NATURE DIARY

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061014 秋の河原のミヤマシジミ1 (山梨県甲府市)

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秋の河原のミヤマシジミ1。。。
秋の河原のミヤマシジミ2。。。
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天気予報は晴れであったが、起床して外をみるとうす曇だ。
本日は午前中だけ時間が出来たので、GRデジタルとワイコンGW-1だけをポケットに入れて、近場の散歩道に行ってみることにした。

向かったのは虫林のお気に入りの散歩道、「ミヤマシジミの河原」に行ってみた。
到着してゆっくり歩き回るが、いつも出てくる可愛いシジミチョウ君が現れてくれない。

しばらく散歩してみたら、青いシジミチョウが足元の草むらから飛び立った。静止したところに駆け寄り、覗いてみるとやはりミヤマシジミ君だった。



◆ミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomon 
d0090322_2291857.jpg
= Ricoh GR Digital + GW1, f5.6, 1/111, ASA100 =



この河原もご他聞にもれず外来種「セイタカアワダチソウ」の黄色い花が群生している。このこの花は、もうすでに日本の秋の風景として定着してしまった感がある。

ちなみにセイタカアワダチソウは、他の植物の生育を妨げる物質を発ながら生育する。このような作用をアレロパシー(他感作用)というらしい。それでは、この植物が、日本の固有種を全て駆逐してしまうかというと、そうではない。増えすぎると、今度は自分の出した毒に自分がおかされ衰えるというのだ。
自然界とはうまく出来ているものだ。

ミヤマシジミのオスがセイタカアワダチソウの花で吸蜜を始めた。
みると、小型のクモがその蝶にゆっくりと近づいてきたではないか。何となく嫌な予感がしたが、どうやらそのクモにはミヤマシジミが大きすぎたみたいで、また諦めて戻っていた。



◆セイタカアワダチソウで吸蜜するミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomon とクモ◆
d0090322_2294092.jpg
= Ricoh GR Digital, f3.2, 1/1000, ASA100 =



ミヤマシジミの個体数はさすがに少なく。見ることが出来たのはわずか数頭だけであった。多分、採集などによる減少ではなく、時期的なものと思うが------。
ここは、甲府市内で虫林の知る唯一のミヤマシジミの棲息地なので、いつも心配している。

不思議なことに、見ることが出来た個体は全てオスなのだ。実は、♀の産卵写真を目的として訪れたのだが------。
でも見かけたオスは嬉しいことに結構綺麗だった。

それにしても、開翅したミヤマシジミ君は本当に美しい。他のブルーとは一味違うのだ。
ところで、後翅表面の外縁の黒い帯が広く、紋がかなり大きいが、これは第3化の特徴だろう。



◆ミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomon の開翅◆
d0090322_2210066.jpg
= Ricoh GR Digital, f3.2, 1/1000, ASA100 =



ミヤマシジミの飛翔は遅く、長い距離を飛ばない。その意味では飛翔写真は比較的楽な種類に属すると思われる。

GRデジタルを飛翔写真用のセッティングにする。なかなか利口なカメラで、マイセッティングを登録しておくと、通常撮影から1発でチェンジすることが出来るのだ。
飛翔写真ではシャッター速度を1/600以上で撮影したいが、本日は曇っているので絞りの方を小さくせざるをえない。



◆ミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomon の飛翔
d0090322_22101915.jpg
= Ricoh GR Digital, f2.8, 1/1000, ASA100 , トリミング=




◆ミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomon の飛翔◆
d0090322_2210321.jpg
= Ricoh GR Digital, f2.8, 1/1000, ASA100、トリミング=



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ミヤマシジミのポイントを1時間ほどで後にし、シルビアのポイントをのぞいて見ることにした。
到着してみると人影がある。ネットマン?
ご挨拶してお話を聞いてみると、「蝶の玉手箱」のcactussさんとそのお師匠さんであった。
3人で周辺を探した。

シルビアシジミの食草であるミヤコグサの葉を見ていたときに、お二人がシルビアシジミの卵を発見してくれた。かなり小さい-------。
後で、幼虫図鑑で調べたら、この蝶卵はシジミチョウのものに違いなく、形や色もシルビアシジミのものとして矛盾しない。また、さらに食草のミヤコグサ葉上だとすると、シルビアシジミの可能性がかなり高いと思われる。

そういえば、今日はGRデジタルしかもって来ていないので、マニュアルフォーカスに切り替えて最短撮影距離にあわせた。そして、ポケットにあった自作デフューザ(単なる紙)を手で押さえてストロボをたいた。
あとで拡大してみると、ちゃんと卵の輪郭がわかるではないか。



◆シルビアシジミの卵 Lycaeides argyrognomon 
d0090322_22104627.jpg
= Ricoh GR Digital, ASA100 =



シルビアシジミを探しているときに、ヤマトシジミ♀の低温型を発見し、撮影してみた。これからもっと綺麗になるんだよ。



◆ヤマトシジミ♀低温型 Pseudoziseeria maha 
d0090322_2211130.jpg
= Ricoh GR Digital, f2.8, 1/1000, ASA100 =



小生がご一緒した間に、シルビアシジミを発見することが出来なかったのは残念であるが、12時近くになったので、そろそろ帰らなくてはならない。cactussさんとお師匠さんにご挨拶して帰宅した。

短い時間でしたが、お2人とお話できてとてもよかったです。

そういえば、シルビアポイントで、ネットマン1人とも出会ってしまった。
小生は昔、カミキリムシの採集を行っていたので、偉そうなことはいえない。
むしろ、採集者の気持ちが少し分かる虫写真屋として、一言だけ言わせていただければ、採集よりもカメラで撮影する方が楽しいし、もっと自然が見えてくるよ!

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ヒメアカタテハの英名は「お化粧した淑女」という意味の名前だ。それほど厚化粧というようなイメージは無く、むしろ薄化粧の乙女の印象だったのだが、裏面をゆっくりと見てみると、確かに厚化粧だな~。



◆ヒメアカタテハ painted lady 
d0090322_22111546.jpg
= Ricoh GR Digital, f2.8, 1/1000, ASA100 =



河原にはカーネーションの仲間のカワラナデシコがまだ結構咲いていた。



◆カワラナデシコ◆
d0090322_22112973.jpg
= Ricoh GR Digital, f2.8, 1/1000, ASA100 =

# by tyu-rinkazan | 2006-10-14 22:14 | ▣ミヤマシジミ | Comments(12)