NATURE DIARY

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20160110 公園の散歩道:フユシャクを探して

DIARY Vol.11 (708): #04, 2016 :  

久しぶりにブログ更新。

フユシャクは冬に羽化する蛾。
この蛾をみると2つの疑問に突き当たる。
1)なぜ冬だけに出現?
2)なぜメスだけ翅が退縮?
多分、その答えは「種の維持に特化」ということだろうか


フユシャク♀

大きな桜の木が並ぶ公園。
フユシャクの♀を探した。
小さな翅のナミスジフユナミシャク♀発見

ここは見晴らしが良いので、富士山背景で撮影した。
広角で撮ると富士山が小さくなるので100mmマクロで撮影。

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----A female of “Winter Moth" resting on the trunk of cherry tree. Please note Mt. Fuji in the background.-- (Kofu-shi, Yamanashi)

------- January-09/2016, Canon EOS 6D, EF8-15mm F4L Fisheye USM, 100mm F2.8L Macro IS USM


オリンパス60mmマクロにGyoromeレンズをつけて撮影。
周囲がケられるけどストロボが使えるので使用範囲が広がるね。

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----Insect eye image of A female of “Winter Moth" -- (Kofu-shi, Yamanashi)

------- January-10/2016, Olympus OM-D E-M5, MZD60mm Macro + Gyorome 8


フユシャク♀の組写真、左上からチャバネフユエダシャク、ナミスジフユナミシャク、イチモジフユナミシャクかナミスジフユエダシャク、ウスオビフユエダシャク

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----Females of “Winter Moth" -- (Kofu-shi, Yamanashi)

------- January-10/2016, Olympus OM-D E-M5, EF60mm Macro



フユシャク♂

夜、自動販売機でフユシャクの♂を見つけた。
そこで、1時間ほど探してみると、何とか数種類をみることができた。

フユシャク♂は普通の蛾。

下の写真の上がクロテンフユシャク、下左からナミスジフユナミシャク、ミヤマフユナミシャク、シモフリトゲエダシャクだ。でも、蛾の同定には自信がないので間違っていたらご指摘願いたいと思います。

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----Males of “Winter Moth" -- (Kofu-shi, Yamanashi)

------- January-10/2016, Canon EOS 70D, EF8-15mm Fisheye, Olympus OM-D E-M5, EF60mm Macro



Written by 虫林花山


by tyu-rinkazan | 2016-01-23 17:03 | ■他の昆虫 | Comments(4)

20160109 暖冬の散歩道:菜の花とチョウたち

DIARY Vol.11 (707): #03, 2016 :  

<スギ花粉が飛び始めた?>
最近、鼻がムズムズして、時々くしゃみがでます。うーむ、こりゃあスギの花粉が飛び始めたに違いない。宮沢賢治を慕う全天候型ナチュラリストの虫林にとっては花粉症なんて「屁の河童」「平気の平左」。鼻がむずむずしても、鼻水がダラダラ出ても、鼻が詰まって変な声になっても、目が痒くなっても、くしゃみがでても、頭がボーとしても(これはいつものことかも)、虫たちをさがしてフィールドに出たいなと思っています。

ということで、今週は暖かい県南部に向かった。


菜の花と特急「ふじかわ」

車の窓から鮮やかな黄色(菜の花畑)を見つけた。

蝶でも来ていないかなと思い近づいたら、踏切のカンカン、カンカンという音とともに列車が近づいてきた。にわか「撮り鉄(鉄道写真マニア)」に変身し、100ミリマクロレンズのままで数枚シャッターをきった。

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----The rape Blossom
The rape blossoms are in full bloom already, while they can be seen in early February as usual. This unusual warm winter is confusing me with flowers of the season.--
(Nambu-cho, Yamanashi)

------- January-09/2016, Canon EOS 6D, EF100mm F2.8L Macro IS USM



越冬チョウ

ビワの葉裏を覗いてみると、そこには真っ白い三角形の姿。
越冬しているウラギンシジミ Toothed Sunbeamだ。

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----A male of the Toothed Sunbeam overwintering under the leaf of loquat-- (Nambu-cho, Yamanashi)

------- January-09/2016, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4L Fisheye USM


フラフラと頼りない様子でキタキチョウが飛来した。
キチョウは地面の草の上に静止し、その後には動かなかった。

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---- A Common Grass Yellow resting on the grass-- (Nambu-cho, Yamanashi)

------- January-09/2016, Canon EOS 70D, EF8-15mm F4L Fisheye USM, Olympus Stylus Tough TG-3


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----The Indian Red Admiral-- (Nambu-cho, Yamanashi)

------- January-09/2016, Olympus OM-D E-M1, MZD40-150mm


年越しの蝶たち

線路脇の南斜面には、すばやく飛び回るシジミチョウを見つけた。
見ると、ウラナミシジミPea Blueだった。
ウラナミシジミは秋になると個体数が増す旅蝶(南から旅してきた)。
通常、このあたりでは冬を越すことができないはずだけど------。

さすがに、翅はスレ、辺縁には破損がめだつ。

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----Many Pea Blue are found in the sunny place. -- (Nambu-cho, Yamanashi)

------- January-09/2016, Canon EOS 6D, EF100mm F2.8L Macro IS USM

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---- The Pale Clouded Yellow, The Small Copper, The Pale Grass Blue -- (Nambu-cho, Yamanashi)

------- January-09/2016, Olympus OM-D E-M1, MZD40-150mm

Written by 虫林花山


by tyu-rinkazan | 2016-01-11 09:06 | ▣ウラナミシジミ | Comments(6)

20160102 正月の散歩道:梅の花とモンキチョウ、ベニシジミ-----今何月?

DIARY Vol.11 (706): #02, 2016 :  

正月は運動不足になるので、昼食後に近くのフィールドに出ることにしました。

眩しい午後の日差しを浴びながら歩いていくと、紅梅の花が咲いていました(ほぼ6分咲き)。白梅の花は少し少なくて3分咲きといったところでした。さらに、驚いたことにモンキチョウも飛んでいました。慌てて近づいてみると、時々オオイヌノフグリの花で吸蜜していました。さらにベニシジミまで---------いったい今、何月?

多分、これらのチョウたちは昨年から連続的に発生したものが残っているのだと思いますが、お正月にモンキチョウやベニシジミをみるなんて記憶にありません(虫林は甲府にきてから25年)。他県の蝶ブログをみても、ベニシジミなどが掲載されていましたので、この暖冬現象はここだけのものではなさそうです。多分、例年よりも季節の歩みが2週間以上早いように思います(あるいは、季節の歩みが異常に遅いという方が適切かな)。

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??虫眼鏡ノート

今年のお正月は暖かい。梅の花が咲き、蝶が飛ぶお正月なんてこれまで経験が無いのです。この暖冬の影響が蝶の発生にどういう影響があるのだろうか。フォローしてみたいと思います。ところで、お正月のテレビは「寅さんシリーズ」を一日中放映してほしいな。日本のお正月はやはり寅さんですね----まあ、寅さんファンの独り言です。「鬼平犯科帳シリーズ」でも良いです-----しつこい。


Written by 虫林花山


by tyu-rinkazan | 2016-01-02 21:19 | ▣モンキチョウ | Comments(16)

20160101 第10回虫林大賞発表:アズマギクのチャマダラセセリ

謹賀新年
昨年中は拙写真と駄文にお付き合いいただき真に有難うございました。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。



<第10回虫林大賞 2016>
虫林大賞は昨年の写真の中から大晦日の夜に長時間選考(みかんを食べながら映画を見つつ)を行い、慎重かつ大胆に決定されます。とにかく、撮影者本人が選ぶのですからまったく自己満足以外の何物でもありません。今回の大賞作品は「みちのくのチャマダラセセリ」に決定いたしました。

この時は岩手県盛岡市の大学でたまたま学生講義の依頼があり、その後、週末を利用してレンタカーでチャマの棲息地の某所に行ってみました。そこは一面がアズマギクの花が咲いてとても綺麗な草原でした。このアズマギクでチャマが撮影できたら嬉しいなと思っていたら、なんと目の前の花に可愛い「みちのくチャマ」の姿を見つけたのです。ファインダーを見ながら胸が高鳴ったのを覚えています。これだから、蝶の写真は止められませんな。なお、岩手県でもチャマは近年急激に数を減じてきています。保護活動も行われていますが、心配ですね。

陸奥の高原で、一人ほくそ笑む虫林の姿あり------至福の時。

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------虫林大賞:みちのくのチャマ (5月24日、岩手県某所)



<甲虫部門賞>
チャマの撮影に気を良くして帰る道すがら、小さな貯木場を覗いてみたら「シロヘリトラカミキリ」を見つけてしまったのです。このシロヘリトラというカミキリは本州では極めて稀なはずです。この日はさらに大好きなヨコヤマトラカミキリも見つけたのですから本当に嬉しい一日でした。でも、シロヘリトラの写真の出来がイマイチで、虫林大賞の甲虫部門賞としてのクオリティがちょっとね。やはりここぞという時はもっとたくさんシャッターを切るべきです。反省の意味も込めて今年の部門賞にしました。

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-----シロヘリトラカミキリ(5月24日、岩手県)


<その他のノミネート作品>
上段左から、ヤマザクラとギフチョウ(長野県白馬村)、クロシジミ交尾(静岡県富士宮市)、ダイセンシジミ開翅(岩手県滝沢村)、キリシマミドリシジミ(山梨県南部町)、フィジージャノメ(フィジー共和国)、フチナシベニモンカザリシロチョウ(ベトナム社会主義共和国)、ヨコヤマトラカミキリ(岩手県川井村)、ツマアカルリタマムシ(インドネシア共和国)、シュモクバエ(インドネシア共和国)です。

それぞれが僕にとっては思い出深い虫たちでした。

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それでは、皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
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Nature Diary vol.11 (705): #01, 2016
Date: January-01
Place: Kofu in Yamanashi


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過去の虫林大賞 (The best shot of the year by Tyurin)
第1回 (2007):オオイチモンジの集団吸水
第2回 (2008):アリに攻撃される岩手のチョウセンアカシジミ
第3回 (2009):カタクリで吸蜜する白馬のギフチョウ(イエローバンド)
第4回 (2010):福島のキマダラルリツバメ♂開翅
第5回 (2011):槍ヶ岳バックのタカネヒカゲ
第6回 (2012):クロミドリシジミ♂開翅
第7回 (2013):フウロソウで吸蜜するタカネキマダラセセリ
第8回(2014):テングの首飾り
第9回(2015):陸中のキマリン



by tyu-rinkazan | 2016-01-01 09:20 | Comments(32)