NATURE DIARY

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20150222 春まだ浅い散歩道:セツブンソウが咲いた

DIARY Vol.10 (648): #10, 2015 :

朝起きると曇ってはいたが雨は降っていませんでした。この「雨水(二十四節気)」の時期にこんな天気だと蝶との出会いはノーチャンスです。そこで、今回は「早春に咲く”セツブンソウの花”」の様子を見に行くことにしました。セツブンソウの自生地は里山の民家の裏斜面にあります。以前はその民家に住むお婆さんが守っていましたが、今は娘さんが後を継いでいます。


セツブンソウが咲いていた

自生地に到着してみると、周囲にまだ雪が残っていました。
この状態では今年の開花は遅れているのかなと心配。
でも、さらに歩を進めてみると斜面に沢山の白い花を見ることができました。
すでにセツブンソウは花を付けていたのでした。
ちなみに、訪れた人の話では、先週はまだ花を付けていなかったとのことでした。

春まだ浅いこの時期に群れて咲くセツブンソウは何度見ても感激してしまいます。

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---- セツブンソウの群落-A community of Shibateranthis pinnatifida

-----(Ichikawa-Sango cho, Yamanashi, Feb/22/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD12mm f2.0, M.ZD40-150mm f2.8)



セツブンソウは意外に気難しくてその自生地はとても限られています。
ここは石灰岩質の土壌で、その上には落ち葉がたっぷりと積もっています。
つまり、この場所は土質と栄養のバランスが良いのかもしれません。

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---- セツブンソウ- Shibateranthis pinnatifida

-----(Ichikawa-Sango cho, Yamanashi, Feb/22/2015、Olympus OM-D E-M1, M.ZD12mm f2.0、M.ZD40-150mm f2.8)



セツブンソウは白い花ですが、実は黄色い花(?)なのです。

実は花びらに見える部分はガク片で、花芯周辺の小さな黄色の部分が花弁です。
花びらが退化して蜜槽(蜜腺)となっているのです。

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---- セツブンソウ- Shibateranthis pinnatifida

-----(Ichikawa-Sango cho, Yamanashi, Feb/22/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD12mm f2.0)



ミスジチョウの幼虫

以前に見つけた「カエデの枯葉で越冬するミスジチョウの幼虫」は、セツブンソウの自生地の近くでした。そこで、帰りがけにミスジチョウの越冬幼虫も見に行きました。前回は3頭の幼虫を見つけましたが、1頭は枝ごと消えていて観察できたのは2頭のみでした。多分、雪で折れてしまったのかもしれません。

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---- ミスジチョウの越冬幼虫- A Catterpillar of the Sailer

-----(Ichikawa-Sango cho, Yamanashi, Feb/22/2015、Olympus OM-D E-M1, M.ZD40-150mm f2.8)



Note

虫林の撮影対象は主に昆虫ですが、今回はセツブンソウを撮影してみました。
今年は昆虫とともに花の写真もアップしていく予定です。
来週末は長崎に出張ですが、何とかフィールド散歩してみたいなと思います。

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By 虫林花山



by tyu-rinkazan | 2015-02-22 23:33 | ■野花 | Comments(4)

20150215 残寒の散歩道:越冬明けの蝶たちが飛び出した

DIARY Vol.10 (647): #09, 2015 :

日中の日差しは暖かくなっていますが、朝晩はまだ寒く感じます。そんな思わせぶりな気候が悩ましくて、日曜日の朝は布団からなかなか出ることができませんでした。そう、「虫林暁を覚えず」状態なのです。でも、せっかくの週末なので、とりあえず布団からホフク前進で何とか脱出し、遅い朝食後に近場を散歩することにしました。


寒さがつくる氷のパズル

外に出ると、水たまりには薄い氷が張っていました。
よく見ると、氷片がジグソーパズルのピースのようです。

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---- 氷のジグソーパズル-Jigsaw Puzzle-like Ice

-----(Kofu, Yamanashi, Feb/15/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD12mm f2.0)



テングチョウが目覚めたぞ

春先に好んで散歩するコナラ林の小径を歩いてみました。
突然、枯葉の地面からテングチョウが飛び出しました。
ここ数日の陽気で越冬から目覚めたようです。

翅を開くとオレンジの紋が背景に溶けて紛らわしいです(下の上)。
翅を閉じると気配が消えてしまいます-----さすが天狗(下の下)。

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---- 日光浴をするテングチョウ-European Beak

-----(Kofu, Yamanashi, Feb/14/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD12mm f2.0)



h日光浴するヒオドシチョウ

大きなヒオドシチョウの姿も確認できました。
テングチョウと同様に越冬から真っ先に目覚めてくるチョウです。

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---- ヒオドシチョウ-Tortoiseshell

-----(Kofu, Yamanashi, Feb/15/2015、Olympus OM-D E-M1, M.ZD40-150mm f2.8)



ムラサキシジミ

日溜りに茶色いシジミチョウがちらちら飛んでいるのが見えました。
しっかりと目で追跡すると、陽だまりの葉上に静止して翅を開いた。

ムラサキシジミの♂♀は翅表の青い色の範囲を見れば一目瞭然です。
僕は濃紺色の♂よりも明るい青色の♀が好みです。
♀の紋はルーミスシジミにも似ていますものね(ルーミスが似ているのか)。

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---- ムラサキシジミ♀-A basking female of the Japanese Oakblue

-----(Kofu, Yamanashi, Feb/15/2015、Olympus OM-D E-M1, M.ZD40-150mm f2.8)



葉上のムラシはすぐに飛んでしまいました。
目で飛ぶ蝶を追跡すると木の枝の裏の枯葉に静止しました。
なるほど、そこはムラシ君の「越冬小屋」に違いない。

ムラシは巧妙な擬態ですので、写真には黄色い矢印を付けました。

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---- ムラサキシジミ♀の越冬小屋-An Overwintering Shed of the Japanese Oakblue

-----(Kofu, Yamanashi, Feb/14/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD12mm f2.0)



葉裏のとんがり帽子(ウラギンシジミ)

カシの木の葉裏に遠目にも良く目立つ「白いとんがり帽子」を見つけました。
成虫で冬を越しているウラギンシジミです。

ウラギンシジミは典型的な暖地性の蝶です。山梨県では秋に多いのですが、冬の寒さが厳しいので多くの個体は冬を越せずに死んでしまうのかもしれません。以前に3頭の冬場モニタリングをしましたが、冬を越したのは1頭のみでした。

この時期までくればそろそろ冬越えも間近です。
がんばれウラギンシジミ!

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---- ウラギンシジミ- Toothed Sunbeam

-----(Kofu, Yamanashi, Feb/15/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD12mm f2.0)

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---- ウラギンシジミ- Toothed Sunbeam

-----(Kofu, Yamanashi, Feb/15/2015、Olympus OM-D E-M1, M.ZD40-150mm f2.8)



ジムニー物語(10万キロを記録した)

オドメーター(積算走行距離計)を見るとちょうど10万キロ!

僕が車をジムニーにしたのは、7年前になります。ジムニーにする前はワーゲンのゴルフワゴンに乗っていました。思い起こせば、富士川流域のギフチョウを撮影しに行った時にオイルパンを割ってしまったのです。その時は部分的な破損だったので何とか切り抜けることができましたが、次の年にはオイルパンばかりかミッションまで壊してしまったのでした(ゴルフワゴンはそれでオシャカ)。その結果、家内からの命令にも似た進言「次はジムニーしかないね」を受け入れました。もうすぐ7年目の車検ですが、「7年目の浮気」をせずにこのまま乗り続けます。積算走行距離がどこまで伸びるのかが密かな楽しみです。

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---- 積算走行距離10万キロ-Running Distance

-----(Kofu, Yamanashi, Feb/15/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD12mm f2.0)



Note

まだ少し早いかなと思っていたのですが、越冬明けのチョウたちの姿を見ることができました。やはりチョウの姿を撮影すると嬉しいものです。新規導入したM.ZD40-150mmも少しずつ慣れてきましたが、その解像度はなかなかのもので満足しています。

そろそろミヤマセセリにも会いたいものです。


By 虫林花山


by tyu-rinkazan | 2015-02-15 18:29 | ▣テングチョウ | Comments(10)

20150211 県南の散歩道:モンキチョウの新成虫が飛んだ

DIARY Vol.10 (646): #08, 2015 :

毎年、2月の声を聞くとモンキチョウの新成虫が気になります。
そこで、久しぶりに県南の南部町を散歩してみることにしました。


撮り鉄になってみた

線路わきの土手でチョウを探していると、身延線「特急ふじかわ」がやってきました。
にわか「撮り鉄」になった気分で走る列車を撮影してみました。
ちなみに「撮り鉄(とりてつ)」とは列車や車両の撮影に熱中する鉄道ファンのことです。

それでは虫の撮影ファンは?
撮り鉄の伝からいえば「撮り昆(とりこん)」になるのかな?
ウーム、撮り昆はちょっとカッコ悪いけど-----でも、慣れれば結構いけそうかも。

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---- 特急ふじかわ-Limited Express FUJIKAWA

-----(Nanbu-cho, Yamanashi, Feb/11/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD14-42mm)



花粉症の季節

山肌が茶色く錆びたように見えます。
今年もいよいよスギの花が咲いたのです。
見ているだけでクシャミが出そうです。

日本気象協会の2015年春の花粉飛散予測によれば、花粉は昨年よりも多くなるとのこと。
北陸・関東甲信・東北地方では、花粉の飛散量が2~6倍だそうです。
虫林も「スギ花粉症」なので、マスクくらいはしないといけないな。

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---- スギの木-Cedar Trees

-----(Nanbu-cho, Yamanashi, Feb/11/2015、Olympus OM-D E-M1, M.ZD40-150mm f2.8)



モンキチョウの新成虫が飛んだ

まだ少し早すぎたかなと思いながら南に面した土手を歩いていました。
と、足元から黄色いチョウが飛び立ちました。
今年羽化したモンキチョウ♂がすでに出ていたのです。

虫林の県内モンキチョウ初見記録の更新です。

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---- 飛翔するモンキチョウ♂ -A flying male of the Eastern Pale Clouded Yellow

-----(Nanbu-cho, Yamanashi, Feb/11/2015、Olympus Pen E-P5, Panasonic 8mm Fisheye)

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---- 日光浴するモンキチョウ♂- A basking male of the Eastern Pale Clouded Yellow

-----(Nanbu-cho, Yamanashi, Feb/11/2015、Olympus Pen E-P5, Panasonic 8m Fisheye)




モンキチョウは体を横倒しにして、春の日差しを浴びながら地面に静止しました。

この「体を横倒しにする」のは、他種の蝶でも見ることができる習性です。翅には翅脈(ヒトの血管のようなもの)が通っているので、気温が低い時には太陽の光を受ける面積を最大にして体を温めているのでしょう。その証拠に暖かい季節に羽化したモンキチョウはこの姿勢はとりません。蝶の翅は太陽光発電のパネルみたいですね。

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---- 日光浴するモンキチョウ♂- A basking male of the Eastern Pale Clouded Yellow

-----(Nanbu-cho, Yamanashi, Feb/11/2015、Olympus OM-D E-M1, M.ZD40-150mm f2.8)



出現したモンキチョウ♂は敏感でしたので、M.ZD40-150mmのテレ側(実質300mm)は有用でした。正直なところ、撮影できた画像のシャープさや細かい描写はM.ZD60mmマクロの方がやはり上かなと思いました(マクロレンズと比較するのは酷といくものだね)。でも、最短撮影距離(全域で70㎝)の近くまで寄って撮影した画像はなかなかのものでした。

このレンズはせっかくf2.8通しなので、テレ側+絞り解放で背景をボカして撮影しようと思いました。でも、ピーカンの太陽のもとで絞りを解放にすると、 ISO100 でもシャッター速度が上限を超えてしまうことがわかりました(贅沢な悩みです)。光量を落とすためにNDフィルターかPLフィルターを使用すればよいのかなと思っています。基本的な使用感は◎でした。

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---- モンキチョウ♂- A male of the Eastern Pale Clouded Yellow

-----(Nanbu-cho, Yamanashi, Feb/11/2015、Olympus OM-D E-M1, M.ZD40-150mm f2.8)

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---- 吸蜜するモンキチョウ♂- A male Eastern Pale Clouded Yellow nectaring on the flower

-----(Nanbu-cho, Yamanashi, Feb/11/2015、Olympus OM-D E-M1, M.ZD40-150mm f2.8)



Note

本日は嬉しいことに、モンキチョウの姿を見ることができました(初見記録更新)。
春先のモンキチョウは長い冬を越えてやっと羽化してきた2015年の新成虫です。
この蝶がでると、今年もやっと蝶の撮影散歩のシーズンインという感じですね。

これからのフィールド散歩が楽しみです-----でも、花粉症がね~。


By 虫林花山


by tyu-rinkazan | 2015-02-11 21:37 | ▣モンキチョウ | Comments(4)

20150208 昔のマクロレンズ(Zuiko Auto-macro 38mm f2.8)で越冬卵を撮影してみた

DIARY Vol.10 (645): #07, 2015 :

先週、出張先から夜遅くに帰宅したところ、昆虫植物写真家の山口進さんから小さな小包が届いていました。中を開けてみると オリンパス社製 Zuiko Auto-macro 38mm f2.8Auto extension tube 65-165mm が入っていました。このマクロレンズとオートエクステンションチューブの組み合わせは、昨年、山口さんとお会いした時に教えていただいたものですが、なんとお持ちの2セットのうちの1セットを虫林に送ってくれたのです(感謝)。オリンパスのこのレンズシステムは1970年代か1980年代に発売されたもののようですが、高倍率の本格的マクロ撮影ができるユニークなものです。こんなシステムをみると、当時のオリンパス社がマクロ写真に対して本気で取り組んでいたことがわかりますね(ちなみに、マイクロフォーサーズ用の100mmマクロはいつになったら出るのかな?頑張れオリンパス!)。


早速、触ってみると、「MADE IN JAPANの職人魂」を感じとることができます。
いじっているだけでうっとりとしてしまいます----変なヒト。

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---- Zuiko Auto-macro 38mm f2.8, Auto extension tube, OM adapter-

-----(Kofu-shi, Yamanashi, Feb/08/2015、Olympus Pen EP-5, M.ZD60mm Macro)


早速、OMアダプターでオリンパスOM-D E-M1に装着してみました。
ちなみに、OMアダプターは純正品が高価なので、サードパーティのもの(機能は同じ)を使用。


このレンズはマクロ撮影専用で、通常のマクロレンズのように無限遠までの撮影はできません。レンズ単体では拡大率は2倍ほどですが、専用のセットになっているオートエクステンションチューブを付けると、3-6倍の超拡大撮影が可能になります。この中間リングと蛇腹が組み合わさったようなユニークなチューブにはストッパーがついているので、任意の長さで撮影ができます。

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---- Zuiko Auto-macro 38mm f2.8, Auto extension tube, OM adapter-

-----(Kofu-shi, Yamanashi, Feb/08/2015、Olympus Pen EP-5, M.ZD60mm Macro)



クロミドリシジミの越冬卵を撮影

市販のOMアダプターで38mmマクロをOM-D E-M1に付けてクロミドリシジミの越冬卵を撮影してみました。クロミドリシジミの越冬卵は他のゼフ越冬卵に比べて表面の構造が細かい(突起が細くて小さい)ので、きっちりと解像しないと良い写真になりません。レンズの能力を見るには良い対象かなと思います。


このレンズをOM-Dに付けると、オート絞りやオートフォーカスも効きません。したがって、f16やf22まで絞り込むとファインダーが暗くなって被写体がほとんど見えなくなってしまいます。これではピント合わせができません。そこで、LEDライトを補助光にしてピントを合わせました。また、ストロボの発光量をマニュアルプラス補正して、自家製のデフューザーを用いて撮影しました。今回はクリップオンストロボで撮影しましたが、このような高倍率撮影ではリングストロボやマクロストロボがやはり有利だと思われます。

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---- クロミドリシジミの越冬卵 -An overwintering egg of Copper Hairstreak

-----(Kofu-shi, Yamanashi, Feb/08/2015,Olympus OM-D E-M1, Zuiko 38mm Macro f2.8, AET, Flash)


高倍率のマクロ撮影では絞らないと被写界深度が出ませんが、絞りすぎると回析現象の関係で画質が悪くなります。f11かf16くらいの絞りではそのような画質低下が少なくシャープな画像がえられました。エクステンションチューブを一番長くしての超高倍率撮影ではやはり画質の低下はあるようでしたので、あまり欲張らない拡大率の方が良さそうです。

ほとんど実体顕微鏡ですね。

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---- クロミドリシジミの越冬卵 - An overwintering egg of Copper Hairstreak

-----(Kofu-shi, Yamanashi, Feb/08/2015、Olympus OM-D E-M1, Zuiko 38mm Macro f2.8, AET, Flash)



梅の花

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---- 梅の花のしべ - Ume Blossom

-----(Kofu-shi, Yamanashi, Feb/08/2015, Olympus OM-D E-M1, Zuiko 38mm Macro f2.8, AET, Flash)



Note

日曜日は日中に雪が降ったので、フィールドに出ることができませんでした。

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オリンパスの38mmマクロレンズは絞りもフォーカスもオートが効かないので撮影が簡単とはいえませんが、LEDや三脚を使用しながら用いればうまく撮影できそうに思いました。なによりも昆虫写真家の山口 進さんから贈られたレンズですので、これからも大事に使っていこうと思います。


By 虫林花山


by tyu-rinkazan | 2015-02-09 18:12 | ■撮影機材ほか | Comments(4)

20150201 猫に小判、虫林にM.ZD ED 40-150mm PRO

DIARY Vol.10 (644): #06, 2015 :

NATURE DIARY の基本的なスタンスは「好きな虫や花を好きなカメラで撮る」です。

オリンパスのM.ZD ED 40-150mm PROレンズを導入しました。このズームレンズはf2.8通しで重さが880gという優れものです。OM-D E-M1に装着すると実質80-300mm(35mmフルサイズ換算)の望遠ズームになります。また、レンズとセットになっている 1.4倍の専用テレコンを装着するとテレ側では実質420mm f4になるのだから驚くほかありません。さらに、最短撮影距離がズーム全域で70㎝というのも虫撮影が好きな虫林にとっては嬉しいスペックです。ちなみに、キャノンやニコンのサンニッパ(単焦点300mm f2.8)は重さが2kgをはるかに超える上に最短撮影距離は2m超です。つまり、このOM-D+新レンズの組み合わせはフルサイズ+サンニッパに比べて、最短撮影距離で同じ被写体を数倍の大きさで写すことが可能になりますね。

さらに、ニッシンのストロボ「i40も同時購入しました。このストロボはハイスピードシンクロ(すべてのシャッター速度でストロボ同調)が可能な上に小型なので、OM-Dとの大きさや重量バランスがとても良いように思います。従来のオリンパス製外付け純正ストロボは、大きすぎるか小さくて低機能かどちらかでしたので不満に思っていました。また、このストロボにはプラスチック製ディフューザーが純正で附属しているのも嬉しい驚きでした。

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---- Olympus M.ZD 40-150mm f2.8, Nissin i40-

-----(Kofu-shi, Yamanashi, Feb/01/2015、Olympus Pen EP-5, EF14-42mm F3.5-5.6)



自宅裏の河川敷

本日は日曜日とはいえ、卒業を控える大学院生の論文を見なければならず、さらに午後からは東京出張が予定されているので十分な散歩時間をとることができません。でも、少しでも新レンズを試してみたいと思い、拙宅裏の河川敷をカメラ片手に散歩してみることにしました。


歩き始めてみると、河川敷は数日前に降った雪が積もり白くなっています。先ずは40-150mmのワイド端(40mm)で、散歩する人やテニスを楽しむ子供たちを入れた河川敷の風景を撮影してみました。こんな場面では40mm(フルサイズ35mm換算で80mm)は使いやすいです。ただし、晴天下での絞り解放(f2.8)はASA200でもさすがに明るすぎ、シャッター速度が降り切れてしまいます。f5.8まで絞って撮影しました。

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---- 河川敷の風景-Landscape of Riverbed

-----(Kofu-shi, Yamanashi, Feb/01/2015、Olympus OM-D E-M1, M.ZD40-150mm F2.8 Pro)


近くにキジバトがいたので、テレ側(150mm)で撮影してみました。
写真のキジバトを見ると、顔のディテールが驚くほどシャープに写っています。

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---- キジバト-Oriental turtle dove

-----(Kofu-shi, Yamanashi, Feb/01/2015、Olympus OM-D E-M1, M.ZD40-150mm F2.8 Pro)



Note

今週末は多忙のためにまともな散歩ができませんでしたので、いつもとは趣向を変えて新規導入機材を記事にしてみました。本来、僕は虫好き、カメラ好きだけど機械オタクではないので、好きな機材で好きな虫を撮影できればそれで満足なのです

オリンパスのM.ZD40-150mm f2.8については、すでに昆虫写真家海野和男さんの「小諸日記」で何度か紹介されています。実際にこのレンズで撮影してみると、昆虫写真大御所の海野さんをして、「蝶の撮影のために開発されたレンズ?」と言わしめた理由が理解できました。あと、数週間すれば蝶が飛ぶ季節になりますが、それまでなるべくこのレンズに慣れておこうと思っています。

猫に小判、虫林にM.ZD ED 40-150mm PROと言われないように-----ダメか?


By 虫林花山


by tyu-rinkazan | 2015-02-01 18:52 | Comments(14)