20101112 長崎の海岸散歩:ヤクルリほか
2010年 12月 18日
Nature Diary #0361
Date: November 12 (Friday), 2010
Place: Nagasaki
Weather: fine
§ Diary §
今週は九州の長崎。
海を見下ろす丘の上に車を止め、浜辺に降りる道を探した。
しばらくすると、薄暗い林の中にまるでトンネルのような小径を見つけた。
このトンネルの先は “不思議の国の虫林”---ふとそんな気がした。

トンネル
.
(2010-November-12, Nagasaki)
トンネルを抜けると、そこは小さな浜辺。
子供の頃に海辺の町で育った僕には、踏みしめる砂浜は嬉しく、潮の香は懐かしい。
眩しく輝く午後の海を目を細めて見た。

海
.
seashore
(2010-November-12, Nagasaki)
▶イシガケチョウ; Common Map
しばらく浜から内陸に向かって歩くと、猫の額ほどの畑に出た。
突然、何か白いものが飛んだ。
その場所にそっと近づいて覗いてみると、栽培している野菜の上に翅を開いて静止している「イシガケチョウ」を見つけた。
イシガケチョウは、まるで「紙で作った飾り」のようにみえた。

イシガケチョウ
.
(2010-November-12, Nagasaki)
▶ヤクシマルリシジミ; Common Hedge Blue
所々で見かけるヤマトシジミは、すっかり白っぽくなり低温期型の特徴を示していた。その中に素早く飛ぶ小さなシジミチョウを見つけた。ヤマトの色合いと明らかに異なり、濃い青色をしていた。
どうやら、ヤクシマルリシジミの♀だ。
ヤクルリ♀は花にはあまり興味を示すことなく、浜辺の草付きの上を飛び、バラ科植物の葉上に静止した。そういえば、ヤクルリの食草は確かバラのはずだ。しばらく産卵シーン期待して注視したが、残念ながら腹端を曲げなかった。

ヤクシマルリシジミ
.
(2010-November-12, Nagasaki)

ヤクシマルリシジミ
.
(2010-November-12, Nagasaki)
▶ムラサキツバメ ; Zizula hylax
どこからともなく、ムラサキツバメが飛来した。

ムラサキツバメ
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(2010-November-12, Nagasaki)

ムラサキツバメ
.
(2010-November-12, Nagasaki)
▶その他; Miscellaneous
ウラギンシジミはタテハチョウのようだがシジミチョウだ(変なの)。
このチョウを見ると、南米で発達している「シジミタテハ」を思い出す。

ウラギンシジミ
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(2010-November-12, Nagasaki)

ウラギンシジミ
.
(2010-November-12, Nagasaki)
浜辺を歩くと、足元からしばしばキタテハが飛び立った。
じつは、ここではタテハモドキを期待していたので、キタテハが飛び出すたびに目で追ったのだが、タテハモドキは一度も姿を見せてくれなかった。

キタテハ
.
(2010-November-12, Nagasaki)

キタテハ
.
(2010-November-12, Nagasaki)
オオキンカメムシが多い木を見つけた。
このカメムシは以前に房総半島でも見かけたが、冬には海のそばで越冬する習性があるらしい。かなりの個体がいたので、もう少し寒くなれば集団越冬をするのだろう。

オオキンカメムシ
.
(2010-November-12, Nagasaki)
**************************************************
§ Afterword §
11月の散歩の記録をまとめているうちに、今年も終わりそうだ。
忙しさにかまけて、もう一か月もフィールド散歩に出ていない。
これでは、「酸素不足」ならぬ「散歩不足」だろう。
下の写真は小さな漁港の海産物屋。
ここで購入した干したカタクチイワシ(いわゆるニボシ250円)は、そのまま食べてとても美味だった-----ウームもっと沢山買うべきだった。

先日、東京に行った折に新宿の「ヨドバシカメラ」で新発売のオリンパスE-5を見てきた。E-5はまだ結構高い。その時同時にキャノン7Dに 300㎜F4 L IS USMを装着して試写してみたが、持った感じのフィールングがとても良く、レンズの動きもスムーズで感心した。この望遠レンズはF4で、最短1.2mまで寄れる。----来年はキリシマやヒサマツに挑戦したいので心が動く。ところで、キャノン7Dや新発売の60D はどうしてこんなに値下がりしているのだろう。まるで価格破壊だ。
以上、 by 虫林花山
Date: November 12 (Friday), 2010
Place: Nagasaki
Weather: fine
§ Diary §
今週は九州の長崎。
海を見下ろす丘の上に車を止め、浜辺に降りる道を探した。
しばらくすると、薄暗い林の中にまるでトンネルのような小径を見つけた。
このトンネルの先は “不思議の国の虫林”---ふとそんな気がした。

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(2010-November-12, Nagasaki)
トンネルを抜けると、そこは小さな浜辺。
子供の頃に海辺の町で育った僕には、踏みしめる砂浜は嬉しく、潮の香は懐かしい。
眩しく輝く午後の海を目を細めて見た。

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seashore
(2010-November-12, Nagasaki)
▶イシガケチョウ; Common Map
しばらく浜から内陸に向かって歩くと、猫の額ほどの畑に出た。
突然、何か白いものが飛んだ。
その場所にそっと近づいて覗いてみると、栽培している野菜の上に翅を開いて静止している「イシガケチョウ」を見つけた。
イシガケチョウは、まるで「紙で作った飾り」のようにみえた。

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(2010-November-12, Nagasaki)
▶ヤクシマルリシジミ; Common Hedge Blue
所々で見かけるヤマトシジミは、すっかり白っぽくなり低温期型の特徴を示していた。その中に素早く飛ぶ小さなシジミチョウを見つけた。ヤマトの色合いと明らかに異なり、濃い青色をしていた。
どうやら、ヤクシマルリシジミの♀だ。
ヤクルリ♀は花にはあまり興味を示すことなく、浜辺の草付きの上を飛び、バラ科植物の葉上に静止した。そういえば、ヤクルリの食草は確かバラのはずだ。しばらく産卵シーン期待して注視したが、残念ながら腹端を曲げなかった。

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(2010-November-12, Nagasaki)

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(2010-November-12, Nagasaki)
▶ムラサキツバメ ; Zizula hylax
どこからともなく、ムラサキツバメが飛来した。

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(2010-November-12, Nagasaki)

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(2010-November-12, Nagasaki)
▶その他; Miscellaneous
ウラギンシジミはタテハチョウのようだがシジミチョウだ(変なの)。
このチョウを見ると、南米で発達している「シジミタテハ」を思い出す。

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(2010-November-12, Nagasaki)

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(2010-November-12, Nagasaki)
浜辺を歩くと、足元からしばしばキタテハが飛び立った。
じつは、ここではタテハモドキを期待していたので、キタテハが飛び出すたびに目で追ったのだが、タテハモドキは一度も姿を見せてくれなかった。

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(2010-November-12, Nagasaki)

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(2010-November-12, Nagasaki)
オオキンカメムシが多い木を見つけた。
このカメムシは以前に房総半島でも見かけたが、冬には海のそばで越冬する習性があるらしい。かなりの個体がいたので、もう少し寒くなれば集団越冬をするのだろう。

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(2010-November-12, Nagasaki)
§ Afterword §
11月の散歩の記録をまとめているうちに、今年も終わりそうだ。
忙しさにかまけて、もう一か月もフィールド散歩に出ていない。
これでは、「酸素不足」ならぬ「散歩不足」だろう。
下の写真は小さな漁港の海産物屋。
ここで購入した干したカタクチイワシ(いわゆるニボシ250円)は、そのまま食べてとても美味だった-----ウームもっと沢山買うべきだった。

先日、東京に行った折に新宿の「ヨドバシカメラ」で新発売のオリンパスE-5を見てきた。E-5はまだ結構高い。その時同時にキャノン7Dに 300㎜F4 L IS USMを装着して試写してみたが、持った感じのフィールングがとても良く、レンズの動きもスムーズで感心した。この望遠レンズはF4で、最短1.2mまで寄れる。----来年はキリシマやヒサマツに挑戦したいので心が動く。ところで、キャノン7Dや新発売の60D はどうしてこんなに値下がりしているのだろう。まるで価格破壊だ。
以上、 by 虫林花山
不思議な緑のトンネルは海への演出効果抜群ですね。
ご紹介のヤクルリ始め長崎には暖かい地方の蝶がいろいろいるで楽しそうです。
オオキンカメムシを未見のYODAは、このオレンジが眩しいです。
EF300mmの最短距離は確か1.5mですが、足元の蝶を撮影するのにまずまずの短さです。
キヤノンはたぶん、交換レンズで収益をあげているので、本体は徐々に安く卸しているのだと推測します。
事務所のコピー機とか家庭用の印刷機とか、ランニング部分でがっぽり稼ぐ手法なのでしょう。ニコンとのシェア率競争もあると思いますが。
ご紹介のヤクルリ始め長崎には暖かい地方の蝶がいろいろいるで楽しそうです。
オオキンカメムシを未見のYODAは、このオレンジが眩しいです。
EF300mmの最短距離は確か1.5mですが、足元の蝶を撮影するのにまずまずの短さです。
キヤノンはたぶん、交換レンズで収益をあげているので、本体は徐々に安く卸しているのだと推測します。
事務所のコピー機とか家庭用の印刷機とか、ランニング部分でがっぽり稼ぐ手法なのでしょう。ニコンとのシェア率競争もあると思いますが。
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長崎ではまだいろいろなチョウが見られるのですね。
ヤクシマルリシジミ 通年見られるのでしょうか。
ヤクシマルリシジミ 通年見られるのでしょうか。
Yodaさん、
コメント有難うございます。
長崎の浜辺は迷蝶を期待したのですが、残念ながら見ることはできませんでした。オオキンカメムシはルーミスの時に房総でも見ることがありますよ。
確かに300mmは1.5mでした。でも、良いレンズだな。
今年はキャノンでいこかな。
コメント有難うございます。
長崎の浜辺は迷蝶を期待したのですが、残念ながら見ることはできませんでした。オオキンカメムシはルーミスの時に房総でも見ることがありますよ。
確かに300mmは1.5mでした。でも、良いレンズだな。
今年はキャノンでいこかな。
by tyu-rinkazan
| 2010-12-18 00:11
| ▣ヤクシマルリシジミ
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Comments(6)
