20120205 真冬の散歩道: 越冬ウラギン、オオミスジ越冬幼虫
2012年 02月 05日
Nature Diary #433
立春の候。
このところ例年に無い寒さが続いている。この寒さは、ウラギンシジミのような南国系のチョウにはかなりこたえたかもしれないな(南方系ではないが、高血圧、寒がり、おまけに軟弱な虫林には厳しかった)。そこで、前回のNDで記事にした「コンデジ+フィルムケースディフューザー」だけをポケットに入れて、2週間前に発見した4頭のウラギンシジミを寒中お見舞いすることにした。また、昨年末にやっと出会えたオオミスジチョウの越冬幼虫の様子もぜひ見に行ってみようと思う。とにかく、無事だと良いのだが----。
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ウラギンシジミ; Angled Sunbeam
山の斜面にある公園に到着し、まずは「ひこばえの葉裏で越冬していたウラギンシジミ」を探した。すぐに前回と同様の部位で見つけることができたが、相変わらず横から丸見えだ(矢印)。

► カシの葉裏で越冬するウラギンシジミ
.
An overwintering Angled Sunbeam under the oak leaf.
Ricoh GXR, S10, ASA100 (2012-Feburary-05, Kofu-shi, Yamanashi)
ウラギンシジミの越冬個体は、カシで3個体、ツバキで1個体だ。
ダンダラさんのブログ「小畦川日記」の記事で、ウラギンの越冬個体が消失したという記事を見たが、ここでは2週間前に見つけた4個体の全てが何とか無事なようだった。

► カシの葉裏で越冬するウラギンシジミ
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An overwintering Angled Sunbeam under the oak leaf.
Ricoh GXR, S10, ASA100 (2012-Feburary-05, Kofu-shi, Yamanashi)
ウラギンシジミは、4本脚(2本はたたんでいる)で体を支えながら葉裏で越冬するためか、毛に覆われた太くてたくましい脚が特徴的だ。角度によっては葉に接している部分でかぎ爪のようなものが見えたので、それを葉に入れて体を固定しているのだろうか。

► 拡大像:カシの葉裏で越冬するウラギンシジミ
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An overwintering Angled Sunbeam under the oak leaf.
Ricoh GXR, S10, ASA100 (2012-Feburary-05, Kofu-shi, Yamanashi)
オオミスジ; Large Sailer
昨年末にやっと発見できたオオミスジの越冬幼虫。
幸いなことに、枝の同じ場所に静止している幼虫を確認できた。まだ他にも発見できるかなと思い、注意深く梅の木を探したが、残念ながら追加個体は発見できなかった。

► オオミスジの越冬幼虫
.
An Over wintering catapillar of the Large Sailer.
Ricoh GXR, S10, ASA100, Flash(+) (2012-Feburary-05, Kofu-shi, Yamanashi)

► オオミスジの越冬幼虫
.
An Over wintering catapillar of the Large Sailer.
Ricoh GXR, S10, ASA100, Flash(+), Trimming(+) (2012-Feburary-05, Kofu-shi, Yamanashi)
越冬卵; Overwintering eggs
コナラの枝にオオミドリシジミの越冬卵を見つけた。下の写真の下はトリミング拡大している。コンデジは内蔵ストロボを使用すれば、越冬卵でも気軽に撮影できるのでありがたい。

► オオミドリシジミの越冬卵
.
An Overwintering egg of the Oriental Hairstreak
Ricoh GXR, S10, ASA100, Flash(+), Trimming(+) (2012-Feburary-05, Kofu-shi, Yamanashi)
この越冬卵にはゴミが付着しています。オオミドリの越冬卵を見つけた枝の近くの小枝で見つけた。
越冬芽の下ではないので、ウラナミアカシジミの可能性が高いかな?
赤系シジミ(アカシジミ、ウラナミアカ)越冬卵は、これまで見つけたことがないので自信は無い。

► ウラナミアカシジミの越冬卵
.
An Overwintering egg of the Zebra Hairstreak
Ricoh GXR, S10, ASA100, Flash(+), Trimming(+) (2012-Feburary-05, Kofu-shi, Yamanashi)
ミズイロオナガシジミの越冬卵は形が特徴的です。ここでは2卵が隣り合わせで見つかりました。写真はトリミングしていますが、解像度はまあまあかな。

► ミズイロオナガシジミの越冬卵
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An Overwintering egg of the Black-banded Hairstreak
Ricoh GXR, S10, ASA100, Flash(+), Trimming(+) (2012-Feburary-05, Kofu-shi, Yamanashi)
カシアシナガゾウムシ; Mecysolobus piceus
コナラの枝につかまって越冬するカシアシナガゾウムシを探してみる。しばらく探すと2頭ほど見つけることができた。このゾウムシを見つけると宝物でも発見したように嬉しくなる。

► カシアシナガゾウムシ
.
Mecysolobus piceus
Ricoh GXR, S10, ASA100, Flash(+) (2012-Feburary-05, Kofu-shi, Yamanashi)
§ Afterword §
このところの厳しい寒さで南国系のチョウであるウラギンシジミの越冬が危惧されたが、確認してみるとすべての個体が無事だった。この2月が正念場なので、是非とも冬を乗り越えてほしいと思う。
春はすぐそこ----と思いたい。
以上、 by 虫林花山
立春の候。
このところ例年に無い寒さが続いている。この寒さは、ウラギンシジミのような南国系のチョウにはかなりこたえたかもしれないな(南方系ではないが、高血圧、寒がり、おまけに軟弱な虫林には厳しかった)。そこで、前回のNDで記事にした「コンデジ+フィルムケースディフューザー」だけをポケットに入れて、2週間前に発見した4頭のウラギンシジミを寒中お見舞いすることにした。また、昨年末にやっと出会えたオオミスジチョウの越冬幼虫の様子もぜひ見に行ってみようと思う。とにかく、無事だと良いのだが----。
ウラギンシジミ; Angled Sunbeam
山の斜面にある公園に到着し、まずは「ひこばえの葉裏で越冬していたウラギンシジミ」を探した。すぐに前回と同様の部位で見つけることができたが、相変わらず横から丸見えだ(矢印)。

► カシの葉裏で越冬するウラギンシジミ
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An overwintering Angled Sunbeam under the oak leaf.
Ricoh GXR, S10, ASA100 (2012-Feburary-05, Kofu-shi, Yamanashi)
ウラギンシジミの越冬個体は、カシで3個体、ツバキで1個体だ。
ダンダラさんのブログ「小畦川日記」の記事で、ウラギンの越冬個体が消失したという記事を見たが、ここでは2週間前に見つけた4個体の全てが何とか無事なようだった。

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An overwintering Angled Sunbeam under the oak leaf.
Ricoh GXR, S10, ASA100 (2012-Feburary-05, Kofu-shi, Yamanashi)
ウラギンシジミは、4本脚(2本はたたんでいる)で体を支えながら葉裏で越冬するためか、毛に覆われた太くてたくましい脚が特徴的だ。角度によっては葉に接している部分でかぎ爪のようなものが見えたので、それを葉に入れて体を固定しているのだろうか。

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An overwintering Angled Sunbeam under the oak leaf.
Ricoh GXR, S10, ASA100 (2012-Feburary-05, Kofu-shi, Yamanashi)
オオミスジ; Large Sailer
昨年末にやっと発見できたオオミスジの越冬幼虫。
幸いなことに、枝の同じ場所に静止している幼虫を確認できた。まだ他にも発見できるかなと思い、注意深く梅の木を探したが、残念ながら追加個体は発見できなかった。

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An Over wintering catapillar of the Large Sailer.
Ricoh GXR, S10, ASA100, Flash(+) (2012-Feburary-05, Kofu-shi, Yamanashi)

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An Over wintering catapillar of the Large Sailer.
Ricoh GXR, S10, ASA100, Flash(+), Trimming(+) (2012-Feburary-05, Kofu-shi, Yamanashi)
越冬卵; Overwintering eggs
コナラの枝にオオミドリシジミの越冬卵を見つけた。下の写真の下はトリミング拡大している。コンデジは内蔵ストロボを使用すれば、越冬卵でも気軽に撮影できるのでありがたい。

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An Overwintering egg of the Oriental Hairstreak
Ricoh GXR, S10, ASA100, Flash(+), Trimming(+) (2012-Feburary-05, Kofu-shi, Yamanashi)
この越冬卵にはゴミが付着しています。オオミドリの越冬卵を見つけた枝の近くの小枝で見つけた。
越冬芽の下ではないので、ウラナミアカシジミの可能性が高いかな?
赤系シジミ(アカシジミ、ウラナミアカ)越冬卵は、これまで見つけたことがないので自信は無い。

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An Overwintering egg of the Zebra Hairstreak
Ricoh GXR, S10, ASA100, Flash(+), Trimming(+) (2012-Feburary-05, Kofu-shi, Yamanashi)
ミズイロオナガシジミの越冬卵は形が特徴的です。ここでは2卵が隣り合わせで見つかりました。写真はトリミングしていますが、解像度はまあまあかな。

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An Overwintering egg of the Black-banded Hairstreak
Ricoh GXR, S10, ASA100, Flash(+), Trimming(+) (2012-Feburary-05, Kofu-shi, Yamanashi)
カシアシナガゾウムシ; Mecysolobus piceus
コナラの枝につかまって越冬するカシアシナガゾウムシを探してみる。しばらく探すと2頭ほど見つけることができた。このゾウムシを見つけると宝物でも発見したように嬉しくなる。

.
Mecysolobus piceus
Ricoh GXR, S10, ASA100, Flash(+) (2012-Feburary-05, Kofu-shi, Yamanashi)
§ Afterword §
このところの厳しい寒さで南国系のチョウであるウラギンシジミの越冬が危惧されたが、確認してみるとすべての個体が無事だった。この2月が正念場なので、是非とも冬を乗り越えてほしいと思う。
春はすぐそこ----と思いたい。
以上、 by 虫林花山
ウラギンシジミ頑張っていますね。
ある程度のところまで来ると耐寒性のものだけが残るので安定するんでしょうか。
自宅付近のものも無事に越冬虫です。
GXRの卵接写もかなり良い感じですね。
ある程度のところまで来ると耐寒性のものだけが残るので安定するんでしょうか。
自宅付近のものも無事に越冬虫です。
GXRの卵接写もかなり良い感じですね。
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大変ご無沙汰しております!!
多分・・・20%位アカの可能性が残りますが・・・・ウラナミアカだと思います。
また、ウラギンシジミの生態には興味が尽きません!! 春にはフジに産卵ですよね・・・何時交尾すのでしょうか?面白いですね・・・
PS ちなみに、フィルもケースディフューザー試してみます!ありがとうございます。【ぽん!】
多分・・・20%位アカの可能性が残りますが・・・・ウラナミアカだと思います。
また、ウラギンシジミの生態には興味が尽きません!! 春にはフジに産卵ですよね・・・何時交尾すのでしょうか?面白いですね・・・
PS ちなみに、フィルもケースディフューザー試してみます!ありがとうございます。【ぽん!】
同じ日にご近所でオオミスジ越冬幼虫を探索しておりましたが、結果は坊主でした。孤立した発生木の方が発見確率が高そうですが、小生、山梨ではそのようなピンポイントの場所を見つけきっていないのです。
ウラナミアカ?の越冬卵はマジ羨ましいです。
ウラナミアカ?の越冬卵はマジ羨ましいです。
年末に栃木で撮影したアカシジミよりも精孔が大きい印象でウラナミアカで良さそうに見えますね。
ミズイロオナガも複数が並んでいるのは初めて見ました。
埼玉などで探しているのですが、この両種は見つかりません。
ミズイロオナガも複数が並んでいるのは初めて見ました。
埼玉などで探しているのですが、この両種は見つかりません。
ダンダラさん、
コメント有難うございます。
こちらのウラギンはすでに脱落し終わったのでしょうか、すべての個体が残っていました。ウラギンの持続観察もなかなか楽しいですね。
今年はいつもいる場所で見つからなかったので、少ないのかなと思っていました。GXRは24mm、GRDは28mmですので、卵の接写にはGRDの方が利があるようです。
コメント有難うございます。
こちらのウラギンはすでに脱落し終わったのでしょうか、すべての個体が残っていました。ウラギンの持続観察もなかなか楽しいですね。
今年はいつもいる場所で見つからなかったので、少ないのかなと思っていました。GXRは24mm、GRDは28mmですので、卵の接写にはGRDの方が利があるようです。
ぽんぽこさん、
こちらこそご無沙汰しています。
いつも一味ちがう貴重なコメントをいただき感謝します。ウラナミアカシジミの越冬卵の可能性が高いとのこと、とても嬉しく思います。これまで、ウラナミアカの越冬卵を探していたのですが見つからなかったのです。嬉しいな。フィルムケースのディフューザーは簡単ですが、なかなか効果があるので試されたら良いかと思います。
こちらこそご無沙汰しています。
いつも一味ちがう貴重なコメントをいただき感謝します。ウラナミアカシジミの越冬卵の可能性が高いとのこと、とても嬉しく思います。これまで、ウラナミアカの越冬卵を探していたのですが見つからなかったのです。嬉しいな。フィルムケースのディフューザーは簡単ですが、なかなか効果があるので試されたら良いかと思います。
fanseabさん、
コメント有難うございます。
オオミスジの越冬幼虫は、冬に幼虫を探すことを目的にして、夏に成虫が絡んでいる発生木を見つけておきました。見つけた梅の木は3本ほどの木が並んでいる場所です。おっしゃる通りで、近くには梅の木はありません。でも、そのような木さえわかれば、冬の楽しみが出来ますね。
ウラナミアカの越冬卵は、オオミドリの越冬卵を探していて偶然に見つかったものです。今まで見つけることができませんでした。ラッキーでした。うまく見つかると良いですね。
コメント有難うございます。
オオミスジの越冬幼虫は、冬に幼虫を探すことを目的にして、夏に成虫が絡んでいる発生木を見つけておきました。見つけた梅の木は3本ほどの木が並んでいる場所です。おっしゃる通りで、近くには梅の木はありません。でも、そのような木さえわかれば、冬の楽しみが出来ますね。
ウラナミアカの越冬卵は、オオミドリの越冬卵を探していて偶然に見つかったものです。今まで見つけることができませんでした。ラッキーでした。うまく見つかると良いですね。
banyanさん、
コメント有難うございます。
そうでうかウラナミアカシジミの可能性がやはり高そうですね。とにかく、オオミドリの越冬卵を探していて偶然に見つけたものですから本当にラッキーでした。こんど、その近くをもっと探してみようと思います。
ミズイロオナガは、昨年ご一緒したクロミの場所では最も多い越冬卵です。うまく見つかれば良いですね。
コメント有難うございます。
そうでうかウラナミアカシジミの可能性がやはり高そうですね。とにかく、オオミドリの越冬卵を探していて偶然に見つけたものですから本当にラッキーでした。こんど、その近くをもっと探してみようと思います。
ミズイロオナガは、昨年ご一緒したクロミの場所では最も多い越冬卵です。うまく見つかれば良いですね。
GRDはなかなか良さそうですね。ゼフ卵がこれだけ撮れればいう事なしだと思います。推定ウラナミアカの卵発見おめでとうございます。昔から卵探しの下手な私には羨ましい限りです。
最後のカシアシナガゾウムシの写真は秀逸だと思います。
被写体のポーズも背景も素晴らしいです。ゾウムシがとても個性的に見えます。なんだか哺乳類か有袋類みたいに見えてきますね。
最後のカシアシナガゾウムシの写真は秀逸だと思います。
被写体のポーズも背景も素晴らしいです。ゾウムシがとても個性的に見えます。なんだか哺乳類か有袋類みたいに見えてきますね。
naoggioさん、
有難うございます。今回の撮影はGRD4ではなくてGXRでした。GRDは28mm、GXRは24mmですので、最短撮影距離が同じ(1cm)の場合は28mmのGRDの方が越冬卵の撮影には向いているでしょう。
ウラナミアカシジミの卵は今まで見つけたことが無かったのですが、オオミドリと似た環境にありました。
たしかにゾウムシは拡大すると、何か別な生き物に感じますね。
有難うございます。今回の撮影はGRD4ではなくてGXRでした。GRDは28mm、GXRは24mmですので、最短撮影距離が同じ(1cm)の場合は28mmのGRDの方が越冬卵の撮影には向いているでしょう。
ウラナミアカシジミの卵は今まで見つけたことが無かったのですが、オオミドリと似た環境にありました。
たしかにゾウムシは拡大すると、何か別な生き物に感じますね。
オオミスジの越冬幼虫は見たことがありません。こんな感じでいるんですね。勉強になります。
ウラナミアカの卵はみたことがありませんが、オオミドリと同じような環境ですか。
ミズイロオナガも特徴的な模様で面白いですね。
今の季節、道路の凍結や積雪が心配で山梨方面にも行けずにいますが、kontyも探してみたいと思いました。
ウラナミアカの卵はみたことがありませんが、オオミドリと同じような環境ですか。
ミズイロオナガも特徴的な模様で面白いですね。
今の季節、道路の凍結や積雪が心配で山梨方面にも行けずにいますが、kontyも探してみたいと思いました。
konty33さん、
コメントありがとう御座います。
オオミスジの越冬幼虫はご存知のようにとても小さくて見つけにくいものです。ここ数年さがして、やっとみることが出来ました。
ウラナミアカシジミの越冬卵も見つけにくいものですね。運が良かったなと思います。
kontyさんなら両者とも見つけることができますよ。もちろん、静岡県にも良い場所が沢山ありますものね。
コメントありがとう御座います。
オオミスジの越冬幼虫はご存知のようにとても小さくて見つけにくいものです。ここ数年さがして、やっとみることが出来ました。
ウラナミアカシジミの越冬卵も見つけにくいものですね。運が良かったなと思います。
kontyさんなら両者とも見つけることができますよ。もちろん、静岡県にも良い場所が沢山ありますものね。
by tyu-rinkazan
| 2012-02-05 23:37
| ▣オオミスジ
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