NATURE DIARY

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20160827 キャノンMシステムを昆虫撮影に導入

DIARY Vol.11 (728): #24, 2016 :  

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<昆虫お散歩カメラの物欲・衝動購入>


虫林も「寄る年波には勝てぬ」で、このごろ通常の一眼レフカメラが何とも重く感じる時があります。先週、所用で東京に行った折に、中野のフジヤカメラに立ち寄り、小さくて軽いキャノンEOS M3+EF-M 28mm Macroレンズキットを購入してしまいました(はっきり言えば物欲衝動買いだ)。

このカメラはミラーレスで、小さいけどAPS-Cサイズのイメージセンサーを持っています。また、同時に購入した28mmマクロレンズは「ハイブリッド手振れ補正機能」が効くので、昆虫撮影には向いているようです。さらにこのレンズの前面にはLEDランプが装着されているのもユニークで有用だと思います。このカメラではアダプターを介して、一眼レフ用のキャノンEFレンズが使用できるのも、撮影システムを統一する意味ではとても大事なことですね。僕の場合、5D M-IIIや7D M-IIをメインカメラで使用することになるので、M3は気軽なお散歩サブカメラとして使用していく予定です。




夜、自動販売機にヤママユが訪れていた。

M3にEFレンズにアダプターを介して、EF8-15mm魚眼レンズを装着して撮影した。意外にこの組み合わせは違和感がなくて、合焦速度、露出なども問題がありませんでした。広角撮影では、地面も含めていろいろなアングルで撮影することが多いのですが、M3の背面のチルト式の液晶モニター(90度まで動く)はとても有用でした。魚眼レンズとの組み合わせはよさそうなので、これから飛翔撮影にもチャレンジしたいと思います。

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----ヤママユ: Japanese oak silkmoth (Antheraea yamamai)
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(August-27-2016, Nagano, Canon EOS M3, EF8-15mm f/4L Fisheye USM , Speedlight 430EX)



マルバダケブキの枯れ葉にフジコブヤハズカミキリ。
M3にEFレンズの60mmマクロレンズをアダプターを介して装着した。
マクロツインストロボMT-EX24を併用。

僕にとってはこの組み合わせが最も良かった。というのも、マクロツインストロボは大きいので、これをカメラに装着するとハンドリングが悪い。でも、M3にEF60mmマクロレンズ+ツインストロボ EX24の組み合わせは、僕の小さなカメラバックにちょうどすっぽり入るのだ。「ストロボ付きカメラをむき出しで持つ」必要がなくなるのがとても嬉しい。

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----フジコブヤハズカミキリ
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(August-27-2016, Nagano, Canon EOS M3, EF60mm f/2.8 Macro USM , MT-EX24)



M3用の28mmマクロレンズの先にGyorome 8を付けて撮影。
トリミングしてもよいが、このままの方がGyoromeの雰囲気が出てよいかも。

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----ダイミョウセセリ
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(August-20-2016, Yamanashi, Canon EOS M3, EF-M 28mm f/3.5 Macro IS STM, Gyorome 8, , Speedlight 430EX)



虫眼鏡ノート

今回、キャノンのM3を導入したのは、28mmのマクロレンズが登場したためです。このEF-M 28ミリマクロレンズ(フルサイズ換算で44.8ミリ)は、広角域でのユニークなマクロレンズだけど、EF100ミリと同等のハイブリッド手振れ補正機能を持ち、スーパーマクロ機能では実質1.8倍での撮影可能だという謳い文句はとても魅力的でした。さらにレンズ前面にあるLEDも暗い場所では有用に思えました。また、

実際に昆虫撮影で使用してみると、被写体までのワーキングディスタンスがとても短いので、マクロ機能をフルに使用するのは難しい場面がありました。それ以外は、この小さなマクロレンズはとても使いやすくて、今では常用レンズとしても使用しています。また、M3はアダプターを介してすべてのEFレンズが使用できるのも嬉しい。今回も8‐15mm魚眼を付けて撮影してみましたが、特にf不満を感じることはありませんでした。むしろ、M3背面のチルト式モニターは、地面にいる昆虫の広角撮影ではとても使いやすいと思いました。




Written by 虫林花山


by tyu-rinkazan | 2016-08-28 07:59 | ■撮影機材ほか | Comments(6)

20160820 雑木林の散歩道:小枝を切り落とす職人(ハイイロチョッキリ)

DIARY Vol.11 (728): #24, 2016 :  

今年は春からオトシブミ・チョッキリの仲間を好んで撮影している。この仲間は形態が独特で、また揺りかごをつくるなどの生態も面白い。その昔、アンリ・ファーブルもこの虫に興味を持ったようで、有名な彼の昆虫記の中にも登場させている。今回はドングリの実が熟する夏の終わりに出現するハイイロチョッキリを撮影した。


コナラとハイイロチョッキリ Cyllorhynchites ursulus

地面の上にドングリと葉が数枚付いたコナラの小枝がたくさん落ちていた。さらに、小枝が上からひらひらと落ちてくるのも見ることができた。これはハイイロチョッキリの仕業に違いない。ドングリを拾って調べてみると、産卵した後がついていた(挿入矢印)。

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---- 道を埋めるコナラの小枝
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(August-21-2016, Yamanashi, Canon EOS 5D M-III, EF8-15mm f/4L Fisheye USM , Speedlight 430EX)


撮影にはなるべく低いコナラの木が良いのだが、ドングリをつけるのは大きな木が多い。
そこで、脚立に乗ってドングリを見てみると、長い口吻を持つ♀の姿を見つけた。

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----ドングリ上のハイイロチョッキリ♀
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(August-20-2016, Yamanashi, Canon EOS M3, EF-M 28mm f/3.5 Macro IS STM)


オスが突然飛んできて葉の上に静止した。
体が小さいのと飛翔速度が速いので、飛んでいると目で追うのが難しい。

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----葉上のハイイロチョッキリ♂
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(August-20-2016, Yamanashi, Canon EOS 7D M-II, EF100mm f/4L Macro IS USM, MT-EX24)


ドングリに穴をあけるメスの姿を見つけた。
口吻が長いので、穴をあける時には背伸びしているようで面白い。

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----ドングリに穴をあけるハイイロチョッキリ♀
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(August-20-2016, Yamanashi, Canon EOS 7D M-II, EF100mm f/4L Macro IS USM, MT-EX24)




穴あけが終わるとすぐに穴にお尻をくっつけて産卵した。

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----産卵するハイイロチョッキリ♀
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( August-20-2016, Yamanashi, Canon EOS 7D M-II, EF100mm f/4L Macro IS UTM, MT-EX24)


産卵した後に適当な場所で枝を切り始めた。
作業開始から30分ほどで枝が落ちた。

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----枝を切るハイイロチョッキリ♀
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(August-20-2016, Yamanashi, Canon EOS 7D M-II, EF100mm f/4L Macro IS USM, MT-EX24)

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----枝を切るハイイロチョッキリ♀
----
(August-20-2016, Yamanashi, Canon EOS 7D M-II, EF100mm f/4L Macro IS USM, MT-EX24)


枝を落としたメスは力尽きたように切断面にしばらく静止していた。小さなハイイロチョッキリにとって、固いドングリの実に穴を開け、枝を落とす作業はかなりの労働に違いない。

ちなみに、オトシブミ・チョッキリの長い口吻は大顎を含む口の器官がそのまま細長く伸びたもので、先端部に大顎(かなり小さいけど)がある。その大顎で固いドングリの実にゴリゴリと穴をあけ、枝をガリガリと切るのだ。形態が合目的で感心するな。

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----枝を切るハイイロチョッキリ♀
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(August-20-2016, Yamanashi, Canon EOS 7D M-II, EF100mm f/4L Macro IS USM, MT-EX24)



クヌギとハイイロチョッキリ

ハイイロチョッキリといえばコナラを思っていたが、クヌギの実にも産卵するということをY氏から教えていただいた。実際、実をつけたクヌギの木で待っていると、数頭のハイイロチョッキリの姿を見ることができた。

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----クヌギの葉上のハイイロチョッキリ♂
----
(August-20-2016, Yamanashi, Canon EOS 7D M-II, EF100mm f/4L Macro IS USM)


クヌギの木を観察していたら交尾している個体を発見した。
オトシブミもチョッキリもオスは何もしない。
忙しく作業するメスの横に静止して見守るだけだ。

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----交尾するハイイロチョッキリ
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(August-20-2016, Yamanashi, Canon EOS 7D M-II, EF100mm f/4L Macro IS USM, MT-EX24)


虫眼鏡ノート

オトシブミ・チョッキリの仲間は面白い。先日、昆虫写真家のY氏に電話した時に、ご自宅の周りでハイイロチョッキリが出ていることを聞いた。ハイイロチョッキリはこれまで撮影したことがなかったので、さっそく、週末(土曜日)の午前中にご自宅にお邪魔して、周囲の雑木林で撮影させていただいた。感謝です。

そろそろコナラシギゾウムシとクリシギゾウムシも気になっている。



Written by 虫林花山


by tyu-rinkazan | 2016-08-23 06:32 | ■甲虫 | Comments(2)

20160811 盛夏の散歩道:クロシジミの幼虫とエゴヒゲナガゾウムシ

DIARY Vol.11 (727): #23, 2016 :  

ブナの森にて

数ヶ月前にこのブナの森を訪れたときに、点在するモミの幹にオオトラカミキリ(以下オオトラ)の幼虫の食痕を見つけた。オオトラといえばスズメバチほどの大きさのトラカミキリで、昔から珍品の誉れ高い甲虫だ。そこで、今回はオオトラの成虫を狙ってこの森を再訪することにした。結論からすると、残念ながら目的のオオトラの姿は見ることができなかった。でも、大好きなブナ(山毛欅)の森の散歩は、涼しくて、フィトンチッドが豊富で、すこぶる気持ちよかった。

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ブナの巨木 Japanese beech tree
---(August-12-2016, Yamanashi, Canon EOS 5D M-III, EF8-15 f/4L USM, Speedlight 430EX)


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オオセンチコガネ Geotrupes auratus auratus
--(August-12-2016, Yamanashi, Canon EOS 5D M-III, EF8-15 f/4L USM, EOS 7D M-II, EF-S60mm f/2.8 Macro USM, Speedlight 430EX)


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ウスバカミキリ Aegosoma sinicum sinicum
--(August-12-2016, Yamanashi, Olympus Stylus TG3 Tough)




エゴヒゲナガゾウムシ

虫林が住む甲府市内でもエゴの木はたくさんあるが、どういうわけかエゴヒゲナガゾウムシの姿を見ることができない。そこで、午後からは県境部を越えて、数年前に見つけたエゴの木にエゴヒゲナガゾウムシを見に行った。このゾウムシはとても面白い顔(変な顔)でフォトジェニックな昆虫だが、撮影は意外に難しかった。

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エゴヒゲナガゾウムシ Exechesops leucopis
--(August-06-2016, Shizuoka, Canon EOS 7D M-II, EF-S 60mm f/2.8 Macro USM, Speedlight 430EX)



クロシジミ

ご一緒したY氏にクロシジミの幼虫を見つけていただいた。さすがアリ蝶の大御所だな。クロシジミの成虫(メス)もまだ2頭ほど生き残っていたが、ススキの茎にはクロオオアリとともに多数の1齢幼虫や3齢幼虫も観察することができた。

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クロシジミ The Gray-pointed Pierrot
--(August-06-2016, Shizuoka, Canon EOS 5D M-III, EF300mm f/4L IS USM, Speedlight 430EX)


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クロシジミの1齢幼虫(黄色矢印)と3齢幼虫(赤色矢印)とクロオオアリ
--(August-06-2016, Shizuoka, Canon EOS 5D M-III, EF100mm f/4L Macro IS USM, Speedlight 430EX)

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クロシジミの1齢幼虫とクロオオアリ The Gray-pointed Pierrot
--(August-06-2016, Nagano, Canon EOS 5D M-III, EF100mm f/4L Macro IS USM, Speedlight 430EX)




虫眼鏡ノート

オオトラカミキリは残念ながら見ることができなかった。オオトラカミキリは虫林にとって思い出深い昆虫なので、いつかは撮影してみたいと思います。ネバーギブアップかな。また、本命は外したものの、エゴヒゲナガゾウムシやクロシジミの幼虫など興味深い昆虫たちを撮影できたのは収穫だった。夏休みも残りわずかになりました。

Written by 虫林花山 


by tyu-rinkazan | 2016-08-14 17:58 | ▣クロシジミ | Comments(2)

20160806 信濃の高原散歩道:ムモンアカの乱舞と熊を見た

DIARY Vol.11 (726): #22, 2016 :  

熊と出会った
実はゴマ撮影に向かう途中で「」の姿を目撃した。熊といっても小熊くらいの大きさだったが、木の上から滑り降りてきて慌てて逃げていった。今年は全国各地で熊が出没しているが、これはブナなどの実が不作なためといわれている。でも、本当のところはよくわからない。ちなみに、熊に出会ってしまったら、「背中を見せて逃げるのは自殺行為」らしいので、その時は勇気を出して熊と睨み合うしかないかな。統計的に7-8月は熊が最も活発化する時期らしいので、フィールド散歩のときには注意しないといけないね。

今回はゴマ撮影の時に近くの場所で見たムモンアカシジミの記事を供覧することにする。


ムモンアカシジミ

ゴマシジミの撮影もひと段落したので、近くのムモンアカシジミのポイントに案内していただいた。ポイントに到着して、しばらく汗を拭きながらムモンアカを探していると、ダンダラさんの奥様がヒメジオンの花で吸蜜する個体を見つけてくれた。
             
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ヒメジオンで吸蜜するムモンアカシジミ The Jonasi Orange Hairstreak.

(August-06-2016, Nagano, Canon EOS5D M-III, EF300mm f/4L IS USM, Speedlight 430EX)

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ヒメジオンで吸蜜するムモンアカシジミ The Jonasi Orange Hairstreak.

(August-06-2016, Nagano, Canon EOS5D M-III, EF300mm f/4L IS USM, Speedlight 430EX)



葉上に静止するムモンアカシジミを撮影。
一瞬翅を開いた時を撮影できたが、想定外だったので翅がブレてしまった。

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開翅したムモンアカシジミ The Jonasi Orange Hairstreak.

(August-06-2016, Nagano, Canon EOS5D M-III, EF300mm f/4L IS USM, Speedlight 430EX)

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葉上で静止するムモンアカシジミ The Jonasi Orange Hairstreak.

(August-06-2016, Nagano, Canon EOS7D M-II, EF-S 60mm f2.8 Macro USM, Speedlight 430EX)


午後1時を過ぎると、ムモンアカシジミの飛翔が始まった。
これまでのんびりしていた蝶たちが信じられないスピードで飛び回る。
この蝶の乱舞はなかなか圧巻だった。

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飛翔するムモンアカシジミ The Jonasi Orange Hairstreak.

(August-06-2016, Nagano, Canon EOS 5D M-III, EF300mm, EF8-15mm f/4L Fisheye USM, Speedlight 430EX)


乱舞が終了すると、あちらこちらで交尾する蝶たちを見ることができた。
一般的にゼフィルスの交尾はなかなか見ることができない。
でも、ムモンアカシジミの交尾シーンを見ることはそれほど難しくない。
幸いにして、近くの葉上で交尾するペアを見つけてくれたので、ゆっくり撮影できた。

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交尾するムモンアカシジミ The Jonasi Orange Hairstreak.

(August-06-2016, Nagano, Canon EOS 5D M-III, EF300mm f/4L IS USM, Speedlight 430EX)



近くの細いカエデの枝に沢山のアリ(クロクサアリ?)が集まっていた。ムモンアカシジミはアリとの共生が知られているが、このアリたちは関係ないかもしれないな。

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枝に集まるアリ

(August-06-2016, Nagano, Canon EOS 7D M-II, EF-S 60mm f2.8 Macro USM, Speedlight 430EX)



虫眼鏡ノート

アリ蝶であるゴマシジミ、オオゴマシジミ、ムモンアカシジミの発生時期(成虫)がほぼ同じなのは面白いと思います。この成虫発生の同時性とアリとの間には何か特別な関係がありそうにも思います。ムモンアカを撮影しながらふとそんな考えが頭をよぎりました。
 今年の夏休みは本業が忙しくて、ゆっくりと休めない。週末くらいはフィールド散歩に出ないと、こちらの方が「虫の息」になってしまう。昆虫の撮影は気分転換と健康維持にとても良いと思っています。是非とも週末はフィールドに出たいと思います。今回、ゴマ、ムモンアカの撮影に声をかけてくれた虫仲間の方々には改めて感謝する次第です。

Written by 虫林花山 


by tyu-rinkazan | 2016-08-10 21:54 | ▣ムモンアカシジミ | Comments(6)

20160806 信濃の高原散歩道:青いゴマに出会う

DIARY Vol.11 (726): #22, 2016 :

リオ五輪がいよいよ始まった。
アスリートたちの素晴らしいパフォーマンスが楽しみだね。 

このところ夏の日差しがとても厳しくて、だまっていても汗が噴き出てきます。ニュースによれば、昨日(土曜日)の気温は大阪、京都で38℃を越えたらしい。虫林が住む甲府市でも36℃を記録した。ちなみに、本日は暦の上で「立秋」になったとのことだが、こんなに暑い真夏のピークに立秋が宣言されても戸惑うばかりだ。こんな時は家で水風呂にでも入って、一日中ほっこりのんびりするにかぎります。しかし、それでは「ウィークエンドナチュラリスト」を自称する虫林の名がすたるというものだが-----。

今回のNDは、暑さにめげずに信州のゴマフィールドを散歩したときのことです。


高原の耕作地とゴマシジミ

ワレモコウが咲く信州の高原(ゴマシジミが棲息)。
この場所からは北アルプス(乗鞍岳)が見渡せる。
ワレモコウの花に来ているゴマシジミがわかるかな。
                 
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高原のゴマシジミ The Teleius Large Blue
--(August-06-2016, Nagano, Canon EOS5D M-III, EF300mm)


耕作地の土手や休耕田にはゴマシジミが飛び交い。
時折、ワレモコウの上で吸蜜していた。

LAOWA 15mm Macroで撮影してみた。このレンズは、15ミリの広角ながら等倍撮影やシフト撮影ができる(ワーキングディスタンスが極めて短いので等倍撮影は難しい)。昆虫写真家の山口進氏から教えていただき、ネットで中国の会社(Venus Optics)から直接購入したが、今では国内のショップでも手に入るようだ。このレンズの裏面には電気接点が無いので、ほぼマニュアル撮影になるがユニークな広角マクロレンズなので気に入っている。

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高原のゴマシジミ The Teleius Large Blue
--(August-06-2016, Nagano, Canon EOS 5D M-III, LAOWA 15mm Macro)


耕作地の土手や休耕田を歩いていくと、ワレモコウの花に静止するゴマシジミを見つけた。ゴマシジミの裏面は写真のように白っぽいものと茶色のものがある。白っぽいものは翅表が青いことが多い。開翅させるために影をつくったり、陽を当てたりしたが翅をひろげてくれなかった。

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ワレモコウの花で静止するゴマシジミ The Teleius Large Blue
--(August-06-2016, Nagano, Canon EOS 5D M-III, EF100mm Macro)



関東や中部地方のゴマシジミの色彩は多様で、青い部分が多い個体は「青ゴマ」、黒い部分が多い個体を「黒ゴマ」と呼んでいる。「ゴマ差別」になるぞと言われるかもしれないが、美しいものは美しいので仕方がないかな。この個体は羽化後まもない新鮮なものだった。

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葉上で開翅するゴマシジミ The Teleius Large Blue
--(August-06-2016, Nagano, Canon EOS 5D M-III, EF100mm Macro)

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ワレモコウの花に産卵するゴマシジミ The Teleius Large Blue
--(August-06-2016, Nagano, Canon EOS 5D M-III, EF-S 60mm Macro)



虫眼鏡ノート

本日はピーカンでとても暑い一日でしたが、蝶写友の皆さん(ダンダラさんご夫妻、Naoggioさん、Sさん)とご一緒して撮影散歩することができました。やはり気が置けない仲間との撮影行は楽しいものです。また、ご一緒したいと思います。さらに、現地ではケンダマーさんをはじめ多くの同好の方々とお会いできてとても楽しい一日になりました。皆さん、ありがとうございました。下の写真はnaoggioさんが夕暮れのゴマを撮影していた時のもの。この時間まで撮影する意欲、体力、根性を見習わなくては-----。

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なお、当日はムモンアカシジミやその他の蝶も撮影しました。
次に掲載しようと思いますが----時間がね。


Written by 虫林花山


by tyu-rinkazan | 2016-08-07 17:37 | ▣ゴマシジミ | Comments(6)

20160731 南アルプスの散歩道:マッチ棒のようなホソツツリンゴカミキリ

DIARY Vol.11 (725): #21, 2016 :  

いつの間にか8月に入り、ミンミンゼミやアブラゼミの声が聞こえる季節となった。今年も夏の終わりになったことを感じて少し寂しい気分になります。これまでしばらくブログの更新をしていませんでしたが、そろそろ再開しなければと思います。今回はマッチ棒のように細い「ホソツツリンゴカミキリ」に会いに南アルプスの河原を訪れることにしました。。

南アルプスの峪

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広く明るい谷--
Valley of South Alps

July-31-2016, Yamanashi, Canon EOS5D M-III, EF8-15mm Fisheye

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木から木が出ている変な木--
Strange Tree

July-31-2016, Yamanashi, Canon EOS5D M-III, EF8-15mm Fisheye



ホソツツリンゴカミキリ

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----葉上で休むホソツツリンゴカミキリ Oberea nigriventris
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July-31-2016, Yamanashi, Canon EOS5D M-III, EF8-15mm Fisheye, flash (+)

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----ホソツツリンゴカミキリ Oberea nigriventris
------
July-31-2016, Yamanashi, Canon EOS5D M-III, EF8-15mm Fisheye, flash (+)

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----マッチ棒のようなホソツツリンゴカミキリ Oberea nigriventris
------
July-31-2016, Yamanashi, Canon EOS7D M-II, EF100mm Macro, Twin flash (+)



アカハナカミキリとフタスジハナカミキリの異種間交尾

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----異種間交尾 Mating of different species
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July-31-2016, Yamanashi, Canon EOS7D M-II, EF100mm Macro, Twin flash (+)



ミドリシジミ

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----ミドリシジミ The Green Hairstreak
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July-31-2016, Yamanashi, Canon EOS7D M-II, EF100mm Macro, Twin flash (+)



虫眼鏡ノート

これまで数か月もブログを休止していました、やはり時間的な余裕がなかったのがその原因ですが、これからは不定期になるかもしれませんが、ブログを継続していきたいと思っています。ブログにはFBと違った魅力がありますからね。


Written by 虫林花山


by tyu-rinkazan | 2016-08-03 23:08 | ■カミキリムシ | Comments(4)