NATURE DIARY

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20130623 梅雨の晴れ間の散歩道:ウラクロシジミなど

【 世界文化遺産登録 】
ユネスコは日本の富士山について、「荘厳な姿は信仰の対象と芸術の源泉で、西洋芸術の発展にも顕著な影響をもたらした」として、世界文化遺産への登録を決定した(22日)。よく考えれば、文化遺産はそれを対象とした文化が評価されたもので、富士山そのものの自然が直接評価されたものとはいえないようだ。とはいえ、山梨県に住む僕にとっては、毎日みている富士山が文化遺産だろうが自然遺産だろうが国際的に認められれば充分嬉しい。何といっても、「富士は日本一の山」なのだからね------。

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Diary #523 :
本日(日曜日)はkmkurobeさんとネイチャーkendamarさんにご一緒させていただきウラクロシジミの撮影行。僕は以前からウラクロシジミとは相性が悪いみたいで、これまで山梨県内でも何度かこの蝶の撮影を試みてきたが、写真を撮るどころか蝶の姿さえも見なかった。昨年、白馬でやっとまともな写真が撮影できたので、今年はもっと良い写真を撮りたいものだ----欲張り。

現地に到着して少し叩いてみると白い翅を点滅させながら小さなシジミチョウが飛び出した。
何度見てもウラクロシジミの飛ぶ姿には胸の高鳴りを禁じ得ない。

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- The Silver Hairstreak .

----- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01, Canon EOS 7D, EF100mm Macro




林の中の開けた空間では大きなオオミドリシジミが占有行動。
翅の輝きを写しとめようとして、木の枝の上に乗ったところ、見事に滑り落ちてしまった---反省。

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- The Oriental Hairstreak

----- Olympus OM-D E-M5+Panasonic 100-300mm



その後、道の駅でシャクガ君シャクガパパfumieさんと合流して、アサマシジミのポイントに移動した。そこはミョウコウ型アサマシジミが棲息する場所で過去に何度かご案内いただいたが、その棲息範囲は狭く、食草のエビラフジも多いとはいえない。

下の写真の上がミョウコウ型アサマシジミ
下の写真の下に別の場所(白馬村)で撮影した通常型アサマシジミを比較のために並べた。

ミョウコウ型は翅の青鱗が広く発達してとにかく美しい。

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- The Asama Silver-studded Blue

-----Canon EOS 7D, EF100mm macro



食草のエビラフジの花で吸蜜するアサマシジミ。

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- A male of the Asama Silver-studded Blue suckling a nectar from flowers.

-----Canon EOS 7D, EF100mm macro




ミョウコウ型アサマシジミのメス (円内は卵)。

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- A female of the Asama Silver-studded Blue resting on the leaf.

-----Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01



その後、メスアカシジミのテリ張り撮影。

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- The Smaragdinus Green Hairstreak

-----Olympus OM-D E-M5+Panasonic 100-300mm




今回は kmkurobeさんやシャクガパパの高所撮影道具が威力を発揮した。
下の写真はkmkurobe式高所蝶撮影装置で、実際にメスアカシジミを撮影している様子。

その結果は、彼らのブログの素晴らしい写真を見て欲しい。


なにを隠そう、実は一脚の先にコンデジを付けて蝶を撮影する方法は2006年に虫林がブログに掲載した。
http://homepage2.nifty.com/tyu-rinkazan/2006/20060708.html

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- The Smaragdinus Green Hairstreak

----- Olympus OM-D E-M5+Panasonic 100-300mm



今回、富士山が世界文化遺産に登録されたことで、浅間神社がある富士吉田市などの地元ではとても盛り上がっているようですが、それによって周辺が騒がしくなり、車が混み、虫林が好む富士山周辺での静かなフィールド散歩ができなくなりそうです。文化遺産登録も痛し痒しといえますね-----仕方がないか。

今年もお陰様で何とかウラクロシジミを撮影できましたが、ウラクロシジミの開翅は今後の課題になりました。
考えてみれば、昆虫写真は課題があるからこそ楽しいともいえるかもしれません。いつかウラクロシジミのパールホワイトを撮影できることを期待しています。今回はkmkurobeさんの高所撮影装置の威力を目の当たりにしました。装置の詳しい内容については彼のブログを参照してくださいね。


今回ご一緒させていただいた諸氏に感謝いたします。
楽しい一日でした。


Nature Diary vol.8(36): #523
Date: June-23 (Sunday)/2013
Place: Itoigawa-shi, Hakuba-mura, Nagano





by tyu-rinkazan | 2013-06-25 23:40 | ▣ウラクロシジミ | Comments(14)

20130622 梅雨の晴れ間の散歩道:オオムラサキ初見など

Diary #522 :
本日(土曜日)は早起きして散歩。

近くの池の睡蓮が咲いた。この花の花言葉は「清純な心」。
ヒツジグサ(未草)と呼ばれる日本の睡蓮は清々しい。

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- Water lily.

-----Canon EOS 7D + EF300mm




クヌギ林では驚いたことにオオムラサキの成虫を見つけた。
やはり、今年の季節の進みは例年よりも早いようだ。

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- A male of Great Purple Emperor.

----- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01


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- A male of Great Purple Emperor

-----Canon EOS 7D, EF100mm Macro



そこで、以前に幼虫を確認しているエノキを見回ってみた。
大きな終齢幼虫や前蛹とともに葉へ巧みに擬態した蛹も見つけることができた。

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-A last instar larva and chrysalis of Great Purple Emperor

-----Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01




美しいクモガタヒョウモンの♀。

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-A female of the Anadyomene Fritillary

-----Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01、Canon EOS 7D + 100mm Macro





道路脇にリンゴカミキリの飛ぶ姿を見つけた。
100㎜マクロで飛翔写真を撮影。

静止したところをみるとホソキリンゴカミキリ。

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- Oberea infranigrescens

-----Canon EOS 7D + EF100mm Macro



久しぶりに日差しがあって、短い間だけど富士山も顔を見せてくれた。オオムラサキの羽化は今年は速いようだが、本日見た個体以外にも飛翔している個体をみたので、この1週間で羽化が突然始まったのだろう。梅雨の時期は晴れると嬉しいが、蒸し暑いので痛し痒しだ。

Nature Diary vol.8(35): #522
Date: June-22 (Saturday)/2013
Place: Kofu-shi, Yamanashi




by tyu-rinkazan | 2013-06-22 22:33 | Comments(12)

20130616 梅雨空の散歩道:シラハタリンゴカミキリなど

〔 私は虫である 〕
これは虫や花を愛し98歳で亡くなるまで描き続けた熊田千佳慕(細密画家・童画家)の言葉だ。たまたま家内が日曜日のテレビ番組で彼のことを知り、その絵の素晴らしさや純粋な探究心に感動していた。「私は虫である」は彼の作品を集めた本のタイトルにもなっているが、この本で彼の絵を眺め、彼の言葉に触れるとなぜかしら僕の心までが優しく素直になる。彼の作品には不思議な力があるように思う。

いつか僕も 「実は私も虫である」 とでもいってみたいものだが、それをいうにはまだまだ修行が足りない。

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Diary #521 :
日曜日は起きるとあいにくの小雨。
朝は写友のクロミドリシジミ撮影のお手伝い-------厳しい条件だったけど、最後に撮影できて良かった。

早起きして朝ごはんを抜いたので、早めの昼食をとるために山の中のお蕎麦屋に立ち寄ったところ、店の前の地面にたくさんのテングチョウ(今年の新成虫)やミスジチョウが集まっていた。みると、入口の脇にあるタヌキの置物のお腹にテングチョウが静止して翅を開いたではないか。そっと近づいてオリンパスGR-Dで撮影。

タヌキが「ひゃ!くすぐったいよ」と言っているように見える?----ウーム、見えないか。

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- An European Beak resting on the paunch of raccoon dog ornament.

-----Ricoh GR-D IV


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- A Sailer resting with wings opened on the ground.

-----Canon EOS 7D, EF300mm




食後、道路脇のスイカズラを見て回った。

スイカズラの花は咲き始めには純白だが、古くなると黄色くなる。とても上品な良い香りが漂うので好きな花だ。スイカズラ(吸い蔓)の名は花を口にくわえて甘い蜜を吸うことからきているそうだ。見習って実際に吸ってみたら、やはり甘かった。みると、葉の葉脈に沿ってカミキリムシらしき食痕。

犯人は----?

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-honeysuckle

-----Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01



スイカズラの葉を後食したのは「シラハタリンゴカミキリ」。

シラハタリンゴカミキリはニセリンゴカミキリととてもよく似ているが、ニセリンゴカミキリの分布が愛知県以西なのに対して、シラハタリンゴカミキリは静岡県以北(以東)に分布する。シラハタの名前は発見者である山形県の昆虫研究家•故白旗孝太郎氏に献名されたものだ。

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-Oberea shirahatai

-----Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01、MZD 50mm macro + 外部ストロボ




ススキの葉上に クスベニカミキリ を発見した。
このカミキリムシの赤ほど深い赤色の昆虫は他に知らない。

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-Pyrestes nipponicus

-----Ricoh GR-D IV



道路脇の葉上にヒゲナガオトシブミのカップル。

この虫の♂は下の写真のように著しく首が長い。ヒゲナガというよりはクビナガオトシブミあるいはキリンオトシブミと呼ぶ方がこの虫にあっていると思うがどうだろうか。

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-Paratrachelophorus longicornis.

-----Ricoh GR-D IV



本日は朝から雨で、絶好の日和とはいえなかったが、まずまずのフィールド散歩ができた。とくに、以前から撮影したいと思っていたシラハタリンゴカミキリをスイカズラの葉で何頭も見つけることができたのはとても嬉しかった。これからゼフシーズンになるが、来週あたりは何を撮影しようか迷ってしまう・。

Nature Diary vol.8(34): #521
Date: June-16 (Sunday)/2013
Place: Kofu-shi, Yamanashi





by tyu-rinkazan | 2013-06-16 21:14 | Comments(14)

20130613 梅雨空の散歩道:クロミドリシジミなど

Diary #520 :
侘・寂のチョウ: 山梨県というと国蝶のオオムラサキが有名だが、実はオオムラサキがいるクヌギ林にはクロミドリシジミ(以下クロミ)というチョウも棲息している。クロミは美しいゼフィルスの仲間とはいえ、その名のとおり♂でも翅表が黒褐色を示す。そんな地味な色彩にも関わらず、虫林がこのチョウに惹かれてしまうのは、日本人の美意識である「侘・寂(わび・さび)の世界」がそこにあるからだろう----本当かよ?

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今週は台風3号が熱帯低気圧になっても居座り、早朝でも気温が下がらず、湿度も高いままだ。

そんな天候だと、枝を叩いてもチョウたちはなかなか下に降りてくれないが、それでも ミズイロオナガシジミウラナミアカシジミ などの常連さんはその姿を時々見せてくれ、さらに突然 ダイセン(ウラミスジ)シジミ までも現れてくれた。

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- The Black-banded Hairstreak

-----Olympus OM-D E-M5, M-ZD 14-42mm + Wcon P01


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- The Zebra Hairstreak

-----Olympus OM-D E-M5, M-ZD 14-42mm + Wcon P01


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- The Alphabetical Hairstreak

-----Canon EOS 7D, EF300mm




クロミドリシジミ
クロミの発生地は家から車で15分ほどのところなので、早朝のクロミ撮影は文字通り「朝飯前」だ。

今年はクロミの発生数が少ないためなのか、それとも蒸し暑い天候のせいなのかよくわからないが、いつも必ず出てくるクヌギの枝を叩いてもその姿を見ることがなかなか難しかった。それでも、クズの葉上に何頭かのクロミが降りてくれたので撮影することができた。

オスの翅裏は他のゼフィルスと比較しても格段に黒い。

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-A male of the Copper Hairstreak on the leaf.

-----Ricoh GR-D IV, Canon EOS 7D + EF300mm



クロミのメスはまだ新鮮で、しばらく待っていると開翅してくれた。
メスの開翅写真はこれまでにも撮影しているが、満足できるものは今回が初めてだ。

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-A female of the Copper Hairstreak on the leaf.

-----Olympus OM-D E-M5, M-ZD 14-42mm + Wcon P01, Canon EOS 7D, EF300mm, Olympus OM-D E-M5 + Panasonic 100-300mm




このところ海外と国内出張(フランス、東京、札幌)が立て続けに続いたので、地元でのフィールド散歩は久しぶりでした---ほっとする。しかし、今年は目的のクロミの数が少ないように思われた。また、♂は若干すれている個体が多かったので、時期的に♂の最盛期は少し過ぎているように感じました。今回はクロミの♀の開翅写真が撮影できたのが嬉しかったです。


Nature Diary vol.8(33): #520
Date: June-13 (Thursday)/2013
Place: Kofu-shi, Yamanashi


by tyu-rinkazan | 2013-06-14 18:59 | ▣クロミドリシジミ | Comments(16)

20130607 北海道の散歩道:ジョウザンシジミなど

Diary #519 :
6月の北海道」は美しく、吹く風は爽やか。

久しぶりに札幌を訪れたが、今回は予定が立て込んでいて、フィールド散歩に出る時間などほとんど無いように思えた。でも、この一年中で最も良い季節に北海道まできているのに、5日間も建物の部屋の中に閉じこもったままなんて-----ウーム、耐えられません。とにかく、「人生には限りがあって、サメは泳ぐのを止めれば死に、虫林は散歩を止めると廃人と化す」----関係がありそうでいてなさそうなありとあらゆる理由を周囲に羅列して、なんとか金曜日の午前中に3時間だけ時間をつくることができた。


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札幌市郊外のジョウザンシジミのポイントに到着。
そこは足がすくむような切り立った崖だった。

眼下には、白波を立てながら蛇行して流れる豊平川。その流れは太くて荒々しく、凛として人間への妥協を許さない野生がそこに感じられた。この川を見ただけで北海道の自然力の大きさがわかるというものだ。

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- A Landscape of the Toyohira River from the Edge of Cliff.

----- Olympus OM-D E-M5, Panasonic 8mm Fish-eye



崖に面したイタドリの葉にドリス君(カラカネハナカミキリ)とカツオ君(カツオゾウムシ)を見つけた。

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- Gaurotes (Paragaurotes) doris

----- Olympus OM-D E-M5, Panasonic 8mm Fish-eye


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- Lixus impressiventris

----- Olympus OM-D E-M5, Panasonic 8mm Fish-eye




ジョウザンシジミ
エゾノキリンソウが繁茂する斜面を見上げていると、小さなシジミチョウの飛ぶ姿。
ウーム、まさしくジョウザンシジミだ。
ジュースのボトルで吸水した姿を撮影した。

ここ石狩の個体は十勝平野の個体よりも翅表の青鱗の発達が弱くて黒っぽい。

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-The Orion Blue resting on the bottle cap

----- Olympus OM-D E-M5, MZD 50mm Macro



ポイントでは何人もの地元の方たちとお会いしました。ご挨拶して様子を聞くと、今年の北海道は5月中の天候不順で季節が2週間ほど遅れ、そのためジョウザンの発生状況はあまり思わしくないとのことでした。

ちなみにジョウザンシジミは僕にとっては Mile Stone Butterfly といえます。というのも、このチョウは今から9年前(2004年)の6月に道東(帯広の近く)でも撮影していますが、実はこの時の北海道旅行がきっかけになって、ホームページ(虫林花山の散歩道)を作成•開設することになり、その後にブログ(Nature Diary)までも開始したのでした。今回、このチョウに再び出会えて感慨深いものでした。

今回はフィールド散歩を諦めていましたが、札幌で滞在中に思い立ち、maedaさん蝶の観察記録-十勝蝶改め相模蝶の観察記録」に突然メールして、札幌市近郊の情報をご教示いただきました----感謝。


いつかまたこの愛らしいシジミチョウに会いたいものです。


Nature Diary vol.8(32): #519
Date: June-08 (Friday)/2013
Place: Hokkaido


by tyu-rinkazan | 2013-06-09 07:29 | ▣ジョウザンシジミ | Comments(20)

20130530 フランスの散歩道:モネの庭にて

Diary #518 :
パリのオランジェリー美術館 Musée de l’Orangerie には、光の画家 クロード・モネ(Oscar Claude Monet)の代名詞になっている「睡蓮」の連作がある。睡蓮は部屋の壁全体に描かれた大作。晩年、モネ自身はこの絵を書いた「睡蓮の庭」自体が、自分の「最高傑作」だと語っていたという。モネの庭にいつ行くの? 今でしょ!

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les nymphéas in Musée de l’Orangerie

学会終了後、1日だけフリーになったので、家内のリクエストに従い、パリのサンラザール駅から電車に乗ってルーアン(Rouen)ジヴェルニー(Giverny) を訪ねてみることにした。ルーアンは中世の町並みや大聖堂で有名、ジヴェルニーには前述の画家モネが住んだ家と庭がある。


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ヨーロッパを旅するときは田舎に行きたい----と思う。
そこには、独特の空気感を持つ風景が広がっているからだ。

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- A Landscape of Village

----- Olympus OM-D E-M5, MZD14-150mm


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- Impressive Moments in Rouen

----- Olympus OM-D E-M5, MZD14-150mm


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- Impressive Moments in Rouen

----- Olympus OM-D E-M5, MZD14-150mm




ジヴェルニー (Giverny) 村にて
モネ Monet は43歳で小さなジヴェルニー村に移り住み、池を掘り庭にさまざまな花を植えた。

このジヴェルニー村には、鉄道のヴェルノン駅からバスで行くが(本数は少ない)、驚いたことに午後にはジヴェルニー村からヴェルノン駅へのバスが運行していなかったのだ(多くの人は車で来るみたいで、誰に聞いてもバスの運行状況はわからなかった)。ジェジェ〜! 

でも、たまたま出会った村人にタクシーを呼んでいただいた----感謝。

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- Claude Monet’s House in Giverny

----- Olympus OM-D E-M5, MZD14-150mm


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- Claude Monet’s Garden in Giverny

----- Olympus OM-D E-M5, MZD14-150mm




フランスの田舎は美しい。そんなどこか長閑でどこか芸術的ともいえる空気感の中に身を置いてみると、日本でのバタバタとした毎日の生活がばからしく思えてきてしまいます。ところで、モネは日本通で、実際に、ジヴェルニーの彼の家の食堂の壁には、日本の浮世絵が沢山飾ってあって驚きました。

今回は時間がなかったので、南フランスのアビニョンにあるアンリ•ファーブルの家までは行くことはできませんでしたが(残念)、それは次回の楽しみにしたいと思っています。


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村のレストランで食べた鴨料理は絶品でした。
これで、フランス散歩は終了します。La Fin!
Nature Diary vol.8(31): #518
Date: May-30 (Thursday)/2013
Place: Giverny in France






by tyu-rinkazan | 2013-06-04 05:59 | Comments(12)

20130530 フランスの散歩道:パリの街角にて

Diary #517 :
フランスのパリを訪れるのは何年ぶりだろうか。今回はパリで開かれた国際学会での発表が目的の訪問だが、この時期は夜10時くらいまで明るいので、学会以外の時間は地下鉄でパリ市内をうろうろと徘徊した(家内の後を子犬のように付いて回っただけ)。とにかく、パリは街角を歩いているだけでも面白い街だ。

パリは珍しくもないような顔をして、
良も不良も新も旧も低いも高いも、
凡そ人間の範疇にあるものは同居させ、
必然な事物の自浄作用にあとはまかせる。
パリの魅力は人をつかむ。
人はパリで息がつける。


(高村光太郎、「パリ」より抜粋)


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パリの中心部のマドレーヌ寺院 Église de la Madeleine に面したホテルに滞在した。
周囲にはカフェが多く、昼も夜も賑やか(RX100夜景モードは秀逸)。

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- Café in Madeleine

----- Sony Cyber-shot RX100


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- Café in Madeleine

-----Olympus OM-D E-M5, MZD14-150mm



5月も終わりだというのに、朝晩は肌寒くて、コートやジャケットを身にまとい、人々が足早に過ぎてゆく。パリジャンやパリジェンヌの歩くスピードは、東京の路上を歩く人よりも速いと思う。

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- Parisien and Parisienne

----- Olympus OM-D E-M5, MZD14-150mm



セーヌ川 la Seine の流れは太く、濁り、留まることを知らない。
昔の王侯貴族たちはこの流れのほとりに豪勢な館を築いた。その栄華を橋桁に残した。

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-la Seine

----- Olympus OM-D E-M5, MZD14-150mm



パリの街角を歩くと、色々な光景に出くわす。
それは感傷的な場面だったり、不思議な光景だったり、面白い瞬間だったりする。

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-Impressive Moments on the Street of Paris

----- Olympus OM-D E-M5, MZD14-150mm



ブローニュの森 Bois de Boulogne
学会のセッションの間が2時間ほど空いたので、近く(歩いて数分)のブローニュの森をスーツ姿のままで散歩した。そこはパリ市内と思えないほど静かな森で、昆虫の姿こそ少なかったが、気持ちの良い散歩ができた。ところが、森の内部はとても広くて小道が迷路のように入り組んでいるので、案の定、道に迷ってしまった(散歩している人から道を聞いて何とか脱出)。

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-Bois de Boulogne

-----Sony RX100


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-Beetles

-----Olympus OM-D E-M5, M-ZD 14-42mm + Wcon P01


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-Speckled Wood

----- Olympus OM-D E-M5, Panasonic 300mm




初めてパリを訪れた時には、全てが目新しくてワクワクしたものだった。年が過ぎ、パリをまた訪問してみると、この街の人々の暮らしがもっと身近に見えてきて、またフランスという国の大きさが実感できるようになった。そんなことを考えると、年を重ねるのもまんざら悪くないな思う。

次回もフランスの写真をアップする予定です。

Nature Diary vol.8(30): #517
Date: May-29 (Wednesday)/2013
Place: Paris in France


by tyu-rinkazan | 2013-06-02 00:09 | Comments(8)