NATURE DIARY

tyurin.exblog.jp

<   2014年 05月 ( 7 )   > この月の画像一覧

20140524 北アルプスの散歩道:オレンジ(クモマツマキチョウ)が飛ぶ峪

クモマツマキチョウ(クモツキ)に初めて出会ったのは何年前になるだろうか。ホテイアツモリソウの花を見るために訪れた南アルプス前衛の山で、目的の花を見つけて撮影していた時に、オレンジ色の小さなシロチョウが目の前に突然舞い降りたのだ。その時の鮮烈な印象が今でも忘れられず、毎年この時期になると天気予報を気にしてソワソワ、ドキドキしてしまう。虫屋の魂百まで----関係ないか?

-------------------------------------------------------------------------------


DIARY #585 :

今週末は天気が良くて「クモツキ日和」。
土曜日はダンダラさん小畦川日記)と北アルプスの渓を訪れた。

クモツキオレンジが飛ぶ北アルプスの峪は広く明るい。

d0090322_18111065.jpg
---- Valley of North-Alps

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm




 吸蜜するクモマツマキチョウ(クモツキ)

Kmkurobeさん(安曇野の蝶と自然)に教えていただいたポイントに向かって歩いた。

林の中の細い山道でDaronさんと偶然に出会った。聞くところによるとクモツキの♀をすでに撮影されたとのこと。運の良いことに、Daronさんが撮影したクモツキ♀は、我々が行くのを待っていてくれたかのように葉の上に静止していた。

オレンジも良いがホワイトもね。


d0090322_1812176.jpg
d0090322_18124238.jpg
---- A female of Orange Tip

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm,Lumix G Fisheye 8mm




ダンダラさんが以前に撮影した場所に移動することにした。
フキノトウの花でオレンジ(クモツキ♂)が吸蜜。

以前に英国のクモツキも撮影したことがあるが(記事へジャンプ)、翅の紋や色彩が日本のものとは少しずつ異なる。僕の美的感覚(あてにはならないが----)からすると、日本の方が清楚で楚々とした佇まいで美しいと思うが------贔屓目かな?クモツキはヨーロッパでは平地にも生息するが、日本では高山蝶だ。

このクモツキは長い間吸蜜してくれたので、ゆっくりと撮影することができた。

d0090322_223949.jpg
d0090322_18131744.jpg
d0090322_18134552.jpg
---- A male of Orange Tip

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm



昼近くに食草のハタザオがある場所に移動した。

ここでは三々五々にハタザオの花を訪れては吸蜜してくれた。時々、スジグロシロチョウとのバトル飛翔も見ることができた。やはりクモツキの吸蜜は高嶺の花ハタザオが似合うね。

d0090322_2161712.jpg
---- A male of Orange Tip

---- Olympus OM-D E-M1, Borg 36ED



ここではBorg 36EDのレンズを試してみることにした。

このレンズは200mの望遠だが、非常に軽く、さらに簡単に分解することもできるので持ち運びにもとても楽だ。OM-Dとの組み合わせでは実質倍率が400ミリになるので、非力な虫林にはこのくらいの倍率が適していると思う。また、OM-Dではカメラ本体に「手ぶれ補正機能」があるのも良い。オートフォーカスやシボリも無い単純なレンズだが、これまでこのレンズの写りに関してのネガティブな噂を聞いたことがない。



スミレでの吸蜜。

d0090322_181440100.jpg
---- A male of Orange Tip by Borg 36ED

---- Olympus OM-D E-M1, Borg 36ED



ハタザオでの吸蜜。

これからこのレンズの出番が増えると思うが、難点はマニュアルフォーカスなので、フォーカシングに時間がかかるために一瞬のチャンスを逃すことだろうと思う。慣れるしかないね。

d0090322_18153624.jpg
d0090322_181643.jpg
d0090322_1818436.jpg
d0090322_18174335.jpg
d0090322_18182413.jpg
---- A male of Orange Tip by Borg 36ED

---- Olympus OM-D E-M1, Borg 36ED




<砂防堰堤での失敗>
実は、砂防堰堤の上から落ちそうになったのだ。砂防堰堤の高さは10メートルほどもあり(下の写真の堰堤の上にいるのはKendamarさん)、その上を歩いていた時に石に躓いたのだ。慌ててカメラを離して木につかまり難を間一髪で逃れたが、正直肝を冷やした。これまで、虫林のフィールド散歩では、多くのドジやヘマを繰り返してきたが、運が良くて大事に至らず済んできた。自身の反省のためにこの写真を掲載しておくことにする。
<カメラ落下>
虫林はキャノン一眼レフとともにオリンパスの E5, OM-Dを併用使用しているが、カメラの強度についてはオリンパスの方が断然優れている------と思っている。今回も8メートルの高さから落ちたにも関わらず、OM-Dは正常に機能してくれたのには助かった。

d0090322_18185819.jpg
---- Sand-control Dam

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm




Notes :

本日訪れた場所は初めてでしたので、勝手がわかりませんでした。kmkurobeさんから情報をいただきとても役に立ちました。ありがとうございました。また、現地では以前からの知人のDaronさんやKendamarさんともお会いし、撮影をご一緒することができました。また、その他にも名前はここで記しませんが、多くの撮影者の皆さんとお会いしてお話を聞くことができました、


同行したダンダラさん、お疲れ様でした。
楽しい一日でした。また、ご一緒しましょう。



Nature Diary vol.9 (25): #585 2014
Date: May-24 (Saturday)
Place: Nagano





by tyu-rinkazan | 2014-05-25 18:21 | Comments(22)

20140517 フジの花咲く散歩道:ヒゲナガオトシブミとヨコヤマトラカミキリ

<STAP細胞>
STAP細胞は生命科学界の大スキャンダルである。それにしても、小保方女史のド素人論文には困ったものである。でも、細胞初期化のメカニズムついては現在でもほとんどわかっていないのだから、小保方女史が「STAP細胞はありま~す」と言い張れば、それを否定するのは肯定するよりも困難かもしれない。ES細胞から作られた臓器は移植するのが難しいので(拒絶反応のため)、STAP細胞が実在すればいいなとは思うのだが-------。

----------------------------------------------------------------------------------------------


DIARY #584 :

初夏の候。
山の斜面を飾る薄紫色の山フジの花。

フジの属名の「ウイステリア(Wisteria)」は、アメリカの有名な解剖学者「キャスパー・ウイスター(Casper Wistar)」の名にちなむ。彼の名がついたウィスター研究所(Wistar Institute)は、狂犬病、風疹などに対するワクチンの開発を行い、乳癌、肺癌、前立腺癌と関連する遺伝子のクローニングやモノクローナル抗体を作ったことで有名だ。

d0090322_96577.jpg
---- Wisteria floribunda

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 60mm Macro




 ヒゲナガオトシブミ♂の戦いと♀の揺籃つくり

偶然、クロモジの葉にヒゲナガオトシブミを発見。
ヒゲナガオトシブミは形がユニークだ。

d0090322_97308.jpg
---- Paratrachelophorus longicornis

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 60mm Macro




ヒゲナガオトシブミはその名前のように触角が長い。でも、目が悪い虫林には、触角の長さなど肉眼で確認するのはちと苦しい。何よりも目立つのはキリンのような長い首。

ヒゲナガというよりもクビナガオトシブミの方がしっくりとくる--------。

d0090322_981955.jpg
d0090322_99718.jpg
---- Paratrachelophorus longicornis

---- Olympus Tough TG-2 + Gyorome8



オス同士が戦っていた。
お互いに伸び上るように激しく戦い、負けるとすごすご飛び去った。

d0090322_910423.jpg
---- Paratrachelophorus longicornis

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 60mm Macro



オトシブミが葉を綺麗に巻く様子を時系列で撮影できた。

葉は初めに真ん中で折られ、下から上に向けて綺麗にしっかりと巻いていく。
巻いているのは♀で、オスは途中で交尾。何頭ものオスが交尾するために集まった。
巻き終わる頃、オスは交尾を止める。
最後はメスが揺籃の根元を噛み切って落とす。

d0090322_9103466.jpg
d0090322_9114697.jpg
---- Paratrachelophorus longicornis

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 60mm Macro, Tough TG-2 + Gyorome 8




 稀なヨコヤマトラカミキリを偶然発見

オオバヤシャブシの枝でアリのようなトラカミキリ発見。
何と稀種ヨコヤマトラカミキリだった。
調べてみると、オオバヤシャブシは食樹の一つだった。

ヨコヤマはいそがしくオオバヤシャブシの枝を歩き回っていた。

d0090322_9111248.jpg
d0090322_912138.jpg
d0090322_9123497.jpg
---- The Small Luehdorfia

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 60mm Macro




Notes :

晴れると気温は25℃を越える夏日になり、昆虫たちも夏虫が多くなってきた。年々歳々、季節の移ろいは変わらない。目的も無く散歩して、フォトジェニックな昆虫たちに出会うと一日が楽しくなる。そろそろアカシジミなどのゼフィルスの季節になってきた。次の週末が楽しみだ。


Nature Diary vol.9 (24): #584 2014
Date: May-17 (Saturday)
Place: Kofu, Yamanashi





by tyu-rinkazan | 2014-05-21 09:12 | Comments(6)

20140517 渓流の散歩道:アオバセセリとハンノキカミキリ

DIARY #582 :

昨日は東京出張から遅く帰宅したので、朝は少しのんびりと起きた。

朝食後に外に出てみると、風が強く気温も低く感じる。でも、このところ25℃以上の夏日を記録しているので、日中にはかなり気温が上がるはずだ。フィールドもそろそろ緑が濃くなって、昆虫たちも夏の種類に変わりつつある-----わくわくする。こんなくっきりと晴れた日は、目的も定めずにとにかくフィールドに出てみよう。


青葉繁る小山の向こうに、まだ残雪を抱えた南アルプスの青い峰々。

d0090322_22562817.jpg
---- South-Alps

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 60mm Macro




 アオバセセリ

渓流に沿った林道。

みると、満開のウツギの花に一頭のアオバセセリが訪れていた。
アオバセセリは花から花へと落着きなく吸蜜を繰り返した。

d0090322_2257144.jpg
d0090322_22575085.jpg
---- The Indian Awlking

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 60mm Macro




 ハンノキカミキリ

ハンノキカミキリは比較的大きくて立派、そして色彩も美しいときている。

ルリボシカミキリの青も良いが、ハンノキカミキリの黒地に赤い縁取りの服は気品があって魅力的。とてもフォトジェニックだが、このカミキリは生木の葉を食べるので見つけにくい。名前のごとく、主なホストはハンノキだが、ここではオオバヤシャブシが食樹になっている。


探し始めてほどなく、ヤシャブシの葉上に静止するカミキリムシを見つけた。
ハンノキカミキリの♂だった(下の写真で虫の姿が認識できるかな?)。

d0090322_22585247.jpg
---- Cagosima sanguinolenta

---- Olympus OM-D E-M1, Lumix G 8mm FISHEYE




ハンノキカミキリは虫林が好むフトカミキリの仲間。
♂は体が細見で触角は♀よりも長い(下の写真の上が♂で下が♀)。
美男美女だね。

d0090322_22595040.jpg
d0090322_2302213.jpg
d0090322_2305641.jpg
d0090322_2313693.jpg
---- Cagosima sanguinolenta

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 60mm Macro, Tough TG2 + Gyorome8



気温が高いせいか動き回り飛翔する個体も認められた。
下の写真は枝を登って先端につき、飛び始める瞬間を狙って撮影した。
甲虫の場合は飛ぶ瞬間が蝶よりもわかりやすいことが多いのだ。

d0090322_2325541.jpg
---- Cagosima sanguinolenta

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 60mm Macro



オオバヤシャブシの葉には、ハンノキカミキリに後食された食痕。
まだ出始めのようで、後食された葉はまだ少ないようだ。
さらに、幹には羽化脱出口も認められた。
この大きさはハンノキカミキリに違いない。

d0090322_2335441.jpg
d0090322_234309.jpg
d0090322_2353561.jpg
---- Cagosima sanguinolenta

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 60mm Macro




Notes :

目的も定めずに渓流沿いの林道を歩いてみた。少し日陰のウツギの花で1頭だけではあるがアオバセセリを見ることができた。帰りにはオオバヤシャブシの多い林でハンノキカミキリを撮影した。

そろそろ緑も深くなり、初夏の昆虫たちもそろそろ出始めた。
フィールド散歩がこれからさらに楽しくなる。




Nature Diary vol.9 (23): #583 2014
Date: May-17 (Saturday)
Place: Kofu, Yamanashi





by tyu-rinkazan | 2014-05-18 23:06 | Comments(4)

20140510 八ヶ岳の散歩道:高所の新鮮なヒメギフチョウ

DIARY #582 :

<タンポポ>
タンポポの花はもっとも身近で庶民的な野花だ。故・伊丹十三の脚本・監督による「たんぽぽ」という映画をご存知かな。主人公の「たんぽぽ」いう名前の女主人が売れないラーメン屋を立て直す物語だ。つまり「たんぽぽ奮闘記」なのだ。タンポポを主人公に用いた伊丹十三氏はやはり鬼才だと思う。


原村の八ヶ岳に通じる道路わきに広がる水田の土手に咲くタンポポの群落。
ここのタンポポ群落見ると、この花の価値を再認識しなければならない。

d0090322_23285274.jpg
d0090322_23292547.jpg
d0090322_2330677.jpg
---- Dandelion

---- Olympus E-P5, MZD12-40mm




 高所のヒメギフチョウ

高所のヒメギフチョウを探して、八ヶ岳の山懐に深く入ってみた。
下界ではすでに初夏の新緑だが,このあたりはまだまだ早春だ。

d0090322_23314091.jpg
---- Mt. Yatsugatake

---- Olympus E-P5, MZD12-40mm




陽だまりで待っていると、大きなモミの木の上からヒメギフチョウが舞い降りた。
周りには花も少なく、ヒメギフチョウはまだ出始めのピンシャンだ。

d0090322_23321137.jpg
---- The Small Luehdorfia

---- Olympus E-P5, Lumix G 8mm Fisheye



今年、5月の連休に白馬村でヒメギフチョウのカタクリ吸蜜を撮影した。
でも、その時は数回シャッターをきっただけだったのだ。
ここにはカタクリの花はないが、ヒメギフチョウを落ち着いて撮影できる。

今回もBorg 36EDを用いた。
シボリもオートフォーカスも無いレンズだが、気楽に撮影するときは便利だ。

d0090322_23325231.jpg
d0090322_23332741.jpg
---- The Small Luehdorfia

---- Olympus OM-D E-M1, Borg 36ED



本日見たヒメギフチョウはどれもが新鮮で美しかった。
ここのヒメギフチョウは後翅表面の赤紋が少し発達する個体が混ざる。

d0090322_23341219.jpg
d0090322_23343846.jpg
---- The Small Luehdorfia

---- Olympus OM-D E-M1, Borg 36ED



ヒメギフチョウが青い色に興味を示すことは知っていた。
青緑色のシカ除けのネットに絡んだ。

d0090322_2335946.jpg
---- The Small Luehdorfia

---- Olympus OM-D E-M1, Borg 36ED




Notes :

本日は誰一人訪れることのない場所でのんびりとヒメギフチョウを追った。何とも贅沢な時間に思える。まだ食草のウスバサイシンは新葉をひろげていなかったので、ここでのヒメギフチョウの盛期はこれからなのだろう。本日は目的通りに何頭かの新鮮個体を撮影できたので、深追いせずに早々に山を下りた。

フィールドで昆虫たちを沢山撮影するのは良いのだが、帰宅後に写真を整理してブログをアップするまでに何時間もとられてしまう。もっと工夫して、この一連の作業を2時間以内に終わらせたいと願っている。



Nature Diary vol.9 (22): #582 2014
Date: May-10 (Saturday)
Place: Hara- Village, Nagano





by tyu-rinkazan | 2014-05-13 23:38 | Comments(8)

20140510 クヌギ林の散歩道:クロミドリシジミの幼虫探し

DIARY #581 :

今回は「クロミドリシジミ」の幼虫探し。

クロミドリシジミの幼虫は簡単に見つかるものと思っていたが、じつは昨年も一昨年も失敗に終わっている------ウーム、情けない。虫林にとっては「目の上のコブ」ならぬ「目の上のクロミドリシジミの幼虫」なのだ。今年こそはリベンジしたい------。

擬態しているクロミドリシジミの幼虫を探すというのは「ウォーリーを探せ」と同じ種類の行為で、いわゆる「視覚探索 (visual search)」だ。視覚探索の効率は、妨害刺激の数や性質に依存する-----などと論理的に考えても自然界での検索では役には立たないだろう。今回はアニマル浜口風に「気合だ! 気合だ! 気合だ~ ウ~」。



 クロミドリシジミの幼虫発見

クロミの幼虫は昼間に幹を降りる。

そこで、クヌギの樹幹を一本一本丁寧に見回った。
探し始めてから1時間以上が経過したが見つからない。
いったい何本のクヌギの木を見たのだろうか。

頭の中では「今回も----」というネガティブ思考回路が少しずつ回り始めていた。

d0090322_16322090.jpg
---- Sawtooth Oak

---- Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro,



とその時、横に張り出した太い枝に白っぽい幼虫の姿。
嬉しいことにゼフィルス特有のワラジ型をしている。

クロミの幼虫に間違いない!

d0090322_1633438.jpg
d0090322_16334485.jpg
---- A Caterpillar of the Copper Hairstreak

---- Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro, Lumix G Fisheye 8mm, Flash



さらに木を登ってくる別の幼虫も発見。
この幼虫もとてもうまく樹皮に擬態しているな。

d0090322_16342458.jpg
d0090322_1634597.jpg
---- Caterpillar of the Copper Hairstreak

---- Olympus OM-D E-M1, Lumix G Fisheye 8mm



幼虫の動きは意外に速く、どんどんと移動していく。
登ってきた幼虫と初めて見つけた幼虫がかなり接近したところで撮影。

d0090322_16354382.jpg
---- Two Caterpillars of the Copper Hairstreak

---- Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro



別のクヌギの木で樹皮の溝に体を入れて静止する個体も見つけた。

d0090322_1636147.jpg
---- Caterpillar of the Copper Hairstreak

---- Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro



d0090322_16364294.jpg
d0090322_1637746.jpg
d0090322_16374093.jpg
---- Caterpillar of the Copper Hairstreak

---- Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro, TG-2 + Gyorome8




Notes :

今回、クロミの幼虫をやっと撮影できて「目の上のたん瘤」もとれた。

昆虫を探すときによく経験することだが、初めの1頭を見つけるまでが一苦労。その後は不思議なくらいに簡単に発見できる。つまり、初めの1頭を見つけるまでは、「見えているのに見えていない」「見ているのに見ていない」ということなのだと思われる。これからは余裕をもって?クロミの幼虫を見ることができるのが嬉しい。




Nature Diary vol.9 (21): #581 2014
Date: May-10 (Saturday)
Place: Kofu, Yamanashi





by tyu-rinkazan | 2014-05-11 16:40 | ▣クロミドリシジミ | Comments(15)

20140505 青葉の散歩道:キバネツノトンボとネジロカミキリ

DIARY #580 :

連休の3日目。
いつものように朝の連ドラ「花子とアン」を家内と見る。

このドラマの主人公の村岡花子は山梨県の出身なので、ドラマの中では甲州弁がしばしば出てくる。とくに驚いた時の「テー!」やしっかりやれという意味の「こぴっとしろし」などは出てくるたびに笑ってしまう。山梨に移り住んでから20年を越えるが、日常的に甲州弁を聞くことがないので興味深い。



 新緑の候

新緑がまぶしい季節

満開のズミを見つけた。
ズミは別名エゾノコリンゴとも呼ばれる寒冷湿地を好む広葉樹。
実は酸っぱいので酢実と呼ばれている。
この花を見ると初夏。

d0090322_20233561.jpg
d0090322_2024158.jpg
---- Malus toringo

---- Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro




 草原のキバネツノトンボ

この時期、草原ではキバネツノトンボが多い。
キバネツノトンボはトンボではなくウスバカゲロウの仲間。
飛翔能力はウスバカゲロウよりも格段に高く、かなりの速度で飛び空中で小昆虫をキャッチできる。

虫林の住む甲府市では郊外に行けば比較的容易にその姿を見ることができるが、山梨県以外ではその数が減少していて、レッドデータによれば、東京都は絶滅種(?)、神奈川県、埼玉県、群馬県では絶滅危惧Ⅰ類、栃木県でも要注目種に指定されている。

d0090322_20251158.jpg
[#
d0090322_20284976.jpg
d0090322_2027038.jpg
d0090322_20295361.jpg
d0090322_20302218.jpg
d0090322_20311989.jpg
---- Ascalaphus ramburi

----Canon 7D, EF100 Macro, Olympus OM-D E-M1 MZD60mm Macro, Panasonic 8mm Fisheye




 タラの木のネジロカミキリ

お昼近くになって雨がぱらついてきたが、せっかくのフィールド散歩なので、タラの木につくネジロカミキリを見に行くことにした。ネジロカミキリは秋に羽化して越冬し、春のこの時期にタラの木で見ることが多い。タラの新芽をお土産にできるという利点も良いな。

これまで何度か撮影しているが、どこにでもいるという種ではないようだ。

d0090322_20315893.jpg
d0090322_20322384.jpg
d0090322_20325236.jpg
d0090322_20331916.jpg
d0090322_20335669.jpg
d0090322_20343096.jpg
d0090322_20351439.jpg
---- Pogonocherus seminiveus

---- Olympus OM-D E-M1 MZD60mm, Tough TG-2, Gyorome8




Notes :

本日は子供の日。甲府市近郊の里山では新緑が目に染みる。今日は雲が多かったが、時折日も照ってまずまずの天気だった。もうすぐ色々な昆虫たちが出現してきてフィールドは賑やかになるだろう。実は相変わらずスギカミキリを探したがやはり見ることができなかった。また、スギは来年に再挑戦することにしよう。どなたか山梨県での情報があれば教えていただきたいと思う。

連休はもう一日。



Nature Diary vol.9 (20): #580, 2014
Date: May-05 (Monday)
Place: Kofu, Hokuto, Yamanashi





by tyu-rinkazan | 2014-05-06 20:37 | Comments(6)

20140503 白馬の散歩道:ギフチョウとヒメギフチョウ

DIARY #579 :

5月の連休初日は白馬村。

というのも、蝶友のkmkurobeさんから「バンドの交尾撮影成功」という連絡が入ったからだ。「柳の下の2匹目のドジョウ」はいないのは重々承知なのだが、やはりバンドと交尾という刺激的な言葉にはわくわくしてしまう。この時期の白馬村は桜が満開でその景色だけでも見る価値はある。



 Reflection

早朝、中綱湖に差し掛かると。鏡のような湖面に満開のサクラが写っていた。
サクラの花のあでやかさや美しさが、湖面に映って増幅されているようにも見えた。

d0090322_21101657.jpg
d0090322_21103845.jpg
d0090322_2111743.jpg
---- Cherry Blossom on the Lake

---- Olympus Pen E-P5, MZD 14-42mm



この写真は逆さまでは無い。
水を張った田に映った白馬の山。

d0090322_21113943.jpg
---- Reflection

---- Olympus Pen E-P5, MZD 50-200mm



「ケーン」というキジの鳴き声。
そっと近づいてみると♂キジの姿。

♂キジは虫林に撮影されて恥ずかしいのか顔が赤い-----ウソ、繁殖期特有の変化。

d0090322_2112611.jpg
---- Japanese pheasant

---- Olympus OM-D E-M1 MZD 50-200mm




 ギフチョウ

陽だまりで待っていると、次々にギフチョウが飛来したが、気温が高すぎるためだろうかあまり静止してくれない。チョウの撮影ではよくあることだ。

何頭か日光浴したものを撮影できたが、バンドではなさそうだ。

d0090322_21123590.jpg
d0090322_21125867.jpg
---- The Luehdorfia

---- Olympus OM-D E-M1 MZD 50-200mm



飛翔撮影をすることにした。

シャッターのリスポンスはミラーレスでは一眼レフに比べて今一つだと思うが、少し工夫すればかなり撮影できるようだ。また、ミラーレスはレンズも含めて小型軽量なので飛翔撮影には向いている。

d0090322_21133630.jpg
d0090322_2114116.jpg
d0090322_21143221.jpg
d0090322_21145847.jpg
---- The Luehdorfia

---- Olympus Pen E-P5, Lumix G 8mm Fisheye




 ヒメギフチョウ

午後になってkmkurobeさんと合流して、ヒメギフチョウのポイントに移動。
今年はこれまでヒメギフチョウを撮影していなかった。

d0090322_21152251.jpg
---- The Small Luehdorfia

---- Olympus OM-D E-M1 MZD50-200mm




Notes :

残念ながらイエローバンドは撮影することができなかった。でも、イエローバンドではなくてもギフチョウはギフチョウで、そのタイガー紋をみるとやはり胸の高鳴りを禁じ得ない。この時期の白馬村は桜が満開で本当に綺麗だ。午後からはkmkurobeさんにカタクリが多いポイントをご案内いただいた。ギフチョウは1頭のみ確認できたにとどまったけどとても気持ちが良い場所でいつか散歩してみたい。

d0090322_2116730.jpg





Nature Diary vol.9 (19): #579, 2014
Date: May-29 (Saturday)
Place: Hakuba, Nagano





by tyu-rinkazan | 2014-05-04 21:25 | Comments(16)