NATURE DIARY

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20130127 真冬の散歩道:氷柱とオオムラサキ越冬幼虫など


Nature Diary vol.8(06): #493


Diary

大寒は過ぎたものの今年は寒いな。

週末の日曜日(28日)は、最強クラスの寒波にも負けず、激しく押している仕事にもめげずに(目をつぶって)、近くのフィールドをのんびりと散歩することにしました。2週間ぶりかな。 サメは泳ぐことを止めると酸素欠乏で死ぬが、虫林はフィールドに出ないと散歩欠乏になって死ぬ......かも知れない。フィールドに出るための家内への言い訳。


氷柱 Icicle

崖に大きな氷柱を発見。
長さはゆうに 2m を越えている。

北国では屋根、軒先等のつららが落下し、下にいた人の頭を直撃し、けが・負傷するという事故が起きているらしいので、こんな氷柱が垂れている崖にあまり近づくと危ないかも知れないな。

写真は氷柱のスケールがわかるように自分(右下)を入れて撮影したが、少し腰が引けている。

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氷柱が下がった壁... The cicle-hung wall

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Olympus OM-D E-M5, M-ZD 14-150mm, Jan-27-2013, Kofu, Yamanashi



オオムラサキの越冬幼虫 Overwintering caterpillar of the Great Purple


オオムラサキの幼虫を見るためにエノキの下の落ち葉を少しさらってみました。
しばらくすると、何頭かの幼虫を見つけることができました。

ノンビリと撮影していたら、目が覚めて頭を上げてしまいました。

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オオムラサキの越冬幼虫... Overwintering caterpillar of the Great Purple

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Olympus OM-D E-M5, Panasonic Lumix G 8mm, Jan-27-2013, Kofu, Yamanashi

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オオムラサキの越冬幼虫... Overwintering caterpillar of the Great Purple

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Olympus OM-D E-M5, M-ZD 60mm Macro, Jan-27-2013, Kofu, Yamanashi



ベニヒラタムシ Cucujus coccinatus

ケヤキの樹皮を少し剥がしてみると、ベニヒラタムシを見つけました。

ベニヒラタムシは名前のようにとても平べったい体で、樹皮下で暮らすのに適しています。でも、樹皮下のような暗い場所でこれほど鮮やかな赤色になる必要があるのだろうか。近縁のルリヒラタムシも美しい青色をしている。けっして珍しくはないが美しい虫だ。

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ベニヒラタムシ... Cucujus coccinatus

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Olympus OM-D E-M5, M-Zuiko, ED60mm Macro + Nikon 50mm (reverse), Jan-27-2013, Kofu, Yamanashi



ヤノナミガタチビタマムシ Trachys yanoi

樹皮下には越冬中のヤノナミガタチビタマムシ。
このタマムシは米粒より小さく(わずか数ミリ)、肉眼では模様も確認できません。

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ヤノナミガタチビタマムシ ... Trachys yanoi

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Olympus OM-D E-M5, M-Zuiko, ED60mm Macro + Nikon 50mm (reverse), Jan-27-2013, Kofu, Yamanashi



ハエの一種 Fly

樹皮下には小さなハエも越冬していた。
目が怪しい感じがします。

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ハエ... Fly

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Olympus OM-D E-M5, M-ZD 60mm Macro + Nikon 50mm (reverse), Jan-27-2013, Kofu, Yamanashi



Afterword

本日は寒いものの穏やかな冬の日で、久しぶりにフィールド散歩を楽しむことができました。やはりフィールド散歩は気持ちがよい。大きな氷柱には少し驚いたが、この氷柱はこれからまだ成長するかも知れないと思っています。2月にももう一度訪れてみようかな。リバースレンズを装着した接写システムは手撮りで撮影したが、なかなか具合は良かった。これからもしばしば登場するだろうと思います。



以上、by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2013-01-28 00:35 | Comments(16)

20130120 リバースレンズを用いたクローズアップシステム


Nature Diary vol.8(05): #492


Diary


カメラいじりは冬の楽しみ。

今年の正月休みに、放置されていた昔の標準レンズをリバース(前後逆)して固定した超接写システムを作ってみました。しかし、実際に野外で使用してみると、指でレンズを押えながらの撮影ではやはりちょっと不便でした。そこで、リバースしたレンズを通常のマクロレンズの先に固定するオリジナルコネクターを考えてみました。

<自家製コネクター(アダプター)の作製>
無い知恵をしぼって思いついたのが、張り合わせた口径変換リングでレンズを固定する方法です。すなわち、「ステップアップリング」と「ステップダウンリング」を瞬間接着剤で張り合わせて自家製アダプターを作製してみました。この場合、張り合わせる範囲はアップとダウンした幅になります。リングがうまくハマるように、接着面では口径を少しずらしてやるのがミソです。嬉しいことに、この組み合わせだと費用は1000円以内ですみました。

なお、昔の銀塩用レンズを用いる意味は、たんなる廃品利用ではなくて、絞りを手動で開放にできるからです。

下の写真は、家の片隅にホコリをかぶっていた20年前のNikon 50mm F1.4とマクロ60㎜レンズを付けたオリンパスのOMD E-M5。その下は使用したステップアップリングとステップダウンリングに瞬間接着剤。
注:瞬間接着剤でリングを張り合わせた時は、完全に乾かしてから使用しないとレンズが曇ってしまいます。
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2つの異なる口径変換リング...Two different caliber changeable rings

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Olympus OM-D E-M5, M-Zuiko, ED60mm Macro + Nikon 50mm (reverse), Jan-20-2013, Yamanashi


実際にカメラに取り付けてみるとなかなか良い具合でした。

このシステムはリバースレンズをクローズアップレンズとして用いるだけですので、通常のマクロレンズでの撮影中に簡単に装着することができるうえ、露出やフォーカスも自動ですので便利です。

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リバースレンズクローズアップシステム...Reverse lens close-up system

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Olympus OM-D E-M5, M-Zuiko, ED60mm Macro + Nikon 50mm (reverse), Jan-20-2013, Yamanashi


下の写真はゼフィルスの越冬卵をこのシステムで撮影したものです。
上からミズイロオナガシジミ、アイノミドリシジミ、アカシジミの越冬卵です。

このシステムでゼフの越冬卵を撮影すると、少し拡大率が低くて物足りませんが(写真左)、トリミングすればかなり拡大してみることができます(写真右)。初めからもっと拡大したければ、広角系レンズを取り付ければ良いのですが、やはり、フィールドでの撮影では、適度な拡大率でフットワーク良く撮影したいと思います。

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ゼフィルス越冬卵...Overwintering eggs of Zephyrus

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Olympus OM-D E-M5, M-Zuiko, ED60mm Macro + Nikon 50mm (reverse), Jan-20-2013, Yamanashi



Afterword

土日ともフィールドに出ることがかないませんでしたので、今回のNDではリバースしたレンズをマクロレンズの先につける自作コネクターを紹介することにしました。このコネクターは口径さえ考慮すれば、いろいろなレンズに適応が可能ですので、これからもっとリバースレンズの楽しみが増えることを期待しています。

今シーズンは小さな昆虫にも積極的に目を向けたいなと思っています。




以上、by 虫林花山

by tyu-rinkazan | 2013-01-22 19:33 | Comments(4)

20130112 真冬の散歩道:アイノ越冬卵をさがして


Nature Diary vol.8(04): #491


<NHKスペシャル>

NHKスペシャル 「深海の超巨大イカ」 をみました。これは、、国立科学博物館の窪寺恒己さんらが世界で初めてダイオウイカ(Giant Squid)を自然状態で撮影した時の様子を取り上げたものです。なんといってもこのイカ、体長が10m以上(20m近くが記録)もあるのですが、その生態は今でもほとんど謎に包まれていたのでした。子供の頃から頭に焼きついていた「マッコウクジラとダイオウイカの戦い」がにわかに現実のものとなりました。

今まで、この手のネイチャードキュメンタリー番組はイギリスのBBCやアメリカのディスカバリーチャンネル(DC)には到底かなわいと思っていました。今回は日本のNHKも見直しましたよ(DCとの共同制作だけど)。 A Good Job!

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Diary


遅い朝食後、フランチャイズとしている林を散歩しました。

葉が落ちて明るくなった雑木林の中をゆっくりと歩いていくと、茶色一色の冬の世界にときどき緑色の繭が風鈴のように風に揺れていました。本日は必要以上に寒さ対策のレイヤードをしてきたので(虫林は寒がり)、少し歩くと陽だまりでは汗ばんできました。

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ウスタビガの(空)繭と散歩道...A empty cocoon of Rhodinia fugax in my walking path.

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Olympus OM-D E-M5, M-ZD 14-150mm, Jan-12-2013, Hokuto-shi, Yamanashi




アイノミドリシジミの越冬卵 Overwintering egg of the Brilliant Hairstreak

この辺りには色々な種類のゼフィルスが棲息するはずなので、間伐された枝で越冬卵を探してみることにしました。

このような伐採地では、以前ならば暖かくなった時にカミキリムシの来集が期待できましたが、最近は幹や太い枝は薪やシイタケの榾木に利用されるためにすぐに運び去られてしまうのが残念です。でも、4月になったら、クリストフコトラカミキリでも探してみよう。

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伐採...Deforestation

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Olympus OM-D E-M5, M-ZD 14-150mm, Jan-12-2013, Hokuto-shi, Yamanashi


下の写真のようにコナラの細い枝には、ゼフィルスの越冬卵とほぼ同サイズの白い小隆起がたくさん散在しています。それらはあたかも越冬卵のカモフラージュの役割を果たしているように見えます。最近は視力に自信がないので-----騙されます。

何とか小枝の先の休眠芽に白く輝く越冬卵を見つけることができました。

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ゼフィルスの越冬卵...An overwintering egg of Zephyrus

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Olympus OM-D E-M5, M-Zuiko, ED60mm Macro, Jan-12-2013, Hokuto-shi, Yamanashi


レンズをルーペにして拡大してみると、見つけた越冬卵は表面の突起の様子が明らかにアイノミドリシジミのものでした。

越冬卵をランク付けするのはあまり良いことではありませんが、もしもランキングをするとすれば、アイノミドリの越冬卵の美しさはトップクラスと思われます(メスアカミドリと並んで)。「森の小さな宝石」と呼ぶ意味がわかります。

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アイノミドリシジミの越冬卵...An overwintering egg of the Brilliant Hairstreak

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Olympus OM-D E-M5, M-Zuiko, ED60mm Macro + Nikon 50mm (reverse), Jan-12-2013, Hokuto-shi, Yamanashi




ミズイロオナガシジミの越冬卵 Overwintering egg of the Black-banded Hairstreak

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ミズイロオナガシジミの越冬卵...An overwintering egg of the Black-banded Hairstreak

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Olympus OM-D E-M5, M-Zuiko, ED60mm Macro, Jan-12-2013, Hokuto-shi, Yamanashi




アオクチブトカメムシの越冬卵 Overwintering eggs of Dinorhynchus dybowskyi

クヌギの枝にアオクチブトカメムシのユニークな越冬卵。目玉模様のある樽のような卵が2 列に並んでいます。

カメムシの仲間の多くは成虫で越冬しますが、アオクチブトカメムシが属するカスミカメムシ属は卵での越冬です。ちなみに、アオクチブトカメムシは美しいカメムシですが、肉食性です。それにしても、越冬卵は形だけでなく模様も面白いです。卵の上の目玉模様の部分が開いて、幼虫は羽化するようです。

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アオクチブトカメムシの越冬卵...An overwintering egg of the Dinorhynchus dybowskyi

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Olympus OM-D E-M5, M-Zuiko, ED60mm Macro, Jan-12-2013, Hokuto-shi, Yamanashi



オオオサムシ Carabus dehaanii

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オオオサムシ... Carabus dehaanii

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Olympus OM-D E-M5, Panasonic Lumix G 8mm Fisheye, Jan-12-2013, Hokuto-shi, Yamanashi



水たまりの氷 Ice

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...Ice

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Afterword


今回のフィールド散歩の目的はミスジチョウの幼虫探しだった。

実は色々な方のブログでミスジチョウの越冬幼虫を見ていたので、簡単に探し出せると思っていたのだが、どういうわけか見つけることができなかった。でも、ネバーマインド!今年はまだまだチャンスはあると思うので、これからのフィールド散歩の楽しみにしようと思います。次回は作戦をねってから出直すことします。



以上、by 虫林花山

by tyu-rinkazan | 2013-01-14 15:23 | Comments(10)

20130106 真冬の散歩道:アシナガゾウムシとゼフ越冬卵をさがして


Nature Diary vol.8(03): #490



Diary


本日(土曜日)は寒の入りの「小寒」。
放射冷却現象でこの冬一番の寒さになりました(零下6.7度)。

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小川の氷...Brook with ice

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Olympus OM-D E-M5, M-ZD 14-150mm, Jan-05-2013, Kofu, Yamanashi


カシアシナガゾウムシ Mecysolobus piceus

冬の太陽がまぶしく照らす明るいコナラ林の中の小径を細い枝に目をこらしながら見ていきました。
ところが、そう簡単には目的の虫は見つかりません。
冬に越冬する昆虫たちを探すのはまさしく「宝探し」の気持ちになります。

探し始めてから1時間ほども経っただろうか、ようやくコナラの細い枝にしがみつく褐色の小さなゾウムシを見つけることができました------カシアシナガゾウムシです。このゾウムシの体長は6-7㎜ですが、写真で小ささを表現するのはとても難しいですね。

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コナラの小枝で越冬するカシアシナガゾウムシ . A overwintering elephant beetle, Mecysolobus piceus, on the branch

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Olympus OM-D E-M5, Panasonic Lumix G 8mm Fisheye, Jan-05-2013, Kofu, Yamanashi

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カシアシナガゾウムシ . Mecysolobus piceus

Olympus OM-D E-M5, M-Zuiko, ED60mm Macro, Jan-05-2013, Kofu, Yamanashi

アシナガゾウムシの仲間は下の写真のように前脚と中脚を揃えて静止していることが多い。

北風が吹く寒い冬をこのように小枝にしがみついて越すのは、落ち葉や樹皮下で冬越しするよりも大変そうに思えるし、さらに野鳥たちにも見つかって捕食される危険もあると思う。自然界のすべての事象は合目的なはずなのだが------小枝しがみつき越冬法に何か有利な点でもあるのかな?

僕が虫だったら枯葉のベッドの中が良い---だれも聞いてない。

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2本の脚を揃えて静止するカシアシナガゾウムシ . Mecysolobus piceus

Olympus OM-D E-M5, M-Zuiko, ED60mm Macro,, Jan-05-2013, Kofu, Yamanashi

カシアシナガゾウムシの超アップを撮影してみました。

前胸背には点刻というよりも小さな陥凹が並び、鞘羽の表面は反対に小隆起がたくさん見られます。まるで鎧に身を固めているようです。頭部の太くて長い吻をみると「ゾウムシが象虫」であるのが妙に納得してしまいますね。

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リバースレンズで拡大したカシアシナガゾウ . A high-power view of Mecysolobus piceus using reverse lens

Olympus OM-D E-M5, M-Zuiko, ED60mm Macro + Nikon 50mm (reverse),, Jan-05-2013, Kofu, Yamanashi


ゼフィルスの越冬卵 Overwintering eggs of Zephyrus

OMDのリバースレンズシステム(前のブログ記事に詳細を掲載)で撮影。

下の写真(オオミドリとミズイロオナガ)はノートリミングで出していますが、実際にはこれよりももう少し寄れます(インサートの円内は同じ写真のトリミング拡大したもの)。アカシジミの越冬卵はトリミングで切り出したものです。解像度は合格かな。

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ミズイロオナガシジミの越冬卵 . An overwintering egg of Antigius attilia

Olympus OM-D E-M5, M-Zuiko, ED60mm Macro + Nikon 50mm (reverse), Jan-05-2013, Kofu, Yamanashi

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オオミドリシジミの越冬卵 . An overwintering egg of Favonius orientalis

Olympus OM-D E-M5, M-Zuiko, ED60mm Macro + Nikon 50mm (reverse), Jan-05-2013, Kofu, Yamanashi

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アカシジミかウラナミアカシジミの越冬卵 . An overwintering egg of Japonica lutea

Olympus OM-D E-M5, M-Zuiko, ED60mm Macro + Nikon 50mm (reverse), Jan-05-2013, Kofu, Yamanashi



Afterword

今年の2回目の散歩をアップすることができた。
最近はOM-Dの出番が増えています。やはり小さくて持ち運びが楽なのは、体力に自信がない僕には嬉しいものです。でも、ちゃんと気合を入れて撮影するときはCCDが大きな一眼レフが良いかもね。ところで、最近は Wifi 付きのSDカードにこっています。このカードを用いれば、パソコンや iPad に Wifi で写真を送ることができるのですから驚きです。もう少し使い勝手をみてからレポートしてみたいと思っています。



以上、by 虫林花山


by tyu-rinkazan | 2013-01-06 16:41 | Comments(16)

20130103 真冬の散歩道:虫撮り初め


Nature Diary vol.8(02): #489


ウィークエンドナチュラリストを自認する虫林は、週末になるといそいそと近くのフィールド(野山)に出かけて花や虫たちを愛で、季節の到来を身体で感じながら写真を撮ります。そんなフィールド散歩は、忙しい毎日の生活の中でとても豊かな時間(空間)を提供してくれているといえるでしょう。僕の写真は、フィールドで出逢った昆虫たちの瞬間をただ記録しただけの拙いものですが、そこには「振り返ることができる自らの証」がいっぱい詰まっています。

今年はどうなるでしょうか? Who knows!-God knows

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Diary


今年のお正月は初詣もしないで寝正月を決め込んだ。
昨年、父をなくしたので、年賀状も無い(年賀状がないと楽チンだな)。

でも、食べて寝るだけでは体に良くないし、天気が良いのに蟄居しているのもナチュラリストとしては気が引ける。
ということで、1月2日はカメラを片手に近くの雑木林を散歩してみることにしました。
これが今年の「虫撮り初め」といったところです。


小さな池の表面に張った薄氷に、まるで ジグソーパズルのような氷紋 が描かれていた。
もしかしてジグソーパズルは、こんな氷紋にヒントを得たのかも.......。

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ジグソーパズル模様の氷紋 . Jigsaw puzzle-like patches of thin ice on the pond

Olympus OM-D E-M5, M-Zuiko, ED60mm Macro, Jan-02-2013, Kofu, Yamanashi



ウラギンシジミ Curetis acuta paracuta (Angled Sunbeam)

昨年の秋はウラギンシジミが極端に少なかった。案の定、いつもの越冬ポイントに立ち寄ってもその姿はありませんでした。それでもやっと1頭の越冬個体を見つけたので喜んで走り寄ったところ、うっかり枝に触れてしまい飛び立たせてしまいました。飛び立った個体はしばらく飛んでから梅の木の根元に静止しました。

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日光浴するウラギンシジミ . Angled Sunbeam

Olympus OM-D E-M5, Panasonic Lumix G 8mm Fisheye, Jan-02-2013, Kofu, Yamanashi


やっと本来の越冬する姿のウラギンシジミを発見。
相変わらず白磁を思わせる翅裏だ。

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ツバキの葉裏で越冬するウラギンシジミ . A female of Angled Sunbeam busking on the tree trunk

Olympus OM-D E-M5, Panasonic Lumix G 8mm Fisheye, Jan-02-2013, Kofu, Yamanashi

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ツバキの葉裏で越冬するウラギンシジミ♀ . A female of Angled Sunbeam busking on the tree trunk

Olympus OM-D E-M5, M-Zuiko, ED60mm Macro, Jan-02-2013, Kofu, Yamanashi



チャバネフユエダシャク Erannis golda

桜の太い枝の裏側でチャバネフユエダシャクのメスを発見。

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チャバネフユエダシャク♀ . Erannis golda

Olympus OM-D E-M5, Panasonic Lumix G 8mm Fisheye, Jan-02-2013, Kofu, Yamanashi

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チャバネフユエダシャク♀ . Erannis golda

Olympus OM-D E-M5, M-Zuiko, ED60mm Macro, Jan-02-2013, Kofu, Yamanashi



Afterword

そういえば、最近は近所での散歩にはオリンパスOM-Dを使用することが多くなりました。このカメラはもともとキャノン7Dのセカンドカメラとして購入したのですが。昨年、OM-D用の良いマクロレンズが発売され、ズームの14-150㎜はお散歩レンズとしては秀逸でお気に入りです。とにかく小さくて持ち運びが楽なのがレイジーな虫林には有難いです。難点は全速同調(ハイスピードシンクロ)する小型専用ストロボがないことかな。



OM-Dにリバースレンズを装着

この冬休みは銀塩時代のレンズを反対につけることにはまっています。
レンズを反対につけることで、ゼフの越冬卵などの拡大が楽に撮影できると思ったからです。

というのも、OM-DはフルサイズやAPS-Cサイズよりもクローズアップ時の被写界深度の面では有利ですし、古いレンズを生き返らせることができるのも僕にとっては有難いです。銀塩時代はニコンでしたので、当時の標準レンズの50㎜F1.4を試したところ、OM-Dのマクロ60㎜レンズの口径にジャストフィットでした(50㎜の口径が52㎜で、マクロ60㎜の口径が48㎜)。なお、リバースするレンズのf値は解放です。

下の写真は左がニコンの50mm標準レンズ(シボリ開放で使用します)で、右がOM-Dの60mmマクロの先にニコンのレンズをリバースに装着したものです。
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さらにバッテリーグリップやLEDライトでドレスアップ。最終的にはリバースレンズアダプターの購入は必要と思っていますが、さしあたり、手でレンズを押さえたりするだけでも撮影できますし、テープで留めてもOKです。



野外に持ち出してチャバネフユエダシャクの♀を拡大撮影してみました。
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以上、by 虫林花山



by tyu-rinkazan | 2013-01-03 16:55 | Comments(22)