

それぞれ暗い中で、ヘッドランプの明かりをたよりに準備して、歩き始めた。
しばらく、コナラや松の林の道を進む、非常に整備されているので、暗くてもそれほど危なくない。しばらくすると、あたりはスズタケに覆われ、その中を山頂へと続く九十九折の登山道が続いている。

最後はあえぎながら登り、何とか頂上に着いた。
頂上には、山の名前と標高を刻んだ石柱が立っていたが、どういうわけか、斜めに傾いていた。

何はともあれ、ひとまず、今年の初登頂成功だ!
d0090322_21184919.jpg
竜ヶ岳頂上の石柱

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Stone pole on the top of Mt. Ryugatake
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO, ASA 200

(2008-January-13, Yamanashi)


ところで、ダイアモンド富士は?

そうなのだ、今日は雲がかかっており、お目当てのダイアモンド富士(富士山の頂上に朝日が昇る)は、残念ながら見ることができなかったのだ。いいや、ダイアモンド富士どころか、富士山そのものがみえなかったのだからひどいものだ。
d0090322_2121236.jpg
竜ヶ岳頂上の空

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The view at the summit of Mt. Ryugatake
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Olympus E-3, ZD 8mm Fisheye, EC-14, ASA 200

(2008-January-13, Yamanashi)


頂上や頂上へ続く稜線の登山道脇には、アセビの木が点在していた。
よく見ると、果実が氷の中に埋もれている--------これは面白い!

昨日、霙(ミゾレ)がふって、アセビの実が水分の多い雪に包まれ、そのまま朝の寒さで凍ってしまったのだろうか。
d0090322_21244452.jpg
氷に包まれた実をもつアセビの木 Pieris japonica

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Asebi tree with fruits embedded in ice.
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Olympus E-3, ZD 8mm Fisheye, EC-14, ASA 200

(2008-January-13, Yamanashi)


これが、その拡大であるが、アセビの実が一つずつ、氷の中に入っている。
-----------面白いものだ。
d0090322_2124565.jpg
氷に包まれたアセビの実の拡大

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High power view of fruits embedded in ice.
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO, ASA 200

(2008-January-13, Yamanashi)


木の枝に付いた水滴も凍っていた。
昨日は暖かくて、雨が降った後、急に冷え込んだたためにこのような氷が見えるのだろう。
d0090322_21258100.jpg
氷の水滴

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Freezed water drops
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Olympus E-3, ZD 8mm Fisheye, EC-14, ASA 200

(2008-January-13, Yamanashi)

d0090322_2125211.jpg
氷の水滴の拡大

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Highpower view of freezed water drops
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Olympus E-3, ZD 50mm, ASA 200

(2008-January-13, Yamanashi)

d0090322_21253212.jpg
変な水滴

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Peculiar water droplets
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Olympus E-3, ZD 8mm FISHEYE, EC-14, ASA 200

(2008-January-13, Yamanashi)

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§Afterword§

せっかく暗い中を竜ヶ岳に登ったのに、ダイアモンド富士は見ることができなかった。
新年早々、天気は我らに味方せず-----------である。
来年のリベンジを楽しみにしようじゃないか。

今回、学生君たちは虫林のスローペースにあわせて登ってくれて、とても助かった。
d0090322_21262790.jpg
。。。。。。。。。。山岳部の学生君たちと留学生のNi君


今度はもう少し速く登れるように、日頃トレーニングしておこうと思う。
ご苦労様でした。
by tyu-rinkazan | 2008-01-13 21:38 | その他・雑 | Comments(16)

20080106 ゴマダラチョウの越冬幼虫 (山梨県甲府市)

§Information§

第2回チョウ類保全シンポジウム-ギフチョウ・ヒメギフチョウ-が開催されます。

◆日時:2008年2月10日(日)10:00~16:30
◆場所:群馬県渋川市民会館
◆主催:特定非営利活動法人(NPO法人)日本チョウ類保全協会
◆共催:群馬昆虫学会・赤城姫を愛する集まり
◆後援:群馬県教育委員会・渋川市教育委員会・(財)日本自然保護協会・日本鱗翅学会
◆参加費:無料(どなたでも参加することができます)


詳しい内容はここをクリックしてください →Information


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§Preface§

虫林は海辺の町で育ったが、そこは少し内陸に行くと低い丘陵があり、小規模ながらもクヌギ林があった。子供の頃にはよく自転車をこいでそのクヌギ林に通ったものだ。

クヌギ林には、カナブンやノコギリクワガタ、ときにはカブトムシもいたが、嬉しかったのは、しばしば黒地に白い紋をあしらったお洒落なゴマダラチョウも樹液を訪れていたことだった。
そこは、まさしく僕の「秘密の花園」だったのだと思う。

現在、虫林が住む甲府市近郊のクヌギ林では、意外なほどゴマダラチョウが少なく、オオムラサキのほうが圧倒的に多い。考えて見れば、贅沢な話だ。でも、前述のように虫林にとってゴマダラチョウは、どこか懐かしさを感じてしまう Nostalgic な蝶なのだ。

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§Diary§

エノキを探しながら散歩していたら。梅の林があった。

山梨県は「甲州小梅」と呼ばれる梅干の産地なので、梅の林が実に多いのだ。何気なく日向の小枝を見ると、数は少ないものの、すでに蕾がほころび花が咲いていたのに驚いた。
いち早く小さな春を見つけたような気分になり、撮影してしまった。
d0090322_22175815.jpg
梅の花 Japanese plum

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The Japanese plum trees bore some flowers.
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO, EC-14, ASA 100

(2008-January-6, Yamanashi)

d0090322_222036100.jpg
梅の花 Japanese plum

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Insect-eye image of the flowers on the Japanese plum trees.
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO + Gyorome, EC-14, ASA 100, Built-in-flash

(2008-January-6, Yamanashi)


ゴマダラチョウの幼虫は、オオムラサキの幼虫と同様にエノキの葉を食べる。今回、エノキの下の枯れ葉めくりで見つけたゴマダラチョウの幼虫は、オオムラサキの幼虫の1/5くらいの割合だった。やはり、幼虫の数をみても、ゴマダラチョウはここでは少ないのだ。
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ゴマダラチョウの幼虫 Caterpillar of the Japanese Circe

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Some caterpillars of the Japanese Circe found on the dry leaves were similar in shape to those of the Great Purple . They were well camouflaged.
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Olympus E-3, ZD 8mm FISHEYE, EC-14, ASA 100

(2008-January-6, Yamanashi)


ゴマダラチョウの幼虫は、オオムラサキの幼虫に良く似ているが、背中の突起の数が少ないことで区別できる(突起は、ゴマダラチョウは3対で、オオムラサキが4対)。また、大きさはどういうわけかゴマダラチョウの方が少し大きく、ふっくらとしている。
d0090322_2221510.jpg
ゴマダラチョウの幼虫 Caterpillar of the Japanese Circe

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High power view of a caterpillar of the Japanese Circe.
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO, EC-14, ASA 100

(2008-January-6, Yamanashi)


オオムラサキの幼虫とともに、顔のアップを撮影してみた。やはり、可愛い!
オオムラサキの幼虫よりも少しシンプルで、子犬かコアラの顔を思わせる雰囲気を持っている。
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ゴマダラチョウの幼虫 Caterpillar of the Japanese Circe

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Frontal view showing a cute face of a caterpillar of the Japanese Circe
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO, EC-14, ASA 100

(2008-January-6, Yamanashi)

d0090322_22213182.jpg
ゴマダラチョウの幼虫 Caterpillar of the Japanese Circe

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Frontal view showing a cute face of a caterpillar of the Japanese Circe
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO, EC-14, ASA 100

(2008-January-6, Yamanashi)

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§Afterword§

今回は、身近な蝶であるオオムラサキとゴマダラチョウの越冬幼虫を撮影した。これはこれで新鮮な楽しみがあったと思う。それにしても、新成虫が出現する3月末まではとても長く感じるね。

最近、また太ったようで、何をやるにも億劫になってきた。
このままでは、年頭の挨拶に述べた宮沢賢治の「雨にもまけず」が、雨にも負け、風にも負け、雪にも夏の暑さにも負ける、ひ弱な体になってしまう。

次のシーズンインに備えて、今のうちに体を鍛えよう!------口だけ?
by tyu-rinkazan | 2008-01-09 22:23 | ▣ゴマダラチョウ | Comments(10)

20080106 国蝶:オオムラサキの越冬幼虫を探して(山梨県甲府市)

§Information§

第2回チョウ類保全シンポジウム-ギフチョウ・ヒメギフチョウ-が開催されます。

◆日時:2008年2月10日(日)10:00~16:30
◆場所:群馬県渋川市民会館
◆主催:特定非営利活動法人(NPO法人)日本チョウ類保全協会
◆共催:群馬昆虫学会・赤城姫を愛する集まり
◆後援:群馬県教育委員会・渋川市教育委員会・(財)日本自然保護協会・日本鱗翅学会
◆参加費:無料(どなたでも参加することができます)


詳しい内容はここをクリックしてください →Information


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§Preface§

日本の“国蝶”が、タテハチョウ科のオオムラサキであることは、虫屋なら誰でも知っているだろう(知らない人はモグリだぞ)。問題は“国蝶”という名誉ある称号が、チョウだけにあることだ。なぜ、国蜻蛉、国甲虫、国蛾、国蜂、国セミ等はないのだ! 蝶だけが特別扱いなのか?

ウーム、これは人種差別ならぬ、昆虫種差別に他ならないではないか! チッチキチーだ。
まあ、昆虫を代表して、“国蝶”だけでもあったほうが良いに決まっているので許しましょう。

ちなみに、”県蝶”が制定されているのは、埼玉県のミドリシジミだけですが、もし山梨県の県蝶が制定されるのであれば、多分オオムラサキになるだろうと思う。

山梨県でのオオムラサキは、「オオムラサキの里」として有名な長坂町ばかりでなく、日野春から韮崎、甲府そして塩山あたりまでの雑木林に広く分布し、また個体数も多い。しかし、今までオオムラサキの越冬幼虫のまともな写真を撮っていなかった。

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§Diary§

本日は天気もよく、とても穏やかな日和で、気持ちが良い。
そこで、朝食後にオオムラサキの越冬幼虫を探して、近くの雑木林を散歩してみる事にした。

現地に到着して(自宅から車で10分程度)、最初に幼虫の食樹であるエノキの木を探した。エノキは、木の形、樹皮の様子、そして落ち葉を参考に捜すと比較的簡単に見つけることができた。
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エノキ Nettle tree

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It was very fine today. In the morning, I visited the forest to see the caterpillars of the Great Purple. First, I found that it was not easy to find the nettle tree which is a feeding plant of Great Purple. However, it became easy when I could recognize the nettle tree from the tree bark and tree shape.
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Ricoh GR-D, ASA 100

(2008-January-6, Yamanashi)


オオムラサキの越冬幼虫は、10月に木から降りて、エノキの根元の周囲の枯れ葉にくっついて越冬する。また、越冬幼虫は、根元の北側で多く見つけた。しかし、北海道では、幼虫の越冬位置は、根元の南側とされている。この違いは冬の温度や積雪に関係するのかな?
d0090322_23151763.jpg
エノキの樹幹 The trunk of nettle tree

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The wintering caterpillars of the Great Purple resting under the dry leaves srounding the tree trunk.
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Olympus E-3, ZD 100mm MACRO, EC-14, F4.5, 1/800, ASA 100

(2008-January-6, Yamanashi)


道路脇で、エノキの根元の周囲の枯葉をめくっていくと、、時折、散歩している方たちが好奇のまなざしを投げかけてきた。眼差しだけならまだよいが、時には笑顔で話しかけてきて、質問攻めになることも多い。丁寧にお答えすると、最後には一様に「頑張ってください!」と励ましのお言葉を頂く。

探し始めて30分もしただろうか、やっと枯葉に付着した越冬幼虫を見つけることができた。幼虫は体長は1cmちょっとくらいで、頭に大きな突起を有し、一目でそれとわかる。
d0090322_23153159.jpg
オオムラサキthe Great Purpleの幼虫

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The wintering caterpillars of the Great Purple.
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Olympus E-3, ZD 8mm FISHEYE, EC-14, F8.0, 1/160, ASA 100

(2008-January-6, Yamanashi)


幼虫が越冬する枯れ葉は、やはりエノキの葉が多いが、他の樹種の枯葉にもしばしば付いていた。
また、一つの枯れ葉に複数の個体が付いていることもあった。写真はオオムラサキの幼虫2頭と3頭がそれぞれ一枚の葉に静止したものを並べてある。
d0090322_2317922.jpg
1枚の葉に複数のオオムラサキ the Great Purple の幼虫が付着

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Several wintering caterpillars of the Great Purple resting on one leaf.
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO, EC-14, F11.0, 1/100, ASA 100

(2008-January-6, Yamanashi)


越冬する幼虫は、3齢ないし4齢だが、一般的には4齢幼虫のほうが多いということになっている。虫林は3齢と4齢を区別できないので、ここでは両者を分けることはできない。
d0090322_23181215.jpg
エノキの葉上で越冬するオオムラサキの幼虫

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A wintering caterpillar of the Great Purple resting on the leaf.
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO, EC-14, F11.0, 1/100, ASA 100

(2008-January-6, Yamanashi)


オオムラサキの越冬幼虫は、葉の表面に薄く吐糸し、座をつくって静止する。拡大して見たが、座の様子はなかなか観察しにくいみたいだ。
d0090322_23182453.jpg
オオムラサキ越冬幼虫のアップ

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Close-up view of a wintering caterpillar of the Great Purple on the leaf.
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO + Gyorome-8, EC-14, F32.0, 1/160, EV-3.7, ASA 400, Flash (+)

(2008-January-6, Yamanashi)


幼虫の付いた葉を直射日光にさらしていたら、幼虫が動き出してしまった。

一端、動き出してしまうと頭部を上にあげたりする。オオムラサキの幼虫の顔は、とても可愛かったので、Gyoromeで拡大して撮影して見た。
d0090322_2318367.jpg
動き始めたオオムラサキの幼虫

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A caterpillars of the Great Purple get started in move.
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO + Gyorome-8, EC-14, F32.0, 1/160, EV-3.7, ASA 400

(2008-January-6, Yamanashi)


オオムラサキの幼虫は、正面から見ると角をもった妖精のようで、とても可愛い。
d0090322_23192259.jpg
オオムラサキの幼虫の正面

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Frontal view of the face of wintering caterpillars of the Great Purple
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO + Gyorome-8, EC-14, F32.0, 1/160, EV-3.7, ASA 400, Flash (+)

(2008-January-6, Yamanashi)

d0090322_23193374.jpg
オオムラサキの幼虫の顔の拡大像

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Close-up view of the face of caterpillar of the Great Purple.
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO + Gyorome-8, EC-14, F32.0, 1/160, EV-3.7, ASA 400, Flash (+)

(2008-January-6, Yamanashi)

d0090322_2323727.jpg
オオムラサキの幼虫の顔の拡大像

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Close-up view of the face of caterpillar of the Great Purple.
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO + Gyorome-8, EC-14, F32.0, 1/160, EV-3.7, ASA 400, Flash (+)

(2008-January-6, Yamanashi)

d0090322_23195967.jpg
。。。。。。。。。。オオムラサキの幼虫

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。。。。。。。。。。A wintering caterpillar of the Great Purple resting on one leaf.
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。。。。。。。。。。 Olympus E-3, ZD 50mm MACRO + Gyorome-8, EC-14, ASA 400, Flash (+)
。。。。。。。。。。(2008-January-6, Yamanashi)


オオムラサキの幼虫を探していたら、大きなキンカメムシの幼虫が出てきた。やはり、葉の間で越冬していたようだ。足を縮めて動かないので、顔の拡大写真を撮影した。
何となく面白い。
d0090322_23211858.jpg
アカスジキンカメムシの幼虫の顔のアップ

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Close-up view of calicoback’s face
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO + Gyorome-8, EC-14, F22.0, 1/160, EV-3.3, ASA 400, Flash (+), Trimming (+)

(2008-January-6, Yamanashi)

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§Afterword§

今回、初めてオオムラサキの越冬幼虫を撮影できた。
当初、なかなか幼虫を見つけることができずに苦労したが、このような幼虫探しは、1頭見つけてしまえば、その生態が理解できるので、以後は簡単に見つかるものだ。

今年はもう少しオオムラサキの幼虫たちにも注意を払っていこうと思う。
by tyu-rinkazan | 2008-01-06 23:23 | ▣オオムラサキ | Comments(20)

第2回チョウ類保全シンポジウム-ギフチョウ・ヒメギフチョウ-のお知らせ

2008年2月10日(日)10:00~16:30に群馬県渋川市民会館で、第2回チョウ類保線シンポジウム-ギフチョウ・ヒメギフチョウ-が開催されます。特別講演もありますので、是非とも参加しましょう。以下にその詳細を記しました。

d0090322_20343964.jpg

ヒメギフチョウの飛翔

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The figure showing a flying feature of spring butterfly, Luehdorfia puziloi.which is generally regarded as so-called "goddess of spring".
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Pentax K10D, ASA200

(2007-April-28, Iwate)

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チョウ類保全シンポジウムは、2007年1月に岐阜県で初めて開催されました。チョウをシンボルとして地域の自然環境を考える場として、今後、全国各地での開催が予定されています。
第2回チョウ類保全シンポジウムが、下記のとおり開催されます。

日高敏隆氏(京都精華大学客員教授・京都大学名誉教授)と海野和男氏(昆虫写真家・日本自然科学写真協会副会長)による特別講演「チョウと親しみ、自然を守ることも」も行われます。

◆チョウ類保全シンポジウム-ギフチョウ・ヒメギフチョウ-
◆日時:2008年2月10日(日)10:00~16:30
◆場所:群馬県渋川市民会館
◆主催:特定非営利活動法人(NPO法人)日本チョウ類保全協会
◆共催:群馬昆虫学会・赤城姫を愛する集まり
◆後援:群馬県教育委員会・渋川市教育委員会・
    (財)日本自然保護協会・日本鱗翅学会
◆参加費:無料(どなたでも参加することができます)

※シンポジウムへの参加申し込み、当日のプログラムなど、詳細は、
主催者の次の案内ファイル(PDFファイルです)をご参照下さい。
http://japan-inter.net/butterfly-conservation/2008GunmaGIFU.pdf

※主催者の日本チョウ類保全協会については、次のHPをご参照下さい。
どなたでも入会することができます。
http://japan-inter.net/butterfly-conservation/

※会場の群馬県渋川市民会館については、次のHPをご参照下さい。
http://www4.ocn.ne.jp/~s-c.hall/
by tyu-rinkazan | 2008-01-05 21:01 | その他・雑 | Comments(0)

20080103 明野散歩:虹色の甲虫 ニジゴミムシダマシ(山梨県)

お正月のテレビ番組は、お笑い芸人のドタバタが多い。お正月なのに、お仕事ご苦労さんと思っていたら、売れっ子のタレントは、同時に複数の番組に出演している。どうやら、番組のほとんどは録画放映のようだ。まったく、テレビ局も安易に視聴率を獲ることばかり考えないでほしい。
----文句があるのなら見なければ良いのだが。

まあ、虫林の本音は、お正月にはとにかく「寅さんシリーズ」が見たいのだ。
日本のお正月は寅さんだろ!
今年は寅さんはやらんのかい?
----とそんな愚痴をこぼしながら、ゴロゴロとしていたら、早くも正月休みの最終日になってしまった。

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正月休み最終日も天気が良い。今日は午前中だけでも外にでよう!
よし、先ずは甲府市北部の丘(武田の杜)の上に行って富士山を見てみよう。ここは、甲府市街を一望でき、冬の時期には富士山が綺麗に見えるのだ。

武田の杜から甲府市内を望むと、気温が低いために朝靄が町を覆って、少し幻想的な雰囲気を帯びている。富士と御坂の山々の青いシルエットが美しいじゃないか。

それにしても、オリンパスのカメラで空を撮影すると、空が鮮やかなに写るような気がする。巷で「オリンパスブルー」といわれているのはそのためだろうとかと変に納得してしまった。
d0090322_2345968.jpg
霞みかかる甲府の街と富士山

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In the morning, I visited top of the hill to see a lanscape of Mt. Fuji. I was impressed by beautiful Hazy view of Kofu-city in the backround of blue silhouette of Misaka-yama and Fuji-san.
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO, E-14, ASA 100

(2008-January-3, Yamanashi)


1日の内でも、富士山は色々と表情を変える。
この写真は上の写真を撮影してから2時間後のものだが、綺麗な雲が富士山を飾っていた。広角レンズで雲を強調して撮影した。
d0090322_23452920.jpg
。。。。冬の雲(絹雲)と富士山

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。。。。After 2 hrs, I took some photos of Mt. Fuji with cirrus.
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。。。。 Olympus E-3, Zuiko 8mm FISHEYE, E-14, ASA 100

。。。。(2008-January-3, Yamanashi)

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今日は南下して、県南の昆虫をみようと思ったが、レイジーな虫林は途中で日和ってしまい、自宅から車で20分ほどの距離にある、明野の雑木林に行くことにした。この時期なので、特にお目当ての昆虫がいるわけではなく、葉を落とした明るい雑木林をただ散歩するのが目的だ。

陽の当たる南斜面を、枯葉を踏みしめながらゆっくりとあるいていたら、木の幹にフユシャクの仲間を見つけた。フユシャクは通常夜行性の蛾であるが、唯一昼行性のフユシャクはクロスジフユエダシャクだ。冬枯れた林で、けなげに生きている昆虫は貴重である。

今日は気温が低く、飛ぶ気配もないので、ゆっくりと広角レンズで撮影できた。いつも思うことだが、広角レンズで昆虫を撮影するときは、被写体をどのくらいの大きさにするかが問題だ。基本的にはできるだけ寄ればよいかと思うが、必ずしもそうではない。

最終的には、センスの問題だと思うが、このセンスというものに自信が無い。
d0090322_23481266.jpg
クロスジフユエダシャク Pachyerannis obliquaria

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A winter moth, Pachyerannis obliquaria, resting on the trunk.
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Olympus E-3, Zuiko 8mm FISHEYE, E-14, ASA 100

(2008-January-3, Yamanashi)


ただ歩き回っても無駄なので、越冬している甲虫を探すことにした。
先ずは、暖かい斜面で、落ち葉をめくってみた。
落ち葉が一枚、二枚、三枚-------------。
何にも出てこない。
ウーム、何だかこれでは「番町皿屋敷」みたいだ。堪え性の無い虫林はすぐにギブアップした。

林の縁で見つけたやや古い切り株の根元を少しだけ崩して見たら、ニジゴミムシダマシの越冬集団を見つけた。--------これは嬉しい。

ニジゴミムシダマシは撮影して見たいと思っていた美しい甲虫のひとつだ。
d0090322_2348247.jpg
ナガニジゴミムシダマシHemicara zigzaga

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A wintering colony of beetle, Hemicara zigzag, found under the bark of scrag.
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Olympus E-3, Zuiko 8mm FISHEYE, E-14, ASA 100

(2008-January-3, Yamanashi)


図鑑でみると、ニジゴミムシダマシの仲間は数種類があり、今回見たものは、その中で最も大きいナガニジゴミムシダマシだ。体長は1cmほどもあり、なかなか立派だ。

樹皮下で寝ていたところを起されて迷惑そうであったが(当たり前だよね)、しばらくすると動き出し、横の樹皮下にもぐりこんでいった。
d0090322_23483749.jpg
ナガニジゴミムシダマシHemicara zigzaga

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A wintering colony of beetle, Hemicara zigzag, found under the bark of scrag.
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO, E-14, Gyorome, ASA 400, Built-in-Flash (+)

(2008-January-3, Yamanashi)


ナガニジゴミムシダマシは鞘翅表に4箇所の油膜状に虹彩をあらわす美しい甲虫だ、

ニジイロの甲虫では、ニューギニアに棲息するニジイロクワガタが有名で、世界で最も美しいクワガタといわれている。日本では、ニジゴミムシダマシの仲間以外に、ニジツヤゴモクムシ、ニジムネコガシラハネカクシなど、体にニジ色をまとった昆虫がいる。
この虹模様は何を意味するのだろうか。

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ナガニジゴミムシダマシHemicara zigzaga

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A wintering colony of beetle, Hemicara zigzag, found under the bark of scrag.
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO, E-14, Gyorome, ASA 400, Built-in-Flash (+)

(2008-January-3, Yamanashi)


ナガニジゴミムシダマシは、決して稀な甲虫ではないだろう。実際、虫林も過去にこのムシに出会った経験がある。しかしながら、昆虫写真を撮影するようになってからは、これが初めてなのだ。
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ナガニジゴミムシダマシHemicara zigzaga

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A wintering colony of beetle, Hemicara zigzag, found under the bark of scrag.
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Olympus E-3, ZD 50mm MACRO, E-14, Gyorome, ASA 400, Built-in-Flash (+)

(2008-January-3, Yamanashi)

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§Epilogue§

チョウの写真を撮影することは、さすがに難しい季節になってしまったので、これからの2ヶ月が、踏ん張り所である(別に踏ん張らなくとも一向によいのだが)。

実は虫林はバードウォッチャーでもあるのだが、鳥に関しては双眼鏡で見るだけで、あまり積極的に撮影したりはしないのだ。デジタルカメラは望遠に強いので(特にオリンパスは実質倍率2倍になる)、鳥の撮影には有利になっているので、心が動くが-----。

まあ、この時期には外に出ないで、鬱々とホームページの整備か他の事に精を出すのもよいと思うのだが、天気が良いとすぐに散歩に出てしまうのだ。これは、「パブロフの犬」みたいに、天気が良い→散歩という行動連鎖がすでに条件反射になってしまっているのかもしれない。

このところ、小さな甲虫の撮影には、Gyoromeレンズはすでにレギュラーになってしまった感がある。一眼で使用できるのがわかると、コンデジで使用する機会がめっきりと減ってしまった。コンデジのGyorome imageも捨てがたいが、これからは、やはり一眼での使用が主体になって行くだろうと思う。
by tyu-rinkazan | 2008-01-03 23:49 | ■甲虫 | Comments(16)