20111010 秋のフィールド散歩:クロツバメシジミほか
2011年 10月 11日
Nature Diary #415
3連休の最終日(月曜日)----唯一の休日。
ところが、せっかくの完全フリー日なのに、朝おきて時計を見るとすでに午前9時を過ぎていた。
とにかく、急いで支度して家を飛び出した。
向かった先は「黒いキューピット」の英名をもつクロツバメシジミ(クロツ)のポイントだ。
虫林はこのクロツポイントに、毎年一回は訪れることにしている。というのは、このポイントに隣接する家に住むご主人に、「草刈りの時に、ツメレンゲ(クロツの食草)だけは残してしてほしい」という身勝手なお願いをしているからだ。お願いだけして知らんぷりはできないからね。
話は変わるが、このご主人の笑顔が良い。
今回も虫林を見ると破顔一笑、素晴らしい笑顔を見せてくれた。
笑顔に等級があるとすれば、ここのご主人の笑顔は特級だと思う。

► ツメレンゲとクロツバメシジミ (南アルプス市、10月10日)
.
Canon 60D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400
陽射しが強すぎるためか、クロツたちはなかなかフル開翅はしてくれなかった。

► クロツバメシジミ開翅 (南アルプス市、10月10日)
.
Canon 60D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400、Trimming (+)
クロツのポイントで偶然お会いした Daronさんとご一緒して、北杜市のミヤマシジミのポイントを覗いてみることにした。移動途中で、レンズの入ったリュックと三脚をクロツポイントに忘れたことに気づいて、それを回収するためにもどったが、daronさんは別のクロツポイントで待っていてくれた-----ありがとう。
黄色い花には、キタキチョウたちが舞っていた。
秋になると、どこにいってもこの黄色いチョウを見かけるーーー秋のチョウの印象。

► キタキチョウの飛翔 (北杜市、10月10日)
.
Canon 60D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400
キチョウは、数年前に(ミナミ)キチョウ(南西諸島)とキタキチョウ(南西諸島から本州)に分けられた。すなわち、僕の周りに飛んでいる黄色いチョウを、キチョウと呼んでははいけないことになった(キチョウは別種をさすため)。日本の国内でより広く分布する身近な方を「キチョウ」として欲しかったな。

► 吸蜜するキタキチョウ (北杜市、10月10日)
.
Canon 60D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400
ミヤマシジミのポイントに到着して、daron さんとゆっくり散策した。
期待したほどチョウの数は多くなくて、さらに気温が高すぎるせいか、見つけたチョウたちはなかなか静止してくれなかった。血圧が高い僕はあまり熱心に追わず、陽が傾くのをのんびりと待った。
しばらくすると、daron さんが羽化直と思われるオスを見つけて、指に乗せて持ってきてくれた。このオスのミヤマシジミはヒトの汗がことのほか好きなようで、しばしば我々の体にまとわりついてきた。さらに、僕の交換レンズにも乗って、汗を吸い始めたのでやや下から広角で撮影してみた。

► ミヤマシジミ♂ (北杜市、10月10日)
.
Canon 60D, Sigma 10mm Fisheye, ASA400
その後、陽が傾くにつれて、チョウたちは花で吸蜜したり、翅を開いて日光浴していた。
2週間ほど前に、中国は内モンゴル自治区の原野でミヤマシジミらしいブルーを見かけたが、翅表の色合いや輝きなどは日本のものの方が鮮やかに目に映るーーー僕の欲目かも。

► ミヤマシジミ♂ (北杜市、10月10日)
.
Canon 60D, EF 300mm F4L, ASA400, 外部ストロボ

► ミヤマシジミ♀ (北杜市、10月10日)
.
Canon 60D, EF 300mm F4L, ASA400, 外部ストロボ
逆光で外部ストロボをたいて撮影してみた。
背景の人影は daronさん。

► ミヤマシジミ (北杜市、10月10日)
.
Canon 60D, Sigma 10mm Fisheye, ASA400、外部ストロボ
§ Afterword §
久しぶりに1日フリーになったので、フィールドに出かけた。朝慌ててカメラを支度して出かけたら、バッテリーの充電を忘れていた。2台持って出たので、かろうじて撮影はできたが、初心者的過ちだった。
現地で偶然お会いした daron さんは、今年の6月にもウラクロシジミのポイントで遭遇していた。お陰様で楽しい一日を過ごすことができました。また、どこかでお会いしましょう。
以上、 by 虫林花山
3連休の最終日(月曜日)----唯一の休日。
ところが、せっかくの完全フリー日なのに、朝おきて時計を見るとすでに午前9時を過ぎていた。
とにかく、急いで支度して家を飛び出した。
向かった先は「黒いキューピット」の英名をもつクロツバメシジミ(クロツ)のポイントだ。
虫林はこのクロツポイントに、毎年一回は訪れることにしている。というのは、このポイントに隣接する家に住むご主人に、「草刈りの時に、ツメレンゲ(クロツの食草)だけは残してしてほしい」という身勝手なお願いをしているからだ。お願いだけして知らんぷりはできないからね。
話は変わるが、このご主人の笑顔が良い。
今回も虫林を見ると破顔一笑、素晴らしい笑顔を見せてくれた。
笑顔に等級があるとすれば、ここのご主人の笑顔は特級だと思う。

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Canon 60D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400
陽射しが強すぎるためか、クロツたちはなかなかフル開翅はしてくれなかった。

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Canon 60D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400、Trimming (+)
クロツのポイントで偶然お会いした Daronさんとご一緒して、北杜市のミヤマシジミのポイントを覗いてみることにした。移動途中で、レンズの入ったリュックと三脚をクロツポイントに忘れたことに気づいて、それを回収するためにもどったが、daronさんは別のクロツポイントで待っていてくれた-----ありがとう。
黄色い花には、キタキチョウたちが舞っていた。
秋になると、どこにいってもこの黄色いチョウを見かけるーーー秋のチョウの印象。

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Canon 60D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400
キチョウは、数年前に(ミナミ)キチョウ(南西諸島)とキタキチョウ(南西諸島から本州)に分けられた。すなわち、僕の周りに飛んでいる黄色いチョウを、キチョウと呼んでははいけないことになった(キチョウは別種をさすため)。日本の国内でより広く分布する身近な方を「キチョウ」として欲しかったな。

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Canon 60D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400
ミヤマシジミのポイントに到着して、daron さんとゆっくり散策した。
期待したほどチョウの数は多くなくて、さらに気温が高すぎるせいか、見つけたチョウたちはなかなか静止してくれなかった。血圧が高い僕はあまり熱心に追わず、陽が傾くのをのんびりと待った。
しばらくすると、daron さんが羽化直と思われるオスを見つけて、指に乗せて持ってきてくれた。このオスのミヤマシジミはヒトの汗がことのほか好きなようで、しばしば我々の体にまとわりついてきた。さらに、僕の交換レンズにも乗って、汗を吸い始めたのでやや下から広角で撮影してみた。

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Canon 60D, Sigma 10mm Fisheye, ASA400
その後、陽が傾くにつれて、チョウたちは花で吸蜜したり、翅を開いて日光浴していた。
2週間ほど前に、中国は内モンゴル自治区の原野でミヤマシジミらしいブルーを見かけたが、翅表の色合いや輝きなどは日本のものの方が鮮やかに目に映るーーー僕の欲目かも。

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Canon 60D, EF 300mm F4L, ASA400, 外部ストロボ

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Canon 60D, EF 300mm F4L, ASA400, 外部ストロボ
逆光で外部ストロボをたいて撮影してみた。
背景の人影は daronさん。

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Canon 60D, Sigma 10mm Fisheye, ASA400、外部ストロボ
§ Afterword §
久しぶりに1日フリーになったので、フィールドに出かけた。朝慌ててカメラを支度して出かけたら、バッテリーの充電を忘れていた。2台持って出たので、かろうじて撮影はできたが、初心者的過ちだった。
現地で偶然お会いした daron さんは、今年の6月にもウラクロシジミのポイントで遭遇していた。お陰様で楽しい一日を過ごすことができました。また、どこかでお会いしましょう。
以上、 by 虫林花山
先日はどうも御世話になりました。
こちらこそ一日楽しく撮影出来、ありがとうございました。
それにしても。。。写らないようによけてたと思ってたのですが写っちゃってますね(笑
今後ともよろしくお願いします。
こちらこそ一日楽しく撮影出来、ありがとうございました。
それにしても。。。写らないようによけてたと思ってたのですが写っちゃってますね(笑
今後ともよろしくお願いします。
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相変わらずあそこのツメレンゲは見事ですね。
クロツも無事なようで、きちんと管理してくれる人がするおかげでしょうか。
これも中林さんのお人柄のおかげではないでしょうか。
ミヤマシジミもきれいな雌で、なんだかほっとしました。
クロツも無事なようで、きちんと管理してくれる人がするおかげでしょうか。
これも中林さんのお人柄のおかげではないでしょうか。
ミヤマシジミもきれいな雌で、なんだかほっとしました。
虫林さんの御努力と笑顔のおじさんの御協力の甲斐あって、ツメレンゲの森のようになっていますね。素晴らしいです。
花穂にとまったクロツ、可憐です。
ミヤマシジミはまだ新鮮な個体が見られるんですね。♂の翅表の色、クマソと似ているような気がします。
花穂にとまったクロツ、可憐です。
ミヤマシジミはまだ新鮮な個体が見られるんですね。♂の翅表の色、クマソと似ているような気がします。
たくさんのツメレンゲ見事ですね。
クロツはやはりツメレンゲの花が一番似合いますね。
ミヤマの台座に止まった写真は、daronさんのブログでも拝見しました。^^)
最後の写真、素敵ですね。
汗が好きという記事を見て、今年ウスイロヒョウモンモドキを初見した時に汗の付いた手に群がる姿を思い出しました。
クロツはやはりツメレンゲの花が一番似合いますね。
ミヤマの台座に止まった写真は、daronさんのブログでも拝見しました。^^)
最後の写真、素敵ですね。
汗が好きという記事を見て、今年ウスイロヒョウモンモドキを初見した時に汗の付いた手に群がる姿を思い出しました。
daronさん、
色々と楽しい一日でした。
今回は忘れ物をしたり、カメラのバッテリーが充電していなかったりと、お恥ずかしい限りでした。こちらこそこれからも宜しくお願い申し上げます。10mm広角で写っていますが、それが写真としては良かったと思っています。
色々と楽しい一日でした。
今回は忘れ物をしたり、カメラのバッテリーが充電していなかったりと、お恥ずかしい限りでした。こちらこそこれからも宜しくお願い申し上げます。10mm広角で写っていますが、それが写真としては良かったと思っています。
22wn3288さん
コメント有難うございます。
ツメレンゲの花期がここですと10月中旬になります。やはりクロツは花茎が伸びたツメレンゲで撮影したいと思っていますので、この時期にいつもここを訪れるようにしています。
ミヤマシジミはだらだらと発生するようで、この時期でも新鮮な個体を見ることができました。
コメント有難うございます。
ツメレンゲの花期がここですと10月中旬になります。やはりクロツは花茎が伸びたツメレンゲで撮影したいと思っていますので、この時期にいつもここを訪れるようにしています。
ミヤマシジミはだらだらと発生するようで、この時期でも新鮮な個体を見ることができました。
ダンダラさん
コメント有難うございます。
ここは他の場所に比較してツメレンゲの姿が良いのでこの時期には毎年訪れています。草刈りの時にしっかりと行ってくださっているおじさんのおかげです。僕も感謝しています。
ミヤマシジミは家の近くの場所ではなく、少し離れたポイントですが、思いのほか個体数は多くありませんでした。これから増えることを期待しています。
コメント有難うございます。
ここは他の場所に比較してツメレンゲの姿が良いのでこの時期には毎年訪れています。草刈りの時にしっかりと行ってくださっているおじさんのおかげです。僕も感謝しています。
ミヤマシジミは家の近くの場所ではなく、少し離れたポイントですが、思いのほか個体数は多くありませんでした。これから増えることを期待しています。
naoggioさん、
コメント有難うございます。
ここは以前に撮影会の時にご案内した場所です。
時期的には10月中旬が花期ですので、この時期には訪れることにしています。おっしゃる通りツメレンゲの林ですね。
僕は残念ながらクマソは見たことがありませんが、いつかクマソも見てみたいです。
コメント有難うございます。
ここは以前に撮影会の時にご案内した場所です。
時期的には10月中旬が花期ですので、この時期には訪れることにしています。おっしゃる通りツメレンゲの林ですね。
僕は残念ながらクマソは見たことがありませんが、いつかクマソも見てみたいです。
banyanさん、
コメント有難うございます。
ツメレンゲは、8分咲きくらいです。今週末がちょうどよいくらいかなと思いました。色々とbanyanさんはこの時期でも選択肢が多いようで羨ましく思います。
コメント有難うございます。
ツメレンゲは、8分咲きくらいです。今週末がちょうどよいくらいかなと思いました。色々とbanyanさんはこの時期でも選択肢が多いようで羨ましく思います。
Akakokkoさん、
コメント有難うございます。
クロツはツメレンゲがあれば、花の時期でなくても飛んでいますが、やはり花茎が綺麗にのびたツメレンゲの花の時期に撮影したいと思っています。ただ、この時期に個体数が多くなるとは限らないのが問題ですが。最後の写真は、蝶がゆっくりと吸蜜してくれたので、撮影してくれました。お褒めいただき有難うございます。
コメント有難うございます。
クロツはツメレンゲがあれば、花の時期でなくても飛んでいますが、やはり花茎が綺麗にのびたツメレンゲの花の時期に撮影したいと思っています。ただ、この時期に個体数が多くなるとは限らないのが問題ですが。最後の写真は、蝶がゆっくりと吸蜜してくれたので、撮影してくれました。お褒めいただき有難うございます。
クロツの表翅は、漆黒だと聞いてます。ぜひ、撮ってみたいのですが、年内はヤマトシジミで修行に励みます。
ところで、学会(旅行)+チョウではなく、観光(旅行)+チョウで、中国・四川省で、ミヤマシジミらしきものを撮ったことがありますが、なかなかのものでした(拙ブログ:2011.6.2記)。
吸蜜していた花は、虫林先生の前記事の「青いシジミチョウ」の花と同じ気がします。
ところで、学会(旅行)+チョウではなく、観光(旅行)+チョウで、中国・四川省で、ミヤマシジミらしきものを撮ったことがありますが、なかなかのものでした(拙ブログ:2011.6.2記)。
吸蜜していた花は、虫林先生の前記事の「青いシジミチョウ」の花と同じ気がします。
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
otto-Nさん、
コメント有難う御座いました。
クロツの羽表は、漆黒のように見えますが、少し青紫の輝きが入ってとても上品ですよ。ヤマトシジミを撮影されていれば、クロツも素晴らしい写真が撮れること間違いありません。大和と同様にクロツも奥が深いチョウですので、otto-Nもぜひ撮影してみて下さい。四川省にもミヤマが棲息しているのですね。後のど見せて頂きます。
コメント有難う御座いました。
クロツの羽表は、漆黒のように見えますが、少し青紫の輝きが入ってとても上品ですよ。ヤマトシジミを撮影されていれば、クロツも素晴らしい写真が撮れること間違いありません。大和と同様にクロツも奥が深いチョウですので、otto-Nもぜひ撮影してみて下さい。四川省にもミヤマが棲息しているのですね。後のど見せて頂きます。
虫林さん、クロツもミヤマも凄く新鮮でジックリ拝見しました。撮影技術の差があるのでしょう・・・小生にはこういう写真は撮影できないです・・・。
chochoensisさん、
コメント有難うございます。
新鮮な個体に出会えば、chochoensisさんなら撮影できると思います。やはり写真は対象しだいなところがありますからね。クロツやミヤマならこちらでは比較的楽に撮影できますので、のんびりとした時にはとても良い撮影対象です。
コメント有難うございます。
新鮮な個体に出会えば、chochoensisさんなら撮影できると思います。やはり写真は対象しだいなところがありますからね。クロツやミヤマならこちらでは比較的楽に撮影できますので、のんびりとした時にはとても良い撮影対象です。
by tyu-rinkazan
| 2011-10-11 21:54
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Comments(18)
