NATURE DIARY

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20091229 ケヤキ林散歩:キノコムシなど

Nature Diary #0296
Date: December 29th (Tuesday), 2009
Place: Kofu-shi, Yamanashi Pref.
Weather:Fine


§ Diary §

冬休み初日の今日は、朝からとても寒い。
それでも、せっかくの休みなので、近くの 信玄堤 を散歩することにした。

信玄堤は有名な戦国武将の「武田信玄」がつくったもので、これにより釜無川(富士川)の氾濫を抑え、新田の開発を可能にしたといわれている。武田信玄という武将は、戦いの技術のみならず、当時としては非常に高度の土木技術も持っていたようだ。

この堤にはケヤキの大木(樹齢は400歳以上)からなる林があり、葉を落として明るくなった林の中を歩くとわずかにカサカサと音を立てる-----ウーム、枯れ葉の絨毯は気持ちがいいな。

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信玄堤のケヤキ林(甲斐市竜王町、12月29日)

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Woods of Zelkova tree in Shingen’ bank 
Olympus E-3, ASA200


ヒメオビオオキノコムシ; Episcapha fortunii

道の脇の立ち枯れ(ケヤキではない)の樹皮を少しめくってみると、比較的大きなオオキノコムシが出現した。どうやらヒメオビオオキノコムシらしい。

オオキノコムシ科の甲虫は日本では200種以上もあるが、5mm以下の小さなもの大部分だ。これなら、オオキノコムシ科ではなく、キノコムシ科にすれば良かったのにと思う。

名は体を表すというが、オオキノコムシではその伝は通じない。

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ヒメオビオオキノコムシの立ち枯れ(甲斐市竜王町、12月29日)

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An overwintering beetle under the bark of dead tree
Olympus EP-1, ASA500


ヒメオビオオキノコムシは国内に広く分布する。

キノコムシという名前が付いているように、サルノコシカケなどのキノコを食する。

キノコの中には食べると死んでしまう毒キノコが知られているが、昆虫たちはそれらの毒キノコも食するみたいだ。したがって、昔からいわれている 「虫が食べているキノコは無毒」 というのは嘘である。

キノコの毒にもよるかもしれないが、昆虫と人間ではキノコの毒に対する感受性、代謝、耐性などが異なるので、、必ずしも昆虫が食べているからといっても人間にとって無毒とは限らないだろう。一方、毒キノコを食べていた昆虫を人間が食べた場合は危ないかもしれないな-----そんな人いないか?

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ヒメオビオオキノコムシ(甲斐市竜王町、12月29日)

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An overwintering beetle under the bark of dead tree
Olympus EP-1, ASA500



ヒメツノゴミズムシダマシ; Cryphaeus duellicus

樹皮下にはヒメツノゴミムシダマシも数頭見られた。このゴミムシダマシは、大きな角を持っているので、拡大すると何とも格好が良い------虫林はなかなかクールだと思うけどなぁ。この触角はメスには無いので、この個体はオスである。

ヒメツノゴミムシダマシは、キノコ(とくにサツノコシカケ)に集まる虫の一つだ。この虫を発見した場所では、同時にヒメオビオオキノコムシも見られたので、同じキノコを食していたのかもしれない。

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ヒメツノゴミムシダマシ (甲斐市竜王町、12月29日)

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Cryphaeus duellicus
Olympus EP-1, ASA500



ヤノナミガタチビタマムシ; Trachys yanoi Y. Kurosawa

ケヤキの樹皮を少し剥がしてみると、ヤノナミガタチビタマムシの越冬集団を容易に見つけることができた。樹皮下を調べた木のほとんどすべてでこの小さなタマムシを見ることができたので、個体数は非常に多いようだ。

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ヤノナミガタチビタマムシ(甲斐市竜王町、12月29日)

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Trachys yanoi Y. Kurosawa
Olympus E-3, ZA-8mm Fisheye, EC-14, ASA400


ヤノナミガタチビタマムシは体長2m程度で非常に小さいので、魚露目レンズを装着して拡大撮影をしてみると、翅表のナミガタ模様がとても綺麗だ。

ヤノナミガタチビタマはケヤキの害虫として知られていて、幼虫は潜葉虫として、成虫は食葉虫として、幼成虫ともにケヤキの葉を食害する。これに そっくりさんのナミガタチビタマムシは、ケヤキで見つかることは稀なので、ケヤキの木でチビタマを見つけたときはヤノナミガタチビタマと考えて良さそうだ。

よくみると、ヤノナミガタチビタマとともにトビイロマルハナノミが1頭まざっていた。

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ヤノナミガタチビタマムシ(甲斐市竜王町、12月29日)

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Trachys yanoi Y. Kurosawa
Olympus E-3, ZA50mm Macro, Gyrome-8 ASA400



ツノアオカメムシ; Pentatoma japonica

大きくて綺麗なカメムシを見つけた。このカメムシはツノアオカメムシという大型種で、名前のように両方の肩の部分が突出して角状になっている。

ツノアオカメムシは通常は緑色なのだが、本日見つけた個体は青緑色でとても綺麗だった。

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ツノアオカメムシ(甲斐市竜王町、12月29日)

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Trachys griseofasciata
Olympus E-3, ZA50mm Macro, Gyrome-8 ASA400


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§ Afterword §

今年の9月にアカジマトラカミキリを探して、このケヤキ林を何度か訪れてみた。残念ながら、アカジマトラカミキリを見つけることは出来なかったが、林の様子は大体把握できていたので、越冬昆虫を探して今回散歩した。

案の定、ケヤキ樹皮下で越冬する昆虫は何とか見ることができた。とくにヒメオビオオキノコムシやツノゴミムシダマシは予定外の発見でうれしかった。


以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2009-12-29 22:10 | Comments(12)

20091227 日本チョウ類保全協会展示会(新宿)

Nature Diary #0295
Date: December 27th (Sunday), 2009
Place: Shinjuku, Tokyo
Weather:Fine



§ Diary §

日本チョウ類保全協会の「絶滅危機のチョウを守る」の展示会と講演会が、新宿御苑インフォメーションセンターで開かれた。今週の日曜日はその最終日だったので、思いきって家内と一緒に展示会に参加することにした。

午後1時頃に現地に到着してみると、協会事務局の中村氏や永幡氏はもちろんのこと、多くのお仲間がすでにいてチョウの話に花が咲いていた。写真を見ながら皆さんと楽しい時間を過ごすことができた。

同好の仲間はいつ会っても楽しいものだ。

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展示会場(新宿、12月27日)





永幡氏の「里山の自然」とくにクリの木とカタクリの興味深い話をお聞きし、日本における里山の意義について再認識した。里山は日本人の魂だね。一方、中村氏の「絶滅に瀕しているチョウの保全」の話では、日本の絶滅危惧種の実態をわかり易く説明していただき、さらにそれらの保全に協会が大きな役割を果していることが供覧された。

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講演する中村氏(新宿、12月27日)





<虫林の展示写真>

今回の展示会のテーマの一つは「雨のチョウ」だったので、虫林は「雨上がりのウラギンシジミ」を提出したが、このウラギンシジミの写真について少しだけ説明する。

その日は明け方まで降った雨があがった10月末のある日で、ツマグロキチョウの撮影のために県南の河原を訪れた時だ。昨夜までの雨や朝露で濡れた草にズボンが濡れるのを気にしながら草地を歩いて行くと、まだ太陽の日が当たらないススキの葉にウラギンシジミを見つけた。

見ると、蝶の翅には無数の細かい水滴が付いていて驚いた。撮影後、陽が当たるとともにこのウラギンシジミは元気に飛び去った。

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雨上がりのウラギンシジミ





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§ Afterword §

昨年はこの展示会に参加できなかったので、今年は思い切って参加してみた。久しぶりに皆さんやまた初めてお会いする方とともに、蝶の話を中心に楽しい時間を過ごすことができた。こんな交流会は他に無いので、是非とも来年も参加したいものだ。




以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2009-12-28 20:29 | その他・雑 | Comments(10)

20091223 冬の雑木林散歩:オオムラサキの越冬幼虫など

Nature Diary #0294
Date: December 23rd (Tuesday), 2009
Place: Kofu-shi, Yamanashi Pref.
Weather:Fine



<オオムラサキの保全シンポ>

12月13日(日)に埼玉県の嵐山町で、第4回全国チョウ類保全シンポジウム が開催された。今回のテーマとして「日本の国蝶 オオムラサキ」が選ばれた。恥ずかしながら、案内に出ているオオムラサキの写真は虫林が撮影したものだったので、ぜひ出席したいと思っていたが、長崎出張と重なったために、このシンポジウムには出席できなかった------残念だ。

このシンポジウムを通して、オオムラサキというチョウが色々な意味で再認識されたことだろう。
とにかく、オオムラサキは日本が誇る大型美麗なタテハチョウなのだからね。


§ Diary §

本日(火曜日)は 天皇誕生日 で祝日。

ウィークデーの祝日は、何となく得した様で嬉しい。午後からは家内にお付き合いしなければならないが、午前中は久しぶりにゆっくりとフィールド散歩ができる。

そこで、夏にオオムラサキが多く見られる雑木林に、オオムラサキの幼虫を見に行くことにした。この時期になれば、オオムラサキの幼虫たちはエノキの木を降りて、落ち葉のベッドの中でほっこりと越冬しているはずだ。


少し寄り道した丘からは、甲府盆地の向こうにくっきりと八ヶ岳が見えた。

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甲府盆地と八ヶ岳 (甲府市、12月23日)

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Kofu basin and Mt. Yatsugatake
Olympus EP-1, MZD 14-42mm, 1/200, f22, EV-0.7, ASA200



オオムラサキの越冬幼虫; Great Purple Emperor

このところフィールド散歩にあまり出ていないので嬉しい。

林の中には太いエノキの木が数本あって、その根元に堆積しているコナラやエノキの枯葉を手でゆっくりとおこしながら探していくと、見覚えのある茶色い幼虫が見つかった。

オムラサキの越冬幼虫だ。

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オオムラサキの越冬幼虫 (甲府市、12月23日)

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An overwintering caterpillar of Great Purple Emperor on the dry leaf
Olympus EP-1, MZD 14-42mm, 1/60, f6.3, EV0.0, ASA200



オオムラサキの幼虫は枯葉の表面に、糸を出して越冬床をつくり体を固定する。

体長が2cmほどもあるので、肉眼でも背中にならぶ4対の突起が確認できる(良く似ているゴマダラチョウの幼虫は突起が3対)。

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オオムラサキの越冬幼虫 (甲府市、12月23日)

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An overwintering caterpillar of Great Purple Emperor
Olympus EP-1, ZD 35mm, MMF-1, 1250, f16 EV-1.3, ASA400


EP-1に魚露目レンズを装着して、超近接撮影にトライして見た。

使用したEP-1用ストロボのオリンパスFL-14 は高さがないので、そのままでは光のまわりがイマイチのようだ。さらに、魚露目レンズを装着してのオートフォーカスだとピントが合い難い場面があった。でも、条件設定自体は意外にスムーズだったので安心。


拡大して見ると、幼虫の頭には2本の長い角状突起があるが、その角の先は二股に分かれている。この二股分岐は、ゴマダラチョウの幼虫よりもオオムラサキの方が明瞭だ。

何のために二股に分かれているのだろうか?

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オオムラサキの越冬幼虫 (甲府市、12月23日)

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High power view of an overwintering caterpillar of Great Purple Emperor
Olympus EP-1, ZD 50mm, EC-4, MMF-1, Gyorome-8, 1/160, f25, EV+1.0, ASA200, Flash (FL14) +


オオムラサキの幼虫が付いている葉の端をゆっくり曲げて、目の様な偽眼でいかにも顔の様に見える頭部の前面下部を撮影してみた。こうしてみると、どこか動物の「コアラ」の顔に似ているようでユーモラスにみえる。

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オオムラサキの越冬幼虫 (甲府市、12月23日)

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Insect view: an overwintering caterpillar of Great Purple Emperor
Olympus EP-1, ZD 50mm, EC-4, MMF-1, Gyorome-8, 1/160, f20, EV0.0, ASA200, Flash (FL14) +



ゴマダラチョウの越冬幼虫; Japanese Circe

オオムラサキの幼虫を発見した場所では、同時にゴマダラチョウの幼虫も見つけることができた。ここでは、オオムラサキの幼虫よりも個体数は少ないようだ。

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ゴマダラチョウの越冬幼虫 (甲府市、12月23日)

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An overwintering caterpillar of Japanese Circe
Olympus EP-1, MZD 14-42mm, 1/80, f8.0, EV-0.7, ASA200, Flash (FL14) +


こちらはオオムラサキの幼虫よりも少し大きくて太っている上に、脊中の突起が3対なのですぐわかる。色もやや褐色がかっているしね。

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ゴマダラチョウの越冬幼虫 (甲府市、12月23日)

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An overwintering caterpillar of Japanese Circe
Olympus EP-1, ZD 35mm Macro, MMF-1, 1/80, f11.0, EV-0.7, ASA200, Flash (FL14) +


こちらも頭部下面の超近接撮影を行ってみた。オオムラサキとそっくりサンでコアラ系の顔にみえる。バカボンのパパにも似ているようだ。

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ゴマダラチョウの越冬幼虫 (甲府市、12月23日)

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An overwintering caterpillar of Japanese Circe
Olympus EP-1, ZD 50mm Macro, EC-14, MMF-1, 1/160, f20.0, EV-0.7, ASA200, Flash (FL14) +



オオオサムシ; Carabus dehaanii

少し時間があったので、韮崎市方面に足を延ばし、林の中の道の脇の土手で「オサ掘り」をしてみた。しばらくすると、土手の土の中から大きくて青黒っぽいオオオサムシが眠そうな顔をして(本当かいな?)現れた。

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オオオサムシ (甲府市、12月23日)

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An overwintering Carabus dehaanii
Olympus EP-1, MZD 14-42mm, 1/25, f7.1, EV-1.3, ASA400,


虫林はあまりオサ掘りをやらないが、甲府近辺では今までオオオサムシは今まで見たことがない(アオオサムシは多い)。一方、ここでは、アオオサムシはあまり見ることがない。

すると、アオオサとオオオサは棲み分けでもしているのかな?

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オオオサムシ (甲府市、12月23日)

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An overwintering Carabus dehaanii
Olympus EP-1, ZD 35mm Macro, MMF-1, 1/100, f5.0, EV-1.3, ASA400, Flash (FL14)


最近、EP-1を使用するようになってから重宝している35mmマクロレンズは、等倍までの撮影が可能で、さらにフォーサーズだと実質2倍になる。

下の写真は最短撮影距離付近で撮影したのだが、さすがにかなり大きくて迫力満点だ。

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オオオサムシ (甲府市、12月23日)

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An overwintering Carabus dehaanii
Olympus EP-1, ZD 35mm Macro, MMF-1, 1/100, f20.0, EV-0.3, ASA500, Flash (FL14)



オオクロナガオサムシ; Carabus kumagaii

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オオクロナガオサムシ (甲府市、12月23日)

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An overwintering Carabus kumagaii
Olympus EP-1, ZD 35mm Macro, MMF-1, 1/80, f14.0, EV-0.3, ASA400, Flash (FL14)



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§Afterword §

今週は久し振りでゆっくりとフィールド散歩ができて嬉しい。

甲府周辺には夏になるとオオムラサキが多いので、冬期に幼虫を見つけることは難しくないようだ(簡単でもないけど)。虫林が知る限りでは、ゴマダラチョウは個体数があまり多くないので、幼虫もオオムラサキの方が多く見つかるようだ。

それにしても、こんな小さくて、どちらかといえば醜い幼虫が、あの大きくて、豪華で、力強いオオムラサキに変わるのだから自然とは面白いものだ。




以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2009-12-24 08:16 | Comments(4)

20091220 河川敷散歩:氷の結晶

Nature Diary #0293
Date: December 20th (Sunday), 2009
Place: Kofu-shi, Yamanashi Pref.
Weather:Fine


<冬>

今週に入ってから甲府でも最低気温が氷点下になる日が多くなった。甲府という町は典型的な盆地気候で、夏はとても暑く冬はとても寒いのだ。

このくらいの寒さであまりぶつぶついうと、北国に住む人から虫林はやはり軟弱だと笑われてしまうかな? でも、北国ではどの家もしっかりした寒さ対策(暖房)が施されているが、山梨あたりの防寒設備はどうにも中途半端なので(特に我が家だが--)、意外に冬の寒さが身にしみるのだ。

さらに、この冬の寒さは高血圧の持病を持つ虫林とっては危険な要素でさえある。というのも、一般的に寒い時期には血圧が上昇し、脳出血や心筋梗塞などの循環器系疾患を惹起しやすいといわれているからね----ウー冬は嫌いだ。早く温かくなってほしいな。


§ Diary §

本日(日曜日)は朝起きてみると天気が良い。今までであれば、天気が良い日はフィールド散歩に出かけるのが常なのだが、冬になると寒くてなかなか布団から出にくくなってしまう。

でも、意を決して起き上がり、フィールドに出ることにした。ところがなんと、本日は車が使えないのだ(先週の金曜日に顧問をしている海外医学研究会の追い出しコンパがあって車は大学)。そこで、自宅裏の河川敷でも散歩してみることにした。

土手の上の道をゆっくり歩いて行くと、お孫さんを自転車に乗せたご夫婦がやってきた。

それとなく立ち止まって見ていると、どうやら、これからお孫さんの自転車練習を始めるようだ。どこにでもある風景だが、どこか暖かで、どこかノンビリとして、どこか心和む光景だ。若い頃にかじったドイツ語の「Das Leben」という言葉を思い出す。

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河川敷の風景 (甲府市、12月20日)

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A landscape of river bank
Olympus EP-1, ASA200


思えば、虫林がこの河川敷の近くに居を構えた理由の一つが散歩だった。

しかし、その後の度重なる改修で、河川敷は遊歩道として綺麗に整備されてしまい、今では昆虫や野草などの観察が難しくなってしまった。もちろん、一般の方々にとっては、綺麗で歩きやすくなることは良いのだが、ナチュラリストとっては「痛し痒し」なのだ。

この河原にはゴリラ像がある。

面白いことに、今日のゴリラ君は帽子をかぶっていた。すぐに風で飛びそうな帽子のように見えたが、あご紐で固定されていた。ゴリラに帽子は意外に良く似合って、「馬子にも衣装」ではなく「ゴリラにも帽子」かな。

このゴリラ君は、目の前を通り過ぎる散歩人やランナーたちを優しく見守っているように見える。しかし、どうしてゴリラ像がここにあるのか以前から不思議だ。

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コンクリートゴリラ (甲府市、12月20日)

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A landscape of river bank
Olympus EP-1, ASA200



; Frost

空気と接触している葉の表面温度が0度以下(霜点)になると、空気中の水蒸気が昇華して葉の表面に氷の結晶が付く。昔から「霜が降りる」というが、霜は降りるものではない。

霜は日が当たるとすぐに消えてしまうはかない運命。

大きな建物に日光が遮られて日陰になった場所にくると、すでにお昼近くなのにまだ野草の葉に沢山の霜が付いていた。いつもなら気にも留めないのだが、本日は他に撮影するものも無いので、マクロレンズで霜の近接撮影をしてみた。

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小さな葉に付いた霜(甲府市、12月20日)

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Small leaves covered with frost
Olympus EP-1, ASA200


面白いことに、霜を拡大して見ると、氷の結晶はワイングラスの形をしていた。これをもっと大きく実験的に作ることができれば、「霜のワイングラス」をつくることができるかもしれないな。などと邪念をもって見てしまう。

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(甲府市、12月20日)

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Small leaves covered with frost
Olympus EP-1, ASA200



川氷; River Ice

川の流れが無くて、水深が浅い場所(水深10cm程度)では氷が張っていた。

この氷は多彩な模様を示していた。何枚か撮影してみたが、自然がつくる規則的なパターンは何となく芸術的で真似のできない力強さがある。

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氷の結晶(甲府市、12月20日)

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Ice Crystal
Olympus EP-1, ASA200


液体が固体になる時には、体積は小さくなるのが普通であるが、水が凍る時には、水分子の間に隙間ができるので、逆に大きくなるのだから不思議だね。

環境により氷の形態も変わると思う。通常は氷は水の結晶なので、直線的になるのが普通かなと思うが、今回のものでは綺麗な曲線をもつものがかなり見られた。

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氷の結晶(甲府市、12月20日)

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Ice Crystal
Olympus EP-1, ASA200



クリオオアブラムシ; Lachnus tropicalis

クヌギの樹幹を見てみると、クリオオアブラムシの集団を見つけた。

良く見ると、成虫とともに卵も沢山ある。このアブラムシは全てメス(オスは翅がある)で、冬に向かって産卵しているのだろう。この虫たちは卵を産んだ後に冬を越せずに死んでしまう可能性が高いと思われる(クリオオアブラムシは卵での越冬)。

寒さの中で健気に生きている昆虫たちだ。

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クヌギの樹幹のクリオオアブラムシ集団(甲府市、12月20日)

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Lachnus tropicalis
Olympus EP-1, ASA200

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クリオオアブラムシ(甲府市、12月20日)

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Lachnus tropicalis
Olympus EP-1, ASA200



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§ Afterword §

そろそろ本格的に寒くなってきたので、散歩も辛くなってきたが、何とか今週もフィールドに出ることができた。氷の結晶ももう少し標高の高い所に行けば、さらに美しいものに出会えるに違いない。いつか撮影してみたいと思う。

この時期になれば越冬昆虫が集まる場所がポイントになる。越冬昆虫を探すのは「宝探し」みたいで楽しい場合もある。でも、なかなか見つからないのが困るよね。

それにしても寒い季節はあまり好きでない。
暖かくなる2月後半まで我慢しなければならないな-----うー長い。



以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2009-12-21 23:01 | Comments(6)

20091213 九州散歩:長崎は今日も雨だった

Nature Diary #0292
Date: December 13th (Sunday), 2009
Place: Nagasaki-shi, Nagasaki Pref.
Weather:Cloud and rain



§ Diary §

九州の長崎は「ヒコーキで行く遠い町」なのだが、これまで縁があって何度も訪れている。

今週末(12日)は長崎大のY教授が、長崎市内で行われるある研究会の特別講演の講師として招待してくれたので喜んで再訪した。長崎は何度訪れても興味が尽きない良い街だと思う。

研究会の会場は長崎大学医学部の「良順会館」。宿泊したホテルが「パークサイドホテル」で、会場から歩いて5分ほどの距離にありそのシチュエーションがとても良かった。

ちなみに、良順という名前は、オランダ人軍医のポンぺから長崎で蘭学を学んだ軍医「松本良順」にちなんでいる。この会館は数年前に大学関係者の寄付によって建てられたということだが、羨ましい限りだ。色々なものが事業仕分けで、削減ないしは廃止されてしまうこのご時世では、このようなものを大学構内に建設することは難しいかも知れないな。

ところで、最近、困ったことには、 我が家の事業仕分け人(家内) がとても厳しくなってきた。

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良順会館 (長崎県長崎市、12月13日)

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Ryojun Kaikan of Nagasaki University
Olympus EP-1, ASA200


夜はY先生に「卓袱(しっぽく)料理」を御馳走になり、友人たちと楽しい夜を過ごすことができた。この料亭の部屋からガラス戸を開けて外に出ると、驚いたことに長崎港湾を中心に広がる長崎市の夜景が一望できた。そうだ、長崎は港町なのだ---と改めて思う。


長崎市の夜景は日本三大夜景(函館、神戸、長崎) に入っている。

日本人はとかく「三大○×」を作るのが好きだ。三大夜景のほかにも、三大温泉、三大祭など枚挙に暇が無いが、中には三大頑固 (肥後もっこす、土佐いごっそう、津軽じょっぱり )や三大毒生物 (ヒョウモンダコ、アンボイナガイ、スベスベマンジュウガニ)まであるのには驚いてしまう。

夜景評論家の虫林(本当かいな?)は、この街の夜景には、どこかエキゾチックで異国的な風情があるように思う-------たぶん、虫林が長崎という街に抱いているイメージないし先入観 (preconception) が、その印象の中に多分に含まれているのかも知れないな。

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長崎市の夜景(長崎県長崎市、12月13日)

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Night view of Nagasaki
Olympus EP-1, ASA200


そもそも卓袱料理は、中国、西欧料理が日本の貿易都市である長崎で日本料理と一体化したもので、和華蘭(わからん)料理とも呼ばれているらしい。この卓袱料理では、最初に椀物を食べ、そして食事の最後は「お汁粉」でしめる仕来りだ。

椀物を食べ終わるまでは、開始の挨拶や乾杯をすることも許されないのだ。

旅人の虫林にはこのようなローカルルールの存在がとても面白くそして「粋」に感じる。もちろん、卓袱料理そのものもとても美味かった------また食べすぎた。

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卓袱料理 (長崎県長崎市、12月13日)

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Local cuisine “Shippoku”
Olympus EP-1, ASA200


次の日の日曜日(13日)は、残念ながら朝から曇っていた。

虫林が乗る予定のヒコーキ(ANA)の出発時間が午後なので、ゆるゆるとホテルで朝食をとった後、一人でレンタカーを借りて近くの海辺まで行ってみた。とにかく、長崎に来たら海が見たかったからだ。

波打ち際に近い浜辺を、季節外れのハンミョウ類でもいないかなと目をキョロキョロしながら歩いたが何も見つけることができなかった。そのうち、曇り空からとうとう小雨が降り出してしまった。まあ、雨脚はあまり強くないのが救いではある。

そういえば、昨年訪れた時も長崎は雨だったなぁ (昨年10月6日の日記にジャンプ)。
♪ あ~あ~長崎~は今日も雨だっ~た ♪

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誰もいない浜 (長崎県長崎市、12月13日)

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Quiet beech
Olympus EP-1, ASA200


雨が降ってグレーから淡いブラウンのフィールドに、場違いな位に鮮やかな黄色の花(菊)が群生していた。よく見ると、あちらこちらでこの黄色い花が咲いている。近くで観察すると、花はいずれも新鮮で、どうやら咲き残りでは無くて今が最盛期のようだ。

自宅で図鑑を見てみると、どうやら シマカンギク という名前の花と思われた(自信が無いけど)。シマカンギクは漢字で書くと「島寒菊」で、江戸時代に、長崎ではこの花を油に浸して傷薬にしたということだ。

とにかく、この季節にあでやかな黄色の花を見ると嬉しくなる。

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シマカンギク (長崎県長崎市、12月13日)

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Chrysanthemum
Olympus EP-1, ASA200


すでに、水仙もポツリ、ポツリと花を付け始めていた。

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スイセンの花 (長崎県長崎市、12月13日)

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Daffodils
Olympus EP-1, ASA200



ムラサキツバメ(ムラツ); Powdered Oak Blue

カシ類の多い林に沿った道をゆっくりと歩いてみたのだが、昆虫の気配は全くなかった。今回も情報を持たずに適当な場所を歩くだけの「なんちゃってフィール散歩」なので、昆虫に出会えなくても仕方が無いなと思う。

それでも、黄葉した葉の上で寄り添うように静止している3頭のムラサキツバメを見つけた。

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ムラサキツバメ集団 (長崎県長崎市、12月13日)

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A group of Powdered Oak Blues
Olympus EP-1, ASA200


ムラサキシジミが静止する葉は、道路から少し離れていて、片手を延ばすとやっと届くが、両手でカメラを持つと届かない微妙に意地悪な距離なのだ。さらに、このドン曇りの空の下で、3頭にピントが合うように被写界深度を上げて撮らなければならない。

こんな時には軽いEP-1は有難い。

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ムラサキツバメ集団 (長崎県長崎市、12月13日)

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A group of Powdered Oak Blues
Olympus EP-1, ASA200


EP-1のフラッシュとして発売されたFL-14を装着してマクロ撮影してみた。デイフューザーを用いなかったので、濃い影が出て不自然な写真になってしまった。

ところで、FL-14はEP-1に付けるととても格好良くみえるが、ガイドナンバーが小さくて、光量の調整もできず(EP-1は本体側で光量の調整可能)、今のところ虫林の評価はあまり高くない。
ウーム、残念。

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ムラサキツバメ集団 (長崎県長崎市、12月13日)

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A group of Powdered Oak Blues
Olympus EP-1, ASA200, 、FL-14


雨が降ったので、早々に散歩を切り上げて空港に向かうことにした。

そういえば、ちょうど昼時なのでチャンポンで有名な「四海楼」で昼食を摂ることにした。四海楼はチャンポン発祥の店といわれ、店の構えが異常に豪華で立派だ。

四海楼のチャンポンは、確かにおいしかった。しかし、貧乏性の虫林はもっと庶民的な安い食堂で食べた方が落ち着く。だって、チャンポンは高級料理ではないのだから------。

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長崎チャンポン (長崎県長崎市、12月13日)

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Nagasaki noodle
Olympus EP-1, ASA200


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§ Afterword §

今回の長崎では、しばらくぶりで浜を散歩できた。虫林は子供の頃に浜の近くで育ったので、海の景色はとても和むのだ。やはり海は気持ちが良いな~。

今回はオリンパス ペンEP-1とMZD17mm、MZD14-42mm Zoom、ZD50mm Macroを持参した。この組み合わせは非常に軽くて、出張の際の片手間的な散歩にはとても良さそうだ。しかし、気合いを入れた撮影には一眼レフのE-3がやっぱり使いやすい。

これから寒い季節になって虫の姿がいよいよ見ることが難しくなる。でも、こんな時期はあまりバタバタとしないで一息入れてのんびりと散歩を楽しみたいな。




以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2009-12-14 22:06 | ▣ムラサキツバメ | Comments(8)

20091206 県南の照葉樹林散歩:ペンEP-1でムラシ撮影

Nature Diary #0291
Date: December 6th (Sunday), 2009
Place: Nambu-cho, Yamanashi Pref.
Weather:Fine



<オリンパス・ペンEP-1>
一眼なのにとても小さくて軽いオリンパス・ペンEP-1 は、お気楽な"お散歩カメラ" あるいは "スナップカメラ" という位置づけだった。しかし最近、ZD(ズイコーデジタル)レンズがAFで使用可能になるフォーサーズアダプター(MMF-1)を、新宿のヨドバシカメラで入手した。そこで、お散歩カメラというだけでなく、昆虫撮影のサブカメラとしての可能性、すなわち、マクロ撮影機能を評価してみたくなった

とにかく、レイジーで根性無しの虫林にとっては、カメラが小さくて軽いということは、フィールド歩きの機材選択の際にはとても大きな要素になるからね。

ところで、最近 EP-2 が出た-----ウー、オリンパスさん早すぎるぞ。 Never mind!


§ Diary §

毎日バタバタしていたら、いつの間にか今年も12月に突入した。

虫林はこのところさらに忙しくなり、せっかくの日曜日(本日)も締め切りを過ぎた依頼原稿の執筆のために朝からパソコンの前に座った。しかし、どうもうまく筆が進まないで欝々してしまう。
ウーム、それならば、いっそのこと久しぶりでフィールド散歩に行くことにしよう-------我ながらこういう決断は異常なほどに速いのだ。

天気予報では、甲府市よりも県南部(南部町)の方が天気は良さそうなので、とりあえず県南に向けて車を走らせることにした。


キンカン(金柑); Kumquqt, Fortunella japonica

南部町に到着して少し散策すると、黄色い実を沢山付けたキンカン(金柑)の木を見つけた。

この金柑の実は皮ごと食べるのが普通だが、酸っぱいことが多くて虫林は少し苦手だ。そういえば、子供の頃にはこのキンカン(金柑)をよく食べたものだが、最近はとんと食べていない------ということで、一つだけ金柑の実を失敬して口に入れてみた。ウへー、やはり、とても酸っぱい。


キンカン塗って、また塗って------- 有名なCMソング。

虫林はキンカン(金柑)をみるとすぐにこの歌を思い出すが、このCMのキンカンは「金柑」ではなく「金冠」で、アンモニアを主成分とする塗り薬だ。恥ずかしながら虫林は長い間、この歌のキンカンはてっきり金柑の実からつくったものと信じていた---------アホ!

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キンカン(金柑) (山梨県南部町、12月06日)

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Kumquqt, Fortunella japonica
Olympus EP-1, MZD17mm, f9.0, 1/1600, EV-1.0, ASA200



ムラサキシジミ(ムラシ); Japanese Oak Blue

カシの木が混生する南部町の照葉樹林に着くとまもなく、中型のシジミチョウがヒラヒラと飛んで茶の木の葉上に静止した。そっと近寄ってみると、案の定、ムラシのメスだった。

うまい具合に目線よりも下の葉に静止したので、オリンパス・ペンEP-1 にパンケーキレンズ(MZD17mm)のままで撮影した。このレンズの最短撮影距離まではまだ余裕があるが、このくらい引いてなるべく環境を入れた写真も良いものだ。

このパンケーキレンズは、EP-1の純正レンズだけあって合焦速度は速い。

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茶の葉の上で開翅するムラサキシジミ♀(山梨県南部町、12月06日)

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A female of Japanese Oak Blue perching on the leaf of tea with the wings opened. Please note the bamboo grove in the background.
Olympus EP-1, MZD17mm, f10.0, 1/250, EV-0.7, ASA200


MZD17mmのパンケーキレンズで、最短撮影距離付近で撮影。

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茶の葉の上で開翅するムラサキシジミ♀(山梨県南部町、12月06日)

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Japanese Oak Blue
Olympus EP-1, MZD17mm, f10.0, 1/250, EV-0.7, ASA200



EP-1にフォーサーズアダプター(MMF-1)を介してZD35mm マクロレンズを装着して撮影した。このマクロレンズは小さくてとても軽いので(大きさ71 x 53mm, 重さ165g)、EP-1に装着してもバランスは悪くない。

しかし、オートフォーカス時の合焦速度は、長い時で3-4秒くらいかかってしまうのが難点だ。モニターの画像が10倍に拡大されるファーカスアシストは、小さな昆虫の撮影時にはとても良さそうだが、虫林のように、被写体を中心に置かない撮り方をするものには使い難い。

嬉しいことに、得られた画像は思いのほかシャープで、オリンパスブルーも健在だった。

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ムラサキシジミ♀(山梨県南部町、12月06日)

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Female of Oak Blue
Olympus EP-1, MMF-1, ZD35mm Macro, f9.0, 1/400, EV-0.7, ASA200

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ムラサキシジミ♀(山梨県南部町、12月06日)

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Japanese Oak Blue
Olympus EP-1, MMF-1, ZD35mm Macro, f9.0, 1/320, EV-1.0, ASA200


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ムラサキシジミ♀(山梨県南部町、12月06日)

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Japanese Oak Blue
Olympus EP-1, MMF-1, ZD35mm Macro, f9.0, 1/320, EV-0.7, ASA200



縦位置での撮影も問題はなさそうだ。

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ムラサキシジミ♀(山梨県南部町、12月06日)

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Japanese Oak Blue
Olympus EP-1, MMF-1, ZD35mm Macro, f9.0, 1/320, EV-1.3, ASA200


大きな望遠マクロレンズ(シグマ150mmマクロ)を使用する時には、やはり大きくて重いオリンパス E-3 が圧倒的に使いやすい。まあ、使えないことはないといったところかな。

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ムラサキシジミ♀(山梨県南部町、12月06日)

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Japanese Oak Blue
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, f14.0, 1/200, EV-1.3, ASA200

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ムラサキシジミ♀(山梨県南部町、12月06日)

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Japanese Oak Blue
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, f4.5, 1/2000, EV-1.3, ASA200


しばらくすると別のムラシが現れた。こちらの方はかなり翅がボロボロだ。

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ムラサキシジミ♀
(山梨県南部町、12月06日)

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A female of Oak Blue perching on the leaf of tea with the wings opened.
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, f6.3, 1/400, EV-0.7, ASA200


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§ Afterword §

本日はムラシ以外にはモンキチョウやヤマトシジミもちらほらと見ることができた。しかし、午前中、活発に活動していたチョウたちは、正午を過ぎたらプッツリと姿を消してしまったので、早々に撮影を切り上げて帰宅した。

とにかく、飛びまわるチョウをみると嬉しくなる------虫屋の性。

結論としては、昆虫撮影のサブカメラとしてEP-1は使用可能だ。ただ、ペンEP-1にはファインダーが無く、液晶モニターでフォーカスを合わせなければならないので(新製品のEP-2は悔しいことにファンダーが使用可能)、微妙なフォーカスが要求されるマクロ撮影時には手ぶれの危険性が高いかもしれない。

そこで、マクロ撮影時の補助としてUN社から出ているグリップ(3極スイッチSTグリップ オリンパス用)を付けてみたが、このグリップは意外に優れものだった。グリップを掴んだままでシャッターもきれるし、動画撮影さえも操作できるのだ--------とてもお勧めですぞ。

下の写真はグリップを装着したEP-1

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以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2009-12-07 22:30 | Comments(6)