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061105 黒い天使(Black Cupid)を探して3 (山梨県身延町)

ある学会の学術集会に参加し、昨日の夕方、東京から帰宅した。連休最終日の今日、やっとフリーになった。

さて、どの辺を散歩しようかな?ここ数週間ほど近場ばかりを散歩しているので、今日は富士川流域のクロツバメシジミの発生地を探して、県南に足を伸ばしてみることにした(実は富士川流域のクロツ発生地探索は、昨年もトライして失敗している)。

知識、記録情報などを総動員して、発生地を探し出す事は大変だが楽しいものだ。昆虫撮影の醍醐味の一つだと思う。そう、ウィークエンドナチュラリストはいわばシャーロックホームズなのだ(虫林は英国推理小説のファン)。

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何箇所かで車を止めてはツメレンゲを探しつつ、身延町までやってきた。この辺りは河原も広く茫洋としている。
こんな広々としたところで風に吹かれていると、世の中の小事などは気にならなくなってしまうものだ。
精神衛生上、とてもよろしい。

ボブディランの「風にふかれて」を思わず口ずさんでしまう。
How many road must a man walkdown
before they call him a man. ------------



◆富士川の広い河原◆
d0090322_19325344.jpg
= Pentax istDS, Pentax DA 10-17mm FISHEYE (10mm), F8.0, 1/400, ASA200 =



色々と歩き回った挙句、やっと古い石組みの上でお目当てのツメレンゲ群落を見つけることができた。ここのツメレンゲは小型だが、数が多く、また群落の範囲は虫林の知る中では最大だ。



◆ツメレンゲ群落◆
d0090322_2052967.jpg
= Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



ツメレンゲ群落の周囲では、主役のクロツバメシジミも飛んでいる。
やっと富士川流域のクロツバメシジミの産地を見つけることができた。
今まで笛吹川、釜無川、ミダイ川流域のクロツ発生地は虫林のファイルにあるが、富士川流域はここが初めてなのだ。
良かった----------。

ここのクロツバメシジミの第一印象は小さいことだ。シルビアシジミよりも小さい個体がしばしば認められた。まあ、大きさの印象はかなり主観的なのであまり参考にはならないとは思うが---。



◆ツメレンゲの芽で静止するクロツバメシジミ Black Cupid  
d0090322_19331133.jpg
= Pentax istDS, Pentax DA 10-17mm FISHEYE + X1.5 RC, F3.5, 1/640, ASA200 =



クロツバメシジミは翅裏がやや褐色味を帯びているのが特徴だ。どういうわけか、現れたクロツは皆すぐに開翅してしまうので、翅裏を撮る機会がとても少なかった。この時期では、体温を高めるためにすぐに開翅するのだろうか。

この翅裏に西日が当たると露出がなかなか難しい。



◆クロツバメシジミ Black Cupid  
d0090322_19333924.jpg
= Pentax istDS, Pentax DA 10-17mm FISHEYE, F4.0, 1/640, ASA200 =



11月とはいえ、ここでは新鮮な個体も結構いるように見えたが、後でアップ写真を見てみると、やはりそれなりのようだ。韮崎や南アルプス市の個体に比較して、後翅表の外縁に並ぶ青白色の点状紋がやや小さい。



◆石上で静止するクロツバメシジミ Black Cupid  
d0090322_19335241.jpg
= Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm MACRO, F5.9, 1/640, ASA200 =



すぐ傍でモンキチョウが追飛していたので、一応写真におさめた。構図はうまくいったものの、ピントが甘くなってしまったのが残念だ。



◆モンキチョウの追飛◆
d0090322_19341023.jpg
= Pentax istDS, Pentax DA 10-17mm FISHEYE+X1.5RC, ASA200 =



かなりぼろいヤマトシジミだが、裏の紋が大きいような気がする。
個体差なのか、異常範囲に入るのか分からないが、一応掲載しておく。



◆ヤマトシジミ◆
d0090322_20572645.jpg
= Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



秋型のベニシジミが美しい。
ベニシジミは沢山見るのであまり気にかけないが、よく見るとその美しさは日本産蝶類の中でもトップクラスに位置するものではないかと思われる。



◆ベニシジミ◆
d0090322_212594.jpg
= = Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



突然、目の前にカエルが現れた。このカエルは石の色に合わせて白色化しているのがなかなか渋い。ちょっと不気味なのと少し可愛いので写真を撮った。
最近の若者用語では、このような場合、「キモカワイイ」というらしい。

このキモカワイイカエルは丸々と太っていいたが、まさかクロツを食べて太ったのではないだろうね!。



◆石の上で白色化したカエル◆
d0090322_1934244.jpg
= Ricoh GR-D, F5.6, 1/640, ASA100 =



虫林の大嫌いなカマキリを見つけた。
写真の対象としては面白いので撮ってみたが、こっちは、キモカワイイではなく、ただの、キモイだ。


◆カマキリ◆
d0090322_19343938.jpg
= Ricoh GR-D, F6.3, 1/640, ASA100 =



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本日は虫林のファイルの中に、また新しいクロツポイントをくわえる事が出来たのでとても満足だ。そろそろ午後1時30分になり、日も弱くなってきたので帰ろう。
by tyu-rinkazan | 2006-11-05 19:55 | ▣クロツバメシジミ | Comments(22)

061028 黒いキューピットを探して2 (山梨県韮崎市)

昨日の天気予報では、今日は曇り後雨。
ところが、朝から非常に良い天気になってしまった。

昔から「女心と秋の空」という言葉があるが、これは女心と同様に、秋の天気はうつり易く、理解し難いことの例えであろう(女性の方、失礼)。このままでは、「天気予報と秋の空」になってしまうぞ。あるいは、天気予報ならぬ天気予想になるかもしれない。頑張れ、気象庁!

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下の写真は、韮崎市の河原で見た飛行機だが、ここには航空高校という学校があるので、しばしばこのような飛行機を見ることができる。青空に西日を受けて輪郭を際立たせた飛行機がとても印象的だったので思わず撮影してしまった。うまい具合に飛行機が丁度良い位置に飛んでくれた。



◆青空と飛行機
d0090322_18481623.jpg
= Ricoh GR Digital、ASA100 =


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午前中、虫林は何もしないでノンビリしていた。たまには完全休養日もいいものだ。
家内の買い物にポーターとしてお供して帰った後、PCでメールをチェックしてみた。
北海道の「蝶の観察記録」のMさんから、メールが入っており、以前に訪れたことのある山梨県のクロツポイントを紹介してくれた。

うーむ、せっかく教えてくれたのだから、すぐに行ってみないと失礼かもしれない。
そこで、昼食後、Mさんのクロツポイントに行ってみることにした。え!今日は完全休養日だったはずだが--------。
ご親切に地図とコメントがあったので、そのポイントには楽に到達できた。

なるほど、ツメレンゲが草原のあちこちに生えている。昨日もこの辺りはチェックしたのだが、石の堤ばかりに目がいって、地面のツメレンゲに気がつかなかった。
今回は見渡したところ、クロツの成虫は見つからなかったが、もう少し早い時期であればかなり期待できそうだ。

腕時計を見たらまだ午後2時をまわったところなので、昨日、クロツをみたポイントによってから帰宅する事にした。ここは終日日向になっており、クロツの成虫もそこそこ飛んでいる。



◆クロツバメシジミ Black Cupid  
d0090322_18434882.jpg
= Pentax istDS, Pentax DA 10-17 (10) mm FISHEYE, F5.0, 1/640, ASA200 =



今日は広角写真を中心に撮影してみることにした。
クロツが静止したときに不用意に近づくと、西日による影でうまく撮影できない。まあ、四苦八苦しながらも、何とか数枚の広角写真を写すことができた。しかし、どうしても、西日により黄色味が強くなってしまった。

10-17mm FISHEYEレンズで、絞りf5.0で撮影すると、バックのツメレンゲがまだかなりボケている。もう少し絞りを入れたほうが良かったみたいだ。
ちなみに、「黒いキューピットを探して1」には、同じようなアングルで、GR-Dで絞り(f7.1)を入れて撮った写真をのせてある。コンデジの被写界深度には目を見張ってしまう。
比較していただきたい。



◆ツメレンゲで吸蜜するクロツバメシジミ Black Cupid  
d0090322_1844769.jpg
= Pentax istDS, Pentax DA 10-17 (17) mm FISHEYE, F5.0, 1/2000, ASA200 =



この時期、ツメレンゲが満開でも、クロツバメがいない事が多いようだ。
そういう意味では、この場所は、まだ成虫がかなり飛んでいるので、貴重なポイントと言えるのではないか。



◆クロツバメシジミの飛翔 Black Cupid  
d0090322_18442658.jpg
= Pentax istDS, Pentax DA 10-17mm FISHEYE, F10, 1/180, ASA200, Flash(+) =


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3時近くになると日が傾いてくる。何となく寂しい-----。
とぼとぼ歩いていると、モンキチョウの交尾に出会ったので、一応、写真に収めてみた。さらにもう一組のモンキチョウの交尾を見かけた。

交尾時間なのかな?



◆モンキチョウの交尾 Black Cupid  
d0090322_18444585.jpg
= Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm MACRO, F8.0, 1/750, ASA200=



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M氏から教えていただいたクロツポイントは2箇所で、もう1箇所は少し離れている。
また、時期を改めていくことにした。
Mさん、貴重な情報ありがとうございました。
by tyu-rinkazan | 2006-10-29 18:52 | ▣クロツバメシジミ | Comments(18)

061027 黒いキューピットを探して1 (山梨県韮崎市)

昨日の夜に東京から帰宅して、朝起きたときには少し疲れていたが、窓から外を見たら天気が良い。朝食の後、日本チョウ類保全協会のN氏から教えていただいたクロツバメシジミのポイントを見にいくことにした。

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ポイントに向かう途中、綺麗な柿の木林があったので、写真を撮った。
実は山梨県はブドウばかりではなく、桃や柿の産地でもあり、とくに百目柿からできるコロ柿(枯露柿)と呼ばれる干し柿は、あの武田信玄公も賞味したといわれているのだ。


◆柿林
d0090322_2283431.jpg
= Ricoh GR Digital+GW-1、ASA100 =


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韮崎市のポイントの場所は、すぐにわかった。
到着後、歩きはじめてすぐにツメレンゲの群落を見つけた。このポイントのツメレンゲは、概して痩せている。どうもツメレンゲという植物は、栄養状態で著しく大きさが異なるみたいだ。

良く見ると、ツメレンゲの群落には、目的のクロツバメシジミ(英名:黒いキューピット Black Cupid)もチラチラ飛んでいるではないか。しばらく、カメラやレンズをとっ換えひっ換えしながら、クロツ君の撮影に精を出した。

もう秋も深まっているのに、直射日光はまだ暑い!
汗が顔を伝わって流れる--------。



◆クロツバメシジミ Black Cupid  
d0090322_2285091.jpg
= Pentax istDS, Pentax DA 10-17mm FISHEYE, F8, 1/640, ASA200 =



ツメレンゲの花の時期はすでに終わり、茶色い花茎だけが立ち枯れのように残っている。
クロツバメシジミは小さいので、ツメレンゲがまるで林のように見える。
空が青いので、GR-DにワイコンGW-1を装着し、空が入るように撮影してみた。



◆クロツバメシジミとツメレンゲ林 Black Cupid  
d0090322_22205697.jpg
= Ricoh GR Digital + GW-1, F7.1, 1/800, ASA100=



ツメレンゲは満開の株が少ないながらあった。
巧い具合にその満開の花にクロツ君が吸蜜に訪れてくれた。
みると、開花した部分の一番上の花、すなわち新鮮な花の蜜を吸っているみたいだ。



◆ツメレンゲで吸蜜するクロツバメシジミ Black Cupid  
d0090322_2294193.jpg
= Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm MACRO, F4.5, 1/1500, ASA200=



虫林の知るポイントでは、食草のツメレンゲ群落のある場所から10m以上は決して離れなかった(虫林の決めたクロツの10mルール)。しかし、ここのクロツ君達は、「10mルール」を無視して、簡単に飛び回るのだ。

「ところ変われば、チョウも変わる」のだ。

クロツバメシジミの新鮮な個体が開翅した。翅全体にピントが合うように、絞りを入れ、注意深く撮影した。興味あることに、虫林が以前に他の場所で撮影した個体と翅表の白青鱗の紋の形が違うような気がするが---------。



◆クロツバメシジミの開翅 Black Cupid  
d0090322_22101493.jpg
= Pentax K100D/Pentax D-FA 100mm MACRO, F8.0, 1/125, ASA200 =



さらに、100mmマクロで最短距離まで近づき、アップで翅裏の撮影もしてみた。
アップにしていると肉眼で見る事ができない、意外な美しさやチョウの表情などが見えてくるのだ。



◆クロツバメシジミのアップ Black Cupid  
d0090322_22102716.jpg
= Pentax K100D/Pentax D-FA 100mm MACRO, F8.0, 1/250, ASA200 =


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キタテハがセイタカアワダチソウの黄色い花を訪れていた。
キタテハの秋型はGRデジタルの格好のモデルである。
背景がなるべく入るように撮影してみた。



◆キタテハ Chinese Comma 
d0090322_22104052.jpg
= Ricoh GR Digital+WD-1、ASA100 =



アメリカセンダングサの花を訪れたキチョウの飛翔写真を撮ってみた。
キチョウの飛翔は緩やかで、落ち着いて飛翔写真がとれる。
チョウを大きく見せるため、トリミングして掲載した。



◆キチョウの飛翔 Common Grass Yellow 
d0090322_22105344.jpg
= Ricoh GR Digital、ASA100 Trimming (+) =



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チョウ類保全協会のNさんのお陰で、クロツポイントを一つ増やすことができた。情報をありがとうございました。
そのポイント以外にも、色々歩き回ってみたところ、ツメレンゲの分布はここでは結構広いことがわかった。土手斜面ばかりではなく、河原の平坦な場所にも群落が発見できて驚いた。さらに、支流の土手も調査してみたところ、ツメレンゲの株を何箇所かで発見することができた。しかし、見た限りでは成虫が見つからなかった。

この秋から冬にかけて、ツメレンゲを頼りに、山梨県内のクロツバメシジミの棲息地を探してみるのも悪くない。
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by tyu-rinkazan | 2006-10-28 22:24 | ▣クロツバメシジミ | Comments(13)

061021 県南のチョウ達 (山梨県南部町)

我々、ナチュラリストは昆虫や植物の状態や分布から、温暖化や暖冬あるいは自然界の異常を察知するのだ。
ウィークエンド・ナチュラリストを自認する虫林も、最近の北進する昆虫たちの勢いに垂れた目を丸くして驚いている次第である。

クロコノマチョウは、以前は山梨県には分布していなかった蝶である。しかし近年、静岡県に近い県南の南部町や身延町では越冬する個体が観察されているらしい。

そうだ!今日はクロコノマチョウの撮影に行ってみよう。
この蝶は秋になると個体数が多くなるはずだから、撮影できるかもしれないぞ。

-----------というわけで、山梨県南部の町、南部町を訪れてみた。

クロコノマは英名を Dark Evening Brownというように、夕方の薄暗い時間帯に好んで活動する蝶なのだ。日中は暗い林の中にいるので、通常、見つけるのが難しい。
そこで、モウソウチクの混在するやや薄暗い林の中の道を歩いてみた。



◆クロコノマチョウが棲む林
d0090322_85634.jpg
= Ricoh GR Digital, F3.2, 1/60, -1.3 補正、ASA100 =



突然、目の前の茂みから大きな黒い蝶が飛び立った。
そのまま飛び去るのかと思いきや、近くの木の枝の葉上に静止した。
クロコノマチョウだ! ウーム、なんと大きい蝶なのだろう。

ところが、やっと出会ったクロコノマ君は意外に敏感で、近づくとすぐに飛んでしまう。
まるで、鬼ごっこをやっているみたいだ。

うーむ、このままではいつまでたっても撮影ができないぞ-----------。
よし、こうなったら説得作戦を展開しよう!。
静止するクロコノマ君に向かって、自分は怪しい人間ではないこと、危害を絶対に加えないこと、写真を1枚だけ取らせてほしいこと、などを必死で犯人いやクロコノマ君に訴えた。

最後にはクロコノマ君も納得してくれたみたいで、何とか数回だけシャッターを押すことができたのだ。

絞り開放、ASA800で、シャッター速度がやっと1/90だ。いかに暗い林だったかわかるだろう。
気が付くと、竹林のかなり奥まで入ってきてしまい、元の道に出るまで少し時間がかかった。



◆静止したクロコノマチョウ秋型 Dark Evening Brown 
d0090322_853057.jpg
= Pentax K100D/Pentax D-FA 100mm MACRO, F2.8, 1/90, ASA800 =



その後、数箇所の別な林に立ち寄ったが、クロコノマを見つけることは出来なかった。

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次にツマグロキチョウを探してみることにした。
今までどういうわけか、山梨県内でツマグロキチョウを観察していなかったのである(静岡県ではあるが)。
ここは、静岡県にも程近いので、ツマグロキチョウがいてもおかしくない、否、いるはずだ、否、いなければならない。

富士川の河川敷からそれほど離れていない、山林の中の草原を探した。
セイタカアワダチソウなどの咲く場所を覗いてみると、はたしてツマグロキチョウ君が飛んでいるではないか。



◆ツマグロキチョウの棲息地◆
d0090322_854631.jpg
= Ricoh GR Digital, F3.2, 1/60, -1.3 補正、ASA100 =



ツマグロキチョウは1頭ではなく、数頭がふわふわと飛翔したり、地面や背の低い草上で休止していた。これだけ複数のツマグロキチョウがいると、落ち着いて観察することができる。

秋の雰囲気を出したいので、黄葉した葉に止まったツマグロキチョウをやや逆光気味に撮影していたら、ナミキチョウ(写真の上方)がちょっかいを出しにきた。
その時、ツマグロキチョウがもじもじしながら少し開翅したのだ。キチョウ類の開翅は今まで見たことがない。貴重?

でも、これは交尾拒否行動によるもので、本当の開翅写真ではなく、偽開翅写真といわざるをえない。



◆黄葉した葉上に静止するツマグロキチョウ > Angulated Grass Yellow
d0090322_861890.jpg
=GR Digital =



どこでもアメリカセンダングサが猛烈に増えている。
ツマグロキチョウは同時に咲いていたセイタカアワダチソウよりもセンダングサの方が好きみたいだ。

アメリカセンダングサの花で吸蜜しているツマグロキチョウを撮影した。
翅辺縁の細かい毛が逆光で光り、なかなか綺麗だ。



◆ツマグロキチョウ Angulated Grass Yellow  の吸蜜
d0090322_863466.jpg
= Ricoh GR Digital, F5.6, 1/380, ASA400=



おとなしいツマグロキチョウに会ったので、超アップの写真を撮影した。
アップで見ると、細かい黒点が散在しているのがわかる。

本当はGRデジタルで撮影したかったが、どうしても蝶がカメラの影に入ってしまうのだ。



◆ツマグロキチョウ > Angulated Grass Yellow
d0090322_865092.jpg
= Pentax K100D/Pentax D-FA 100mm MACRO, F4.0, 1/1500, ASA400 =



ツマグロキチョウの飛翔はゆっくりで、飛翔写真も撮影しやすい。
ちなみに、この写真はトリミングしていない。



◆ツマグロキチョウ > Angulated Grass Yellow  の飛翔◆
d0090322_8641.jpg
= Ricoh GR Digital + GW1, F7.1, 1/1070, ASA200 =




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路傍でホトトギスの花を見つけた。
咲いていたのはこの1輪だけで、時期的にはもう遅いので、花はこれが最後なのかも知れない。
綺麗な花だ。



◆ホトトギス◆
d0090322_87781.jpg
= Pentax K100D/Pentax D-FA 100mm MACRO, F8.0, 1/30, ASA400 =



マムシ養殖場が近くにあるみたいだ。
虫林は色々なところを散歩しているが、幸いにしてマムシは過去2回しか見たことがない。
1回は高尾山の日陰沢で、あとの1回は本栖高原だ。



◆看板◆
d0090322_872429.jpg
= Pentax K100D/Pentax D-FA 100mm MACRO, F5.6, 1/1000, ASA400 =



マムシ養殖場がどういうところか非常に興味があったが、本日は午後に家内の手伝いを約束してしまったので、帰らなければならない。
by tyu-rinkazan | 2006-10-22 08:23 | ▣クロコノマチョウ | Comments(26)

061015 秋の河原のミヤマシジミ2 (山梨県甲府市)

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秋の河原のミヤマシジミ1。。。
秋の河原のミヤマシジミ2。。。
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本日は朝から学会のハンドアウトを書こうと思っていた。
しかし、朝食の後、あまりに天気が良いので、家内の呆れた顔を尻目に、また近くの河原まで散歩に出かけてしまった。

河原から見る空には「いわし雲」が浮かび、もう秋も終わりを告げている。
ノイバラの実を前景にして秋の空を撮影してみた。



◆ノイバラの実と秋の空◆
d0090322_15291024.jpg
= Ricoh GR Digital, GW-1 =



今日はミヤマシジミのメスを見ることが目的だ。
ゆっくり歩いていると、数頭のオスが飛び出した。
やはり、今日は昨日よりも条件が良さそうで期待が持てるみたいだ。

ほどなく、目的のメスが飛び出した。
昨日と違い(昨日はGRデジタルのみ)、今日はPentaxの1眼も持ってきているので、開翅したメスのアップをゆっくりと写すことができた。こんなとき、100mmマクロレンズの有り難味がわかろうというものだ。

新しい個体といえないが、それでも晩秋に見られるメスの特徴である後翅の青燐が発達しているのがわかる。



◆ミヤマシジミ♀ Lycaeides argyrognomon の開翅◆
d0090322_15293590.jpg
= Pentax K100D, Pentax DA 100mm MACRO=



コマツナギの葉上で開翅するメスをゆっくり見ながら、ペットボトルのお茶を飲んでいたら、突然、枝をつたわって根元に降り出した。ウームどうやら産卵だ!

ミヤマシジミの産卵は、夏まではコマツナギの上部の葉で行うが、晩秋になると根元でするといわれている。卵で越冬するための知恵なのだ。

あわててカメラで追ってみたが、草の間に入って動いているのが分かる程度で、なかなか見ることができない。地面に這いつくばって、やっと一枚だけ写真が撮れた。



◆ミヤマシジミ♀ Lycaeides argyrognomon の産卵◆
d0090322_1530165.jpg
= Pentax K100D, Pentax DA 100mm MACRO, トリミング =



GRデジタルにワイコンをつけて、ミヤマシジミの広角写真を撮ってみた。今日は天気が良いので、意識的に空が入る位置にカメラを構えて写した。



◆ミヤマシジミ♀ Lycaeides argyrognomon の静止◆
d0090322_15302026.jpg
= Ricoh GR Digital, GW-1 , ASA100 =




◆ミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomon の静止◆
d0090322_15303630.jpg
= Ricoh GR Digital, GW-1 , ASA100 =



ついでにGRデジタルで飛翔写真を写してみた。昨日よりは日が強く当たっているので、より速いシャッター速度で写すことができた。ただ、成功率はまだ1眼の方が良いが、数枚使える写真を撮ることができた。



◆ミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomon の飛翔◆
d0090322_15305148.jpg
= Ricoh GR Digital, ASA200 , トリミング=




◆ミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomonの飛翔◆
d0090322_153147.jpg
= Ricoh GR Digital, ASA200, トリミング =




◆ミヤマシジミ♀ Lycaeides argyrognomonの飛翔◆
d0090322_15311956.jpg
= Ricoh GR Digital, ASA200, トリミング =



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その他の蝶としては、ウラナミシジミとキチョウがアメリカセンダングサやセイタカアワダチソウの花に集まっていたので、GRデジタルで写真を撮った。



◆アメリカセンダングサの花で吸蜜するウラナミシジミ Zebra Hairstreak
d0090322_1531333.jpg
= Ricoh GR Digital, ASA100 =




◆セイタカアワダチソウの花で吸蜜するキタテハ Chinese Comma
d0090322_15314789.jpg
= Ricoh GR Digital, ASA100 =




◆セイタカアワダチソウの花で吸蜜するキタテハ Chinese Comma
d0090322_1532079.jpg
= Ricoh GR Digital, ASA100 =

by tyu-rinkazan | 2006-10-15 15:47 | Comments(22)

061014 秋の河原のミヤマシジミ1 (山梨県甲府市)

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秋の河原のミヤマシジミ1。。。
秋の河原のミヤマシジミ2。。。
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天気予報は晴れであったが、起床して外をみるとうす曇だ。
本日は午前中だけ時間が出来たので、GRデジタルとワイコンGW-1だけをポケットに入れて、近場の散歩道に行ってみることにした。

向かったのは虫林のお気に入りの散歩道、「ミヤマシジミの河原」に行ってみた。
到着してゆっくり歩き回るが、いつも出てくる可愛いシジミチョウ君が現れてくれない。

しばらく散歩してみたら、青いシジミチョウが足元の草むらから飛び立った。静止したところに駆け寄り、覗いてみるとやはりミヤマシジミ君だった。



◆ミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomon 
d0090322_2291857.jpg
= Ricoh GR Digital + GW1, f5.6, 1/111, ASA100 =



この河原もご他聞にもれず外来種「セイタカアワダチソウ」の黄色い花が群生している。このこの花は、もうすでに日本の秋の風景として定着してしまった感がある。

ちなみにセイタカアワダチソウは、他の植物の生育を妨げる物質を発ながら生育する。このような作用をアレロパシー(他感作用)というらしい。それでは、この植物が、日本の固有種を全て駆逐してしまうかというと、そうではない。増えすぎると、今度は自分の出した毒に自分がおかされ衰えるというのだ。
自然界とはうまく出来ているものだ。

ミヤマシジミのオスがセイタカアワダチソウの花で吸蜜を始めた。
みると、小型のクモがその蝶にゆっくりと近づいてきたではないか。何となく嫌な予感がしたが、どうやらそのクモにはミヤマシジミが大きすぎたみたいで、また諦めて戻っていた。



◆セイタカアワダチソウで吸蜜するミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomon とクモ◆
d0090322_2294092.jpg
= Ricoh GR Digital, f3.2, 1/1000, ASA100 =



ミヤマシジミの個体数はさすがに少なく。見ることが出来たのはわずか数頭だけであった。多分、採集などによる減少ではなく、時期的なものと思うが------。
ここは、甲府市内で虫林の知る唯一のミヤマシジミの棲息地なので、いつも心配している。

不思議なことに、見ることが出来た個体は全てオスなのだ。実は、♀の産卵写真を目的として訪れたのだが------。
でも見かけたオスは嬉しいことに結構綺麗だった。

それにしても、開翅したミヤマシジミ君は本当に美しい。他のブルーとは一味違うのだ。
ところで、後翅表面の外縁の黒い帯が広く、紋がかなり大きいが、これは第3化の特徴だろう。



◆ミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomon の開翅◆
d0090322_2210066.jpg
= Ricoh GR Digital, f3.2, 1/1000, ASA100 =



ミヤマシジミの飛翔は遅く、長い距離を飛ばない。その意味では飛翔写真は比較的楽な種類に属すると思われる。

GRデジタルを飛翔写真用のセッティングにする。なかなか利口なカメラで、マイセッティングを登録しておくと、通常撮影から1発でチェンジすることが出来るのだ。
飛翔写真ではシャッター速度を1/600以上で撮影したいが、本日は曇っているので絞りの方を小さくせざるをえない。



◆ミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomon の飛翔
d0090322_22101915.jpg
= Ricoh GR Digital, f2.8, 1/1000, ASA100 , トリミング=




◆ミヤマシジミ♂ Lycaeides argyrognomon の飛翔◆
d0090322_2210321.jpg
= Ricoh GR Digital, f2.8, 1/1000, ASA100、トリミング=



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ミヤマシジミのポイントを1時間ほどで後にし、シルビアのポイントをのぞいて見ることにした。
到着してみると人影がある。ネットマン?
ご挨拶してお話を聞いてみると、「蝶の玉手箱」のcactussさんとそのお師匠さんであった。
3人で周辺を探した。

シルビアシジミの食草であるミヤコグサの葉を見ていたときに、お二人がシルビアシジミの卵を発見してくれた。かなり小さい-------。
後で、幼虫図鑑で調べたら、この蝶卵はシジミチョウのものに違いなく、形や色もシルビアシジミのものとして矛盾しない。また、さらに食草のミヤコグサ葉上だとすると、シルビアシジミの可能性がかなり高いと思われる。

そういえば、今日はGRデジタルしかもって来ていないので、マニュアルフォーカスに切り替えて最短撮影距離にあわせた。そして、ポケットにあった自作デフューザ(単なる紙)を手で押さえてストロボをたいた。
あとで拡大してみると、ちゃんと卵の輪郭がわかるではないか。



◆シルビアシジミの卵 Lycaeides argyrognomon 
d0090322_22104627.jpg
= Ricoh GR Digital, ASA100 =



シルビアシジミを探しているときに、ヤマトシジミ♀の低温型を発見し、撮影してみた。これからもっと綺麗になるんだよ。



◆ヤマトシジミ♀低温型 Pseudoziseeria maha 
d0090322_2211130.jpg
= Ricoh GR Digital, f2.8, 1/1000, ASA100 =



小生がご一緒した間に、シルビアシジミを発見することが出来なかったのは残念であるが、12時近くになったので、そろそろ帰らなくてはならない。cactussさんとお師匠さんにご挨拶して帰宅した。

短い時間でしたが、お2人とお話できてとてもよかったです。

そういえば、シルビアポイントで、ネットマン1人とも出会ってしまった。
小生は昔、カミキリムシの採集を行っていたので、偉そうなことはいえない。
むしろ、採集者の気持ちが少し分かる虫写真屋として、一言だけ言わせていただければ、採集よりもカメラで撮影する方が楽しいし、もっと自然が見えてくるよ!

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ヒメアカタテハの英名は「お化粧した淑女」という意味の名前だ。それほど厚化粧というようなイメージは無く、むしろ薄化粧の乙女の印象だったのだが、裏面をゆっくりと見てみると、確かに厚化粧だな~。



◆ヒメアカタテハ painted lady 
d0090322_22111546.jpg
= Ricoh GR Digital, f2.8, 1/1000, ASA100 =



河原にはカーネーションの仲間のカワラナデシコがまだ結構咲いていた。



◆カワラナデシコ◆
d0090322_22112973.jpg
= Ricoh GR Digital, f2.8, 1/1000, ASA100 =

by tyu-rinkazan | 2006-10-14 22:14 | ▣ミヤマシジミ | Comments(12)

061007 強風の1日 (山梨県南アルプス市)

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。。。。。。。061007 強風の1日 (山梨県南アルプス市)。。。。。。。。。。。。
初冠雪の富士山とツマグロキチョウ(静岡県富士宮市)
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ここ2年ばかり愛用してきたRicoh Caplio GX8が故障してしまった。
時々、シャッターがきれなくなるのだ。
近くのキタムラに行って、相談したら、修理よりも買い換えを勧められた。

確かに我が愛機GX8は、野外での過酷な使用に、カメラ本体の一部が凹み、レンズにも傷がある。思えば、落とすこと数回、ぶつけること数知れず。今までよくもったものだ。
結局、GX8の修理は諦め、同じリコーの GR Digital(以下GR-D)を注文した。

本日届いたGR-Dは、手に取った瞬間に気に入った。GX-8よりもコンパクトで、出っ張りも少なく、ポケットにも楽に入る。もちろん、操作はGX8と似ているので、問題ない。

はてさて、何はともあれ出かけよう。


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自宅近くの河原を訪れたが、台風の通過後で、風が非常に強い。

どこかのブログか写真雑誌でみたように、風の強さを表現するために、一眼のPentaを絞り優先モードにし、絞込み、シャッター速度を遅くした。ススキの穂がスローシャッターのためにブレながらなびく様子が面白い。



◆強風にたなびくススキの穂◆
d0090322_18325847.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, 1/45, F32, ASA200 =



車の中から、桜の花が咲いているのが見えた。
あれ、今は秋なのに何故桜が-------。

思わず通りすぎた後にわざわざ戻って、早速、DRデジタルをだして、花と青空を撮影してみた。絞り優先モードでF5.6まで絞っただけで、ほぼ全体にピントがあってしまう。

冬に咲く桜は寒桜というが、秋の桜は何と呼べばよいのだろうか?
秋桜と漢字で書くと、コスモスのことになってしまうので、この漢字はあまり適切ではないだろう。



◆秋に咲いた桜の花◆
d0090322_18331825.jpg
= Ricoh GR Digital, 1/540 sec, F5.6, =



さらに、驚いたことに、河原ではなんとスミレ(?)の花を見つけた。
一体どうなっているの?
桜の花とスミレの花をみれば季節は春だろ。

最近、何かがおかしい。
不気味だ。



◆秋に咲いたスミレ?◆
d0090322_18333535.jpg
= Ricoh GR Digital =



いつものクロツバメシジミのポイントに行ってみた。
今日は風が強すぎて、蝶の撮影はなかなか難しい。

ポイントに到着して、周囲を見渡すと、雑草が綺麗に刈られていた。
そういえば、2-3週間前に市の草刈が入ったのだ。
嬉しいことに、クロツバメシジミの食草のツメレンゲはしっかりと保護されていた。

隣接する家のご主人が、草刈のときに注意してくれたみたいだ。
ご主人、ありがとうございます。

しかし、クロツバメシジミの個体数が、数週間前に比べて、激減している。
まさか風のせいでもないだろう。
ウーム、採集者に乱獲されたのかも知れない。
残念だ---------。

でも何とか、GR-Dでツメレンゲをバックに、クロツバメシジミの写真を数枚撮影した。



◆クロツバメシジミ◆
d0090322_18335576.jpg
= Ricoh GR Digital =



クロツのポイントの周りで、ツマグロヒョウモンのオスがフワフワと飛んでいた。
よし、GR-Dで次は飛翔写真に挑戦してみよう。

正直な話、GR-Dでの飛翔写真は、GX8のときと同様で、シャッターの切れが悪いようだ。シャッターをきった時に、ビシッと撮影できたような感覚が無いのだ。
でも、後で見てみると、トリミングしてまあまあの写真がゲットできたのは嬉しい。



◆ツマグロヒョウモンの飛翔◆
d0090322_18341234.jpg
= Ricoh GR Digital、トリミング =



ウラナミシジミの撮影をしていたら、突然風が吹いて、飛びあがった。
偶然に飛翔写真が撮れてしまった。しかし、これはあくまで偶然なので、あまり嬉しくない。



◆ウラナミシジミの飛翔◆
d0090322_18342785.jpg
= Pentax K100D, Pentax D-FA 100mm Macro, トリミング =




◆オオスカシバ◆
d0090322_18343967.jpg
= Ricoh GR Digital、トリミング =



本日は午後から、埼玉・山梨の細胞診合同講習会があるのであまりゆっくりも出来ない。
急いで帰ろう。
by tyu-rinkazan | 2006-10-08 18:47 | ▣クロツバメシジミ | Comments(6)

060923 シルビア、クロツの秋 (山梨県南アルプス市)

数日前の朝日新聞で、今までシルビアシジミとされていた南西諸島の個体が、「ヒメシルビアシジミ」として新種記載されたという記事がのった。

詳細は不明であるが、記事によると、DNA解析と形態を再検討した結果、系統が全く異なるそうだ。
これで、本土産のシルビアシジミは固有腫ということになり、それを保護する必要性がさらに高まったことを新聞では報じている。

ならば、本土産(山梨県産)のシルビアシジミの撮影に行こう。


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朝食前の2時間を利用して訪れた。
ポイント到着後、前回、ダンダラさんと一緒にシルビアシジミの写真を撮影した場所に先ず向かってみた。
しかし、そこは草刈が入った後で、前回の撮影場所がなかなか特定できない。

でも、何となく周りの雰囲気からそれらしい場所を歩いてみた。
すると何頭かのヤマトシジミやツバメシジミを見かけた後、やや小型のブルーが飛び出した。
ウーム、もしかして------シルビア?

静止した小さなブルーは、紛れもなくシルビアシジミだった。



◆葉上で休む小さなシルビアシジミ Lesser Grass Blue
d0090322_20485383.jpg
= Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, ASA200 =



シルビアシジミのシルビアという名前の由来について、以前に北海道のFieldさんからご教示いただいた。

それはこの蝶の命名者である著名な昆虫家の御令嬢の名前らしい。
さらに、シルビアと名づけられた娘は、幼くして亡くなり(生後7ヶ月)、彼は娘をしのんで、この小さなシジミチョウに、娘の名前をつけたということだ。



◆シルビアシジミ Lesser Grass Blue のクローズアップ◆
d0090322_20495167.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



天気が良いので、昼食後にもう一度シルビアシジミの撮影に行った。

実は朝に訪れたときに、シルビアシジミを見つけた土手の反対側斜面に食草のミヤコグサの群落を見つけたからだ。その場所は、朝は日陰になっていたが、午後には日が当たり、シルビアシジミが訪れるかも知れないと思われた。

朝に目をつけたその場所に到着してまもなく、交尾したシルビアシジミを見つけた。
驚いた-----。



◆シルビアシジミ Lesser Grass Blue の交尾◆
d0090322_20501220.jpg
= Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, ASA200 =



再びシルビアシジミの交尾に出会えるとは、なんと虫林は運が良いのだろうか。
幸運に感謝しながら、西日の直射による暑さも忘れ、ゆっくりと撮影した。

交尾は虫林がその場所に滞在した1時間以上にわたって持続していた。



◆シルビアシジミ Lesser Grass Blue の交尾◆
d0090322_20503012.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



午後の日差しの中で、チョウたちは一向に静止してくれない。

ヤマトシジミより小型のシジミが現れたので、しつこく追いかけて、やっと静止したところをみたらシルビアシジミの♀だった。

見ていると、そのメスは開翅してくれた。
残念ながら擦れた個体であるが、シルビアシジミの秋型の特徴である前翅表面の基部に発達した青鱗がなかなかおしゃれである。



◆シルビアシジミ♀ Lesser Grass Blue の開翅◆
d0090322_20504711.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



一応、この♀で飛翔写真に挑戦してみた。



◆シルビアシジミ Lesser Grass Blue の飛翔◆
d0090322_205121.jpg
= Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, Flash+, ASA200 =


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以前の日記で、シルビアシジミとヤマトシジミの目の色の違いについて書いた。

今回、目に注目して撮影してみたが、驚いたのはヤマトシジミの目の色には微妙な個体差があることだった。つまり、ヤマトシジミの目は基本的には青灰色であるが、時に褐色調を帯びる事があるようだ。

次写真の個体の目の色は、ヤマトシジミでは典型的な青灰色である。



◆青灰色の目を持つヤマトシジミ Pale Grass Blue
d0090322_20511783.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



一方、次写真の個体は、目の色がシルビアシジミの目の色に近く、褐色だ。

この個体は、翅裏面の外縁にならぶ紋も、シルビアシジミのような褐色を呈している。
まさか雑交による個体ではないと思うが、ヤマトシジミの目の色は、翅裏の紋の色と同調しているかのようにみえる。

ウーム、面白い。

結論は、目の色での判断は難しい場合があるということだ。



◆褐色の目を持つヤマトシジミ Pale Grass Blue
d0090322_20513361.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =


**************************************************



次に、クロツバメシジミポイントに立ち寄ってみることにした。
ツメレンゲの花の状態をみるためだ。

花は部分的に咲いてはいるものの、まだ一分咲き程度で、満開からは程遠い状態だ。



◆石の上で休むクロツバメシジミ Black Cupid
d0090322_20563549.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



クロツバメシジミは、英名をBlack Cupidという。
「黒いキューピット」、なかなか可愛い名前じゃないか。

実際に拡大してみると、クロツは可愛い顔しているので、黒いキューピットという名前がぴったりとくる。



◆クロツバメシジミ Black Cupid のクローズアップ◆
d0090322_20592373.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



1頭のクロツが食草のツメレンゲに止まった。
どうやら、産卵しているみたいだ。



◆クロツバメシジミ Black Cupid の産卵◆
d0090322_20595340.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =




翅表は全体に黒色で、後ろ翅の外縁に小さな青色の紋が並ぶ。
この青いスジは、関東の個体では発達が乏しいそうだ。



◆クロツバメシジミ Black Cupid の開翅◆
d0090322_2101519.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



◆クロツバメシジミ Black Cupid の吸蜜◆
d0090322_2105816.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



◆クロツバメシジミ Black Cupid の飛翔◆
d0090322_2111219.jpg
= Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, ASA200, Flash+ =



◆クロツバメシジミ Black Cupid の飛翔◆
d0090322_2112855.jpg
= Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, ASA200, Flash+ =



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モンキチョウの交尾写真を撮影していたら、1頭のオスが交尾個体にちょっかいを出しに訪れた。



◆モンキチョウ Pale Clouded Yellow の交尾◆
d0090322_2114262.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



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南アルプス市のクロツポイントに到着して観察していると、隣接した民家のご主人が声をかけてくださった。
虫林がそのご主人と会ったのは5年前で、それ以後、このポイントにくるとたびたびお会いしている。

いつも笑顔で話しかけてくれるので、ご主人とお会いするのが楽しみにもなっているのだ。

ご主人の話によれば、来週、この場所に草刈が入るそうだ。
クロツのポイントは雑草がはびこっても困るので、適切な草刈はむしろ歓迎かもしれない。

ご主人は、草刈のときにツメレンゲを刈らないようにと業者に注意してくれるとのことだ。
ありがとうございます。
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by tyu-rinkazan | 2006-09-24 19:04 | ▣シルビアシジミ | Comments(30)

060917 秋の河原のミヤマシジミ (山梨県甲府市)

超大型台風(13号)が九州に上陸した。
甲府地方気象台の天気予報では、本日の甲府市の天気は曇りのち雨だ。

朝起床して部屋の窓から外をみると、雲はいつもより多いものの日がさしているではないか。
ウーム、どこを散歩しようかな?

朝食後、自宅から車で10分ほどの河川敷に、ミヤマシジミを見に出かけてみることにした。
この河川敷は、広い草原状で、丈の低い草が繁茂している。
その中に、本流とは別の細流が流れ、潅木が散在し、ところどころで林を形成している。

ここは虫林のお気に入りの散歩道の一つだ。

ミヤマシジミはこの広い河原の中の、一部の限られた場所にのみ棲息しているのだ。
もちろん、その分布は食草のコマツナギと関係しているのだろう。

到着して、準備しながら空を見上げると、すっかり秋の空だ。
吹く風も涼しく、明らかに秋の深まりが感じられる。
河原の林には、行く夏を惜しむかのように、セミ(ツクツクホーシ)が盛んに鳴いていた。

d0090322_21293321.jpg
◆ミヤマシジミ棲息地◆..... = Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, ASA200 =



歩き始めて、まもなくチラチラ飛ぶ青いシジミチョウをみつけた。
明るい青なので、ルリシジミかツバメシジミかも知れないと思ったが、静止したときにみると、やはりミヤマシジミだ。

良かった!
ここは昨年訪れなかったので、2年ぶりに出会ったことになる。
河川敷は変化しやすいので、今でも棲息しているかどうか、かなり心配していたのだ。

嬉しい事に、草原のあちらこちらで、この蝶がチラチラと飛んでいる。

今年の夏に信州で行われた関西関東合同撮影会の際に、Banyanさんが松本市内の素晴らしい棲息地を案内してくれた。
ここはミヤマシジミの密度ではそこには及ぶべくもないが、甲府市内では大事なミヤマシジミ棲息地なのだ。

d0090322_22141123.jpg
◆ミヤマシジミ♂(静止)◆..... = Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, ASA200 =



綺麗な♂を見つけた。

枯れ草の上に静止し、開翅した時にあまりの美しさに息を呑んだ。
この個体は、大型で、今まで見たミヤマシジミ♂の中で、最も美しいと思う。

ミヤマシジミは、日本産ヒメシジミ群中、青紫味が最も強い。

Fantastic!

d0090322_2214317.jpg
◆ミヤマシジミ♂(開翅)◆..... = Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



翅裏面の色合いが、♂♀でこれだけ異なる種類も少ないだろう。
メスは茶色系で、白色調の強いオスとは直ちに区別できるのだ。

翅裏面の模様の中で、ワンポイントの青斑がとってもおしゃれだ。

d0090322_22144250.jpg
◆ミヤマシジミ♂(吸蜜)◆..... = Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



後翅の表面にある橙色の紋の内側に、青色鱗粉が発達しているミヤマシジミ♀を発見した。

この青色鱗粉は、春と秋に発生する個体で多く出現し、とくに晩秋になるほど発達するらしい。
おそらく、幼虫期における温度が関係しているといわれている(日本産蝶類標準図鑑)。

d0090322_2221424.jpg
◆ミヤマシジミ♀(吸蜜)◆..... = Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



今日の目的の一つは、飛翔写真にある。

色々と条件を変えながら、撮影してみる。
飛翔写真のために、河原をあちこち走り回ると、秋になったとはいえ、汗だくになってしまう。

虫林以外、誰もいない河原でゆっくりと蝶を観察できるのは、この上ない贅沢のような気がする。
こんな場所を大事にしたい。

d0090322_22175887.jpg
◆ミヤマシジミ♂(飛翔)◆..... = Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, Flash+, ASA200=


d0090322_22182691.jpg
◆ミヤマシジミ♂(飛翔)◆..... = Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, Flash+, ASA200 =


d0090322_22183440.jpg
◆ミヤマシジミ♂(飛翔)◆..... = Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, Flash+, ASA200 =


d0090322_22184634.jpg
◆ミヤマシジミ♀(飛翔)◆
= Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, Flash+, ASA200 =



d0090322_22185731.jpg
◆ミヤマシジミ♀(飛翔)◆..... = Pentax istDS Pentax D 10-17mm FISHEYE, Flash+, ASA200=



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ミヤマシジミよりも少し大きく、素晴らしい速さで飛翔するシジミチョウが出現した。

秋の常連さん、ウラナミシジミだ。
今日は開翅してくれた。

d0090322_2219799.jpg
◆ウラナミシジミ(開翅)◆..... = Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



ウラナミシジミが地面に静止した。
よくみると吸水しているではないか。
まあ、シジミチョウの仲間でも、スギタニルリシジミなどは好んで吸水するので、驚くほどもことではなさそうだが、ウラナミシジミの吸水を見るのは初めてだ。

d0090322_22191812.jpg
◆ウラナミシジミ(吸水)◆..... = Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO, ASA200 =



その他、キマダラセセリとチャバネセセリを発見したので、GX8で広角写真を撮った。

d0090322_22193220.jpg
◆キマダラセセリ(静止)◆..... = Ricoh Caplio GX8 =


d0090322_22194460.jpg
◆チャバネセセリ(静止)◆..... = Ricoh Caplio GX8 =



さっきまで晴れていたと思ったら、雨が降り出した。
女心と秋の空なのだ。

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ミヤマシジミは、ミヤマ(深山)という名前が着いているが、平地から低地に分布するシジミチョウだ。
それ故、開発の影響とくに農薬散布などの影響を受けやすいといわれている。
実際、色々な場所でこのシジミチョウが姿を消している。
保護しなければ、この愛らしいシジミチョウが姿を消してしまうかもしれない。
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by tyu-rinkazan | 2006-09-17 22:29 | ▣ミヤマシジミ | Comments(30)

060910 秋の蝶御三家 (山梨県南アルプス市、静岡県富士宮市)

秋の蝶御三家とは、シルビアシジミ、クロツバメシジミ、ツマグロキチョウだ。

本日は「蝶の写真館」のダンダラさんとご一緒した。

先ずシルビアポイントを訪れた。
ここは先週末に北海道のFieldさん達ときたが、その時はふられてしまった。
きっと6人で来たので、シルビアは恥ずかしがって、出てこなかったのかも知れない。

河原の土手に沿って歩き始めてまもなく、ダンダラさんのお好みの場所についた。
ここは草の丈が低く、食草のミヤコグサの花がちらほら咲いている。

みると、数匹の小型のシジミがかなりのスピードで飛び回っている。
翅の裏面の紋を確認したいのだが、なかなか静止してくれない。

やっと静止した個体をみると、あれっ! シルビアさんじゃありませんか。
目の前を飛び回っている少し小ぶりなシジミチョウは、どうやらシルビアみたいだ。

さらに、な、なんと突然、交尾が始まった。


◆シルビアシジミの交尾◆
d0090322_5535936.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm =


交尾に2匹のオスが絡んできた。
あわててカメラを構えたが、もたもたしている間に1匹が離れてしまった。

いずれにしろ、ここには4頭以上のシルビアシジミがいることは間違いない。


◆シルビアシジミ交尾とそれに絡む♂◆
d0090322_1302814.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm =


ファインダーを通してみるシルビアの目は褐色だ。
なるほど、こりゃあヤマトと違うわい(ヤマトシジミは灰青色)。
これでシルビアシジミであると確信できた。

現在まで、図鑑に記載されている蝶の同定法は全て、乾燥標本によるものだ。
すなわち、生きている個体でのものではない。

もし、生きている個体を用いた同定法であれば、鑑別点の一つに目の色を加えても良いと思われる。
いかがかな?

もう一つ面白そうなのは、オス(多分)の触角の先が赤いことだ。
ちょっかいに来たオスもそうなので、シルビアシジミのオスメス同定の所見になるかもしれない。

やはり、生きている蝶が蝶だ(当たり前だ)。


◆交尾するシルビアシジミの拡大◆
d0090322_11586.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO =


ダンダラさんのお陰でシルビアシジミそれも交尾個体を撮影できた。
さすが、ミスターシルビアだ。

先週にご一緒した方々には申し訳なく感じる。



次に先週に引き続き、クロツバメシジミのポイントを訪れた。

クロツバメシジミは、食草のツメレンゲがある狭い場所で、世代を繰り返すのだ。
一生、その場所から離れることはない。
こんな性質のシジミチョウがどうやってその分布を広げることができるのだろうか。


◆クロツバメシジミ◆ 
d0090322_1161460.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO =


今日は天気が良いので、クロツの活動も活発だ。
結構な個体数は見るのだが、なかなか静止してくれない。

でも、やっぱり中にはあまり飛ばないレイジーなやつがいるのだ。
やっと広角の出番になった。


◆クロツバメシジミの広角写真◆
d0090322_1164633.jpg
= Pentax istDS Pentax DA 10-17mm FISHEYE =



突然、交尾が始まった。
ウーム、やはり交尾の好きな蝶だ。
交尾個体の後ろに別な♂がジッと静止している。
もしかして、隙あらば自分も交尾したいのかな?

なんとなく、人間模様ならぬ蝶模様を感じさせるシーンではありませんか?


◆クロツバメシジミの交尾(左)と後ろの花上で静止する別なオス(右)◆ 
d0090322_1171435.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO =


よしよし、空を入れて、広角写真と決め込もう。


◆クロツバメシジミの交尾◆ 
d0090322_1174182.jpg
= Ricoh Caplio GX8 =


秋の蝶御三家の最後はツマグロキチョウだ。
この蝶はどこにでもいる蝶ではない。
とくに夏型は個体数が少ないといわれている。

ツマグロキチョウのポイントは、静岡県富士宮市の草原だ。


◆ツマグロキチョウの棲息する草原◆ 
d0090322_118282.jpg
= Pentax istDS Pentax DA 10-17mm FISHEYE =


ポイントについてまもなく、黄色い蝶が出現した。
あれツマグロキチョウかな?
追いかけてやっと静止したので確認すると、あ~あ、翅の裏に斑点が散在している。
ただのキチョウだ。


◆キチョウ◆ 
d0090322_1182361.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO =


とぼとぼと戻ってくると、ダンダラさんがこれはツマグロらしいと呼んでくれた。
指差す先に、通常のキチョウよりも明らかに小型で、色も薄いキチョウが静止していた。
静止した蝶の裏面をみると、紋がない。


ツマグロキチョウだ!


◆ツマグロキチョウ夏型◆ 
d0090322_1184232.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO=


ツマグロキチョウの食草はカワラケツメイだ。
この草はこの草原の中でもどこにでもあるものではない。
見たところ、ネムの木の葉にも似ている。


◆食草のカワラケツメイ◆ 
d0090322_119685.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO=


◆食草のカワラケツメイに静止するツマグロキチョウ◆
d0090322_1192073.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO =


その後、吸密する個体も出現し、やっとGX8で広角写真が撮影できた。


◆吸密するツマグロキチョウ◆
d0090322_1194517.jpg
= Ricoh Caplio GX8 =



さらにもう少し奥まで様子を見ることにした。、
突然、草むらからツマグロキチョウの交尾個体が飛び出した。
なんと、今日は運が良いのだ。


◆ツマグロキチョウ交尾◆ 
d0090322_120971.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO=


◆ツマグロキチョウ交尾◆
d0090322_1201999.jpg
= Pentax K100D Pentax D-FA 100mm MACRO=


一応、飛翔写真も撮影。


◆ツマグロキチョウ飛翔◆ 
d0090322_1203757.jpg
= Pentax istDS Pentax DA 10-17mm FISHEYE =


秋の御三家完全制覇。

この3種とも近年数が急速に減っているチョウ達だ。
大切にしなければならない。

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ツマグロキチョウを観察した後、まだ時間があったので、再びシルビアポイントに立ち寄った。
そこで見たものは、斜面の草を刈る作業の人達だ。
草刈作業車が、我々の目の前で、シルビアポイントの草を刈っていく。
あれれ!これではポイントが分からなくなってしまう。

しかし、冷静に考えれば、この草刈作業によりシルビアポイントが維持されているのだ。
皆さん、暑いのにご苦労さん!
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by tyu-rinkazan | 2006-09-11 01:41 | ▣シルビアシジミ | Comments(20)