20111123 小春日和の散歩道:ムラサキツバメと蛾
2011年 11月 24日
Nature Diary #420
このところ急に寒くなったが、本日(勤労感謝の日)は日中気温が上がった。こういう天気を「小春日和」とかインディアンサマー(indian summer)とかいうのだろう。小春というのは現在の太陽暦では11月のことで、このころの陽気が春に似ていることからきているようだ。何はともあれこんな気持ちの良い日は、少しだけでもフィールド散歩してみよう。
立ち寄った甲府市北の丘には「ぶどう棚」が多い。
この時期、赤く色付いたブドウの葉が鮮やかに輝いていた。

► 赤く色付いたぶどう棚 (甲府市、11月23日)
.
Canon 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400
丘の斜面の公園。
突然、一頭の褐色のシジミチョウが現れて、少し先のサザンカの葉上で日光浴を始めた。
見ると、ムラサキツバメだった。
ムラサキツバメといえば北上するチョウの代表選手で、関東でも各地で見つかっている。虫林は県南部でこのシジミチョウを見つけているが、甲府市内では見るのはこれが初めてだった。実は今までムラサキツバメを甲府市内で何年も探していたので、身近な場所でのこの突然の出合いはとても嬉しかった。本種はマテナジイが食樹だが、探してみると樹高4mほどの木を1本だけ見つけた。意外にしょぼい木だったが、ここで発生したのだろうか。
ムラサキツバメはシャッターを3度ほど切った後、残念ながら飛び去ってしまった。

► 日光浴するムラサキツバメ (甲府市、11月23日)
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Canon 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400, Trimming (+)
雑木林の小道を歩いた。
ふと見ると、下草にカバエダシャクを見つけた。
この蛾はこの時期には時々見るが、しばらくするといなくなる。

► カバエダシャク (甲府市、11月23日)
.
Ricoh GXR, S10 24-72mm, ASA100
アケビコノハを見つけた。
この蛾は大型でかつ立派なので、以前から是非とも撮影したいと思っていた。
枯葉への擬態が有名だが、青い葉の上では結構目立っていた。

► アケビコノハ (甲府市、11月23日)
.
Canon 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400
ヘンテコリンな小さな蛾を見つけた。
拡大してみると、結構怖い顔をしていた。

► 蛾 (甲府市、11月23日)
.
Canon 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400
オツネントンボは小枝に擬態。

► オツネントンボ (甲府市、11月23日)
.
Canon 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400
§ Afterword §
先週末は学会出張でフィールドに出ることができなかった。今週の祝日も実は東京出張だったが所用があって帰宅したので、フィールドに出ることができたのだ。人生はもっと余裕を持って生きたいものだね。
今回の散歩での一番の収穫は、甲府市内でムラサキツバメを見つけたことだった。甲府市内では何年か前から探していたので、今回見つけた時にはとても嬉しかった。マテバジイのある公園は他にもあるので、この冬の間にもう少し探してみようと思う。
今週末のフィールド散歩も結構厳しいかな。
以上、 by 虫林花山
このところ急に寒くなったが、本日(勤労感謝の日)は日中気温が上がった。こういう天気を「小春日和」とかインディアンサマー(indian summer)とかいうのだろう。小春というのは現在の太陽暦では11月のことで、このころの陽気が春に似ていることからきているようだ。何はともあれこんな気持ちの良い日は、少しだけでもフィールド散歩してみよう。
立ち寄った甲府市北の丘には「ぶどう棚」が多い。
この時期、赤く色付いたブドウの葉が鮮やかに輝いていた。

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Canon 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400
丘の斜面の公園。
突然、一頭の褐色のシジミチョウが現れて、少し先のサザンカの葉上で日光浴を始めた。
見ると、ムラサキツバメだった。
ムラサキツバメといえば北上するチョウの代表選手で、関東でも各地で見つかっている。虫林は県南部でこのシジミチョウを見つけているが、甲府市内では見るのはこれが初めてだった。実は今までムラサキツバメを甲府市内で何年も探していたので、身近な場所でのこの突然の出合いはとても嬉しかった。本種はマテナジイが食樹だが、探してみると樹高4mほどの木を1本だけ見つけた。意外にしょぼい木だったが、ここで発生したのだろうか。
ムラサキツバメはシャッターを3度ほど切った後、残念ながら飛び去ってしまった。

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Canon 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400, Trimming (+)
雑木林の小道を歩いた。
ふと見ると、下草にカバエダシャクを見つけた。
この蛾はこの時期には時々見るが、しばらくするといなくなる。

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Ricoh GXR, S10 24-72mm, ASA100
アケビコノハを見つけた。
この蛾は大型でかつ立派なので、以前から是非とも撮影したいと思っていた。
枯葉への擬態が有名だが、青い葉の上では結構目立っていた。

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Canon 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400
ヘンテコリンな小さな蛾を見つけた。
拡大してみると、結構怖い顔をしていた。

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Canon 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400
オツネントンボは小枝に擬態。

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Canon 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400
§ Afterword §
先週末は学会出張でフィールドに出ることができなかった。今週の祝日も実は東京出張だったが所用があって帰宅したので、フィールドに出ることができたのだ。人生はもっと余裕を持って生きたいものだね。
今回の散歩での一番の収穫は、甲府市内でムラサキツバメを見つけたことだった。甲府市内では何年か前から探していたので、今回見つけた時にはとても嬉しかった。マテバジイのある公園は他にもあるので、この冬の間にもう少し探してみようと思う。
今週末のフィールド散歩も結構厳しいかな。
以上、 by 虫林花山
アケビコノハの擬態の写真、素敵です。やっぱり見る人が
見れば見えるのですね。私ももっと注意深く見てみよう。
見れば見えるのですね。私ももっと注意深く見てみよう。
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ムラツ観察、おめでとうございます。
アケビコノハの成虫はYODAも遇いたくて、遇った際にはパスト連写で強引に飛翔させようと企んでいますが、なかなか見つからないのですよね。
いつもの奇っ怪な蛾の紹介も楽しいです。
http://www.jpmoth.org/Noctuidae/Hypeninae/Hypena_strigatus_minna.html
アケビコノハの成虫はYODAも遇いたくて、遇った際にはパスト連写で強引に飛翔させようと企んでいますが、なかなか見つからないのですよね。
いつもの奇っ怪な蛾の紹介も楽しいです。
http://www.jpmoth.org/Noctuidae/Hypeninae/Hypena_strigatus_minna.html
ついに甲府でもムラサキツバメですか。
何年も前から言われていましたので、ついに発見できておめでとうございます。
今年は秋が暖かく推移していたので無事発生できたのでしょうか。
これから冬の探索も楽しくなりますね。
何年も前から言われていましたので、ついに発見できておめでとうございます。
今年は秋が暖かく推移していたので無事発生できたのでしょうか。
これから冬の探索も楽しくなりますね。
Yoda-1さん、
コメントありがとう御座います。
ここ数年、甲府市内でムラツを探していたので、やっと見つかったという感じです。本当はもう少し楽に見つかると思っていたので意外でした。
アケビコノハは後翅が黄色ですので、パスト連写をしたら綺麗でしょうね。
コメントありがとう御座います。
ここ数年、甲府市内でムラツを探していたので、やっと見つかったという感じです。本当はもう少し楽に見つかると思っていたので意外でした。
アケビコノハは後翅が黄色ですので、パスト連写をしたら綺麗でしょうね。
naoggioさん、
コメントありがとう御座います。
ムラツの存在が確認できたので、これからさらに探してみようと思っています。でも、まだ1頭なのなので、どうなることやら。
たしかにこのガはコンコルドみたいですね。
コメントありがとう御座います。
ムラツの存在が確認できたので、これからさらに探してみようと思っています。でも、まだ1頭なのなので、どうなることやら。
たしかにこのガはコンコルドみたいですね。
ダンダラさん、
コメントありがとう御座います。
ダンダラさんは僕がムラツを探していたのをよくご存知ですよね。こんかい、やっと見つけることができました。マテバジイは沢山ある公園もありますので、これからがたのしみです。
再度出会うことができればうれしいのですが。
ちなみに見つけた場所は、ダンダラさんといっしょにむらさきしじみを撮影した場所の近くです。
コメントありがとう御座います。
ダンダラさんは僕がムラツを探していたのをよくご存知ですよね。こんかい、やっと見つけることができました。マテバジイは沢山ある公園もありますので、これからがたのしみです。
再度出会うことができればうれしいのですが。
ちなみに見つけた場所は、ダンダラさんといっしょにむらさきしじみを撮影した場所の近くです。
22wn3288さん、
コメントありがとう御座います。
冬になると昆虫の姿がすくなくなり、寂しくなりますが、蛾の仲間には冬でも元気に活動する種類があるので、この時期にはそんな種類のものを撮影するのが楽しみです。
フユシャクですとこれから最盛期になりますね。
コメントありがとう御座います。
冬になると昆虫の姿がすくなくなり、寂しくなりますが、蛾の仲間には冬でも元気に活動する種類があるので、この時期にはそんな種類のものを撮影するのが楽しみです。
フユシャクですとこれから最盛期になりますね。
アケビコノハの顔を良く見ると結構「可愛い」のですね!
ヘンテコリンな小さな蛾の顔が、逆にちょい「怖」いのも興味深いです。
ヘンテコリンな小さな蛾の顔が、逆にちょい「怖」いのも興味深いです。
カバエダシャクは福島県いわき市の勿来の関ではふつうに観察されます。
内横線と外横線が離れた蛾がほとんどですが,
中にはその間隔が大変狭い蛾も二度ほど観察されました。
蛾の専門の方に尋ねたら珍しいとのことでした。
内横線と外横線が離れた蛾がほとんどですが,
中にはその間隔が大変狭い蛾も二度ほど観察されました。
蛾の専門の方に尋ねたら珍しいとのことでした。
by tyu-rinkazan
| 2011-11-24 23:35
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Comments(15)
