NATURE DIARY

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20080531 コナラ林のゼフ達:ミズイロオナガの開翅他(山梨県甲府市)

Nature Diary #0174
Place: Kofu-shi, Yamanashi Pref.
Date: May 31st (Saturday)
Weather: rain


<年間日照時間>
山梨は雨が少なく、晴れる日が多い県である。年間の日照時間を見ると、山梨県は2249時間で、全国でトップである。ちなみに、日照時間が最も短い秋田県の1453時間と比べると、実に800時間も長いことになるわけだ。

§ Diary §

本日は朝から雨。
ウィークエンドナチュラリストの虫林は、週末には少しくらいの雨でも近場のフィールドに出ることにしている。というのも、甲府市では一日中雨が降り続くことは少ないからね。案の定、午後になって雨脚はおさまってきたので、近くのコナラ林に行って見ることにした、目的はもちろんゼフに会うためだ。

ウラナミアカシジミ
道路脇のコナラを少し叩いたら、赤いシジミチョウが飛び出し、木の下葉に静止した。てっきり、アカシジミかと思ったら、意外にもウラナミアカシジミだった。

ウラナミアカシジミの撮影は難しい。というのも、裏面のゼブラ模様はピントのずれを強調するので、翅全体にフォーカスがしっかりとあっていないと間延びした写真になるからだ。

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広角:ウラナミアカシジミ (2008-May-31, 甲府市)

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Wide angle view of a Zebra Hairstrak resting on the leaf.
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OLYMPUS E-3, ZD 8mm FISHEYE + X1.4 TELECON (EC14)

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ウラナミアカシジミ (2008-May-31, 甲府市)

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A Zebra Hairstrak resting on the leaf.
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OLYMPUS E-3, ZD 50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14)


アカシジミ
アカシジミも見つけた。やや小雨が降っていて寒いためか、活動が鈍い。薄暗いので、ASAを400にあげて撮影した。

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アカシジミ (2008-May-31, 甲府市)

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A Orange Hairstrak resting on the leaf.
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OLYMPUS E-3, ZD 50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14)

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アカシジミ (2008-May-31, 甲府市)

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A Orange Hairstrak resting on the leaf.
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OLYMPUS E-3, ZD 50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14)


ミズイロオナガシジミ
ミズイロオナガシジミも飛び出し、コンクリートの壁に静止した。できたら葉の上のほうがよいと思うが、贅沢はいってられない。

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ミズイロオナガシジミ (2008-May-31, 甲府市)

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A Black-banded Hairstreak resting on the leaf.
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OLYMPUS E-3, ZD 50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14)

驚いたことに、ミズイロオナガシジミが開翅した。今までこのチョウの開翅は見たことがない。少し興奮して撮影していたら、間が悪いことに携帯電話が鳴った。

「こんな時に電話がはいるなんて」といいながらも、家内からと知って思わず出てしまったのだ。要件はここに書けないようなしょうも無いものだった。
本当は無視すればよかったのだが-----------条件反射とは怖いものだ。

ミズイロオナガシジミの開翅は残念ながら短い時間で終わってしまった。何とかマクロレンズで数枚撮影できたが、あまり近づいて撮影できなかったので(携帯に出ながらじゃね)、被写体が小さい。トリミングして掲載する。
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ミズイロオナガシジミの開翅 (2008-May-31, 甲府市)

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A Black-banded Hairstreak resting on the leaf.
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OLYMPUS E-3, ZD 50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14)、トリミング

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§Afterword§

このコナラの林は、自宅から程近いので、気楽に散歩できる。小雨の中、短時間であったが、3種類のゼフを見ることができた。とくに、ミズイロオナガの開翅は初めてだったので嬉しかった。

これから、チョウの撮影のときは携帯の電源をオフにしようかな?
by tyu-rinkazan | 2008-05-31 20:24 | ▣ミズイロオナガシジミ | Comments(18)

20080525 里山散歩:ウマノオバチとアカマダラコガネ (山梨県甲府市)

Nature Diary #0173
Place: Kofu-shi, Yamanashi Pref.
Date: May 25th (Sunday)
Weather:Cloudy after rain


<軽トラ>
田植えが終わった水田の横に止まる軽トラ。
自然の風景に機械的な人工物はいただけないが、軽トラはなぜかその存在を許せる車だ。いや、むしろ軽トラがあることで水田の風景が生き生きとしてくるようにも思う(気のせいでしょうか?)。日本の里山の自然、とくに水田風景にこれほど違和感のない車が他にあるだろうか。不思議な魅力を持った車である。

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水田と軽トラ (2008-May-25, 甲府市)

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A lanscape of rice fields with a light truck
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Pentax K10D, Sigma DC 18-50mm F2.8 EX MACRO


§ Diary §

日曜日は午後から雨もあがり、日まで差してきたので、少し遅めではあるが昨日の雑木林を訪れた。雨上がりの雑木林はしっとりとして気持ちがよいが、湿度のためにしばらくすると汗ばんでくる。

ゴマダラチョウ
樹液を出しているコナラの木をまず訪れると、やはりゴマダラチョウが集まっていた。そこで、この木の周囲を飛翔するゴマダラチョウの飛翔写真を撮影することにしたが、午後3時過ぎで曇っているので、飛翔写真を自然光で撮影するにはASA800でも光量が明らかに足りない。そこで外部ストロボを併用してみた。

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ゴマダラチョウの飛翔 (2008-May-25, 甲府市)

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Flying feature of A Japanese Circe
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OLYMPUS E-3, ZD 8mm FISHEYE + X1.4 TELECON (EC14)、External Flash(Olympus FL36R)、Trimming

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。。。。。。。。。。ゴマダラチョウの飛翔 (2008-May-25, 甲府市)

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。。。。。。。。。。 Flying feature of A Japanese Circe
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。。。。。。。。。。 OLYMPUS E-3, ZD 8mm + EC14、FL36R、Trimming


ヒオドシチョウ
昨日の樹液のポイントには、多くのゴマダラチョウやヤマキマダラヒカゲなどが集まって、樹液を吸っていた。その中に羽化したばかりのヒオドシチョウを見つけた。

翅表の赤橙色の鮮やかさは目を見張るものがあり、鎧の緋縅(ひおどし)の名を冠するに充分な趣がある。しばらくすると夏眠してしまい秋まで出てこない面白いタテハチョウだ。

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ヒオドシチョウの新成虫 (2008-May-25, 甲府市)

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A large Tortoiseshell feeding tree sap on the trunk
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OLYMPUS E-3, ZD 50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14)


ウマノオバチ
コナラの木の幹を見回していたら、尾(産卵管)の異常に長いハチが樹皮の上に静止していた。ウマノオバチだ!かなり以前に、このハチを図鑑で知り、いつか見ることを熱望してきた憧れのハチだ。

まず、50mmマクロにX1.4テレコンで撮影したが、背景がうるさくて特徴的な長くて細い産卵管をうまく表現することができない。そこで、レンズを150mmマクロに変えようとしたがカバンの中にレンズが無い--------そうだ、レンズは車の中だ。オーマイガッ!

しばし考えたが、やはり150mmをとりに戻ることにし、全速力(メタボダッシュ)で車まで走り、レンズを持って引き返した。幸いにしてハチはそのままでいてくれたので、撮影することができた。久しぶりで本気で走ったので、動悸がなかなかおさまらなかった。

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。。。。。。。。。。ウマノオバチ (2008-May-25, 甲府市)

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。。。。。。。。。。 A bee with an extremely long ovipositor, Euurobracon yokohamae
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。。。。。。。。。。 OLYMPUS E-3, Sigma 150mm F2.8 APO MACRO DG HSM、Olympus FL36R


ウマノオバチは名前が示すようにとても長い産卵管(長さは世界で一番長いかもしれない)をもち、ユニークな形態をしている。このハチは環境庁のレッドデータブックで準絶滅危惧種に分類されていて、またいくつかの県では絶滅危惧種に指定されている。個体数は多くないようだ。。

ウマノオハチの尾は、生きているときは1本でまっすぐ伸びている。しかし、図鑑をみると(乾燥標本では)、産卵管は3本でクルリとカールしている(3本のうちの1本が産卵管で2本はそれを支える産卵管鞘らしい)。この虫に関しては、生きているものをみないと本当の姿はわからない。

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ウマノオバチ(2008-May-25, 甲府市)

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A bee with an extremely long ovipositor, Euurobracon yokohamae, on the trunk of quercus serrata
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OLYMPUS E-3, Sigma 150mm MACRO, 外部ストロボ


ウマノオバチは大きさ1cm以上あり、なかなか綺麗だ。しかし、こんな長い産卵管を持っていて飛べるのだろうか?その疑問をとくチャンスはすぐにやってきた、突然、飛んだのだ!

意外に上手にとぶものの、やはり飛翔速度は遅く、ふらふらと飛んで近くの木の葉の上に静止した。そして、うまい具合にまた同じ木の同じ場所に戻ってきたのだ。

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ウマノオバチ(2008-May-25, 甲府市)

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A bee with an extremely long ovipositor, Euurobracon yokohamae, on the trunk of quercus serrata
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OLYMPUS E-3, Sigma 150mm F2.8 APO MACRO DG HSM、Olympus FL36R


みるとこのハチは産卵する場所を探しているようで、樹皮の割れ目を見ながら少しずつ移動していた。そして、その場所を見つけたらしく、頭から中に入っていった。

ウマノオバチはシロスジカミキリの幼虫に産卵するといわれている。

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ウマノオバチ(2008-May-25, 甲府市)

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A bee, Euurobracon yokohamae, entering into the hole of the tree trunk
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OLYMPUS E-3, Sigma 150mm F2.8 APO MACRO DG HSM、Olympus FL36R


ウマノオバチはさらに奥に入ったみたいで、すでにあの長い産卵管の一部しか穴の外に出ていない。内部から木のくずが少し出てきた。内部で幼虫の存在を確かめているのだろうか?

もしも、あの長い産卵管で、シロスジカミキリの幼虫に産卵するならば、体は外に出て、産卵管を内部に入れるはずである。そこで、しばらくの間(20分ほど)、待っていると、穴から再び現れた。その後、今度は産卵管を穴の内部に入れることを期待して待っていたのだが、ハチは突然飛んでしまった。ウーム、残念である。

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ウマノオバチ(2008-May-25, 甲府市)

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A bee, Euurobracon yokohamae, entering into the hole of the tree trunk
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OLYMPUS E-3, Sigma 150mm F2.8 APO MACRO DG HSM、Olympus FL36R


アカマダラコガネ
このコナラの樹液に集まるのは、ゴマダラチョウ、ヒオドシチョウ、ルリタテハ、ヤマキマダラヒカゲなどのチョウばかりではない。ヨツボシオオキスイなどの甲虫も多く、とくに嬉しかったのは稀種アカマダラコガネが樹液を訪れていたことである。

アカマダラコガネは、山梨県以外ではかなり少ないもので、絶滅危惧種としている県も多いと聞く。初夏に出現し、姿を消した後、夏の終わりに再び現れる。暑がりなのかな?

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。。。。。。。。。。コナラの樹液に来たアカマダラコガネ (2008-May-25, 甲府市)

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。。。。。。。。。。 Poecilophilides rusticola
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。。。。。。。。。。 OLYMPUS E-3, ZD50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14)


アカマダラコガネはまだら模様の斑紋が面白くて、虫の目で撮影して見たいと思っていた昆虫である。早速、Gyorome-8を装着して撮影した。

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樹幹のアカマダラコガネ (2008-May-25, 甲府市)

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Poecilophilides rusticola
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OLYMPUS E-3, ZD50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14)+ Gyorome-8, 内部ストロボ

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アカマダラコガネ (2008-May-25, 甲府市)

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Poecilophilides rusticola
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OLYMPUS E-3, ZD50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14)+ Gyorome-8, 内部ストロボ


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§Afterword§

午後からであったが、何とか面白いものを撮影できた。とくに、長年見ることを憧れてきたウマノオバチは嬉しい。図鑑で見てわかっていても、目の前で実際に見たときには新鮮な驚ろきがあった。このハチは、里山の虫の一つで近年減少しているのが残念だ。
by tyu-rinkazan | 2008-05-27 02:53 | ■他の昆虫 | Comments(19)

20080524 里山クヌギ林散歩:アカシジミとゴマダラチョウ (山梨県甲府市)

Nature Diary #0172
Place: Kofu-shi, Yamanashi Pref.
Date: May 24th (Saturday)
Weather:Mainly cloudy but sometimes sunshine


今週末は友人と八ヶ岳のホテイランを見に行く予定だったが、天気が悪そうなので中止にした。
「泣く子と山の天気には勝てない」のだ。

虫林は先週のラストヒメギフ撮影のときに、実はホテイランの発生地にも立ち寄り、すでにこのランを今年は撮影済みなのだ。しかし、そのホテイランの写真をブログに載せるのを今回はためらってしまった。植物の場合は盗掘がすこぶる多いので、美麗稀種の貴重な花(絶滅危惧種)の情報公開にはつとめて慎重にならざるを得ないのだ。


§ Diary §

土曜日は朝起きて天気予報をみると、どうやら午前中はもちそうだ。そこで、車で15分ほどにあるコナラ・クヌギの林を訪れた。ここは台場クヌギと呼ばれる大きな木が混在し、典型的な里山環境を残している。虫林の好きな散歩道の一つである。

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クヌギ林(2008-May-24, 甲府市)

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Woods of sawtooth oak
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OLYMPUS E-3, ZD 8mm FISHEYE + X1.4 TELECON (EC14), 外部ストロボ

現地に到着して、樹液の出ているクヌギの木をゆっくりと観察していたら、以前にもお会いしたことのある「散歩オジサン」が満面の笑みを浮かべて話しかけてきた。とにかく元気で好奇心が非常に旺盛な方で、今日は友達まで連れている。

案の常、彼とその友達は矢継ぎ早に虫のことや写真について質問してきたが、多くは他愛の無いもので、ぱっぱと受け流すことができたが、中には難しい質問も含まれているから困るのだ。このオジサンのクエスチョンタイムは多分少なくとも30分くらいは経過したと思う。
-----持ち時間オーバーじゃないの?


アカシジミ
道路脇の茂みをゆっくりと見ていくと、低木の葉の上で小さなオレンジが朝の光に輝いて静止していた。どうやらアカシジミだ。今年初めてのゼフなのでこのアカシジミはとても嬉しい。このチョウの初見は昨年もこの時期だったように思う。

アカシジミの静止する葉まではノバラが邪魔して近づけないので、シグマ150mmマクロにテレコンをかませ、実質倍率420mm,として、ASA400で手撮り撮影をした。こんなとき、オリンパスE-3のボディ内手振れ補正機構に感謝。

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アカシジミ (2008-May-24, 甲府市)

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A male of Orange Hairstreak resting on the leaf.
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OLYMPUS E-3, Sigma 150mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14)

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アカシジミ (2008-May-24, 甲府市)

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A male of Orange Hairstreak resting on the leaf.
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OLYMPUS E-3, Sigma 150mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14), トリミング


ゴマダラチョウ
1本のコナラの木に樹液が豊富に出ているのを見つけた。この樹液には多くのヤマキマダラヒカゲやキタテハ、ルリタテハとともにゴマダラチョウも来集していた。問題はオオスズメバチもいることで、こいつがいる限りなかなか近づいて撮影できないのだ。

こんなに大きいのになんで「スズメ」なの?---------素朴な疑問。

オオスズメバチは数匹いたが、虫林が鋭い視線を送っていたら(ガンを飛ばしていたら)、ブーンという大きな羽音とともに飛んでいってしまった。虫林の目はかなり垂れてはいるが、眼力は意外とスズメバチには効くのかもしれないね(家内には全く効かない-----不思議だ)。

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ゴマダラチョウ (2008-May-24, 甲府市)

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A Japanese Circe resting on the trunk.with the wings opened
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OLYMPUS E-3, ZD8mm FISHEYE + X1.4 TELECON (EC14)

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。。。。。。。。。。ゴマダラチョウ (2008-May-24, 甲府市)

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。。。。。。。。。。 A Japanese Circe resting on the trunk.with the wings opened
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。。。。。。。。。。 OLYMPUS E-3, ZD50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14)

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ゴマダラチョウ (2008-May-24, 甲府市)

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A Japanese Circe resting on the trunk.with the wings opened
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OLYMPUS E-3, ZD50mm Macro + X1.4 TELECON(EC14)


吸汁に夢中のゴマダラチョウの撮影は容易である。そこで、gyorome-8を装着して撮影することにした。第1化のゴマダラチョウは、白色斑が広くとても美しいと思う。

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ゴマダラチョウ (2008-May-24, 甲府市)

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A Japanese Circe resting on the trunk.with the wings opened
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OLYMPUS E-3, ZD50mm Macro + X1.4 TELECON(EC14) + Gyorome-8

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ゴマダラチョウ (2008-May-24, 甲府市)

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A Japanese Circe resting on the trunk.with the wings opened
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OLYMPUS E-3, ZD50mm Macro + X1.4 TELECON(EC14) + Gyorome-8


クモガタヒョウモン
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クモガタヒョウモン (2008-May-24, 甲府市)

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A Janadymene Fritillary resting on the leaf with the wings closed
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OLYMPUS E-3, Sigma 150mm Macro


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§Afterword§

今年もゼフの発生が始った。ブログによってはウラゴマダラが先発ピッチャーになるところもあるようだが、虫林のフィールドでは、アカシジミであることが多い。

アカシジミ→ウラゴマダラ、ウラナミアカシジミ→オオミドリ→クロミドリ、アイノミドリ、ジョウザン→ムモンアカシジミというピッチングオーダーになる。今年は、中継ぎはウラクロかウラジロミドリに任せてもよいが、ハヤシミドリもなかなかいけるな~。おさえの切り札には、まだ見ぬ大物新人のキリシマミドリを起用したいが---------アイツは気難しそうで、なかなか登場しない。

山梨県では、どういうわけかゴマダラチョウの撮影は、そう簡単にはいかない。今回は素晴らしく量の豊富な樹液があったので、心行くまで撮影できた。春型の裏面の白さは格別だね。


昨年はこの場所でクロミドリシジミを複数見ているので、その幼虫もいるはずなのだ。しかし、大きなクヌギの木の幹を丁寧に見回ったつもりだが、結局のところクロミの幼虫は見つけることができなかった。

時期的にまだ下降していないのか?
天候の問題で下降しないのか?
虫林が嫌いで出てこないのか?
-------最後の理由は勘弁だ。
by tyu-rinkazan | 2008-05-25 10:39 | ▣ゴマダラチョウ | Comments(18)

20080518 初夏の八ヶ岳散歩:ラストヒメギフ他 (長野県茅野市)

Nature Diary #0171

Place: Chino-shi, Nagano Pref.
Date: May 18th (Sunday)
Weather:Fine


日曜日の朝は少し遅く起きた。家族で朝食を摂り、テレビを見ながら朝の連ドラについて雑談するが、結論からすると今のものは以前の「ちりとてちん」ほど盛り上がらない。どうも朝の連ドラは、関東NHKよりも関西NHKのほうが面白いようである。------虫林だけか?
とにかく、関東NHKよもっとがんばれ!

家内の話にいちいち頷きながらも、ナチュラリスト虫林の頭の中は本日のフィールド散歩道を勝手に思い巡らせていた。そうだ、今日は 「ラストヒメギフ」 狙いで八ヶ岳に行ってみよう。


§ Diary §

現地にはお昼前に到着したが、気温はそれほど高くない。森の下に広がるミズゴケの絨毯を傷つけないようにそっと歩いてぬけ、大きなコメツガの切り株に腰をかけてペットボトルの水を飲んだ。しかし、いつから日本人は水を買って飲むようになったのだろう。ふとそんな疑問が頭をよぎる。

そんなことを思いながらも、水と一緒にコンビニで調達したオニギリをほおばった。ふと見上げると新緑の樹木の向こうに八ヶ岳の大きな峰が聳えていた。
ウーム、もうすぐ夏になる急がねば-------何を急ぐのか自分でも良くわからない。

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初夏の八ヶ岳 (2008-May-18, 茅野市)

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A landscape of Mt. Yatsugatake at the beginning of summer
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OLYMPUS E-3, Sigma 150mm MACRO


ヒメギフチョウ
五月も下旬(18日)では、いくら八ヶ岳といえどもヒメギフには少し遅いかもしれない。実際、ここに来る途中で出会った親子連れネットマンによれば、「ヒメギフどころかチョウは一頭も見なかった」といっていた。

しかし、虫林のお気に入りの草地に到着し、しばらく様子を見ていると、嬉しいことにヒメギフ君たちは三々五々に飛来してくれたではないか。さすがに彼らの翅は色あせているが、活発に飛翔してスミレで吸蜜している。そうなのだ、彼らこそ今年の 「ラストヒメギフ」 だ。

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スミレで吸蜜するヒメギフチョウ (2008-May-18, 茅野市)

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A small Luehdorfia feeding on the violet.
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OLYMPUS E-3, ZD 50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14)


本日は広角レンズをおいてきたので、偶然を期待してマクロレンズで飛翔を撮影してみた。飛翔パターンがわかれば、マクロレンズでの飛翔も考えていたほど難しくはないようである。でも、郡全がかなり左右するけどね。トリミングして掲載。

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飛翔するヒメギフチョウ (2008-May-18, 茅野市)

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Flying feature of a small Luehdorfia
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OLYMPUS E-3, ZD 50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14)、トリミング


しばらくヒメギフと遊んだ後に車のところに戻って見ると、停車している車の傍で一頭のヒメギフが産卵場所を探してタッチングを繰り返していた。こりゃあ千載一遇のチャンスかもと、急いで駆け寄ってみると、すでに幼虫の食草であるウスバサイシンの葉の上に乗っているではないか。

心の中で「行けー!」「カモーン」「お願い」などとあらゆる言葉をつぶやいていると----

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ウスバサイシンに静止したヒメギフチョウ (2008-May-18, 茅野市)

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A small Luehdorfia resting on the feeding grass, Usubasaishin.
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OLYMPUS E-3, Sigama 150mm MACRO


ヒメギフはウスバサイシンの葉がすでに開いているので、ためらっているようにも見えたが、しばらくすると産卵姿勢にはいってくれた。しっかりと産卵が始まるまで待ってから腹部がよく見える位置にゆっくりと移動して産卵シーンを撮影した。

ヒメギフの産卵シーンは昨年も撮影しているが、それはあまり明瞭な写真とはいえなかった。今回は明瞭な産卵シーンの撮影ができたようでとても嬉しい。

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ウスバサイシンに産卵するヒメギフチョウ (2008-May-18, 茅野市)

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A small Luehdorfia egg-laying on the back of the leaf.
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OLYMPUS E-3, Sigama 150mm MACRO


ウスバサイシンに産み付けられた卵は淡い緑色で真珠のように輝いていた。
首尾よく孵化して来年にまた会えることを祈った。

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ウスバサイシンに産み付けられたヒメギフの卵 (2008-May-18, 茅野市)

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Eggs of small Luehdorfia laid on the grass
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OLYMPUS E-3, Sigama 150mm MACRO


キベリタテハ
帰る途中で小川の縁に越冬あけのキベリタテハが吸水していた。車から降りてみると、このチョウの特徴である黄色い帯が白くなってしまっていた。これでは「シロベリタテハ」である。

写真を数枚撮影したところで、キベリは飛んでしまった。青空をバックに滑空するキベリタテハはとても大きく見え、森の王者のように木々の間を滑空していた。

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越冬明けのキベリタテハ(2008-May-18, 茅野市)

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A Camberwell Beauty feeding water on the ground.
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OLYMPUS E-3, Sigama 150mm MACRO


ムシクソハムシ
草原で小さなムシクソハムシを見つけた。ムシクソハムシは「虫糞葉虫」で、ちょっと見ただけでは虫の糞にしか見えない。しかし、よ~くよ~く見るとれっきとしたハムシの形態をしているのが面白いのだ。ムシクソハムシとは良く名づけたものだね。

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ムシクソハムシ(2008-May-18, 茅野市)

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Chlamisus spilotus
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OLYMPUS E-3, ZD 50mm MACRO ED F2.0

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§Afterword§
かなり遅いと思ったが、標高が高いせいか多くのラストヒメギフに出会えることができた。来年はもう少し早く訪れて元気な彼らに会いたいものである。ヒメギフの分布がどのくらいの標高まであるのかいつかは確認しなければならないが、いつも時間がないことを理由にここで止まっている。

このあたりは、森林のメンテナンスがしっかりとしているので、ウスバサイシンの分布も広く、その量も多いようである。いつまでも乱舞するヒメギフに会っていたいものだ。
by tyu-rinkazan | 2008-05-21 23:04 | ▣ヒメギフ | Comments(23)

20080517 初夏の金沢散歩:黒いウスバシロチョウほか (石川県金沢市)

Nature Diary #0170

Place: Kanazawa-shi, Ishikawa Pref.
Date: May 17th (Saturday)
Weather:Fine


§ Diary §

水曜日から土曜日まで、所用で「加賀百万石」といわれる石川県の金沢市に滞在した。これで3度目の金沢来訪であるが、金沢行きの難点は山梨からの交通の便が非常に悪いことで、到着するまでが一苦労である。でも、町は綺麗だし、魚介類をはじめとする食事もすこぶる旨いので来た甲斐があると思う。

土曜日は小松空港からの出発便の時刻まで数時間の余裕があるので、レンタカーを借りて、医王山(いおうぜん)を散歩することにした。この医王山という山は、市内から車で30分ほどの距離にあり、自然公園やスキー場などがあるとのことである。なにしろアプローチが楽なことが虫林には大事で、昆虫に関しては4月にギフチョウなども見られるようだが、この時期の情報は全く無い。


黒いウスバシロチョウ
医王山の山麓はまぶしい緑に包まれ、鳥の声で満ちていた。水田には一様に水が張られ、それがまるで淡色のステンドグラスのように組み合わさって、独特の景色をみせていた。

そんな山麓でウスバシロチョウが飛び交う斜面にたどり着いた。車を止めて、ウスバシロチョウが飛ぶ様子を眺めていたら、黒色鱗の発達した黒っぽい個体が混ざっているのに気づいた。そういえば、日本海側のウスバシロチョウのメスは色が黒いと聞いたことがある。

オスのウスバシロチョウの黒色鱗は山梨でみるものとさほどの違いはなさそうだ-----黒いか?

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ウスバシロチョウ♂ (2008-May-17, 金沢市)

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A male of Glacial Parnassius deeding on the flowers.
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OLYMPUS E-3, ZD 50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14)


ウスバシロチョウの飛翔は、グライダーのようにとてもゆっくりとしている。あたかも日当たりの良い斜面を滑るように飛ぶ。水を張った水田をバックにして、飛翔写真を撮影してみた。

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飛翔するウスバシロチョウ♂ (2008-May-17, 金沢市)

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A flying feature of Glacial Parnassius
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OLYMPUS E-3, ZD 8mm FISHEYE + X1.4 TELECON (EC14)


ここのウスバシロチョウの♀は黒色鱗が広く発達し、飛翔しているだけでクロっぽくみえる。この日本海側のウスバシロチョウ♀の黒さは、幼虫の成長時における低温度が関連するといわれてきたが、飼育実験での検討から、現在では遺伝的なものとされているようだ。

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。。。。。。。。。。。。飛翔する黒いウスバシロチョウ♀ (2008-May-17, 金沢市)

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。。。。。。。。。。。。 A flying feature of Glacial Parnassius
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。。。。。。。。。。。。 OLYMPUS E-3, ZD 8mm FISHEYE + X1.4 TELECON (EC14)

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飛翔するウスバシロチョウ♀ (2008-May-17, 金沢市)

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A flying feature of Glacial Parnassius
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OLYMPUS E-3, ZD 8mm FISHEYE + X1.4 TELECON (EC14)


エゴツルクビオトシブミ
青味を帯びた黒色のオトシブミをクロモジの葉上で見つけた。初めは首が長いので、ヒゲナガオトシブミと思ったが、ヒゲが明らかに短い。図鑑でみるとエゴツルクビオトシブミと思われる。

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エゴツルクビオトシブミ♂ (2008-May-17, 金沢市)

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A male of Cycnotrachelus roelofsi resting on the leaf
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OLYMPUS E-3, ZD 8mm FISHEYE + X1.4 TELECON (EC14)

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エゴツルクビオトシブミ♂ (2008-May-17, 金沢市)

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A male of Cycnotrachelus roelofsi resting on the leaf
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OLYMPUS E-3, ZD 50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14)


ヒゲナガオトシブミ
こぶしの葉を巻くことで知られているが、海野和夫氏の小諸日記によるとアブラチャンに来集するらしい。3頭の本種を見つけた木はクロモジと思われるが、この木はアブラチャンに近縁な低木なので好んで集まるのだろうか。

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ヒゲナガオトシブミ♂ (2008-May-17, 金沢市)

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A male of Paratrachelophorus longicornis resting on the leaf
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OLYMPUS E-3, ZD 50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14)

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ヒゲナガオトシブミ♀ (2008-May-17, 金沢市)

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A female of Paratrachelophorus longicornis resting on the leaf
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OLYMPUS E-3, ZD 50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14)


サンカヨウ
奥医王山(939m)へは、車でかなりの標高までいけるので、実際には30分ほど登れば頂上に着くことができる。登山道には、イワカガミやイワウチワ、タチツボスミレ、フモトスミレ、マキノスミレ、ツボスミレなどが豊富で、登っていても飽きることはない。

水辺の近くでサンカヨウを見つけた。この花は以前、南アルプスの大樺沢で雪渓の近くで見た覚えがある。良く見るととても綺麗な花である。

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。。。。。。。。。。。。サンカヨウ (2008-May-17, 金沢市)

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。。。。。。。。。。。。 Diphylleia grayi
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。。。。。。。。。。。。 OLYMPUS E-3, ZD 50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14)


イワウチワ
湿地の脇にイワウチワの小群落があった。この花は山梨県でも見ることができるが、非常に局所的である。ここでは、イワカガミの咲く中にひっそりと咲いていた。イワウチワの花は蕾はピンクであるが、開花すると白くなる。この花はうっすらとピンクがのってとても上品に思えた。

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イワウチワ(2008-May-17, 金沢市)

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Shortia uniflora
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OLYMPUS E-3, ZD 50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14)

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§Afterword§
日本海側の昆虫や植物は、太平洋側と異なる種類が見られるが、面白いのは、同一種でも色彩が異なることである。この違いは、雪や温度による影響が考えられるが、どうやらそう簡単なものではなく、遺伝子的に異なる可能性があるようである。そこまで違うとなると、亜種としての扱いも考慮されるべきかもしれないが、虫林はあまり分野外の事象については口先をはさむまい。

とにかく、日本海側の昆虫は見ているだけでも面白いのだ。
by tyu-rinkazan | 2008-05-18 20:35 | ▣ウスバシロ | Comments(28)

20080511 初夏の里山:キンランとクロホシタマムシ (山梨県北杜市) 

Nature Diary #0169

Place: Hokuto-shi, Yamanashi Pref.
Date: May 11th (Sunday)
Weather:cloudy after rain



§ Diary §

日曜日は朝から雨。さすがの虫林もこの雨ではフィールドに出る気になれなかった。しかし、午後から雨もあがり、薄日さえもさしてきた。ウーム、それではいつもの散歩道を歩いてみよう。

ダイミョウセセリ
雨は上がったものの気温は低く、蝶はほとんど飛ばない。しかし、ダイミョウセセリ、コミスジ、ヤマトシジミは少数ながら見ることができた。春型のダイミョウセセリは地色が黒くとても綺麗だが、行動が蛾に似ているのがちょっとね------。

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ダイミョウセセリ (2008-May-11, 北杜市)

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A China flat resting on the leaf
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OLYMPUS E-3, ZD 50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14)


キンラン
いつもあまり入らない雑木林の小道でキンランを見つけた。驚いたことにこの小道には30株以上のキンランを見つけることができた。まさしく、「キンランの小道」だ。ギンランの方は毎年見るのだが、キンランに出会うのは櫛形山で出会って以来だろう。この花は開花するとすぐに散ってしまう。

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。。。。。。。。。。。。キンラン (2008-May-11, 北杜市)

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。。。。。。。。。。。。 Cephalanthera falcata
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。。。。。。。。。。。。 OLYMPUS E-3, SIGMA 150mm F2.8, Apo MACRO DG HSM, ASA 200


クロホシタマムシ
森を横切る明るい小道を歩いていくとコナラの葉を後食するクロホシタマムシを見つけた。このタマムシは大きさ7-8mmくらいで、翅、前胸背、頭が全て金緑色に輝きとても美しい。

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クロホシタマムシ(2008-May-11, 北杜市)

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A buprestid, Ovalisia virgata, resting on the leaf.
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OLYMPUS E-3, ZD 8mm F2.8 FISHEYE + X1.4 TELECON (EC14), ASA 200


クロホシタマムシは以前から虫の目レンズで撮影たい昆虫の一つであった。しかし、タマムシの仲間はかなり敏感で、見つけてもすぐに飛ばれてしまい撮影できなかったのだ。

今回はやっと、虫の目写真を撮影させてもらえた。

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虫の目像:クロホシタマムシ(2008-May-11, 北杜市)

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Insect eye image showing a detail of body surface with brilliant golden-green color of Ovalisia virgata
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OLYMPUS E-3, ZD50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14) + GYOROME-8, ASA 400, Built-in Flash


アシナガオトシブミ
ナラの葉の上にアシナガオトシブミが静止していた。とても鮮やかな赤で綺麗だ。
ご存知のように、緑色と赤色は補色の関係にあり、赤が最も目立つのが緑色になるはずである。鳥などに見つからないように保護色をする虫もいれば、この虫のように補色の色を持つ虫もいるのが面白い。

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アシナガオトシブミ (2008-May-11, 北杜市)

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A elephant beetle, Phialodes rufipennis resting on the leaf
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OLYMPUS E-3, ZD50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14), ASA 200, Built-in Flash


このオトシブミは、顔(頭)が非常に長い。このような場合、目は触角の付着部付近にあるのが普通だと思う-----と勝手に思い込んでいた。しかし、虫の目写真を撮影して見ると、どうやら目は触角付着部よりかなり体側にあるみたいだ。どうもバランスが悪いような気がする。

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虫の目像:アシナガオトシブミ (2008-May-11, 北杜市)

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Insect eye image: A elephant beetle, Phialodes rufipennis
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OLYMPUS E-3, ZD50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14) + GYOROME-8, ASA 400, Built-in Flash

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飛翔:アシナガオトシブミ (2008-May-11, 北杜市)

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A elephant beetle, Phialodes rufipennis
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OLYMPUS E-3, ZD8mm FISHEYE + X1.4 TELECON (EC14), ASA 200


イチモンジカメノコハムシ
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イチモンジカメノコハムシ (2008-May-11, 北杜市)

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A leaf beetle, Thlaspida biramosa, mating on the leaf.
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OLYMPUS E-3, ZD50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14), ASA 200

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虫の目像:イチモンジカメノコハムシ(2008-May-11, 北杜市)

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Insect eye view: Thlaspida biramosa
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OLYMPUS E-3, ZD50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14) + GYOROME-8, ASA 400, Built-in Flash


マダラアシゾウムシ
体のいたるところに凹凸が目立つマダラアシゾウムシを見つけた。葉上に静止していたので、不用意に近づいたら、ポロッと落ちてしまった。慌てて探すと、得意の「擬死」をしている。そこで、虫の目レンズでゆっくりと撮影した。

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草上のマダラアシゾウムシ(2008-May-11, 北杜市)

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A elephant beetle, Ectatorrhinus adamsi, resting on the leaf
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OLYMPUS E-3, ZD50mm MACRO + X1.4 TELECON (EC14), ASA 200

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虫の目像:擬死するマダラアシゾウムシ (2008-May-11, 北杜市)

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Insect eye image: Death feigning of a elephant beetle, Ectatorrhinus adamsi
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OLYMPUS E-3, ZD50mm Macro + X1.4 TELECON (EC14) + GYOROME-8, ASA 400, Built-in Flash

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§Afterword§
今週は時期的に八ヶ岳のヒメギフの撮影に適していたが、天候が不良では仕方がない。
虫林も「泣く子と天気には勝てない」のだ。

来週は色々忙しいそうだが、是非ともこの初夏の自然を楽しみたいものである。
by tyu-rinkazan | 2008-05-11 18:54 | ■野花 | Comments(22)

20080506 御嶽山とチャマダラセセリ (長野県木曽町) 

Nature Diary #0168

Place: Kiso-machi, Nagano Pref.
Date: May 6th (Tuesday) –National holiday
Weather:Fine



§ Diary §

本日は4連休の最終日、朝から晴れているが、少し風が強い。

どこに行こうか-----ウーム。
そうだ、昨年、運よく見つけたチャマダラセセリの生息地をもう一度訪れてみよう。
チャマは結構可愛いからね。

生息地に向かう途中に御嶽(岳)山の全景が見渡せる展望台がある。早朝にも関らず、ここには多くの写真家らしき方たちが集まっていた。標高3000mを越す独立峰の御嶽山はさすがに圧倒的な迫力があり、古くから信仰の山として信者の畏敬を集めてきたというのも頷ける。

♪♪木曽のな~あ なかのりさん 木曽の御嶽山は何じゃらホイ♪♪

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木曽の名峰 御嶽山 標高3067m  (2008-May-06, 木曽町)

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Mt. Ontake
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Pentax K10D, Sigma 18-50mm F2.8, EX MACRO, ASA 200
(2008-May-06, Kiso-machi, Nagano Pref.)


記憶と勘と運(大部分は勘)を頼りに何とかチャマのポイントにたどり着くことができた。そこは、川の斜面に作られた耕作地で、所々に焼き畑のために黒くこげたこん跡がある。木曽地方に古くから伝わるこの焼き畑の風習が、チャマの好む環境の維持に一役かっているということだから面白い。

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チャマダラセセリの生息地 (2008-May-06, 木曽町)

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Habitat of Maculatus Skipper
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Pentax K10D, Sigma 18-50mm F2.8, EX MACRO, ASA 200
(2008-May-06, Kiso-machi, Nagano Pref.)


到着して周囲を歩き回ってみると、チャマの食草であるミツバツチグリの小群落があちらこちらで見つかった。しかし、大部分はまだ蕾で、花を付けた株は少ない。ここは標高が1000m以上はあるので、花期は1週間ほど先なのかな?

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ミツバツチグリ (2008-May-06, 木曽町)

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Potentilla freyniana
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Pentax K10D, Sigma 18-50mm F2.8, EX MACRO, ASA 200
(2008-May-06, Kiso-machi, Nagano Pref.)



チャマダラセセリ

目的のチャマダラセセリはなかなか姿をみせてくれなかった。すでにモンキチョウやミヤマセセリは飛び回っているので、時間的にはそろそろ出てもよい頃だ。

朝9時を回ったところで、スキップするように飛ぶ小さなセセリチョウが突然現れ裸地に静止して日光浴を始めた。あわてて駆け寄りチョウを確認すると、間違いなくチャマダラセセリであった。
今年も会えてホッとした。

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日光浴をするチャマダラセセリ (2008-May-06, 木曽町)

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The Maculatus Skipper basking on the bare ground
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Olympus E-3, Sigma 150mm F2.8, Apo MACRO DG HSM, ASA 200
(2008-May-06, Kiso-machi, Nagano Pref.)


チャマダラセセリは2006年の環境省発行のレッドデータブックの中で、ゴイシツバメシジミやオオウラギンヒョウモンなどとともに絶滅危惧種I類(絶滅の危機に瀕している種)に入っている。--------保護しなければ、絶滅にいたる可能性が高い。

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。。。。。。。。。。。。日光浴をするチャマダラセセリ (2008-May-06, 木曽町)

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。。。。。。。。。。。。 The Maculatus Skipper basking on the ground
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。。。。。。。。。。。。 Olympus E-3, Sigma 150mm F2.8, Apo MACRO DG HSM, ASA 200
。。。。。。。。。。。。(2008-May-06, Kiso-machi, Nagano Pref.)


ファイダーを通してみると、黒地に白い斑点を散らしたシンプルな色彩はとても綺麗だ。春型は白い斑点の数が多くまた大きいのが特徴だ。
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枯れ葉に静止するチャマダラセセリ (2008-May-06, 木曽町)

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The Maculatus Skipper resting on the dry leaf
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Olympus E-3, Sigma 150mm F2.8, Apo MACRO DG HSM, ASA 200
(2008-May-06, Kiso-machi, Nagano Pref.)


<吸蜜>
チャマは食草のミツバツチグリやギジムシロの花で吸蜜するのかとおもいきや。意外とタンポポやキランソウの花を訪れることが多いようだ。チャマは吸蜜に来ても落ち着きが無く、すぐに飛び立ってしまう。小さいので見失わないように注意するが、やはり見失ってしまう事が多い。

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。。。。。。。。。。。。タンポポで吸蜜するチャマダラセセリ (2008-May-06, 木曽町)

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。。。。。。。。。。。。 The Maculatus Skipper feeding on the dandelion
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。。。。。。。。。。。。 Olympus E-3, Sigma 150mm F2.8, Apo MACRO DG HSM, ASA 200
。。。。。。。。。。。。(2008-May-06, Kiso-machi, Nagano Pref.)

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タンポポで吸蜜するチャマダラセセリ (2008-May-06, 木曽町)

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The Maculatus Skipper feeding on the dandelion
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Olympus E-3, Sigma 150mm F2.8, Apo MACRO DG HSM, ASA 200
(2008-May-06, Kiso-machi, Nagano Pref.)

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キランソウで吸蜜するチャマダラセセリ (2008-May-06, 木曽町)

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The Maculatus Skipper feeding on the Ajuga decumbens
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Olympus E-3, Sigma 150mm F2.8, Apo MACRO DG HSM, ASA 200
(2008-May-06, Kiso-machi, Nagano Pref.)


<飛翔>
この写真は、飛翔用のカメラセッティングで、チャマがキランソウで吸蜜しているときからカシャカシャとシャッターをきり続けていた。ばかばかしい方法であるが、一応、難しいチャマの飛翔写真が何とか撮影できたので満足だ。

チャマのように花に来ても落ち着きがなく、すぐに飛び立つものにはこのプレゼント連射は有効かも知れないぞ。--------うまくいかなくても責任は持たない。

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飛翔するチャマダラセセリ (2008-May-06, 木曽町)

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Flying feature of the Maculatus Skipper
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Pentax K10D, Sigma 18-50mm F2.8, EX MACRO, ASA 800、トリミング
(2008-May-06, Kiso-machi, Nagano Pref.)

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§Afterword§

確認できたチャマダラセセリは少なく、ほんの数頭のみであった。これは、時期的に早すぎたのが原因なのか、それとももともと個体数が少ないためなのかよくわからない。しかし、少数ではあれ、この可愛いセセリチョウに今年も出会うことができて嬉しい。

木曽の名峰 御嶽山を背景にチャマを撮影したいとイメージしていたが、その夢はまた果たすことができなかった。来年こそはまたチャレンジしたいと思っている。


連休もこれで最後になってしまった。
4連休の初日は白馬で、最終日が木曽に出かけることができた。白馬も木曽もほぼ午前中で撮影を切り上げ、午後4時には帰宅できたことも良い。少しあわただしいが、家庭にいる時間も大事なのだ。

連休明けには山積している仕事でまた首が回らなくなると思うと、フィールドで過ごした2日間の自由な時間がとても貴重に思えてくる(実際に貴重だった)。

Life is not only money or work.
by tyu-rinkazan | 2008-05-07 22:22 | ▣チャマダラセセリ | Comments(36)

20080503 白馬のギフチョウ散歩:幸せの黄色いバンド (長野県白馬村) 

Nature Diary #0167

Place: Hakuba-mura, Nagano Pref.
Date: May 3rd (Saturday)
Weather:Mainly fine



ギフチョウ考
自然崇拝(nature worship)のナチュラリストの先達が、ギフチョウに「春の女神」という畏怖すべき名前を当てたことに敬意を表する。しかし、実際には口先だけの「女神」の扱いで、多くの生息地では自然破壊や乱獲によって絶滅してしまった。つまるところ、女神でだめなら「春の観音様」といいたいところだが、これではやはりしっくり来ないね。

この女神様と初めて出会ったのは、神奈川県の丹沢山中だった。その当時は、林道脇のサクラの花にこの蝶が三々五々に飛来し、虫林と友人のI君は額の汗を拭くのも忘れて追ったものである(現在、丹沢のギフチョウは絶滅)。かれこれ何十年も前のことであるが、今でもギフチョウを見ると、その時代にフラッシュバックしてしまい胸のときめきを禁じえない。三つ子の魂百までなのだ。


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§ Diary §

このところ、車のトラブルもあり、近場の散歩ばかりしていた。そこで、4連休初日の今日は、白馬にギフチョウを見に行くことにした。昨年、当地でお世話になった「安曇野の蝶と自然」のkmkurobeさんとまたお会いできるのが楽しみだ。丁度、1年ぶりになる。

待ち合わせ場所ではkmkurobeさんが優しい笑顔で出迎えてくれた。
この時期、白馬村から仰ぐ白馬連峰の峰々は、それぞれが特徴的な模様を示す雪を抱いて美しい。ところで、写真の左下にいる人物が、白馬の住人kmkurobe氏(キジの撮影中)。

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残雪を抱く白馬の峰 (2008-May-03, 白馬村)

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A landscape of Hakuba-mura. Please note a man locating at the left-bottom in the picture. He is Mr. kmkurobe who lives in this village and is one of my friends in the field of butterfly photograph.
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Pentax K10D, Sigma 18-50mm F2.8, EX MACRO, ASA 200
(2008-May-03, Hakuba-mura, Nagano Pref.)


ポイントに到着すると、道路の脇や林の中のちょっとした空間にカタクリの花が咲き、そこにギフチョウが訪れていた。花はそろそろ終わりの時期のようだが、ギフチョウはとても新鮮な個体が多いので嬉しい。

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。。。。。。。。。。。。飛翔するギフチョウとカタクリの花 (2008-May-03, 白馬村)

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。。。。。。。。。。。。A flying butterfly and dogtooth violet
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。。。。。。。。。。。。 Pentax K10D, Sigma 18-50mm F2.8, EX MACRO, ASA 800、トリミング
。。。。。。。。。。。。(2008-May-03, Hakuba-mura, Nagano Pref.)


ギフチョウの吸蜜はかなり短く、撮影は難しかった。そろそろカタクリの花が古くなり、蜜の出が少ないせいなのかも。それでも、そのカタクリの群落がある場所はギフチョウたちの蝶道になっているようで、三々五々にギフチョウが訪れてくれた。

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。。。。。。。。。。。。カタクリの花で吸蜜するギフチョウ (2008-May-03, 白馬村)

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。。。。。。。。。。。。Luedorfia japonica nectaring at dogtooth violet
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。。。。。。。。。。。。 Olympus E-3, Sigma 150mm F2.8, MACRO, ASA 200
。。。。。。。。。。。。(2008-May-03, Hakuba-mura, Nagano Pref.)


カタクリで吸蜜するギフチョウを側面からアップで撮影した。体の毛の長さがすごい。

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カタクリの花で吸蜜するギフチョウ (2008-May-03, 白馬村)

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A Luedorfia nectaring at dogtooth violet
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Olympus E-3, Sigma 150mm F2.8, MACRO, ASA 200
(2008-May-03, Hakuba-mura, Nagano Pref.)


最近、パスト連射がはやっているようだが、こちらは強力な人力連射(fanseabさん曰く)で撮影した。まあ、雰囲気ということで------。実のところは偶然に写っていただけであるが、一応、連射なので、組み写真で出すことにした。

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連射:カタクリの花で吸蜜するギフチョウ (2008-May-03, 白馬村)

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A Luedorfia nectaring at dogtooth violet
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Olympus E-3, Sigma 150mm F2.8, MACRO, ASA 200
(2008-May-03, Hakuba-mura, Nagano Pref.)


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§ イエローバンド §

〔静止〕

白馬のギフチョウの特徴は、後翅縁毛の全てが黄白色になった「イエローバンド」と呼ばれる異常型が出現することだ。ただこの変異は、常染色体劣性遺伝らしいので、出現頻度はかなり低いと聞く。今回、白馬を訪れた目的の一つは、このイエローバンドの撮影にある。

出会いは突然にやってきた。

飛翔するギフチョウを追っていくと、しばらく飛んだ後にやっと地面に静止した。そっと近づいてカメラのファインダーでみると、尾錠突起の縁毛が全て黄白色だ。ウーム、これが噂に聞くイエローバンド。やっと出会うことが出来た。---------幸福感に包まれる。

イエローバンド、そうだ、これは「幸せの黄色いハンカチ」ならぬ「幸せの黄色いバンド」だ。このバンドに出会った人は、「四葉のクローバ」と一緒で、なにか良いことが起こるかもしれない。いいや、起こるはずだ。ウーム、起こるに違いない。いいや、絶対に起こる。

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地面で静止するイエローバンド(2008-May-03, 白馬村)

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A Luedorfia resting on the ground. It is a rare aberrant form with yellow-band which shows continuous and yellow-whitish rim of the wings.
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Olympus E-3, Sigma 150mm F2.8, MACRO, ASA 200
(2008-May-03, Hakuba-mura, Nagano Pref.)


上の個体の拡大。

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地面で静止するイエローバンド(2008-May-03, 白馬村)

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Rare aberrant form, yellow-band, of Luedorfia japonica.
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Olympus E-3, Sigma 150mm F2.8, MACRO, ASA 200
(2008-May-03, Hakuba-mura, Nagano Pref.)


こちらの個体はバンドがより明確にみえる。同じバンドでもその変化には多少がありそうだ。

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枯れ木に静止するイエローバンド(2008-May-03, 白馬村)

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Rare aberrant form, yellow-band, of Luedorfia japonica.
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Olympus E-3, Sigma 150mm F2.8, MACRO, ASA 200
(2008-May-03, Hakuba-mura, Nagano Pref.)


上の写真の拡大。

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枯れ木に静止するイエローバンド(2008-May-03, 白馬村)

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Rare aberrant form, yellow-band, of Luedorfia japonica.
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Olympus E-3, Sigma 150mm F2.8, MACRO, ASA 200
(2008-May-03, Hakuba-mura, Nagano Pref.)


さらに別な個体で、地面から出ている短い木の枝に静止した。

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短い枝に静止するイエローバンド(2008-May-03, 白馬村)

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Rare aberrant form, yellow-band, of Luedorfia japonica.
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Olympus E-3, Sigma 150mm F2.8, MACRO, ASA 200
(2008-May-03, Hakuba-mura, Nagano Pref.)


上の写真の側面像。

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短い枝に静止するイエローバンド(2008-May-03, 白馬村)

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Rare aberrant form, yellow-band, of Luedorfia japonica.
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Olympus E-3, Sigma 150mm F2.8, MACRO, ASA 200
(2008-May-03, Hakuba-mura, Nagano Pref.)



〔吸蜜〕

Kmkurobeさんのお勧めの場所は、今は人の住んでいない家の横で、新鮮なカタクリやキクザキイチゲが小群落を形成している。木漏れ日になる日光は優しく、お話しながらギフチョウがやってくるのを待った。

吸蜜にやってきたギフチョウを確認すると、何とイエローバンドであった。

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。。。。。。カタクリの花で吸蜜するイエローバンド(2008-May-03, 白馬村)

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。。。。。。A Luedorfia with yellow-band nectaring at dogtooth violet
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。。。。。。 Olympus E-3, Sigma 150mm F2.8, MACRO, ASA 200
。。。。。。(2008-May-03, Hakuba-mura, Nagano Pref.)


これは、同じく吸蜜しているイエローバンドを腹側から撮影したもので、写っている個体は前の写真とは別だ。腹側から撮影すると、翅の裏面を見ることになる。

赤色が目立つ裏面を綺麗に縁取るイエローバンドは綺麗だ。

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。。。。。。。。。。。。カタクリの花で吸蜜するイエローバンド (2008-May-03, 白馬村)

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。。。。。。。。。。。。 Rare aberrant form, yellow-band, of Luedorfia japonica.
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。。。。。。。。。。。。 Olympus E-3, Sigma 150mm F2.8, MACRO, ASA 800
。。。。。。。。。。。。(2008-May-03, Hakuba-mura, Nagano Pref.)

d0090322_154233.jpg
イエローバンドの吸蜜 (2008-May-03, 白馬村)

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Rare aberrant form, yellow-band, of Luedorfia japonica.
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Olympus E-3, Sigma 150mm F2.8, MACRO, ASA 200、トリミング
(2008-May-03, Hakuba-mura, Nagano Pref.)


イエローバンドの飛翔写真はかなり大きく写さないとそれと認識できない。
この写真では、チョウのセンタリングに失敗しているが、何とかイエローバンドであることがわかる。少しピンがあまいが、一応、イエローバンドの飛翔写真なので記載する。

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イエローバンドの飛翔 (2008-May-03, 白馬村)

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Rare aberrant form, yellow-band, of Luedorfia japonica.
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Olympus E-3, Sigma 150mm F2.8, MACRO, ASA 200, トリミング
(2008-May-03, Hakuba-mura, Nagano Pref.)


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§Afterword§

白馬は面白いところである。第一にギフチョウ、ヒメギフチョウの分布の接点にあたり、ギフチョウの領域にヒメギフチョウが出現したので驚いた。第二にイエローバンドの出現率が高い。この変異は常染色体劣性遺伝であることが知られているので、他地域での発生はきわめて少ないのだろう。第三に白馬村のギフチョウは、人間と共存しているかのように、人間の住む場所にも平然と飛んでいる。

kmkurobeさんのお陰で、「幸せの黄色いバンド」を撮影できたのはとても嬉しい。色々と有難うございました。また別な機会にもご一緒したいですね。現地で撮影をご一緒した蝶山人さんは、とても感じがよく、またイエローバンドをすぐに見つけてくれるので助かりました。今回はヘムレンさんとも初めてお会いし、お話をすることができたので嬉しく思います。

最後に、以前にこのブログでも取り上げた事のある写真集「ゼフィルスの森」の作者の栗田貞多男氏とも偶然お会いした。次に出される写真集(何の写真集かは想像にお任せ)にも期待しています。

今回は皆さんとご一緒にお昼(そば)を食べた後に、、軟弱な虫林はしばらくして帰宅した。前の日からあまり寝ていなかったので、少し疲れてしまったのだ。途中のパーキングで仮眠をとり、結局自宅には午後4時頃に着いた。

連休はまだ3日ある。
by tyu-rinkazan | 2008-05-05 02:12 | ▣ギフ | Comments(32)