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20150718 ベトナム国の散歩道:カッティエン国立公園の蝶たち

DIARY Vol.10 (674): #36, 2015 :  

今回のベトナム・ホーチミン滞在では、日曜日が1日だけフリーになった。

そこで、「カッティエン国立公園 Vuon Quoc Gia Cat Tien」に行くことにした。この公園は広大な低地熱帯雨林の一つで、貴重な動植物の宝庫になっている。ホーチミン市から北に約150キロに位置し、車で3時間ほどもかかるが、フン(Hun)くん(ホーチミン在住の大学院生)が案内してくれることになった---ありがたい。


キタカササギサイチョウに出会った

国立公園の熱帯雨林の中を貫く小道を歩いた。

歩き始めると間もなく、木の上からガサガサと大きな音がした。
びっくりして音の方向をみると、2羽の大きな鳥が降りてきた。
みると、嘴が異様に大きくて、絵に描いたような目をしている。

この鳥はあまり人を怖がらないので、近接して撮影できた。

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---- キタカササギサイチョウ- Oriental Pied Hornbill

-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO


吸水するチョウたち

吸水集団はシロチョウ集団、アゲハ集団、混合集団に分けることができる。

下の写真はあまり大きくはないが、アゲハ集団。ナガサキアゲハとともに吸水しているアゲハはモンキアゲハに似ているが、翅裏の模様(大きな白紋や小さな薄黄色紋)からタイワンモンキアゲハだ。こちらではモンキアゲハよりもタイワンモンキの方が多いように思える。

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---- アゲハの吸水集団-Swallowtails congregated on the wet road

-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus E-P5, ED MZD12mm F2.0 Pro


ゆっくりと飛翔するタイワンモンキアゲハを撮影してみた。

タイワンモンキアゲハは東南アジアに広く分布し、別名シロオビモンキアゲハとも呼ばれている。シロオビモンキは前翅にシロオビが出現する個体にちなむが、ベトナムでみた個体に白帯は無かった。

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---- 飛翔するタイワンモンキアゲハ- Papilio nephelus

-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO



トラフタテハ

トラフタテハは大きくて美しい。

これまでタイでも見かけてはいたが、まともな写真は撮影できていない。
ここでは個体数が多くて、花での吸蜜や地面での吸水をしばしば見かけた。

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---- トラフタテハ-Parthenos sylvia

-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO


突然、どこからともなく現れて、目の前の葉上で開翅した。
少し古い個体だったが、せっかくなのでTG3で接写してみた。

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---- トラフタテハ-Parthenos sylvia

-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus Styrus TG-3 Tough



その他のチョウ

ずいぶん派手な模様のイシガケチョウが動物の落し物を訪れていた。

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---- イシガケチョウの仲間- Cyrestis thyodamas

-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO
」」」」」」」」


これまでタイでシロスソビキアゲハは撮影していたが、どういうわけかアオスソビキアゲハには出会ったことがなかった。この公園ではアオスソビキアゲハしか見なかった。撮影したことがなかったので嬉しい。

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---- アオスソビキアゲハ-Lamproptera meges meges

-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO


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---- ドウケシジミ- Castalius rosimon rosimon

-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO


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---- リカエニーナオナシウラナミシジミ- Anthene lycaenina lycambes

-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO



??虫眼鏡ノート

d0090322_2343724.pngこれでベトナムの記事は終了します。

今回はキャットティエン国立公園に行くことができた。午後から豪雨(雷も伴う)になってしまい、公園を歩いたのは3時間あまりしかなかった。僕はポンチョを持参したので、豪雨の中でも問題なかったが、同行のフン君はだいぶ濡れてしまい申し訳ないことをした。この公園には宿泊施設もあるみたいなので、いつかゆっくりと滞在してみたいと思いました。

ご案内いただいたフン君に心から感謝します。


Written by 虫林花山





by tyu-rinkazan | 2015-07-25 02:37 | ● Vietnum | Comments(6)

20150718 ベトナム国の散歩道:村の妖婦たち(Delias)と遊ぶ

DIARY Vol.10 (673): #35, 2015 :  

ベトナム社会主義共和国のホーチミン(Ho Chi Minh)市を訪れるのはこれが3回目になる。
でも、これまでは時間が取れず(当たり前だ)、フィールド散歩ができませんでした。
今回は週末の日曜日が含まれているので、是非ともフィールドを歩いてみたいなと思います。

ベトナムは雨期(10月まで)の最中なので、毎日(とくに午後から)雨が降って鬱陶しい。


サイゴン川の岸辺に立つ

ホーチミン市内を流れるサイゴン川は茶色く濁り、その流れはひたすら太くて重い。

ベトナムは社会主義国家で、現在までたくさんの難しい過去がある。
戦争と平和」、「独立と自由」、「民族と社会」、「個人と国家
ホーチミンの人々は、どんな思いでこの流れを見ていたのだろうか。

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---- サイゴン川- Saigon river

-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus E-P5, MZD12mm


ベトナムに来るとバイクの多さに驚かされる。

以前、タイでバイクタクシーに乗り「「暑い風を切る爽快感」」を味わったことがある。
暑いバトナムでバイクが人気なのは、風を切る爽快感が大きな要因になっているに違いない。

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---- 川のような無数のバイクの群れ-Bikes in Ho Chi Minh City (Saigon)

-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus E-P5, MZD12mm



村の妖婦たちを撮影

大学院生のフン(Hung)くんと「キャットティエン国立公園」に置く途中、低い木に白いチョウが数頭絡むように飛んでいた。

早速、車を止めてもらい確認すると デリアス DELIAS (カザリシロチョウ) の仲間だった。
デリアスはオーストラリアから東南アジア一帯に発達した蝶の一群で250種ほどある。
属名のデリアスは妖婦という意味だが、たしかにこの蝶は妖婦としての雰囲気があるように思える。

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---- フチナシベニモンカザリシロチョウ- Delias sp.

-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO


配色からてっきりベニモンシロチョウだと思っていた。
しかし、帰宅後に調べてみると「フチナシベニモンカザリシロチョウ」らしい。
ベニモンに比べてフチナシは裏面の黄色い部分の面積が格段に広い。

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---- フチナシベニモンカザリシロチョウ-Delias sp.

-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO


昆虫写真でフォトジェニックとは何だろうか。
フチナシベニモンカザリシロチョウは間違いなくフォトジェニック。

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---- フチナシベニモンカザリシロチョウ-Delias sp.

-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO


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---- ホソチョウ-

-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 40-150mm F2.8 PRO



ツノゼミは見つからなかったが、かわりに美しい小昆虫を見つけた。
マルウンカの仲間(ゆたかさん有難う)。

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---- マルウンカの仲間-Strange Insect

-----(Vietnam, 18/July/2015, Olympus OM-D E-M1, MZD/ED 60mm F2.8 Macro , Tough TG3


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---- ジンガサハムシの仲間-Aspidomorpha sp

-----(Vietnam, 19/July/2015, Olympus OMD E-M1 + MZD60mm Macro)



??虫眼鏡ノート

このところ、海外に行こうとすると何かが起こる。

今回の何かとは台風11号でした。台風11号がもたらした大雨のために、中央道や国道20号が通行止め、中央本線も運行停止になってしまいました。それでも何とか空港に行きましたが、予定していた便には乗れず、出発が次の日の朝になってしまいました。相手が台風なので仕方がありませんね。ベトナムでの滞在はわずか3日ですが、1日だけでも散歩できたので嬉しいです。

ベトナムの記事はあと1回予定しています。

Written by 虫林花山





by tyu-rinkazan | 2015-07-21 23:50 | ● Vietnum | Comments(6)

20140323 ベトナム南部(メコンデルタ)の散歩道:Thoi Son Islet

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DIARY #013 :

中国の福建省福州市から広州経由でベトナムのホーチミン市に移動。

ホーチミン訪問はこれが2回目だが、町を歩いていると顔つきが日本人にそっくりな人に出会うことが多い。ベトナムと日本は距離的にはかなり離れているので何となく不思議に思う。日本人はどこから来たのか、ベトナム人とどのように関係するのかは興味深いサブジェクトだと思う。

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日曜日はベトナム滞在で初めてのフリーとなった。

ベトナムから日本の大学に留学している大学院生のシン君がメコンデルタの Thoi Son Islet を案内してくれるという。メコンデルタとは メコン川(Mecong river)下流の三角州のことで、その入り口のミトーという名前の町まではホーチミンから70㎞ほどもある。少し遠いので申し訳ないと思ったが、せっかくのご好意なので素直に甘えることにした。シン君に感謝。

ミトーに到着して早速、メコンの川岸に立った。

大河メコンは、遠くチベット高原に発し、中国雲南省、ミャンマーとラオス国境、タイとラオス国境、カンボジアを通りベトナムへと流れ来る。その流れは太くて重い。

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----- Mekong River

---- Olympus Pen E-P5, MZD14-150mm



ミトーから渡し船で渡ったトイソン島(Thoi Son Islet)は観光と果樹園の島だった。

細い道が縦横に走り、道のわきには大きなジャックフルーツやパパイヤなどの南国の果実がたわわになっている。道を歩いていると、大きな声で呼ばれたので振り向くと、そこにロンガン(竜眼)の実を収穫する家族がいた。呼ばれるままに近づいていくと、どうやら僕に実をプレゼントしてくれるらしい。そこで、有難く一握りだけいただいた。

ベトナムの人々はとても優しい。

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----- Harvest of longan fruites

---- Olympus Pen E-P5, MZD14-150mm




コモンタイマイ

目立たない花にコモンタイマイの姿を見つけた。

コモンタイマイは日本のヤブカラシに似た地味な木の花に何度も吸蜜に訪れてくれたが、アオスジアゲハの仲間のこのチョウはとにかく動きが俊敏で速く、また吸蜜も落着きがない。吸水以外では撮影するのが難しいアゲハチョウだが、このチョウの姿を見ると南国に来たことが実感できる。

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----- TailedJay

---- Olympus OM-D E-M1, MZD14-150mm




ベニモンシロチョウ

カザリシロチョウが時々林の上を飛ぶ。
なかなか降りてきてくれない。

しばらく見守っているとやっとネムノキの白い花で吸蜜してくれた。ベニモンシロチョウはこれまで何度も見ているが、何度見ても怪しくも美しいその姿にうっとりとしてしまう。毒を持っているという噂を聞くが、その真偽のほどはわからない。

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----- Delias hyparete indica (The Painted Jezebe)

---- Olympus OM-D E-M1, MZD14-150mm




キシタカザリシロチョウ

キシタカザリシロチョウがやや日陰の葉上に静止していた。

カザリシロチョウの仲間の翅表は白黒のものが多くて地味だが、翅裏は鮮やかな色彩で美しい。キシタカザリシロチョウの翅裏は名前の通りでビビッドな黄色に赤いアクセントがあってなかなかお洒落だ。見ることができたキシタカザリシロチョウはこの1頭のみだった。

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----- Delias descombesi

---- Olympus OM-D E-M1, MZD12-40mm, MZD14-150mm




リュウキュウムラサキ

東南アジアを訪れるとよく目につく大型のタテハチョウ。

静止すると翅を閉じてしまう。コモンタイマイがよく訪花していたヤブカラシに似た花で開翅してくれた。もう少し上から翅全体を撮影したかった。こういう時には一脚の先にカメラを付けて、最近購入したリモート装置で撮影をしたいものだが旅先では荷物が限定されるので仕方がない。

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----- Great Egg-Fly

---- Olympus OM-D E-M1, MZD60mm Macro, MZD14-150mm




フロラトガリコイナズマ

林の中の陽だまりでイナズマチョウの♂がテリトリー行動をしていた。
イナズマチョウはいつもこのような林の中の小道で出会う。

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----- Tanaecia flora andersonii

---- Olympus OM-D E-M1, MZD14-150mm




Notes :

ベトナムのホーチミンにはこれで2回目の訪問になる。今回のベトナム出張も大学間交流なので、説明会やインタビューなあどでなかなか時間が取れなかった。でも、日曜日はさすがにフリーになった。メコンデルタのトイソン島は観光と果樹園の島で、自然林が少ないためか昆虫の姿は多くなかった。でも、シン君の好意でメコンデルタに来ることができたので贅沢はいえない。

大学院生のシン君と運転手をしてくれたシン君のお兄さんの知り合いのチャンさんに感謝です。

次回は残りのチョウを掲載したいと思うが

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----- Moter Bike

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Nature Diary vol.9 (13): #573, 2014
Date: Mar-23 (Sunday)
Place: Thoi Son Islet in Vietnum




by tyu-rinkazan | 2014-03-29 02:02 | ● Vietnum | Comments(2)

20120622 ベトナムの散歩道:キアネハレギチョウなど

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Nature Diary vol.7(32):#457


ベトナム南部の都市ホーチミン市(サイゴン)に公務出張。
ホーチミンへは成田から6時間強のフライト。


<ホーチミン市内>
日本の交通渋滞は車だが、ホーチミンシティの渋滞はオートバイ。

信号待ちしているオートバイの群れが一斉に動き出すと、堰き止められていた水がいっせいに流れ出したかのようで壮観だ。バイクには3人乗り、4人乗りは当たり前、ヘルメットもカラフルで見ているだけで楽しい。

ベトナムはオートバイ天国なのだ。

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オートバイの群れ

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Troop of motorbikes
Canon 7D, Sigma 17-70mm, ISO400 (2012-June-22, Ho Chi Minh City)



天秤棒で物を運ぶ女性の姿。
よく見ると荷物はフランスパン------そういえば、ベトナムは過去フランスが統治

戦争と平和、独立と自由、民族と社会、個人と国家----ベトナムには難しい過去がある。

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ホーチミン市の街角にて

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A landscape of Ho Chi Minh City
Ricoh GXR S10, ISO200 (2012-June-22, Ho Chi Minh City)



夜はレストランではなく街角の「めし屋」に行った。

公共の道路上に置かれた粗末なテーブルで、汗を拭きながらベトナム料理(鳥の空揚げ風のものと炒めごはんなど)を賞味した。どれも独特の香草がきいていて美味い。

「サイゴンビール」や「タイガービール」は当地の気候に合って爽やかな薄味だ。

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街角のめし屋

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Domestic restaurant in Ho Chi Minh City
Ricoh GXR S10, ISO200 (2012-June-22, Ho Chi Minh City)


露店ではマンゴスチン、ライチ、ジャックフルーツなどをしこたま買い込んだ。これら果物を袋一杯につめて、値段は40000ドンの請求。4万と聞くと、えらく高いように感じるかもしれないが、実は日本円に換算すると160円ほどなのでとても安い。

果物の王様といわれる立派なドリアンも並んでいたが、切り身の匂いでNG。

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ドリアン売り

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A durian seller
Ricoh GXR S10, ISO200 (2012-June-22, Ho Chi Minh City)


夜店が立ち並ぶ中心街。

すぐに物売りが袖を引く。中には10歳くらいの子供の袖引きもいて、片言の日本語で話しかけてくる。断ってもしつこく100mほどついてくる子もいた。少し微妙な気持ちになった。

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夜の露店

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Street booths in the night
Canon 7D, Sigma 17-70mm, ISO400 (2012-June-22, Ho Chi Minh City)



キアネ(ツマグロ)ハレギチョウ; Cethosia cyane

留学に来ることになったベトナム人のShin君が、我々を郊外の公園(ザンディーン・ウォーターフォール公園)に車で案内してくれた。この整備された公園内には滝があって、その周りの散策路には花もありチョウの飛ぶ姿も多くみられた。


黄色い花で大きなオレンジ色の蝶が吸蜜。
遠目でカバマダラとたかをくくっていた。

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吸蜜するオレンジ色の蝶

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Cethosia cyane
Ricoh GXR S10, ISO200 (2012-June-22, Ho Chi Minh City)


近くでみると翅裏辺縁のジグザグ模様はまごうことなきハレギチョウ。
翅の模様から調べてみると、キアネハレギチョウらしい。

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キアネハレギチョウ

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Cethosia cyane
Canon 7D, EF100mm Macro, ISO200 (2012-June-22, Ho Chi Minh City)


キアネハレギチョウの開翅した様子は、やはりカバマダラに似ている。
比較のために、下の写真の下に日本で撮影したカバマダラを掲載した。

<ミューラー型擬態>
カバマダラの幼虫は毒植物のトウワタの葉を食べる。一方、ハレギチョウも毒草のトケイソウの仲間が食草だ。両種とも成虫の体内には毒を持つので、鳥たちには襲われない。この毒蝶どうしの関係をミューラー型擬態という。

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キアネハレギチョウ(上)のカバマダラ(下)への擬態?

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Cethosia cyane
Canon 7D, EF100mm Macro, ISO200 (2012-June-22, Ho Chi Minh City)



その他の蝶; Other butterflies

他にも沢山のチョウたちに会うことができた。詳細は別の機会に譲ることにして、ここではそのうちの何種類かを組み写真で掲載することにする。

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ヘリグロホソチョウ、リュウキュウムラサキ、ルリボシタテハモドキ、ウスキシロチョウ

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Other buttterflies
Canon 7D, EF100mm Macro, ISO200 (2012-June-22, Ho Chi Minh City)



クラッシコミスクビナガハンミョウ; Neocollyris crassicomis

眼の前の葉上で、樹上性のクビナガハンミョウを見つけた。
このハンミョウは図鑑では知っていたが、実際に見るのは初。

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クラッシコミスクビナガハンミョウ

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Neocollyris crassicomis
Canon 7D, EF100mm Macro, ISO200 (2012-June-22, Ho Chi Minh City)


一般的なハンミョウとは異なる体型で面白い。
この仲間は日本では沖縄に一種類だけ分布しているらしい。

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クラッシコミスクビナガハンミョウ

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Neocollyris crassicomis
Canon 7D, EF100mm Macro, ISO200 (2012-June-22, Ho Chi Minh City)



ハンミョウ; Cicindela chinensis, Tiger beetle

道を歩くと足元からハンミョウが飛んだ。
日本のハンミョウにも似ているが、模様が異なる。

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ハンミョウ

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Cicindela chinensis
Canon 7D, EF100mm Macro, ISO200 (2012-June-22, Ho Chi Minh City)


川の脇の湿地でニワハンミョウの仲間を発見。
地味だが渋い美しさ。

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ハンミョウの一種

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Tiger beetle
Canon 7D, EF100mm Macro, ISO200 (2012-June-22, Ho Chi Minh City)



フチトリベッコウトンボ; Neurothemis sp.

南国ではフチトリベッコウトンボは良く見る。
翅の網目模様が面白いので、クローズアップで撮影した。

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フチトリベッコウトンボ

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Neurothemis sp.
Canon 7D, EF100mm Macro, ISO200 (2012-June-22, Ho Chi Minh City)



セミの一種; cicada

セミが鳴いていた。
撮影してみると日本のヒグラシに似ていた。

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セミの一種

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cicada
Canon 7D, EF100mm Macro, ISO200 (2012-June-22, Ho Chi Minh City)



§ Afterword §

滞在最終日、帰りの飛行機の出発時間が夜中12時だったので、その日は数時間だけだがフィールド散歩をさせてもらった(いつも強引)。ご配慮いただいた同行者の皆さんに感謝したい。

今回散歩した公園はかなり整備されているので、危険性はなく、蝶も撮影しやすかった。しかし、整備され過ぎているためか、実は今回のベトナム行で撮影したかったツノゼミの仲間は全く見ることが出来なかったのが心残りとなった。




以上、 by 虫林花山




by tyu-rinkazan | 2012-06-26 01:29 | ● Vietnum | Comments(10)