NATURE DIARY

tyurin.exblog.jp

<   2013年 08月 ( 8 )   > この月の画像一覧

20130825 夏の終わりの里山散歩:雨上りのクロヒカゲモドキ

Diary #542 :
日曜日。朝からの雨も昼過ぎにはあがったので、台場クヌギが点在する雑木林を散歩。
クヌギの幹の縦長の穴は癒着木の証かな?。

d0090322_712584.jpg
- Sawtooth oak (Quercus acutissima)

---- Olympus Stylus TG2 tough



盛夏にはカナブンやオオムラサキで賑わったクヌギ酒場も今は静か。
それでもクワガタのペアを見つけることができました。

初めはコクワガタかなと思っていたが、よく見るとスジクワガタでした。

d0090322_7132836.jpg
- Stag beetle

---- Canon EOS 60D + Sigma10mm + 外部ストロボ



林の中の小道を進むと、目的のクロヒカゲモドキが飛び出しました。
どうやら翅の形はオスのようです。

このチョウとの出会いは雨上りが多い------ように思う。

d0090322_7135955.jpg
- The Marginalis Treebrown

---- Canon EOS 7D + EF100mm Macro



さらにメスも飛び出しました。

さすがに8月も終わりなので、翅は色褪せ、傷も見て取れます。
しかし、クロモはクロモですね。

d0090322_7143638.jpg
d0090322_715420.jpg
- The Marginalis Treebrown

---- Canon EOS 7D + EF100mm Macro



Postscript :
里山の雑木林の減少とともにクロヒカゲモドキも少ない蝶になりました。僕の知る限りでもクロヒカゲモドキが好んで棲息するクヌギ混じりの雑木林は年々減少しているようです。人が便利さを求めれば自然の破壊は必至だし、人の生活と自然との完璧な共存なんて基本的にはかなり難しいと思いますが-----。僕はまだ日陰者(ヒカゲチョウの仲間が好きな人のこと)の域に達していませんが、このチョウの何とも言えない曲者的な雰囲気はとても好きです。雑木林の曲者たちの行く末が心配ですね。


Nature Diary vol.8(53): #542
Date: August-25 ( Sunday) /2013
Place: Yamanashi





by tyu-rinkazan | 2013-08-30 08:03 | Comments(6)

20130824 夏の終わりに:キマダラモドキなど

Diary #540 :
満開のソバ(蕎麦)畑。
白いソバの花絨毯とアカタテハ

ウーム、「蕎麦好き」を自認し、かつて自分で蕎麦まで打っていた虫林は、ソバの花を見ると自然にソワソワ、ワクワクしてしまいます。このソバ畑の花を見る限りでは、今年は甘くて薫り高い新蕎麦が期待できます。11月頃に、国産そば粉で蕎麦を打つ蕎麦屋(なかなか無い)に行くのが楽しみになりました。

d0090322_4565767.jpg
d0090322_4572192.jpg
- Buckwheat (Soba) field

---- Olympus Stylus TG2 tough, Canon EOS 7D + Sigma150mm Macro



立ち寄った場所で、足元から薄茶色のチョウが飛び立ちました。しばらく飛んだ後に葉上に静止したので覗いてみると、翅裏にステンドグラスのような格子模様---- キマダラモドキ ( The Pseudo-Labyrinth )

このチョウとの出会いはいつも突然だ。

d0090322_5104938.jpg
- The Pseudo-Labyrinth

---- Olympus Stylus TG2 tough + Gyorome8



すでに夏も終わりの時期なのに、キマダラモドキはまだ新鮮なメスでした。
チョウは一般的にオスの方がきれいだが、 いくつかの種ではメスのほうが派手で美しい。

キマダラモドキもメスが美しいチョウですね

d0090322_5132544.jpg
- The Pseudo-Labyrinth

---- Canon EOS 7D + Sigma150mm Macro



道路脇の花壇の花に ミヤマカラスアゲハ♂ ( The Maackii Peacock )が訪れていた。
車が通り過ぎるたびに、驚いて飛び去るけど、またすぐに戻ってきました。

黒系アゲハの撮影では、通常の露出優先モードで撮影すると、翅先がぶれてしまうことが多いと思います。ですので、絞りのf値を下げたうえ、さらにISO感度を800くらいまで上げて、早いシャッター速度で撮影するようにしています。でも、今回は一つの花での吸蜜時間が極端に少なくて、撮影は容易ではありませんでした。

d0090322_833867.jpg
d0090322_5155681.jpg
- The Maackii Peacock

---- Canon EOS 7D + Sigma150mm Macro



倒木に大きなサルノコシカケを見つけました(この名前はユーモアがあって好きです)。
みると、黒地にオレンジの紋の甲虫が何頭もついていました。

初めはエリトラ(鞘翅)の色彩から「オオキノコムシの仲間」かなと思いましたが、帰宅して甲虫図鑑で検索してみると、どうやら「ゴミムシダマシの仲間」の オオモンキゴミムシダマシ ( Diaperis niponensis ) のようです。色彩からすると、キノコムシやシデムシに擬態しているようにみえますね。

昆虫の色彩には色々な意味が含まれているようですね。

d0090322_5171868.jpg
d0090322_5174014.jpg
- Diaperis niponensis

---- Olympus Stylus TG2 tough +Gyorome8



地面を見てみると赤紫色の オオセンチコガネ ( Geotrupes auratus auratus ) が静止していました。
さっそく、TG=2に魚露目を付けて「虫の目撮影」。

魚露目による近接撮影では、その極端な被写界深度の深さと超広い視野のために、通常のレンズで撮影するよりも周囲の情報をより多く含むという特徴があります。さらに被写体はデフォルメされます。したがって、魚露目というレンズは、写真に多くのストーリー性を盛り込むことを可能にしてくれるレンズのように思います。

d0090322_5233719.jpg
- Geotrupes auratus auratus

---- Olympus Stylus TG2 tough



秋の七草のひとつオミナエシ(女郎花)の黄色い花に交尾した ニトベハラボソツリアブ ( Systropus nitobei )を見つけました。このアブは細長くて後ろ足が長いユニークな形をしています。

器用にも交尾飛翔したままで吸蜜していました。

d0090322_519356.jpg
- Systropus nitobei

---- Olympus Stylus TG2 tough



<へぼ(蜂)追い>
蜂を追って巣を見つけてハチの子などを採ることを「へぼ追い」といいます。
北部の雑木林で、この「へぼ追い」を見ることができました。

まず、棒の先にエビの生肉などを付けて、蜂の飛来を待ちます(下の写真の1枚目の○囲み)。
訪れたスズメバチに白い目印を付けます(下の写真の2枚目)。
そこから飛び去って巣に戻る蜂を仲間が追跡して、巣を見つけます(下の写真の3枚目)。

このへぼ追いは洞察力と経験が大事のようです。

まず第一に蜂を追いやすい開けた場所に設置する必要があります。さらに蜂につける白い目印が小さすぎるとハチを見失う可能性が高くなり、大き過ぎるとハチがエサの運搬をあきらめてしまうことになり、目印の大きさの調節には経験が必要のようです。今回お会いした方はとても上手そうでした。

d0090322_5193535.jpg
- Hornet chase




Postscript :

本日は曇っていて気温も低かったので、最初にシルビアシジミの河原に行きました。そこで kontyさん(蝶超天国) とお会いし、その後の撮影をご一緒いたしました。残念ながら、目的としたシルビアシジミは食草が夏枯れしているようで見つけることができませんでしたが、車で移動しながらのその後の撮影では、kontyさんからいろいろと楽しいお話しお聞きすることができました。また、いつかご一緒しましょう。

今回、もっとも興味を持ったのは「へぼ追い」でした。携帯電話で仲間たちと連絡をとっていたオジサンが「巣を見つけたよ」と嬉しそうに、そして少し自慢気に言った時の笑顔がとても印象的でした。へぼ(蜂)追いは古くから伝わる伝統的な山遊びの一つなのですね。こんな遊びは日本以外では無いでしょう。是非とも「国の文化財?」として登録してほしいものですね。





Nature Diary vol.8(51): #540
Date: August-24 ( Saturday) /2013
Place: Yamanashi




by tyu-rinkazan | 2013-08-25 05:38 | Comments(12)

20130811 夏の終わりの虫たち:ミカドミンミンゼミなど

Diary #539 :
今年はいつまでも暑い。
ゆく夏を惜しんで、この暑さを楽しもうと外に出てみるのだけど----ウーム、やはり暑い。
今年の夏の写真を少しお見せしたい。

夏の終わりのヒマワリ(ドラマティックトーン)

d0090322_22391956.jpg
- Sunflower

---- Olympus Stylus TG2 tough



今年も甲府盆地ではミカドミンミン(ミンミンゼミの緑化型)。
この公園では普通型よりも緑化型の方が多いようです。

d0090322_22394493.jpg
- Hyalessa maculaticollis

----Canon EOS 7D, EF100mm Macro


d0090322_22401993.jpg
- Hyalessa maculaticollis

---- Olympus Stylus TG2 tough



テングアワフキ
見るからに天狗。

d0090322_2241061.jpg
d0090322_22412244.jpg
- Philagra albinotata

----Olympus Stylus TG2 tough



フジアザミの葉に大きなオオゴボウゾウムシ・

d0090322_22424030.jpg
- Larinus meteagris

---- Olympus Stylus TG2 tough



少し標高を上げてみると、針葉樹の伐採木にシラフヒゲナガカミキリ。
下の写真の上は魚露目8併用、下はスーパーマクロ

d0090322_22432183.jpg
d0090322_22434116.jpg
- Monochamus (Monochamus) nitens

---- Olympus Stylus TG2 tough



Nature Diary vol.8(51): #539
Date: August-11 ( Sunday) /2013
Place: Kofu in Yamanashi




by tyu-rinkazan | 2013-08-21 22:46 | Comments(2)

20130817 福島県の浜辺にて:ヒョウタンゴミムシなど

Diary #538 :
今週末(土日)は、ある講習会で話しを頼まれ福島県いわき市に出張。

土曜日午後に小名浜のホテルに到着。夕食までの数時間を近くの小浜(おばま)海岸を散歩しました(Obamaとはどこかで聞いた名前ですね)。虫林が住む山梨県の甲府市では、今年はかつて無いほどの猛暑(気温40度越え)でしたが、ここはそれに比べるとさすがに涼しくて、浜を吹きぬける風もとても心地よく感じました。


2年前の大震災と津波.
それまで、夏になると海の家が並び、人々で賑わっていた小浜海水浴場。
今は人影もありません。

浜辺にお盆の「精霊船」が打ち上げられていました。

d0090322_22424390.jpg
- Obama beech

----Olympus OM-D EM-5, Panasonic Lumix G 8mm



今でも津波の爪痕が所々にありありと残っていました。

崩壊した漁港、コンクリートの基礎だけが残った民家。
雑草とともにあでやかな花を咲かしたヒマワリがなぜか悲しくみえました。

d0090322_22431291.jpg
d0090322_22433286.jpg
- Sunflower

---- Olympus OM-D EM-5, MZD60mm Macro



夏休みだというのに閉鎖されて人影が無い海水浴場には赤いハマナスの実。

d0090322_2243567.jpg
- Ramanas rose

---- Olympus OM-D EM-5, MZD60mm Macro



この海水浴場の砂は、暗色というよりは白っぽい褐色で、どちらかといえばさらさらとしています。
これまで見てきた浜辺の中でもかなりきれいな部類に入ると思います(砂浜評論家?)。

砂浜に打ち上げられた海草を足で蹴飛ばしてみました。すると、夥しい数のヒメハマトビムシやハマベハサミムシとともに黒曜石のように黒く輝くヒョウタンゴミムシを見つけました。ヒョウタンゴミムシは近年急速に減少している甲虫です。ヒョウタンゴミムシは翅が癒着して飛ぶことができず、あまり日中には活動しないので、これまで見つけたのは数回にとどまります。この虫は浜辺の減少とともに急速に数を減らしているようです。

d0090322_2244206.jpg
- Scarites aterrimus Morawitz

---- Olympus OM-D EM-5, Panasonic Lumix G 8mm



大顎はまるでクワガタムシのようです(この虫を見た人はまずクワガタムシを思い起こすでしょう)。
この大顎でタオルに噛みつくとなかなか離しませんでした。

d0090322_22462851.jpg
d0090322_22464637.jpg
- Scarites aterrimus

----Olympus OM-D EM-5, MZD60mm Macro



この浜では、時折ヒメアカタテハが訪れ、青がのったヤマトシジミも見ることができました。
人間さまだけでなく昆虫たち自然界の復旧作業も気になりますね。

d0090322_22475549.jpg
d0090322_22481999.jpg
- Butterflies

---- Olympus OM-D EM-5, MZD60mm Macro



Postscript :
かつて人々の歓声や笑い声で満ちていた小浜の海水浴場、
魚の水揚げで活気に満ちていた小浜魚港。
今では人影も無く深閑としています。

すでに震災から2年以上が経過しましたが、完全復興までの道のりはまだ遠い。
日本の価値が問われています。

Nature Diary vol.8(51): #538
Date: August-17( Saturday) /2013
Place: Fukushima




by tyu-rinkazan | 2013-08-19 22:54 | Comments(4)

20130811 南アルプスの散歩道:マッチ棒のようなホソツツリンゴカミキリ

Diary #537 :
週末(11日)は「ウォーリーを探せ」ではなく「ホソツツリンゴカミキリを探せ」。
下界の暑さから逃げて、南アルプスの涼しい河原を一人で探索しました。

d0090322_7164145.jpg
- Habitat of Oberea nigriventris in Southerb Alps

---- Olympus Stylus TG2 tough



林道の脇でホソツツリンゴカミキリの食草であるイケマの群落を発見。

みると、蔓にカミキリらしき食痕がありました (下の写真の右下)。
もしかして、ホソツツリンゴカミキリのものかも?

d0090322_7171352.jpg
- Feeding grass (Ikema, Cynanchum caudatum) of Oberea nigriventris

----Olympus Stylus TG2 tough



食痕があったイケマに、突然、何とも細いカミキリムシが飛来しました。
ビンゴ!
目的のホソツツリンゴカミキリでした。

ホソツツリンゴカミキリは敏感でよく飛びまわります。
とにかく細いので、飛翔しているとすぐに見失ってしまいます。

d0090322_7174265.jpg
- Incoming of Oberea nigriventris

----Canon EOS 7D, EF100mm Macro



このカミキリは、静止するとすぐにツルや葉の裏に隠れました。

イケマの群落は地面を這っているので、葉裏などに静止されると、地面に這いつくばって撮影するしかありません。いい年の大人が,服が汚れることなど気にせずに、地面に這って撮影している姿は少し恥ずかしくもありますが、まあ、見ているのは猿か熊くらいでしょう。

d0090322_7181883.jpg
d0090322_7183752.jpg
- Oberea nigriventris

---- Canon EOS 7D, EF100mm Macro



近づいて見るとツルの表面を後食していました。

このカミキリの食痕は螺旋状につくといわれていますが、細いツルでは必ずしも螺旋状ではなくて直線状に食べているのに見えました。

d0090322_7192484.jpg
d0090322_7194778.jpg
- Feeding bihaviour of Oberea nigriventris

----
Canon EOS 7D, EF100mm Macro


同じ場面を通常のキャノンの一眼と100mmマクロレンズ(下の写真上)、オリンパス TG-2 のスーパーマクロ(下の写真中)、オリンパス TG-2に Gyorome8(下の写真の下)でそれぞれ撮影してみました。被写体が同じでも、カメラやレンズによってずいぶんと違う雰囲気になります。

d0090322_7212175.jpg
d0090322_7214768.jpg
d0090322_722911.jpg
- Gyorome image (lower) of Oberea nigriventris

----
Olympus Stylus TG2 tough (upper: supermacro, lower: gyorome8)


このカミキリを真上から撮影すると、この個体は前胸背までが黒化しています。

d0090322_7224457.jpg
- Blackend type of Oberea nigriventris

---- Olympus Stylus TG2 tough



前胸背が赤い通常型も見ることができました。
細い体に頭と胸だけが赤くて、まるで「マッチ棒」みたいです。

d0090322_7231381.jpg
d0090322_7234023.jpg
- Common type of Oberea nigriventris being like a matchstick

---- Canon EOS 7D, EF100mm Macro, GR-D IV, ストロボ(+)




Postscript :

ホソツツリンゴカミキリは、以前からその姿を撮影してみたいと思っていた昆虫の一つです。今回、やっとその姿を写真におさめることができました。なんとなく、夏休みの宿題が一つ終わったような気分です(まだまだ別の宿題はあるけどね-----)。

今回、この南アルプスでの探索前に秩父山系の森も訪れました。そこで驚いたのは、林床一面にイケマの群落がひろがっていたことです。イケマはシナンコトキシンとかいう毒を含むために鹿たちは食べないといわれています。そのため、林床の下草が鹿によって食べられた後にはイケマだけが残って増殖したのかもしれません。

d0090322_7241084.jpg

-

----

鹿による食害とそれに伴う動植物相の変化の深刻さを目の当たりにしたように思いました。


Nature Diary vol.8(50): #537
Date: August-11 ( Sunday) /2013
Place: Southern Alps in Yamanashi




by tyu-rinkazan | 2013-08-14 07:31 | Comments(8)

20130808 南アルプスの峪にて:ベニヒカゲなど

Diary #536 : 遥かけく南アルプスの峪----今年も訪れた。

頂上に通じる峪の斜面にはスゲが地図状の草付きとなって繁茂し、グンナイフウロやタカネナデシコ、タカネニガナなどとともにキオン、マルバダケブキなどの大型の黄色い花がガレた風景に色を添えていました。

d0090322_2347859.jpg
------The valley in southern alps

---------- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01



谿の草付きのあちらこちらで、草の間を低く縫うようにベニヒカゲ The Japanese Argus が飛んでいましたが、飛んでいる時間が圧倒的に多くて、なかなかゆっくりと撮影できませでした。でも、しばらく観察していると、彼らが吸蜜に立ち寄る花はが限られていることに気づきました。そんな花の前で待っていると、あまり苦労せずに近接撮影ができました。(下の写真は2枚がオリンパスOM-5、3枚目がオリンパスTG-2で撮影)

d0090322_23473418.jpg
d0090322_23475427.jpg
d0090322_23481332.jpg
------ The Japanese Argus in the background of the valley

---------- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01, Olympus Stylus TG2 tough



ベニヒカゲの分布は非連続性で、地域や山によってその斑紋が少しずつ異なるといわれています。

南アルプスの個体は前後翅表面の橙色帯が、他地域の個体に比較して広く発達していて、眼状紋は比較的小さいという特徴があるようです。そのため、開翅したときにとても明るく見え、あでやかな印象を持ちます。僕はこれまであまり気にしてきませんでしたが、紋の地域的な変異は興味あサブジェクトで、それを意識しながら色々な地域や山を訪れるのも面白いなと思います。

d0090322_23483891.jpg
d0090322_2349245.jpg
------The Japanese Argus of the Southern Alps

---------- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01



メスの背面の紋が黄色い個体。
ここの♀は白色型と黄色型のどちら見ますが、白色型の方が多いようです。

d0090322_23505228.jpg
------ A female of the Japanese Argus with yellow band

---------- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01



僕の汗が付いた撮影機材や体にも静止しました。

d0090322_23513360.jpg
d0090322_2352591.jpg
------A male of the Japanese Argus feeding sweat from my camera band

---------- Wcon P01, Olympus Stylus TG2 tough



バスの時間に間に合うように急いで林道を戻りました。
途中、林道わきの岩壁やコンクリートの壁に何度もツマジロウラジャノメの姿を見かけました。


d0090322_23524024.jpg
------ The White-tipped Woodland Brown

---------- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01



Postscript : 今回はオリンパスのEM-5とタフTG-2だけを使用しました。EM-5の交換レンズは標準14-42㎜ズームとマクロ60㎜のみです。EM-5のレンズはとても小さくて、ベストのポケット入るのが嬉しい。山登りを兼ねた撮影行では装備は軽いことがとても有難いと思います。

いつもの年だとクモマベニヒカゲの姿も少なからず見ることができるのだが、今年はどういうわけか1頭のみしかその姿を見かけることができませんでした。すでに発生が終わってしまったのかそれとも何らかの理由で少なくなったのかわかりませんが不思議です。



Nature Diary vol.8(49): #536
Date: August-08 Thursday)/2013
Place: South Alps in Yamanashi




by tyu-rinkazan | 2013-08-09 23:53 | Comments(14)

20130806 雨の八ヶ岳散歩道:ベニヒカゲなど

Diary #535 :
夏季休暇の八ヶ岳散歩。

当初、天気予報では八ヶ岳は「曇り時々晴れ」だったが、登る間に雨が降り出してしまった。止みそうもないので、ポンチョをかぶっての散歩。僕のポンチョはゴアテックス製なので軽くて蒸れない。

稜線のお花畑に咲く花たちも良いけれど、トレイルの岩場にひっそりと咲く小さな花も良い。
風に揺れる風鈴「イワシャジン」と山の香草「イブキジャコウソウ」。

d0090322_2291488.jpg
d0090322_2294491.jpg
- Alpine flowers

---- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01, Canon EOS 7D, EF100mm Macro



ベニヒカゲの撮影は半分あきらめながら歩いた。
見ると、草付きのスゲ類の葉上に点々とベニヒカゲの姿があった。

d0090322_22102713.jpg
- The Japanese Argus

---- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01



ベニヒカゲは集まって日光浴する性質があるようだ。

下の写真はワン(シンシア?)、ツー(ザ・ピーナッツ?)、スリー(キャンディーズ?)だね。
このたとえから年が知れる。

d0090322_2211448.jpg
d0090322_22113238.jpg
d0090322_22115410.jpg
- The Japanese Argus

---- Canon EOS 7D +EF100mm Macro



ベニヒカゲをアップで撮影。

TG-2のスーパーマクロ機構は使える。
ズーム全域で寄れるところがすごい。

それにしてもベニヒカゲをアップするとまるで「ヒゲの爺さん」だね。

d0090322_22124074.jpg
- The Japanese Argus

---- Canon EOS 7D +EF100mm Macro, Olympus Stylus TG2 tough + Gyorome8


d0090322_2213896.jpg
- A female of the Japanese Argus

---- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01



少し明るくなるとベニヒカゲたちが飛び始めた。

d0090322_22133558.jpg
- The Japanese Argus

----Canon EOS 7D + Sigma 10mm fisheye




朱赤色のつややかな、やや大きめのハムシ発見。
アカクビナガハムシ.だ。

TG-2のスーパーマクロで撮影。

d0090322_2214410.jpg
d0090322_22143364.jpg
- Lilioceris subpolita

---- Olympus Stylus TG2 tough





Postscript :
せっかく夏休みをとっての八ヶ岳行だったのだが雨が降ってしまいました。虫林は「泣く子と雨には勝てない」ないのです。それにしてもこのコースは7年ぶりになるのですが、以前はA鉱泉の小屋の周りにたくさん咲いていたマルバダケブキなどの花は一切見ることができず、ベニヒカゲもあまりみませんでした。発生初期でベニヒカゲの数も少ないようでしたが-----。次回は南アルプスを散歩することにしよう。


Nature Diary vol.8(48): #535
Date: August-06 Tuesday)/2013
Place: Yatsugatake




by tyu-rinkazan | 2013-08-07 22:18 | Comments(6)

20130803 秩父の山の散歩道:虫林、森で迷う

≪Thanks! GPS≫
久しぶりに身の危険をおぼえた。
秩父山中の深いシラビソの森の中で迷ってしまったのだ。

これまで、方向感覚には少しは自信があったのだが、いざという時には、人間(とくに虫林)の感覚なんてまったくいい加減で当てにならないものだ。幸い、背中のザックの中にあるGPS (Oregon 450TC) を思い出し、とにかく画面の矢印の進行方向を入り口に合わせて、苔むした岩と倒木がゴロゴロしている薄暗い森の中をひたすら進んだ(時々、半信半疑になったけどね----)。結果、GPSの御陰で何とか入り口の駐車場にたどり着くことができた-----これからは「GPS様」と呼ぶことにしよう。

下の写真は瑞牆山の姿。
ちなみに迷ったのは(近いけれど)この山ではない----念のため。

d0090322_21435365.jpg
d0090322_21443048.jpg
-GPS (Global positioning system, Oregon 450TC, Garmin Co. Ltd., US)

---- Olympus Stylus TG2 tough


*********************************************************************************************************************************


Diary #534 :
土曜日はタカネヒメハナカミキリ(Pidonia tsukamotoi)という亜高山性のハナカミキリを探して秩父山系を訪れたが、前述したように森の中で迷って四苦八苦したあげく、目的のtsukamotoiも見つけることができなかった。まあ、昆虫はあっさりと見つからない方が面白いと思う-----負け惜しみかい?来年にリベンジかな。


帰路の途中で、ヒヨドリバナの群落にアサギマダラが十数頭集まっていた。

このチョウは優雅に見えるが、秋になると南に向かって集団で「渡り」をすることが良く知られている。本格的な「渡り」シーズンまで、少し間があるようだが、そろそろ秋に備えて集まっているのかもしれないな。

d0090322_21461993.jpg
d0090322_21472069.jpg
- The Chestnut Tiger

---- Canon EOS 7D, EF100mm Macro



魚露目で撮影。
アサギマダラは複眼まで白黒の網目模様なんだ。

d0090322_21481652.jpg
d0090322_714421.jpg
- The Chestnut Tiger

----Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01, Olympus Stylus TG2 tough + Gyorome8




道路の脇でキノコを発見。
なかなかすらっとして恰好が良い。

この写真では普通のキノコのようにしか見えない。

d0090322_21501528.jpg
- Mushroom

---- Canon EOS 7D +EF100mm Macro, Olympus Stylus TG2 tough + Gyorome8



実は、このキノコは驚くほど大きくて背が高い。
スケールにペプシNEX 350ミリリットル缶(高さ115㎜)を下に置いてみた.
高さは優に30㎝を越えているのがわかる。

調べてみると、このキノコはハラタケ科の仲間で、「カラカサタケ Macrolepiota procera」というらしい。おなじみの「マッシュルーム」と同じ仲間なので、食べると中々美味とのことだ。何よりも大きいので食べ甲斐がありそうだ。次回に見つけた時は食べてみようかな--------家人はきっと拒否するかもね。

d0090322_7203647.jpg
- Remarkable height of the mushroom

---- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01




Postscript :
今回は不用意に森の中に踏み込み、恥ずかしながら迷ってしまいました----反省。考えてみれば、山の中の登山道は、本当に細い線でしかないので、迷ってしまえばそこに戻るのは至難の業と言えます。図らずも、 GPS の有難さを自らの身をもって知ってしまいました。単独撮影行では危機管理が大事ですね。ちなみに、iPadなどで使用するGPSアプリの多くはネット環境が必要なので、ネットが使用できない山の中では役に立ちません。

帰る途中でオートバイに乗った方から声をかけられました。ヘルメットをかぶっていたので初めはどなたかわかりませんでしたが、みると、最近フィールドで知り合った甲府市在住のMさんでした。彼はこれまでもっぱらバスと自転車で散策されていましたが、最近、オートバイを購入されてとても嬉しそうでした。これからの活躍が楽しみです。


Nature Diary vol.8(47): #534
Date: August-03 (Saturday)/2013
Place: Yamanashi




by tyu-rinkazan | 2013-08-04 22:00 | Comments(14)