20111223 梅の木探索:オオミスジの越冬幼虫発見
2011年 12月 25日
Nature Diary #424
日曜日でしかもクリスマスの日に放送大学で公開講義------欧米ならばあり得ない話だな。
でも、天皇誕生日の金曜日の午前中は講義準備もそこそこにしてフィールド散歩に行くことにした。
梅林に到着して見渡すと、驚いたことに一部の蕾がすでにほころんでいた----フライングだね。
下の写真は「梅にウグイス」ではなくて「梅にヒラタアブ」。

► 梅の花とヒラタアブ
» オオミスジの越冬幼虫;
Over wintering caterpillar of the Large Sailer
夏に目を付けていた梅の木で、オオミスジの越冬幼虫探しにチャレンジすることにした。
写真家の海野和男さんの「小諸日記」やSpaticaさんの「ふしあな日記」で、オオミスジの越冬幼虫を何度か見たことがあるが、その記事によれば、オオミスジの幼虫は梅の樹皮に巧みに擬態している上にかなり小さい(5㎜ほど)ので、その発見難易度は越冬幼虫の中でも高いらしい。そこで、今年オオミスジを撮影したポイントの梅の木で、じっくりとオオミスジの幼虫を探してみることにした。
ポイントの梅の木に到着してみると、すでに小枝が剪定されてしまったようだ。それでも、慎重に枝をルッキングした。すでに探し始めてから30分ほど経った----何となく探し方が間違っているのだろうかと疑心暗鬼の心が芽生え始めたその時、小枝の分岐部に小さな黒い物体発見。

► 越冬するオオミスジの幼虫 Caterpillar of the Large Sailer
.
Ricoh GXR, S10, ASA100 (山梨県甲府市、12月23日)
半信半疑で小枝を手繰り寄せて観察してみると、かなり表面が凸凹している幼虫だ。
ウーム、本当に小さいな(大きさは6㎜ほど)。
でも、どうやら目的のオオミスジの幼虫のようだ。

► 越冬するオオミスジの幼虫 Caterpillar of the Large Sailer
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Canon 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400 (山梨県甲府市、12月23日)
斜め横から見ると、何とも凸凹した形。
この幼虫があの大きなオオミスジになって、空中を滑空するなんて想像もできない。

► 越冬するオオミスジの幼虫 Caterpillar of the Large Sailer
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Ricoh GXR, S10, ASA100, Trimming (+) (山梨県甲府市、12月23日)

► 越冬するオオミスジの幼虫(円内は頭部撮影) Caterpillar of the Large Sailer
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Canon 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400, Trimming (+)
» オオムラサキの越冬幼虫; Over wintering caterpillar of the Great Purple
オオムラサキとゴマダラチョウの越冬幼虫も探してみることにした。
両種とも大きくて、また今まで何度も撮影しているので発見はとても楽だ。
案の上、エノキの根元の枯葉を探し始めてから1分ほどでオオムラサキの幼虫を見つけることができた。

► オオムラサキの越冬幼虫 Caterpillar of the Great Purple
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Ricoh GXR, S10, ASA100 (山梨県甲府市、12月23日)

► オオムラサキの越冬幼虫 Caterpillar of the Great Purple
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Ricoh GXR, S10, ASA100 (山梨県甲府市、12月23日)

► オオムラサキの越冬幼虫 Caterpillar of the Great Purple
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Ricoh GXR, S10, ASA100 (山梨県甲府市、12月23日)
» ゴマダラチョウの越冬幼虫; Over wintering caterpillar of the Japanese Circe

► ゴマダラチョウの幼虫 Caterpillar of the Japanese Circe
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Ricoh GXR, S10, ASA100 (山梨県甲府市、12月23日)
§ Afterword §
今回、オオミスジの幼虫を見つけた梅の木は、毎年安定してオオミスジを見る木で、今年の冬に越冬幼虫の撮影にチャレンジしたいと思っていた。今回は1頭だけだったとはいえ、思惑通りオオミスジの越冬幼虫を見つけることができたのは嬉しい。オオミスジの越冬幼虫は、思いのほか小さく、たしかにこの幼虫に比べるとオオムラサキやゴマダラチョウの幼虫はとても探しやすいと思う。
梅は三毒(食べ物の毒、地の毒、水の毒)を断つと昔から伝えられている。小梅と言えば「甲州小梅」というくらいに甲州(山梨県)では梅の栽培も盛んだ。あまり知られていないが、この甲州小梅という名前は商品名で、用いられる梅の品種は「甲州最小」や「竜峡小梅」というものらしい。
虫林はこのカリカリとする小梅が好みだ。

► 甲州小梅 (山梨県甲府市、12月23日)
以上、 by 虫林花山
日曜日でしかもクリスマスの日に放送大学で公開講義------欧米ならばあり得ない話だな。
でも、天皇誕生日の金曜日の午前中は講義準備もそこそこにしてフィールド散歩に行くことにした。
梅林に到着して見渡すと、驚いたことに一部の蕾がすでにほころんでいた----フライングだね。
下の写真は「梅にウグイス」ではなくて「梅にヒラタアブ」。

» オオミスジの越冬幼虫;
Over wintering caterpillar of the Large Sailer
夏に目を付けていた梅の木で、オオミスジの越冬幼虫探しにチャレンジすることにした。
写真家の海野和男さんの「小諸日記」やSpaticaさんの「ふしあな日記」で、オオミスジの越冬幼虫を何度か見たことがあるが、その記事によれば、オオミスジの幼虫は梅の樹皮に巧みに擬態している上にかなり小さい(5㎜ほど)ので、その発見難易度は越冬幼虫の中でも高いらしい。そこで、今年オオミスジを撮影したポイントの梅の木で、じっくりとオオミスジの幼虫を探してみることにした。
ポイントの梅の木に到着してみると、すでに小枝が剪定されてしまったようだ。それでも、慎重に枝をルッキングした。すでに探し始めてから30分ほど経った----何となく探し方が間違っているのだろうかと疑心暗鬼の心が芽生え始めたその時、小枝の分岐部に小さな黒い物体発見。

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Ricoh GXR, S10, ASA100 (山梨県甲府市、12月23日)
半信半疑で小枝を手繰り寄せて観察してみると、かなり表面が凸凹している幼虫だ。
ウーム、本当に小さいな(大きさは6㎜ほど)。
でも、どうやら目的のオオミスジの幼虫のようだ。

.
Canon 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400 (山梨県甲府市、12月23日)
斜め横から見ると、何とも凸凹した形。
この幼虫があの大きなオオミスジになって、空中を滑空するなんて想像もできない。

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Ricoh GXR, S10, ASA100, Trimming (+) (山梨県甲府市、12月23日)

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Canon 7D, EF 100mm F2.8L Macro IS USM, ASA400, Trimming (+)
» オオムラサキの越冬幼虫; Over wintering caterpillar of the Great Purple
オオムラサキとゴマダラチョウの越冬幼虫も探してみることにした。
両種とも大きくて、また今まで何度も撮影しているので発見はとても楽だ。
案の上、エノキの根元の枯葉を探し始めてから1分ほどでオオムラサキの幼虫を見つけることができた。

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Ricoh GXR, S10, ASA100 (山梨県甲府市、12月23日)

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Ricoh GXR, S10, ASA100 (山梨県甲府市、12月23日)

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Ricoh GXR, S10, ASA100 (山梨県甲府市、12月23日)
» ゴマダラチョウの越冬幼虫; Over wintering caterpillar of the Japanese Circe

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Ricoh GXR, S10, ASA100 (山梨県甲府市、12月23日)
§ Afterword §
今回、オオミスジの幼虫を見つけた梅の木は、毎年安定してオオミスジを見る木で、今年の冬に越冬幼虫の撮影にチャレンジしたいと思っていた。今回は1頭だけだったとはいえ、思惑通りオオミスジの越冬幼虫を見つけることができたのは嬉しい。オオミスジの越冬幼虫は、思いのほか小さく、たしかにこの幼虫に比べるとオオムラサキやゴマダラチョウの幼虫はとても探しやすいと思う。
梅は三毒(食べ物の毒、地の毒、水の毒)を断つと昔から伝えられている。小梅と言えば「甲州小梅」というくらいに甲州(山梨県)では梅の栽培も盛んだ。あまり知られていないが、この甲州小梅という名前は商品名で、用いられる梅の品種は「甲州最小」や「竜峡小梅」というものらしい。
虫林はこのカリカリとする小梅が好みだ。

以上、 by 虫林花山
オオミスジの越冬幼虫発見、おめでとうございます。
小生も以前からチャレンジしたいと思っておりました。
梅の花が咲くと探索のノイズとなって目移りする関係上、蕾状態のこの時期が最適だと推定しております。
小生も以前からチャレンジしたいと思っておりました。
梅の花が咲くと探索のノイズとなって目移りする関係上、蕾状態のこの時期が最適だと推定しております。
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fanseabさん、
コメントありがとう御座います。
オオミスジの越冬幼虫はとても小さいので、見つけるのが難しいと言われていますので、見つけた時には結構嬉しかったです。僕も以前からチャレンジしたいと思っていました。やはり発生木が特定できないと難しいと思います。うまく幼虫が見つかると良いですね。
コメントありがとう御座います。
オオミスジの越冬幼虫はとても小さいので、見つけるのが難しいと言われていますので、見つけた時には結構嬉しかったです。僕も以前からチャレンジしたいと思っていました。やはり発生木が特定できないと難しいと思います。うまく幼虫が見つかると良いですね。
オオミスジの越冬幼虫は探したいと思っているもので、11月に秩父で探したときは見つかりませんでした。
枝に巻き付くとも聞いていましたが、股のところに居るケースもあるのですね。
重厚な印象の格好いい姿ですね。
枝に巻き付くとも聞いていましたが、股のところに居るケースもあるのですね。
重厚な印象の格好いい姿ですね。
banyanさん、
コメント有難う御座います。
オオミスジの幼虫をみつけるためには、ここに確実にいるぞという気持ちが大事なように思います。海野さんのブログなどをみると、どちらかというと股のところで見つかるようです。
コメント有難う御座います。
オオミスジの幼虫をみつけるためには、ここに確実にいるぞという気持ちが大事なように思います。海野さんのブログなどをみると、どちらかというと股のところで見つかるようです。
ゴマダラチョウやオオムラサキの幼虫を見つけるのでも四苦八苦している私にはオオミスジの幼虫は難しそうですね!
それにしてもオオミスジの背中は、哀愁を感じさせると思いました。
それにしてもオオミスジの背中は、哀愁を感じさせると思いました。
これがオオミスジの越冬幼虫ですか。
初めて拝見して感激であります。
今期YODAは運良く小さい幼虫を産卵シーンの横で発見しましたが、それに比較するとさすがに大きいし、目鼻立ち?がしっかりしていて、修験者風であります。
近くにいればYODAも挑戦してみたいですのが、来春の蛹化前を狙ってみます。
初めて拝見して感激であります。
今期YODAは運良く小さい幼虫を産卵シーンの横で発見しましたが、それに比較するとさすがに大きいし、目鼻立ち?がしっかりしていて、修験者風であります。
近くにいればYODAも挑戦してみたいですのが、来春の蛹化前を狙ってみます。
ヒメオオさん、
コメント有難う御座います。
オオミスジの幼虫はゴマダラやオオムラサキに比較すると小さいので見つけるのはより難しいと思います。でも、夏の間にオオミスジが集まる木を見つけておけばかなりの確率で見つかると思います。
コメント有難う御座います。
オオミスジの幼虫はゴマダラやオオムラサキに比較すると小さいので見つけるのはより難しいと思います。でも、夏の間にオオミスジが集まる木を見つけておけばかなりの確率で見つかると思います。
yoda-1さん、
コメント有難う御座います。
僕もオオミスジの幼虫を撮影するのはこれが初めてでした。小さいので、ここにいるという信念をもって探さないと見つからないかもしれません。
産卵シーンでの小さな幼虫の方が大変ですよね。来春の蛹前のものが見つかると良いですね。僕も探してみます。
コメント有難う御座います。
僕もオオミスジの幼虫を撮影するのはこれが初めてでした。小さいので、ここにいるという信念をもって探さないと見つからないかもしれません。
産卵シーンでの小さな幼虫の方が大変ですよね。来春の蛹前のものが見つかると良いですね。僕も探してみます。
by tyu-rinkazan
| 2011-12-25 10:59
| ▣オオミスジ
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Comments(8)
