NATURE DIARY

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20130525 初夏の散歩道:アカシジミの求愛(?)など

Diary #516 :
午前中だけ時間が空いた(空けた)ので、近くの雑木林を散歩した。

本日は午後からある研究会に出席し、その後、バタバタ準備をしてそのまま早朝(というよりは深夜)のバスで成田空港に向かいフランスに発たなければいけない。そんな慌ただしい時に呑気にフィールド散歩もないものだが、そんな忙しい時にこそほっこりと散歩したくなるものだ。何と言ってもフィールド散歩に勝る気分転換はないからね-------やはり「散歩中毒」といわれても仕方がないかな。

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コナラとクヌギが主体の雑木林の中の散歩道

のんびりと歩いていくと、オレンジ色のシジミチョウが木の周囲を飛ぶ姿をみかけた。
ウーム、「アカシジミ」に違いない。

ここにはウラナミアカシジミもいるが、発生初期はアカシジミが多い。その後もアカ(オレンジ)シジミの飛翔する姿を何度も見かけたが、この場所で、これほど多くのアカシジミの姿を見ることは記憶に無い。今年は個体数が多いのかも知れないな。しかし、彼らは飛び回ってばかりで、まったく静止してくれなかった。

やっと目の高さの枝の葉に静止するアカシジミを見つけたので撮影。

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- The Orange Hairstreak

-----Ricoh GR-D IV



何気なく、道路の脇のサクラの枝に目をやると、驚いたことに3頭のアカシジミが静止していた。
3頭は少しずつ動き回っているので、全ての個体が横向きになるチャンスはそれほど多くはない。

GR−Dにストロボ+フィルムケースディフューザーで撮影した。

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- The Orange Hairstreak

-----Ricoh GR-D IV



しばらく観察していると、2頭が近接して求愛らしき行動をはじめた。

発生初期なのでオスだとは思うが、腹部の大きさから見るとメスとメスのようにも思える-------求愛ではないかもしれないな(人間のような同性同士の求愛は昆虫ではなさそうので誤求愛かな)。アカシジミのオスメスの鑑別は難しくて苦手だ。求愛様の行動はあまりしつこくなかった。僕はこれまで、ゼフの求愛行動は、ムモンアカシジミとチョウセンアカシジミで見たことがあるが、アカシジミの求愛(?)は初めてだ。

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- The Orange Hairstreak

----- Olympus OM-D E-M5, ZD 50mm Macro



道路の上のヒカゲチョウを撮影。

ヒカゲチョウは地味なチョウだが、この写真は本日撮影した中では気に入っている。
少し暗かったので、弱くストロボを当てた。

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- The Sicelis Treebrown

----- Ricoh GR-D IV



驚いたことに、羽化不全のウラキンシジミが舞い降りてきて、ポリタンクに静止した。。
かなりのハンデキャップのようにみえるが、意外に敏感で木の上に飛去ってしまった。

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-The Golden Hairstreak

----- Ricoh GR-D IV




短時間の散歩だったが、思いのほか沢山のアカシジミに出会うことができた。3頭のアカシジミが至近距離で集まっていたのは、求愛でなかったら何が目的なのだろう(?)。また、羽化不全だがウラキンシジミもすでに発生しているので、来週末になれば、いろいろな種類のゼフを見ることができるはずだ。ウーム、今週から来週末にかけて日本を留守にするのが残念だな。仕事なので仕方がない。



Nature Diary vol.8(29): #516
Date: May-25 (Saturday)/2013
Place: Kofu-shi in Yamanashi



by tyu-rinkazan | 2013-05-26 08:05 | Comments(14)

20130518 ミツバウツギ咲く散歩道:アオバセセリなど

Diary #515 :

季節の歩みが驚くほど速い。やっと今年も桜が開花したと喜んだのもつかの間、気がつけばいつの間にか緑が濃くなり「ミツバウツギの花咲く頃」になってしまった。まるで早送りの動画でも見ているみたいだな。この現象は年のせい?---虫林よ年とったか。Why does time go faster as we get older?

とにかく、毎日の慌ただしい生活の中で、週末くらいは鳥たちのさえずりを聞きながら、緑の薫風に包まれて、ゆっくりほっこりと野山を散歩したいものだ。お気に入りのカメラを片手にね。

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甲府市の郊外の「ぶどう棚」では、「芽かき」の作業が忙しい。

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- The Grapevine Trellis

-----Ricoh GR-D IV


ミツバウツギの白い花にはアオバセセリが好んで集まるが、これまでこのチョウのまともな撮影ができていない。というのも、アオバセセリの色彩はいかにも南国系で違和感を覚えていたからだ(失礼---反省)。でも、今回のフィールド散歩は、このアオバセセリが「本命」で「メインディッシュ」になった。

到着してみると、ミツバウツギの花はほぼ満開。
アオバセセリが一頭だけ訪花していた。

撮影したアオバセセリの目にキャッチライト catchlight が目立つ。
これは自然光ではなくて、ストロボ光を反射しているのだろう。

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-The Indian Awlking

-----Canon EOS 7D, EF300mm F4L IS USM、外部ストロボ



しばらく周囲を散歩してから、再びミツバウツギの木に戻ってみると、目の前の花でアオバセセリが吸蜜してくれた(同じ個体だと思う)。おかげでGR-Dで近接撮影することができた。

広角近接撮影には、気合が入っているときだけ一眼レフを使用するが、片手だけを伸ばして気軽に撮影する場合は、重い一眼レフは非力な僕には少し苦しい。そこで、今年は軽いマイクロフォーサーズのOM-Dを導入することにしたが、とっさの撮影にはいつもポケットに入れている小さなGR-Dに手が伸びてしまう。

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-The Indian Awlking

----- Ricoh GR-D IV



春型のサカハチチョウも目の前の花で吸蜜してくれたので、GR-Dで撮影した。
そういえば、今年はサカハチチョウを撮影するのは初めてだ。

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-The Large Map Butterfly

----- Ricoh GR-D IV



イチモンジチョウがタイヤに静止した。

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-The White Admiral

----- Ricoh GR-D IV



道路の上に沢山の「落し文」が落ちていた。

上を見ると大きなケヤキの木。どうやらケヤキの葉を巻くオトシブミの仕業らしい。ケヤキの葉で揺籃をつくるオトシブミには、カシルリオトシブミ、ルイスアシナガオトシブミなど何種かあるようだが、この場所ではルイスアシナガオトシブミしか見ていない。それにしても、落された揺籃の数が多いので驚く。

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-The Cradles on the Road

-----Canon EOS 60D, Sigma 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO



低いケヤキの木の葉上でルイスアシナガオトシブミ

ルイスアシナガオトシブミは、アシナガオトシブミよりも赤色が強くて美しい。また前脚が同じ赤色で太くなっていて、なかなかオシャレな感じのオトシブミだと思う。

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- Henicolabus (Henicolabus) lewisii

-----Canon EOS 60D, Sigma 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO



ルイスアシナガオトシブミは、オトシブミの仲間では中くらいの大きさだが、それでも体長は5-6㎜程度で小さい。そこで、虫の目レンズ(Gyorome)で、超近接拡大撮影してみることにした。。

Gyoromeの威力がはっきりとわかる。

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- Henicolabus (Henicolabus) lewisii

----- Olympus OM-D E-M5, ZD 50mm Macro + Gyorome 8, 外部ストロボ



ヨモギの葉上に体長9㎜程度のキクスイカミキリが交尾していた。
OM-DにGyoromeを装着して虫の目撮影。

とにかく、小さな昆虫をこれだけ超近接拡大しても、背景がしっかりと写り込むのは虫の目(Gyorome)レンズ以外ではありえないと思う。大きな被写体では通常のフィッシュアイが画質も良くて使いやすいが、Gyoromeは小さな昆虫で威力を発揮する特殊レンズなのだ。ただ、超近接撮影では、絞り込みすぎると画質の低下が目立つ。近接もほどほどが良さそうだ。

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-Phytoecia rufiventris

----- Olympus OM-D E-M5, ZD 50mm Macro + Gyorome 8, 外部ストロボ




ミツバウツギの花はほぼ満開で、天気も悪くなかったが、アオバセセリは1頭のみが訪花しただけだった。でも、この場所は美しいルイスアシナガオトシブミが多いので、たとえアオバセセリが少なくとも飽きることはない。実は今週はクヌギの幹でクロミドリシジミ(以下クロミ)の終齢幼虫も探した。しかし、それなりに努力したつもりだったが、クロミの幼虫は見つけることができなかった-----残念。クロミの幼虫を見くびったのが原因だな。来年はしっかりと撮影したいものだ。

これから良い季節だが、次週から2週間ほどバタバタする予定。
NDの更新ができるかわからない(そういいながら何とかこれまでは更新してきたけどね----)。



Nature Diary vol.8(28): #515
Date: May-18 (Saturday)/2013
Place: Hokuto-shi in Yamanashi


by tyu-rinkazan | 2013-05-19 21:59 | Comments(20)

20120513 白馬散歩:昼下がりのギフチョウたち

Diary #514 :
日曜日は前日の雨が嘘のように晴れて気温も上昇。そこで、信州のT山でのクモマツマキチョウ(以下、クモツキ)と白馬村でのイエローバンド(ロックグループの名前ではない)撮影に出かけることにした。今回も蝶写友の kmkurobeさん(安曇野の蝶と自然)と kendamarさん + 相方さん(ネイチャーKendamarの歳時記)にご一緒させていただくことになりました。

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白馬村から車を走らせて到達した細い林道。

クモツキポイントとなる谷への入り口は狭くて、林道からはブラインドになっている(昨年、この場所を発見した)。沢の出会いから少し登ると、目の前に明るい谷が広がった。その谷の斜面にはニリンソウの白い花が絨毯のように咲き乱れ、まるで別天地にようだ。残念ながら、クモツキは飛ばなかったが、こんな美しい場所に身を置くことができただけで、この趣味をやっていて良かったなと思う。

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- The Fairyland

----- Olympus OM-D E-M5, M-ZD 14-42mm + Wcon P01



クモツキの飛来を待っている時、キブシの花で吸蜜するキベリタテハを発見。

キベリタテハは風に抵抗するために翅で枝を包み込むように静止していた。写真で確認するとちゃんとストローを伸ばしている。このタテハチョウはもともと美しいチョウの一つだが(日本の美チョウコンテストでは表彰台に登れるほど)、越冬明けの個体は色が褪せて、まるで「シロベリタテハ」になっている。

しかし、その色は厳しい冬をやっと乗り越えた勲章。

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- The Camberwell Beauty

-----Olympus OM-D E-M5, Lumix G VARIO H-FS 100-300mm, Ricoh GR-D IV



午後から白馬村で昼下がりのギフチョウたちを撮影。

ギフチョウは数多く見られたが、本日は晴天のうえに気温が高くなりすぎたせいか、探♀飛翔ばかりしていて、なかなか花や地面で静止してくれなかった。ギフチョウのメスはこれからかな。

やっと林内のタチツボスミレで吸蜜する♂を撮影。

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-Sucking nectar from the violet flower (The Japanese Luehdorfia )

----- Olympus OM-D E-M5, Lumix G VARIO H-FS 100-300mm


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- A male of the Japanese Luehdorfia

----- Olympus OM-D E-M5, Lumix G VARIO H-FS 100-300mm



場所を移動してさらにギフチョウ撮影。

すでに陽も西に傾いてきて、そろそろ帰ろうかなと思った時に、突然、一頭の♂バンドがカタクリを訪花してくれた。イエローバンドとしてのグレードはさほど高くないが、バンドはバンド。あわててシャッターを押したら、突然現れたミツバチがバンドの頭部に重なってしまったではないか。

ウーム、ミツバチめ〜バカ、バカ!---こんな大事な時に突然出てくるなんて(撮影者は身勝手)。
でも、何とか撮影できた(下の写真)。

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- Yellow-Band (A male of the Japanese Luehdorfia)

----- Olympus OM-D E-M5, Lumix G VARIO H-FS 100-300mm、外部ストロボ



ギフチョウの飛来を待ちながら、何人もの蝶撮影の懐かしい知人、友人たちともお話しできて楽しかった。皆さん、相変わらずお元気だ(以前よりもパワーアップしているようにさえ見える)。また、帰る直前には、kmkurobeさん宅でちょうど山から降りてきた蝶山人ご夫妻とも久しぶりにお会いできた。イエローバンドは人を引き会わせる魔性のギフチョウ----なのかも知れないな。

これから、真夏に向かって季節は駆け足で進んでいく。


Nature Diary vol.8(27): #514
Date: May-12 (Sunday)/2013
Place: Hakuba in Nagano


by tyu-rinkazan | 2013-05-13 22:29 | Comments(18)

20130511 小雨の散歩道:虫の目レンズ(魚露目8)撮影

Diary #513 :
本日は雨時々曇り。久しぶりに魚露目8レンズを持ち出した。魚露目は「超接写+超広角+超深度の虫の目レンズ」。今回はオリンパスのOM-Dにアダプターを介してフォーサーズのZD50㎜マクロレンズ(f2.0) をつけ、その先に魚露目を装着した。50mm マクロ(35mm換算で100㎜相当)だと辺縁がわずかにケラれるが、少量トリミングすれば問題ないと思う。本日は曇って光量が乏しかったので外部ストロボも使用した。魚露目はそのままだといわゆる「ねむたい像」になるが、ストロボを使用することにより像が格段に引きしまる。


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最初の「虫の目ネタ」は、エノキの葉上のオオムラサキの幼虫
オオムラサキの幼虫は偽眼があるので、超接写するとキュートな表情に見える。

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-The Caterpillar of Great Purple Emperor

----- Olympus OM-D E-M5, ZD 50mm Macro + Gyorome 8, 外部ストロボ



クヌギの太い幹でトゲアリを見つけた。

このアリの特異な習性として、他の種類のアリ(クロオオアリ、ムネアカオオアリ、ミカドオオアリ)に一時的に寄生することが知られている(一時的社会寄生)。清書によれば、巣に入ったトゲアリは、その巣の主のアリに抱き着き(上に乗り)、そのニオイを体につけてそこのアリになりすまして攻撃を免れる。そして、攻撃から逃れることができたトゲアリはさらに内部に侵入し、最終的には女王を殺してその巣を乗っ取るそうだ。恐ろしいけど面白いストーリー。

トゲアリのハタラキアリの胸部には長いトゲがある。
魚露目で拡大するトゲが釣り針のようでユニーク----釣り針アリ。

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- Polyrhachis lamellidens

----- Olympus OM-D E-M5, ZD 50mm Macro + Gyorome 8, 外部ストロボ



クヌギの細い枝にコミミズク
同じ名前の鳥がいるが、こちらのコミミズクはヨコバイ科ミミズク亜科。

下の写真の上はOM-DにMZDの60mmマクロレンズで撮影。下の写真の下はリバースレンズで拡大。
リバースレンズではかなり接写できるけど、焦点深度がとても浅い。

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- Polyrhachis lamellidens

----- Olympus OM-D E-M5, MZD 60mm Macro + Reverse lens



久しぶりに魚露目を用いて虫の目撮影してみると、他のレンズでは描出できない虫の目の世界が広がった。最近、E-5 のフォーサーズ系はあまり使用しなくなってしまったが。フォーサーズの50㎜マクロレンズはとても明るくて良いレンズなので、魚露目との組み合わせでOM-Dのマイクロフォーサーズでも用いていこうと思う。

Nature Diary vol.8(26): #513
Date: May-11 (Saturday)/2013
Place: Kofu-shi (Shikishima) in Yamanashi



by tyu-rinkazan | 2013-05-11 18:01 | Comments(6)

20130506 新緑の散歩道:クリストフコトラカミキリなど

Diary #512 : 朝起きて、NHKの朝の連ドラ「あまちゃん」を家内と一緒に楽しみながら朝食を摂り、さらに食後のお茶を飲みながら、うらうらと「こころの旅」までもみてしまった。ふと、時計に目をやると「じぇじぇじぇ〜!(あまちゃん風)」、すでに午前9時を回っているではないか。うーむ、本日は天気も良いし、連休最終日なので、とにかくフィールドに出かけることにしよう。

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河原に沿って車を走らせていると、ホソオチョウがふわふわと飛んでいた。

前から試したいと思っていたオリンパスのOM-Dと標準ズーム(14-42mm)の組み合わせ にワイコン(P01)を取り付けて飛翔写真を撮影(下の♀は飛翔ではない)。写真はトリミングしている上に、2枚組み写真でアップにしたので画質があまり良くないが、この組み合わせは軽くて飛翔が撮影しやすいように思えた。

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-The Sericin Swallow-tail Butterfly

----- Olympus OM-D E-M5, M-ZD 14-42mm + Wcon P01



なんとなくクリスタルラインに入ると、ズミの花にオナガアゲハ
ん、そういえば、昔、似たような名前の小説があったな。

望遠ズームレンズを購入するとき、オリンパスMZD75-300㎜とパナソニック100-300㎜で迷ったが、主に使用するのは300㎜なので、少しでも明るいパナにした。ちなみに、パナには手振れ防止機構がついているが、OM-D本体とレンズの両方をオンにするか、レンズ側あるいは本体側だけをオンにするか試してみた。結局、本体だけをオン(レンズ側をオフ)にする方がファインダーの中の像が安定した。

それにしても、600㎜(35㎜換算で)の手持ち撮影では手ブレがやはり気になるが、とにかく、小さくて軽いので、海外旅行の時などではこのレンズの出番は確実に増えるはずだ。もう少し使い込んでみよう。

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-The Long Tail Spangle

----- Olympus OM-D E-M5, Lumix G VARIO H-FS 100-300mm



コナラ主体のの伐採地。

しばらく探すと、案の定、お目当てのクリストフコトラカミキリの姿があった。クリストフコトラはコトラと言う名前だが、決して小さくはなくてむしろ大きい方だ(クリストフオオトラ?)。以前は珍しい種類だと思っていたのだが、食樹のコナラが多い山梨県では意外に見る機会が多いようだ。

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-The Logged-off Place

----- Ricoh GR-D IV


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-Plagionotus christophi.

----- Olympus OM-D E-M5, Lumix G 8mm Fisheye


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-Plagionotus christophi.

----- Ricoh GR-D IV



アカイロニセハムシハナカミキリ(下の写真の上)やミヤマルリハナカミキリ(下の写真の下)などのカミキリムシがカエデの花を訪れていた。やはり、カエデの花はルッキングだけでは苦しい。

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-Lemula nishimurai (upper) and Kanekoa azumensis

----- Ricoh GR-D IV



温泉地の食堂。

このお店、食堂とは名ばかりでテーブルは片隅に追いやられ。店内には所狭しと品がおかれていた。よく見ると、マムシ酒、オオスズメバチ酒(?)、地元産ニホンミツバチの蜂蜜、サルノコシカケ、岩茸などのキノコなどなど興味をそそるものが並べられている。料理のレパートリーは少なくて(5種類くらいか)、おそるおそる「肉うどん」を注文した。でも、味は悪くなかったよ。

どこか昭和を感じさせるレトロな雰囲気だな。

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-The Souvenir Shop

----- Ricoh GR-D IV



さて、これでゴールデンウィークが終了した。

ゴールデンウィークは、前半は学会でつぶれ、後半のみのんびりと過ごすことができた。このゴールデンウィーク明けは毎年忙しくなるのが常だが、とくに今年は仕事面で大きなプロジェクトを抱えているので、連休明けから少し集中して頑張らないといけないな。でも、週に1回くらいはフィールド散歩にも出たいものだ(矛盾?)。

Nature Diary vol.8(25): #512
Date: May-6 (Monday)/2013
Place: Kofu-shi (Takeda) and Hokuto-shi (Mastomi) in Yamanashi



by tyu-rinkazan | 2013-05-07 05:15 | Comments(13)

20130504 信州の散歩道:ヒメギフチョウの産卵

良いカメラ考
虫撮仲間とフィールドでお会いするとカメラ談義になり(これもまた楽しい)、「虫林さんにとって良いカメラとはどんなカメラですか?」と聞かれることがある。。僕にとって良いカメラとは、カタログデータで優れたカメラではなく、「手にした時に撮る勇気や希望を自分に与えてくれるカメラ」と思う。漠然としているが、僕のようなウィークエンド虫撮りカメラマンにとって、カメラは単なる機械ではなくて、精神的な支えにもなっているからだ。でもね、本当に大事なのは、カメラではなくて、心から撮りたいと思う被写体(虫)に出会うこと-------賢明なる諸兄よ、カメラメーカーの術中にくれぐれもはまることなかれ。

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日記 Diary

ゴールデンウィーク後半2日目。

今回、当初の目的はクモマツマキチョウの撮影だったが、今年は寒さの影響で発生が遅れているらしい。そこで、kmkurobeさん(安曇野の蝶と自然)とkendamarさん(ネイチャーKendamar)にご一緒してヒメギフ撮影をしてみることにした。そういえば、今年はまだヒメギフを撮影していない。

鏡のように白馬連峰を映す田植え前の水田。

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-The Morning Landscape of Shirouma Village

----- Olympus OM-D E-M5, M-ZD 14-42mm + Wcon P01



気温の上昇とともにヒメギフチョウが登場した。

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-The Small Luehdorfia basking on the ground.

----- Olympus OM-D E-M5, Lumix G 8mm Fisheye




カタクリはユリの仲間。

カタクリの花は新鮮な時期がかなり短くて、すぐに色が悪くなったり、斑点がでたりする。今回はこのところの寒さが味方したようで、ヒメギフの羽化とカタクリの開花のタイミングがぴったりとあったようだ。

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-The Small Luehdorfia sucking nectar from Dogtooth Violet

----- Olympus OM-D E-M5, Lumix G VARIO H-FS 100-300mm



ヒメギフたちは三々五々に現れてカタクリの花で吸蜜してくれた。

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-The Small Luehdorfia sucking nectar from Dogtooth Violet

----- Olympus OM-D E-M5, Lumix G VARIO H-FS 100-300mm



新鮮なヒメギフの♀が産卵を開始した。

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-The Small Luehdorfia laying eggs on the leaf,

----- Olympus OM-D E-M5, Lumix G 8mm Fisheye



この♀は嬉しいことに、場所を変えて再び産卵を始めた。
ヒメギフの産卵はギフチョウよりもゆっくりとしている(1回に産む数が多い)。

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-The Small Luehdorfia laying eggs on the leaf,

----- Olympus OM-D E-M5, M-ZD 14-42mm + Wcon P01


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-The Small Luehdorfia laying eggs on the leaf,

----- Olympus OM-D E-M5, M-ZD 14-42mm + Wcon P01



杉の枝で休むヒメギフ。

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-The Small Luehdorfia resting on the leaf,

----- Olympus OM-D E-M5, Lumix G VARIO H-FS 100-300mm



Nature Diary vol.8(24): #511
May 4th 2013, Nagano
Written by Tyurinkazan (虫林花山)






by tyu-rinkazan | 2013-05-05 21:49 | Comments(12)

20130429 新緑の散歩道:ミヤマルリハナカミキリなど

センス・オブ・ワンダー Sense of Wonder
センス・オブ・ワンダーという言葉は、レイチェル・カーソン Rachel Louise Carson (アメリカの女性海洋生物学者)の著作のタイトルだが、直訳すると「驚く感覚」になる。福岡伸一氏(生物学者)は、子供の頃に見たルリボシカミキリの美しさに感動し、それが生物学を志すきっかけになったと著書「ルリボシカミキリの青」の中で述べている。僕も昆虫少年だった頃、セイボウやカラスアゲハの美しさに心打たれ、タマムシの輝きに感激し、糞虫の彫刻的な形態にいつまでも見入ったものだ。つまり、センス・オブ・ワンダーとは、虫に限らず「自然界の神秘さや不思議さに目を見張る感性」といえる。今の子供たちにもこの感性を-------。

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Diary

日曜日まで東北での学会出張だったので、いわゆる「散歩欠乏症」---治療は散歩のみ。
そこで、連休前半最終日の本日、治療?と称して近くの里山を散歩してみた。

橋の下に花を付けたカエデの木を発見した。
橋の上に立つと、ちょうど木の上部が目の高さになって、花に集まった虫を見るのにすこぶる都合がよい。

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-The Maple Tree

-----Ricoh GRD IV



うーむ、見ると周囲を昆虫がたくさん飛んでいる。
しばらく観察していると飛んでいる昆虫の中に「ミヤマルリハナカミキリ」がいた。

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-Kanekoa azumensis

-----Upper: Canon EOS 7D, EF100mm Macro, Lower: Ricoh GRD IV



このミヤマルリハナカミキリはカエデの花を訪れる。

僕は高校生の時に、このカミキリに会うために電車を乗り継いで奥多摩の氷川町(現在は奥多摩町)に行ったことがある。当時の僕にとってこの初夏にだけ発生するこのカミキリは憧れだった。現在住んでいる山梨県では、カエデの花で比較的楽に見ることができるが、高い場所を飛んでいることが多いので、カメラでの撮影は意外に難しいものだ。

ミヤマルリハナの体長は7-8㎜程度かな。
全体に少しだけ青緑色を帯びるが、写真では黒色に近い色になってしまう。
地味なカミキリだが、春に出現するカミキリムシで、この虫は季節を実感させてくれる。

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-Kanekoa azumensis

-----Ricoh GRD IV, Flash(+)



ムラサキシキブの葉上に「セモンジンガサハムシ」を見つけた。
この虫はヘルメットのような面白い形だ。

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-Cassida versicolor

----- Olympus OM-D E-M5, ZD 35mm Macro



キバネツノトンボ」が近くから飛び出した

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-Ascalaphus ramburi

----- Upper: Ricoh GRD IV, Lower: Olympus OM-D E-M5, Panasonic 100-300mm



Nature Diary vol.8(23): #510
April 29th 2014, Yamanashi
Written by Tyurinkazan (虫林花山)









by tyu-rinkazan | 2013-05-01 15:43 | Comments(8)