NATURE DIARY

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20150419 上越地方の散歩道:ヤマサクラの花にギフチョウが飛来した

DIARY Vol.10 (658): #20, 2015 :  

本日は上越地方にギフチョウを求めて遠征。

林道脇に茶芽タイプのヤマサクラを見つけました
しばらく待っていると突然、ギフチョウが飛来。

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---- 山サクラで吸蜜するギフチョウ- Luehdorfia

-----(Niigata, April/19/2015、Olympus OM-D E-M1, M.ZD40-150mm)

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---- 山サクラで吸蜜するギフチョウ- Luehdorfia

-----(Niigata, April/19/2015、Olympus OM-D E-M1, M.ZD40-150mm)


吸蜜するギフチョウにキアゲハが求愛。

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---- キアゲハと絡むギフチョウ- Luehdorfia

-----(Niigata, April/19/2015、Olympus OM-D E-M1, M.ZD40-150mm)



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---- 日光浴するギフチョウ- Luehdorfia

-----(Niigata, April/19/2015、Olympus OM-D E-M1, M.ZD40-150mm)





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---- フキノトウ-Butterbur scape

-----(Niigata, April/19/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD12mm)

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---- ナガハシスミレ-Viola rostrata var. japonica

-----(Niigata, April/19/2015、Olympus Pen E-P5, M.ZD12mm)



??虫眼鏡ノート

本日は昆虫写真家の山口進さんとともに白馬でkmkurobeさんと合流。天気を考慮して上越地方を訪れました。気温が高いせいか到着した朝8時にはギフチョウが飛び始めましたが、2時間ほどすると雲が出てしまいギフチョウはぷっつり。結局、他ポイントの様子を見まわって帰宅しました。短時間ではあったが、茶芽系のヤマサクラでのギフチョウの吸蜜を撮影できたので満足。

楽しい散歩になりました。
同行した山口さん、kmkurobeさんに感謝。

Written by 虫林花山


by tyu-rinkazan | 2015-04-19 21:52 | ▣ギフ | Comments(10)

20140615 梅雨の晴れ間の散歩道:ヒョウモン類とアサマシジミ(ミョウコウ型)

夜討ち朝駆け撮影行
遠征前夜は年甲斐もなくソワソワしてしまい、ほとんど寝ることもできずに、眠い目をこすりながらでかけてしまう。学生時代ならまだしも、良い年をしていつまでも「夜討ち朝駆けの遠征」ではいかがなものかなと思う。危険でもある。それでなくとも日頃バタバタと忙しく暮らしているので、週末くらいはほっこりのんびりとした撮影行をしたいものだ--------ウーム、無理か?。

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DIARY #590 :

日曜日の朝はマンサクの木が多い林道でウラクロシジミ♀を撮影(前回の記事)。
その後、ミョウコウ型のアサマシジミの棲息地に移動。


 ヒョウモン類

ハルジオンの花にたくさんのヒョウモン類が群れていた。

クモガタヒョウモンも数多く見かけた。一度にこれほど多くのクモガタヒョウモンは見たことがない。このチョウはけっして珍しい種類ではないけど、裏面が特徴的でかつ美しいので僕の評価は結構高い。遠くアルプスの山々を背景にクモガタヒョウモンを撮影した。

青空、アルプス、チョウ、花の4点セットの特盛------やはり気持ちが良い。

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---- A male of the Anadyomene Fritillary

---- Olympus OM-D E-PL6, MZD14-42mm, TG-2 + Gyorome8



下の写真は真ん中がクモガタヒョウモンとメスグロヒョウモン♂。

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---- A male of Anadyomene Fritillary and two male of the Sagana Fritillary

---- Olympus OM-D E-M1, Borg 36




 ミョウコウシジミ

アサマシジミは虫林が住む甲府市周辺でも見ることができるが、ここのミョウコウ型アサマシジミは青鱗が発達してとても綺麗だ。青鱗はただの青ではなく、ターコイズブルー(トルコ石青)といえる色合いで何とも美しい。アサマシジミは通好みのチョウである。

ほぼ完ぺきな♂であったが、フチ毛の一部が欠けていた。

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---- A male of the Sky Blue

---- Olympus E-P5, MZD60mm Macro, OMD E-M1 + Borg36



通常型のアサマシジミはナンテンハギを食草とする。
ここではエビラフジというマメ科植物を食する。

エビラフジの花で吸蜜する♂。

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---- A male of the Sky Blue

---- Olympus OM-D E-M5, Borg 36



まだ少ないながらも♀も撮影できた。
ここの♀は翅表のダイダイ紋が結構発達しているな。

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---- A female of the Sky Blue

---- Olympus E-P5, MZD60mm Macro




Notes :

アサマシジミ、ミヤマシジミ、ヒメシジミ、ゴマシジミなどの翅表が青いシジミチョウは「ブルース」と呼ばれている。そういえば、以前にブルース・ブラザーズ(The Blues Brothers)という名前の映画があったけど、かれらはシジミチョウのブルース・ブラザースだね。ブルースは通好みで奥が深いシジミチョウなのだ。ミョウコウシジミはアサマシジミの美しい地域変異だ。最初の場所では早すぎて見ることができず、2つ目のポイントで何とか撮影できた。このチョウの行動範囲は極めて狭く、いずれのポイントも猫の額ほどの大きさしかないので心配。





Nature Diary vol.9 (30): #590 2014
Date: June-15 (Sunday)
Place: Nagano





by tyu-rinkazan | 2014-06-20 21:48 | ▣アサマシジミ | Comments(12)

20140615 梅雨の晴れ間の散歩道:ウラクロシジミとオオミドリシジミ

DIARY #589 :

サッカーワールドカップブラジル大会が開催された。スポーツの中でもサッカーという競技は世界の人々を狂わせる力を持っている。しかし、虫屋の僕は試合をテレビで見ながら、数年前のブラジルで出会ったチョウたちの方に思いをはせている。とにかく、南米にはおよそ1万種を超えるチョウがいるというのだから驚くほかはない。蝶の楽園なのだ。



 ウラクロシジミ

前日はkmkurobeさん(安曇野の蝶と自然)のお宅でゆっくりとチョウ談義。僕はもともとカミキリ屋だったので、チョウに関してキャリアの長いkmkurobeさんから教わることが多い。それにつけても、気の置けない蝶友とのチョウ談義は終わることを知らないエンドレストークになる。


昨年も訪れたウラクロポイント。

道路わきの低木を叩くとウラクロの♂♀が飛び出したが、気温が高いためかオスは飛び去ってしまった。でも、♀は何頭かが低い枝の葉上に静止してくれたので撮影できた。今回もウラクロシジミの翅表を撮影することができなかった。でも、翅裏の近接撮影ができただけでも僕は嬉しい、

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---- A female of the Silver Hairstreak

---- Olympus E-P5, MZD60mm Macro




 オオミドリシジミ

林の中の開けた空間ではオオミドリシジミが占有行動を行っていた。
少し見下ろす位置なので、そっと近づいて撮影。

オオミドリシジミは身近なチョウで、虫林が住む甲府市内でも見ることができるが、これまで新鮮な個体の開翅写真はあまり撮影できていなかった。足場が悪くてあまり近づけなかったけど薄暗い林の中で木漏れ日を浴びて輝くオオミドリシジミを撮影できた。

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---- A male of the Oriental Hairstreak

---- Olympus OM-D E-M5, Borg 36



近くで別な個体がテリ張りしていた。

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---- A male of the Oriental Hairstreak

---- Olympus OM-D E-M5, Borg 36



kmkurobeさんから竿をお借りしてリモートシャッターで高い位置に静止しているオオミドリシジミの姿を上から撮影することができた。このシステムは撮影範囲を大きく拡大できるので是非とも今年中には調達してみたいと思う。

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---- A male of the Oriental Hairstreak
---- Olympus E-PL6, MZD14-42mm



Notes :

ウラクロシジミはもともと苦手意識がありましたが、kmkurobeさんのおかげで確実に撮影できるようになってきました----感謝。究極は翅表の撮影だけどこれがなかなか撮影できません。でも、いつかはね------。オオミドリのテリ張りをリモート撮影してみましたが、素晴らしい結果を得ることができました。これから、このリモートシステムをさらに検討してみようと思っています。

この撮影の後、ミョウコウシジミの撮影に向かいました。



Nature Diary vol.9 (29): #589 2014
Date: June-15 (Sunday)
Place: Niigata





by tyu-rinkazan | 2014-06-18 22:19 | ▣ウラクロシジミ | Comments(2)

20130413 越中の散歩道:桜ギフチョウ

DIARY #576 :

越中富山に桜ギフ詣。

今年はまだギフチョウにお目にかかっていない。というのもこれまで週末の天気が良くなかったからだ。でも、今週末(日曜日)は天気が良さそうなので、kmkurobe (安曇野の蝶と自然) 、ネイチャーkendamar さんご夫妻(ネイチャーKendamarの歳時記)と越中富山のギフチョウ撮影行に出かけた。


 春の花たち

途中、満開の桜の先に剣岳や立山の峩々たる山々が聳えている。

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---- Mt. Tsurugi

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm,



気温が低くてギフチョウが飛ばない。

そこで周囲を散策してみると、ギフチョウの食草のヒメカンアオイを見つけた。
美しいショウジョウバカマやシロバナイカリソウも目を楽しませてくれた。

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---- Spring Flowers

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm




 ギフチョウ

やっと飛び出したギフチョウはスギの木の上に静止。
なかなか動いてくれなかった。

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---- A gifu butterfly basking on the branch (Luehdorfia japonica)

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm



気温の上昇とともにギフチョウが満開の桜の花を訪れた。

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---- Gifu butterflies nectaring on the cherry blossam

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm



場所を変えてみると、林の中の陽だまりにギフチョウが飛び回っていた。

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---- A Gifu butterfly basking on the leaf (Luehdorfia japonica)

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm



すでにメスも出現し、下草をふらふら飛びながら草の葉にタッチングを繰り返していた。しばらく見守っていたが、産卵シーンまではみることができなかった。

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---- A female of the Gifu butterfly (Luehdorfia japonica)

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm



糸魚川方面のポイントでもギフチョウを見ることができた。

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---- A Gifu butterfly nectaring on the violet flower

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm




 エルタテハとヒオドシチョウ

白馬村ではヒメギフチョウが飛ぶ姿が見られたが、撮影はできなかった。
カエデの幹にエルタテハとヒオドシチョウが静止していた。

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---- Tortoiseshell and Large Commma

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm




 春の怪物

ギフ撮影行の前に寄り道してオオシモフリスズメを撮影した。

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---- The spring monster

---- Olympus OM-D E-M1, MZD 14-150mm





Notes :

今年もやっとギフチョウが撮影できました。

それにしても越中路は桜がちょうど満開で、そんな満開の桜にからむギフチョウを見ていると幸福感がふつふつと湧いてきます。そして仲間との楽しい会話も楽しいものでした。虫友のkmkurobe さんとネイチャーkendamar さんに感謝します。








Nature Diary vol.9 (16): #576, 2014
Date: April-13 (Saturday)
Place: Toyama




by tyu-rinkazan | 2014-04-18 07:11 | ▣ギフ | Comments(16)

20130414 越中・越後の散歩道:桜とギフチョウ

過去回帰 Back to the past
中学生の頃、友人と二人で訪れた神奈川県の丹沢山中で、満開の桜の花に次々と飛来するギフチョウ(桜ギフ)に狂喜した。時は過ぎ、丹沢のギフチョウはすでに絶滅してしまったが、その時の桜ギフの記憶(興奮)は大脳の記憶中枢にしっかりとホールドされ、今でもけっして消えることはない。桜ギフは当時の僕にワープさせてくれるのだ(過去回帰 Back to the past)。

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Diary

日曜日は、 kmkurobeさん (安曇野の蝶と自然)の「越中・越後の桜ギフ撮影行」に同行させていただくことになった。
また、ネイチャーkendamar さんネイチャーKendamarの歳時記)もご一緒でさらに楽しみだ。

待ち合わせ場所の白馬村には早朝7時前に到着した。霜が降りて白くなった地面に土筆、蕗の薹が伸び、背景には白馬連峰が白く輝いていた。虫林が好む古いアメリカンポップスに「朝日のあたる家」というタイトルの歌があるが(昔は懐メロなどバカにしていたものだが、今では---)、早朝の白馬ではそれをもじって「朝日のあたる土筆(ツクシ) 」を撮影してみた。いつ訪れても、何度訪れても、白馬村はへっぽこ写真家の僕に撮る勇気を与えてくれる。うーむ、パワースポットかも?

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------ The Horsetails of the Rising Sun

-------- Ricoh GR-D III




█ ギフチョウ The Luehdorfia
昨年も桜の時期に訪れた越中の桜ギフポイントを再訪。桜の花は8分咲きから満開。
ギフチョウたちがポツポツと桜の花に飛来----桜ギフ撮影。

ここの桜の木は高いので、下から見上げると必然的に背景が空になってしまい、チョウの姿が逆光でつぶれてしまうのが難点だ。そこで、樹高2mほどの幼木や下の方まで枝がある木を選んで、その周りで座ったり寝転んだりして待機することにした。ギフチョウたちは土手に咲くタチツボスミレで吸蜜した後に地表近くを飛んでくるので、最初は桜の木の低い場所で吸蜜するはずだ------というと聞こえが良いが、実のところ連戦で少し疲れていたのでさぼって休んでいたというのが本音。

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------ The Cherry Luehdorfia

--------Canon EOS 7D, EF 300mm F4 L IS USM



カタクリとギフチョウのツーショットは「日本の春」の風物詩として有名だ。ところが、ギフチョウの発生地ではカタクリが無い場所の方が圧倒的に多いのだ(大部分はスミレでの吸蜜)。ステレオタイプの概念にとらわれて、わざわざ本来無いはずのカタクリを植えている保護地域もあるみたいだが、そんな場所でしょぼいカタクリの花をみても違和感しか感じないのだが-----。

桜ギフもカタクリギフと同様に「日本の春」の風物詩だと思う。
しかし、なかなかサクラの花とギフチョウの満足できる写真が撮れない。

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------ The Luehdorfia suckling nectar from the cherry blossom.

--------Canon EOS 7D, EF 300mm F4 L IS USM



待機した桜の木の近くに何本かのオオヤマザクラがあった。オオヤマサクラは基本的には野生種で、ソメイヨシノよりも明らかにピンクが濃く、ベニヤマザクラ(紅山桜)とも呼ばれている。どちらかといえば北方系で、北海道や東北地方にこの桜の名所が多いようだ。薄茶色の若葉も伸びていて、ソメイヨシノとは雰囲気が明らかに異なる。

待っていると、そのオオヤマサクラの花にもギフチョウたちは訪れてくれた。

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------ The Luehdorfia suckling nectar from the Sargent's cherry

--------Canon EOS 7D, EF 300mm F4 L IS USM



白馬村までの帰途に立ち寄った越後では新鮮なオスを撮影。
色白の越後美男子。南信で黒ギフを撮影した後だったので、ことさら白く見えた。

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------ The white Luehdorfia

--------Canon EOS 7D, EF 300mm F4 L IS USM



ここのカンアオイはスペードの形の葉が面白い。
クビキカンアオイ(クロヒメカンアオイ)というらしい。

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------ Heterotropa yoshikawae

--------Canon EOS 7D, EF 300mm F4 L IS USM



日本海側のイカリソウはシロバナになる。
ナガバではないスミレサイシンも目に新鮮だ。

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------ Epimedium grandiflorum and Viola vaginata

--------Canon EOS 7D, EF 300mm F4 L IS USM




Afterword
本日は気温が高いものの雲が覆っていて、時々雲が切れて日がさすとギフチョウたちがポツポツ飛来した。この場所は昨年の実績から考えると、もう少し多くの個体を期待したのだが、なかなかそうはいかないのが自然である。
でも、目的の桜ギフは十分に楽しめたのでいうことなし。

蝶写友 kmkurobeさん、ネイチャーKendamarさんには今回もお世話になりました。
越中、越後での楽しい Back to the past の一日でした----感謝。


Nature Diary vol.8(21): #508

April 14th, 2013, Toyama and Nagano
Written by Tyurinkazan (虫林花山)

by tyu-rinkazan | 2013-04-16 22:00 | ▣ギフ | Comments(16)

20130324 越中の散歩道:ギフチョウなど

ギフチョウ(岐阜蝶):
毎年、ギフチョウを撮影しているはずなのに、シーズンになると、天気予報を気にしながらそわそわどきどきしてしまう。これはギフチョウに対する写欲の表われというよりも一種の恋愛感情(あるいは病気)に近いものかも知れないな。ギフチョウという春のチョウは何歳になっても、何度会っても魅せられて止まないものなのだ。
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Diary

蝶写友 kmkurobeさん(安曇野の蝶と自然)と一緒に今年も越中散歩。
越中の里山風景は、どこか懐かしく、どこか長閑で、ほっこりとしてしまう。。

「日本の原風景」----かな。

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越中の里山風景.. Landscape of small village in Ecchu
.
Olympus OM-D E5, March-24-2013, Toyama



█ ギフチョウ The Luehdorfia

今年はギフチョウの発生が早い。

温かな陽だまりにのんびりと腰かけていると、どこからともなくギフチョウが飛来。
(下の写真は両方とも少し赤上がっているべっぴんさん---上がオレンジ紋、下が赤紋)

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日光浴するギフチョウ♂.. A male of the Luehdorfia basking on the ground.
.
Canon 7D, EF300mm, March-24-2013, Toyama


日だまりにはカタクリがすでに花をつけていた。
ギフチョウたちは三々五々に現れて吸蜜。

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カタクリで吸蜜するギフチョウ♂.. A male of the Luehdorfia sucking nectar from Japanese dog’s tooth violet.
.
Canon 7D, EF300mm, March-24-2013, Toyama


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カタクリで吸蜜するギフチョウ♂.. A male of the Luehdorfia sucking nectar from Japanese dog’s tooth violet.
.
Canon 7D, EF300mm, March-24-2013, Toyama


スミレでの吸蜜時間は短くて、シャッターを押せたのは1度のみ。
もう少しゆっくりと撮影してみたい。

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スミレで吸蜜するギフチョウ♂.. A male of the Luehdorfia sucking nectar from the violets.
.
Canon 7D, EF300mm, March-24-2013, Toyama


僕のシャッターを押すタイミングは少し遅いようで、押した時にはチョウが消えていることも多い。
しかし、時々飛び立った瞬間のシーンが偶然に撮影できることもある。

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飛び立つギフチョウ♂.. A male of the Luehdorfia just flying in the air.
.
Canon 7D, EF300mm, March-24-2013, Toyama



Afterword

本日は半信半疑で越中のポイントを訪れた(実は様子見だった)。
でも、kmkurobeさんの推察どおり、気温の上昇とともに複数のギフチョウ達が飛来してくれた。
やはり今年の発生は例年よりもかなり早いようだ。


d0090322_055279.jpg帰途、立ち寄ったコンビニからは、北アルプスの剣岳や立山が峨峨しい山容を見せていた。


ご一緒したkmkurobeさんに感謝。








Nature Diary vol.8(15): #502
Written by 虫林花山










by tyu-rinkazan | 2013-03-25 00:57 | ▣ギフ | Comments(22)

20121118 紀伊半島の散歩道:サツマシジミ


Nature Diary vol.7(57): #482


紀伊半島の突端に近い海岸。
昨日(土曜日)の荒れた天気が嘘のような快晴。

浜辺で綺麗に白骨化した鹿の骨を発見。

ちょうど歩きながら思い浮かべていた南方熊楠(南紀出身の偉大なナチュラリスト)からのプレゼントのように思えて、それを大事に持ち帰ることにした。そうだ、この骨は自分でキープするよりも僕を和歌山に招待してくれた古い友人のM教授へプレゼントすることにしよう。彼ならきっと喜ぶかも? 喜ぶ? 喜ぶに違いない?-----ウーム、ダメかも。

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海からのプレゼント . A present from the sea (A skeletonized deer skull)

Canon PowerShot S100, Nov-18-2012, Wakayama



サツマシジミ The Albocaerulean

気温の上昇とともにサツマシジミが飛び始めた。
日当たりの良い場所の葉の上で気持ちよさそうに翅を開いて日光浴。

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タブの木の葉上で日光浴するサツマシジミのメス . A female of the Albocaerulean on the leaf

Canon PowerShot S100, Nov-18-2012, Wakayama


この時期にはツワブキの黄色い花が満開で、その花にサツマシジミたちがちらちらと集まっていた。
11月の下旬ではさすがに新鮮な個体は少ないようだが、とにかく、またサツマシジミを見ることができたのがとても嬉しかった。

サツマシジミとツワブキと海。

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サツマシジミと海 . The Albocaerulean and the sea

Canon PowerShot S100, Nov-18-2012, Wakayama


サツマシジミ♂は明るい空のような青色と白。
黄色いツワブキの花とのコントラストが何とも言えず美しい。

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ツワブキで吸蜜するサツマシジミ♂ . A male of the Albocaerulean nectaring on the flower

Olympus OMD E-M5, MZD 60mm Macro, Nov-18-2012, Wakayama

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葉上で開翅するサツマシジミ♂ . A male of the Albocaerulean resting on the leaf

Olympus OMD E-M5, MZD 60mm Macro, Nov-18-2012, Wakayama

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ツワブキで吸蜜するサツマシジミ♀ . A female of the Albocaerulean nectaring on the flower

Olympus OMD E-M5, MZD 14-150mm, Nov-18-2012, Wakayama


サツマシジミの裏面は白磁を思わせる白だ。

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サツマシジミ♂ . A male of the Albocaerulean resting on the leaf

Olympus OMD E-M5, MZD 60mm Macro, Nov-18-2012, Wakayama




ヤクシマルリシジミ The Common Hedge Blue

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ヤクシマルリシジミ . The Common Hedge Blue

Olympus OMD E-M5, MZD 14-150mm, Nov-18-2012, Wakayama


駅で和歌山市方面に向かう電車を待っていると、目の前をヤクシマルリシジミが飛んでいた。
駅の線路脇のアメリカセンダングサに訪花。

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線路脇のヤクシマルリシジミ . The Common Hedge Blue





Afterword

和歌山市の友人(M教授)から月曜日に大学でのレクチャーを依頼されたので、週末を利用して紀伊半島を歩いた。数年前に訪れた時には、ここにはアメリカセンダングサが強烈に繁茂していたのを覚えている、不思議なことに今回はあれほど多かったアメリカセンダングサがほとんど消えていた。どうやらボロギクにとって代わったように見える。アメリカセンダングサがこれほどいっぺんに無くなることがあるのだろうか。

南紀の海岸線は、虫林にとって極上の散歩道だ。

以上、by 虫林花山







by tyu-rinkazan | 2012-11-21 05:05 | ▣サツマシジミ | Comments(14)

20120429 信州と越後上越の散歩道:ギフとヒメギフ

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Nature Diary 7(20):#445

<出版記念会>
土曜日(27日)は「フィールドガイド 日本のチョウ(日本チョウ類保全協会編)」の出版記念会が品川で催された。ちょうど学会出張で東京に滞在していたので、記念会には出席できなかったものの、無理やり時間調整して、記念会の二次会に駆け付けた。2次会は出版された本の話や虫好き仲間との蝶談義で盛り上がった。また昆虫写真家の海野和男さんにはメレ山メレ子さん「メレンゲが腐るほど恋したい」を紹介され、楽しさに時間を忘れて危なく甲府行の特急電車に乗り遅れるところだった。皆さん、ご苦労様でした。


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明けて日曜日の早朝6時には白馬村にいた----少し疲れた。
やっと雪が融け、小川の土手には沢山のフキノトウや土筆が伸び、見渡せば白馬の連山。

今日の白馬は春の女神「フローラ」が季節の遅れを取り戻そうとして突然ダッシュしたかのようにみえる。ちなみに、ミドリシジミでおなじみの西風の神「ゼフィルス」はフローラを追いかけて結婚したそうだ。フローラは美人でかつダッシュがけっこう速いに違いない----本当かよ?

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朝の白馬連山

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Morning view of Shirouma
Canon 7D, Sigma 24mm, ISO400 (2012-Apr-29, Hakuba-mura in Nagano)



ギフチョウ; The Luehdorfia

蝶友の kmkurobeさん(安曇野の蝶と自然)とのギフチョウ撮影は今年2回目になる。訪れた場所は2週間前に雪が残っていて入れなかった越後上越の林道だ。今回は雪も無く、ちょうど桜が満開で、林床には多数のタチツボスミレやショウジョウバカマなどの花々が咲いていた。ここには春の花の定番のカタクリは無いけど、足場も良く、食草も豊富でギフチョウ撮影ポイントとしては一級だ。

林床に群生するタチツボスミレの花にはギフチョウたちが三々五々に訪れていた。でも、本日は気温が高いためか(7月上旬並みの陽気)それとも思わせぶりな態度であざ笑っているのかわからないが、ギフチョウたちはいかにも止まりそうな飛び方をするがなかなか静止してくれない。

気が短い虫林にはけっこうこたえる。

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吸蜜するギフチョウ

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A male of the Luehdorfia nectering from the violet follower.
Canon 7D, EF 300mm F4L IS USM, ISO400 (2012-Apr-29, Echigo-johetsu, Niigata)


新鮮な♀個体がゆっくり飛んで小枝に静止した。メスの飛翔はオスに比較して穏やかでいいよね。みると、腹部に受胎嚢(矢印)とよばれる黒いシールが付いている(写真下)。受胎嚢とはようするに貞操帯のことだ。交尾する時にオスの分泌物で作られるらしい。

面白いことに受胎嚢の色はギフチョウでは黒色だがヒメギフチョウでは茶色。

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小枝に静止するギフチョウ♀

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A female of the Luehdorfia resting on the branch l
Canon 7D, EF 300mm F4L IS USM, ISO400 (2012-Apr-29,Echigo-johetsu, Niigata)


この場所の食草のカンアオイの葉は大人の手の平ほどもある。kmkurobeさんによればこの大きなカンアオイは「クビキカンアオイ」というらしい。白馬のカンアオイはとても小さく、富士川流域のものはその中間ぐらいかな。カンアオイと一口にいってもえらく違うものだね。

いかにも怪しい飛び方をする個体を見つけた。

追跡していくと、どうも産卵したいみたいで、ちょっと止まっては葉の様子を見ているようだ。とうとう、まだ開ききらない新葉を見つけてつかまるようにして産卵を始めてくれた。写真下は同じ個体を違う角度から撮影したものだ。

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ギフチョウの産卵

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A female of the Luehdorfia egglying on the feeding plant leaf.
Canon 7D, EF 300mm F4L IS USM, ISO400 (2012-Apr-29,Echigo-johetsu, Niigata)



ヒメギフチョウ; The Small Luehdorfia

白馬村のお目当ての桜の花は、八分咲きからほぼ満開。ちょうどkontyさんも来られていたので、一緒にヒメギフチョウの桜撮影を楽しんだ。

ヒメギフチョウは三々五々に桜の花を訪れたが、吸蜜時間は意外に短いので撮影するのが難しかった。ここにはソメイヨシノもあるけど、ヒメギフはこのんでピンクの桜(オオシマザクラ??)の花を訪れていた。ピンクの桜とヒメギフチョウと青い空の組み合わせは心がうずくな。

しかし、撮影が難しい。

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桜の花で吸蜜するヒメギフチョウ

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The Small Luehdorfia nectering from cherry flowers
Canon 7D, EF 300mm F4L IS USM, ISO400 (2012-Apr-29, Hakuba-mura, Nagano)


新鮮な♀個体を見つけた。ゆっくりと旋回するするように飛んで、枯れ草や小枝に静止する。みると、この個体は腹部に受胎嚢を付けていないようだ(未交尾)。もしかして-----。

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小枝に静止する未交尾の♀

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A fresh female of the Small Luehdorfia
Canon 7D, EF 300mm F4L IS USM, ISO400 (2012-Apr-29, Hakuba-mura, Nagano)


前の写真の未交尾♀個体を追いかけていたら、突然にオスが現れて水仙の葉で交尾になった。嬉しいことにオスの個体も新鮮で美しい。産卵シーンはある程度予想して撮影できるが、交尾シーンは運が良くないと見ることができないと思う。

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交尾するヒメギフチョウ

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Mating behavior of the Small Luehdorfia
Canon 7D, EF 300mm F4L IS USM, ISO400 (2012-Apr-29, Hakuba-mura, Nagano)

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交尾後のヒメギフチョウ♀ A female of the Small Luehdorfia after mating behavior.

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交尾後に枝につかまる♀。腹部に茶色の受胎嚢がすでに付着しているのがわかる。 事情を知っている虫林には何となくさびしそうな様子に見えるが----。
Ricoh GXR IV, ISO100 (2012-Apr-29, Hakuba-mura, Nagano)



§ Afterword §

今回もかなりのタイトなスケジュールになった。サメは生きるために泳ぎ続け、虫林は生きるためにフィールドに----意味不明。とにかく、忙しい日々の中での週末のフィールド散歩は、僕にとっては一種のカンフル剤(アドレナリン)注射のようなものなのだ。


今回もkmkurobeさんにお世話になりました。また、奥様にもお付き合いいただき感謝します。
楽しい一日でした。




以上、 by 虫林花山

by tyu-rinkazan | 2012-04-30 22:52 | ▣ギフ | Comments(18)

20120415 越中のギフチョウ散歩

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Nature Diary 7(18):#443


ギフチョウは晴天無風の暖かい日に飛ぶ。天気予報によれば、今週末(日曜日)の日本海側は高気圧に覆われ、まさしく 「ギフチョウ日和」 とのこと(ギフチョウ確率110%)。ウーム、行かねばなるまい。

例年だと初ギフ撮影は県南の富士川流域に行くのだが、今年の初ギフは蝶友 kmkurobe さん(安曇野の蝶と自然)(昨年もギフ撮影ではお世話になった)と勇躍「越中ギフ」の撮影に出かけることにした。嬉しいことに、O さん(ネイチャーKENDAMARの歳時記)+S さんもご一緒されました。

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日光浴するギフチョウ♂ A male of Luehdorfia japonica basking in the sun.

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ギフチョウは道路脇の地表近くをゆっくりと飛んでは、時折、地面や枯草の上で日光浴をしていた。黄色と黒のコントラストも鮮やかな新鮮な個体が多い。
Ricoh GRD IV, ISO 100 (2012-Apr-15, Certain place in Toyama)

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ギフチョウ通常型 Luehdorfia japonica

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後翅遠位内側の大きな赤紋だけで小さな赤紋はみられない
Canon 7D, EF 300mm F4L, ISO400 (2012-Apr-15, Certain place in Toyama)



<赤紋の多型?>
ギフチョウの撮影に夢中になっていたので、当初は気づかなかったが、kmkurobe さんがいわゆる 「赤上がり」 個体を指摘してくれた。「赤上がり」 とは後翅表面の遠位内側にある大きな赤紋以外に小さな赤紋が黒帯の内側に沿って現れる美しい個体変異のことをいいます。

そんな目で観察してみると、ここのギフチョウは赤紋の多型(個体による違い)が目立つように思えた。赤紋の上がり程度からグレード1から3(3が最も顕著)の3段階で表すと、さすがに赤上がりグレードの3は少ないが、グレード1くらいなら結構見られるようだ。

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ギフチョウ赤上がり Luehdorfia japonica with additional red-spots

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(写真上)後翅遠位内側にある大きな赤紋以外にも小さな赤紋がいくつか出現しているのが認識することができる。(写真下)この♀個体では、赤紋の発達がより顕著でまさしく 「赤上がり」 と呼ぶに相応しい派手な印象を受ける(赤上がりグレード3 )。
Canon 7D, EF 300mm F4L, ISO400 (2012-Apr-15, Certain place in Toyama)



<吸蜜>
このポイントの周辺には梅、桜、ショウジョウバカマ、タチツボスミレなどの花が咲いていた。今回、ギフチョウが最も多く訪れたのは桜(3分咲きソメイヨシノ)の花で、以下タチツボスミレ、ショウジョウバカマの順になる。前回、kmkurobeさんが吸蜜シーンを撮影したという梅は花期がすでに終わっていた-----残念。

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タチツボスミレでの吸蜜 Nectaring on the violet

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ギフチョウたちはスミレの花を巧みに見つけては吸蜜していた。ギフチョウにとってスミレの花はとても重要な吸蜜食堂なのだろう。
Canon 7D, EF 300mm F4L, ISO400 (2012-Apr-15, Certain place in Toyama)


ショウジョウバカマはあまり群生せずに道路脇の斜面や湿った林床に点々とピンクの美しい花をつけていた。この花は古くなるととたんに色褪せてしまうが、ギフチョウたちは蜜が多い盛期の花で吸蜜していた。

ショウジョウバカマでの吸蜜も春らしい趣がある。

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ショウジョウバカマでの吸蜜 Nectaring on Heloniopsis orientalis

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斜面にひっそりと咲くショウジョウバカマの花で吸蜜するギフチョウの姿を何度も見ることができた。この花での吸蜜時間は思ったよりも長いのに驚いた。
Canon 7D, EF 300mm F4L, ISO400 (2012-Apr-15, Certain place in Toyama)

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ショウジョウバカマでの吸蜜 Nectaring on Heloniopsis orientalis

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この角度からだと吸蜜しているストローが良く見える。
Canon 7D, EF 300mm F4L, ISO400 (2012-Apr-15, Certain place in Toyama)


桜の花はまだ3-4分咲きで満開には数日早いようだった。しかし、そんな状態でもギフチョウたちは三々五々に訪れては吸蜜していた。梅とウグイス、桜とギフチョウだね。

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ソメイヨシノでの吸蜜 Nectaring on Prunus × yedoensis

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ギフチョウは開いている花を渡り歩いて吸蜜していた。見上げる状態で空バックの露出が難しい撮影だが、角度を工夫して何とか撮影できた。
Canon 7D, EF 300mm F4L, ISO400, trimming (+) (2012-Apr-15, Certain place in Toyama)



<飛翔>
ギフチョウは他のアゲハチョウよりも飛翔速度がゆっくりしているので飛翔写真が撮影しやすい。桜や梅の花の周りで飛翔するギフチョウの姿を望遠マクロレンズで撮影した。

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ギフチョウの飛翔 Flying feature of Luehdorfia japonica

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ソメイヨシノを訪れたギフチョウ。花から花に移る時をねらって撮影してみた。望遠飛翔には使い慣れたSigma 150mm マクロが僕には楽だ。
Canon 7D, Sigma 150mm Macro, ISO400, Trimming (+) (2012-Apr-15, Certain place in Toyama)

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ギフチョウの飛翔 Flying feature of Luehdorfia japonica

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梅の花はほぼ終わっていたが。名残を惜しむかのように時折ギフチョウが訪れていた。ピンはちょっと甘いがたまたま望遠飛翔写真が撮影できた。
Canon 7D, Sigma 150mm Macro, ISO400 (2012-Apr-15, Certain place in Toyama)


広角レンズでの飛翔撮影では、地面近くにカメラを構えて撮影した。写真上では太陽が入ったが、何とかギフチョウの模様が認識できた。写真下はちょうどギフチョウが空中反転をした時のものが撮れていた。シャッター速度は1/1600秒だが翅先がぶれてしまった。やはり翅先を止めるには1/2000秒くらいは必要かな。

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ギフチョウの飛翔 Flying feature of Luehdorfia japonica

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カメラを地面近くにまで降ろして広角撮影した。
Canon 7D, Sigma 10mm Fisheye + telecon X1.4, ISO500, Trimming (+) (2012-Apr-15, Certain place in Toyama)



§ Afterword §

やわらかな春の日差しの中で、越中の里山に舞うギフチョウたちを一日追いかけた。

夢中になって過ごせる時間は、人生にはそれほど多くない。日々の慌ただしい生活の中で、週末だけのフィールド散歩、チョウたちとの逢瀬、蝶友との会話と一杯のコーヒー、ささやかではあるが僕にとってはとても貴重な時間に思えるようになってきた。若い頃はそんな気持ちにならなかったし、時を振り返ろうともしなかった。そう思うと、昆虫写真を楽しむ理由がまた増えたようで、年を重ねるのもあながち悪くないなと思う。


とても楽しい一日でした。
ご案内頂いた kmkurobe さんはもちろんのこと、同行されたOさん、Sさんにも感謝いたします。



以上、 by 虫林花山

by tyu-rinkazan | 2012-04-17 22:50 | Comments(18)

20111217 琵琶湖畔の散歩道:キタキチョウ

<減量宣言>
「世界で最も怖い乗り物は?」-----という質問をしたところ、「中国の新幹線」、「○×遊園地のジェットコースター」といったまともな?回答の他に「体重計」 というのがあったそうだ。なるほど体重計とはうまい答えだな。というのも、最近、久しぶりに体重計に乗ったところ、夏に比べて5㎏も体重が増えていた。このところの不摂生で不規則な生活パターンとパーティや忘年会でのハイカロリー飲食が原因なのは明白。

ウーム、体重計が怖い。とにかく、虫林は体重計の恐怖から脱するために 「減量宣言」 をしよう。

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Nature Diary #423

甲府から塩尻、名古屋、京都経由で、滋賀県の琵琶湖畔の雄琴温泉に到着したのは、午後3時近くになっていた。それでも、会議まではまだ少し時間があったので、宿の周りの照葉樹の林をぶらぶらと散歩してみることにした。見知らぬ土地はただ歩くだけでも楽しいものだ。

歩き始めて間もなく林の縁をフラフラ飛ぶキタキチョウを発見した。

今日は日中の気温が上がったので、キタキチョウが陽気につられて飛びだしたのだ。嬉しいことに、静止したサザンカの枝は坂の小道に面していて、その先には琵琶湖がくっきりと見えていた。

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キタキチョウ The Common Grass Yellow と琵琶湖 (滋賀県大津市雄琴温泉、12月17日)

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Ricoh GXR, S10, ASA100


今回はGXR(+S10)で撮影したが、コンデジでもかなり解像感があって驚いた。
またここまで近接するとバックもかなりボケてくれる。

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キタキチョウ The Common Grass Yellow と紅葉 (滋賀県大津市雄琴温泉、12月17日)

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Ricoh GXR, S10, ASA100


明けて日曜日の朝は6時30分頃に目が覚めた。この温泉宿は高台にあって部屋からは琵琶湖が一望できる。少し寒かったが、部屋の外に出て日の出を撮影してみた。

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琵琶湖の日の出 The sunbreak landscape of Biwa-ko (滋賀県大津市雄琴温泉、12月18日)

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Ricoh GXR, S10, ASA100


帰途、関ケ原あたりだと思うが、一面に雪が積もっているのを窓から見た。
突然、雪国にワープした気分になる。

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Snow (岐阜県不破郡関ヶ原、12月18日)

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Ricoh GXR, S10, ASA100


§ Afterword §

琵琶湖は以前にも何度か訪れたが、雄琴に宿泊したのは初めてだ。この雄琴は関西屈指の風俗街として以前は名をはせていたようだが、今は当時の面影は無くて、静かな温泉宿だった。あまり時間が無くてのんびりと散歩はできなかったが、知らない土地を歩くことはまるで探検でもしているようでとても楽しい。

またいつかゆっくりと訪れてみたい。

 

以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2011-12-18 16:11 | ▣キタキチョウ | Comments(10)