NATURE DIARY

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20130928 県南の散歩道:彼岸花とナガサキアゲハ

Diary #548 :

オリンパス社の発表した新製品ロードマップでは、フォーサーズ規格をやめてマイクロフォーサーズ(ミラーレス)規格のカメラだけで行くことになった。新しいフォーサーズ規格のフラッグシップ機の登場を期待していた僕には少し残念な発表だったけど、これは社運をかけた企業判断によるものだから仕方がない。そこで、今回のフィールド散歩には オリンパス最後のフォーサーズ一眼レフ E-5
をしばらくぶりで使用してみることにした。



土曜日は秋晴れになったので、県南部まで足を延ばした。
オリンパスブルーの空の下、彼岸花の燃えるような赤が土手を彩る。

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- A landscape of south countryside with red spider lily

---- Olympus E-5, ZD ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD



彼岸花(曼珠沙華)はアルカイド系の毒を持つので、動物除けや虫除けを目的として植えられる。つまり「虫も好かないような花」なのだが、どういうわけかアゲハの仲間は好んでこの花に吸蜜に訪れる。

この土手の彼岸花群落にも、ナガサキアゲハ、モンキアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ が三々五々に訪花していた。最も多かったのはナガサキアゲハで、このチョウは県南部では今や普通に見ることができる。温暖化の影響かどうかについてはよくわからないが、少なくとも昆虫相からは南国化が進んでいると思う。

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- A female of the Great Mormon sucking nectar from red spider lily

---- Olympus E-5, ZD ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD


ナガサキアゲハのメスは、南国で見かける白紋が大きくて白化した個体も混在している。
こんな個体をみると南国にいるような感覚に陥ってしまう。

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- A whitish female of the Great Mormon

---- Olympus E-5, ZD ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD



キバナコスモスの花にヒメアカタテハが訪れていた。
少し高い土手の上の群落だったので、背景に広がりができた。

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- The Painted Lady

---- Olympus Stylus TG2 tough + Gyorome8



Postscript :
オリンパスE-5はフォーサーズ最後の一眼レフ(ミラーレスは一眼だが一眼レフではない)になってしまいました。以前からオリンパス党だった僕には少し残念だが仕方がありません。

このカメラは、とにかく頑丈で、僕のフィールドでの荒い使用にもこれまでビクともしませんでした(多分、現行のデジ一眼レフで最も頑丈だと思う)。近年はオリンパス OM-D E-M5 を導入してから重い E-5 の出番はめっきりと減ってしまいましたが、今回、ZD12-60mm をつけて再び使ってみるとやはりフォーサーズは捨てがたい魅力があるなと思います。


Nature Diary vol.8(57): #548
Date: September-28 (Saturday) /2013
Place: Yamanashi





by tyu-rinkazan | 2013-09-29 17:23 | Comments(8)

20130922 秋の散歩道:ミヤマシジミとタニグチコブヤハズカミキリ

Diary #547 :
日曜日は知人のYさんと南アルプス山中に特別な野生蘭を見に行くことにしていたが、広河原へのバスがでる市営駐車場がひどく混んでいて、車をとめることができなかった。そこで、今回は蘭の撮影を諦め、南アルプス前衛の山でタニグチコブヤハズカミキリを探すことに計画を変更した。


高原の湿原で、倒れかけた柳の幹に大きくて綺麗なキノコbを見つけた。
この時期、色々な場所で色々なキノコに出会う。

子供の頃はキノコはあまり好きではなかったのですが、大人になると味覚が変わって好物になってしまった。しかし、フィールド散歩の途中で見つけたキノコを持ち帰っても、家内をはじめ家族はけっしてそれを口にしない。僕は家族にはまったく信用がないのだなと思う。

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- Mushroom

---- Olympus Stylus TG2 tough



途中、ミヤマシジミのポイントに立ち寄ってみた。
食草のコマツナギが繁茂する草地を歩いていくと、足元から明るいブルーのシジミチョウが飛び出した。

ミヤマシジミだった。

蝶の撮影ポイントは一つ良いところを知るとあまり未知の場所へ行くことがなくなる。これではまずいと思うのだが、時間がないとどうしても既知の場所に足が向いてしまうのだ。甲府市内に住んでいるので、秋から冬のシーズンはもう少し新たな場所を探してみようと思う。

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- The Reverdin's Blue

---- Canon 7D + EF100mm F2.8L macro IS USM



ミヤマシジミ♂の青色は、日本の色表現だと「桔梗色」、英語表現では「indigo blue」。

実は青燐が発達した♀を期待したのだが、残念ながら見つけることができなかった。
下の写真のメスは通常よりも青燐が発達しているが、「青メス」と呼ぶには不十分だ。

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- The Reverdin's Blue

----Canon 7D + EF100mm F2.8L macro IS USM



虫の目レンズの魚露目(Gyorome)を装着して、空が入るように下から撮影した。
広角写真の良し悪しは背景による場合が多い。
そこれにしてもこれだけ近づいても背景が鮮明に写るのは魚露目の特徴だね。

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- The Reverdin's Blue

---- Olympus Stylus TG2 tough + Gyorome8



ニラの花でウラギンスジヒョウモンのメスが吸蜜していた。

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- The Eastern Silverstripe

---- Olympus Stylus TG2 tough




タニグチコブヤハズカミキリを探して、南アルプス前衛の山を訪れた。

マルバダケブキの枯葉をめくっていくと、翅に2つ黒紋があるコブヤハズカミキリが出てきた。
キモ可愛いその姿を見ると、いつも僕の胸は高鳴る。

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- Mesechithistatus taniguchii

---- Olympus Stylus TG2 tough, Olympus Stylus TG2 tough + Gyorome8



このオスは黒紋がほかの個体より明らかに大きい。
これまで黒紋がこれほど大きなものに出会ったことはない。

まるで、テレビ番組の「世界の果てまでイッテQ!」 に出てくるイモト女史の眉毛みたいだ。

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- Mesechithistatus taniguchii

---- Canon 7D + EF100mm F2.8L macro IS USM, Olympus Stylus TG2 tough + Gyorome8



TG-2のスーパーマクロ機能でタニグチコブヤハズカミキリのアップ。

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- Mesechithistatus taniguchii

---- Olympus Stylus TG2 tough



Postscript :
昨日(土曜日)は筑波での研究会に出席してとんぼ返りしたので帰宅が遅くなった。日曜日はほとんど寝ないで、そのまま早朝に家を出た。若い頃はこのくらいの強行軍は何でもなかったが、今は体に少しこたえたようで、帰宅後は写真の整理もしないですぐに寝入ってしまった。これからは無理な計画をせずにもう少し余裕を持って散歩をしようと思う----本当かいな?

この時期、山を歩くと吹く風も涼しくてすこぶる気持ちが良い。
散歩には良い季節になってきた。



Nature Diary vol.8(56): #547
Date: September-22 (Sunday) /2013
Place: Yamanashi





by tyu-rinkazan | 2013-09-23 23:47 | Comments(10)

20130914 初秋の散歩道:ツマグロキチョウ夏型・秋型

【Mirror Image】

オリンパスのミラーレスカメラには「アートフィルター」なる機能が搭載されるている。コンデジのオリンパス・タフにも11種類もの「マジックフィルター」がある。僕自身はそういう人口的な処理にはあまり肯定的ではなかったが、せっかくの機能なのだからとタフのマジックフィルターを試してみた。すると、これがなかなか面白いのだ。「食わず嫌い」だったみたいです------まことに勝手な言い分。

下の写真は「ミラー」フィルターで、魚露目で撮影したただの草原を90度回転させたもの。
ただの草むらがまるで「万華鏡の中の世界」に変身した。いつか高山のお花畑で試して見たいと思います。

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- Kaleidoscope image

---- Olympus Stylus TG2 tough + Gyorome8 (ミラーイメージ)


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Diary #546 :

ツマグロキチョウのポイント。
翅の先が角張っているツマグロキチョウの姿-----秋型。

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- The Angulated Grass Yellow

---- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01 Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01



ツマグロキチョウは秋型が良い------とおもう。

僕のイメージでは、ツマグロキチョウは秋のチョウとして分類されている。秋型の全体的に厚ぼったくて角張った姿は、ユニークで良い。これらの変化は低気温に対するチョウの順応の表れなのだろうが、目の色まで変化してしまうのも凄いな。

夏型が水彩画だとすると秋型は油絵かな。

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- The Angulated Grass Yellow

---- Olympus OM-D E-M5+M-ZD 14-42mm + Wcon P01, Olympus Stylus TG2 tough



まだ夏型も残っていた。
今は夏型と春型が交錯する季節なのだ。

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- The Angulated Grass Yellow <

----Canon 7D + EF100mm F2.8L macro IS USM




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- Dragonfly

---- Olympus Stylus TG2 tough + Gyorome8



Postscript :
惑星分光観測衛星を搭載したイプシロンロケット試験機が内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた。マスコミは成功、成功と騒ぐけど、これにどんな意義があるのかわかりやすい説明がない。調べてみると、独自開発の固形燃料ロケットとはなかなか画期的なものらしい。これからの宇宙開発の未来が開けてきたようで嬉しい。関係者の皆さん、おめでとうございます。

そろそろ涼しくなってきた。
これから季節の彩が美しくなっていくのが楽しみだ。

Nature Diary vol.8(55): #546
Date: September-14 (Saturday) /2013
Place: Yamanashi





by tyu-rinkazan | 2013-09-15 11:41 | Comments(12)

20130908 韓国釜山の散歩道:アゲハチョウなど

【祝東京オリンピック開催決定】
韓国滞在中に2020年オリンピックの東京開催が決まった。思い起こせば、1964年の東京オリンピックでは、僕は大磯の選手村で国旗を揚げる手伝いをした。新幹線、東洋の魔女、円谷幸吉、アントンへーシング、ボブヘイズ、アベベビキラ、今ではみんなセピア色になってしまったが、その時の興奮は忘れない。次回の2020年東京オリンピックではどんな名場面が---楽しみだ。

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Diary #545 :
国際学会で、韓国の釜山を訪問。

釜山に夜遅く到着して、ホテルから浜に出ると高層ビル群の夜景。
この辺りは埋め立て地で、日本でいえばお台場といったところ。

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- Night View

----Sony Cyber-shot RX-100



浜の僅かな岩礁に釣り人の影。
砂浜にはカモメだけが群れていた。

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- Seashore

----Olympus OMD EM5, MZD 14-150mm



雨降る夕暮れの街角。

ホテルの近くの海雲台伝統市場。
キムチ、ジャージャー麺、ヌタウナギなど人々の生活。

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- Busan

----Olympus OMD EM5, MZD 14-150mm



タクシーで15分ほどに位置する森林公園を散歩。
アゲハチョウがサルスベリの花に飛来。

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- The Chinese Yellow Swallowtail

---- Olympus OMD EM5, MZD 14-150mm



ヤブガラシの花で吸蜜するカラスアゲハ♀。
関東辺りのものと少し違う。

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- The Bianor Peacock

---- Olympus OMD EM5, MZD 14-150mm



美しいオナガアゲハ♀。

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- The Long Tail Spangle

---- Olympus OMD EM5, MZD 14-150mm



ここでは多いウラナミジャノメ。

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- The Japanese Rings

---- Olympus OMD EM5, MZD 14-150mm



ヤマトシジミも飛んでいた。
海外ではすべてのチョウにカメラを向ける。

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- The Pale Grass Blue

---- Olympus OMD EM5, MZD 14-150mm



Postscript :
国際学会に出席するために韓国の釜山を訪れた。国同士の関係が微妙な時期だが、かの地の友人たちは変わらぬ笑顔で迎えてくれた。滞在中は雨が多くてなかなか散歩できなかったが、帰国する日の午前中だけホテル近くの森林公園を2時間ほど歩くことができた。釜山の植生は日本とあまり変わらず、チョウたちも日本との共通種ばかりで新鮮さは乏しかったが、それはそれで興味深く思えた。


Nature Diary vol.8(54): #545
Date: September-08 (Sunday) /2013
Place: Busan in Korea





by tyu-rinkazan | 2013-09-11 06:28 | その他・雑 | Comments(8)

20130831 エゴノキの怪虫:エゴヒゲナガゾウムシ

Diary #544 :

エゴヒゲナガゾウムシ (Exechesops leucopis)
その大いなる異形、
ユニークそしてフォトジェニック、
いつか出会ってみたい、
いつか撮影してみたい、
希求の甲虫だった。



何気なく見たエゴノキの実に小さな穴(矢印)-----もしや?。

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- Styrax japonica

---- Olympus OM-D EM-5 + MZD60mm Macro



褐色の小さな(6㎜くらい)甲虫を発見。
まさしくエゴヒゲナガゾウムシ。

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- A male of Exechesops leucopis

----Olympus Stylus TG2 tough



エゴヒゲナガゾウムシの♂

上部側面が突出してその先端に複眼。
複眼の下からでた長い触角と凸凹の鞘翅

なんという形なのだろうか。

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- A male of Exechesops leucopis

---- Up and middle: Olympus Stylus TG2 tough, Lower: Olympus Stylus TG2 tough + Gyorome8



このゾウムシは別名ウシズラヒゲナガゾウムシともいう。
頭部前面は扁平で白く、飛び出した部分が牛の角のようだ----まるでお面。

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- Front view: A male of Exechesops leucopis

---- Olympus Stylus TG2 tough



メスの頭部はウシズラというよりもウマズラか?

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- A female of Exechesops leucopis

---- Olympus Stylus TG2 tough



メスのいる実にオスがやってきた。
すぐにオスはメスと交尾。

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- Copulation of Exechesops leucopis

---- Olympus Stylus TG2 tough



メスが穴を空ける間オスはじっと見守る。
最後には穴の中に下半身を入れて産卵するメス。

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- Egglying of Exechesops leucopis

---- Olympus Stylus TG2 tough



Postscript :
今年の夏はホソツツリンゴカミキリとエゴヒゲナガゾウムシの撮影を宿題にしていた。ホソツツリンゴカミキリは幸いにして撮影できたが、一方、エゴヒゲナガゾウムシの方は予想に反して意外に難産してしまった。この虫の食樹のエゴノキは公園や雑木林に行けばいくらでもあるが、食痕がある実はこれまで見つけることができなかったのだ。今回、ツマグロキチョウの撮影で訪れた場所の何の変哲もないエゴノキで見つけることができたのは意外だった。来年はもう少し早くに訪れてゆっくり撮影してみようと思う。



Nature Diary vol.8(53): #544
Date: August-31 ( Saturday) /2013
Place: Fujinomiya-shi, Shizuoka





by tyu-rinkazan | 2013-09-02 23:51 | Comments(20)

20130831 晩夏の散歩道:ツマグロキチョウ夏型など

Diary #543 :
土曜日はツマグロキチョウの棲息地を散歩。
到着して辺りを歩いてみると、よく目立つ白いユリの花が点々と咲いていました。

このユリは タカサゴユリ (Lilium formosanum) という名前で、もともと台湾の固有種だったようです。そういえば、学名の formosanum とは台湾のことですね。毎年、1回はこの場所を訪れていますが、このユリを見たのは今回が初めてです。帰化植物というとアメリカセンダングサやオオアワダチソウを連想してしまいますが、タカサゴユリもこれからは夏から秋にかけての日本の風物詩になって行くのかも知れませんね。

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- Lilium formosanum

---- Canon EOS 7D + Sigma10mm



白い翅裏を点滅させながら飛ぶ ウラギンシジミ (Angled Sunbeam) をみつけました。このチョウは見るからに南方系の雰囲気があります。今年訪れたタイ王国では何度もこのチョウに出会いました。

下の写真の地面に静止した個体は翅が尖っていて「秋型」のようにみえます。
ツマグロキチョウもそうですが、この時期から秋型も少しずつ増えていくのでしょう。
(この個体は夏型と秋型の中間ぐらいとのご指摘----ダンダラさん有難うございます)

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- Angled Sunbeam

---- Canon EOS 7D + EF100mm Macro, Olympus Stylus TG2 tough



突然、中型のヒョウモンが目の前の葉に静止いました。
みると、 ウラギンスジヒョウモン (The Eastern Silverstrip) でした。

このチョウは最近減少が著しくて、岐阜県以西ではもはや見ることが珍しくなり、関東でも東京都や千葉県では絶滅してしまったようです。減少してしまった理由はよくわかりませんが、オオウラギンヒョウモンやヒョウモンモドキのようにならなければいいなと思います。

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- The Eastern Silverstripe

---- Canon EOS 7D + EF100mm Macro




夏型の ツマグロキチョウ (Spotless Grass Yellow)(以下ツマグロ)があちらこちらで飛んでいました。

花での吸蜜時間は数秒と短く、近寄ることもできない。
そこで、レンズを300㎜に換えて撮影した。

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- Nectar Sucking of the Spotless Grass Yellow

---- Canon EOS 7D + EF300mm



ツマグロの静止状態を撮影するためには、ツマグロが飛ぶ後ろを追跡しなければなりません。

8月も終わりとはいえ、日差しはまだ夏ですので、汗だくになってしまいます。かれらはふわふわと飛んでいるわりにはなかなか静止してくれず、堪え性の無い虫林には苦手です。

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- A spotless grass yellow resting under the leaf.

---- Olympus Stylus TG2 tough



産卵している雌蝶を撮影していたら雄チョウが飛来しました。
ツマグロキチョウの求愛行動を時系列で撮影。

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- Courtship behavior of Spotless Grass Yellow

---- Canon EOS 7D + EF300mm


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- Flying image of the Spotless Grass Yellow

---- Canon EOS 7D + Sigma10mm Fishye + 外部ストロボ



ツマグロキチョウの夏型はちょうど産卵期だったようで、しばしば食草のカワラケツメイの葉に特徴的な卵をみることができました。産卵は日向の葉よりも少し日陰の葉で行われることが多いようです。

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- Egg of Spotless Grass Yellow

---- Olympus Stylus TG2 tough



Postscript :
このところ、 オリンパス・タフ TG-2 というコンデジを使用しています。このコンデジはやや大きくて少し重いという印象で、画質はそこそこといったところです。でも、このコンデジに装着されているスーパーズーム機構は秀逸で、4倍はおろかデジタルズームを使用すれば8倍撮影まで可能というのですから、蝶の卵や小さな昆虫の撮影には良いように思います。また、昆虫写真家の海野和夫氏も言われているように、虫の目レンズ「魚露目8」との相性も素晴らしいです。

実はツマグロキチョウを撮影した場所の近くで、エゴヒゲナガゾウムシを見つけました。次回はこの小さくて異様な甲虫の記事を予定しています。



Nature Diary vol.8(52): #543
Date: August-31 ( Saturday) /2013
Place: Fujinomiya-shi, Shizuoka





by tyu-rinkazan | 2013-09-01 10:53 | Comments(6)