NATURE DIARY

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20080726 北ア散歩:タカネキマダラセセリとクモマベニヒカゲ(長野県)

Nature Diary #0192
Place: Matsumoto-shi, Nagano-Pref.
Date: July 26th (Saturday)
Weather:Fine after cloudy



§ Diary §

土曜日は再び北アに行くことにした。

本日の目的は、天上のお花畑に遊ぶ高山蝶タカネキマダラセセリ(以下、タカネキとする)に会うためである。タカネキの遊ぶお花畑ポイントまでは山道を登らなくてはならないが、このかわいいセセリチョウに会うためなら、そのくらいの苦労はなんとも無い---------本当かいな?


タカネキマダラセセリ

岩の突き出た歩き難い登山路を、汗を拭きながらあえいで登るとやっとタカネキが棲む小さなお花畑に到着した。このポイントまでは、今まで何度も来た筈なのだが、今年はやけに遠く感じた。この現象は年のせいなのだろうか?

タカネキマダラセセリ、ポイントは年々遠くなりにけり-----虫林

雨は降っていないものの空には厚い雲が覆い、気温も低い。しかし、しばらく待っていると、雲の切れ間から時々日が差すようになってきた------すると待望の小さなスキッパーが斜面の葉上に飛来した。おっと、タカネキだ!

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タカネキマダラセセリ (2008-July-26, 松本市)

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A Checkered Skipper resting on the leaf
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Olympus E-510, ZD 8mm f3.5 + EC14


この個体は、食草のイワノガリヤスの多い草地の葉の上で、日光浴をしている。

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タカネキマダラセセリ (2008-July-26, 松本市)

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A Checkered Skipper resting on the leaf with the wings opened
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Olympus E-510, ZD 50mm f3.5 + EC14

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タカネキマダラセセリ (2008-July-26, 松本市)

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A Checkered Skipper resting on the leaf
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Olympus E-3, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM

青空も見え、日も差してきたが、その後タカネキは現れてくれなかった。結局、そこで見かけたのは少しすれた2頭のみだ。どうやら今年は個体数そのものが少ないみたいだ。2年前はかなり多くの個体をここで見ただけにこの少なさはどういうことだろうか?


クモマベニシヒカゲ

丁度、発生初期のようで、クモマベニヒカゲはどの個体も新鮮で美しい。朝、早い時間では、イワノガリヤスの葉の上に翅をひろげて日光浴する姿がしばしば認められた。

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クモマベニヒカゲ (2008-July-26, 松本市)

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An Arran Brown resting on the leaf with the wings opened
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Olympus E-3, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM


雲の切れ間から日が差すとクガイソウやアザミ、フウロソウなどの花で、さかんに吸蜜を始めた。気温が低いためなのだろうか、行動が非常にゆっくりとしていて、近づいても逃げようとしない。撮影しやすかった。

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。。。。。。。。。。クモマベニヒカゲ (2008-July-26, 松本市)

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。。。。。。。。。。 An Arran Brown feeding on the flower
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。。。。。。。。。。Olympus E-3, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM


クモマベニヒカゲは、濃い茶色の地に橙色の紋を配し、翅の縁には黒と白の縁毛が鮮やかだ。まるで白黒のフリルのついた礼服をまとった淑女のようにもみえる。お洒落な蝶である。

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クモマベニシヒカゲ (2008-July-26, 松本市)

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An Arran Brown with the wings opened
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Olympus E-3, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM


側面からみても、オレンジの紋と白い帯がめだつ。驚いたのは、頭部が長い毛で覆われていることだ。まるで、毛の中から目が出ているみたいで、よく見るとユーモラスだ。

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クモマベニシヒカゲ (2008-July-26, 松本市)

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An Arran Brown
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Olympus E-3, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM



コヒオドシ

川の砂の上で、吸水していたコヒオドシを見つけた。今年はこれで、本州に産する高山蝶9種類のうち、タカネヒカゲとベニヒカゲを除く7種類を観察したことになった。

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コヒオドシ (2008-July-26, 松本市)

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A Small Tortoiseshell feeding water on the ground with the wings opened
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Olympus E-3, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM

その他に見かけた蝶を列記する。
オオイチモンジ、クジャクチョウ、テングチョウ、フタスジチョウ、クロヒカゲ、ヒカゲチョウ、ヒメキマダラヒカゲ、ヤマキマダラヒカゲ、ウラジャノメ、ツマジロウラジャノメ、キアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、アサギマダラ、ヒメシジミ、ミヤマカラスシジミ、


カミキリムシ

アザミの葉の上にモモグロハナカミキリを見つけた。このハナカミキリはほとんど花に訪れることはなく、葉上で偶然に見つけることが多い。通常、鞘翅の色は褐色であるが、この個体はかなり黒化している。高標高地では黒化するのが知られているので、典型的な高地型ということだろう。

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モモグロハナカミキリ(2008-July-26, 松本市)

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Toxotinus reini
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Olympus E-3, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM


登山道脇のイタドリやオオハンゴンソウの葉裏にしばしばヘリグロリンゴカミキリを見つけた。低地のものでは、前胸背は褐色で、高地になると黒色になり、ムネグロリンゴカミキリとも呼ばれている。

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ヘリ(ムネ)グロリンゴカミキリ(2008-July-26, 松本市)

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Nupserha marginella
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Olympus E-3, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM


葉上にいたクワサビカミキリ♀を撮影した。初めこのカミキリを見た時は、もしかして東北地方に産するタコサビカミキリかも知れないと思ったが、そうやらクワサビの♀のようだ。

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クワサビカミキリ♀ (2008-July-26, 松本市)

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Mesosella simiola
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Olympus E-3, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM

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飛翔直前のカラカネハナカミキリ (2008-July-26, 松本市)

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Gaurotes doris
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Olympus E-3, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM


コメツガと思われる倒木上に数匹のシラフヒゲナガカミキリを見つけた。
交尾していたが、近づくと上になっていたオスは、メスをそのままにして直ぐに下に落ちてしまった。

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シラフヒゲナガカミキリ (2008-July-26, 松本市)

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Monochamus nitens
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Olympus E-3, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM


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§Afterword§

タカネキはどういうわけか個体数が少なく、満足のいく写真が撮影できませんでした。しかし、クモマベニはとても新鮮な個体が多く、撮影が充分に楽しめたように思う。タカネキについてはさらにもっと標高が高い場所で狙ってみたいが、多分来年になるだろう。

タカネキの場所で、渡辺さんという方とお会いしたが、とても高山蝶に詳しい方だった。たしか、虫林が所有する本「日本の高山蝶」の著者が渡辺康之という名前だったが----もしかして同一人物なのかな。この本は文章、写真ともクオリティが高いので愛読している。

さらに、本日は大阪のIさんや「蝶アルバム」のAさんとも帰る道すがら同行していただき楽しい蝶談義を交わすことができた。お二人とも蝶についてとても詳しく参考になりました。

以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2008-07-30 22:23 | ▣タカネキマダラセセリ | Comments(20)

20080724 北ア散歩:オオイチモンジとヤリガタケシジミ (長野県)

Nature Diary #0191
Place: Matsumoto-shi, Nagano-Pref.
Date: July 24th (Thursday)
Weather:Fine


海辺の町で育った虫林には、オオイチモンジやヤリガタケシジミは、長い間、手の届かぬ「高嶺の花」ならぬ「高嶺の蝶」であった。今でも憧憬の念は変わらず、その名を耳にしただけで、動悸、息切れとともに血圧が20mmHg 上がるほどである。

今年も「高山蝶」に会いに行く---------。


§ Diary §

7月最後の週は、1日夏休みをとり、暑さを避けて北アの高地散歩に行くことにした。そこは2年前に「奇跡のオオイチモンジ集団吸水」を撮影した思い出深い場所である。今回の目的は、オオイチモンジの♀とヤリガタケシジミの撮影だ。

朝一番のバスで現地に入り、朝靄があがる川面を横に見ながらゆっくりと歩き始めた。薄暗い林をぬけて開けた場所にでると、北アルプスの山々が一望できた。穂高の峰々はいつ見ても美しい。

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穂高連峰 (2008-July-24, 松本市)

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Excellent views of mountains of Hodaka
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Olympus E-510, ZD 8mm f3.5


オオイチモンジ

流れに沿った道を歩いていると、時々オオイチモンジが林の上を雄大に飛ぶ姿が見える。オオイチモンジは時々下にも降りてくるので、慌ててカメラを構えるが、虫林の心を見透かすように突然舞い上がって高い木の梢に消える。

いつも姿を見かける石積みにもオオイチモンジの姿を見なかった。本日は天気が良すぎるのだ。しかし、やっと道路脇でコムラサキとともにオオイチモンジの♂を見つけた。どうやら動物の糞に集まっているようだ。広角レンズを装着し、ライブビュー機能を使用して撮影した。

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オオイチモンジ♂ (2008-July-24, 松本市)

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A male of Poplar admiral
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Olympus E-510, ZD 8mm f3.5 + EC14

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オオイチモンジ♂ (2008-July-24, 松本市)

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A male of Poplar admiral
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Olympus E-3, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM


7月も末にもなると、見かけるオスの個体はスレたり破損しているものが多くなる。しかし、翅を開いた♂は比較的綺麗な翅表をしていた。後翅表面辺縁のブルーの紋が美しい。

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オオイチモンジ♂ (2008-July-24, 松本市)

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A male of Poplar admiral
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Olympus E-3, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM


今回の目的の一つはオオイチモンジの♀の撮影である。
歩いていると大きな木の梢を颯爽と滑空するオオイチモンジ♀をしばしば見かけた。しかし、なかなか撮影するまでには至らない。低いドロノキのはえる河原で数頭のメスが現れ、ドロノキに絡むように飛んでいる。しばらく見ていると葉に静止した。

ドロノキはオオイチモンジの食樹である。ウーム産卵に違いない。急いで駆け寄り葉に静止したメスを撮影した。ファインダーから見ると非常に新鮮な個体で、胸の鼓動を聞きながら撮影した。

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ドロノキの葉で産卵行動を示すオオイチモンジ♀ (2008-July-24, 松本市)

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A female of Poplar admiral possibly egg-lying on the leaf
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Olympus E-3, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM


さらに別の枝(ドロノキではない)に移動したが、この体勢はどうみても産卵姿勢にしか見えない。しかし、結局、腹部を曲げている写真は撮影できなかった。

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ドロノキ以外の葉で産卵行動を示すオオイチモンジ♀ (2008-July-24, 松本市)

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A female of Poplar admiral possibly egg-lying on the leaf
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Olympus E-3, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM

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ドロノキの枝で休む(多分産卵)オオイチモンジ♀ (2008-July-24, 松本市)

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A female of Poplar admiral possibly egg-lying on the leaf
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Olympus E-3, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM


追加:オオイチモンジの産卵行動について参考までに蝶類辞典の記事をそのまま抜粋します。
「雌は食草の張り出した枝先にある葉の先端に一卵づつ産卵する。雌が葉先に産卵するためには、やや垂れ下がった葉に止まり尻を下に向けて後ずさりをする。4本の足先が葉の縁に達すると尻を曲げて産卵に入る。良くした物で尻の先が葉の先端付近となる。 例外的に後脚の2本が葉の縁に達しただけで産卵したケースも観察している。」



飛翔するオオイチモンジ♀をダメもとで撮影したら、奇跡的にフォーカスのあったものが数枚撮影できた。しかし、いつか青空バックに翅の白い帯が鮮やかに浮き出たイメージの飛翔を撮影して見たいものだ。-----贅沢かな?

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飛翔するオオイチモンジ♀ (2008-July-24, 松本市)

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Flying feature of a female of Poplar admiral
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Olympus E-3, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM




ヤリガタケシジミ

ポイントに到着して探して見るとすぐに1頭のブルーが飛び出した。大きさはほとんどヒメシジミと同大で、飛んでいるときの青い感じも似ている。しかし、静止したときに翅裏の紋を確認するとまさしくヤリガタケシジミのものであった。

背景を入れて広角写真を撮影した。
蝶の背景にアルプスの特徴的な形の山が入ってとても良いのだが、その山の形から場所が知れる恐れがあるので、写真右の山の部分だけぼかしを入れてわからないようにした

ブログやホームページでは、公開にあたり情報コントロールは必須であると思っている。自分の写真にこんなボカシなど入れたくないのだが、なにしろ、密猟者がね------。

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。。。。。。。。。。ヤリガタケシジミ♂ (2008-July-24, 松本市)

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。。。。。。。。。。 A male of Alpine type of Sky Blue resting on the grass
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。。。。。。。。。。 Olympus E-510, ZD 8mm f3.5 + EC-14,


葉上で休むヤリガタケシジミを撮影した。裏面の紋はまさしくアサマシジミである。

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ヤリガタケシジミ♂ (2008-July-24, 松本市)

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A male of Alpine type of Sky Blue, Yarigatesijimi, resting on the leaf
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Olympus E-3, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM


蝶の背景に白い円が数個写ってとても綺麗に見える。
このような場合、絞り込むと水滴の形が八角形になってしまう。絞りを開放にして撮影すると綺麗な円になるようだ。

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ヤリガタケシジミ♂ (2008-July-24, 松本市)

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A male of Alpine type of Sky Blue, Yarigatesijimi, resting on the leaf
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Olympus E-3, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM


ヤリガタケシジミ♂の翅表のブルーはさすがに発達している。これだけみても明らかに通常のアサマシジミとは異なっている。以前、本種がアサマシジミと別種であったことが理解できる気がする。

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タイツリオウギの花で静止するヤリガタケシジミ♂ (2008-July-24, 松本市)

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A male of Alpine type of Sky Blue, Yarigatesijimi, resting on the flower of feeding plant with the wings opened
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Olympus E-3, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM

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。。。。。。。。。。タイツリオウギの花で静止するヤリガタケシジミ♂ (2008-July-24, 松本市)

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。。。。。。。。。。 A male of Alpine type of Sky Blue resting on the flower
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。。。。。。。。。。 Olympus E-3, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM

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§Afterword§

目的のオオイチモンジ♀とヤリガタケシジミが撮影できたことはとても嬉しい。

オオイチモンジは個体数が多く、来年はもう少し生態的な写真が撮影できそうである。一方、ヤリガタケシジミは、個体数が極めて少なく、非常に危機的状態である。(S氏に感謝する)。

注:ヤリガタケシジミの撮影ポイントについての質問には一切お答えできません。



次回は、7月26日のタカネキマダラセセリほかについてアップする。


以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2008-07-27 15:54 | ▣オオイチモンジ | Comments(36)

20080720 浅間山系散歩:ミヤマ(アサマ)モンキチョウとミヤマシロチョウ(長野県)

Nature Diary #0190
Place: Tomi-shi, Nagano-Pref.
Date: July 20th (Sunday)
Weather:Mainly cloud but sometime sunshine


関東でもとうとう梅雨が明けた。
この時期は暑いので、暑がりの虫林はできるだけ高地での散歩がしたい。
-------でもどこに行こうかな?

ちょうど「蝶の写真館」のダンダラさんから浅間山系の高山蝶「ミヤマ(アサマ)モンキチョウとミヤマシロチョウ」撮影のお誘いがあった。それこそ渡りに船とメタボで不摂生なわが身を省みずに、この高山蝶撮影行にご一緒することにした。

今回の撮影行では「蝶と山・てくてく写日記」のBanyanさんと稜線上で偶然にお会いした。その後、banyanさんも我々に合流して行動を共にしてくれたので、さらに楽しい一日になった。

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§ Diary §

登山口付近の駐車場で、早朝にダンダラさんと待ち合わせ、2人で登り始めた。
ミヤマモンキが棲む稜線(標高2000m前後)までは長い登りが続き、最後の「胸突き八丁」では日頃不摂生な生活をして、メタボに甘んじている虫林はさすがにこたえた。

♪♪ミヤマ(アサマ)モンキのためならエ~ンヤコ~ラ、ミヤマシロのためならエ~ンヤコ~ラ♪♪
----である。
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ミヤマモンキやミヤマシロが飛ぶ稜線を行く (2008-July-20, 東御市)

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Walking along the peak of the mountain. This is the habitat of Alpine Clouded Yellow and Yellow Oriental Black-veined White which are regarded as alpine species in Japan.
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Olympus E-510, ZD 8mm f3.5 + EC14、トリミング
注;ダンダラさんとbanyanさんは何処にいるでしょうか?---簡単ですよね



ミヤマモンキチョウ

稜線に着くと、まだ午前8時前にもかかわらずミヤマモンキはすでに飛んでいた。でも早朝だと、「高山蝶の韋駄天」といわれるミヤマモンキも、まだ寝ぼけているかのように飛翔速度はそれほど速くはない。

ミヤマモンキのメスの後を追跡していたら、突然、オスが絡んできて求愛飛翔になってしまった。平地のモンキチョウと同様に、飛ぶことが大好きで、求愛飛翔の時間も長いようである。
求愛飛翔は、メス→オスのパターンであった。

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ミヤマモンキチョウ♂の求愛飛翔 (2008-July-20, 東御市)

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A courtship flight of Alpine Clouded Yellow
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Olympus E-510, ZD 8mm f3.5 + EC14 、トリミング

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。。。。。。。。。。ミヤマモンキチョウの求愛飛翔 (2008-July-20, 東御市)

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。。。。。。。。。。 A courtship flight of Alpine Clouded Yellow
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。。。。。。。。。。 Olympus E-510, ZD 8mm f3.5 + EC-14, トリミング


これは別の求愛飛翔の時であるが、離れているので、150mmの望遠マクロでその求愛飛翔を追っていた。偶然に(?)にその求愛飛翔を撮影しているダンダラさんが視野の中に含まれてしまった。

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。。。。。。。。。。ミヤマモンキチョウの求愛飛翔 (2008-July-20, 東御市)

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。。。。。。。。。。 A courtship flight of Alpine Clouded Yellow and Mr. Dandara
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。。。。。。。。。。 Olympus E-510, ZD 8mm f3.5 + EC-14, トリミング


ミヤマモンキに限らず、高山に棲むチョウたちは、太陽の光に対して非常に敏感である。少しでも曇るとあっという間に姿を消してしまうのだ。どうやら、草の間や葉の茂る低木でじっとしているようだ。

しかし、日が差すといっせいに飛び出して、ハクサンフウロ、クロマメノキ、タカネニガナ、テガタチドリ、ウスユキソウ、シャジクソウ、ミヤマウツボグサ、ネバリノギランなどで吸蜜していた。
好みの花などはなさそうであった。

ここのウスユキソウは、姿形がなかなか素晴らしく、ミヤマモンキとのコンビネーションが良い。

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ウスユキソウで吸密するミヤマモンキチョウ♀ (2008-July-20, 東御市)

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A female of Alpine Clouded Yellow feeding on the alpine flower in leontopodium.
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Olympus E-5, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM

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。。。。。。。。。。テガタチドリで吸蜜するミヤマモンキチョウ♀ (2008-July-20, 東御市)

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。。。。。。。。。。 A female of Alpine Clouded Yellow feeding on the alpine orchid
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。。。。。。。。。。 Olympus E-5, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM


静止したオスのミヤマモンキは、黄色の地色であるが、黒色の鱗粉が散布されやや黒ずんでみえる。写真は半逆光なので翅表の外べりの幅広い黒帯が透けて見えている。

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半逆光のミヤマモンキチョウ♂ (2008-July-20, 東御市)

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A male of Alpine Clouded Yellow
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Olympus E-5, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM


ミヤマモンキは翅の外縁に濃いピンクの短毛が密生し、翅を囲っている。まるでお化粧をしたように美しい。この濃いピンクの短毛は、活発に飛翔するミヤマモンキチョウでは直ぐに脱落してしまうので、この短毛があるのが新鮮な個体の証となるようだ。

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ミヤマモンキチョウ♀ (2008-July-20, 東御市)

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A female of Alpine Clouded Yellow
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Olympus E-5, Sigma 150mm MACRO

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ミヤマモンキチョウ♀ (2008-July-20, 東御市)

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A female of Alpine Clouded Yellow
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Olympus E-5, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM

稜線には、ミヤマモンキチョウだけではなく、少ないながらもモンキチョウも混生していて驚いた。彼らは下から吹き上げられてきたものだろうか。----------逞しいチョウである。


ミヤマシロチョウ

午後からミヤマシロチョウとミヤマモンキチョウが同時に見ることができる場所に移動した。再度、少しつらい登りをして稜線にでると、そこには何人かのヒトがいて、その中の1人がどうも見覚えがある。

恐る恐る声をかけてみると、やはり「カズのお散歩」のKAZさんだった。KAZさんとは2年前に上高地のタカネキマダラセセリのポイントで初めてお会いし、今回はそれ以来である。お互いに再会を喜んだ。

しばらくガスっていたが、天気が好転しそうだとダンダラ大予言があり、少しピークまで登って見ることにした。見事、予言は的中し、ヒラヒラと舞うように飛ぶミヤマシロチョウを撮影できた。

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アザミの花で吸蜜するミヤマシロチョウ (2008-July-20, 東御市)

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A Oriental Black-veined White feeding on the flower of thistle
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Olympus E-510, ZD 8mm + EC14

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。。。。。。。。。。アザミの花で吸蜜するミヤマシロチョウ (2008-July-20, 東御市)

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。。。。。。。。。。 A Oriental Black-veined White feeding on the flower of thistle
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。。。。。。。。。。 Olympus E-5, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM

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。。。。。。。。。。アザミの花で吸蜜するミヤマシロチョウ (2008-July-20, 東御市)

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。。。。。。。。。。 A Oriental Black-veined White feeding on the flower of thistle
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。。。。。。。。。。 Olympus E-5, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM


コヒョウモンモドキ

この稜線では、コヒョウモンモドキを多く認めた。コヒョウモンモドキは比較的小さなヒョウモンチョウの1種であるが、それにしてもここのは小さい。アサマシジミの大きいものくらいか?

ダンダラさんの登山靴にコヒョウモンモドキが静止した。どうやら、彼の登山靴がお気に入りのようだった。汗と泥で煮しまった僕の靴は無視された。

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登山靴に静止したコヒョウモンモドキ (2008-July-20, 東御市)

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A Ambigua Fritilary resting on Mr. Dandara’s trekking shoe
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Olympus E-5, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM


シラネヒメハナカミキリ

登山道の脇に咲いていたチシマフウロの花にピドニア(ヒメハナカミキリ類)が訪れていた。見たところ、シラネヒメハナカミキリの♀でよさそうだ。

シラネヒメハナカミキリは、山地による変異が著しいカミキリムシで、浅間山山系のものでは、脚や頭部、前胸背などが赤褐色になる特徴を有する。写真の個体は浅間山系の典型的な特徴を持つ♀である。

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チシマフウロの花に来たシラネヒメハナカミキリ♀ (2008-July-20, 東御市)

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Pidonia obscurior hakusana
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Olympus E-5, Sigma 150mm f2.8 Apo Macro DG HSM


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§Afterword§

ミヤマモンキチョウは♂♀とも新鮮な個体を見ることができた。そういう意味では、今週あたりはミヤマモンキチョウの撮影には最高のタイミングだったように思う。

今回もダンダラさんとご一緒しての撮影行であったが、途中からbanyanさんも合流して楽しい写真撮影会になった。また、霧島緑さんもこの山のどこかにいらしているみたいで、ダンダラさんが連絡していたが、結局お会いできずに移動した。

梅雨も明けて本格的な夏山シーズンになったが、2000m級の高山への登山は、メタボの虫林にはかなり苦しいのだ。これからは、毎日少しずつトレーニングして、体重をまず?kgほど落とすことを決意した。

最後に誘っていただきご一緒させていただいたダンダラさんに感謝します。


以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2008-07-21 22:22 | ▣ミヤマモンキチョウ | Comments(34)

20080718 富士山のハヤシミドリシジミ (静岡県)

Nature Diary #0189
Place: Mt. Fuji, Shizuoka-Pref.
Date: July 18th (Thursday)
Weather:Fine and humid



§ Diary §

本日は静岡県の富士宮市まで出張したが、途中、富士山麓の高原で寄り道した(悪い癖である)。そこは、草原の中に、背の低いカシワが点々と立ちっていて、以前から一度ハヤシミドリシジミの発生の有無を確かめたいと思っていた場所なのだ。

ハヤシミドリシジミ

朝露でズボンが濡れるのを気にしながら、草を分けて草原のカシワの木をみて歩いた。すろと、一本の低いカシワの木の葉上で朝日を浴びながら休むハヤシミドリを見つけた。
-------やはりここで発生していたのだ。

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カシワ葉上のハヤシミドリシジミ(2008-July-18, 静岡県)

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A Hayashi Hairstreak resting on the oak leaf.
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro,


さらに、背の低いカシワの木を見ていくと、目線よりも下の枝にハヤシミドリを見つけた。この蝶は撮影している間に翅を開いた。翅表は黒褐色でうっすらと白っぽい紋が出た―――メスである。
この時期になれば、新鮮な個体はやはりメスのようだが、申し分ないアングルで撮影できたので嬉しい。

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ハヤシミドリシジミ♀の開翅(2008-July-18, 静岡県)

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A Hayashi Hairstreak resting on the oak leaf.
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Olympus E-3, ZD 8mm + EC14,


ハヤシミドリシジミの新鮮な個体はやはり綺麗だ。カシワの葉上から飛んで下草に舞い降りた個体を出来るだけアップで撮影した。拡大してゆっくり見ると、後翅裏面の白帯が太く、また翅端の赤い紋も鮮やかで、おしゃれな蝶である。

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ハヤシミドリシジミ (2008-July-18, 静岡県)

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A Hayashi Hairstreak resting on the oak leaf.
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro,

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§Afterword§

所用の途中で立ち寄ったが、思いの他良い写真が撮影できた。ハヤシミドリは時期的には過ぎていると思ったが、撮影地点は多分標高1000mくらいの高地なので、メスとはいえまだ新鮮な個体が残っていたのだろう。

撮影は30分ほどで切り上げて、本来の目的地である富士宮市に向かった。来年はもう少し早い時期にここを訪れて、新鮮なオスの写真も撮影したいものである。


以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2008-07-19 23:43 | ▣ハヤシミドリシジミ | Comments(10)

20080713 みちのく散歩3;ミヤマカラスジシミ他 (岩手県)

Nature Diary #0188
Place: Iwate-Pref.


§ Diary §

<田園>
東北を旅するとこんなのどかな風景を良く見る。何気ない風景あるいはどこかで出会った風景であるが、妙に懐かしく感じるのはなぜだろう。

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田園風景(2008-July-13, 岩手県)

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Rural paradise in country-side
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Olympus E-3, ZD50mm Macro,


<南部曲り家>
本州で最も寒いといわれる藪川地区をドライブしていたら、廃屋になっている茅葺の南部曲り家を見つけた。昔の南部藩は馬の産地で、ヒトは馬を大事にして一つ屋根の下で一緒に暮らしていたということだ。

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南部曲り家 (2008-July-13, 岩手県)

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Traditional house named “Nanbu Magariya”
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Olympus E-3, ZD50mm Macro,

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ミヤマカラスシジミ

目の前に突然、茶色の小さなシジミチョウが現れた。みると、カラスシジミの仲間らしいが、前後翅裏の白い帯の発達が悪く、とくに後翅では途中で途切れている。

こんな個体は初めて見るので、図鑑で調べて見ると、ミヤマカラスシジミではこのようなことがあるらしい。とくに北海道産はこの傾向が強いと記載されていた。

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葉上で休むミヤマカラスシジミ(2008-July-13, 岩手県)

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A Mera Black Hairstreak resting on the leaf.
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro,

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葉上で休むミヤマカラスシジミ(2008-July-13, 岩手県)

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A Mera Black Hairstreak resting on the leaf.
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro,


(ミチノク)ケマダラカミキリ
このカミキリの分布は北海道と北上山地だけかと思っていたら、青森、秋田、福島、新潟などからも報告されているらしい。本州産はsakaiiという亜種になっているが、独立種とするむきもあるようだ。

今回、是非とも撮影したいと思っていたので、車を運転しながら道路脇のオオハンゴンソウ(食草)に注意していた。オオハンゴンソウの大きな群落で、車を降りて探して見ると、ほどなく葉の上に乗っているケマダラカミキリを数頭発見できた。

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ケマダラカミキリ (2008-July-13, 岩手県)

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Agapanthia daurica sakaii
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Olympus E-3, ZD 50mm + EC14

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ケマダラカミキリ (2008-July-13, 岩手県)

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Agapanthia daurica sakaii
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Olympus E-3, ZD 50mm + EC14 + Gyorome-8


ヘリグロリンゴカミキリ
ケマダラカミキリを撮影していたら、ヘリグロリンゴカミキリが飛んできた。このカミキリは非常に敏感で、虫林が苦手としているカミキリだ。しかし、この時は葉の上でしばらくおとなしくしていてくれたのでゆっくりと撮影できた。

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ヘリグロリンゴカミキリ (2008-July-13, 岩手県)

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Nupseruha marginella
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Olympus E-3, ZD 50mm + EC14


オオアオイトトンボ
金緑色の大きなイトトンボが現れた。多分、オオアオイトトンボだとは思うが自信がない。

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オオアオイトトンボ (2008-July-13, 岩手県)

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Nupseruha marginella
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Olympus E-3, ZD 50mm + EC14

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§Afterword§

今年の岩手県は、チョウアカの発生数がかなり少なく、また友人の話ではゼフもやはり少ないといっていた。理由はわからないが少し心配である。でも、短い時間であったが、それなりの写真が撮影できて虫林としては満足といえる。

来年、また訪れることを期待しながら、日曜日の正午に盛岡を離れた。



以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2008-07-17 23:39 | ▣ミヤマカラスシジミ | Comments(12)

20080712 みちのく散歩2;ゼフィルス (岩手県)

Nature Diary #0187
Place: Iwate Pref.


§ Diary §
みちのく岩手を訪れる楽しみの一つはゼフに会えることだ。朝、早起きしてコナラやカシワ、クヌギなどの混合林を訪れると、ミドリやアオに輝く西風の妖精たちが舞っている。
今年も-------たぶん。


アイノミドリシジミ

雑木林では、すでにメスアカミドリは終わり、アイノミドリの天国だった。ゆっくりと林に沿って歩いていくと、別に叩き出すまでもなく、朝露に濡れるイタドリなどの葉の上には点々とアイノミドリが静止していた。

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葉上で休むアイノミドリシジミ(2008-July-12, 滝沢村)

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A Brilliant Hairstreak resting on the leaf.
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro,


朝日が昇って温度が上昇すると、あちらこちらでキラキラと輝く妖精たちが飛び回りはじめた。まるで短い夏を謳歌しているようにすごいスピードで飛び回る。目の前を飛ぶゼフ達にかまわず歩いていくと、低い草でテリ張りする絶好の撮影ポイントを見つけることができた。

丁度、目線よりも低い柵に止まったので、広角レンズで出来るだけ近づいて撮影した。

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柵の上で開翅するアイノミドリシジミ (2008-July-12, 滝沢村)

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A Brilliant Hairstreak resting on the bar with the wings opened.
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Olympus E-3, ZD 8mm + EC14


アイノミドリの開翅写真は難しい。なぜなら、見る角度によって翅の輝きや色合いがまったく異なるからだ。そこで、ゆっくりと色々な角度、高さからの翅の輝き、色合いを試すことができた。写真は緑の輝きが最も強い角度から撮影したものだ。

この緑の輝きこそがクリソゼフの真骨頂である。

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アイノミドリシジミの開翅 (2008-July-12, 滝沢村)

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A Brilliant Hairstreak resting on the leaf with the wings opened.
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro

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。。。。。。。。。。アイノミドリシジミの開翅 (2008-July-12, 滝沢村)

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。。。。。。。。。。 A Brilliant Hairstreak resting with the wings opened.
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。。。。。。。。。。 Olympus E-3, Sigma 150mm Macro


テリ張りをする彼らは、他のオスが来るたびにスクランブル発進を繰り返し、クルクルを回るように卍巴飛翔をした。多くは2頭だが、ときに4頭の飛翔も認められた。

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アイノミドリシジミの飛翔(2008-July-12, 滝沢村)

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A pair of Brilliant Hairstreak showing spiraling flight
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Olympus E-3, ZD 8mm + EC14, トリミング


頻繁に卍巴飛翔を繰り返すので、150mmマクロのままでも飛翔写真は撮影できる。
この卍巴飛翔は午前8時30分過ぎまで続いたが、以後は静かになった。

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アイノミドリシジミの飛翔 (2008-July-12, 滝沢村)

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A pair of Brilliant Hairstreak showing spiraling flight
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro、トリミング


ジョウザンミドリシジミ

フジミドリシジミを狙って、奥羽山系の山を訪れて見た。ここは深いブナの林が広がっている。到着してまもなく、青い輝きを見つけた。急いで駆けつけてみると、フジミドリではなくて、ジョウザンミドリの様である。

ヨモギの葉の上に静止した個体を広角レンズで撮影した。

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広角:ヨモギの葉の上で静止するジョウザンミドリシジミ (2008-July-13, 北上市)

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A Congnatus Green Hairstreak resting on the leaf of felon herb
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Olympus E-3, ZD 8mm + EC14


ジョウザンミドリは半開翅まではするが、なかなか全開翅はしてくれなかった。そろそろ痺れを切らして立ち去ろうと思ったときに、突然日が翳り、それとともに翅を惜しげもなく開いてくれたのだ。

このブルーの輝きは何と表現すればよいのだろうか-----ただただ見とれるだけだ。

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ジョウザンミドリシジミの開翅(2008-July-13, 北上市)

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A Congnatus Green Hairstreak resting on the leaf of felon herb with the wings opened
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro


山を降りる途中、所々でジョウザンミドリの卍巴飛翔を見かけた。丁度、ジョウザンミドリの最盛期のようで、全て新鮮な個体が乱舞していた。

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。。。。。。。。。。ジョウザンミドリシジミの飛翔 (2008-July-13, 北上市)

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。。。。。。。。。。A spiraling flight of two Congnatus Green Hairstreaks
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。。。。。。。。。。 Olympus E-3, ZD 8mm + EC14


ウラジロミドリシジミ

今回のターゲットの一つがウラジロミドリシジミとキタアカシジミだった。残念ながら、キタアカシジミは時期を過ぎてしまったようで、見ることはできなかった。

しかし、早朝にカシワの葉の上でウラジロミドリを見つけることができた。ウラジロミドリは山梨には棲息しないので、これが虫林の初見になる。-------嬉しい。

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カシワの葉上で休むウラジロミドリシジミ (2008-July-13, 滝沢村)

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A female of Saphirinus Green Hairstreak resting on the oak leaf
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Olympus E-3, ZD 8mm + EC14

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カシワの葉上で休むウラジロミドリシジミ (2008-July-13, 滝沢村)

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A female of Saphirinus Green Hairstreak resting on the oak leaf
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro


カシワの葉上の個体は、翅裏の地色がややオレンジかかっており、メスのようだ。やがて、朝日が当たり、メスは翅を開いてくれた。。

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開翅したウラジロミドリシジミ♀ (2008-July-13, 滝沢村)

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A female of Saphirinus Green Hairstreak resting on the oak leaf with the wings opened
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro


カシワの葉を少しぺしぺしと叩いてみたら、ウラジロミドリが下草に舞い降りた。地色をみるとどうやらオスのように見える(確信はない)。もう少し待って開翅写真も撮影したいところだが、あまりこだわらずにここを離れた。

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開翅したウラジロミドリシジミ♂ (2008-July-13, 滝沢村)

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A male of Saphirinus Green Hairstreak resting on the leaf
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro


シグナトゥス型ダイセンシジミ

山梨ではあまり見ることのできないシグナトゥス型のダイセンシジミを見ることができた。
このタイプのダイセシジミをみると、ここが岩手であることが実感できる。

ちなみに岩手では、シグナトゥス型は約半数でみるそうだ。虫林は今回は通常型のダイセンシジミも見つけているので、丁度、50%の確率だね。

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ダイセンシジミ (2008-July-13, 滝沢村)

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A signatus type of Alphabetical Hairstreak resting on the leaf
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro


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§Afterword§

チョウの愛好家は必ずゼフィルス(そよ風の精)に取り付かれる。虫林も例外ではなく、この時期になるとミドリシジミ類が気になってしまう。そんなゼフィルスが東北ではとても多いのだから嬉しい。

今年はゼフの不作の年と聞いている。

それでも今回は、上記ゼフの他に、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、オオミドリシジミ、ハヤシミドリシジミなどを撮影できたので、虫林としては基本的に満足している。

なお、キタアカシジミやゼフではないがキマダラルリツバメは、今回はけっこう探したにも関らず宿題になってしまった。でも、夢はゆっくりかなうのがよいのだ。慌てる必要はない-----。

みちのく散歩3では、その他の昆虫をアップして見たい。


以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2008-07-16 01:02 | ▣アイノミドリシジミ | Comments(26)

20080711 みちのく散歩1;チョウセンアカシジミ他 (岩手県)

Nature Diary #0186
Place: Iwate-Pref.

§ Diary §

所用(講義と親しい友人の教授就任祝い)で岩手県盛岡市を訪れた。

所用はいずれも夕方なので、金曜日の午前中、土曜日、日曜日の午前中はフィールドに出ることができる。目的の蝶(チョウアカやキマルリ)の撮影には時期的に遅めだが、岩手の自然は虫林を優しく迎えてくれるに違いない。-----あまいかな?


チョウセンアカシジミ

先ずはチョウセンアカシジミ(チョウアカ)に会いに三陸の宮古市に向かった。山の中の小さな川の河川敷にデワノトネリコが多く見られ、その木にチョウアカが棲息している。

到着して早速河原にそって歩いてみたが、チョウアカの姿がなかなか発見できなかった。時期的に少し遅いので、すでに発生が終わってしまったのだろうか----と少し心配しながらトネリコの木を見て回った。

しばらくすると、やっと1頭のチョウアカを発見してホッと胸を撫で下ろした。その後、数頭のチョウアカを見つけたがそれにしても少ない。友人の話では今年はチョウアカの発生数が極端に少ないそうだ。

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トネリコ葉上のチョウセンアカシジミ (2008-July-12, 宮古市)

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Coreana raphaelis
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro,

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チョウセンアカシジミ (2008-July-12, 宮古市)

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Coreana raphaelis
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro

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。。。。。。。。。。チョウセンアカシジミ (2008-July-12, 宮古市)

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。。。。。。。。。。 Coreana raphaelis
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。。。。。。。。。。Ricoh GR-D


ホシミスジ(北上山地亜種)

日本産蝶類標準図鑑によれば、北上山地に分布するホシミスジはkitakamiensisという亜種名が与えられている。翅の模様の差異もあるようであるが、現地で初めてこのホシミスジを見た時は、あまりの小ささにフタスジチョウと誤認してしまったほどだ。

小さなホシミスジは北上山中の町の民家のユキヤナギで沢山発生していた。そこはフタスジチョウも同時に見ることができる場所であるが、フタスジチョウの発生はすでに終わっていた。

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ホシミスジ (2008-July-12, 岩泉町)

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Neptis pryeri
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro


ホシミスジの求愛行動は頻繁に観察できた。メスが静止していると、次から次にオスがやってきて求愛行動を繰り返す。

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ホシミスジの求愛行動 (2008-July-12, 岩泉町)

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Neptis pryeri
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro


さらに、嬉しいことに交尾個体も発見できたので、広角レンズに交換して撮影した。ここでのホシミスジのホストはユキヤナギで、民家の垣根になっているのがわかるだろう。

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ホシミスジの交尾 (2008-July-12, 岩泉町)

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Neptis pryeri
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Olympus E-3, ZD 8mm Macro, EC14

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交尾ペアに別のオスが訪れた (2008-July-12, 岩泉町)

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Neptis pryeri
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro


垣根の周りをゆっくりと飛んでいたメスを観察していたら、案の定、産卵を始めた。

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ホシミスジの産卵 (2008-July-12, 岩泉町)

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Neptis pryeri
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro


オオヒカゲ

オオヒカゲは山梨県では少なく、見ることが難しいチョウである。しかし、岩手県では局地的ではあるが、発生場所では非常に個体数が多く、昼間でも沢山見ることができた。歩いていると、足元からバサバサと音を立てるように飛び立つのだ。

しかし、オオヒカゲは意外に敏感で、広角写真を撮影する事が難しかった。やっとある程度の大きさになるまで近づいたと思うとそれを察知したかのように飛び立ってしまう。

この写真は、距離を決め、さっと近づいて、ファインダーを覗かずにブラインドで撮影したものだ。
------虫林の勝ちだね!

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。。。。。。。。。。オオヒカゲ (2008-July-13, 紫波町)

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。。。。。。。。。。 Ninguta schrenckii
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。。。。。。。。。。Olympus E-3, ZD 8mm, EC-14


オオヒカゲの翅裏面の紋の大きさや数には個体によって少し異なるようだ。オオヒカゲは日陰になっている林の中にいるので、意外に涼しく楽な撮影ができた。

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オオヒカゲ (2008-July-13, 紫波町)

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Ninguta schrenckii
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro

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オオヒカゲ (2008-July-13, 紫波町)

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Ninguta schrenckii
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Olympus E-3, Sigma 150mm Macro


飛翔写真も撮影しようとしたが、巧みに逃げる。日陰では絞り込めないので難しくもある。この写真は林から外に出てきたオオヒカゲを何とか視野に捉える事ができたモノである。

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。。。。。。。。。。飛翔;オオヒカゲ (2008-July-13, 紫波町)

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。。。。。。。。。。 Ninguta schrenckii
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。。。。。。。。。。Olympus E-3, ZD8mm, EC14

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§Afterword§

この時期の岩手県は、チョウアカを初め、関東では見ることができない昆虫達が多い。今回はすこしゆっくりと散策できたのは嬉しかった。豊かな自然の中を昆虫達を探しながら散策していると精神がリフレッシュされるようでとても気持ちが良いのだ。

武田哲也の ♪♪思えば遠くに来たものだ~♪♪----という歌を思い出す。


みちのく散歩2では、ゼフを予定している。


以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2008-07-15 00:18 | ▣オオヒカゲ | Comments(6)

20080629 イナズマチョウの森 (マレーシア:ペナン島)

Nature Diary #0184
Place: Penang island, Malaysia
Date: June 29th (Sunday)
Weather:Fine and very humid


<ジャングルへの憧れ>
子供(小学生)の頃に通った小学校の図書室には、加藤正世著の「趣味の昆虫採集」という本があった。当時は頻繁にこの本を借りていたので、図書カードには自分の名前が並んでいた。その本には、昆虫採集や標本の作成方法とともに、蛮族の住む台湾奥地での採集旅行記があり、当時はジャングルでの冒険に胸を膨らませて何回も読み返したものだ。

そんな子供の頃の記憶は、いつしか熱帯への憧れとなった。
--------東南アジアのジャングルを歩いて見たい。

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§ Diary §

本日(日曜日)はペナン滞在の最終日。

浜辺とジャングルからなるペナン国立公園(Penang National Park)を1人で散歩することにした。国立公園入り口から今回の目的地の Pantai Keracut という浜辺までは、ジャングルの中のトレイル(小道)をたどり、片道2時間ほどかかる。

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ペナン国立公園のジャングル (2008-June-29, Penang)

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Lush green tropical jungle.
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Pentax K10D, Sigma DC 18-50mm F2.8, EX Macro


ジャングルの中は薄暗くそして蒸し暑い。小道の脇にはシダの仲間が群生していた。シダ類は良くわからないが、とにかく種類が多い。このシダは葉の形がとても面白く印象的だった。

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シダの1種(2008-June-29, Penang)

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fern
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Pentax K10D, Sigma DC 18-50mm F2.8, EX Macro


熱帯のジャングルを構成する木は巨大で、その下をはしる薄暗いトレイルを歩いていると、鳥の声やセミの鳴き声、さらにはサルの声などが辺りをつつむ。

木の上で音がしたので見上げると、尾の長いサルがこちらを警戒して声をあげていた。

幹の横から突然大きなトカゲが姿を現した。大きさは40cmほどもあろうか。こんなトカゲが姿を現すとはまさしくここはジャングルだ------嬉しい。しかし、図体は大きいもののあまり怖く無さそうなので不用意に近寄っていったら、身を投げるようにして草の中に落ちた。

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猿(左)とトカゲ (右) (2008-June-29, Penang)

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猿はダスキールトン Presbytis obscurus とトカゲはミズオオトカゲ Varanus salvator
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Pentax K10D, Tamron 70-300mm
注:名前は蘭丸さんにご教示いただきました。有難うございます。


オオイナズマ ディルテアオオイナズマ (L. dirtea)

このトレイルはやや薄暗いが、所々で樹林の切れ間があり、そこは陽が差し込んでいる。そんな陽だまりような場所にオオイナズマがしばしば現れた。ここでは比較的多いチョウのようである。

しかし、出現したオオイナズマの多くは翅が破損し、被写体として耐えうるものは意外に少ない。きっと行動がかなり激しいのだろう。

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。。。。。。。。。。ディルテアオオイナズマ(L. dirtea)♂ (2008-June-29, Penang)

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。。。。。。。。。。 A male of Lexias pardalis feeding on the ground
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。。。。。。。。。。 Ricoh GR-D

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ディルテアオオイナズマ(L. dirtea)♂ (2008-June-29, Penang)

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A male of Lexias pardalis feeding on the ground
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro


ある場所にさしかかるとオオイナズマの数がいやに多くなった。不思議に思いその辺りをみると何と道の脇にバナナの皮が落ちていて、そこに集まっているようだ。

そういえば、先ほどお行儀の悪そうなインド人のパーティとすれ違ったが、彼らが落としたに違いない。すると、まだそれほど時間がたっていないはずなのにこれほどチョウが集まっていたことになる。

fanseabさんのブログで、熱帯雨林でのトラップについては知っていたが、その威力をはからずも知ってしまった。次回に東南アジアのジャングルを訪れる時はバナナの皮を沢山もってこよう。----イナズマチョウはバナナが好きなのだからね。

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バナナの皮に集まったディルテアオオイナズマ♂♀ (2008-June-29, Penang)

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Two males and two females of Lexias pardalis feeding on the banana peel
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro


オオイナズマのオスとメスは色彩が全く異なりまるで別種のようである。オオムラサキも♂♀で色彩が異なるが、これほどの違いではない-----驚いた。

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ディルテアオオイナズマ(L. dirtea)♀ (2008-June-29, Penang)

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A females of Lexias pardalis feeding on the banana peel
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro


イナズマチョウの仲間
ここではイナズマチョウの仲間らしいタテハチョウをいくつか見ることができた。いずれも薄暗いジャングルの中で日が差し込んでいる陽だまりで見つけた。そんな場所がイナズマチョウたちのお気に入りのようである。

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イナズマチョウの仲間 (2008-June-29, Penang)

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Four different sorts of Lexias
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro

左上から時計回りに、Euthalia monina♂(モニナイナズマ)、E. ipona♂(イポナイナズマ)、E.monia♀、Dophla everina(エベリナイナズマ)

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ジャングルを抜けると前が開けて綺麗な海岸が現れた。ここまではあまり人が訪れないようで静かなところである。しばらく休んだ後に、海岸とジャングルの接点に沿って歩いて見ることにした。

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Pantai Keracutの浜 (2008-June-29, Penang)

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Four different sorts of Lexias
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Pentax K10D, Sigma DC 18-50mm F2.8, EX Macro



ハンミョウ

白砂の浜を歩いて見ると、足元から小さな甲虫が飛び立った。みるとどうやらハンミョウの仲間のようである。ハンミョウは大好きな甲虫なので、喜んで撮影した。

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ハンミョウの仲間 (2008-June-29, Penang)

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Tiger beetle
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro


実はジャングルの中でもハンミョウを見つけた。こちらは写真で拡大しているがかなり小さいもので、青緑に輝く体を持っている。これを見つけたとたんに飛ばれてしまい、再度見つけるのには苦労した。

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ハンミョウの仲間 (2008-June-29, Penang)

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Tiger beetle
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro


キンカメムシ

キンカメムシが飛んできたので、タオルで払い落として撮影した。よく見るとあちこちで飛んでいたので驚いた。個体数は多いようである。

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キンカメムシの一種 (2008-June-29, Penang)

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Calicoback
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro


その他のチョウたち

オオゴマダラを小さくしたようなゴマダラチョウの1種がふわふわと飛んで枝に静止した。なかなか綺麗なチョウである。

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ヒメゴマダラ (2008-June-29, Penang)

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Ideopsis gaura
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro


美しい青い翅を持つタテハチョウが花で吸蜜していた。名前は良くわからない。

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Terinos terpander (テルパンデールビロウドタテハ)♀(2008-June-29)

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A kind of nymphalid butterfly
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro

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シマジャノメ (2008-June-29, Penang)

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Ragadia macuta umbrata
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro

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Cethosia penthesllea (ペンテシレアハレギチョウ) (2008-June-29, Penang)

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A kind of nymphalid butterfly
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro

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Drupadia ravindra (ラビンドラオナガシジミ) (2008-June-29, Penang)

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A kind of nymphalid butterfly
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Pentax K10D, Pentax 100mm Macro


注:蝶の同定に関しては、fanseabさんから多大なご教示を頂きました。有難うございます。

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§Afterword§

ジャングルの中はとにかく暑く、湿度が高い。したがって、知らないうちにカメラのレンズが曇ってしまい何度かそれで失敗した。しかし、そんな場所に棲むイナズマチョウたちを見ることができたのは嬉しい。まるでジャングルの住人といえるね。

ホテルでシャワーを浴びた後、タクシーでペナン国際空港へ行き、あわてて飛行機に乗った。ホッとしたが、気圧の関係なのだろうか貧血気味で体の調子が悪くなったのだ。こんなことは初めてだったので驚いたが、やはり蒸し暑いジャングルでの散歩が関係しているのだろう。

熱帯雨林に住む昆虫達にまた会いたいものだ。

以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2008-07-03 07:35 | ● Malaysia | Comments(16)