NATURE DIARY

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20100206 凍てつく夜に虫屋が見る夢は (6);南インドの森

Nature Diary #0305
 



§ Diary §

凍てつく夜に虫屋が見る夢は----------昨年8月に訪れた南インドの森。


雨上がりの河原には牛がのんびりと草を食んでいた。
インド(ヒンドュー)では牛はシバ神の乗り物--------神聖。


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A landscape of river side after the heavy rain

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トカゲは怪訝な顔でこちらを見た。
そういえば、虫屋は南米でもマレーシアでもトカゲに出会った。

ジャングルにトカゲがつきものか。


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lizard

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突然、
大きなセセリが目の前の草上に舞い降りて静止した。
後翅の1/3ほどが雪のように白い。

このチョウの名はSuffused snow。

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Suffused Snow

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マダラチョウと思って近づいたら、マダラチョウに擬態した蛾。
ベイツ型擬態-----驚いた。

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A moth mimicking toxic butterfly

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森の中で長い刺が発達した幼虫を見た。
後で調べてみると、イナズマチョウの幼虫らしい。

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A caterpillar with spines

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凍てつく夜に虫屋が見る夢は-------。
いつかまた南インドの森の中を歩きたい。


以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2010-02-06 10:37 | Comments(8)

20100130 凍てつく夜に虫屋が見る夢は (5);テンジクアゲハ

Nature Diary #0304



§ Diary §

凍てつく夜に虫屋が見る夢は--------暑かった南インドの日々。


昨年の8月、虫屋は南インドの西ガッツ山地にいた。
一日だけの撮影日-----夕方の飛行機で日本に帰国予定。


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西ガッツ山地

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Western Ghats



この時期のインドはまだ雨季。


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Rainy season



虫屋は暑さのために軽い脱水症状(めまい、立ちくらみ)を自覚した。
そういえば、昨日から何も食べていない。

多分、 旅行者下痢症(traveler’s diarrhea) だと思うが、昨夜はひどい下痢と吐き気に見舞われた。学会のバンケットで出たカレーが怪しい。場所がインドだけに、感染症(コレラや赤痢など)も頭をかすめたが--------何とか朝には症状は回復したのでほっとした。

とにかく、日陰に移動してミネラルウォーターをゆっくりと飲んだ。すると突然、目の前の花(ランタナ)に青白い大きな紋をはためかせて巨大なアゲハが訪れた。

もちろん、虫屋は自分の体調などすっかり忘れて走り寄り、ただただファインダーの中に踊るアゲハチョウの姿をカメラに収めた------南インドまで来たかいがあった。


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テンジクアゲハ♂

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Blue Mormon



帰宅してから調べてみると、このアゲハは テンジクアゲハ Blue Mormon というらしい。
テンジクとは天竺、すなわちインドの旧名で、西遊記のゴール。

インドの旧名を名にもつアゲハ------誰が名づけたか知らないがなかなかセンスが良い。


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テンジクアゲハ♂

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Blue Mormon



海野和男氏の本「世界珍蝶図鑑 –熱帯雨林編-」 によれば、テンジクアゲハはインド南部とスリランカに特産するという。どうやら、ナガサキアゲハの代置種らしく、テンジクアゲハの産する地域にはナガサキアゲハを見ることはない。

大きさはナガサキアゲハよりもひとまわりも大きい。
ナガサキアゲハでは、♂は黒くて後翅に少し青い鱗粉をもつ程度だが、テンジクアゲハのオスは、青白い紋が発達してとても美しい。

南インドの森の精。


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テンジクアゲハ♂

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Blue Mormon




凍てつく夜に虫屋が見る夢は----------。
またいつか南インドを訪れたい。



以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2010-01-30 18:49 | Comments(12)

20100128 凍てつく夜に虫屋が見る夢は (4);南インド

Nature Diary #0303



§ Diary §

凍てつく夜に虫屋が見る夢は--------暑かった南インドの日々。


昨年の8月、虫屋はインド南部ケララ州の コーチンCochin という町にいた。
日本から来た虫屋はここでは全くの異邦人。


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Landscape of Cochin

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ホテルから出るとそこには人、ヒト、ひと----
どこの街角にもどこの道端にも人々の生活がにじんでいる。

とにかくここは人口11億人の国。


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Landscape of Cochin

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南インドではバナナが豊産。
いたるところでバナナの山を見た。


ところで、バナナは木ではなく草、その実は果物ではなく野菜
では、木と草の違いってなんだろう?

そうだ、最近、バナナダイエットしている家内に聞いてみようかな。
----ウーム、無視されるに違いない。


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Banana truck

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Fuits shop

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ここでは象は働く家畜。
道路脇を歩く象の大きさに改めて驚いた。


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Elephant

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凍てつく夜に虫屋が見る夢は----------。
またいつか南インドを訪れたい。



以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2010-01-28 22:53 | Comments(4)

20090823 インド南部(ケララ)の蝶:その他

Nature Diary #0277
Date: August 23rd (Sunday), 2009
Place: Cochin, India
Weather: Cloud and Rain



§ Diary §

熱帯雨林 (tropical rainforest) は、大気中に含まれる酸素の40%を供給しているといわれている。この 南インドの Western Ghat 山地に広がる森林(ジャングル)も、多くの動植物の棲み処であるとともに大切な酸素の供給減となっているのだろう。そういわれれば、この樹林中は呼吸が楽だった(ウソ?)。

雨季のせいで、樹林内は非常に蒸し暑く、メガネやカメラのレンズがすぐに曇ってしまう。持参したカメラが防水、防塵仕様のオリンパスE-3で良かった。

下の写真の樹林の奥に見える岩山の上まで歩いて登った。

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熱帯雨林と岩山 (8月23日、Cochi)

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Tropical rainforest




完璧な擬態; Perfect mimicry

樹林内の小道を歩いていると、Blue tiger やGlassy tiger などのマダラチョウ科のチョウがしばしば出現してくれた。

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Blue tiger

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A Blue tiger feeding on the flower
Olympus E-3, Sigma 150mm


マダラチョウに擬態する蝶や蛾がいる

この擬態は、マダラチョウ科に属するチョウはいずれも体内に毒を持っているために、鳥やトカゲなどの他の生物はこのチョウを食べないためだといわれている。

下の写真は花で吸蜜するマダラチョウのGlassy tiger。
円内は、このGlassy tiger に擬態している蛾-----完璧な擬態で良く見ないとだまされる。

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Glassy tigerと擬態した蛾(円内)

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A Glassy tiger feeding on the flower and a moth mimicking Glassy tiger
Olympus E-3, Sigma 150mm



Common Inperial と蟻の攻撃; Cheritra freja

尾の長い優雅なシジミチョウ(Common Inperial)が葉に止まったので、あわてて走り寄っていつものようにまずは証拠写真を撮影した(下の写真)。

しかし、悲劇はその直後にやってきた。

もっと近寄って、別な角度から撮影しようと位置を移動した時に、背後の枝に触れた首筋に痛みが走った!----------振り向くと、その枝には多数のアリが集まっていたのだ。

ウワァ、首筋の痛みはアリが噛みついていたためだった!

こうなれば、撮影どころではない。アリを慌てて手で払ったが、すでにシャツの中にまで入ってしまい、別な場所で皮膚に噛みついている。すぐにシャツを脱いで、裸になってアリをすべて取り除き、ガイドのスーデシュにも背中を見てもらった。

もちろん気が付いた時には、美しいCommon Inperial はどこかに飛び去っていた。

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Common Inperial

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A Common Inperial perching on the leaf
Olympus E-3, Sigma 150mm


その後、Common Imperial は再び現れてくれたが、いかんせんボロかった。

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Common Inperial

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A Common Inperial perching on the leaf
Olympus E-3, Sigma 150mm



森の伯爵 Grey Count; Tanaecia lepidea

Count というのは伯爵のことらしい。すなわち、Gray countとは灰色の伯爵だ。

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Grey Count

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A Grey Count resting on the leaf
Olympus E-3, Sigma 150mm



リュウキュウムラサキ♀ Great Eggfly; Hypolimunas bolina

日本のリュウキュウムラサキと同じもの。写真はメスだが、日本のものとは少し異なるようだ。大陸亜種とよばれるタイプだろう。

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Great Eggfly

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A Great Eggfly resting on the leaf
Olympus E-3, Sigma 150mm



青いコノハチョウ Blue Oakleaf; Hypolimunas bolina

南インド特産の青いコノハチョウ。

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Blue Oakleaf

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A Blue Oakleaf resting on the leaf
Olympus E-3, Sigma 150mm

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Blue Oakleaf

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A Blue Oakleaf resting on the leaf
Olympus E-3, Sigma 150mm



青いピエロ Banded Blue Pierrot; Hypolimunas bolina

この森では個体数が多かったシジミチョウ。
オスは飛んでいると明るいブルーに見えるので、是非とも翅表を撮影したかったが------残念。

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Banded Blue Pierrot

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A Banded Blue Pierrot resting on the leaf
Olympus E-3, Sigma 150mm

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カニの死骸を訪れたBanded Blue Pierrot

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A Banded Blue Pierrot feeding on the dead crab
Olympus E-3, Sigma 150mm


インドのキマルリ Common Silverline; Spindasis vulcanus

キマダラルリツバメの仲間だが、尾羽打ち枯らしているのが残念だ。

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Common Silverline

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A Common Silverline resting on the leaf
Olympus E-3, Sigma 150mm



雪を持ったセセリチョウSuffused Snow Flat; Tagiades gana

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Suffused Snow Flat

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A Suffused Snow Flat resting on the leaf
Olympus E-3, Sigma 150mm



イナズマチョウの幼虫 Common Baron; Euthalia aconthea

非常にトゲが長い毛虫を見つけた。面白いので撮影していたが、後日インドのチョウの図鑑を見ていたら、どうやらイナズマチョウの仲間のものだということがわかった。

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Common Baron

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A Caterpillar of Common Baron
Olympus E-3, Sigma 150mm


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§ Afterword §

この散歩後には直接空港に行き、そのまま日本に帰国した。

サンクチュアリーから出てきた時は、すでに全身汗と雨とでずぶ濡れ状態だったので、ナジムの車に乗る前にトランクを開けて着替えた------後で家内に文句をいわれことは言うまでも無い。

南インド(ケララ)に行くチャンスはこれからはなかなか無さそうだが、この熱帯雨林の散歩道は虫林にとって良い思い出となった。今回、虫林の散歩をアレンジしてくれたアニタ、また実際に付き合ってくれたドライバーのナジムとガイドのスーデシュに感謝します。

これで、南インド編は終了します。


Namaste India !
Namaste Indian butterflies!







以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2009-08-28 12:25 | Comments(12)

20090823 インド南部(ケララ)の蝶:キシタアゲハ他

Nature Diary #0276
Date: August 23rd (Sunday), 2009
Place: Cochin, India
Weather: Cloud and Rain



§ Diary §

朝8時に、タクシー運転手のナジムが迎えに来てくれた。ナジムは学会主催者のAnitaが虫林のために手配してくれたドライバーだ。

ナジムの車で到着した先は、ホテルから2時間ほどの距離にある大きなバードサンクチュアリーだった。ここはまだ Cochin 市内ということだったが、 Western Ghat 山地の中に位置するようで、深い森がどこまでも続いている-------ウーム、なかなか良いところみたいだぞ。


このサンクチャリーでは、ガイドが付いてトレッキングする。虫林についてくれたガイドは、 スーデシュ という名前の精悍な顔つきの青年で、とても真面目で態度も良い。

スーデシュによれば、このサンクチャリーにはいろいろな毒蛇(インドコブラ、カーペットバイパーなど)が棲息していて、タイガーでさえも一家族が現れたことがあるということだった。ちなみに、インドでは毎年1万人程がインドコブラに噛まれているらしい。スーデシュも以前にカーペットバイパーに噛まれたことがあるといって、そのとき噛まれた指を見せてくれた-------ウー、蛇は怖いな。

歩き始めて30分もすると蒸し暑さのために体中が汗でビショビショになった。

軟弱な虫林は暑いとすぐに戦闘意欲が低下してしまうのだが、彼が前を歩いてチョウを見つけてくれるので楽チンだ。さらに、虫林のリュックまでも背負ってくれたのは有難かった。

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ネイチャーガイドのスーデシュ (8月23日、Cochi)

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Indian Nature guide




Southern Birdwing; Troides minos

突然、上空を見上げたスーデシュが、「Sir, Have a look! Birdwings coming !」と叫んだ。

指さす方向を見上げると、樹林の上を大きな キシタアゲハ がまるでジェット機のように飛んでいるではないか。体中のアドレナリンが一気に噴き出すのがわかった。

汗が目に入るのも構わず、しばらくキシタアゲハの滑空を呆然と見上げていた。

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飛翔するキシタアゲハ (8月23日、Cochi)

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Flying birdwings
Olympus E-3, Sigma 150mm


キシタアゲハは樹林の上を飛ぶことが多いが、時々降りてきて、我々の周りをまるでからかうように旋回した。大きなキシタが近くまでくると 「バサバサ」 という羽音が聞こえるくらいにその羽ばたきは力強い。

インドにはキシタアゲハの仲間は3種類が棲息しているが、ここのキシタアゲハは この地方(Ghat山地)独特の種類でSouthern Birdwing 、と呼ばれている。

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飛翔するキシタアゲハ (8月23日、Cochi)

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Flying birdwings
Olympus E-3, Sigma 150mm、トリミング


昨年6月末にマレーシアのペナン島でヘレナキシタアゲハを撮影したことがある(2008年06月28日のND #183へリンク)。その時の経験から、キシタの撮影には見晴らしの良い場所のランタナの花で吸蜜に訪れる彼らの来集を待てば良いことを知っていた。そこで、ランタナの花の前でしばらく待って見ることにした。


キシタアゲハ飛来を待つ間、ガイドのスーデシュとゆっくり会話した。彼の家族のこと。1歳と3か月の娘に大事にしていたカメラを壊されてしまったこと。彼の隣に住む住人は、全く働く気が無く、子供は学校にも行かないので嫌いだということ等々。


1時間以上も経過しただろうか、キシタアゲハ時々降りては来るが、なかなか吸蜜してくれない------ウーム、こりゃあ撮影は無理かなと思い始めたその時、突然降りてきた個体が我々の周りを旋回した後、オレンジ色の花(ランタナではない)で吸蜜を始めたではないか。

ファインダーを見ながら興奮して撮影したのはいうまでもないだろう。

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吸蜜するキシタアゲハ (8月23日、Cochi)

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A male of Southern Birdwing feeding on the flower
Olympus E-3, Sigma 150mm

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吸蜜するキシタアゲハ (8月23日、Cochi)

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A male of Southern Birdwing feeding on the flower
Olympus E-3, Sigma 150mm



Blue Mormon; Papilio mayo

Blue Mormon はインドで2番目に大きいアゲハチョウで(一番大きいのはSouthern Birdwing のメス)、青みを帯びた白い紋がとても鮮やかだ。具体的には日本で見るナガサキアゲハよりもかなり大きいと思う。

このすばらしく豪華で美しいチョウが樹林の中を飛んでいる姿を時々見て、是非とも今回撮影したいなと思っていた。そのチョウがキシタの訪花を待っていたランタナの花に何頭も訪れてくれたのだ------思いがけない幸運だった。

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Blue Mormon (8月23日、Cochi)

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A Blue Mormon feeding on the flower
Olympus E-3, Sigma 150mm

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Blue Mormon (8月23日、Cochi)

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A Blue Mormon feeding on the flower
Olympus E-3, Sigma 150mm

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Blue Mormon (8月23日、Cochi)

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A Blue Mormon feeding on the flower
Olympus E-3, Sigma 150mm



Malaber Raven; Papilio dravidarum

南インド特産の種類で、このサンクチュアリーではかなりの個体数を見ることができた。

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Malaber Raven (8月23日、Cochi)

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A Malaber Raven resting on the leaf
Olympus E-3, Sigma 150mm

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Malaber Raven (8月23日、Cochi)

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A Malaber Raven feeding on the flower
Olympus E-3, Sigma 150mm



Malaber Rose; Atrophaneura pandiyana

ヒルトップ現象を期待して丘の上に登ってみたら、綺麗なアゲハが吸蜜していた。初めはCommon Roseかと思っていたが、後で図鑑で調べてみると、Common Roseではなくてこの地方特産のMalaber Roseという種類だった。

Malaber RoseはCommonRose に比べて、翅の白い紋が明らかに広くて美麗だ。

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Malaber Rose (8月23日、Cochi)

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A Malaber Rose feeding on the flower
Olympus E-3, Sigma 150mm

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Malaber Rose (8月23日、Cochi)

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A Malaber Rose feeding on the flower
Olympus E-3, Sigma 150mm



Common Jay; Graphium doson

湿地にはキチョウやMalabar LavenとともにCommon Jayが来ていた。

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Common Jay (8月23日、Cochi)

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A Common Jay feeding on the wet ground
Olympus E-3, Sigma 150mm


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§ Afterword §

今回はアゲハの仲間だけをアップしてみた。このアップした5種類のうち、南インド特産はSouthern Birdwing, Malaber Rose, Malaber Ravenの3種類も含まれていた。

アゲハの仲間はその他にもParis Peacock, Malabar Banded Swallowtail, Common Rose などを見ることができたが、残念ながら撮影するまでには至らなかった。とくに Paris Peacock は飛んでいる姿がとても綺麗だったので残念だ。

次回はアゲハ以外のチョウをアップしたい。



以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2009-08-26 08:30 | Comments(18)

20090822 南インドの町 Cochi にて:

Nature Diary #0275
Date: August 22nd
(Thursday), 2009

Place: Cochin, India
Weather: Cloud and fine



§ Diary §

インド南部の都市(Cochin あるはCochi)で行われる国際学会のシンポジウムに出席した。

20日の朝11時の飛行機(シンガポール航空)で成田を飛び立ち、シンガポールでトランジットし、21日の午前1時にコーチの飛行場に降り立った。結局、成田からは10時間以上を要したことになる-------結構遠い。

宿泊したホテルの Le Meridien Cochin には国際会議場が併設されていて、学会もそこで行われた。

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インド西南部の町コーチン(→)と Le Meridien Cochin (8月21日、Cochi)

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フロントがあるメインビルから宿泊部屋がある建物までは、何と川をボートで移動するのには少し驚いた。このボートは24時間運航されていて、いつでも乗ることができる。

川の上に浮いている水草は、昔、金魚鉢にいれて金魚と一緒に飼っていた「ホテイアオイ」みたいだ-------水は綺麗とはいえない。

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水草(ホテイアオイ)が浮く川

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River with water hyacinth
Olympus E-3, ZD12-60mm


この時期の南インドは雨季で、一日に一回は強い雨が降る。現地の人に「強い雨だね」といったら、「こんなのは中ぐらいだよ」という返事が返ってきた。この雨でも傘もささないで平然と歩いているのがすごい。

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強い雨

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Strong rain
Olympus E-3, Sigma 150mm F2.8 APO MACRO DG HSM, f7.1, 1/50, ASA800


何しろ人が多い。ほとんどの道路の道路脇にはいつもたくさんの人が歩いているし、車の中はいうに及ばす、車の外でさえも人がいっぱいなのだ。どうもほとんどの人は仕事をしているようには見えず、ただただ立っているようにも見えなくはない。

驚いたことに道路には信号はほとんどなく、車はクラクションを鳴らしながら走っている。つまり、運転にはかなりのテクニックと強心臓、気合いが必要で、軟弱な虫林にはここでの運転はまったく無理だと思われた。ちなみに、虫林が見た限りでは、女性のドライバーは滞在中に1度も見ることができなかった。そう、Cochiでの車の運転は命を張った「男の世界」「マンダム」なのである。

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コーチンの街角

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A landscape of Cochin
Olympus E-3, ZD12-60mm

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街角の風景

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Landscape of the town
Olympus E-3, ZD12-60mm


インドの男性は、腰巻を付けるのが伝統的で、女性の場合は民族衣装のサリーを着ている。(若い)女性が鮮やかな色のサリーを着ているととてもオシャレに見えるし美しい。

男女とも靴は履かずに、サンダル履きが一般的だ。ときどき裸足の人もいるが、ケガをしないだろうかと少し心配になってしまった。

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物を運ぶ男性と青いサリーの女性

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A young lady riding on bicycle.
Olympus E-3, ZD12-60mm, f4.5, 1/1600, ASA400


象が家畜として飼われているのは知ってはいたが、実際に道路の上を像が歩いているのを見ると、改めて感心してしまう。それほどゾウという動物は大きくて存在感があるのだ。

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道路を歩くゾウ

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An elephant walking on the road.
Olympus E-3, ZD12-60mm


大相撲の力士の土俵入りに見える大きな看板を見つけた。お相撲さんにしては、ハジマキをしているところが何となく笑える。

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街角の風景

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Landscape of the town
Olympus E-3, ZD12-60mm, f4.5, 1/1600, ASA400

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§ Afterword §

インド南部を旅するにあたり、マラリアと狂犬病に注意しろと本に書いてあったので、心配した家内が「虫よけ」を4種類も用意してくれた。しかし、学会の最中はほとんど室内にいるので、なかなか使う機会がなかった。

2日目の夜に、吐き気と下痢、頭痛に見舞われた。

コレラや赤痢では無さそうだが、体調を崩すとここには日本大使館も無いので心配だった。ちょうど次の日に2つのレクチャーが予定されていたので、キャンセルするかどうか迷ったが、朝にはだいぶ回復したので助かった。

インドは人が溢れている国だ。どこにいっても人、ヒト、ひと----がひしめいている-------そう、インドは人の国だった。

チョウの写真については、後日アップする事にする。




以上、 by 虫林花山
by tyu-rinkazan | 2009-08-25 05:22 | Comments(8)