NATURE DIARY

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20140628 みちのくひとり旅:陸中のキマダラルリツバメシジミ

<陸中のキマダラルリツバメ>
岩手県陸中地方はキマルリの北限。その棲息地は岩手県内でも交通が不便で隔絶された地域にある。以前に現地の人や詳しい人にそのポイントを尋ねてみたところ、「門外不出で教えることはできません」といわれてしまった。もっともなご意見だと思った。そこで、本種の記録がある地域を辿ってやっと数年前にその棲息を確認した。

しかし、これまで納得がいく写真は撮影できていない-----今回は?

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DIARY #592 :

毎年この時期に岩手県の盛岡市を訪れることを楽しみにしている。よく知っている古い友人から依頼された仕事(学生講義)が本来の目的だが、せっかくチョウの撮影に良い時期に盛岡まで行けるのだから、週末を利用してフィールド散歩もしたいと思っている。



東北新幹線で盛岡駅近くになると、いつも車窓から外に目を向ける。
そこには穏やかな感じの山並みと水量豊かな北上川。
それらに挟まれるようにビルが立ち並ぶ盛岡市街が見えてくる。

みちのく一人旅の始まりだ。

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---- Morioka city

---- Olympus E-PL6, 14-42mm




 キマダラルリツバメシジミ

ホテルに荷物を置いて、早速、レンタカーで陸中に向かった。

数年前にキマルリの棲息が確認できたクワやキリなどの古木が多い耕作地。
到着して早速見回ってみると、何と小さなチョウが飛び回っていた。
目を凝らしてその行方を見守っていると、やっと葉の上に静止してくれた。

そこには西日を受けたキマルリの姿があった。
誰もいない草地でガッツポーズ。

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---- A male of the Japanese Silverlines

---- Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro



陸中のキマルリはヒメジオンでは吸蜜しないという。

でも、近くにあるヒメジオンの群落を見回ってみた。
するとそこには可愛いキマルリの姿があった----やはりヒメジオンで吸蜜。

下の写真の2枚目は明らかにストローを出している。

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---- The Japanese Silverlines

---- Olympus E-P5, MZD12-40mm, OM-D E-M1 60mm Macro, 14-150mm



虫の目レンズのGyorome8でも撮影してみた。

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---- The Japanese Silverlines

---- Olympus TG-2, Gyorome8



陸中のキマルリは地色が白くて黒いすじが細く、一見あっさりした印象。
また、前翅裏面内縁の2条の黒条がギザギザになる傾向がある(日本産蝶類標準図鑑)。

下の写真はその特徴がよくでていると思う。

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---- The Japanese Silverlines

---- Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro



キマルリのオスは活動が激しいので、羽化後数日で翅が傷むといわれている。

今回は運が良いことにピンシャンの♂開翅が撮影できた。
下の写真はヒメジオンの花上で開翅。

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---- A male of the Japanese Silverlines

---- Olympus OM-D E-M1, MZD12-40mm



キマルリのオスの青色は角度によって怪しく光るようだ。
ファインダーでそれを見たときは良い年をして興奮を禁じ得なかった。

岩手県産は翅表の青色部が特に広い。
2枚目は黒点を越えて青色部がひろがっている------ウーム、明らかに広い。


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---- The Japanese Silverlines

---- Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro



鱗粉がわかるほどの近接撮影ができた。

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---- The Japanese Silverlines

---- Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro



新鮮なメスも現れてくれた。

あっさりとした色白美人ならぬ色白キマリン。
美しい個体だったが、シャッターを数回切った後に振られてしまった。

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---- The Japanese Silverlines

---- Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro




Notes :

家を出るとき、ジーパン、山用のベスト、長袖のシャツ、さらにはリュックと長竿、ご丁寧にサファリハットまでかぶっていた。元気に「行ってきま~す」とは言ってみたものの、さすがにこの恰好で仕事とは説得力が弱い。案の定、「いったい何しにいくの?」「ちゃんとした服はもっているの?」などと家内から釘をさされてしまった。すべて知ってるくせに-----感謝。あとで考えれば、荷物はあらかじめ宅急便でホテルに送っておけばよかったのだ。

陸中でキマルリを探索して以来、初めてまともの写真が撮影できた------涙。
北限のキマルリたちがいつまでも生き延びることを祈ってやまない。




Nature Diary vol.9 (32): #592, 2014
Date: June-28 (Saturday)
Place: Rikuchu District, Iwate





by tyu-rinkazan | 2014-06-30 18:42 | ▣キマダラルリツバメ | Comments(20)

20140622 梅雨空の下の散歩道:クロミドリシジと天牛

<甲州小梅>
山梨県はコリコリとした歯ごたえの「甲州小梅」が名産。梅林も多い。
この時期、梅の木の下には熟してオレンジ色になった実が多数敷き詰められていた。
梅の実を乾かしているのだろうか?
こんな梅から梅干しができたら美味しそうだな。

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---- Japanese Apricot (Ume)

---- Olympus OM-D E-P5, MZD12-40mm



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DIARY #591 :

日曜日は朝から雨。
梅雨の最中に天気が悪いと文句をいっても仕方がない。


 クロミドリシジミ

2週間前にDragonbutterさん(蝶と蜻蛉の撮影日記)とクロミドリシジミ撮影を約束。
しかし、前日の大雨のために中止。
今回、その再チャレンジを計画したが、なんとまたしても雨。
でも、今回は雨でも決行しよう。


クヌギの葉上にクロミのメスを見つけた。
みると、雨に直接当たらないように葉のひさしの下に静止していた。

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---- Copper Hairstreak

---- Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro




標高が少し高い場所にダイセンシジミを期待して移動。
ところがここでも新鮮なクロミが飛び出した。

LEDライトを使用したら、雨の中でも翅を開いてくれた。
新鮮で無傷のクロミ♂の翅表はやはり美しいと思う。
ところが、僕が撮影しようとしたら、翅を閉じてしまった。
撮気を感じ取ったのだろうか?

里山を背景の写真が取れたので良しとしよう。

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---- Copper Hairstreak

---- Olympus OM-D E-M1,Pana 60mm Fisheye, MZD12-40mm



雨がやまないので、昼過ぎにdragonbutterさんと別れた。

小雨時々曇りの日はクロミの生息調査に向いている。
終日叩き出しが可能だからだ。
そこで、これまでまだ調査していない場所を何か所か回ってみた。
新たに数か所でクロミの棲息が確認できた-----良かった。



濡れたダンボールの上の♂が開翅した。
少し古い個体だが、人工物とクロミの組み合わせも面白い。

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---- Copper Hairstreak

---- Olympus TG-2, Gyorome8




 カミキリムシ

食草のテイカズラの葉裏に静止するシラハタリンゴカミキリ。
リンゴカミキリの仲間は葉の裏に静止するので撮影が難しいな。

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---- Oberea shirahatai

---- Olympus E-P5, MZD60mm Macro



冬にオオムラサキの幼虫を見つけたエノキで蛹を探した。何本ものエノキを見たが、結局サナギは見つけることができなかった。そもそも幼虫の数も例年に比べて少なかったようにおもえるので、僕の予想では今年のオオムラサキは不作。

近くのクワの葉にキボシカミキリを見つけた。

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---- Psacothea hilaris hilaris

---- Olympus E-P5, MZD12-40mm




Notes :

雨にも負けず頑張るオジサンたちを神様、仏様は見捨てなかった
とにかく、目的のクロミが撮影できて良かった。

今回は雨が降っているので、当然、レインウェアに長靴という出で立ちになった。僕の場合はベトナムから持ち帰った帽子を上にかぶった。少し異様な姿だが、この帽子は日よけ雨除けにととても重宝している。でも、最近壊れてしまったのが残念だ。別のベトナム帽子を現在手配中だ。

後で気が付いたがポンチョにすればよかったと思う。
ポンチョであればカメラも内部に入るので気楽に撮影できる。

Dragonbutterさんお疲れ様でした。





Nature Diary vol.9 (31): #591, 2014
Date: June-22 (Sunday)
Place: Yamanashi





by tyu-rinkazan | 2014-06-24 10:14 | ▣クロミドリシジミ | Comments(12)

20140615 梅雨の晴れ間の散歩道:ヒョウモン類とアサマシジミ(ミョウコウ型)

夜討ち朝駆け撮影行
遠征前夜は年甲斐もなくソワソワしてしまい、ほとんど寝ることもできずに、眠い目をこすりながらでかけてしまう。学生時代ならまだしも、良い年をしていつまでも「夜討ち朝駆けの遠征」ではいかがなものかなと思う。危険でもある。それでなくとも日頃バタバタと忙しく暮らしているので、週末くらいはほっこりのんびりとした撮影行をしたいものだ--------ウーム、無理か?。

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DIARY #590 :

日曜日の朝はマンサクの木が多い林道でウラクロシジミ♀を撮影(前回の記事)。
その後、ミョウコウ型のアサマシジミの棲息地に移動。


 ヒョウモン類

ハルジオンの花にたくさんのヒョウモン類が群れていた。

クモガタヒョウモンも数多く見かけた。一度にこれほど多くのクモガタヒョウモンは見たことがない。このチョウはけっして珍しい種類ではないけど、裏面が特徴的でかつ美しいので僕の評価は結構高い。遠くアルプスの山々を背景にクモガタヒョウモンを撮影した。

青空、アルプス、チョウ、花の4点セットの特盛------やはり気持ちが良い。

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---- A male of the Anadyomene Fritillary

---- Olympus OM-D E-PL6, MZD14-42mm, TG-2 + Gyorome8



下の写真は真ん中がクモガタヒョウモンとメスグロヒョウモン♂。

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---- A male of Anadyomene Fritillary and two male of the Sagana Fritillary

---- Olympus OM-D E-M1, Borg 36




 ミョウコウシジミ

アサマシジミは虫林が住む甲府市周辺でも見ることができるが、ここのミョウコウ型アサマシジミは青鱗が発達してとても綺麗だ。青鱗はただの青ではなく、ターコイズブルー(トルコ石青)といえる色合いで何とも美しい。アサマシジミは通好みのチョウである。

ほぼ完ぺきな♂であったが、フチ毛の一部が欠けていた。

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---- A male of the Sky Blue

---- Olympus E-P5, MZD60mm Macro, OMD E-M1 + Borg36



通常型のアサマシジミはナンテンハギを食草とする。
ここではエビラフジというマメ科植物を食する。

エビラフジの花で吸蜜する♂。

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---- A male of the Sky Blue

---- Olympus OM-D E-M5, Borg 36



まだ少ないながらも♀も撮影できた。
ここの♀は翅表のダイダイ紋が結構発達しているな。

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---- A female of the Sky Blue

---- Olympus E-P5, MZD60mm Macro




Notes :

アサマシジミ、ミヤマシジミ、ヒメシジミ、ゴマシジミなどの翅表が青いシジミチョウは「ブルース」と呼ばれている。そういえば、以前にブルース・ブラザーズ(The Blues Brothers)という名前の映画があったけど、かれらはシジミチョウのブルース・ブラザースだね。ブルースは通好みで奥が深いシジミチョウなのだ。ミョウコウシジミはアサマシジミの美しい地域変異だ。最初の場所では早すぎて見ることができず、2つ目のポイントで何とか撮影できた。このチョウの行動範囲は極めて狭く、いずれのポイントも猫の額ほどの大きさしかないので心配。





Nature Diary vol.9 (30): #590 2014
Date: June-15 (Sunday)
Place: Nagano





by tyu-rinkazan | 2014-06-20 21:48 | ▣アサマシジミ | Comments(12)

20140615 梅雨の晴れ間の散歩道:ウラクロシジミとオオミドリシジミ

DIARY #589 :

サッカーワールドカップブラジル大会が開催された。スポーツの中でもサッカーという競技は世界の人々を狂わせる力を持っている。しかし、虫屋の僕は試合をテレビで見ながら、数年前のブラジルで出会ったチョウたちの方に思いをはせている。とにかく、南米にはおよそ1万種を超えるチョウがいるというのだから驚くほかはない。蝶の楽園なのだ。



 ウラクロシジミ

前日はkmkurobeさん(安曇野の蝶と自然)のお宅でゆっくりとチョウ談義。僕はもともとカミキリ屋だったので、チョウに関してキャリアの長いkmkurobeさんから教わることが多い。それにつけても、気の置けない蝶友とのチョウ談義は終わることを知らないエンドレストークになる。


昨年も訪れたウラクロポイント。

道路わきの低木を叩くとウラクロの♂♀が飛び出したが、気温が高いためかオスは飛び去ってしまった。でも、♀は何頭かが低い枝の葉上に静止してくれたので撮影できた。今回もウラクロシジミの翅表を撮影することができなかった。でも、翅裏の近接撮影ができただけでも僕は嬉しい、

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---- A female of the Silver Hairstreak

---- Olympus E-P5, MZD60mm Macro




 オオミドリシジミ

林の中の開けた空間ではオオミドリシジミが占有行動を行っていた。
少し見下ろす位置なので、そっと近づいて撮影。

オオミドリシジミは身近なチョウで、虫林が住む甲府市内でも見ることができるが、これまで新鮮な個体の開翅写真はあまり撮影できていなかった。足場が悪くてあまり近づけなかったけど薄暗い林の中で木漏れ日を浴びて輝くオオミドリシジミを撮影できた。

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---- A male of the Oriental Hairstreak

---- Olympus OM-D E-M5, Borg 36



近くで別な個体がテリ張りしていた。

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---- A male of the Oriental Hairstreak

---- Olympus OM-D E-M5, Borg 36



kmkurobeさんから竿をお借りしてリモートシャッターで高い位置に静止しているオオミドリシジミの姿を上から撮影することができた。このシステムは撮影範囲を大きく拡大できるので是非とも今年中には調達してみたいと思う。

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---- A male of the Oriental Hairstreak
---- Olympus E-PL6, MZD14-42mm



Notes :

ウラクロシジミはもともと苦手意識がありましたが、kmkurobeさんのおかげで確実に撮影できるようになってきました----感謝。究極は翅表の撮影だけどこれがなかなか撮影できません。でも、いつかはね------。オオミドリのテリ張りをリモート撮影してみましたが、素晴らしい結果を得ることができました。これから、このリモートシステムをさらに検討してみようと思っています。

この撮影の後、ミョウコウシジミの撮影に向かいました。



Nature Diary vol.9 (29): #589 2014
Date: June-15 (Sunday)
Place: Niigata





by tyu-rinkazan | 2014-06-18 22:19 | ▣ウラクロシジミ | Comments(2)

20140614 雑木林の散歩道:クロミドリ、ミズイロオナガ、ウラゴ、アイノミドリ

DIARY #588 :

そろそろゼフィルスの季節になった。。
梅雨にも関わらず、今週末は晴れ。

本日(土曜日)はカモメランを見にトレッキングの予定だった。
でも、少し疲れているのでパスして、クロミドリシジミの撮影。


 クロミドリシジミの開翅

予定変更して、近くのクヌギ林でクロミドリシジミの開翅撮影に挑戦した。
オスのクロミドリシジミの開翅をしっかりと撮影しておこう。

クズの葉に降りたオスに朝日が当たった。

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---- A male of the Copper Hairstreak

---- Olympus E-PL6, MZD14-42mm



クロミドリシジミの翅裏は赤い紋が良く目立つ。
メスに比べて♂はより黒い。

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---- A male of the Copper Hairstreak

---- Olympus E-P5, MZD60mm Macro




下の写真の♂♀(♀が左、♂が右)の翅裏橙紋の形が明らかに異なっている。
これは雌雄差なのかな(yoda-1さん、有難うございます)。

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---- A pair of the Copper Hairstreak

---- Olympus E-P5, MZD60mm Macro



クロミドリシジミ♂の開翅。

クロミドリは英語で Copper Hairstreak(銅色のシジミチョウ)と呼ばれる。
確かに朝日の中で開翅すると、黒いというよりは赤銅色に見えた。
下の3枚目は朝日で翅が透けて見えている。

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---- A male of the Copper Hairstreak

---- Olympus E-P5, MZD60mm Macro



クロミドリシジミ♀の開翅

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---- A female of the Copper Hairstreak

---- Olympus E-P5, MZD60mm Macro





 ミズイロオナガシジミ

クロミドリ♀が休むクズの葉にミズイロオナガシジミが舞い降りた。
しばらく観察していると開翅した。

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---- The Black-banded Hairstreak

---- Olympus E-P5, MZD60mm Macro




 ウラゴマダラシジミ

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---- The Blue Hairstreak

---- Olympus OM-D E-M1, Borg 36




 アイノミドリシジミ

雑木林の中の小道を歩いていくと、アイノミドリシジミに出会った。

本日は暑すぎるのか、あるいは他の理由なのかわからないが、占有行動は見られなかった。これまでメスアカミドリもアイノミドリも撮影してきたが、メスアカに比較するとアイノの発生はかなり遅れる。アイノミドリが多い場所なので、気軽にメスアカとして掲載したがブログ仲間からアイノではないかとのご指摘をいただいた。みると全くその通りです。僕のアイノミドリの初見記録。

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---- The Smaragdinus Green Hairstreak

---- Olympus OM-D E-M1, Borg 36




Notes :

梅雨の最中の晴れ間。今週末は久しぶりに土日両日ともフリーになった。この季節、ゼフィルスたちが次々に出現しているので、早朝からクロミドリシジミの開翅撮影に挑戦し、その後、メスアカミドリなどいくつかのゼフポイントを回ってみた。でも、日中は日差しが強くてむし暑いので消耗する。お昼過ぎには帰宅した。

日曜日は白馬村散歩を予定。


Nature Diary vol.9 (28): #588 2014
Date: June-14 (Saturday)
Place: Kofu, Yamanashi





by tyu-rinkazan | 2014-06-15 21:56 | ▣クロミドリシジミ | Comments(12)

20140608 クヌギ林の散歩道:ウラナミアカシジミとクロミドリシジミ♂開翅

DIARY #587 :

関東甲信も梅雨入りした----例年よりも数日早いようだ。
昨日の天気予報によれば、本日(日曜日)は「曇り/雨」 で降水確率もかなり高かったはず。
そこで、週末(日曜日)のフィールド散歩はすっかり諦めて朝はゆっくりと起床した。

ところが、起床後に外にでてみると、何と青空がひろがって陽まで差しているではないか------。
アルプスや御坂山地、八ヶ岳に囲まれて日照時間が長い当地ではよくあることだ。
とにかく、急いで支度してクヌギ林を散歩することにした。



 ウラナミアカシジミと富士山

ウラナミアカシジミが下草に静止していた。

富士山を背景に撮影。
もう少し絞り込めばよかったのだが-----。

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---- A Zebra Hairstreak in the background of Mt. Fuji

---- Olympus TG-2



 縁毛が金色に輝くウラナミアカシジミ

ウラナミアカシジミのアップ。
新鮮なウラナミアカは美しい。
逆光気味に見ると、フチ毛は金色に輝いてゴージャスだ。

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---- The Zebra Hairstreak

---- Olympus OM-D E-M1, Sigma 150mm Macro




 クロミドリシジミ♂が開翅

すでに陽が差していたのであきらめていたが、黒っぽいゼフが下草に舞い降りてすぐに開翅した。
すこし早いかなと思っていたが、クロミドリシジミはすでに出ていたのだ。

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---- The Copper Hairstreak

---- Olympus EP-5, MZD60mm Macro




 ヒオドシチョウ

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---- The Large Tortoisshell

---- Olympus OM-D E-M1, Sigma 150mm Macro




 甲虫(カミキリムシなど)

多くのキイロトラカミキリとともにキンケトラカミキリを見つけた。
キンケトラはやはり格調が少し高い。

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---- Clytus auripills

---- Olympus Tough TG2 + Gyorome8



サクラの立ち枯れにヤツメカミキリが集まっていた。
交尾や産卵まで見ることができた。

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---- Eutetrapha ocelota

---- Olympus EP-5, MZD60mm Macro



松の樹皮にサビカミキリが這っていた。

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---- Arhopolus rusticus

---- Olympus Tough TG2 + Gyorome8



シロヒゲナガゾウムシはいつ見てもユーモラス。

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---- Platystomos sellatus sellatus

---- Olympus Tough TG2 + Gyorome8




Notes :

本日の天気予報は雨だったが、朝起きてみると晴れていたのには驚いた。でも、富士山バックのウラナミアカシジミが撮影できたのだからいうことはない。クロミドリシジミはまだすこし早いかなと思ったが見ることができた。クロミドリのオスの翅表は何度見ても怪しげな魅力があると思う。

来週あたりは色々なゼフが出てくるはずだが------。
週末の天気はどうかな?



Nature Diary vol.9 (27): #587 2014
Date: June-8 (Sunday)
Place: Kofu, Yamanashi





by tyu-rinkazan | 2014-06-08 23:03 | ▣ウラナミアカシジミ | Comments(22)

20140601 クヌギ林の散歩道:アカシジミ初見とテングチョウの大量発生?

DIARY #586 :

ブログの記事は前後するが、日曜日(6月1日)の早朝に散歩したクヌギ林の記事をアップ。
クヌギ林には次週の様子見をかねて立ち寄ってみたが、枝を叩いてもチョウの姿は少なかった。


幹に静止したヒオドシチョウの新成虫を発見。

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---- The Large Tortoisshell

---- Olympus OM-D E-M1, Lumix G Fisheye 8mm


突然、目の前のススキにアカシジミを見つけた。
今年初めてのゼフになる。逆光での撮影だったが、オレンジ色が強調され。

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---- The Orange Hairstreak

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 60mm Macro



ダイミョウセセリは蛾のように葉裏に止まる。
あやしい奴だ。

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---- The Maculatus Skipper

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 12-40mm



今年はテングチョウがとても多い。
よく見ると蛹もたくさん見つかった。

今年は大量発生なのかな?

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---- The European Beak

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 60mm Macro



ナミアゲハの集団吸水を見つけた。
少しピンアマだが-----.

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---- The Chinese Yellow Swallowtail

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm




Notes :

様子を見にクヌギ林に立ち寄ったが、ゼフはまだ早すぎたようだ。

でも、アカシジミを1頭見つけたのは良かった。来週あたりはもっと数、種類が出てくれると良いのだが-------クロスフィンガー。今年はテングチョウが大量発生したようで、車を運転していてもたくさんのテングチョウが目につく。これまでテングチョウの蛹は見たことがなかったけど、周囲を観察するとたくさん見つかったので驚いた。

こちらでもゼフシーズンの開幕。




Nature Diary vol.9 (26): #586 2014
Date: June-1 (Sunday)
Place: Yamanashi





by tyu-rinkazan | 2014-06-05 05:12 | ▣テングチョウ | Comments(8)

20140601 ズミの花咲く散歩道:ヤマキチョウの産卵とハヤシミドリの幼虫

DIARY #585 :

今年もすでに6月になった。

本日(日曜日)は早朝にクヌギ林に立ち寄った後、暑いので高原に移動。
ここにはまだズミの花が沢山咲いていて、まるで時期外れの花見気分。
ズミは小林檎(コリンゴ)、小梨(コナシ)などの別名がある。

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---- Malus toringo

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm




 草原を飛び回るギンイチモンジセセリの撮影

高原の小道を歩くと、足元から次々とギンイチモンジセセリの春型が飛び出した。
春型のギンイチは翅裏の白線紋が太くてとても美しい。

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---- The Silver-lined Skipper

---- Olympus Pen E-P5, MZD60mm Macro,




 ヤマキチョウの産卵シーンの撮影

黄色いチョウが飛ぶ姿を時々見かけた。

下の写真のヤマキ♂の翅の一部にはシミのようなものがある。
でも、越冬個体とは思えないほど保たれている。

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---- A male of the Brimstone

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm



クロツバラの木にからむように飛ぶヤマキチョウ♀を見つけた。
どうも産卵する葉を探してタッチングしているようだ。

そういえば、今年の5月中旬banyanさん(てくてく写日記)が長野県でヤマキチョウの産卵シーンを撮影されていたことを思いだした。僕としてはこの時期に美しいヤマキチョウの♀に出会えただけも十分に満足だ。

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---- A female of the Brimstone

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm



チョウの後をついていくと、案の定、腹部をまげて産卵。

でも、産卵時間が短くてなかなかフォーカスがあわせ難い。また、すぐに木を移るのでその後をついていくのも一苦労だった(チョウの後について走ったのは何年振りだろう)。とにかく初めてヤマキチョウの産卵シーンを撮影できて嬉しかったが、高原をハフハフと走らされて疲れた。

人間の♀も♂を振り回すが蝶も------ウーム、関係ないか。

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---- Egg-laying of the Brimstone

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm



産卵したと思われた葉裏には卵も確認できた。

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---- An egg of the Brimstone

---- Olympus Tough TG2




 ハヤシミドリシジミの幼虫を発見

カシワの葉上でハヤシミドリの幼虫を運よく見つけた。
幼虫の周りにはアリがいて時々タッチしていた。

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---- A caterpillar of the Hayashi Hairstreak

---- Olympus E-PL6, Lumix G Fisheye 8mm




 ヤマキマダラヒカゲ

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---- The Japanese Labyrinth

---- Olympus Tough TG2 + GYOROME8




Notes :

クヌギ林の主が気になる季節になってきたが、どうも今年のクヌギ林のチョウ活性はいまいちのようだ。一方、テングチョウの新成虫が異常に多いように思う-----気のせいだろうか。本日は避暑をかねて高所に移動して散歩した。まったく期待はしていなかったが、運よくギンイチモンジセセリやヤマキチョウに出会え、さらにハヤシミドリの幼虫まで撮影できたのだからいうことはないよね。





Nature Diary vol.9 (25): #585 2014
Date: June-1 (Sunday)
Place: Yamanashi





by tyu-rinkazan | 2014-06-02 06:01 | Comments(10)