NATURE DIARY

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20150922 シルバーウィークの散歩道3:ぶこ可愛いマヤサンコブヤハズカミキリを探してブナの森を歩く

DIARY Vol.10 (690): #52, 2015 :  

本日(火曜日)はチュウブマヤサンコブヤハズカミキリ(以下マヤサンコブ)という長ーい名前のちょっと無骨だが何とも可愛い(ぶこ可愛い)カミキリムシを探しに長野県の某所へ遠征することにした。相変わらず「行き当たりばったり、出たとこ勝負の撮影行」だが、とにかく行かないことには百年たっても撮影できないからね。

Cross Finger!


補虫網を持った少年

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途中、白馬村に立ち寄った。

今日は空気が澄みわたってすこぶる気持ちが良いので、少し斜面を登って高い場所から白馬村を見渡した。

雲の間から顔を出した鹿島槍(一番奥の高い山)をみながら秋晴れの村景色を楽しんでいると、長い柄の補虫網を肩に担いだ少年が歩いてきた。

そんな光景をみていると、遠い昔に「虫捕り少年」だった頃の自分の姿が、灰色の脳細胞にある記憶の倉庫からにわかにリトリーブされ、その少年の姿に重ね合わされた。

なんとなく “ピースフル
そこはかとなく “ノスタルジック
どことなく “ほっこり”する。






ブナの森

マヤサンコブが棲息する大きくて豊かなブナの森に到着した。

ブナの太い幹にはヒラタケに似た大きなキノコが付いていた。
ここの木にも、あそこの木にも、ブナの木はキノコだらけだ。

これはヒラタケなどではなく、毒キノコのツキヨタケにちがいない。ツキヨタケの誤食による中毒は毎年のように出ているので注意しないとね。ちなみにツキヨタケのヒダは夜になると緑色に怪しく光るらしい。いつか夜に訪れて怪しく光るツキヨタケを撮影してみてみたいと思う------。

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---- ブナの木とツキヨタケ-A beech tree with moonlight mushrooms

-----(Nagano, 22/September/2015, Canon EOS6D, EF24-70mm F4/L IS USM



オオルリボシヤンマの産卵する池にて

森に囲まれた静かな池には、ヤンマ類がたくさん飛んでいた。
どうやら、大きいヤンマは高地生のオオルリボシヤンマらしい。
しばらく観察すると、メスが岸の近くで盛んに産卵している。
産卵場所の近くで待機しているとかなり近くで広角撮影できた。

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---- オオルリボシヤンマの産卵-A egg-lying dragonfly (Aeshna crenata)

-----(Nagano, 22/September/2015, Canon EOS70D, EF8-15mm F4/L Fisheye USM



チュウブマヤサンコブヤハズカミキリを発見

道路脇に刈られて数日たったと思われる枝を見つけた。
まだ萎れた葉が付いていたので、ゆっくりと見て行く。
ほどなく葉の間にカミキリムシの触角が伸びているのを発見。
うーむ、この触角は目的としているマヤサンコブかな?

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---- チュウブマヤサンコブヤハズカミキリ♀- A female of Mesechthistatus furciferus meridionalis

-----(Yamanashi, 22/September/2015, Canon EOS6D, EF100mm F2.8/L Macro IS USM


手前の葉を取り除くと無骨だが可愛い(ぶこ可愛い)姿が現れた。
鞘翅の後ろにやや小型の黒い紋------まさしくマヤサンコブの♀だ。

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---- チュウブマヤサンコブヤハズカミキリ♀- A female of Mesechthistatus furciferus meridionalis

-----(Yamanashi, 22/September/2015, Canon EOS6D, EF100mm F2.8/L Macro IS USM


周りを探すとマヤサンコブの♂も数頭見つけることができた。
ここはマヤサンコブの密度がけっこう濃いみたいだな。
これで、ミッションインポッシブルでなくミッションクリア。
撮影後は、ご当地サイダーの「雪解けサイダー」で祝杯だ。

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---- チュウブマヤサンコブヤハズカミキリ♂- A male of Mesechthistatus furciferus meridionalis

-----(Yamanashi, 22/September/2015, Canon EOS6D, EF8-15mm F4/L Fisheye USM

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---- チュウブマヤサンコブヤハズカミキリ♂- A male of Mesechthistatus furciferus meridionalis

-----(Yamanashi, 22/September/2015, Olympus Stylus Tough TG-3


??虫眼鏡ノート

鮮やかな原色でピカピカしたムシも良いが、コブヤハズカミキリの仲間ように土色でゴツゴツしているムシも味わい深いものだ。日本の焼き物でいえば美濃焼に近いものかも-----うーむ、どうかな。「侘び寂びの心」がわかる諸兄には、コブヤハズカミキリの良さをきっと理解してもらえるにちがいないと思うがどうだろう。

コブヤハズカミキリの仲間は鞘翅が癒着(退化or 進化?)していて飛べないため、それぞれの地域で色や体つきが異なる。川をはさんで白馬村はただのコブヤハズ地帯でこちらはマヤサンコブヤハズ地帯になる。これまで、この時期にここまで来ることがなかったが、こんかいやっと念願のマヤサンコブを撮影できた。これで中部に産するコブヤハズ4種の撮影ミッションはコンプリートできたことになる。

心残りはセダカコブヤハズだが、これがまたすこぶる異形で「ぶこ可愛い」。こちらは慌てず来年の楽しみに取っておこうと思う。

Written by 虫林花山



by tyu-rinkazan | 2015-09-26 23:36 | ■カミキリムシ | Comments(4)

20150920 シルバーウィークの散歩道2:赤と黒(ヒガンバナと黒系アゲハなど)

DIARY Vol.10 (689): #51, 2015 :  

虫友のカオヤイさんがタイから一時帰国されました。そこで、本日(日曜日)はタイ王国のカオヤイさんタイの自然と風景)、昆虫・植物写真家の山口 進さん花と虫の地球)、けっして目がふしあなではない(むしろかなり鋭い)spaticaさんふしあな日記)たちとマイポイントで「秋のムシ撮影」を楽しむことになりました。とにかく、爽やかな秋晴れの一日を気のおけない虫仲間と時空間を共有できることはとても嬉しい。


秋景色

ちょうど収穫時期になり、黄色く色づいた稲田が目に眩しい。
連結赤とんぼが稲田の上を飛んでいたのでカメラを向けた。
アキアカネかナツアカネか確認したいけど-----野暮かな。

山口さんによれば、最近はアキアカネが減少しているらしい。

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---- 秋景色- Autumn Landscape (Red dragonfly)

-----(Yamanashi, 20/September/2015, Canon EOS6D, EF100mm F2.8/L Macro IS USM



ヒガンバナと黒系アゲハ

途中、土手を赤く色どるヒガンバナ(彼岸花)の群落を見つけた。
このヒガンバナは別名「曼珠沙華」、「死人花」「地獄花」。
お彼岸の頃に花をつけるのでこんな名前が付いたみたいだ。
少しおどろおどろしくて怖いが、ヒガンバナには罪はない。

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---- ヒガンバナ- Hurricane lily

-----(Yamanashi, 20/September/2015, Canon EOS6D, EF24-70mm F4/L IS USM


ヒガンバナの群落はどこにでもあるが、そこに蝶の姿を見ることは少ない。虫林がこの時期に訪れる林道では、ヒガンバナの赤い花に黒系アゲハ(ナガサキアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、オナガアゲハ)が次々に集まる。ちかくにミカンの木があるからだろう。

赤と黒」はスタンダールの小説のタイトル。
ヒガンバナとクロ系アゲハは自然界の「赤と黒」だね。

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---- オナガアゲハ-The Long Tail Spangle

-----(Shizuoka, 20/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD40-150mm F2.8

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---- クロアゲハ-The Spangle

-----(Shizuoka, 20/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD40-150mm F2.8

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---- ナガサキアゲハ-The Great Mormon

-----(Shizuoka, 20/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD40-150mm F2.8



クリシギゾウムシ

クリシギゾウムシはクリの実に穴を開ける害虫だが、その長い口吻はとてもフォトジェニックだ。ここのクリは枝が低いので撮影しやすい。今回も多くの個体を観察することができた。

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---- クリシギゾウムシ-Glosbe

-----(Shizuoka, 20/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD40-150mm F2.8



マエグロハネナガウンカ

時系列的に逆になってしまったが、朝、集合場所の山口 進さん宅に到着してみると何やら雰囲気がおかしい。山口さんが笑顔で「虫林さんが大好きな虫がいるよ」と声をかけてくれたので、早速、下草の葉に目をやるとそこにはヘンテコリンな虫の姿。聞くと、spaticaさんが見つけたとのこと---さすが。

姿形はアカハネナガウンカに似ているが、それよりも一回り大きくて赤くない。撮影してモニターで確認してみると、禿げ上がった頭、大きくて丸い目、象の鼻のような口吻。かなり異形のヘンテコリンな虫だ。

調べてみるとマエグロハネナガウンカらしい----同定に自信ない。

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---- マエグロハネナガウンカ-Zoraida pterophoroides

-----(Yamanashi, 20/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD60mm F2.8 Macro



??虫眼鏡ノート

秋晴れの穏やかな1日を虫仲間たちと一緒に楽しめたのが嬉しい。夕方、山口さん宅ではオオクワ大好きのN君夫妻も加わり、虫談義は尽きることなく続いてしまいました。皆さんのタイの話に胸の高鳴りを禁じ得ず、タイ王国をまた訪れてみたくなります(タイ王国中毒症に罹っているのかも)。皆さん、またいつかご一緒しましょう。


Written by 虫林花山





by tyu-rinkazan | 2015-09-23 16:39 | ▣ナガサキアゲハ | Comments(8)

20150919 シルバーウィークの散歩道:高嶺のヒメオオクワガタにやっと出会えた

DIARY Vol.10 (688): #50, 2015 :  

これまで何度もヒメオオクワガタ(以下、ヒメオオ)の探索行を行ってきましたが、残念ながらまだ一度も出会えていません。虫林にとっては「憧れの虫」です。憧れの虫は出会えない(出会うことが難しい)から憧れなのですが、憧れのままで終わるのはなんとも残念です。連休初日の今日(土曜日)は、「高嶺の花」ならぬ「高嶺のヒメオオ」を探して、県内のブナ・ミズナラ帯を散歩してみることにしました。


秋の風物詩(きのこ売店)

秋になると野生のキノコを売る店が増えます。

並んでいるキノコを見るとハナイグチ、タマゴタケ、クロタケ、ハイイロシメジ、キシメジ、シモフリシメジ、コウタケ、ホウキタケなどがあるようです。とにかく、野生のキノコはそれぞれが秋の風物詩です。

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---- キノコを売る店-

-----(Yamanashi, 19/September/2015, Canon EOS 6D, EF24-70mm F4/L IS USM


とうとうヒメオオクワガタを発見!

ブナ・ミズナラが混在する林に沿った道をゆっくりと歩いた。
道路脇のヤナギの木をみていくが、そこにヒメオオの姿はない。
この場所で探し始めてから何本のヤナギの木を見ただろうか?

諦めて帰ろうとした時、高さ5mほどのヤナギの木の枝に黒い塊を見つけた。
早速、望遠レンズで撮影して確認すると交尾しているクワガタでした。
腹部が黒いのでヒメオオに違いありません。
葉が邪魔してうまく撮影できませんが、とにかくヒメオオに出会えたので満足。

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---- ヒメオオクワガタ- Dorcus montivagus montivagus

-----(Yamanashi, 19/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD40-150mm F2.8


さらにこの木では手の届く範囲の枝に単独のオスが発見できました。

でも、かなり古い個体のようで、両方の触角の半分が欠損し、大顎もすり減っているようです。クワガタの触角は匂いやメスのフェロモンを感じ取るためのセンサー。これが欠損するとメスを見つけることができません。

近くで見るヒメオオの♂はとても迫力があります。

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---- ヒメオオクワガタ- Dorcus montivagus montivagus

-----(Yamanashi, 19/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD40-150mm F2.8, Olympus Stylus TG-3 Tough

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---- ヒメオオクワガタ- Dorcus montivagus montivagus

-----(Yamanashi, 19/September/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L USM



ハスオビヒゲナガカミキリに出会った

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---- ハスオビヒゲカミキリ- Cleptometopus bimaculatus

-----(Yamanashi, 19/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro, Stylus TG-3




??虫眼鏡ノート

d0090322_8202350.jpg性格、性質などを考慮しながら場所を決めてヒメオオを探すのはなかなか楽しいものです。今回やっと憧れのヒメオオに会えてとても嬉しく思いました。

今回の散歩の前に家で「検索入門 クワガタムシ」(黒澤良彦、岡島秀治、山口進 著)をめくってみました。このハンディなフィールド図鑑は初版(昭和63年)からすでに27年もたっていますが、内容は驚くほど豊富かつ正確。今でも古さはまったく感じられません。この本は「クワガタムシのバイブル」といわれるのがよくわかります。年号をまたぐ名著ですね。

ところで、ラグビーW杯で日本チームが南アフリカのスプリングボックスに勝利した! おめでとう!



Written by 虫林花山





by tyu-rinkazan | 2015-09-21 08:20 | ■甲虫 | Comments(6)

20150913 白露の散歩道:秋告虫(ツマグロキチョウ秋型やクリシギゾウムシなど)に会いに行く

DIARY Vol.10 (687): #49, 2015 :  

チョウの季節型には、幼虫時の気温とともに日照時間が強く関係(環境適応)。
9月の中旬という時期は、虫たちが夏型から秋型に入れ替わる移行期だ。
そろそろ僕も服を変えて、気分も変えて体型も変えて、「秋型の虫林」に変身???
今回は秋告虫たちに会いに南部に向かった。


秋型のツマグロキチョウに会う

小雨が降っていたが、数頭のツマグロキチョウが飛び出した。
みると、すでに翅はとんがり、翅裏の線状紋も明瞭だ----秋型。

秋型のツマグロキチョウは枯葉や黄変した葉で翅を休めた。
たしかにこのような場所にいる彼らはとても見つけにくい。
秋型のツマグロキチョウと枯葉や黄葉した葉の組み合わせは秋らしい。

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---- 秋型のツマグロキチョウ- The Angulated Grass Yellow, autumn type

-----(Shizuoka, 13/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD50-150mm


秋型の独特の姿、すなわち翅が尖り、翅裏の線状紋が明瞭。
この時期はツマグロキチョウの秋型に秋の深まりを感じる。

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---- 秋型のツマグロキチョウ- The Angulated Grass Yellow, autumn type

-----(Shizuoka, 13/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD50-150mm


まだ夏型の姿も見ることができた。
下の写真は水滴がついた葉の上で静止したツマグロキチョウ夏型。

ツマグロキチョウの夏型は翅が丸く、線状紋が不明瞭。

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---- 夏型のツマグロキチョウ- The Angulated Grass Yellow, autumn type

-----(Shizuoka, 13/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD50-150mm



クリシギゾウムシ

近くの栗の木でクリシギゾウムシ♂♀を観察。

メスはお風呂に浸かるような姿で産卵し、オスはそのそばに待機している。
オスの口吻も長いが、メスの口吻はオスよりも倍以上も長い。

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---- クリシギゾウムシ-Chestnut weevil

-----(Shizuoka, 12/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro


クリシギゾウムシ♀の長い口吻を魚露目レンズで強調してみた。

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---- クリシギゾウムシ-Chestnut weevil

-----(Shizuoka, 12/September/2015, Olympus Stylus TG3 tough, Gyorome8


TG-3の顕微鏡モードでメスの頭部を拡大した。
以前から撮影したいと思っていたが、今回やっと満足できる写真が撮れた。

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---- クリシギゾウムシ-Chestnut weevil

-----(Shizuoka, 12/September/2015, Olympus Stylus TG3 tough,



ヒガンバナと黒系アゲハ

真っ赤な色のヒガンバナに黒系アゲハが群れていた。
みたところ、ナガサキアゲハ、オナガアゲハが多い。

ヒガンバナ(彼岸花)の英名はhurricane lilyというらしい。
台風百合(hurricane lily)とは何ともクールな名前だ。
このヒガンバナには黒系アゲハが多く集まるようだ。

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---- ヒガンバナに黒系アゲハ-Sawtooth oak

-----(Shizuoka, 13/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD50-150mm


吸蜜するナガサキアゲハ♂を撮影した。
雨上がりで蜜が多いのだろうか、ゆっくりと吸蜜していた。

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---- ヒガンバナに黒系アゲハ-Sawtooth oak

-----(Shizuoka, 13/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD50-150mm



葛の花のウラギンシジミの幼虫

教えていただき、クズの花でウラギンシジミの幼虫を探した。
下の写真の丸で囲んだところに幼虫がいるのがわかるかな。
幼虫は花弁の色や形、大きさによく似ていると思うがどうだろう。

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---- 葛の花のウラギンシジミの幼虫-A caterpillar of Toothed Sunbeam

-----(Yamanashi, 13/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro



ウラギンシジミの幼虫を拡大。

突起がある方が前のように見えるが、実はそちらが後ろになる。
刺激するとその突起から線香花火のような毛が出てくるらしい。

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---- 葛の花のウラギンシジミの幼虫- A caterpillar of Toothed Sunbeam

-----(Yamanashi, 13/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro



クロコノマチョウとフクラスズメガの幼虫

ススキの葉裏に細長い幼虫を見つけた----クロコノマチョウの幼虫。
クロコノマチョウの幼虫は頭部が黒くて角(突起)がある。

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---- クロコノマチョウの幼虫-A caterpillar of the Dark Evening Brown.

-----(Yamanashi, 13/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro


イラクサに静止するフクラスズメガの幼虫。

この幼虫は刺激すると頭部を激しく振るので驚いた。
この行動はフクラスズメの幼虫独特のものらしい。

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---- フクラスズメガの幼虫-A caterpillar of Arcte coerula

-----(Yamanashi, 13/September/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD12mm



??虫眼鏡ノート

稲穂も色づいて、秋が日1日と深まってくるのが実感出来る季節になりました。今回は秋を告げる「秋告虫」に会いたくて、県南の県境部を中心に回ってみました。同行者は敬愛してやまない昆虫写真家の山口進さんで、ストレスフリーの気楽な散歩となりました。次週末はシルバーウィークですが、まだ行く先を決めていません。でも、虫を探すフィールド散歩ではどこに行こうか考えるのも楽しいものですね。

Written by 虫林花山





by tyu-rinkazan | 2015-09-14 19:08 | ▣ツマグロキチョウ | Comments(10)

20150905 里山の散歩道:オオクワガタ♂とアケビコノハの幼虫など

DIARY Vol.10 (686): #48, 2015 :  

今週末(土曜日)は虫友のNさんがオオクワガタ(以下オオクワ)のポイントを案内してくれることになった。オオクワガタといえば 「日本の甲虫界のスーパースター」 の名をほしいままにしている有名な虫。でも、近年は乱獲と自然破壊でその個体数が激減し、自然条件下でこの虫に会うのは容易ではない。虫林はオオクワ産地の山梨県に住んでいながらこれまでオオクワを撮影したことが無い。つまり、虫林にとってオオクワは「目の上のたんこぶ」ならぬ「目の上のオオクワ」になっているのだ。今回は是非とも-----。


里山の散歩道

春先によく訪れた谷戸。
今は夏の暑さも過ぎて、気持ちが良い散歩道だ。
この周りの雑木林には里山の昆虫が多い。

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---- 里山の散歩道-Walking path in Satoyama

-----(Yamanashi, 05/September/2015, Canon EOS 6D, EF24−70mm F4/L IS USM



台場クヌギ

オオクワは幹が肥大して怪物のような台場クヌギに棲む。
台場クヌギの表面はキノコや苔が生えて貫禄十分だ。

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---- 台場クヌギ-Sawtooth oak

-----(Yamanashi, 05/September/2015, Canon EOS 6D, EF24−70mm F4/L IS USM


台場クヌギにはしばしば空洞ができる。
そこがオオクワの棲家になるようだが、この木の空洞にはスズメバチの巣-----要注意。

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---- 台場クヌギにスズメバチの巣-Sawtooth oak

-----(Yamanashi, 05/September/2015, Canon EOS 6D, EF24−70mm F4/L IS USM



オオクワガタ

陽が西に傾き始めると、Nさんは台場クヌギの林を次々と見回った。
大きな木に登り樹洞をチェックしていたNさんから突然の声。

Nさん「オオクワがいるよ!中歯型のオスだね」
虫林「本当? やったー」
Nさん「あ! 下に落ちた」
虫林「ま、まずい。僕にはみえないよ---」
Nさん「見えてるよ。もっと前、そこそこ」
虫林「あ!いた。嬉しいな」

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---- 台場クヌギ-Sawtooth oak

-----(Yamanashi, 05/September/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L USM Fisheye


中歯型のオオクワガタ♂。
光量が乏しいので、ストロボ使用。

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---- オオクワガタ♂-A male of giant stag beetle

-----(Yamanashi, 05/September/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F2.8/L IS USM Macro, Flash(+)

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---- オオクワガタ♂-A male of giant stag beetle

-----(Yamanashi, 05/September/2015, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4/L IS USM Macro



アケビコノハの幼虫

アケビコノハといえば成虫もユニークなのだが、幼虫もなかなか面白い。

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---- アケビコノハの幼虫- The Japanese Argus

-----(Yamanashi, 23/August/2015, Canon EOS 6D, EF24-70mm F4/L IS USM



ゴマダラチョウの幼虫

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---- ゴマダラチョウの幼虫-A caterpillar of Eudocima tyrannus

-----(Yamanashi, 23/August/2015, Canon EOS 70D, EF8-12mm F4/L USM



クサカゲロウ類の幼虫

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---- クサカゲロウ類の幼虫-A caterpillar of green lacewing

-----(Yamanashi, 23/August/2015, Canon EOS 6D, EF100mm F2.8/L IS USM



??虫眼鏡ノート

ヒメオオクワガタは今年の課題。本日の午前中は高原でヒメオオクワガタを探しましたが、残念ながら見つけることができませんでした。とにかく何度かトライしてみたいと思っています。午後からはNさんの後をついてオオクワガタポイントを何箇所も回りました。さすが彼はオオクワ専門家だけあってオオクワガタの中歯型♂を見つけてくれました。中歯型とはいえ、オオクワガタはオオクワガタですね。憧れの虫にフィールドで会えて嬉しいです。Nさんに感謝。ちなみに、見つけたオオクワガタは撮影後に元の場所に戻しました。

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名残りセミ

これから秋もますます深まりフィールド散歩が楽しみですが、本来の仕事の方も忙しくなります。
でも、「人間万事が塞翁が馬」。なるようにしかならない、

Written by 虫林花山





by tyu-rinkazan | 2015-09-06 20:57 | ■甲虫 | Comments(10)