20100801 信濃の訪問記(1):山ゴマシジミ
2010年 08月 05日
<山梨県北杜市に生息するゴマシジミの保全活動へご協力のお願い>
ゴマシジミの生息地である山梨県北杜市の2ヵ所(旧明野村で1ヶ所、旧須玉町で1ヶ所)で、2009年よりゴマシジミの生息環境の保全活動が、地元、 北杜市オオムラサキセンター、日本チョウ類保全協会により行われています。保全活動を進めるにあたり、草刈りなどの管理活動にご協力いただけるボランティアを募集しております。
本活動にご協力いただける方は、ご連絡をお願いいたします。
NPO法人 日本チョウ類保全協会
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Nature Diary #0340
Date: August 01 (Sunday), 2010
Place: Nagano
Weather: Fine
§ Diary §
日曜日は虫友の kmkurobe さん(安曇野の蝶と自然)と「山ゴマ」の撮影に行きました。
山ゴマは涼しい高標高のお花畑に棲息して、ワレモコウやカライトソウを食し、里ゴマよりも小さくて、黒いそうだ----ウーム、楽しみだな。
▶珍客コウノトリ; Oriental White Stork
朝、予定より少し早くに kmkurobeさんとお会いできました。
「最近、H村にコウノトリが4羽もやってきて、さらに住みついてしまったので、このところ村はコノトリで大フィーバーしているんですよ」--とkmkurobeさん。
「何!コウノトリですか、そりゃあ、大事件だね」----と虫林.
ということで、急遽、山ゴマの前に珍客コウノトリを見に行くことにしました。

#1: 梅にウグイス、電柱にコウノトリ
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An Oriental White Stork resting on a telegraph pole.
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ASA400
(August-01-2010, Nagano)
▶山のゴマシジミ; Teleius Large Blue
山の上の山ゴマ棲息地では、しばしば下から霧が沸き上がっきて視界をさえぎりました。
ピーカンも良いのですが、霧に巻かれるのも高原らしくて良いですね。
山ゴマは霧が晴れて明るくなると、どこからともなく出現して、笹原の上をちらちらと飛んでいました。飛翔速度は遅いので、いかにもとまりそうなのですが、あにはからんやなかなか静止してくれません。でも、花で吸蜜したり、カライトソウやワレモコウに産卵したりする個体も見られました。
幸運なことに、羽化してから間もないと思われる新鮮な♀を見つけることができました。下の写真は、背景に場所が特定できる人工物があったので、フォトショップでそこだけをボカしました。

#2: 笹の葉で開翅するゴマシジミ♀
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A female of Teleius Large Blue resting on the leaf with the wings opened.
Olympus E-3, ZD12-60mm, ASA200
(August-01-2010, Nagano)
ワレモコウの花に静止した山ゴマを、広角レンズで撮影しました。
背景の人物はkmkurobeさんです。

#3: ワレモコウの花に静止したゴマシジミ♀
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A female of Teleius Large Blue resting on the leaf with the wings opened.
Olympus E-3, ZD12-60mm, ASA200
(August-01-2010, Nagano)
新鮮で傷一つ無い山ゴマの翅表をみると、ベルベットのように滑らかな質感を示し、意外に上品な美しさがありました。さらに、前翅には黒い紋が並んでいて、これがなかなか良いアクセントになっています。

#4: 山ゴマシジミ♀
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A female of Teleius Large Blue resting on the leaf with the wings opened.
Olympus E-3, ZD12-60mm, ASA200
(August-01-2010, Nagano)
<開けゴマ!>
里ゴマでは、開翅することが少なくて、開翅した写真を撮影することが難しいのが普通です。しかし、山ゴマは180度くらいまで開いてくれましたので驚きました。kmkurobeさんによれば、山ゴマでもこれほど開翅することはないそうです---ラッキー。

#5: 開翅するゴマシジミ♀
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A female of Teleius Large Blue resting on the leaf with the wings opened.
Olympus E-3, ZD12-60mm, ASA200
(August-01-2010, Nagano)

#6: 開翅するゴマシジミ♀
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A female of Teleius Large Blue resting on the leaf with the wings opened.
Olympus E-3, ZD12-60mm, ASA200
(August-01-2010, Nagano)
<産卵>
通常のゴマと同様に、ワレモコウやカライトソウの花にしばしば産卵するシーンが見られましたが、なかなか卵は確認できませんでした。写真はカライトソウに産卵する山ゴマですが、まだ赤い花がついていない蕾の状態のものに産卵するようです。

#7: カライトソウに産卵するゴマシジミ♀
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A female of Teleius Large Blue egg-lying on the flower.
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ASA200
(August-01-2010, Nagano)

#8: カライトソウに産卵するゴマシジミ♀
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A female of Teleius Large Blue egg-lying on the flower.
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ASA200
(August-01-2010, Nagano)
<飛翔>
偶然に飛翔写真が撮影できましたが、翅がぶれてしまいました。しかし、この翅のぶれは躍動感があって、これもありかなと思います。

#9: 飛翔するするゴマシジミ♀
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A flying female of Teleius Large Blue.
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ASA200
(August-01-2010, Nagano)
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§ Afterword §
山ゴマの撮影は初めてでしたが、今回は新鮮な♀個体を発見できたのがラッキーでした。山ゴマは限られた地域でのみに生息しますが、環境そのものの保全状態は良好と思われました。

#10: 山ゴマを撮影するkmkurobeさん
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kmkurobeさん、今回もお世話になりました。ありがとうございました。
以上、 by 虫林花山
ゴマシジミの生息地である山梨県北杜市の2ヵ所(旧明野村で1ヶ所、旧須玉町で1ヶ所)で、2009年よりゴマシジミの生息環境の保全活動が、地元、 北杜市オオムラサキセンター、日本チョウ類保全協会により行われています。保全活動を進めるにあたり、草刈りなどの管理活動にご協力いただけるボランティアを募集しております。
本活動にご協力いただける方は、ご連絡をお願いいたします。
NPO法人 日本チョウ類保全協会
Nature Diary #0340
Date: August 01 (Sunday), 2010
Place: Nagano
Weather: Fine
§ Diary §
日曜日は虫友の kmkurobe さん(安曇野の蝶と自然)と「山ゴマ」の撮影に行きました。
山ゴマは涼しい高標高のお花畑に棲息して、ワレモコウやカライトソウを食し、里ゴマよりも小さくて、黒いそうだ----ウーム、楽しみだな。
▶珍客コウノトリ; Oriental White Stork
朝、予定より少し早くに kmkurobeさんとお会いできました。
「最近、H村にコウノトリが4羽もやってきて、さらに住みついてしまったので、このところ村はコノトリで大フィーバーしているんですよ」--とkmkurobeさん。
「何!コウノトリですか、そりゃあ、大事件だね」----と虫林.
ということで、急遽、山ゴマの前に珍客コウノトリを見に行くことにしました。

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An Oriental White Stork resting on a telegraph pole.
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ASA400
(August-01-2010, Nagano)
▶山のゴマシジミ; Teleius Large Blue
山の上の山ゴマ棲息地では、しばしば下から霧が沸き上がっきて視界をさえぎりました。
ピーカンも良いのですが、霧に巻かれるのも高原らしくて良いですね。
山ゴマは霧が晴れて明るくなると、どこからともなく出現して、笹原の上をちらちらと飛んでいました。飛翔速度は遅いので、いかにもとまりそうなのですが、あにはからんやなかなか静止してくれません。でも、花で吸蜜したり、カライトソウやワレモコウに産卵したりする個体も見られました。
幸運なことに、羽化してから間もないと思われる新鮮な♀を見つけることができました。下の写真は、背景に場所が特定できる人工物があったので、フォトショップでそこだけをボカしました。

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A female of Teleius Large Blue resting on the leaf with the wings opened.
Olympus E-3, ZD12-60mm, ASA200
(August-01-2010, Nagano)
ワレモコウの花に静止した山ゴマを、広角レンズで撮影しました。
背景の人物はkmkurobeさんです。

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A female of Teleius Large Blue resting on the leaf with the wings opened.
Olympus E-3, ZD12-60mm, ASA200
(August-01-2010, Nagano)
新鮮で傷一つ無い山ゴマの翅表をみると、ベルベットのように滑らかな質感を示し、意外に上品な美しさがありました。さらに、前翅には黒い紋が並んでいて、これがなかなか良いアクセントになっています。

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A female of Teleius Large Blue resting on the leaf with the wings opened.
Olympus E-3, ZD12-60mm, ASA200
(August-01-2010, Nagano)
<開けゴマ!>
里ゴマでは、開翅することが少なくて、開翅した写真を撮影することが難しいのが普通です。しかし、山ゴマは180度くらいまで開いてくれましたので驚きました。kmkurobeさんによれば、山ゴマでもこれほど開翅することはないそうです---ラッキー。

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A female of Teleius Large Blue resting on the leaf with the wings opened.
Olympus E-3, ZD12-60mm, ASA200
(August-01-2010, Nagano)

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A female of Teleius Large Blue resting on the leaf with the wings opened.
Olympus E-3, ZD12-60mm, ASA200
(August-01-2010, Nagano)
<産卵>
通常のゴマと同様に、ワレモコウやカライトソウの花にしばしば産卵するシーンが見られましたが、なかなか卵は確認できませんでした。写真はカライトソウに産卵する山ゴマですが、まだ赤い花がついていない蕾の状態のものに産卵するようです。

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A female of Teleius Large Blue egg-lying on the flower.
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ASA200
(August-01-2010, Nagano)

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A female of Teleius Large Blue egg-lying on the flower.
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ASA200
(August-01-2010, Nagano)
<飛翔>
偶然に飛翔写真が撮影できましたが、翅がぶれてしまいました。しかし、この翅のぶれは躍動感があって、これもありかなと思います。

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A flying female of Teleius Large Blue.
Olympus E-3, Sigma 150mm Macro, ASA200
(August-01-2010, Nagano)
§ Afterword §
山ゴマの撮影は初めてでしたが、今回は新鮮な♀個体を発見できたのがラッキーでした。山ゴマは限られた地域でのみに生息しますが、環境そのものの保全状態は良好と思われました。

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kmkurobeさん、今回もお世話になりました。ありがとうございました。
以上、 by 虫林花山
ヤマゴマは一昨年H尾根で初めて見ました。
知識不足の私は、その小ささと黒さで、ゴマシジミと認識するのにしばらくかかりました。
そのときは開翅は撮れませんでしたが、拝見するととっても渋いですね。
知識不足の私は、その小ささと黒さで、ゴマシジミと認識するのにしばらくかかりました。
そのときは開翅は撮れませんでしたが、拝見するととっても渋いですね。
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虫林さん、=ヤマゴマ=良かったですね・・・綺麗に撮影されていて素晴らしいです。今年はいつまでも気温が高いので遠征をためらっています・・・やはり、熱中症は怖いです・・・。
ゴマシジミの裏面は渋くてとても良い感じですね!ぜひ「生ゴマ」を見てみたいです。
山ゴマの全開綺麗ですね。黒いゴマも渋くて良い開翅です。
by tyu-rinkazan
| 2010-08-05 20:07
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Comments(12)
