NATURE DIARY

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20120728 山上の妖精たち:タカネキマダラセセリとヤリガタケシジミ

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Nature Diary vol.7(38):#463

気候がやっと安定したこの時期(毎日暑い)は山に登りたくなる。
といっても、ハードな登山は体力が無いので不可。
そこで、週末(土曜日)は高山蝶のワンダーランド(上高地)を散歩。

通常の山登りでは山頂は目指すところであり、峠は越えるところである。
しかし、僕にとってはそこに蝶がいるから山に登る。山頂も峠も関係ない。



タカネキマダラセセリ(以下タカネキ)が棲む高所のお花畑に到着した時には上部は雲に覆われていた。しかし、しばらくすると雲が切れて陽が差したと同時に奥穂の険しい稜線が姿を現した。

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奥穂高岳

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A landscape of Mt. Okuhodaka
Olympus E-3, ZD50-200mm, ISO400 (2012-July-28, Kamikochi)



タカネキマダラセセリ; The Checkered Skipper

笹の葉やイワノガリヤスの葉上で日光浴するタカネキの姿----今年も出会えた。

ちょうど蝶を探している方がいたので声をかけてみると、東京から来られたKさんで、小生の拙ブログをご覧になってくれているとのことだった。一緒に撮影を楽しむことにした。

背景の景色が入りそうな葉の上で翅を開いたので広角撮影。

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開翅するタカネキマダラセセリ

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Wide angle view of the Checkered Skipper.
Olympus E-3, 8mm Fisheye, ISO400 (2012-July-28, Kamikochi)


この時期だとすでに古くなった個体が多かった。
比較的新鮮なタカネキ♀がコカラマツの小さな花に静止して翅を開いた。

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コカラマツの花に静止するタカネキマダラセセリ

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A female of the Checkered Skipper resting on the grass leaf..
Olympus E-3, 50mm Macro + X1.4 Telecon, ISO400 (2012-July-28, Kamikochi)


タカネキは小型のセセリチョウで、翅に黄色い紋がある。翅裏のチェック模様もなかなか面白い。セセリチョウにしては飛び方もゆるやかで愛らしく、僕には「山の妖精」というイメージがある。

今回はゆっくりと撮影を楽しめた。

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タカネキマダラセセリ

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The Checkered Skipper.
Olympus E-3, 50mm Macro + X1.4 Telecon, ISO400 (2012-July-28, Kamikochi)


タカネキはフウロソウ科(ここではグンナイフウロやハクサンフウウロ)やクガイソウの花がお気に入りで、待っているとしばしば吸蜜に訪れてくれた。

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グンナイフウロの花で吸蜜するタカネキマダラセセリ♀

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A female of the Checkered Skipper.nectar-suckling on the flower.
Olympus E-3, ZD8mm+ X1.4 Telecon, ISO400 (2012-July-28, Kamikochi)

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グンナイフウロで吸蜜するタカネキマダラセセリ♀

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A female of the Checkered Skipper.nectar-suckling on the flower..
Olympus E-3, 50mm Macro + X1.4 Telecon, ISO400 (2012-July-28, Kamikochi)


登山道には数少ないがハクサンフウウロも咲いていた。

以前に訪れた時にはこの花での吸蜜は観察できたが、まともな写真は撮影できなかった。このピンクの花で吸蜜する姿を撮影することが今回の目的。

ハクサンフウロのピンクの花と可愛いタカネキのコンビネーションは好ましい。

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ハクサンフウウロで吸蜜するタカネキマダラセセリ♂

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A male of the Checkered Skipper.nectar-suckling on the flower.
Olympus E-3, 50mm Macro + X1.4 Telecon, ISO400 (2012-July-28, Kamikochi)


一緒に撮影していたKさんが、タカネキの求愛シーンを見つけてくれた。
残念ながら、交尾にまでは至らず、しばらくすると別れてしまった。

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求愛するタカネキマダラセセリ

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A courtship behavior of the Checkered Skipper.
Olympus E-3, 50mm Macro + X1.4 Telecon, ISO400 (2012-July-28, Kamikochi)



ヤリガタケシジミ; The Sky Blue

皆さんが山を降りた後、一人でヤリガタケシジミの調査。

現在、非常に数が少なくなってしまったヤリガタケシジミ。
このD沢に確実に棲息しているという話を複数の方から聞いたことがある。

しかし、いったいどこに?



とにかく注意しながらズルズルと崖を降りてみることにした(ここの崖は崩れやすくて下降するのはとても危険だ)。高所とはいえ、遮るものもないガレ場では夏の太陽が容赦なく照りつける。

暑さに閉口したが(脱水になりそう)、幸運にも食草のイワオウギの群落を見つけた。
しばらくすると青いチョウの姿を見かけたので、必死で追いかけた。

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イワオウギの花で吸蜜するヤリガタケシジミ♂

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A male of the Sky Blue.
Olympus E-3, 50mm Macro + X1.4 Telecon, ISO400 (2012-July-28, Kamikochi)


この写真では、ヒメとの鑑別に必要な前翅裏の黒点(黄色い矢印)が見えている。
長楕円形をしているので、アサマシジミの可能性が高いと考えた。

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イワオウギの花で吸蜜するヤリガタケシジミ♂

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A male of the Sky Blue
Olympus E-3, 50mm Macro + X1.4 Telecon, ISO400 (2012-July-28, Kamikochi)


日が陰ると、とうとう翅を開いてくれた。

下の写真のように、やや暗い青燐が発達し、翅脈がはっきりと見えている。
これでヤリガタケシジミであることが確信できた。

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吸蜜するヤリガタケシジミ♂

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The Sky Blue.
Olympus E-3, 50mm Macro + X1.4 Telecon, ISO400 (2012-July-28, Kamikochi)

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開翅するヤリガタケシジミ♂

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A male of the Sky Blue resting with the wings opened..
Olympus E-3, 50mm Macro + X1.4 Telecon, ISO400 (2012-July-28, Kamikochi))


今回観察できたヤリガタケシジミは数頭で全て♂だった。
やはり個体数は少ない。

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開翅するヤリガタケシジミ♂

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A male of the Sky Blue resting with the wings opened..
Olympus E-3, 50mm Macro + X1.4 Telecon, ISO400 (2012-July-28, Kamikochi))




その他; Miscellaneous

ここにはヒメシジミを混在して見られた。とても明るい高地型(黒点型)で美しいが、ヤリガタケシジミとは翅表を見れば一目瞭然に区別できる。

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ヒメシジミ

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The Silver-studded Blue.
Olympus E-3, 50mm Macro + X1.4 Telecon, ISO400 (2012-July-28, Kamikochi)


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クモマベニヒカゲ

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The Arran Brown.
Olympus E-3, 50mm Macro + X1.4 Telecon, ISO400 (2012-July-28, Kamikochi))

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クモマハナカミキリ

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Evodinus borealis
Olympus E-3, 50mm Macro + X1.4 Telecon, ISO400 (2012-July-28, Kamikochi))



§ Afterword §

タカネキはいつ見ても可愛い蝶。
今回の目的の一つは、ハクサンフウロのピンクの花で吸蜜する姿をカメラに収めることだったが、比較的新鮮な個体が訪れてくれたので良かった。

一方、現在では数が少なく「幻の蝶」になってしまったというヤリガタケシジミの棲息場所に何とかたどり着くことができた。確認できたのは数頭の♂だけだったので数は少ないようだ。やはり、ほそぼそと生き残っている状況かな。

今回はその棲息を確認できただけでも良しとしよう。

ヤリガタケシジミは数は少ないうえに、ポイントまでのアプローチもけっこう危険
他の方には決してお勧めできる場所ではないな。



本日、現地では東京のKさんや神奈川のゴマさん、Akakokkoさん、Midoriさんたちとお会いできました。しばしの間、一緒に撮影を楽しむことができて良かったです。








以上、 by 虫林花山




by tyu-rinkazan | 2012-07-29 19:20 | Comments(22)

20120722 雨の散歩道:ミドリシジミなど

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Nature Diary vol.7(37):#462

本日(日曜日)の天気は曇り(時々小雨)。梅雨が明けたはずなのに、このところ雨の日が続いている。気温も低い。-----梅雨明け宣言が早すぎたのでは?

そろそろ今年もミドリシジミの時期だ。

ミドリシジミはこちらでは7月下旬の出現で、ゼフの中でも遅い方になる。発生地は水田の周りに残るハンノキ林。例年だとこの時期には、高山蝶を見に行きたくなるので、なかなかこれまでミドリシジミを落ち着いて観察できなかった。良い機会だな。


途中、雨の中で忘れ草(ヤブカンゾウ)の群落。
この花は朝開いて午後にはしぼむ-----儚いものだ(Dailylily).。

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忘れ草(ヤブカンゾウ)

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Dailylily(Hemerocallis fulva)
Canon 60D, Sigma 24mm, ISO400 (2012-July-22, Hokuto-shi)



ミドリシジミ; The Green Hairstreak

ミドリシジミの発生地は、水田周囲のハンノキ林だが、もともとそこは湿地帯か沼だったのかもしれない。現在使用していない休耕田には、スゲなどの湿性植物が密生している。

ハンノキの枝を見ていくと葉上にミドリシジミの姿を見つけた。

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ハンノキ葉上に静止するミドリシジミ♂

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A male of the Green Hairstreak resting on the leaf of Artcarpus altilis.
Canon 60D, EF100mm Macro, ISO400 (2012-July-22, Hokuto-shi)


やはりまだ出現初期で、新鮮なオスが多かった。ミドリシジミの♂の表面の輝きは、見る角度や天候によって青色から緑色まで色が変化する。

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開翅するミドリシジミ♂

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A male of the Green Hairstreak resting with the wings opened.
Canon 60D, EF100mm Macro, ISO400 (2012-July-22, Hokuto-shi)


ミドリシジミ♂は活動が激しいために、表面に傷がない個体は意外に少ないものだ。綺麗だなと思っても、翅の表面にすり傷があることが多い。

下の写真の個体は表面に全く傷が無い-----羽化直だろうか。

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開翅するミドリシジミ♂

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A male of the Green Hairstreak having beautiful wings.
Canon 60D, EF100mm Macro, ISO400 (2012-July-22, Hokuto-shi)


ミドリシジミ♀の斑紋には多型が見られる。

A型(赤紋)、B型(青紋)、AB型(赤紋+青紋)、O型(紋なし)というが、なんやら人間の「血液型」みたいだな。ここでは、O型とB型が多く、A型(赤紋型)やAB型(赤紋+青紋)は少ない。

新鮮なB型の青紋はとても綺麗だ。

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開翅するミドリシジミ♀(B型)

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A female of the Green Hairstreak showing type B
Canon 60D, EF100mm Macro, ISO400 (2012-July-22, Hokuto-shi)

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開翅するミドリシジミ♀(上:O型、下:A型)

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Females of the Green Hairstreak showing types O and A.
Canon 60D, EF100mm Macro, ISO400 (2012-July-22, Hokuto-shi)



オナガシジミ; The Walnut Hairstreak

オニグルミの枝を叩いてみると黒っぽいシジミチョウが飛び出した。

何頭かは高い枝に飛去ってしまったが、一頭が上から見下ろせる枝の葉上に舞い降りてくれた。そっと近づいて確認するとやはりオナガシジミだった。オナガシジミは最も遅く発生するゼフなので、今が発生初期だと思われる。

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クルミ葉上に静止するオナガシジミ

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A male of the Walnut Hairstreak resting on the leaf of Walnut tree.
Canon 60D, Sigma 24mm, ISO400 (2012-July-22, Hokuto-shi)


クルミの木はどこにでもあるが、オナガシジミが発生する木は多くない。

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クルミ葉上に静止するオナガシジミ

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The Walnut Hairstreak
Canon 60D, EF100mm Macro, ISO400 (2012-July-22, Hokuto-shi)



その他; Miscellaneous

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ミヤマカラスシジミ

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The Mera Black Hairstreak
Canon 60D, EF100mm Macro, ISO400 (2012-July-22, Hokuto-shi)

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スジボソヤマキチョウ

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The Lesser Brimstone
Canon 60D, Sigma 24mm, ISO400 (2012-July-22, Hokuto-shi)

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オオウラギンスジヒョウモン

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The Great Eastern Silverstripe
Canon 60D, EF100mm Macro, ISO400 (2012-July-22, Hokuto-shi)

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オオチャバネセセリ

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The Flower Swift
Canon 60D, EF100mm Macro, ISO400 (2012-July-22, Hokuto-shi)


夏型のトラフシジミを見つけた。念力をかけたら翅を開いた----嘘。
トラフシジミの翅表の深い青は魅力的だが、この個体は残念ながら少し古い。

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開翅するトラフシジミ♂(夏型)

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The Japanese Flash
Canon 60D, EF100mm Macro, ISO400 (2012-July-22, Hokuto-shi)



§ Afterword §

「雨にも負けず、風にも負けず」でフィールド散歩をしてしまった。日ごろ歩いていないので、健康維持のために週末のウォーキングも兼ねてのフィールド散歩なのだ。夏休みシーズンなので、天気の良い日を選んで歩けば良いのだが、なかなかそうもいかない。

昨年はダンダラさんと北アルプスに登ったので、今年もどこかの山の高山蝶に会いに行きたいものだが、体力と時間が無いのが残念だ---でも行きたい。

ウーム、ぼやぼやしていると7月も終わってしまうな。



以上、 by 虫林花山




by tyu-rinkazan | 2012-07-23 06:36 | ▣ミドリシジミ | Comments(21)

20120715 憧撮のチョウたち:ウラクロシジミなど

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Nature Diary vol.7(36):#461


<憧撮の蝶>
ウラクロシジミ(以下ウラクロ)とウラジロミドリシジミ(以下ウラジロミドリ)は、特別に稀なチョウではないが、どういうわけかこれまでまともな写真を撮っていない。別に好んで苦手になったわけでもなく、たまたまこれまで縁が無かっただけなのだ。いってみれば、このウラウラ兄弟は「 憧撮の蝶たち 」、悪くいえば「 目の上のタンコブ蝶 」なのだ。そんな苦手意識を払拭できる日がとうとうやってきた。



ウラクロシジミ; The Silver Hairstreak

安曇野の蝶と自然」の kmkurobe さんからウラクロに関する朗メールが届いた。
連休の中日(日曜日)、先週に引き続いて信州を訪問----ウラクロのためならエンヤコーラ。


小雨の中、時々傘を差しながら食樹のマンサク(結構多い)の枝を叩いてみた。

しばらくすると、パールホワイトの翅を輝かせながらウラクロ♂が舞い降りた。恥ずかしながら虫林は、ウラクロ♂が飛ぶ姿を見るのは初めてなのだ。そんな姿を見ることができただけで帰っても良い----嘘。

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雨の中、マンサク葉上に静止するウラクロシジミ♂

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A male of the Silver Hairstreak resting on the leaf.
Olympus E-3, ZD12-60 mm, ISO800 (2012-July-15, Hakuba-mura)

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ウラクロシジミ♂

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The Silver Hairstreak
Olympus E-3, ZD50-200 mm, ISO800 (2012-July-15, Hakuba-mura)


ウラクロのメスも飛び出した。
ウラクロの雄雌は翅裏での区別は難しいが、飛んでいるときには一目瞭然。

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ウラクロシジミ♀

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A female of the Silver Hairstreak resting on leaf of the “Mansaku”.
Olympus E-3, ZD50-200 mm, ISO400 (2012-July-15, Hakuba-mura)


午後3時を過ぎる頃、パールホワイトのシジミチョウがあちらこちらで飛び始めた。
しかし、飛び回るウラクロたちは我々の期待に反して静止してくれない。


下の写真の上は、飛び回るウラクロシジミの望遠飛翔撮影(写真中央:小さいのでわかるかな?)。暗いので、全速同調するストロボも併用した。

下の写真の下は、葉上に静止したウラクロオス。
翅表の白が遠目にも鮮やかだ。

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ウラクロシジミ♂:上は飛翔、下は葉上での開翅

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The Silver Hairstreak
Olympus E-3, ZD50-200 mm, ISO800,トリミング (2012-July-15, Hakuba-mura)




ウラジロミドリシジミ; The Saphirinus Green Hairstreak

苦手ウラウラコンビの片割れは「ウラジロミドリシジミの♂開翅」。


糸魚川に寄り道した後、ウラジロポイントへの到着は午前10時を過ぎていた。歩いていくと、すでに、神奈川県からの同好者の方(2名)がいらしていた。生来シャイな僕はあまりお話しすることもなくて失礼しましたが、なかなかポライトな撮影で感心しました。

少し時間的に遅すぎたかなと思ったが、ほどなくカシワの葉上にウラジロミドリの♀を見つけた。

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カシワの葉上のウラジロミドリシジミ♀

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A female of the Saphirinus Green Hairstreak resting on the leaf of Kashiwa-oak
Olympus E-3, ZD50-200 mm, ISO400 (2012-July-15, Hakuba-mura)


ススキの葉上に静止したウラジロミドリの♀が開翅。
まだ羽化直のようで、とても新鮮で美しい。

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開翅するウラジロミドリシジミ♀

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The Saphirinus Green Hairstreak
Olympus E-3, ZD50-200 mm Macro, ISO400 (2012-July-15, Hakuba-mura)


ウラジロミドリの♂の翅表の色は、ゼフィルスの中でも特別。

今回もなかなか開いてくれなかったので、ほぼ諦めてハンミョウの仲間を探したりしていた。
お昼を過ぎたので、ランチに戻ろうとした時、kmkurobeさんが新鮮な♂の開翅を教えてくれた!

持つべきものは蝶友!

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開翅するウラジロミドリシジミ♂

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The Saphirinus Green Hairstreak
Olympus E-3, ZD50-200 mm, ISO400 (2012-July-15, Hakuba-mura)


草下に落ちたウラジロミドリの♂をミズヒキアブが捕まえた。
少し驚いたが、自然とは厳しいものだ。

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ミズヒキアブに補食されたウラジロミドリシジミ♂

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The Saphirinus Green Hairstreak
Olympus E-3, ZD50-200 mm, ISO400 (2012-July-15, Hakuba-mura)



その他; Miscellaneous

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ハヤシミドリシジミ

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The Hayashi Hairstreak
Olympus E-3, ZD50-200 mm, ISO400 (2012-July-15, Hakuba-mura)

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ミズイロオナガシジミの斑紋多型

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The Black-banded Hairstreak
Olympus E-3, ZD50-200 mm, ISO400 (2012-July-15, Hakuba-mura)

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貴重なクロシジミ

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The Copper Hairstreak
Olympus E-3, ZD50-200 mm Macro, ISO400 (2012-July-15, Hakuba-mura)

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虫林の傘の持ち手に静止したヒメシジミ

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The Silver-studded Blue
Olympus E-3, ZD50-200 mm, ISO400 (2012-July-15, Hakuba-mura)

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もっさりしたシロコブゾウムシ

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Episomus turritus
Olympus E-3, ZD50-200 mm, ISO400 (2012-July-15, Hakuba-mura)



§ Afterword §

このところテレビでは洪水のニュースが多い。
集中豪雨に被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。


やっとウラウラコンビ(ウラクロシジミとウラジロミドリシジミ)の「苦手意識の呪縛から解放!

色々と教えていただいた上、撮影をご一緒したkmkurobeさんに感謝、感謝。当日ご一緒したtheclaさんも有難うございました。とにかく、雨模様の天気のもとで、予想を上回る成果をあげることができたのは皆さんのお蔭でした。

もうすぐ梅雨明けだ------。






以上、 by 虫林花山




by tyu-rinkazan | 2012-07-17 00:34 | ▣ウラクロシジミ | Comments(22)

20120708 信州の散歩道:ジョウザンミドリシジミなど

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Nature Diary vol.7(35):#460

日曜日はダンダラさん(小畦川日記)と一緒に長野県の白馬村に向かった。

現地に到着して、kmkurobeさん(安曇野の蝶と自然)に電話を入れていると、ほどなくcactussさん(蝶の玉手箱)も到着された。虫林はいつもは単独行での撮影が多いので、気のおけない蝶写友の皆さんと一緒に撮影するのは久しぶり-----とても楽しみだな。



アイノミドリシジミ; The Brilliant Hairstreak

朝露を少し気にしながら、広葉樹の枝を叩くと、新鮮なアイノミドリ♀が舞い降りた。

アイノミドリ♀の開翅を撮りたいと思い、しばらく様子を見た。しかし、この個体はシャイなのかそれとも我々の熱い視線に恐れをなしたのか開いてくれなかった。

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アイノミドリシジミ♀

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A female of the Brilliant Hairstreak resting on the leaf.
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ISO400 (2012-July-08, Shirouma)



ウスイロオナガシジミ; The Brown-banded Hairstreak

下草に静止したウスイロオナガがおもむろに飛んで、うまい具合に食樹であるカシワの葉上にとまってくれた。比較的低い位置だったので、ゆっくりと撮影できた。

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カシワの葉上に静止するウスイロオナガシジミ

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A female of the Brown-banded Hairstreak resting on the leaf of Dimyo oak.
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ISO400 (2012-July-08, Shirouma)



ジョウザンミドリシジミ; The Cognatus Green Hairstreak

白馬の周辺ではジョウザンミドリは個体数が多い。

しかし、個体数が多いジョウザンミドリとはいえ、目線より下でテリ張り開翅写真が楽に撮影できる場所はそれほど多くはないだろう。チョウの写真撮影の難しさはそこにある。

kmkurobeさんが低い位置でテリを張るポイントに案内してくれた。

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葉上で開翅するジョウザンミドリシジミ♂

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A male of the Cognatus Green Hairstreak resting on the leaf with the wings opened.
Canon 60D, Sigma 10mm Fisheye, ISO400 (2012-July-08, Shirouma)


ジョウザンミドリの翅表の輝きはいわゆる構造色で、見る角度によって光り方が異なる。

kmkurobeさんにアドバイスされながら色々な方向から、翅の輝き具合を試してみた。個人的な好みもあるが、やはり前上方からが最も美しい。Favonius特有の青い輝きの中に緑色が混ざる。

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角度によって異なるジョウザンミドリシジミの輝き

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Differential brilliancies of the Cognatus Green Hairstreak from the different angles.
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ISO400 (2012-July-08, Shirouma)


ジョウザンミドリは、しばしば巴卍飛翔をした。

最近の撮影ではキャノンを主として用いてしたが、EOS7Dの調子が悪いので、本日はオリンパスE-3にシグマ150mmマクロの組み合わせを久しぶりに使用した。ゼフの飛翔写真は広角レンズを用いるのが一般的だが、意外に望遠飛翔撮影も面白いものだ。

シャッター速度が1/2000秒でも、翅先がブレているが、かえって躍動感があって良いかなと思う。

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巴卍飛翔するジョウザンミドリシジミ♂

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The Cognatus Green Hairstreak
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ISO400、トリミング (2012-July-08, Shirouma)

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巴卍飛翔するジョウザンミドリシジミ♂

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The Cognatus Green Hairstreak
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ISO400、トリミング (2012-July-08, Shirouma)



ウラクロシジミ; The Silver Hairstreak

ウラクロシジミを撮影していない虫林のために、皆さんにおつきあいいただいた。
途中、雨が強く降っていたが、到着してみるとあがっていた。

叩き始めてほどなく、ウラクロ♀の古い個体が1頭が出てきた。
しかし、その後が続かなかった。やはり時期的に遅すぎたようだ。来年は6月中に訪れてみたい。

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ウラクロシジミ

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The Silver Hairstreak
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ISO400 (2012-July-08, Shirouma)



アサマシジミ; The Asama Silver-studded Blue

アサマシジミは地域や食草などによりその色彩が異なることが知られている。この場所ではエビラフジを食草とする青鱗が発達した美しいアサマシジミ(ミョウコウシジミ)が撮影できた。

下の写真の上はミョウコウで、下はコントロールとして出した通常型のアサマシジミだ。
ミョウコウと通常型での違いが明らかだろう。

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上:ミョウコウ系アサマシジミ、下:通常型アサマシジミ

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The Asama Silver-studded Blue
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ISO400 (2012-July-08, Nagano)



この場所で見られたアサマシジミのメスは、翅のオレンジ紋がしばしば前翅まで広がって美しい。

聞くところによると、アサマシジミのメスの橙紋は、海に近いほど発達するらしい。僕にはその真偽のほどは良く分からないが、確かにこの場所は日本海からさほど離れていない。

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オレンジ紋が発達したアサマシジミ♀

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The Asama Silver-studded Blue
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ISO400 (2012-July-08, Nagano)


食草のエビラフジの花で吸蜜するミョウコウ系アサマシジミ♂を撮影。

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エビラフジの花で吸蜜するアサマシジミ♂

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The Asama Silver-studded Blue
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ISO400 (2012-July-08, Nagano)



メスアカミドリシジミ; The Smaragdinus Green Hairstreak

コーヒーと軽食で一服した後は、メスアカミドリのテリ張りポイントで撮影。
開翅したオスを何とか脚立の上に立って角度確保。

クリソゼフ独特の強い輝きを撮影できた。

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メスアカミドリシジミ♂

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The Smaragdinus Green Hairstreak
Canon 60D, EF300mm, ISO400 (2012-July-08, Shirouma)


メスアカやアイノなどクリソゼフは、室内の標本を見ると強い緑色の輝きを示すが、戸外の自然の中では、彼らはむしろ青く輝いて見えることが多い。

今回は上手い具合に緑色の輝きを撮影できた。

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メスアカミドリシジミ♂

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The Smaragdinus Green Hairstreak
Canon 60D, EF300mm, ISO400, ISO400 (2012-July-08, Shirouma)



§ Afterword §

kmkurobeさんのお世話で、ダンダラさん、cactussさんとご一緒して撮影。皆さんベテランなので、お互いに阿吽の呼吸といえる雰囲気が良い。お疲れさまでした。

白馬周辺はこの時期にはチョウが多いこともあって、今回はアラカルト的な Natur e Diary になった。

今年はエアコン使用が制限されていることもあって(節電のため)、梅雨時の気候がことさら蒸し暑く感じる。こんな時は高い山や高原で暑さをしのぎたいと思うが、なかなかそうもいかない。気象庁によれば、今年の梅雨明けは例年並みということだから、7月20日前後になりそうだ。




以上、 by 虫林花山




by tyu-rinkazan | 2012-07-12 23:26 | ▣ジョウザンミドリシジミ | Comments(8)

20120707 クヌギ林の散歩道:オオムラサキなど

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Nature Diary vol.7(34):#459


土曜日は朝から雨。
午前中は急ぎの原稿でもやっつけようと思っていたのだが、午後から雨が上がった。

ちょうど、「小畔川日記」のダンダラさんご夫妻が、オオムラサキの撮影に来られると連絡を受けていたので、昼食後に近くのクヌギ林に出かけてみた。



オオムラサキ; The Great Purple

クヌギ林に到着すると、オオムラサキが梢をジェット機のように滑空。
まるで、梅雨の晴れ間に狂喜乱舞しているようにもみえる。

それにしても、今年はオオムラサキの数が多い。

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ガードレールで静止するオオムラサキ♂

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A male of the Great Purple resting on the guardraila crash barrier
Ricoh GXR S10, ISO200 (2012-July-07, Kofu)


まだ発生初期で、♀は出ていない。
♀が出るころには、♂の翅が痛んでしまうので、新鮮な♂の撮影には今週がもっとも良いのかもしれないな。

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オオムラサキ♂

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A male of the Great Purple
Canon 60D, EF100mm MACRO, ISO400 (2012-July-07, Kofu)


さすがに、オオムラサキは国蝶に選ばれるだけあって、その大きさといい、色彩といい、他の種類のチョウたちとひと味違った風格がある。ちなみに、「国蝶」を定めているのは日本だけらしい(国鳥は多い)。

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静止するオオムラサキ♂

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A male of the Great Purple resting on the tree trunk.
Canon 60D, EF100mm MACRO, ISO400 (2012-July-07, Kofu)


しばらく撮影して、そろそろ帰ろうかなと車を走らせていたときに、道路上でダンダラさんご夫妻と守備よく出会うことができた。聞けば、甲府に入るまでは小雨だったとか。

集団吸汁の場所を教えていただき、一緒にゆっくりと撮影。

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樹液に集まったオオムラサキ♂

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The Great Purples nectering in group.
Canon 60D, EF100mm MACRO, ISO400 (2012-July-07, Kofu)

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飛翔するオオムラサキ♂

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A flying male of the Great Purple
Canon 60D, Sigma 10mm Fisheye, ISO800, 外部ストロボ, トリミング (2012-July-07, Kofu)

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飛翔するオオムラサキ♂

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A flying male of the Great Purple
Canon 60D, Sigma 10mm Fisheye, ISO800, 外部ストロボ (2012-July-07, Kofu)

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吸水するオオムラサキ♂

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A male of the Great Purple feeding minerals on the ground.
Canon 60D, Sigma 10mm Fisheye, ISO800, 外部ストロボ (2012-July-07, Kofu)



その他; Miscellaneous

同じクヌギの幹で、ルリボシカミキリとタマムシを見つけた。
(玉虫が下から登ってきたので、両者が最も近接した瞬間を撮影)。

そういえば、今日は七夕。
七夕伝説にたとえれば、タマムシが織姫で牽牛がルリボシといったところかな。

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タマムシとルリボシカミキリ

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Jewell beetle and blue longhorn beetle with black spots
Ricoh GXR S10, ISO100 (2012-July-07, Kofu)

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タマムシ

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Jewell beetle
Canon 60D, EF100mm MACRO, ISO400 (2012-July-07, Kofu)

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タマムシ

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Jewell beetle
Ricoh GXR S10, ISO100 (2012-July-07, Kofu)

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ルリボシカミキリ

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The blue longhorn beetle with black spots
Ricoh GXR S10, ISO100 (2012-July-07, Kofu)



§ Afterword §

聞くところによると、オオムラサキは他の地域でも今年は数が多いようだ。
本当のところはどうなのだろうか?

これからメスも出てきて、色々な生態を見ることができるだろう。


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山梨県はブドウが名産で、甲府市内にもぶどう棚が多い。


ブドウの実にすでに袋-----夏。
毎年、夏の訪れは待ち遠しくて、来れば瞬く間に過ぎてゆく(虫林)。




以上、 by 虫林花山




by tyu-rinkazan | 2012-07-09 05:55 | Comments(18)

20120629 岩手の散歩道:メスアカミドリ♀など

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Nature Diary vol.7(33):#458


6月週末の最後の出張は岩手県。
用事は金曜日には済んで、土曜日の日中はフリー。


訪れたのは岩泉町の小さな集落。

村内を流れる安家(あっか)川の水はどこまでも透明で木々の緑を映して輝く。
ちなみに安家という名前はアイヌ語のワッカ(奇麗な水)からきているとのこと。この川は河口から堰堤が一つもない自然河川なのだ。

こんな美しい川を今まで見たことがあっただろうか?

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安家川の緑の流れ

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A green stream of Akka river
Canon 60D, EF100mm MACRO, ISO400 (2012-June-29, Iwaizumi)



国道の脇に明治時代の「牛馬供養」の碑。

岩手県には 「南部曲がり家」 とよばれる独特の建築様式があった。この南部曲がり屋では、一つ屋根の下に人間と家畜(牛や馬など)が一緒に住むといわれている。つまり、昔の人々は、牛や馬をたんに家畜としてではなく、家族の一員として大切に扱っていたのだろう。

牛馬供養の碑は、動物たちへの愛情。

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牛馬供養の碑

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Tombstones for cows and horses
Canon 60D, Sigma 24mm, ISO200 (2012-June-29, Iwaizumi)



チョウセンアカシジミ; The Korean Hairstreak

陸中のチョウセンアカシジミ(以下チョウアカ)の分布は被災地に近い。

簡単に見つかるものと思っていたが、デワノトネリコの木をゆっくりと見て歩いてもチョウアカの姿はなかった。
冬の寒さのために発生がかなり遅れているようだ。

やっと、川に面したトネリコの葉上に静止する姿を発見。

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トネリコ葉上に静止するチョウセンアカシジミ

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A Korean Hairstreak resting on the leaf.
Canon 60D, EF100mm MACRO, ISO400 (2012-June-29, Iwaizumi-cho)



さらに何頭かのチョウアカを見つけたが、個体数はやはり少ない。
チョウアカの翅裏は、黄色い地に赤と白の紋が並んでとてもオシャレに見える。

軽くストロボ光をあてて撮影した。

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チョウセンアカシジミ

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The Korean Hairstreak
Canon 60D, EF100mm MACRO, ISO400 (2012-June-29, Iwaizumi-cho)

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チョウセンアカシジミ

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The Korean Hairstreak
Canon 60D, EF100mm MACRO, ISO400 (2012-June-29, Iwaizumi-cho)



メスアカミドリシジミ; The Smaragdinus Green Hairstreak

林を少し叩いてみると5頭のメスアカミドリが飛び出した。
いつもだと♂が多いが、今回出てきたのは全て♀-----不思議だ。

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メスアカミドリシジミ♀

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A female of the Smaragdinus Green Hairstreak resting on the leaf.
Canon 60D, EF100mm MACRO, ISO400 (2012-June-29, Iwaizumi-cho)


翅表のオレンジ紋が透けて見えているのがわかるだろうか。

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メスアカミドリシジミ♀

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The Smaragdinus Green Hairstreak
Canon 60D, EF100mm MACRO, ISO400 (2012-June-29, Iwaizumi-cho)


これまで、メスアカミドリの♂の開翅は撮影していたが、♀の開翅は初めてだ。
出現した5頭のうち3頭が開始してくれたのは嬉しい驚きだった。

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メスアカミドリシジミ♀

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The Smaragdinus Green Hairstreak
Canon 60D, EF100mm MACRO, ISO400 (2012-June-29, Iwaizumi-cho)


この個体はよく見ると翅裏の赤紋の上に小さな赤紋がある。
開翅すると、後翅表面にもオレンジ紋がでていた。

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メスアカミドリシジミ♀

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The Smaragdinus Green Hairstreak
Canon 60D, EF100mm MACRO, ISO400 (2012-June-29, Iwaizumi-cho)



その他 Miscellaneous

民家のユキヤナギの茂みにフタスジチョウを見つけた。
ここのフタスジチョウは陸中(東北)亜種。

気温が異常に高いせいか、ほとんど静止してくれないので飛翔を撮影。

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フタスジチョウ(陸中亜種)

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The East European Sailer
Canon 60D, EF100mm MACRO, ISO400 (2012-June-29, Iwaizumi-cho)


今年はどういうわけかウラナミアカシジミが多く見られた。
草に引っかかって、翅の表面が見えている(写真下の上)。

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ウラナミアカシジミ

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The Zebra Hairstreak
Canon 60D, EF100mm MACRO, ISO400 (2012-June-29, Iwaizumi-cho)


山形で味をしめて、岩手県内の湖の湖畔でスゲハムシを探してみた。
数は多くないものの、そこそこに見つけた。

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スゲハムシ

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Plateumaris sericea
Canon 60D, EF100mm MACRO, ISO400 (2012-June-29, Iwaizumi-cho)


薪にする材上に美しいキンヘリタマムシを見つけた。

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キンヘリタマムシ

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Poecilonota pretiosa
Canon 60D, EF100mm MACRO, ISO400 (2012-June-29, Iwaizumi-cho)


大きなハナノミも飛来した。

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オオシラホシハナノミ

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Hoshihananomia pirika

Canon 60D, EF100mm MACRO, ISO400 (2012-June-29, Iwaizumi-cho)



§ Afterword §

ロングドライブだった(走行距離2000km)。

もともと運転がそれほど好きなわけではないが、虫のためにはエンヤコーラなのだ。
でも、岩手県の昆虫には、それだけの努力する価値があると思っている。

この時期にダイセンやミズイロオナガなどの蝶はほとんど見られず、またチョウセンアカシジミが少ないのは、東北地方の蝶の発生の遅れは予想以上のようだ。また、メスアカミドリの♀ばかりが出てきたのも不思議だった。今年の岩手のチョウたちは例年とは異なるようだな。

最後に、お世話いただいたS先生をはじめスタッフの方々に心より感謝します。



以上、 by 虫林花山




by tyu-rinkazan | 2012-07-02 20:56 | ▣メスアカミドリシジミ | Comments(18)